JPH0521896Y2 - - Google Patents

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JPH0521896Y2
JPH0521896Y2 JP1988121705U JP12170588U JPH0521896Y2 JP H0521896 Y2 JPH0521896 Y2 JP H0521896Y2 JP 1988121705 U JP1988121705 U JP 1988121705U JP 12170588 U JP12170588 U JP 12170588U JP H0521896 Y2 JPH0521896 Y2 JP H0521896Y2
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、マスフローコントローラなどの制御
弁やその他自動流量制御装置の微小駆動部として
用いられる圧電アクチユエータの改良に関する。
〔従来の技術〕
圧電アクチユエータを構成するピエゾスタツク
は、例えば圧電効果を示すチタン酸鉛やジルコン
酸鉛などを素材とする、例えば直径10〜50mm、厚
さ0.1〜0.5mmの薄い円板状のピエゾ素子(その両
面は適宜のメツキが施してある)を複数個(例え
ば100〜200個程度)積層してなるもので、各ピエ
ゾ素子に100〜200Vの直流電圧を印加すると、印
加電圧に比例してその積層方向に伸長する。
第4図は従来の圧電アクチユエータの構成を示
し、同図において、80はピエゾ素子81…を複
数個積層してなるピエゾスタツクで、その上下両
端には金属製のプレート82,83が接着剤など
によつて設けてある。そして、各ピエゾ素子81
…の表面にはエポキシ樹脂などのように電気絶縁
性に優れた樹脂84がコーテイングしてある。な
お、85はピエゾ素子81…に電圧を供給するた
めの給電線である。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記ピエゾ素子81…はすでに説明
したように、その一つ一つはきわめて薄く、この
ようなピエゾ素子81…を100個積層してもピエ
ゾスタツク80の高さはせいぜい10〜50mm程度で
あり、その上下両端に設けられるプレート82,
83間の距離はきわめて小さい。従つて、このよ
うなピエゾスタツク80に、100〜200Vの直流電
圧を印加した場合、たとえ前記ピエゾスタツク8
0にシール性の絶縁コーテイングが施してあつた
り、或いは、熱収縮チユーブでシールが施してあ
つても、ときによつてはプレート82,83間で
放電が生ずることがある。特に、ピエゾスタツク
80をバブルケースに収納しただけの圧電アクチ
ユエータにおいては、空気中に含まれる水分が増
えると放電を起こしやすくなり、その結果、ピエ
ゾ素子81が早く劣化したり、あるいは、圧電ア
クチユエータが動作不良をひき起こすといつた不
都合があつた。
本考案は、上述の事柄に留意してなされたもの
で、その目的とするところは、プレート間で放電
が生じないで、且つ、容器の外径が大きくなく、
コンパクトであると共に、優れた動作特性を有す
る圧電アクチユエータを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本考案に係る圧電
アクチユエータは、複数のピエゾ素子を積層して
なるピエゾスタツクを、電気絶縁性ガスを封入し
た金属製の密封容器内に収容すると共に、この密
封容器の一部に、前記ピエゾスタツクの伸長する
方向に伸長する可動部を形成し、この可動部の外
径を前記密封容器の外径よりも小さくした点に特
徴がある。
〔作用〕
上記構成によれば、複数のピエゾ素子を積層し
て形成してなるピエゾスタツクは電気絶縁性ガス
を封入した金属製の密封容器内に収容されている
から、ピエゾ素子に所定の直流電圧を印加しても
上下のプレート間で放電が生ずることがない。ま
た、前記密封容器の一部には、電圧印加によつて
ピエゾスタツクが伸長する方向に伸長する可動部
が形成してあるから、ピエゾスタツクの上下方向
の動きに合わせて密封容器も上下動することにな
り、密封容器の気密性は維持され、内部に封入し
てある電気絶縁性ガスが漏出することがない。さ
らに、可動部の外径を前記密封容器の外径よりも
小さくしてあるから、密封容器の外径そのものを
大きくしなくても済み、それだけコンパクトな圧
電アクチユエータを得ることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説明
する。
第1図は所謂ノルマルオープンタイプのマスフ
ローコントローラの一例を示し、同図において、
1は本体ブロツク、2,3は本体ブロツク1に形
成された流体入口、流体出口である。4は流体入
口2と流体出口3との間に形成される流体流路
で、マスフローメータ部5と流量制御部としての
制御弁6とが設けてある。尚、図示する例におい
ては、マスフローメータ部5が制御弁6よりも上
流側に設けてあるが、この配置を逆にしてもよ
い。
前記マスフローメータ部5は、流体流路4に臨
むように開設された測定流路入口7と測定流路出
口8との間を接続する例えば薄肉毛細管よりなる
導管9に例えば熱式質量流量センサよりなる抵抗
体10,10を巻回してなるもので、熱式質量流
量センサ10,10は図外の信号処理装置に接続
してある。11は流体流路4に形成された定分流
比特性を有するバイパス部である。
そして、前記制御弁6は、次のように構成され
ている。即ち、前記バイパス部11よりも下流側
の流体流路4に弁口12を備えたオリフイスブロ
ツク13が設けられると共に、弁頭部14とプラ
ンジヤ部15とからなり、弁口12の開度を調節
する弁体16が弁頭部14を弁口12に近接した
状態で設けられている。そして、この弁体16は
本体ブロツク1の上部に設けられた弁ブロツク1
7の下部空間内に設けられた金属製のダイヤフラ
ム18によつて、通常時、オリフイスブロツク1
3との間に若干の隙間が形成されるように、上下
動自在に保持されている。19はダイヤフラム1
8と、プランジヤ部15に固着されたばね受け2
0との間に介装されたばねである。
21は弁体16を所定の方向に押圧駆動する圧
電アクチユエータで、弁ブロツク17に螺着され
た筒状のバルブケース22内に収容されている。
この圧電アクチユエータ21の構成およびその保
持構造について、第2図をも参照しながら説明す
る。
23は複数のピエゾ素子24…を積層し、その
表面にエポキシ樹脂のように電気絶縁性の優れた
樹脂25をコーテイングしてなるピエゾスタツク
で、その上端側には金属製の上プレート26が固
着してあり、その下部可動部27には可動軸28
を介して下プレート29が固着してある。30は
金属製の密封容器で、その上端は上プレート26
にろう付などの手段により接合してあり、下端に
は密封容器30よりも小径のベローズよりなる可
動部31が形成してあり、この可動部31の下端
は下プレート29にろう付などの手段により接合
してある。
そして、詳細には図示してないが、密封容器3
0の上部はハーメチツクシールが施してあり、そ
のシール部分からは電圧供給用の給電線32,3
2と電気絶縁性ガスを充填するためのパイプ33
が立設してある。電気絶縁性ガスを密封容器30
に充填するには、第2図に示すように、密封容器
30内にピエゾスタツク23を収容した状態にお
いて、密封容器30内に水分を適宜の乾燥手段で
十分に除去した後、窒素ガス、乾燥空気、フロン
ガス、六フツ化イオウガスなどのように電気絶縁
性に優れたガスを前記パイプ33を介して密封容
器30内に充填する。この場合、密封容器30内
のガス圧力が1〜10気圧程度になるようにするの
がよい。所定のガス充填後はパイプ33を圧着切
断してパイプ口を封止し、さらに、封止口にはん
だ付を行つてガスの漏出を防止する。
第3図はフロンガス、六フツ化イオウガス、乾
燥空気をそれぞれ密封容器30内に加圧した状態
で封入して、ピエゾスタツク23に電圧を印加し
た場合におけるコロナ放電開始電圧とガス圧力と
の関係を示す図で、同図において、直線A,B,
Cはそれぞれフロンガス、六フツ化イオウガス、
乾燥空気の特性直線を示す。
再び、第1図および第2図において、前記圧電
アクチユエータ21の上部固定部である肩部34
は斜め下方に傾斜した所謂テーパ面に形成してあ
り、バルブケース22の上部外周に形成したねじ
部に螺着されるユニオンナツト形状の調整ナツト
35のつば部36のリング状の内部当接面37を
球面状に形成して、この内部当接面37と前記圧
電アクチユエータ21の上部固定部34とを当接
させてある。
また、圧電アクチユエータ21のプレート29
の下面中央には円錐形状の凹み38が形成してあ
り、一方、弁体16のプランジヤ部15の上面中
央には前記凹み38と上下対称の逆円錐形状の凹
み39が形成してあり、これら両凹み38,39
に挟持されるようにして真球40を介装して球面
軸受部41が前記プレート29とプランジヤ部1
5との間に形成されている。
なお、第1図においては、42はロツクナツ
ト、43〜49はシール部材としての金属製Oリ
ングである。
而して、上記構成において、複数のピエゾ素子
24…を積層して形成してなるピエゾスタツク2
3は電気絶縁性ガスを封入した金属製の密封容器
30内に収容されているから、ピエゾ素子24に
所定の直流電圧を印加しても上下のプレート2
6,29間で放電が生ずることがない。また、前
記密封容器30の一部には、電圧印加によつてピ
エゾスタツク23が伸長する方向に伸長するベロ
ーズよりなる可動部31が形成してあるから、ピ
エゾスタツク23の上下方向の動きに合わせて密
封容器23も上下動することになり、密封容器2
3の気密性は維持され、内部に封入してある電気
絶縁性ガスが漏出することがない。
そして、可動部31の外径を密封容器30の外
径よりも小さくしてあるので、密封容器30の外
径そのものを大きくしなくても済み、それだけコ
ンパクトな圧電アクチユエータ21を得ることが
できる。
また、電気絶縁性ガスとして、特に、フロンガ
ス、六フツ化イオウガスを1〜10気圧程度に加圧
して密封容器30内に封入すれば、より絶縁効果
が大きくなり、従つて、ピエゾ素子24…にはそ
れだけ高い直流電圧を印加することができるの
で、同じ伸び(出力)を得る場合、ピエゾ素子2
4…の積層数を少なくすることができ、小型の圧
電アクチユエータ21を得ることができる。
また、第1図において、プランジヤ部15を省
略し、弁頭部14に真球40を直接当接させるよ
うに構成してもよい。
〔考案の効果〕
本考案は上述の通り構成されているので、次の
ような効果を奏する。
即ち、ピエゾ素子に所定の直流電圧を印加して
も上下のプレート間で放電が生ずることがなく、
高電圧を連続して印加することができるので、信
頼性の高い圧電アクチユエータが得られ、密封容
器の外径そのものを大きくしなくても済み、それ
だけコンパクトな圧電アクチユエータを得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示し、
第1図は本考案に係る圧電アクチユエータを組み
込んだノルマルオープンタイプのマスフローコン
トローラを示す縦断面図、第2図は圧電アクチユ
エータの構成の一例を示す部分断面図である。第
3図は本考案に係る圧電アクチユエータにおける
ガス圧力とコロナ放電開始電圧との特性を示すグ
ラフである。第4図は従来の圧電アクチユエータ
を示す部分断面図である。 21……圧電アクチユエータ、23……ピエゾ
スタツク、24……ピエゾ素子、30……密封容
器、31……可動部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数のピエゾ素子を積層してなるピエゾスタツ
    クを、電気絶縁性ガスを封入した金属製の密封容
    器内に収容すると共に、この密封容器の一部に、
    前記ピエゾスタツクの伸長する方向に伸長するベ
    ローズよりなる可動部を形成し、この可動部の外
    径を前記密封容器の外径よりも小さくしてあるこ
    とを特徴とする圧電アクチユエータ。
JP1988121705U 1988-09-16 1988-09-16 Expired - Lifetime JPH0521896Y2 (ja)

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JP1988121705U JPH0521896Y2 (ja) 1988-09-16 1988-09-16

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JPH0242457U JPH0242457U (ja) 1990-03-23
JPH0521896Y2 true JPH0521896Y2 (ja) 1993-06-04

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5510153A (en) * 1978-07-07 1980-01-24 Arai Pump Mfg Co Ltd Seal and bearing
JPS5598847A (en) * 1979-01-22 1980-07-28 Hitachi Ltd High voltage resistant semiconductor device

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5510153A (en) * 1978-07-07 1980-01-24 Arai Pump Mfg Co Ltd Seal and bearing
JPS5598847A (en) * 1979-01-22 1980-07-28 Hitachi Ltd High voltage resistant semiconductor device

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JPH0242457U (ja) 1990-03-23

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