JPH0522007Y2 - - Google Patents
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- JPH0522007Y2 JPH0522007Y2 JP1987148041U JP14804187U JPH0522007Y2 JP H0522007 Y2 JPH0522007 Y2 JP H0522007Y2 JP 1987148041 U JP1987148041 U JP 1987148041U JP 14804187 U JP14804187 U JP 14804187U JP H0522007 Y2 JPH0522007 Y2 JP H0522007Y2
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- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 33
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 14
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 14
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 14
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 5
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 5
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
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- Agricultural Machines (AREA)
- Catching Or Destruction (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、ブームスプレーヤ等の作業機を、
三点リンクを介してトラクタの後部に直装する連
結装置に係り、詳しくは補助枠と主枠とを互いに
連結する連結ピンを自動的にピン挿通孔に挿通す
ることができる直装式作業機の連結装置に関する
ものである。
三点リンクを介してトラクタの後部に直装する連
結装置に係り、詳しくは補助枠と主枠とを互いに
連結する連結ピンを自動的にピン挿通孔に挿通す
ることができる直装式作業機の連結装置に関する
ものである。
直装式作業機の連結装置では、補助枠が三点リ
ンクを介してトラクタの後端部に連結され、主枠
には作業機が載設、固定されている。そして、三
点リンクの後端部を上方へ揺動させることによ
り、主枠の前端部のブラケツトが下方から補助枠
の後部連結板を受けさせ、連結ピンをブラケツト
及び後部連結板のピン挿通孔に挿通し、連結ピン
により主枠及び補助枠を互いに連結するようにな
つている。
ンクを介してトラクタの後端部に連結され、主枠
には作業機が載設、固定されている。そして、三
点リンクの後端部を上方へ揺動させることによ
り、主枠の前端部のブラケツトが下方から補助枠
の後部連結板を受けさせ、連結ピンをブラケツト
及び後部連結板のピン挿通孔に挿通し、連結ピン
により主枠及び補助枠を互いに連結するようにな
つている。
従来の連結装置では(例:特開昭59−198902号
公報)、ブラケツト及び後部連結板のピン挿通孔
への連結ピンの挿通は作業者の手により行われ、
また、補助枠は、三点リンクのロアリンクとの結
合点から前方へ水平に張り出す部分を有してい
る。
公報)、ブラケツト及び後部連結板のピン挿通孔
への連結ピンの挿通は作業者の手により行われ、
また、補助枠は、三点リンクのロアリンクとの結
合点から前方へ水平に張り出す部分を有してい
る。
したがつて、従来の連結装置では、作業者は、
作業機の装着作業において、ブラケツト及び後部
連結板のピン挿通孔への連結ピンの挿通のため
に、トラクタの運転席より降りる必要があり、作
業が面倒となつている。また、補助枠が三点リン
クのロアリンクとの結合点から前方へ水平に張り
出す部分を有していることは、三点リンクの揺動
時に、三点リンクのロアアームが補助枠の水平部
に衝突し易く、装着作業が中断されることがあ
る。
作業機の装着作業において、ブラケツト及び後部
連結板のピン挿通孔への連結ピンの挿通のため
に、トラクタの運転席より降りる必要があり、作
業が面倒となつている。また、補助枠が三点リン
クのロアリンクとの結合点から前方へ水平に張り
出す部分を有していることは、三点リンクの揺動
時に、三点リンクのロアアームが補助枠の水平部
に衝突し易く、装着作業が中断されることがあ
る。
この考案の目的は、装着作業時のブラケツト及
び後部連結板のピン挿通孔への連結ピンの挿通を
自動的に行うことができる直装式作業機の連結装
置を提供することである。
び後部連結板のピン挿通孔への連結ピンの挿通を
自動的に行うことができる直装式作業機の連結装
置を提供することである。
この考案による直装式作業機の連結装置は、三
点リンクを介してトラクタに結合される補助枠
と、この補助枠に係合・連結可能とされるととも
に作業機を載設される主枠とからなる直装式作業
機の連結装置において、中央垂直部と傾斜部とか
らなり、この傾斜部が前記三点リンクのロアリン
クとの結合点から前方へ向かつて斜め上方へ延び
ている補助枠と、前記補助枠の後端部に形成され
る後部連結板のピン挿通孔に合わせられるピン挿
通孔をもち主枠に固定され補助枠の後部連結板に
より下方から当接されるブラケツトと、後部連結
板及びブラケツトのピン挿通孔に挿通可能なピン
部とこのピン部の端部に一体的に結合する被操作
部とをもつ連結ピンと、この連結ピンのピン部が
回転自在にかつ軸方向へ移動自在に支持するピン
支持部材と、ピン部がブラケツトのピン挿通孔に
挿通する方向へ連結ピンを付勢する付勢部材と、
連結ピンの回転方向へ所定の長さをもち連結ピン
の被操作部との当接によりブラケツトのピン挿通
孔の方へのピン部の移動を制限するストツパと、
補助枠の後端部に取付けられ三点リンクの後端部
が上方へ変位する際に連結ピの被操作部との当接
により被操作部を連行、回転させてストツパから
外す連行部材とを有してなる。
点リンクを介してトラクタに結合される補助枠
と、この補助枠に係合・連結可能とされるととも
に作業機を載設される主枠とからなる直装式作業
機の連結装置において、中央垂直部と傾斜部とか
らなり、この傾斜部が前記三点リンクのロアリン
クとの結合点から前方へ向かつて斜め上方へ延び
ている補助枠と、前記補助枠の後端部に形成され
る後部連結板のピン挿通孔に合わせられるピン挿
通孔をもち主枠に固定され補助枠の後部連結板に
より下方から当接されるブラケツトと、後部連結
板及びブラケツトのピン挿通孔に挿通可能なピン
部とこのピン部の端部に一体的に結合する被操作
部とをもつ連結ピンと、この連結ピンのピン部が
回転自在にかつ軸方向へ移動自在に支持するピン
支持部材と、ピン部がブラケツトのピン挿通孔に
挿通する方向へ連結ピンを付勢する付勢部材と、
連結ピンの回転方向へ所定の長さをもち連結ピン
の被操作部との当接によりブラケツトのピン挿通
孔の方へのピン部の移動を制限するストツパと、
補助枠の後端部に取付けられ三点リンクの後端部
が上方へ変位する際に連結ピの被操作部との当接
により被操作部を連行、回転させてストツパから
外す連行部材とを有してなる。
補助枠は三点リンクを介してトラクタの後部に
予め連結され、また、主枠には作業機が載設、固
定されている。
予め連結され、また、主枠には作業機が載設、固
定されている。
補助枠と三点リンクとの結合に際しては、三点
リンクの揺動時に三点リンクのロアアームが補助
枠に衝突しにくく、円滑に装着できる。
リンクの揺動時に三点リンクのロアアームが補助
枠に衝突しにくく、円滑に装着できる。
作業機をトラクタに装着する場合は、連結ピン
の被操作部はストツパに当てられ、三点リンクの
後端部が上方へ揺動するのに伴つて、補助枠の後
部連結板が主枠のブラケツトに当接し、その後
は、主枠は補助枠により上方へ持ち上げられる。
この過程において、後部連結板及びブラケツトの
ピン挿通孔は互いに合わされ、補助枠の後端部と
一体揺動する連行部材は、連結ピンの被操作部に
当接し、被操作部を回転、連行し、被操作部をス
トツパとの係止から外す。連結ピンの被操作部が
ストツパとの係止から外されると、連結ピンは付
勢部材によりブラケツトの方へ移動され、連結ピ
ンの被操作部は主枠のブラケツト及び補助枠の後
部連結板のピン挿通孔に挿入され、主枠と補助枠
とが連結状態になる。
の被操作部はストツパに当てられ、三点リンクの
後端部が上方へ揺動するのに伴つて、補助枠の後
部連結板が主枠のブラケツトに当接し、その後
は、主枠は補助枠により上方へ持ち上げられる。
この過程において、後部連結板及びブラケツトの
ピン挿通孔は互いに合わされ、補助枠の後端部と
一体揺動する連行部材は、連結ピンの被操作部に
当接し、被操作部を回転、連行し、被操作部をス
トツパとの係止から外す。連結ピンの被操作部が
ストツパとの係止から外されると、連結ピンは付
勢部材によりブラケツトの方へ移動され、連結ピ
ンの被操作部は主枠のブラケツト及び補助枠の後
部連結板のピン挿通孔に挿入され、主枠と補助枠
とが連結状態になる。
以下、この考案を図面の実施例について説明す
る。
る。
第5図は作業機を装着した状態におけるトラク
タの概略側面図である。トラクタ10は、前輪
(図示せず)と後輪12とを備え、自走可能とな
つている。三点リンク14は、1個のトツプリン
ク16と、左右にそれぞれ配設される計2個のロ
アリンク18とを有し、トツプリンク16及びロ
アリンク18の前端部は回動自在にトラクタ10
の所定個所に結合している。補助枠20は、トツ
プリンク16及びロアリンク18の後端部に回動
自在に結合している。直装式作業機としてのブー
ムスプレーヤ22は、薬剤を内部に貯留する薬剤
タンク24等を備え、これら薬剤タンク24等が
主枠26に載置、固定される。サイドブーム28
は、ブームスプレーヤ22の左右にそれぞれ配置
され、基端部を回動点として前方へ傾斜及び左右
に拡開自在となつている。ノズル管30は、サイ
ドブーム28に沿つて延び、サイドブーム28に
支持されている。スタンド32は、下方へ張り出
すように主枠26の下部に取付けられ、ブームス
プレーヤ22の重量を支持可能になつている。
タの概略側面図である。トラクタ10は、前輪
(図示せず)と後輪12とを備え、自走可能とな
つている。三点リンク14は、1個のトツプリン
ク16と、左右にそれぞれ配設される計2個のロ
アリンク18とを有し、トツプリンク16及びロ
アリンク18の前端部は回動自在にトラクタ10
の所定個所に結合している。補助枠20は、トツ
プリンク16及びロアリンク18の後端部に回動
自在に結合している。直装式作業機としてのブー
ムスプレーヤ22は、薬剤を内部に貯留する薬剤
タンク24等を備え、これら薬剤タンク24等が
主枠26に載置、固定される。サイドブーム28
は、ブームスプレーヤ22の左右にそれぞれ配置
され、基端部を回動点として前方へ傾斜及び左右
に拡開自在となつている。ノズル管30は、サイ
ドブーム28に沿つて延び、サイドブーム28に
支持されている。スタンド32は、下方へ張り出
すように主枠26の下部に取付けられ、ブームス
プレーヤ22の重量を支持可能になつている。
第6図及び第7図は補助枠20の正面図及び側
面図、また、第8図は第7図の矢視図である。
補助枠20は、左右方向の中心において垂直方向
へ延びる中央垂直部34と、左右において後方へ
斜め下方へ延びる傾斜部36とを備えている。ト
ツプリンク用結合孔38は、中央垂直部34の上
端部に垂直方向へ適宜間隔に形成され、選択され
たトツプリンク用結合孔38には、トツプリンク
16の後端を中央垂直部34に回動自在に結合す
るためのピンを挿通される。フツク部39は、中
央垂直部34の上端部の後面に固定され、補助枠
20と主枠26との結合のために結合ピン90
(第12図)を上側から受けるようになつている。
結合ピン40は、傾斜部36の下端部に固設さ
れ、左右へ張り出し、ロアリンク18の後端部の
挿通孔に挿通される。後部連結板42は、傾斜部
36の下端部に固設され、上方へ少し張出し、ピ
ン挿通孔44を形成されている。横張り出し部4
6は、後部連結板42の近傍において傾斜部36
の下端部に固設され、左右方向外方へ張り出して
いる。ナツト48は横張り出し部46の張出し端
に固設され、連行ボルト50がナツト48に螺合
可能となつている。ナツト48への連行ボルト5
0の螺合量の変更により、横張り出し部46から
の連行ボルト50の突出量が調整される。
面図、また、第8図は第7図の矢視図である。
補助枠20は、左右方向の中心において垂直方向
へ延びる中央垂直部34と、左右において後方へ
斜め下方へ延びる傾斜部36とを備えている。ト
ツプリンク用結合孔38は、中央垂直部34の上
端部に垂直方向へ適宜間隔に形成され、選択され
たトツプリンク用結合孔38には、トツプリンク
16の後端を中央垂直部34に回動自在に結合す
るためのピンを挿通される。フツク部39は、中
央垂直部34の上端部の後面に固定され、補助枠
20と主枠26との結合のために結合ピン90
(第12図)を上側から受けるようになつている。
結合ピン40は、傾斜部36の下端部に固設さ
れ、左右へ張り出し、ロアリンク18の後端部の
挿通孔に挿通される。後部連結板42は、傾斜部
36の下端部に固設され、上方へ少し張出し、ピ
ン挿通孔44を形成されている。横張り出し部4
6は、後部連結板42の近傍において傾斜部36
の下端部に固設され、左右方向外方へ張り出して
いる。ナツト48は横張り出し部46の張出し端
に固設され、連行ボルト50がナツト48に螺合
可能となつている。ナツト48への連行ボルト5
0の螺合量の変更により、横張り出し部46から
の連行ボルト50の突出量が調整される。
第9図は主枠26の要部側面図である。主枠2
6は、ブームスプレーヤ22の薬剤タンク24等
を載置される水平部52と、この水平部52の前
端部から上方へ延びる複数個の垂直部54を備え
ている。中央の垂直部54の上端部には複数個の
結合ピン孔56が垂直方向へ適宜間隔に形成さ
れ、また、水平部52の前端部の外面側には水平
方向へ適宜間隔で複数個のブラケツト取付孔58
が形成されている。結合ピン孔56には結合ピン
90(第12図)が固定される。
6は、ブームスプレーヤ22の薬剤タンク24等
を載置される水平部52と、この水平部52の前
端部から上方へ延びる複数個の垂直部54を備え
ている。中央の垂直部54の上端部には複数個の
結合ピン孔56が垂直方向へ適宜間隔に形成さ
れ、また、水平部52の前端部の外面側には水平
方向へ適宜間隔で複数個のブラケツト取付孔58
が形成されている。結合ピン孔56には結合ピン
90(第12図)が固定される。
第1図は連結ピンの自動挿通機構の一部断面と
する正面図、第2図は第1図の自動挿通機構の側
面図である。ブラケツト60は、下方において開
口するU字状に形成され、内側の側壁にはねじ穴
62を形成されている。所定の固定ボルトが前記
主枠26の水平部に穿設されたブラケツト取付孔
58(第9図)に挿通された後にねじ穴62に螺
合され、これによりブラケツト60は主枠26の
水平部52の前端部に固定される。ピン挿通孔6
4はブラケツト60の両側壁の対峙位置に形成さ
れ、ブラケツト60の下端部は、下方へ広がるよ
うに開く八字状入り口66となつており、補助枠
20の後端部連結板42が八字状入り口66から
ブラケツト60内へ嵌入可能となつている。ピン
支持部材68は第一のストツパ72と第二のスト
ツパ74とからなりブラケツト60の外側側壁か
ら横方向外方へ張出し、案内板70はピン支持部
材68の長手方向の途中に固設されている。第一
のストツパ72及び第二のストツパ74は、ピン
支持部材68に沿つて先端まで延び、連結ピン7
6の回転方向に所定の長さを有している。
する正面図、第2図は第1図の自動挿通機構の側
面図である。ブラケツト60は、下方において開
口するU字状に形成され、内側の側壁にはねじ穴
62を形成されている。所定の固定ボルトが前記
主枠26の水平部に穿設されたブラケツト取付孔
58(第9図)に挿通された後にねじ穴62に螺
合され、これによりブラケツト60は主枠26の
水平部52の前端部に固定される。ピン挿通孔6
4はブラケツト60の両側壁の対峙位置に形成さ
れ、ブラケツト60の下端部は、下方へ広がるよ
うに開く八字状入り口66となつており、補助枠
20の後端部連結板42が八字状入り口66から
ブラケツト60内へ嵌入可能となつている。ピン
支持部材68は第一のストツパ72と第二のスト
ツパ74とからなりブラケツト60の外側側壁か
ら横方向外方へ張出し、案内板70はピン支持部
材68の長手方向の途中に固設されている。第一
のストツパ72及び第二のストツパ74は、ピン
支持部材68に沿つて先端まで延び、連結ピン7
6の回転方向に所定の長さを有している。
第3図及び第4図は連結ピン76の正面図及び
側面図である。連結ピン76は、ピン部78と、
このピン部78の端に結合してコ字状に延びる枠
部80と、この枠部80に固定される板状被操作
部82とを備えている。ピン部78の中間には環
状溝84が形成されている。
側面図である。連結ピン76は、ピン部78と、
このピン部78の端に結合してコ字状に延びる枠
部80と、この枠部80に固定される板状被操作
部82とを備えている。ピン部78の中間には環
状溝84が形成されている。
第1図及び第2図に戻つて、連結ピン76のピ
ン部78は、案内板70により回転自在にかつ軸
方向へ移動自在に支持され、ピン挿通孔64に挿
通可能となつており、連結ピン76の板状被操作
部82は第一のストツパ72及び第二のストツパ
74の端面に係止可能となつている。止め輪86
はピン部78の環状孔84(第3図)に嵌着さ
れ、圧縮コイルばね88は、ピン部78に嵌装さ
れ、両端において案内板70及び止め輪86に当
接し、ピン部78をピン挿通孔64の方へ付勢し
ている。
ン部78は、案内板70により回転自在にかつ軸
方向へ移動自在に支持され、ピン挿通孔64に挿
通可能となつており、連結ピン76の板状被操作
部82は第一のストツパ72及び第二のストツパ
74の端面に係止可能となつている。止め輪86
はピン部78の環状孔84(第3図)に嵌着さ
れ、圧縮コイルばね88は、ピン部78に嵌装さ
れ、両端において案内板70及び止め輪86に当
接し、ピン部78をピン挿通孔64の方へ付勢し
ている。
第10図はブームスプレーヤ22をトラクタ1
0に装着する過程において補助枠20及び連結ピ
ン76等の相対位置関係を示し、第11図は第1
0図の矢視図であり、第12図はブームスプレ
ーヤ22の装着終了後の補助枠20及び主枠26
の状態を薬剤タンク後方側から見た図である。
0に装着する過程において補助枠20及び連結ピ
ン76等の相対位置関係を示し、第11図は第1
0図の矢視図であり、第12図はブームスプレ
ーヤ22の装着終了後の補助枠20及び主枠26
の状態を薬剤タンク後方側から見た図である。
次にトラクタ10とブームスプレーヤ22を装
脱状況、特に補助枠20の上方変位により連結ピ
ン76が自動的に挿通される作用を、いま第2の
ストツパ74を省略した第13図A,B及び第1
4図A,Bをもとに、他の各図との関連において
説明する。
脱状況、特に補助枠20の上方変位により連結ピ
ン76が自動的に挿通される作用を、いま第2の
ストツパ74を省略した第13図A,B及び第1
4図A,Bをもとに、他の各図との関連において
説明する。
(a) 連結前の状態を示す第13図A,Bでは、補
助枠20とブームスプレーヤの主枠26を分離
しており、補助枠20は第5図に示すように三
点リンク14を介してトラクタ10に連結さ
れ、ブームスプレーヤ22はスタンド32によ
り地面に立つている。
助枠20とブームスプレーヤの主枠26を分離
しており、補助枠20は第5図に示すように三
点リンク14を介してトラクタ10に連結さ
れ、ブームスプレーヤ22はスタンド32によ
り地面に立つている。
(b) この状態において、連結ピン76を圧縮コイ
ルばね88に抗して外方、すなわち第13図b
において左方へ引き、この図に示すように連結
ピン76の板状被操作部82を第1のストツパ
72の端面に当てる。これにより、連結ピン7
6のピン部78は、ピン挿通孔64から引き抜
かれた状態に保持される。
ルばね88に抗して外方、すなわち第13図b
において左方へ引き、この図に示すように連結
ピン76の板状被操作部82を第1のストツパ
72の端面に当てる。これにより、連結ピン7
6のピン部78は、ピン挿通孔64から引き抜
かれた状態に保持される。
(c) 次にトラクタを後退させ、補助枠20のフツ
ク部39(第10図)を主枠26の中央の垂直
部54の中央溝(第12図)内に入れる。
ク部39(第10図)を主枠26の中央の垂直
部54の中央溝(第12図)内に入れる。
(d) トツプリンク16及びロアリンク18の後端
部を上方へ揺動させる(第13図A及び第10
図の矢印A)。これにより、補助枠20の後部
連結板42は、ブラケツト60の八字状入り口
66からブラケツト60内へ嵌入し、ブラケツ
ト60の上壁に当接するまで上昇する。これが
第10図及び第13図A,Bに示した状態であ
つて、この際、前記補助枠20の中央垂直部3
4の上端部のフツク部39は、主枠26の垂直
部54の垂直溝に沿つて上方へ摺動し、主枠2
6の垂直部54の結合ピン90を受ける。
部を上方へ揺動させる(第13図A及び第10
図の矢印A)。これにより、補助枠20の後部
連結板42は、ブラケツト60の八字状入り口
66からブラケツト60内へ嵌入し、ブラケツ
ト60の上壁に当接するまで上昇する。これが
第10図及び第13図A,Bに示した状態であ
つて、この際、前記補助枠20の中央垂直部3
4の上端部のフツク部39は、主枠26の垂直
部54の垂直溝に沿つて上方へ摺動し、主枠2
6の垂直部54の結合ピン90を受ける。
(e) トツプリンク16及びロアリンク18の後端
部と共に、補助枠20が上方へ移動することに
より、主枠26は補助枠20のフツク部39及
び後部連結板42を介して持ち上げられ、その
際、連行ボルト50が連結ピン76の板状被操
作部82を押動する。
部と共に、補助枠20が上方へ移動することに
より、主枠26は補助枠20のフツク部39及
び後部連結板42を介して持ち上げられ、その
際、連行ボルト50が連結ピン76の板状被操
作部82を押動する。
(f) この結果、この板状被操作部82は、第一の
ストツパ72の端面を摺動してから、この第一
のストツパ72から外れ、連結ピストン76は
圧縮コイルばね88の反発力により、ブラケツ
ト60に向かつて軸線方向に移動し、ピン部7
8がブラケツト60のピン挿通孔64及び後部
連結板42のピン挿通孔44に挿通される。そ
の状況を第14図A,Bに示す。
ストツパ72の端面を摺動してから、この第一
のストツパ72から外れ、連結ピストン76は
圧縮コイルばね88の反発力により、ブラケツ
ト60に向かつて軸線方向に移動し、ピン部7
8がブラケツト60のピン挿通孔64及び後部
連結板42のピン挿通孔44に挿通される。そ
の状況を第14図A,Bに示す。
(g) ブームスプレーヤ22をトラクタ10から外
すときは、前記連結ピン76を圧縮コイルばね
88に抗して外側へ引き、連結ピン76の板状
被操作部82の第二のストツパ74の端面に当
てる(第2図において右側の二点鎖線位置)。
これにより、連結ピン76のピン部78はピン
挿通孔64から引き抜かれた状態に保持され、
補助枠20の後部連結板42は、三点リンク1
4の後端部の下方への揺動により主枠26のブ
ラケツト60から外れる。
すときは、前記連結ピン76を圧縮コイルばね
88に抗して外側へ引き、連結ピン76の板状
被操作部82の第二のストツパ74の端面に当
てる(第2図において右側の二点鎖線位置)。
これにより、連結ピン76のピン部78はピン
挿通孔64から引き抜かれた状態に保持され、
補助枠20の後部連結板42は、三点リンク1
4の後端部の下方への揺動により主枠26のブ
ラケツト60から外れる。
このように、この考案によれば、連結ピンは、
補助枠の後部連結板及び主枠のブラケツトのピン
挿通孔に挿通自在なピン部と、このピン部の端部
に一体的に結合する被操作部とを有する。そし
て、トラクタへの作業機の装着時には、被操作部
がストツパに当てられて、ピン部がブラケツトの
ピン挿通孔から外され、三点リンクの後端部の上
方への揺動に伴つて補助枠の連行部材が連結ピン
の被操作部を回転、連行し、被操作部をストツパ
との係止から外し、連結ピンのピン部は付勢部材
により自動的に主枠及び後部連結板のピン挿通孔
に挿通される。したがつて、作業者は、トラクタ
の運転席等より三点リンクの揺動を操作するのみ
で、連結ピンによる主枠及び補助枠の連結を行う
ことができ、作業機の装着作業を簡略化すること
ができる。
補助枠の後部連結板及び主枠のブラケツトのピン
挿通孔に挿通自在なピン部と、このピン部の端部
に一体的に結合する被操作部とを有する。そし
て、トラクタへの作業機の装着時には、被操作部
がストツパに当てられて、ピン部がブラケツトの
ピン挿通孔から外され、三点リンクの後端部の上
方への揺動に伴つて補助枠の連行部材が連結ピン
の被操作部を回転、連行し、被操作部をストツパ
との係止から外し、連結ピンのピン部は付勢部材
により自動的に主枠及び後部連結板のピン挿通孔
に挿通される。したがつて、作業者は、トラクタ
の運転席等より三点リンクの揺動を操作するのみ
で、連結ピンによる主枠及び補助枠の連結を行う
ことができ、作業機の装着作業を簡略化すること
ができる。
なお、従来装置では、補助枠20の結合ピン4
0から補助枠20の水平部が前方へ伸びているの
で、ロアリンク18の後端部の揺動の際、ロアリ
ンク18の後端部が補助枠20の水平部に衝突
し、ロアリンク18の後端部の揺動に関して支障
となることがあるが、この考案では、結合ピン4
0へ傾斜部36の端部に位置し、結合ピン40か
ら前方へ水平に張り出す部分はないので、そのよ
うな支障を防止することができる。
0から補助枠20の水平部が前方へ伸びているの
で、ロアリンク18の後端部の揺動の際、ロアリ
ンク18の後端部が補助枠20の水平部に衝突
し、ロアリンク18の後端部の揺動に関して支障
となることがあるが、この考案では、結合ピン4
0へ傾斜部36の端部に位置し、結合ピン40か
ら前方へ水平に張り出す部分はないので、そのよ
うな支障を防止することができる。
図面はこの考案の実施例に関し、第1図は連結
ピンの自動挿通機構の一部断面とする正面図、第
2図は第1図の自動挿通機構の側面図、第3図及
び第4図は連結ピンの正面図及び側面図、第5図
は作業機を装着した状態におけるトラクタの概略
側面図、第6図及び第7図は補助枠の正面図及び
側面図、第8図は第7図の矢視図、第9図は
主枠の側面図 第10図はブームスプレーヤをト
ラクタに装着する過程における補助枠及び連結ピ
ン等の相対位置関係を示す図、第11図は第10
図の矢視図であり、第12図はブームスプレー
ヤの装着終了後の補助枠及び主枠の状態をトラク
タ側から見た図で、第13図A,B及び第14図
A,Bは、それぞれトラクタ側の補助枠20と、
一部部材を省略したブームスプレーヤ側の主枠2
6の周辺部分の連結直前及び連結状態の拡大側面
図、正面図を示す。 10……トラクタ、14……三点リンク、20
……補助枠、22……ブームスプレーヤ(直装式
作業機)、26……主枠、42……後部連結板、
44,64……ピン挿通孔、50……連行ボル
ト、60……ブラケツト、68……ピン支持部
材、72……第一のストツパ、76……連結ピ
ン、78……ピン部、82……板状被操作部、8
8……圧縮コイルばね(付勢部材)。
ピンの自動挿通機構の一部断面とする正面図、第
2図は第1図の自動挿通機構の側面図、第3図及
び第4図は連結ピンの正面図及び側面図、第5図
は作業機を装着した状態におけるトラクタの概略
側面図、第6図及び第7図は補助枠の正面図及び
側面図、第8図は第7図の矢視図、第9図は
主枠の側面図 第10図はブームスプレーヤをト
ラクタに装着する過程における補助枠及び連結ピ
ン等の相対位置関係を示す図、第11図は第10
図の矢視図であり、第12図はブームスプレー
ヤの装着終了後の補助枠及び主枠の状態をトラク
タ側から見た図で、第13図A,B及び第14図
A,Bは、それぞれトラクタ側の補助枠20と、
一部部材を省略したブームスプレーヤ側の主枠2
6の周辺部分の連結直前及び連結状態の拡大側面
図、正面図を示す。 10……トラクタ、14……三点リンク、20
……補助枠、22……ブームスプレーヤ(直装式
作業機)、26……主枠、42……後部連結板、
44,64……ピン挿通孔、50……連行ボル
ト、60……ブラケツト、68……ピン支持部
材、72……第一のストツパ、76……連結ピ
ン、78……ピン部、82……板状被操作部、8
8……圧縮コイルばね(付勢部材)。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 三点リンク14を介してトラクタ10に結合
される補助枠20と、この補助枠20に係合・
連結可能とされるとともに作業機を載設される
主枠26とからなる直装式作業機の連結装置に
おいて、中央垂直部34と傾斜部36とからな
り、この傾斜部36が前記三点リンク14のロ
アリンク18との結合点から前方へ向かつて斜
め上方へ延びている補助枠20と、前記補助枠
20の後端部に形成される後部連結板42のピ
ン挿通孔44に合わせられるピン挿通孔64を
もち前記主枠26に固定され前記補助枠20の
前記後部連結板42により下方から当接される
ブラケツト60と、前記後部連結板42及び前
記ブラケツト60のピン挿通孔64に挿通可能
なピン部78とこのピン部78の端部に一体的
に結合する被操作部82とをもつ連結ピン76
と、この連結ピン76の前記ピン部78が回転
自在にかつ軸方向へ移動自在に支持するピン支
持部材68と、前記ピン部78が前記ブラケツ
ト60の前記ピン挿通孔64に挿通する方向へ
前記連結ピン76を付勢する付勢部材88と、
前記連結ピン76の回転方向へ所定の長さをも
ち前記連結ピン76の前記被操作部82との当
接により前記ブラケツト60の前記ピン挿通孔
64の方への前記ピン部78の移動を制限する
ストツパ72と、前記補助枠20の後端部に取
付けられ前記三点リンク14の後端部が上方へ
変位する際に前記連結ピン76の前記被操作部
82との当接により前記被操作部82を連行、
回転させて前記ストツパ72から外す連行部材
50とを有してなることを特徴とする直装式作
業機の連結装置。 (2) 前記ブラケツト60は、下方において開口
し、前記後部連結板42を下側から嵌入される
ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
項記載の直装式作業機の連結装置。 (3) 前記作業機はブームスプレーヤであることを
特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項及び
第2項のいずれかに記載の直装式作業機の連結
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987148041U JPH0522007Y2 (ja) | 1987-09-30 | 1987-09-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987148041U JPH0522007Y2 (ja) | 1987-09-30 | 1987-09-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6452409U JPS6452409U (ja) | 1989-03-31 |
JPH0522007Y2 true JPH0522007Y2 (ja) | 1993-06-07 |
Family
ID=31418995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987148041U Expired - Lifetime JPH0522007Y2 (ja) | 1987-09-30 | 1987-09-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0522007Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5422009B2 (ja) * | 1974-02-13 | 1979-08-03 | ||
JPS6033811B2 (ja) * | 1982-12-17 | 1985-08-05 | 工業技術院長 | 一価アルコ−ルの製造法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5422009U (ja) * | 1977-07-16 | 1979-02-13 | ||
JPS6033811U (ja) * | 1983-08-11 | 1985-03-08 | 株式会社クボタ | 連結装置 |
-
1987
- 1987-09-30 JP JP1987148041U patent/JPH0522007Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5422009B2 (ja) * | 1974-02-13 | 1979-08-03 | ||
JPS6033811B2 (ja) * | 1982-12-17 | 1985-08-05 | 工業技術院長 | 一価アルコ−ルの製造法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6452409U (ja) | 1989-03-31 |
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