JPH05222785A - 電磁遮蔽床 - Google Patents

電磁遮蔽床

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Publication number
JPH05222785A
JPH05222785A JP1198392A JP1198392A JPH05222785A JP H05222785 A JPH05222785 A JP H05222785A JP 1198392 A JP1198392 A JP 1198392A JP 1198392 A JP1198392 A JP 1198392A JP H05222785 A JPH05222785 A JP H05222785A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
electromagnetic shielding
concrete
shielding member
electromagnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1198392A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Ishikawa
石川敏行
Kichiji Yabana
矢花吉治
Masatake Nakamura
中村正武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP1198392A priority Critical patent/JPH05222785A/ja
Publication of JPH05222785A publication Critical patent/JPH05222785A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Building Environments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】低周波数帯から高周波数帯までの広帯域にわた
り遮蔽性能を確保するとともに、遮蔽作業を省力化す
る。 【構成】壁部11内に設けられる電磁遮蔽部材12と、
床部13に形成される炭素繊維等を混入した導電性コン
クリート14と、該導電性コンクリート14内に配設さ
れ、コンクリートが入ることが可能なメッシュサイズの
金属メッシュ15とを備え、前記導電性コンクリート1
4を介して壁部11の電磁遮蔽部材12と床部13の金
属メッシュ15との電気的接続を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄筋コンクリート建造
物を電磁波から遮蔽するための電磁遮蔽床に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複合電子交換機やコンピュータ等
の情報通信設備を共同利用してビル内部や外部との情報
通信が行われ、このようなマイクロエレクトロニクス化
の進展に伴い、ビルの内外から電磁波ノイズの影響を受
けるケースが増大しており、従来、この問題を解決する
ために、鉄筋コンクリート建造物の壁に、電磁遮蔽部材
を設けることにより電磁波を遮蔽するようにしている。
電磁遮蔽部材としては、色々の種類があり、目的とした
周波数帯、性能に適した場所に用いられている。例え
ば、金属メッシュはそのメッシュサイズにより、低周波
帯(10KHZ)から、UHF、SHF(数GHZ)ま
でよく使われ、また、金属板、金属箔などは、低い周波
数帯から高い周波数帯まで広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、鉄筋コ
ンクリート建造物の壁部および床部の電磁遮蔽を行う場
合、低い周波数帯から高い周波数帯までの電磁波を遮蔽
するために、電磁遮蔽部材として金属板、金属箔などを
用いると、壁部と床部とが構造的に遮断されているため
電気的接続が困難であるという問題を有し、また、電磁
遮蔽部材として金属メッシュを用いると、メッシュサイ
ズを小さくするとコンクリートが入らず、ひび割れ等の
構造的欠陥を生じるため、メッシュサイズが小さなもの
は使えず、その結果、高周波数帯での電磁遮蔽性能を上
げることができないという問題を有している。
【0004】また、図4に示すように、壁部1には金網
2からなる電磁遮蔽部材を用い、床部3は金属板からな
るデッキプレート4を電磁遮蔽部材として用い、壁部1
と床部3の電気的接続を行う場合、金網2を床部3の配
筋5をまたいでデッキプレート4に接続するために、金
網2に切れ目を入れて、床部3の中に手作業で入れてお
り、非常に手間のかかる作業となっている。
【0005】本発明は上記問題を解決するものであっ
て、低周波数帯から高周波数帯までの広帯域にわたり遮
蔽性能を確保するとともに、遮蔽作業を省力化できる電
磁遮蔽床を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の請
求項1に記載の電磁遮蔽床は、壁部11内に設けられる
電磁遮蔽部材12と、床部13に形成される炭素繊維等
を混入した導電性コンクリート14と、該導電性コンク
リート14内に配設され、コンクリートが入ることが可
能なメッシュサイズの金属メッシュ15とを備え、前記
導電性コンクリート14を介して壁部11の電磁遮蔽部
材12と床部13の金属メッシュ15との電気的接続を
行うことを特徴とする。
【0007】また、本発明の請求項2に記載の電磁遮蔽
床は、壁部11内に設けられる電磁遮蔽部材12と、床
部13に設けられる電磁遮蔽部材16と、床部13に形
成されるコンクリート19と、壁部との結合部に形成さ
れる炭素繊維等を混入した導電性コンクリート14とを
備え、該導電性コンクリート14を介して壁部11の電
磁遮蔽部材12と床部13の電磁遮蔽部材16との電気
的接続を行うことを特徴とする。
【0008】さらに、前記床部13に設けられる電磁遮
蔽部材を金属メッシュまたは導電性コンクリートからな
る型枠20と兼用してもよい。なお、上記構成に付加し
た番号は、理解を容易にするために図面と対比させるた
めのもので、これにより本発明の構成が何ら限定される
ものではない。
【0009】
【作用】本発明においては、例えば図1に示すように、
電磁遮蔽部材12、15の電気的接続が簡単であるとと
もに、導電性コンクリート14により高周波数帯での電
磁遮蔽性能を上げ、金属メッシュ15により低高周波数
帯での電磁遮蔽性能を上げることができ、低周波数帯か
ら高周波数帯までの広帯域にわたり遮蔽性能を確保する
ことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は、本発明の電磁遮蔽床の1実施例を示す
断面図である。鉄筋コンクリート建造物の壁部11内に
は、金属板、金属箔、金属メッシュ等の電磁遮蔽部材1
2を設け、床部13は、炭素繊維等を混入した導電性コ
ンクリート14内に、コンクリートが入ることが可能な
メッシュサイズの金属メッシュ15を配設し、導電性コ
ンクリート14を介して壁部11の電磁遮蔽部材12と
床部13の金属メッシュ(電磁遮蔽部材)15との電気
的接続を行っている。従って、本実施例によれば、遮蔽
部材の電気的接続が簡単であるとともに、導電性コンク
リート14により高周波数帯での電磁遮蔽性能を上げ、
金属メッシュ15により低高周波数帯での電磁遮蔽性能
を上げることができ、低周波数帯から高周波数帯までの
広帯域にわたり遮蔽性能を確保することができる。
【0011】図2は、本発明の他の実施例を示す断面図
である。本実施例においては、床部13は、金属板から
なるデッキプレート16上に配筋17を敷設して普通の
コンクリート19を打設し、壁部1との結合部に前記導
電性コンクリート14を打設し、導電性コンクリート1
4を介して壁部11の電磁遮蔽部材12と床部13のデ
ッキプレート(電磁遮蔽部材)16との電気的接続を行
うようにしている。従って、従来のように壁部と床部の
電気的接続を行う場合に、金網を床部の配筋をまたいで
デッキプレートに接続する必要がなく、遮蔽作業を省力
化できる。
【0012】ために、金網2に切れ目を入れて、床部3
の中に手作業で入れており、非常に手間のかかる作業と
なっている。
【0013】図3は、本発明の他の実施例を示す断面図
であり、金属メッシュまたは導電性コンクリートからな
る型枠20を大梁21、小梁22を形成するように製作
し、型枠20内にコンクリート19を打設するものであ
る。本実施例においては、型枠20を電磁遮蔽部材とし
て兼用できるため、遮蔽作業を省力化できる。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、壁部内に設けられる電磁遮蔽部材と、床部に形
成される炭素繊維等を混入した導電性コンクリートと、
該導電性コンクリート内に配設され、コンクリートが入
ることが可能なメッシュサイズの金属メッシュとを備
え、前記導電性コンクリートを介して壁部の電磁遮蔽部
材と床部の金属メッシュとの電気的接続を行うようにし
たため、低周波数帯から高周波数帯までの広帯域にわた
り遮蔽性能を確保するとともに、遮蔽作業を省力化でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁遮蔽床の1実施例を示す断面図
【図2】本発明の電磁遮蔽床の他の実施例を示す断面図
【図3】本発明の電磁遮蔽床の他の実施例を示す断面図
【図4】従来の電磁遮蔽床の例を示す断面図
【符号の説明】
11…壁部、12…電磁遮蔽部材、13…床部、14…
導電性コンクリート 15…金属メッシュ、16…デッキプレート(電磁遮蔽
部材)、20…型枠

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁部内に設けられる電磁遮蔽部材と、床部
    に形成される炭素繊維等を混入した導電性コンクリート
    と、該導電性コンクリート内に配設され、コンクリート
    が入ることが可能なメッシュサイズの金属メッシュとを
    備え、前記導電性コンクリートを介して壁部の電磁遮蔽
    部材と床部の金属メッシュとの電気的接続を行うことを
    特徴とする電磁遮蔽床。
  2. 【請求項2】壁部内に設けられる電磁遮蔽部材と、床部
    に設けられる電磁遮蔽部材と、床部に形成されるコンク
    リートと、壁部との結合部に形成される炭素繊維等を混
    入した導電性コンクリートとを備え、該導電性コンクリ
    ートを介して壁部の電磁遮蔽部材と床部の電磁遮蔽部材
    との電気的接続を行うことを特徴とする電磁遮蔽床。
  3. 【請求項3】前記床部に設けられる電磁遮蔽部材は、金
    属メッシュまたは導電性コンクリートからなる型枠であ
    ることを特徴とする請求項2に記載の電磁遮蔽床。
JP1198392A 1992-01-27 1992-01-27 電磁遮蔽床 Pending JPH05222785A (ja)

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JP1198392A JPH05222785A (ja) 1992-01-27 1992-01-27 電磁遮蔽床

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JP1198392A JPH05222785A (ja) 1992-01-27 1992-01-27 電磁遮蔽床

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JPH05222785A true JPH05222785A (ja) 1993-08-31

Family

ID=11792835

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JP1198392A Pending JPH05222785A (ja) 1992-01-27 1992-01-27 電磁遮蔽床

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JP (1) JPH05222785A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002138593A (ja) * 2000-11-01 2002-05-14 Kajima Corp 電磁遮蔽壁体の構築方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002138593A (ja) * 2000-11-01 2002-05-14 Kajima Corp 電磁遮蔽壁体の構築方法

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