JPH05220021A - キャスター付きテーブルの移動停止装置 - Google Patents

キャスター付きテーブルの移動停止装置

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JPH05220021A
JPH05220021A JP32941091A JP32941091A JPH05220021A JP H05220021 A JPH05220021 A JP H05220021A JP 32941091 A JP32941091 A JP 32941091A JP 32941091 A JP32941091 A JP 32941091A JP H05220021 A JPH05220021 A JP H05220021A
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casters
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Fumihiko Hashikawa
文彦 橋川
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】使用のため天板を水平に倒したときこれに伴わ
せてキャスターによる移動を拘束する一方、この拘束状
態を上記天板の回転によらず解除し移動を可能にしたキ
ャスター付き折り畳テーブル。 【構成】下端にキャスター5aを備える支柱1には支軸
を介して天板2を回転自由に支持し、垂直姿勢から水平
な使用可能な状態に天板2を倒したときロック装置によ
って使用状態に拘束し、支柱にはストッパー杆23を摺
動自由に備え、天板2を倒したときその下面でストッパ
ー杆を押圧し下端を床面に当接させて移動を停止させ、
該ストッパー杆23と天板下面との間には高さを違えた
2種の衝合点を有する間隔部材24を介挿し、操作手段
30により衝合点を変更させてストッパー杆を上昇さ
せ、停止状態を解除可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャスターによって移
動を自由にしたキャスター付きテーブルの使用時におけ
る任意の移動を停止せしめ、また整列作業等において再
移動が必要となったとき上記停止状態を解除できるよう
にしたキャスター付きテーブルの移動停止装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】テーブルに備えられるキャスターは重量
のあるテーブルを容易に移動するためにあるが、テーブ
ルの使用時には逆に簡単に動くことから使用上都合が悪
い。そこで従来使用時の移動を拘束するためテーブルの
支柱の下端に備えられる個々のキャスターにストッパー
装置を組付けたり、或いはキャスターを上下動自由に備
えてテーブルの使用時には支柱の下端より引き上げ、キ
ャスターを床面から離して移動を拘束する等の方策が採
られているが、前者の場合には個々のキャスターにつき
停止操作をしなければならない作業性の悪さと、移動の
方向性を確保するため採用されるキャスターの支軸の回
転が止められないことからテーブルの移動を完全に止め
られず、また、後者の場合にはキャスターを支持する取
付手段を別に装備する必要があることに加え、このキャ
スターを下げて回転移動させる場合にはテーブルを持ち
上げること、そして降ろしたキャスターが上がらないよ
うに拘束する作業が必要となる等それぞれ容易ではなか
った。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】本発明はこの様な従
来のキャスター付きテーブルにおける欠陥、つまりテー
ブルの使用時における移動を停止せしめる移動停止手段
の不完全性、構造の複雑性、更には操作性の悪さ等に鑑
みこれを改善すべく研究開発されたもので、その目的と
そるところはテーブルの不使用時には支柱に備えるキャ
スターの回転によって自由な移動を確保し、その反面、
使用時にはキャスターによるテーブルの支持機能を減じ
て独立して回転移動するのを阻止し、以てテーブルの移
動を拘束するようにしたキャスター付きテーブルを提供
せんとするものである。特に、本発明は上記テーブルの
使用時における移動停止に当たって重量のあるテーブル
を持ち上げるような力を必要とせず容易に停止作業が行
えるようにすると同時に、本発明は更に移動停止状態に
おいてこれを簡易に解除しテーブルの移動を可能にし、
またこれに併せて再度移動停止状態に戻せるようにした
一時停止解除機構を備えたキャスター付きテーブルの移
動停止装置を提供せんとするものである。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明は上述目的を達
成するためなされたものであり、その特徴とするところ
は支柱の上端に支軸を支点に回転自由に支持され不使用
時には起立姿勢に畳まれ、使用時にはロック装置の係止
によって水平姿勢に保持される天板を備え、支柱下端に
はキャスターを備えてなるキャスター付きテーブルにお
いて、前記支柱には該支柱の高さに略揃えたストッパー
杆を垂直方向に添って摺動自由に備え、前記天板の水平
姿勢への回転時にその下面を上記ストッパー杆の上端に
衝合させ下端を床面に当接して移動を停止せしめる一
方、天板下面の上記衝合位置には高さを違えた複数の衝
合点を有する間隔部材を移動可能に備え、該間隔部材に
連結する操作手段の移動操作によって前記ストッパー杆
の上端に衝合する衝合点を入れ替えることによって前記
テーブルの使用時にテーブルの移動停止を解除できるよ
うにしてなるキャスター付きテーブルの移動停止装置に
ある。
【0005】また本発明は上述記載において、支柱は左
右間隔をおいて一対備え、該両支柱の高さ方向に沿って
それぞれストッパー杆を各摺動自由に備える一方、該両
ストッパー杆の上端が衝合する天板下面には操作手段に
よって高さを違えた衝合点を入れ替え自由にした間隔部
材をそれぞれ設けてなることを特徴としたキャスター付
きテーブルの移動停止装置を提供することにある。
【0006】また本発明は前記間隔部材について、この
間隔部材を天板の下面に沿って移動可能に支持すると共
に間隔をおいて並ぶ2つの同一高さの第1の衝合点とこ
の2つの衝合点の間に位置するそれより低い第2の衝合
点を備え、且つ2つの第1の衝合点とこの間の第2の衝
合点との間に傾斜面を配置して、隣接する衝合点同志を
連続させ、操作手段による移動操作によって第1と第2
の衝合点を選択的にストッパー杆の上端に臨ませるよう
にしてなるキャスター付きテーブルの移動停止装置を提
供することにある。
【0007】そして更に本発明は上記操作手段につき長
尺な棒状部材にして天板の下面に沿って摺動自由に付設
し、その一端を間隔部材に接続し他端を天板の縁部に臨
ませ手掛け手段には該間隔部材の第1の衝合点がストッ
パー杆上端との衝合点に臨むよう付勢する復帰バネを設
けてなることを特徴としたキャスター付きテーブルの移
動停止装置を提供することにある。次に、本発明を図示
する実施例に従って詳述し、その特徴とするところを明
らかにすると共にその他の特徴を併せて説明することに
する。
【0008】
【実施例】図1は本発明に係るキャスター付きテーブル
の斜視図であり、図2は要部を拡大して示した一部欠截
の斜視図、図3は天板の回転途中を示す一部省略の拡大
側面図、図4は天板を水平に倒し使用状態とした一部省
略の拡大側面図である。
【0009】ここに示すキャスター付きテーブルは支柱
1に対して天板2を支軸3を支点に回転自由に支持し、
使用時には天板2を水平に保つ一方、不使用時には上記
支軸3を支点に回転させて支柱に並行する垂直姿勢に変
換させ折り畳めるようにした折り畳み式のテーブルであ
り、上記天板の回転操作に連動させてテーブルの移動を
停止する構成を内蔵している。
【0010】支柱1は連結板4を介して左右に向かい合
わせに起立し、各下端には前後方向に横枠5を固定し、
その前後両端にキャスター5aを備え、このキャスター
によって自由に移動ができるようにしてある。
【0011】一方、天板2は左右両側の下面に断面をコ
字形に形成した取付フレーム6を長さ方向を前後に揃え
て固定し、各フレームの外側の片6aの長さの途中に設
ける軸受部7に支柱上端から横向きに突き出す支軸3を
通すことによって、この支軸を支点に回転自由に支持さ
れる。この実施例に示す支柱1は長方形断面の角パイプ
材からなり、上端部の一側に後方に突き出すように突部
1aを設け、この突部1aに前記支軸3を横向きに植設
するようにしてある。そして、この支軸を介して取付け
られた天板2は支柱の後方側面に添って起立した状態に
畳まれ、また支軸を支点に前方に倒すことによって下面
を支柱の上端に当接して水平に支持されるようにしてあ
る。
【0012】図中8は上記水平に倒された天板2を水平
姿勢に保持するロック装置であり、支柱1の上端内側面
に内向きに突設するピン9に係合する係止部材10と、
この係止部材を解除操作するレバー11とからなる。図
6は上記ロック装置を分解したものであり、係止部材1
0は下縁側を切欠いてピン9の係止爪12を設けてい
る。この係止部材はフレーム6の片6aと、これに間隔
をおいて相対向させた支持板13に向い合わせに形成さ
れる2つの長孔14,14と15,15に両側面に植設
するピン16を滑り部材16aを介して滑合させ、この
長孔の長さ方向に沿って取付フレームの前後に向けて摺
動できるようにしてある。またレバー11は取付フレー
ムの両片6a,6b間に渡す軸17に軸着して回動自由
に取付、先端に通すピン18を前記係止部材10の端部
に縦長に設ける長孔19に滑合させて連結してある。
【0013】ロック装置は常態にある場合、図3,4に
示す如く係止部材10と取付フレームの片6aにそれぞ
れ設ける止め金20,21を介してこの間に張設するス
プリング22によって係止部材を取付フレームの後端側
に引き付け、この引き付けでピン16を長孔14,15
の後方側の端に当接させる。そして、この状態において
係止部材の爪12が支柱1に設けるピン9に衝合するよ
うにしてある。
【0014】天板2は垂直に起立した折り畳み状態から
使用のため支軸3を支点に回転させると、上記係止部材
の爪12が支柱のピン9の直上に達しこれに衝合するこ
とになる。係止部材の係止爪12は上記衝合に際しピン
9との係合を図るため下辺を斜めに欠切して斜辺12a
に形成してあり、ピン9との衝合に伴わせてこの斜辺1
2aをガイドに前記スプリング22を引き伸ばし、前方
に一旦摺動したのちピン9に掛け止められ、天板を水平
姿勢に保持できるようにしてある。
【0015】この様にしてピン9に係合した係止部材1
0はレバー11の引き上げによって係合を外し、天板の
折り畳方向への回転を許すことになる。尚、図面には示
していないが、上述ロック装置は左右の取付フレーム6
にそれぞれ備え、両側で天板の回転をロックできるよう
にして使用時における天板の安定化を図るようにしてあ
る。そして、ここではロックの解除を一側方での操作で
行えるように前記操作レバー11の支軸となる軸17を
両取付フレームに備える操作レバー11の共通軸として
両者間に渡し、一方の操作レバーの操作で他方の操作レ
バーを同時に回動操作し、ピン9との係合を外せるよう
にしてある。
【0016】図中、23は中空の支柱1の内部に垂直
に、且つ摺動自由に付設したストッパー杆であり、24
は天板2の下面に付設した間隔部材である。上記ストッ
パー杆23は天板2を水平に倒したとき、その下面で上
端をを押圧し、下端を床面25に押し当てることでテー
ブルの移動を停止するものであり、また間隔部材24は
上記天板2の下面とストッパー杆23の上端との間に介
入してストッパー杆の高さ位置に変更を与え、テーブル
の移動停止状態を解除するものである。
【0017】ストッパー杆23は支柱1の中空の内部を
縦に貫通して上端部を支柱上方に突出させる一方、下端
は横枠フレーム5を貫いて床面25に臨ませ、これに摩
擦性が高く弾性のある素材、例えばゴムからなる接床部
材26を取付けている。このストッパー杆23は横枠フ
レーム5を貫く孔の縁27と杆の長さの途中に設けるピ
ン28との間に縮設するスプリング29によって上方に
付勢され、常には接床部材26を床面から離すと共に上
端部を支柱1の上端から上方に突き出るようにしてあ
る。
【0018】一方、間隔部材24は上記ストッパー杆2
3の上端部が臨む天板の下面に位置し、天板が支軸3を
支点に水平に倒されたときストッパー杆と衝合するよう
に設けられる。ここに示す間隔部材は肉厚の長方形状を
なす金属板を操作手段30となる帯板状をなす長尺な金
属板の先端部に長手方向の一側縁を溶接して操作手段の
一面から垂設する如く設けてあり、その下縁には長さの
略中央部に山形の切欠き部を設けて高さを違えた部分を
形成し、垂下する下縁そのままの部分を第1の衝合点3
1,32とし、切欠きによって低くなった部分を第2の
衝合点33としている。
【0019】この間隔部材24は前記天板2の下面に前
後方向に向けて取付けられる取付フレーム6の外側に沿
って並行に固定されるレールを兼用した、カバー34に
収められ、支柱1の上端から突き出すストッパー杆23
の直上に臨むようになっている。
【0020】図10,11は間隔部材を詳細に示すもの
で、断面コ字形に形成されるカバー34の一端から帯板
状をなす操作手段30を差し入れ、向い合わせの溝3
5,35に摺動自由に収めてこのカバーの先端部に開設
する長孔36に臨むようにしてある。そして、更に説明
すれば上記カバー34は開放する両端にプラスチック製
の部材37,38を嵌め付けて塞いであり、先端の部材
37と操作手段30との間に復帰バネ39を張設し常に
はこの操作手段が引き込まれるようにして操作手段の後
端に設ける把手40が部材38に当接し、この状態にお
いて前記間隔部材24の第1の衝合点31が前記長孔3
6に臨むようにしてある。
【0021】操作手段を収めたカバー34は前述したよ
うに天板の下面に添わせネジ41,42の揉み込みによ
って固定される。このとき後端側のネジ42を部材38
の透孔に通し、その抜け止めとすると同時に、操作手段
30の長孔43に通して天板にネジ付け、長孔の長さの
範囲で操作手段が抜差し方向に摺動できるようにし、更
に併せてカバーの長孔36が前記ストッパー杆23の直
上に臨むように取付けてある。
【0022】図中44は支柱1の支軸3を支点に天板2
を回転させるとき緩衝するためのダンパーであり、シリ
ンダ45の端部を取付フレーム6の軸受部7に設ける取
付板46に枢着し、ロッド47の端部を取付フレーム6
に設ける二又の取付金具48に枢着して天板2を垂直に
畳んだときロッド47が伸長し、また水平に転倒したと
き収縮して天板の回転時の衝撃を吸収できるようにして
ある。
【0023】本発明のキャスター付きテーブルは上述の
様に構成されるもので、天板2を垂直に起立させた不使
用時にはキャスター5aによって自由に移動することが
できる。そして、会議室等において多数のテーブルを整
列させる場合にはこの折り畳状態で所定の位置に移動さ
せテーブル同志を並べることができる。そして、このテ
ーブルは天板2を回転させ水平姿勢に倒すことによって
自由な移動が拘束される。
【0024】天板2はダンパー44を収縮させながら支
軸3を支点に回転し、天板の下面が支柱の上端に当接し
たところで水平に保持されるが、この当接の直前におい
て支柱のピン9がロック装置8の係止部材10に衝合
し、スプリング22に抗して一旦先端側に移動させたと
ころで係止爪12に係合しロックされ、水平状態に拘束
される。この天板の水平姿勢への変換に伴い天板下面に
設けた間隔部材24が支柱の上端から突き出すストッパ
ー杆23の上端に衝合し、これを押し下げて接床部材2
6を床面25に押当てテーブルの移動を拘束することに
なる。図7は上記天板の回転でストッパー杆23を押下
げ移動を停止させた状態を示しており、このとき間隔部
材24は第1の衝合部31にストッパー杆の上端を受け
ることになる。
【0025】この様にして移動を停止されたテーブル
は、次に操作レバー11を引き上げ係止部材10を引き
付けて係止爪12をピン9から外すことでロックを解除
し、天板を再び折り畳方向に回動することができること
になる。そして、この天板の回転に伴ってストッパー杆
23の押付けを解放し停止状態を解除することになる。
【0026】一方、前記間隔部材24は天板を水平に保
つことによってテーブルの移動を停止としたときこの天
板を水平姿勢に保持したまま移動を可能にするもので、
この間隔部材は図7に示す停止状態から操作手段30の
把手40を引いてストッパー杆との衝合位置を第2衝合
点33に移動することによって行われる。高さの低い第
2衝合点33がストッパー杆の直上に達するとスプリン
グ29の作用で上昇し接床部材26を床面25から離し
停止状態を解除することになる(図8参照)。
【0027】この天板を水平に維持した状態での移動停
止の解除はテーブルの位置を調整したり、配置替えのた
め移動させる場合に都合がよく、本実施例では更に一旦
移動停止状態を解除したのち再び停止させるため間隔部
材24に2つの第1衝合点31,32をもうけている。
図9は把手40を更に牽引して間隔部材を移動させスト
ッパー杆23の上端側に第1の衝合点32を臨ませ、ス
トッパー杆を押し下げて接床部材26を再び床面に押圧
させた状態を示している。テーブルはこの操作によって
キャスター5aによる移動を拘束されることになる。
【0028】尚、操作手段30の把手40は天板2の一
側縁近くに位置させ、天板の下に差し入れる手で簡単に
引き出せるようにする一方、先端側の第1衝合点32が
ストッパー杆23に衝合したとき、この把手が天板下面
から突き出ない長さに設計することは言うまてもない。
勿論本実施例の場合、長孔43にネジ42を挿通して操
作手段の摺動範囲を規制していることから把手の引き出
しによってカバー34から抜け出たり、ストッパー杆2
3が第1衝合部32から外れたりすることはない。
【0029】かくして、天板を使用状態に保持したまま
移動を可能とし、またこの移動を再度拘束するようにし
た間隔部材24はコック装置8の解除操作で天板2を跳
上げたときストッパー杆23を釈放し停止状態を解除す
ることになる。そして上記間隔部材24はストッパー杆
との衝合の解除と共に復帰バネ39の作用で先端側に引
き戻され、再び後方の第1衝合点31を透孔36に臨ま
せ、次の移動停止操作に備えられることになる。
【0030】ところで、図示する実施例では間隔部材2
4に1つの第2衝合点33を挟んでその前後に2つの第
1衝合点を設け、一列に連続させる構造にすると共に、
この間隔部材を操作部材30によって一方に牽引移動さ
せる構造としたが、これはストッパー杆を押付けた状態
にある間隔部材の移動操作を手の握力の範囲で容易に行
えるようにするためであり、例えばストッパー杆と間隔
部材との摩擦力が小さい場合には高さを違えた第1衝合
点と第2衝合点を隣合わせに設けて操作手段の往復操作
でストッパー杆との衝合位置を入れ替え、移動停止−停
止解除の操作を行うようにしてもよい勿論、この場合高
さを違えた衝合点相互の入れ替えを容易にするため両衝
合点間にストッパー杆の上端を誘導する傾斜面を設ける
ことは言うまでもない。また、前記実施例では帯板状の
金属板の縁部を起こしてこの縁部に切欠きを設けること
によって間隔部材24を形成したが、金属板の面を凹凸
に屈曲させて高低差を設けこれを間隔部材としてもよ
い。
【0031】要するに間隔部材は天板を水平に倒し使用
状態に保持したときこの天板の下面で押下げられ床面に
当接して停止状態を維持するストッパー杆23を天板の
押下げを解放することなく下端接地部材の上昇を許して
移動停止状態を解除し、また下降させて移動を拘束する
ものであることから天板下面とストッパー杆の間に介在
してストッパー杆の上下動を可能にするものであればよ
く、例えば楕円形の回転板を介挿して操作手段となる操
作杆の回転により直径の差を利用してストッパー杆を上
下動させる等その他の手段を利用することができる。
【0032】尚、ストッパー杆下端の接床部材26には
摩擦係数の高いゴム等の素材が適当であることを先に述
べたが、この接床部材は移動停止時にテーブルの移動を
拘束するものであることから常に良好な圧着状態が得ら
れるようストッパー杆に対して高さを調整できるアジャ
スタを介して取付けることが望まれる。
【0033】
【発明の効果】以上、本発明を実施例につき詳述した
が、本発明装置は前記構成によって明らかなように不使
用時に垂直に起立した状態に畳まれる天板を使用のため
水平に倒すと、ストッパー杆が下降してキャスターによ
る自由な移動を停止し、また天板を起立姿勢に戻すとス
トッパー杆の押下げが解放され停止状態を解除すること
からテーブルは自由に移動することができる。従って本
発明によれば、テーブルの使用に伴いキャスターによる
移動が停止されることから安定した状態で使用が可能で
あり、また不使用時には天板の回転に伴ってこの停止状
態が自動的に解除され自由な移動が可能となる。そして
更に本発明によれば、天板を水平に倒して使用可能な状
態にあるとき、操作手段によってストッパー杆による停
止状態を解除することができ、また更にはこの解除状態
を停止状態に戻すことができることから複数のテーブル
を並べたときにおける列の修正や、移動にその都度天板
を回転させる必要がなく簡易に且つ手際よく作業ができ
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るキャスター付きテーブルの斜視
図。
【図2】要部を拡大した一部欠截の斜視図。
【図3】天板を起立した折り畳姿勢から水平に転倒させ
使用可能な状態に変換する途中を示す一部省略する要部
の拡大側面図。
【図4】天板を水平に倒しロック装置の係止によって使
用可能な状態にした一部省略する要部の拡大側面図。
【図5】ロック装置を中心とした要部の拡大底面図。
【図6】ロック装置を中心とした要部の分解斜視図。
【図7】間隔部材の第1衝合点がストッパー杆の上端に
衝合して移動停止状態を示す一部欠截する要部の拡大側
面図。
【図8】間隔部材の第2衝合点にストッパー杆の上端が
衝合しストッパー杆が上昇し停止状態を解除した状態を
示す一部欠截する要部の拡大側面図。
【図9】操作手段の牽引操作で間隔部材の第2衝合点か
ら再び第1衝合点にストッパー杆上端の衝合位置を移動
させ停止状態に戻したところを示す一部欠截する要部の
拡大側面図。
【図10】間隔部材と操作手段を示す拡大分解斜視図。
【図11】図10に示す間隔部材をカバーに収め組立て
た状態を示す拡大底面図。
【図12】天板を水平に倒しロック装置により拘束して
使用状態にしたところから天板を回転させて起立状態に
折り畳んだときにおけるダンパーの作動状態を説明する
要部の拡大側面図である。
【符号の説明】 1 支柱 2 天板 3 支軸 5a キャスター 6 取付フレーム 8 ロック装置 9 ピン 23 ストッパー杆 24 間隔部材 26 接床部材 30 操作手段 31,32 第1の衝合点 33 第2の衝合点

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱の上端に支軸を支点に回転自由に支
    持され不使用時には起立姿勢に畳まれ、使用時にはロッ
    ク装置の係止によって水平姿勢に保持される天板を備
    え、支柱下端にキャスターを備えてなるキャスター付き
    テーブルにおいて、前記支柱には該支柱の高さに略揃え
    たストッパー杆を垂直方向に添って摺動自由に備え、前
    記天板の水平姿勢への回転時にその下面を上記ストッパ
    ー杆の上端に衝合させ下端を床面に当接させて移動を停
    止せしめる一方、天板下面の上記衝合位置には高さを違
    えた複数個の衝合点を有する間隔部材を移動可能に備
    え、該間隔部材に連結する操作手段の移動操作によって
    前記ストッパー杆の上端に衝合する衝合点を入れ替えら
    れるようにして前記テーブルの使用時にテーブルの移動
    停止状態を解除できるようにしたことを特徴とするキャ
    スター付きテーブルの移動停止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、支柱は左右間
    隔をおいて一対備え、該両支柱の高さ方向に沿ってそれ
    ぞれストッパー杆を各摺動自由に備える一方、該両スト
    ッパー杆の上端が衝合する天板下面には操作手段によっ
    て高さを違えた衝合点を入れ替え自由にした間隔部材を
    それぞれ設けてなることを特徴としたキャスター付きテ
    ーブルの移動停止装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の記載において、間隔部材は天
    板の下面に沿って移動可能に支持すると共に間隔をおい
    て並ぶ2つの同一高さの第1の衝合点とこの2つの衝合
    点の間に位置するそれより低い第2の衝合点を備え、且
    つ2つの第1の衝合点とこの間の第2の衝合点との間に
    は傾斜面を配置し隣接する衝合点同志を連続させ、操作
    手段による移動操作によって第1と第2の衝合点を選択
    的にストッパー杆の上端に臨ませるようにしてなるキャ
    スター付きテーブルの移動停止装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の記載において、操作手段は長
    尺な棒状部材にして天板の下面に沿って摺動自由に付設
    し、その一端を間隔部材に接続し他端を天板の縁部に臨
    ませ手掛け部を備える一方、上記間隔部材若しくは操作
    手段には該間隔部材の第1の衝合点がストッパー杆上端
    との衝合点に臨むよう付勢する復帰バネを設けてなるこ
    とを特徴としたキャスター付きテーブル移動停止装置。
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