JPH0522130A - Pllロツク検出回路 - Google Patents

Pllロツク検出回路

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JPH0522130A
JPH0522130A JP3200256A JP20025691A JPH0522130A JP H0522130 A JPH0522130 A JP H0522130A JP 3200256 A JP3200256 A JP 3200256A JP 20025691 A JP20025691 A JP 20025691A JP H0522130 A JPH0522130 A JP H0522130A
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pll
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政美 河村
Toshito Habuka
敏人 羽深
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/025Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two

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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】高精度のPLLロック検出信号を得るととも
に、平滑回路を削除できるPLLロック又はアンロック
検出回路を提供すること。 【構成】入力信号Finを受けてプログラマブルカウン
タ2から出力される1/N分周信号nと入力信号Fin
を受けるフリップフロップ3から出力される入力信号の
一周期に相当する信号Fiと入力信号Finの反転信号
とを受けてフリップフロップ4から出力されるバーFi
より1/2周期遅延されたバーFi′信号と基準周波数
信号REFとを受けてロック検出信号を出力するロック
検出回路。 【効果】ディジタル論理回路的な信号処理によりPLL
ロック状態を判別できるものであるため、判定レベルの
バラツキの影響を受けることなく、かつ平滑回路を必要
としない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、PLL(フェーズ・
ロックド・ループ)周波数シンセサイザにおけるPLL
ロック検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】PLL周波数シンセサイザにおけるPL
Lループを構成するディジタル式の位相検波回路として
例えば、図1に示すような位相検波回路1が米国特許
4,110,694号公報によって公知である。
【0003】この位相検波回路1の出力PD1,PD2
NAND回路G10に入力し、その出力をNチャンネルM
ISFET(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)Qの
ゲート電極に印加して、MISFETQのドレイン出力
信号を平滑回路R1,C1で平滑することによりPLLロ
ック検出信号を得ることが、この発明に先立って提案さ
れている。
【0004】上記回路において、PLLループがロック
状態では、周知のように位相検波出力PD1,PD2は一
致するものであるが、多少の時間ずれによりNAND回
路G10の出力には、ヒゲ状のパルスが出力される。そこ
で、平滑回路で平滑することにより、平均値を求めてP
LLロック検出信号を得るものである。
【0005】またこの提案回路は平滑回路を必要とする
ものであるので、モノリシックIC化に際して、外付端
子P1及び外付部品R1,C1が必要となるという欠点及
び判定レベルのバラツキの影響を受けるという欠点があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、高
精度のPLLロック検出信号を得るとともに、平滑回路
を削除することができるPLLロック(又はアンロッ
ク)検出回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の基本的特長に
よれば、PLL周波数シンセサイザにおけるプログラマ
ブルカウンタの1/N分周出力パルス幅の略1/2に相
当する時間だけ遅らせて形成されたパルス信号が、基準
周波数パルスによってサンプリングされる。
【0008】この発明の他の基本的特徴によれば、PL
L周波数シンセサイザを構成する位相検波回路、又はこ
れと同様な構成の位相検波回路の出力パルスが所定のタ
イミング信号でサンプリングされたパルス列における連
続したロック状態をもってPLLロック検出信号とされ
る。
【0009】
【作用】ディジタル論理回路的な信号処理によりPLL
ロック状態を判別できるものであるため、判定レベルの
バラツキの影響を受けることなく、かつ平滑回路を必要
としない。
【0010】従って、このPLLロック検出回路を含む
PLL周波数シンセサイザをモノリシックIC化する場
合には、外付端子、外付部品の削減を図ることができ
る。
【0011】
【実施例】以下、この発明を実施例とともに詳細に説明
する。
【0012】図2は、この発明の一実施例を示すブロッ
ク図である。
【0013】この実施例では、プログラマブルカウンタ
2は、1/N分周出力言い換えればN個のパルス計数出
力信号が入力端子Dに印加され、プログラマブルカウン
タ2の入力信号FINがクロック端子φに印加されたD型
フリップフロップ回路3を設けて、このフリップフロッ
プ回路3の出力Qから入力信号FINの一周期に相当する
パルス幅を有し、1/Nに分周された出力パルスバーF
iを形成し、N値プリセットゲートパルスとして用いる
とともにインバータ回路IVにより反転して、図1に示
した位相検波回路1の一方の入力Fiに印加する。
【0014】この位相検波回路1の他方の入力には、基
準周波数REFが印加され、その出力PD1,PD2はn
チャンネルMISFET(絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスタ)Q2,pチャンネルMISFETQ1のゲートに
それぞれ印加され、それぞれのドレインが共通に出力端
子P2に接続される。
【0015】そして、この出力回路を通した位相検波出
力はループフィルタ6で直流電圧化され、電圧制御型発
振回路(以下、VCOと略す)7の制御入力端子に印加
される。このVCO7の出力は、端子P3を介してプロ
グラマブルカウンタ2の入力信号FINとして印加される
とともに、例えば、ラジオ受信装置における局部発振周
波数信号fLOCとして用いられる。
【0016】上記PLLループの動作により、位相検波
回路1の入力信号FiとREFとの周波数(位相)が一
致するように、VCO7は制御される。したがって、V
CO7の発振周波数は、PLLループがロックしたとき
に、N倍の基準周波数REFと等しくすることのができ
る。
【0017】このようなPLL周波数シンセサイザにお
いてPLLロック検出回路を構成するため、この実施例
では、上記D型フリップフロップ回路3の出力信号バー
Fiが入力端子Dに印加され、プログラマブルカウンタ
2の入力信号FINの反転信号がクロック端子φに印加さ
れたD型フリップフロップ回路4と、このフリップフロ
ップ回路4の出力信号バーFi′が入力端子Dに印加さ
れ、反転された基準周波数信号REFがクロック端子φ
に印加されたD型フリップフロップ回路5とが設けられ
る。そして、このフリップフロップ回路5の出力Qよ
り、ロック検出信号LOCKを得るものである。
【0018】以下、この実施例回路の動作を図3に示さ
れた動作波形図を参照して説明する。
【0019】プログラマブルカウンタ2からの分周出力
は、通常カウントアップ又はカウントダウンのクリア信
号として得られる。この実施例では、特に限定されない
が、ダウンカウンタ回路が用いられ、その係数内容が2
のときにローレベルとなる出力信号nがフリップフロッ
プ回路3に伝えられる。
【0020】このときに、この出力信号nのローレベル
の立ち下がりには遅れ時間tdがあるため、フリップフ
ロップ回路3は、このローレベルを次の周期の入力パル
スFINの立ち下がりエッジで読み取りローレベルとな
る。したがって、フリップフロップ回路3の出力信号バ
ーFiは、プログラマブルカウンタ2の計数内容が1の
ときにローレベルとなる。そして、この出力信号バーF
iでプリセットゲート回路を開いてプログラマブルカウ
ンタ2にN値をセットする。このためプログラマブルカ
ウンタ2の内容は1からNに変化する。また、このN値
の入力により、あるいはカウンタの計数内容が1になる
ことより、いずれか早い方のタイミングに従ってプログ
ラマブルカウンタ2の出力信号nはハイレベルに変化す
る。このときにも上記同様の遅れ時間があるため、フリ
ップフロップ回路3の出力信号バーFiは、次の周期の
入力パルスFINの立ち上りエッジで上記ハイレベル読み
取る。したがって、入力パルスFINの一周期間ローレベ
ルとなる分周出力バーFiがえられる。この分周出力バ
ーFiのハイレベルでプログラマブルカウンタ2のプリ
セット状態が解除されるため、プリセット内容N′から
ダウンカウント動作を行なう。この動作説明では、新た
なN値、例えばN+1=N′がセットされた場合を示し
ている。
【0021】一方、上述のようにして形成された1/N
分周出力バーFiがp型フリップフロップ回路4の入力
端子Dに印加され、かつ上記入力信号FINの反転信号を
形成するインバータ回路INの出力信号がD型フリップ
フロップ回路4のクロック端子φに印加されるとD型フ
リップフロップ回路4の出力信号バーFi′は、上記1
/N分周信号バーFiに対して、上記入力信号FINの半
周期分遅らされたものとなる。すなわち、D型フリップ
フロップ回路4は、クロックパルスのフロントエッジで
入力信号を取り込むものである。
【0022】そして、このクロックパルスは、インバー
タ回路INで入力信号FINを反転させたものであること
より入力信号FINについてみれば、そのバックエッジ
(立ち下り)で、D型フリップフロップ回路4が、上記
1/N分周信号バーFiを取り込むこととなるからであ
る。
【0023】したがって、D型フリップフロップ回路4
の出力信号バーFi′は、上記1/N分周信号バーFi
に対してそのパルス幅の1/2に相当する時間だけ遅延
させられたパルス幅(ローレベル期間)とすることがで
きる。
【0024】一方、PLLロック状態では、基準周波数
信号REFと、上記1/N分周信号バーFiを反転回路
IVで反転させ位相検波回路1へ入力して得られるパル
スFiとの位相が一致する。具体的に言うと、両パルス
REF,Fiのバックエッジ(立ち下り)が一致する。
【0025】このロック状態は、D型フリップフロップ
回路5により高精度に検出できる。D型フリップフロッ
プ回路5の入力端子Dには、上記D型フリップフロップ
回路4の出力信号バーFi′が印加され、クロック端子
φには、反転回路IVで反転された基準周波数信号バー
REFが印加されている。したがって、D型フリップフ
ロップ回路5は、基準周波数信号REFについてみれ
ば、その立ち下りエッジに同期して、上記信号バーF
i′を取り込むものである。そして、PLLロック状態
では、上述のように両パルスREF,Fiのバックエッ
ジが一致しており、上記信号バーFi′のローレベル期
間は、パルスFiに対して、そのパルス幅(ハイレベル
期間)の1/2に相当する時間だけ遅延させられてい
る。
【0026】したがって、D型フリップフロップ回路5
のサンプリングタイミングである基準周波数REFのバ
ックエッジは、取り込み入力信号である上記信号バーF
i′のローレベル期間の中点に一致するものとなる。
【0027】例えば、以前の上述のようなD型フリップ
フロップ回路5でのサンプリング動作によって、基準周
波数REFのバックエッジに対して、上記分周出力信バ
ーFi′がローレベルであるPLLロック状態では、D
型フリップフロップ回路5の非反転出力信号Qから得ら
れるロック検出信号LOCKはローレベルのまま変化せ
ず、反転出力端子バーQから得られるアンロック検出信
号バーLOCKはハイレベルのまま変化しない。
【0028】そして、上記のように新たなプリセット情
報N′(N+1)をプログラマブルカウンタ2に入力し
たときには、基準周波数REFは一定の周期であるのに
対してプログラマブルカウンタ回路2とフリップフロッ
プ回路3とで形成された分周出力バーFiは、入力パル
スFNの一周期分だけ遅れる(△θ)。したがって、基
準周波数REFのバックエッジでの分周出力バーFi′
はハイレベルとなるため、上述のようなサンプリング動
作によってD型フリップフロップ回路5から得られるロ
ック検出信号LOCKはハイレベルに、アンロック検出
信号バーLOCKはローレベルに変化して、アンロック
状態の検出が行なわれる。上記基準周波数REFと分周
出力Fiとのバックエッジの位相差△θは、位相検出回
路1で検出され、VCO7の発振周波数を高くする方向
に制御する。このようなPLLループの動作によって再
び両者の位相が一致させられる。
【0029】この遅延された1/N分周出力パルスバー
Fi′は、1/N分周出力パルスバーFi(Fi)に追
従するものであるため、位相検波回路1における両入力
信号FiとREFとの位相差が、上記入力信号FINの半
周期以内の位相ずれにあるときは、ロック状態であると
判定するものである。
【0030】この実施例では、上述のようにディジタル
論理回路的な信号処理によりPLLロック状態を判別で
きるものであるため、判定レベルのバラツキの影響を受
けることなく、かつ平滑回路を必要としない。
【0031】したがって、このPLLロック検出回路を
含むPLL周波数シンセサイザをモノリシックIC化す
る場合には、外付端子,外付部品の削減を図ることがで
きる。
【0032】なお、このPLLロック検出信号は、例え
ば、PLL周波数シンセサイザチューナを有するFM/
AMラジオ受信装置に適用した場合、オートスキャン動
作におけるN値更新、又は音声ミュートの制御信号等と
して利用される。
【0033】図4は、この発明の他の一実施例を示すブ
ロック図である。
【0034】この実施例ブロック図には、PLLロック
検出回路のみが示されている。
【0035】この実施例では、前記図1に示したPLL
ロック検出回路におけるNチャンネルMISFETQと
平滑回路とに替え、D型フリップフロップ回路8と、シ
フトレジスタ9とNORゲート回路G11とが用いられ
る。すなわち、前記説明した位相検波回路1の出力信号
PD1,PD2がそれぞれ入力端子に印加されたNAND
ゲート回路G10と、このNANDゲート回路G10の出力
信号が入力端子Dに印加され、クロック端子φにサンプ
リングパルスφsが印加されたD型フリップフロップ回
路8と、上記サンプリングパルスφsをシフトクロック
パルスとして、上記D型フリップフロップ回路8の出力
信号Qを受けるシフトレジスタ9と、このシフトレジス
タ9における各段の保持信号S1〜S5を受けるNORゲ
ート回路G11とによりPLLロック検出回路が構成され
る。上記サンプリングパルスφsは、例えば前記PLL
回路における基準周波数信号REFと同一の周波数のパ
ルスとして形成される。
【0036】この実施例回路の動作は、図5の動作波形
図に従って説明する。
【0037】位相検波回路1の各出力信号PD1,PD2
の論理レベルが共にローレベル(“1”)のとき、ロッ
ク状態であり、NANDゲート回路G10の出力信号はハ
イレベル(“0”)になる。今、第1個目のサンプリン
グタイミングで、ロック状態を示すハイレベル信号がD
型フリップフロップ回路8に入力されると、このフリッ
プフロップ回路8の出力信号Qは、ハイレベルとなる。
【0038】そして、第2個目のサンプリングタイミン
グでシフトレジスタ9の初段回路に上記ハイレベル信号
を移送するとともに、第2回目のサンプリングを行な
う、このとき、ロック状態から逸脱し、又は上記ロック
検出が誤動作により生じたものであることによって、ア
ンロック状態のローレベルを取り込むと、フリップフロ
ップ回路8の出力信号Qは再びローレベルに変化する。
【0039】次に、第3個目のサンプリングタイミング
ではシフトレジスタ9では、初段回路のハイレベル保持
レベルが第2段回路に移送され、初段回路には上記ロー
レベルのフリップフロップ回路8の出力信号が移送され
る。そして、このサンプリングタイミングで再びロック
状態を示すハイレベルが形成されていると、このハイレ
ベルがフリップフロップ回路に取り込まれる。
【0040】以下、連続してD型フリップフロップ回路
8のサンプリングによってロック状態を示すハイレベル
が取り込まれると、シフトレジスタ9でのデータ転送動
作によって、第8個目のサンプリングタイミングで、第
3個目のサンプリングタイミングで取り込んだロック状
態を示すハイレベル信号が最終段回路まで伝えられる。
【0041】このときに、シフトレジスタ9の各段の出
力信号S1〜S5がすべてハイレベル(“0”)となるた
め、NORゲート回路G11からローレベルのロック検出
信号LOCKが形成される。
【0042】このようにして、この実施例では5回連続
してロック状態がサンプリングされたことをもって、初
めてローレベルのロック検出信号LOCKが形成され
る。
【0043】シフトレジスタ9をn段とすれば、n回連
続してロック状態がサンプリングされたことをもってロ
ック検出信号LOCKを形成することができる。
【0044】したがって、このPLLロック検出回路
は、位相検波回路1における出力信号PD1,PD2の出
力レベルが、偶発的にロック状態を示した場合等では応
答せず、安定にロック状態にあるときのみ、ローレベル
のロック検出信号LOCKを出力させることができ、P
LLの安定なロック状態を検出することができる。
【0045】このシフトレジスタ9は、実質的にサンプ
リングパルスφsを計数するものであることに着目し
て、カウンタ回路を用いることにより等価な動作を行な
わせることができる。すなわち、上記サンプリングパル
スφsのような一定のパルス信号を入力とするカウンタ
回路のリセット信号として、上記NANDゲート回路に
おけるアンロック検出レベルを用いる。そして、このカ
ウンタ回路のオーバーフロー(カウントアップ)信号を
ロック検出信号LOCKとする。この場合には、カウン
トアップに要する時間だけ、連続してロック状態が継続
しているか否かを判別するものである。このように、カ
ウンタ回路を用いた場合には、上記シフトレジスタを用
いる場合に比べて回路の簡素化を図ることができる。
【0046】すなわち、シフトレジスタを用いる場合の
シフトクロックパルスを計数すべき入力パルス信号とす
る2進カウンタでは、n段のフリップフロップ回路によ
って、2n段のシフトレジスタに相当させることができ
るからである。
【0047】なお、これらの実施例回路は、前述のよう
に平滑回路を削減できることの他、位相検波回路1をP
LLループを構成する位相検波回路とは別に設けるもの
とする場合には、前述のようにディジタル式の位相検波
回路が複雑な構成であることより、図2の実施例回路と
組み合せることによって、PLLロック検出回路として
の回路の簡素化をも図ることができる。
【0048】図6には、この発明をPLL周波数シンセ
サイザを利用したFM/AMラジオ受信装置に適用した
場合の一実施例を示すブロック図が示されている。
【0049】18fは、FMラジオチューナー回路であ
り、RF増幅段,混合段,FM中間周波増幅段,FM検
波段及びFMステレオ復調段が含まれる。
【0050】18aは、AMラジオチューナ回路であ
り、RF増幅段,混合段,AM中間周波増幅段及びAM
検波段が含まれる。
【0051】上記混合段への局部発振周波数fLF,fLA
を形成するにあたり、PLL周波数シンセサイザが利用
される。
【0052】すなわち、これらの局部発振回路は、バラ
クタ等を利用したVCO7f,7aによってそれぞれ構
成される。FM用の局部発振周波数fLFは、高周波であ
ることより、分周回路(プリスケーラ)9によって分周
され、AM用の局部発振周波数fLAとともに、それぞれ
切り換え回路17に入力され、選択的にプログラムカウ
ンタ2の入力信号FINとして印加される。このプログラ
ムカウンタ2の出力側には、前記同様のフリップフロッ
プ回路3が設けられ、その出力パルスFiがインバータ
回路IVで反転されて、位相検波回路1の一方の入力に
印加される。一方、増幅回路11と、バイアス抵抗R2
及び水晶振動子XとコンデンサC4,C5とで構成された
基準周波数発振回路の出力信号は、分周回路12及び可
変分周回路13を通して分周され、位相検波回路1の他
方の入力に印加される基準周波数信号REFに変換され
る。この位相検波回路1の検波出力は、ループフィルタ
6によって直流電圧VDCに変換されて、上記局部発振回
路を構成するVCO7f,7aの制御入力端子及びRF
増幅段における段間選択回路に印加される。
【0053】上記可変分周回路13は、分周比切り換え
回路14で制御され、複数種類の基準周波数信号REF
を選択的に形成する。例えば、基準周波数発振回路の発
振周波数を11.52MHzとすると、分周回路12で
1/27に分周して90KHzに変換する。そして、可
変分周回路13で1/9,1/10,1/18,1/2
0に選択的に分周して、10KHz,9KHz,5KH
z,4.5KHzの異なる周波数の基準周波数REFを
選択的に形成する。
【0054】したがって、AM受信時には、N×REF
の局部発振周波数fLAが形成され、FM受信時には、プ
リスケーラ9の分周比をN′とすると、N×N′×RE
Fの局部発振周波数fLFが形成される。
【0055】16は、プログラムカウンタ2のN値を保
持するラッチ回路であり、プログラムカウンタ2は、こ
のN値を取り込んで繰り返し計数動作を行なうことによ
り、1/N分周動作がなされる。
【0056】15は、制御回路であり、例えば、マイク
ロコンピュータで構成され、上記ラッチ回路12へのN
値を2進化10進符号BCDで送出したり、受信動作の
ための各種制御信号、例えば、上記分周比切り換え制御
信号C,FM/AM切り換え制御信号等を形成する。
【0057】この実施例において、PLLロック検出回
路として、前記図2に示したのと同様のフリップフロッ
プ回路4,5が設けられる。そして、前記説明したよう
なサンプリング動作を行なうフリップフロップ回路5の
ロック検出信号におけるアンロックレベルをリセット信
号としてカウンタ回路10に印加し、カウンタ回路10
の入力端子INには、制御回路15の所定のタイミング
パルスφTが印加される。そして、このカウンタ回路1
0のオーバーフロー信号OUTをロック検出信号LOC
Kとして、制御回路15に入力する。
【0058】このように、カウンタ回路10を設けたの
は、前述したように安定したロック状態であることを判
別して、ロック検出信号LOCKを形成するためであ
る。すなわち、アンロック状態の下での一時的なロック
検出信号LOCKが出力されるのを防止するためであ
る。
【0059】このロック検出信号は、オートサーチ動作
におけるN値更新タイミング信号として利用される。
【0060】すなわち、N値更新に際して、PLLルー
プがロック状態であり、かつ、受信局がないことを判別
してN値を更新させる必要があるからである。
【0061】また、FM/AMチューナ回路1,2への
ミュート信号を形成するため利用される。これは、局間
における雑音出力を禁止するものであり、例えば、PL
Lループがアンロック状態では、正確に同調が取れてい
ないときであるので、局間の雑音を消去するための音声
出力をミュートする。
【0062】なお、上述のようなオートサーチ動作時で
は、ロック状態でも受信局がない場合は、受信局検出信
号によってミュート動作が行なわれる。
【0063】上記PLL周波数シンセサイザを構成する
各回路ブロックのうち、点線ICで囲まれた部分は、周
知の半導体製造方法によって、1チップのシリコン基板
上に形成される。そして、丸で囲まれた数字は、端子番
号を示している。ただ、制御回路の入力端子6と7と
は、端子群として構成され、入力端子6は、選局データ
(N値)、及び各種動作モード信号が入力され、端子7
からは、受信局のディジタル数字表示信号及び、ミュー
ト制御信号等が出力される。
【0064】そして、各チューナ回路18f,18aか
らの音声出力は、切り換回路19を介して低周波電力増
幅回路20に選択的に入力される。なお、ステレオ再生
のための低周波電力増幅回路、スピーカーは、省略され
ている。
【0065】
【発明の効果】この実施例回路のように、PLLロック
検出信号が、モノリシックIC内で処理される場合には
平滑回路の削減によって、外付端子および外付部品を削
減することができる。特に、この実施例のように、多機
能を1チップIC化とする場合には外付端子の制約が大
きいため、上記外付端子の削減を図ることは、極めて有
役である。
【0066】この発明は、前記実施例回路に限定され
ず、1/N分周出力パルスを、そのパルス幅の略1/2
に遅延させる手段、及び、PLLロック検出のためのサ
ンプリング手段は、前述のような動作を行なうものであ
れば、何であってもよい。
【0067】この発明は、PLL周波数シンセサイザに
おけるPLLロック検出回路として広く利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に先立って提案されたPLLロック検
出回路の回路図。
【図2】この発明の一実施例を示すブロック図。
【図3】図2の動作波形図。
【図4】この発明の他の一実施例を示すブロック図。
【図5】図4の動作波形図。
【図6】この発明をFM/AMラジオ受信装置に適用し
た場合の一実施例を示すブロック図。
【符号の説明】
1…位相検波回路、2…プログラムカウンタ、3〜5…
D型フリップフロップ回路、6…ループフィルタ、7
f,7a…VCO、8…D型フリップフロップ回路、9
…プリスケーラ、10…カウンタ回路、11…増幅回
路、12…分周回路、13…可変分周回路、14…分周
比切り換え回路、15…制御回路、16…ラッチ回路、
17…切り換え回路、18f…FMチューナ回路、18
a…AMチューナ回路、19…切り換え回路、20…低
周波電力増幅回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】PLL周波数シンセサイザにおけるPLL
    ロック検出回路において、PLL周波数シンセサイザか
    ら出力される局部発信周波数の1/n分周出力パルスの
    遅延信号と、基準周波数信号とをサンプリングすること
    によりロック状態を検出することを特徴とするPLLロ
    ック検出回路。
  2. 【請求項2】上記1/n分周出力パルスは、上記局部発
    信周波数を受けて計数するプログラマブルカウンタから
    出力される出力パルスであることを特徴とする請求項1
    記載のPLLロック検出回路。
  3. 【請求項3】PLLロック検出回路は、上記1/n分周
    出力パルスの遅延信号と基準周波数信号とを受けてロッ
    ク検出信号を生成するフリップフロップ回路により構成
    されることを特徴とする請求項1及び請求項2記載のP
    LLロック検出回路。
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