JPH05220318A - 集塵方法および集塵装置 - Google Patents

集塵方法および集塵装置

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JPH05220318A
JPH05220318A JP2930492A JP2930492A JPH05220318A JP H05220318 A JPH05220318 A JP H05220318A JP 2930492 A JP2930492 A JP 2930492A JP 2930492 A JP2930492 A JP 2930492A JP H05220318 A JPH05220318 A JP H05220318A
Authority
JP
Japan
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damper
current value
motor
dust
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP2930492A
Other languages
English (en)
Inventor
Yorihisa Aiuchi
頼久 相内
Tadatoshi Saeda
忠利 佐枝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
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Publication of JPH05220318A publication Critical patent/JPH05220318A/ja
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 製鋼工場の集塵装置のようにブロアの負荷の
変動が大きい集塵装置において、ブロア駆動モーターの
負荷電流の量を測定し、それを設定値(モーターの定格
最大電流と同等またはそれ以下)と比較して、その結果
を信号に変えてダンパー駆動手段を制御する。 【効果】 従来のダンパー開度を制限していた手法よ
り、ブロア能力をフルに発揮させることができ、負荷の
変動に即応した排気ガス吸引が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工場建屋内の集塵のた
めの設備の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば電気炉による製鋼を行なう工場
においては、操業に伴って発生する排ガスを無害化して
放出可能にするとともに、作業環境を良好に保つため、
建屋全体および局所的な集塵装置を設け、ダクトを通じ
てブロアで吸引した空気をフィルターに通す処理を行な
っている。
【0003】排気の風量は、通常、ダクトの途中に設け
たダンパーの開度を変えることによって調節している。
集塵装置使用の実際は、たとえば電気炉の蓋を開いた
ときなどは強力に排気する必要があるのに対し、それ以
外の時間はさして強力な排気の必要がないなど、負荷の
変動が著しい。 負荷は、吸引すべき風量だけで決定さ
れるわけでなく、高温の排ガスであれば、(体積膨脹に
より)風量は増大していても、その吸引に要するエネル
ギーはほとんど変らない(つまり、吸引すべきガスの質
量を基準にして負荷を考えればよい)ことは、よく知ら
れているとおりである。
【0004】従来は、ブロアを駆動するモーターが過負
荷となることを避けるため、ブロア入口において風量が
一定限度を超えないように、ダンパーの最大開度を制限
していた。 この最大開度は、モーターに許容される最
大負荷に対応して決定されるものである。 図1に示す
ように、製鋼工場で複数の炉を並行して操業していると
き、ある炉の蓋を開いたとすると、そこで吸引量を増大
したいから、局所吸引ダンパー(2A,2B,2C)の
ひとつ(2C)の開度を大きくするが、元ダンパー
(2)の開度が制限されているために、吸引量を増大す
ることができない。炉蓋を開いたときの排気は当然に温
度が高まり、通常50℃以上、ときには200℃を超え
る温度に達する。 一方、元ダンパーの最大開度は常時
吸引する空気の温度にもとづいて決定され、寒冷時には
温度5〜10℃を基準に設定されることが多く、この対
比からわかるとおり、ブロアのモーターは炉蓋開放時に
は最大負荷に達しない負荷で運転されている。
【0005】見方を変えれば、この場合には元ダンパー
の開度をもっとも大きくして吸引量を増しても、なおモ
ーターにとって過負荷とはならないわけであって、集塵
装置はその能力を完全に発揮していないことになる。
【0006】一方、フィルターが破損した場合には急激
な圧損低下が生じ、ブロアの負荷が増大してモーター停
止に至ることがある。 吸引するガスの温度が何らかの
理由で急激に低下した場合にも、同様な結果となる可能
性がある。 ダンパー開度を許容限度に近くしておく
と、この突然の停止の危険が大きい。
【0007】このような問題に対処する手段として従来
使用されて来たのは、VVVF(Variable V
oltage−Variable Frequenc
y)装置や、VSカップリング装置である。 しかし、
これらの装置は高価なために、あまり広く採用されてい
ない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、負荷
の変動が大きい集塵を行なう場面において、設備のもつ
能力を最大限に活用して、状況の変化に即応した効果的
な吸引を実現する集塵方法を提供することにある。 こ
の集塵方法に使用する装置であって、高価な部品を必要
とせず設備でき、既存の装置に対しても簡単な追加工事
で実施することのできる集塵装置を提供することもま
た、本発明の目的に含まれる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の集塵方法は、図
2に示すように、ダンパー(2)をそなえた排気ダクト
(1)を通じてモーター(5)駆動のブロア(4)によ
り空気を吸引して行なう集塵方法において、モーターの
負荷電流値を測定し、その増大または減少に従ってダン
パーの開度を調節して吸引することを特徴とする。
【0010】実施に当っての具体的な手法としては、測
定された負荷電流値Iaと、あらかじめ設定した負荷電
流値Icとの関係に従って、つぎのように実施するとよ
い。 イ)Ia<Icの間にはダンパーの開度を増大させる。 ロ)Ia=Icに至ったときはダンパーの開閉を停止す
る。 ハ)Ia>Icとなったときはダンパーの開度を減少さ
せる。
【0011】この運転法は、負荷電流の設定値Icをモ
ーターの許容電流値Ibに対してどのように定めるかに
よって、つぎの2種のモードがある。
【0012】(絞り運転モード) IbよりIcを小さ
く設定し、それに応じて相対的に狭いダンパー開度範囲
を使用する。(ICはダンパ−の開度に対応するブロア
モ−タ−電流として設定する。) (フル運転モード) IbとIcとを実質上等しく設定
し、IaがIbを超えないよう制限を加え、それに応じ
て、相対的に広いダンパー開度範囲を使用する。
【0013】どちらの運転モードにおいても、測定され
たIaをある単位時間内で平均値処理し、平均値の変動
があらかじめ定めた値を超えない限りダンパー開度の変
更を行なわないようにして、ダンパーの過敏な運動を避
けることが好ましい。 また、応答の速度に関しても、
Ia<Icの間はダンパ−がゆっくり運動するように
し、Ia>Icの場合には速やかに運動するようにした
方がよい。
【0014】上記の方法の実施に使用する本発明の集塵
装置は、図1に示すような、排気ダクト(1)、その中
途に駆動手段(3)とともに設けたダンパー(2)、ダ
ンパーの後方にあるモーター(5)駆動のブロア
(4)、およびダスト分離手段(6)から本質的に構成
される集塵装置において、図2に示すように、モーター
の負荷電流測定器(7)と、測定された電流の値をダン
パー駆動手段(3)への制御信号に変換するための演算
器(8)とをそなえたことを特徴とする。
【0015】演算器(8)の構成は図3に示すように、
測定された負荷電流値Iaと、あらかじめ設定された電
流値Icとを比較するコンパレータ、およびIcが許容
電流値Ibを超えないようにするリミッターをそなえ、
かつ、Icの設定値を実質上Ibより小さい場合と、実
質上等しい場合とを選択するモード切換スイッチなどの
部品から成ることが適当である。
【0016】
【作用】測定されたモーターの負荷電流値が増大してい
る場合、その値が許容限度に遠いときは、なおダンパー
開度を増大してブロア負荷を増すこと、つまりより多量
のガスを吸引することができる。 許容限度に近づいた
ときは、ダンパー開度の増大をゆるやかにし、状況によ
っては停止するか、またはオーバーシュートを避けるた
めには逆にダンパー開度を減少させる必要がある。 一
方、負荷電流値が減少している場合は、ダンパー開度を
増大して負荷を増大することが可能であるが、電流値が
許容限度に近い領域にあるか、それより遠いかで、ダン
パー開度の増大をすべきか否かを選択することになる。
【0017】いずれにしても本発明によれば、ブロア負
荷の増大に応じてモーターの負荷電流をある限度まで増
大させて対処できるから、高負荷時に装置の能力をフル
に引き出すことができる。 図4はこれを従来の装置と
比較して説明するものであって、吸引すべきガス量が破
線の曲線のように変化するとき、従来のダンパー開度に
制限をおいた集塵装置では細い直線で示した一定の吸引
能力しかないが、本発明に従えば、同じブロアを用いて
も太い直線および曲線で示すような吸引能力を発揮する
ことができる。
【0018】
【発明の効果】本発明により、集塵装置のブロアの能力
をフルに発揮させて、処理すべき排気ガスの発生量やそ
の物性の変化に即応してこれを吸引し、フィルター装置
に送ることが可能になる。 その結果、環境の改善が容
易に行なえる。 この技術は、設備を新設する場合はも
ちろん、既存の集塵設備に対して付加する場合でも、低
額の費用で足りる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 製鋼工場における電気炉とその集塵装置の関
係を示す系統図。
【図2】 本発明の集塵装置の構成を示す概念図。
【図3】 図2の装置の要部の構成と、作用を示す系統
図。
【図4】 本発明の集塵方法の効果を説明するための、
吸引すべきガス量の時間変化と吸引能力との関係を示す
グラフ。
【符号の説明】
1 排気ダクト 7 負荷電流測定器 2 ダンパ−(元ダンパ−) 8 演算器 3 ダンパ−駆動手段 4 ブロア 5 ブロア駆動モ−タ− 6 ダスト分離装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダンパーをそなえた排気ダクトを通じて
    モーター駆動のブロアにより空気を吸引して行なう集塵
    方法において、モーターの負荷電流値を測定し、その増
    大または減少に従ってダンパーの開度を調節して吸引す
    ることを特徴とする集塵方法。
  2. 【請求項2】 測定された負荷電流値Iaと、あらかじ
    め設定した負荷電流値Icとの関係に従って、つぎのよ
    うに実施する請求項1の集塵方法。 イ)Ia<Icの間にはダンパーの開度を増大させる。 ロ)Ia=Icに至ったときはダンパーの開閉を停止す
    る。 ハ)Ia>Icとなったときはダンパーの開度を減少さ
    せる。
  3. 【請求項3】 モーターの許容電流値Ibに対して上記
    Icを小さく設定し、それに応じて相対的に狭いダンパ
    ー開度範囲を使用して実施する請求項2の集塵方法。
  4. 【請求項4】 モーターの許容電流値Ibに対して上記
    Icを実質上等しく設定し、IaがIbを超えないよう
    制限を加え、それに応じて相対的に広いダンパー開度範
    囲を使用して実施する請求項2の集塵方法。
  5. 【請求項5】 測定されたIaをある単位時間内で平均
    値処理し、平均値の変動があらかじめ定めた値を超えな
    い限りダンパー開度の変更を行なわずに実施する請求項
    2の集塵方法。
  6. 【請求項6】 排気ダクト(1)、その中途に駆動手段
    (3)とともに設けたダンパー(2)、ダンパーの後方
    にあるモーター(5)駆動のブロア(4)、およびダス
    ト分離手段(6)から本質的に構成される集塵装置にお
    いて、モーターの負荷電流測定器(7)と、測定された
    電流の値をダンパー駆動手段(3)への制御信号に変換
    するための演算器(8)とをそなえたことを特徴とする
    集塵装置。
  7. 【請求項7】 演算器(8)が、測定された負荷電流値
    Iaと、あらかじめ設定された電流値Icとを比較する
    コンパレータ、およびIcが許容電流値Ibを超えない
    ようにするリミッターをそなえ、かつ、Icの設定値を
    実質上Ibより小さい場合と、実質上等しい場合とを選
    択するモード切換スイッチをそなえた請求項6の集塵装
    置。
JP2930492A 1992-02-17 1992-02-17 集塵方法および集塵装置 Pending JPH05220318A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016209467A (ja) * 2015-05-13 2016-12-15 アクア株式会社 衣類処理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016209467A (ja) * 2015-05-13 2016-12-15 アクア株式会社 衣類処理装置

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