JPH05218771A - サブバンド符号化信号再生装置 - Google Patents

サブバンド符号化信号再生装置

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JPH05218771A
JPH05218771A JP4022281A JP2228192A JPH05218771A JP H05218771 A JPH05218771 A JP H05218771A JP 4022281 A JP4022281 A JP 4022281A JP 2228192 A JP2228192 A JP 2228192A JP H05218771 A JPH05218771 A JP H05218771A
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subband
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JP4022281A
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Yoshitaka Ota
良隆 太田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 音響信号再生に使用されるサブバンド符号化
信号再生装置において、簡単な構成で再生信号のダイナ
ミックレンジの圧縮を実現する。 【構成】 サブバンド符号化信号の最大値情報を最大値
情報格納手段32に、ビット割当情報をビット割当情報
格納手段33に格納し、変換パラメータ設定手段36で
は格納された最大値情報に基づいて変換パラメータを設
定し、最大値情報変換手段371〜37nでは最大値情
報格納手段32から出力される各サブバンド毎の最大値
情報を変換パラメータ設定手段36の出力信号に応じて
変換する。各サブバンド毎のサンプルデータは、ビット
割当情報格納手段33に格納された各サブバンド毎のビ
ット割当情報のビット数で、かつ、最大値情報変換手段
371〜37nの出力に基づいて量子化復元手段341
〜34nで量子化復元され、量子化復元された各サブバ
ンドの信号を合成フィルタ35によって合成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサブバンド符号化信号を
再生するサブバンド符号化信号再生装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、人間の聴覚系を考慮した信号圧縮
を行うサブバンド符号化が音響信号の帯域圧縮技術とし
て用いられ、少ない情報量でありながら、高音質と大き
なダイナミックレンジの音響信号再生を可能としてい
る。一方、音響信号の聴取においては、その周囲環境の
騒音により再生信号中の小さい音が騒音によって聞き取
れなくなり、ダイナミックレンジの広さがかえって障害
となる場合がある。この対策として、再生信号のダイナ
ミックレンジを圧縮することによって小さな音も聞き取
り易くするサブバンド符号化信号再生装置がある。
【0003】以下に、従来のサブバンド符号化信号再生
装置について説明する。図12はサブバンド符号化信号
再生装置の第1の従来例の構成を示すブロック図であ
る。図12において、1は磁気テープ再生手段、2はデ
コーダである。51は同期検出手段、52は最大値情報
格納手段、53はビット割当情報格納手段、541〜5
4nは量子化復元手段、55は合成フィルタであり、以
上でサブバンド符号化信号復調部5を構成する。6はD
/A変換手段、7はパワーアンプ、8はスピーカであ
る。91は利得制御手段、92はレベル検出手段であ
り、以上でダイナミックレンジ圧縮部9を構成する。
【0004】以上のように構成された従来のサブバンド
符号化信号再生装置について、以下その動作について説
明する。
【0005】まず、サブバンド符号化信号の信号ソース
について説明する。図12に示すように、この例は記録
媒体が磁気テープの場合である。磁気テープ再生手段1
により、磁気テープに記録されたディジタル信号を再生
する。再生されたディジタル信号はデコーダ2において
復号され、記録時に付加された誤り訂正信号に基づいて
訂正処理、並びに信号の並べ変え等を行う。こうしてデ
コーダ2の出力においてサブバンド符号化信号を得る。
図13はデコーダ2の出力のサブバンド符号化信号のフ
レームの構成を示すフレーム構成図である。図13に示
すように、このサブバンド符号化信号は、1つのフレー
ムが同期信号,ビット割当情報,最大値情報,サンプル
データによって構成される。ここでビット割当情報は、
複数の周波数帯域に分割した各サブバンドに割り当てる
量子化ビット数の情報であり、最大値情報は各サブバン
ド毎のフレーム内における信号レベルの最大値の情報で
あり、サンプルデータは各サブバンド毎に最大値情報に
基づいて正規化され量子化された信号サンプルのデータ
である。
【0006】次に、サブバンド符号化信号復調部5の動
作について説明する。デコーダ2より出力されたサブバ
ンド符号化信号は同期検出手段51に入力され、その同
期信号によって同期を取ることによって、最大値情報,
ビット割当情報,サンプルデータに分離し出力される。
最大値情報は最大値情報格納手段52に、ビット割当情
報はビット割当情報格納手段53にそれぞれ格納され
る。量子化復元手段541〜54nは、ビット割当情報
格納手段53のビット割当情報に基づく量子化ビット数
で、最大値情報格納手段52の最大値情報に基づいて、
各サブバンド毎にサンプルデータを量子化復元すること
によって、各サブバンド毎の信号を復元する。合成フィ
ルタ55は、量子化復元541〜54nより出力される
各サブバンド毎の信号を合成することにより、帯域分割
のない量子化データを得る。
【0007】次に、ダイナミックレンジ圧縮部9の動作
について説明する。合成フィルタ55の出力はダイナミ
ックレンジ圧縮部9に入力され、ダイナミックレンジが
圧縮される。まず、ダイナミックレンジ圧縮部9の入出
力静特性を示し、動作の概念を説明する。ダイナミック
レンジ圧縮部9の入出力静特性を図14に示す。ダイナ
ミックレンジ圧縮部9では、入力信号が最大入力から−
24dBまでは、出力信号が0dBから−12dBとな
るように対数直線的な利得変換を行う。また、入力信号
が−24dB以下のレベルでは利得変換を行わず、利得
1で出力する。こうして最大入力に対し−24dB以下
の入力信号では12dBの利得を持ち、結果的にダイナ
ミックレンジが12dB圧縮される。次に、ダイナミッ
クレンジ圧縮部9の動特性について内部のタイミングを
示し、説明する。ダイナミックレンジ圧縮部9の入力信
号の例として、信号振幅の包絡線が図15(a)に示す
ような時間的に0dBから−24dBの間を変化する信
号とする。レベル検出手段92では図15(b)に示す
ように入力信号の振幅の包絡線をTrの時定数を持って
検出する。利得制御手段91ではレベル検出手段92か
らの検出レベルに応じて図14の入出力静特性を実現す
るように利得を制御する。利得制御手段91の出力信号
は図15(c)に示すように、ダイナミックレンジ圧縮
部9の入力信号が0dBの時には0dBを出力し、入力
信号が−24dBに変化すると−24dBに変化し、時
定数Trで−12dBに近づく、入力信号が再び0dB
に変化すると出力信号は0dBになる。こうしてダイナ
ミックレンジが圧縮される。なお、利得制御手段91で
は、サンプルデータ毎にレベル検出手段92の出力信号
に基づく係数をサンプルデータに乗算することによって
所望の利得制御を行う。ダイナミックレンジ圧縮部9の
出力信号はD/A変換手段6に入力され、アナログ信号
に変換された後、パワーアンプ7で増幅され、スピーカ
8を駆動することによって再生、聴取することができ
る。
【0008】次に、サブバンド符号化信号再生装置の第
2の従来例について説明する。本来、ダイナミックレン
ジの圧縮は外部騒音下での聴取を容易にするために行わ
れるのであるが、一般に外部騒音レベルは周波数帯域に
よって一様ではなく、例えば外部騒音が低域に大きく高
域に小さいといったような周波数特性を持つ場合に、全
周波数帯域にわたり一様にダイナミックレンジの圧縮を
行うならば、実際の聴取の際に高域の音が相対的に強調
され、不自然に聞こえるという問題が発生する。第2の
従来例はこの問題を解決する場合の例である。
【0009】図16はサブバンド符号化信号再生装置の
第2の従来例の構成を示すブロック図である。図16に
おいて、1は磁気テープ再生手段、2はデコーダであ
る。51は同期検出手段、52は最大値情報格納手段、
53はビット割当情報格納手段、541〜54nは量子
化復元手段、55は合成フィルタであり、以上でサブバ
ンド符号化信号復調部5を構成する。10はダイナミッ
クレンジ圧縮部、6はD/A変換手段、7はパワーアン
プ、8はスピーカである。図17はダイナミックレンジ
圧縮部10の内部構成を示すブロック図であり、103
1〜103nはバンドパスフィルタ、1011〜101
nは利得制御手段、102はレベル検出手段である。
【0010】以上のように構成された従来のサブバンド
符号化信号再生装置について、以下その動作について第
1の従来例と異なるダイナミックレンジ圧縮部10につ
いて説明する。
【0011】ダイナミックレンジ圧縮部10に入力され
た信号はバンドパスフィルタ1031〜103nで帯域
分割される。バンドパスフィルタ1031〜103nの
周波数特性を図18に示す。バンドパスフィルタ103
1〜103nの出力はそれぞれに対応する利得制御手段
1011〜101nに入力される。利得制御手段101
1,1012の動作について説明する。利得制御手段1
011,1012の利得制御の静特性を図19に示す。
利得制御手段1011では、ダイナミックレンジ圧縮部
10に入力される信号が0dBから−24dBの範囲で
は、利得制御手段1011の入力信号に対して出力信号
が0dBから−12dBとなるように対数直線的な利得
変換を行い、入力される信号が−24dB以下の時には
12dBの利得を持つように変換し出力する。また、利
得制御手段1012では、ダイナミックレンジ圧縮部1
0に入力される信号が0dBから−24dBの範囲で
は、利得制御手段1012の入力信号に対して出力信号
が0dBから−18dBとなるように対数直線的な利得
変換を行い、入力される信号が−24dB以下の時には
6dBの利得を持つように変換し出力する。
【0012】次に、利得制御手段1011の動的な入出
力関係についてタイミングを示し説明する。ダイナミッ
クレンジ圧縮部10の入力信号の例として、信号振幅の
包絡線が図20(a)に示すような時間的に0dBから
−24dBの間を変化する信号とする。レベル検出手段
102では図20(b)に示すように入力信号の振幅の
包絡線をTrの時定数を持って検出する。利得制御手段
1011ではレベル検出手段102からの検出レベルに
応じて図19の入出力静特性を実現するように利得を制
御する。利得制御手段1011の出力信号は図20
(c)に示すように、ダイナミックレンジ圧縮部10の
入力信号が0dBの時には0dBを出力し、入力信号が
−24dBに変化すると−24dBに変化し、時定数T
rで−12dBに近づき、入力信号が再び0dBに変化
すると出力信号は0dBになる。こうしてダイナミック
レンジが圧縮される。制御手段1012の動的な入出力
関係についても先と同様にダイナミックレンジ圧縮部1
0の入力信号の例として、信号振幅の包絡線が図21
(a)に示すような時間的に0dBから−24dBの間
を変化する信号として説明する。レベル検出手段102
では図21(b)に示すように入力信号の振幅の包絡線
をTrの時定数を持って検出する。利得制御手段101
2ではレベル検出手段102からの検出レベルに応じて
図19の入出力静特性を実現するように利得を制御す
る。利得制御手段1012の出力信号は図21(c)に
示すように、ダイナミックレンジ圧縮部10の入力信号
が0dBの時には0dBを出力し、入力信号が−24d
Bに変化すると−24dBに変化し、時定数Trで−1
8dBに近づき、入力信号が再び0dBに変化すると出
力信号は0dBになる。こうしてダイナミックレンジが
圧縮される。なお、利得制御手段1011,1012で
は、サンプルデータ毎にレベル検出手段102の出力信
号に基づく係数をサンプルデータに乗算することによっ
て所望の利得制御を行う。利得制御手段1011〜10
1nの出力信号は合成され出力される。ダイナミックレ
ンジ圧縮部10の入出力静特性は、図22に示すように
各周波数帯域毎に異なる圧縮がなされることになり、周
波数の低い帯域ほど圧縮が大きくなり、外部騒音が低い
周波数に偏った中での聴取の際にも自然な再生音を得る
ことができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、(1)ダイナミックレンジの圧縮を行う
ために信号の振幅包絡線を検出する必要があり、また、
その検出レベルに応じて利得を制御する際にサンプルデ
ータ毎にサンプルデータに係数を乗算する必要があり、
これらの機能を実現するには構成が複雑になるという問
題点を有していた。(2)周波数帯域毎に異なる比率で
ダイナミックレンジの圧縮を行うためにバンドパスフィ
ルタを新たに設ける必要があり、構成が複雑になるとい
う問題点を有していた。
【0014】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、(1)高速の演算を必要とせず、簡単な構成でダイ
ナミックレンジの圧縮を実現することができ、(2)バ
ンドパスフィルタを新たに設けることなく、簡単な構成
で周波数特性に片寄りのある外部騒音下での聴取におい
ても自然な再生音を得ることのできるサブバンド符号化
信号再生装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のサブバンド符号化信号再生装置は、 (1)サブバンド符号化信号の最大値情報を格納する最
大値情報格納手段と、前記サブバンド符号化信号のビッ
ト割当情報を格納するビット割当情報格納手段と、前記
最大値情報格納手段の最大値情報を変換する最大値情報
変換手段と、前記最大値情報変換手段の変換パラメータ
を前記最大値情報格納手段の最大値情報に基づいて各サ
ブバンド共通に設定する変換パラメータ設定手段と、
前記サブバンド符号化信号のサンプルデータを前記最大
値情報変換手段の変換された最大値情報と前記ビット割
当情報格納手段のビット割当情報とに基づいてサブバン
ド毎に量子化復元を行う量子化復元手段と、前記量子化
復元手段の出力を合成する合成フィルタとを備えてい
る。
【0016】(2)サブバンド符号化信号の最大値情報
を格納する最大値情報格納手段と、前記サブバンド符号
化信号のビット割当情報を格納するビット割当情報格納
手段と、前記最大値情報格納手段の最大値情報を変換す
る最大値情報変換手段と、前記最大値情報変換手段の変
換パラメータを前記最大値情報格納手段の最大値情報に
基づいて各サブバンド独立に設定する変換パラメータ設
定手段と、前記サブバンド符号化信号のサンプルデータ
を前記最大値情報変換手段の最大値情報と前記ビット割
当情報格納手段のビット割当情報とに基づいてサブバン
ド毎に量子化復元を行う量子化復元手段と、前記量子化
復元手段の出力を合成する合成フィルタとを備えてい
る。
【0017】
【作用】本発明は上記した構成により、 (1)サブバンド符号化信号の最大値情報を最大値情報
格納手段に、ビット割当情報をビット割当情報格納手段
に格納し、変換パラメータ設定手段では、最大値情報格
納手段に格納された最大値情報に基づいて変換パラメー
タを設定し、最大値情報変換手段では最大値情報格納手
段から出力される各サブバンド毎の最大値情報を変換パ
ラメータ設定手段の出力値に応じて変換する。この際、
変換パラメータ設定手段では、最大値情報の値の平均値
を大きくするような変換パラメータを設定する。サブバ
ンド符号化信号の各サブバンド毎のサンプルデータは、
ビット割当情報格納手段に格納された各サブバンド毎の
ビット割当情報のビット数で、かつ最大値情報変換手段
の出力である変換された最大値情報に基づいて量子化復
元され、量子化復元された各サブバンドの信号を合成フ
ィルタによって合成することにより、再生信号の平均レ
ベルを増加している。
【0018】(2)サブバンド符号化信号の最大値情報
を最大値情報格納手段に、ビット割当情報をビット割当
情報格納手段に格納し、変換パラメータ設定手段では、
最大値情報格納手段に格納された最大値情報に基づいて
各サブバンドに独立した変換パラメータを設定し、最大
値情報変換手段では最大値情報格納手段から出力される
各サブバンド毎の最大値情報を各サブバンド毎の変換パ
ラメータ設定手段の出力値に応じて変換する。この際、
変換パラメータ設定手段では、最大値情報の値の平均値
を大きくするような変換パラメータを設定する。サブバ
ンド符号化信号の各サブバンド毎のサンプルデータは、
ビット割当情報格納手段に格納された各サブバンド毎の
ビット割当情報のビット数で、かつ最大値情報変換手段
の出力である変換された最大値情報に基づいて量子化復
元され、量子化復元された各サブバンドの信号を合成フ
ィルタによって合成することにより、再生信号の平均レ
ベルをサブバンド毎に独立した量で増加している。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0020】図1は本発明の第1の実施例におけるサブ
バンド信号再生装置のブロック図を示すものである。図
1において、1は磁気テープ再生手段、2はデコーダで
ある。31は同期検出手段、32は最大値情報格納手
段、33はビット割当情報格納手段、341〜34nは
量子化復元手段、35は合成フィルタ、36は変換パラ
メータ設定手段、371〜37nは最大値情報変換手段
であり、n個のサブバンドを有する場合の例である。以
上でサブバンド符号化信号復調部3を構成する。6はD
/A変換手段、7はパワーアンプ、8はスピーカであ
る。
【0021】以上のように構成された本発明の第1の実
施例のサブバンド符号化信号再生装置について、以下そ
の動作について説明する。
【0022】まず、サブバンド符号化信号の信号ソース
について説明する。図1に示すように、この例は記録媒
体が磁気テープの場合である。磁気テープ再生手段1に
より、磁気テープに記録されたディジタル信号を再生す
る。再生されたディジタル信号はデコーダ2において復
号され、記録時に付加された誤り訂正信号に基づいて訂
正処理、並びに信号の並べ変え等を行ったのち出力され
る。図2はデコーダ2の出力のサブバンド符号化信号の
フレームの構成を示すフレーム構成図である。図2に示
すように、このサブバンド符号化信号は、1つのフレー
ムが同期信号,ビット割当情報,最大値情報,サンプル
データによって構成される。ここでビット割当情報は、
複数の帯域に分割した各サブバンドの量子化のために割
り当てる各サブバンド毎の量子化ビット数の情報であ
り、最大値情報は各サブバンド毎のフレーム内における
信号レベルの最大値の情報であり、サンプルデータは各
サブバンド毎に最大値情報に基づいて正規化され量子化
された信号サンプルのデータである。
【0023】次に、サブバンド符号化信号復調部3の動
作について説明する。デコーダ2より出力されたサブバ
ンド符号化信号は同期検出手段31に入力され、その同
期信号によって同期を取ることによって、最大値情報,
ビット割当情報,サンプルデータにそれぞれ分離し出力
される。最大値情報は最大値情報格納手段32に、ビッ
ト割当情報はビット割当情報格納手段33にそれぞれ格
納される。最大値情報格納手段32に格納された各サブ
バンド毎のn個の最大値情報は、各サブバンド毎に設け
られたn個の最大値情報変換手段371〜37nにおい
て変換される。この変換の動作について説明する。ここ
で、最大値情報変換手段371〜37nのうち、最も大
きな最大値情報を有するサブバンドに対応するものが最
大値情報変換手段371であった場合を例にして説明す
る。図3(a)に最大値情報変換手段371の静的な入
出力関係を示す。最大値情報変換手段371では、入力
される最大値情報が取り得る最大の値から−24dBの
範囲では、出力する最大値情報が0dBから−12dB
となるように対数直線的な変換を行う。また、入力され
る最大値情報が−24dB以下の時には12dBの利得
を持つように変換し出力する。次に、図3(a)の入出
力関係を得る過程を説明する。変換パラメータ設定手段
36は、最大値情報格納手段32の各バンド毎の最大値
情報のうち最も大きな値に応じた変換パラメータを出力
する。この最も大きな最大値情報と変換パラメータの出
力の静的な関係を図3(b)に示す。図3(b)に示す
ように変換パラメータ設定手段36では最大値情報が0
dBから−24dBの範囲では変換パラメータとして1
から4の範囲の値を出力し、最大値情報が−24dB以
下の範囲では変換パラメータとして4を出力する。最大
値情報変換手段371では、変換パラメータ設定手段3
6から出力される変換パラメータに基づいて、入力され
る最大値情報を乗算することによって変換した後出力
し、図3(a)に示す入出力関係を得る。
【0024】次に、最大値情報変換手段371の動的な
入出力関係についてタイミングを示し説明する。図4に
変換パラメータ設定手段36の内部構成を示す。変換パ
ラメータ設定手段36は、各サブバンド毎の最大値情報
の中から最も大きな値を有する最大値情報を選択する最
大値選択手段361、最大値選択手段361の出力値の
最大の値を保持する最大値ホールド手段362、最大値
ホールド手段362の出力から変換パラメータを出力す
る変換パラメータ出力手段363で構成される。最大値
情報変換手段371に入力する最大値情報の例として、
図5(a)に示すように時間的に0dBから−24dB
の値の変化をするものとする。また、各サブバンド毎の
最大値情報のうち、図5(a)に示す時間内において最
大値情報変換手段371に該当するサブバンドの最大値
情報が最も大きいとする。最大値選択手段361では各
サブバンドの最大値情報のうち最も大きな値を選択する
から、最大値選択手段361の出力は図5(a)に示す
のと同じである。最大値ホールド手段362は最大値選
択手段361の出力を時定数Trをもって保持する。そ
の出力を図5(b)に示す。ここで時定数Trはサブバ
ンド符号化信号の1フレームの時間に比べ十分長いもの
とする。変換パラメータ出力手段363は最大値ホール
ド手段362の出力に基づいて図5(c)のような変換
パラメータを出力する。出力する変換パラメータは図5
(c)に示すように最大値情報の変化に対し時定数を持
った変化をする値である。最大値情報が0dBの時には
1を出力し、最大値情報が−24dBに変化した時には
Trの時定数をもって4に近づくような出力値の変化を
する。また、最大値情報が再び0dBに変化したときに
は1を出力する。最大値情報変換手段371では、変換
パラメータ設定手段36より出力される変換パラメータ
を、入力される最大値情報に乗ずることにより図5
(d)に示すように、入力する最大値情報が0dBの時
には0dBを出力し、入力する最大値情報が0dBから
−24dBに変化したときにはTrの時定数をもって−
24dBから−12dBに変化する値に変換し出力す
る。入力する最大値情報が再び0dBになったときには
0dBを出力する。また、最大値情報変換手段372〜
37nは最大値情報変換手段371と同一の変換パラメ
ータで最大値情報を変換する。こうして最大値情報は全
てのサブバンドで同一の利得で変換がなされたことにな
る。量子化復元手段341〜34nは、同期検出手段3
1から出力される各サブバンド毎のサンプルデータを、
ビット割当情報格納手段33の各サブバンド毎のビット
割当情報に示される量子化ビット数で、最大値情報変換
手段371〜37nから出力される変換後の各サブバン
ド毎の最大値情報に基づいて、量子化復元を行う。ここ
で、サンプルデータは量子化される際に最大値情報に示
される値を最大値として有する正規化されたデータであ
る。従って、最大値情報変換手段371〜37nで先に
述べたような変換を施した最大値情報を量子化復元に用
いることにより、量子化復元手段341〜34nより得
られる信号は、最大値情報を変換せずに量子化復元した
信号に比べダイナミックレンジを圧縮するような利得制
御をしたのと同様の効果を得ることができる。合成フィ
ルタ35は、量子化復元手段341〜34nより出力さ
れる各サブバンド毎の信号を合成する。
【0025】合成フィルタ35の出力信号はD/A変換
手段6に入力され、アナログ信号に変換された後、パワ
ーアンプ7で増幅され、スピーカ8を駆動することによ
って再生、聴取することができる。
【0026】以上のように本実施例によれば、最大値情
報に応じた変換パラメータを出力する変換パラメータ設
定手段36と、変換パラメータに応じて最大値情報を変
換する最大値情報変換手段371〜37nを設け、変換
後の最大値情報を用いて量子化復元を行うことにより、
12dBのダイナミックレンジの圧縮が実現できる。従
来例では信号レベルの検出に信号の信号の包絡線を検出
する必要があるが、本実施例ではフレーム毎に信号振幅
の最大値が既に明らかであるために信号レベルの検出が
容易であり、また、従来例ではダイナミックレンジの圧
縮のための利得制御に、サンプルデータ毎にサンプルデ
ータに係数を乗算する必要があったが、本実施例ではフ
レーム毎に各サブバンドの最大値情報に係数を乗算する
だけで実現できるため、簡易な処理を施すことによりダ
イナミックレンジの圧縮を実現することができる。本実
施例では変換パラメータの値の設定は、各サブバンドの
最大値情報のうち最も大きな値を有するものに基づいて
決定しているが、この方法に限定されるものではない。
【0027】図6は本発明の第2の実施例におけるサブ
バンド信号再生装置のブロック図を示すものである。図
6において、1は磁気テープ再生手段、2はデコーダで
ある。41は同期検出手段、42は最大値情報格納手
段、43はビット割当情報格納手段、441〜44nは
量子化復元手段、45は合成フィルタ、461〜46n
は変換パラメータ設定手段、471〜47nは最大値情
報変換手段であり、n個のサブバンドを有する場合の例
である。以上でサブバンド符号化信号復調部4を構成す
る。6はD/A変換手段、7はパワーアンプ、8はスピ
ーカであり、以上は図1の構成と同様なものである。図
1と異なるのは変換パラメータ設定手段461〜46n
を各サブバンド独立に設けた点である。
【0028】以上のように構成された本発明の第2の実
施例のサブバンド符号化信号再生装置について、以下そ
の動作について第1の実施例と異なるサブバンド符号化
信号復調部4の動作について説明する。
【0029】デコーダ2より出力されたサブバンド符号
化信号は同期検出手段41に入力され、その同期信号に
よって同期を取ることによって、最大値情報,ビット割
当情報,サンプルデータにそれぞれ分離し出力される。
最大値情報は最大値情報格納手段42に、ビット割当情
報はビット割当情報格納手段43にそれぞれ格納され
る。最大値情報格納手段42に格納された各サブバンド
毎のn個の最大値情報は、各サブバンド毎に設けられた
n個の最大値情報変換手段471〜47nにおいて変換
される。この変換の動作について説明する。
【0030】各サブバンドのうち、最も低い周波数のサ
ブバンドに対応するのが最大値情報変換手段471であ
るとし、2番目に低い周波数帯域のサブバンドに対応す
るのが最大値情報変換手段472であるとする。図7
(a)に最大値情報変換手段471,472の静的な入
出力関係を示す。ただし、この入出力関係は、最大値情
報変換手段471,472共に各々が対応するサブバン
ドの最大値情報が各サブバンドの最大値情報の中で最も
大きな値を有する場合の関係である。最大値情報変換手
段471では、入力される最大値情報が取り得る最大の
値から−24dBの範囲では、出力する最大値情報が0
dBから−12dBとなるように対数直線的な変換を行
う。また、入力される最大値情報が−24dB以下の時
には12dBの利得を持つように変換し出力する。ま
た、最大値情報変換手段472では、入力される最大値
情報が取り得る最大の値から−24dBの範囲では、出
力する最大値情報が0dBから−18dBとなるように
対数直線的な変換を行う。また、入力される最大値情報
が−24dB以下の時には6dBの利得を持つように変
換し出力する。次に、図7(a)の入出力関係を得る過
程を説明する。
【0031】変換パラメータ設定手段461,462
は、最大値情報格納手段42の各バンド毎の最大値情報
のうち最も大きな値に応じた変換パラメータを出力す
る。この最も大きな最大値情報と変換パラメータ設定手
段461,462の出力の静的な関係を図7(b)に示
す。図7(b)に示すように変換パラメータ設定手段4
61では最大値情報が0dBから−24dBの範囲では
変換パラメータとして1から4の範囲の値を出力し、最
大値情報が−24dB以下の範囲では変換パラメータと
して4を出力する。変換パラメータ設定手段462では
最大値情報が0dBから−24dBの範囲では変換パラ
メータとして1から2の範囲の値を出力し、最大値情報
が−24dB以下の範囲では変換パラメータとして2を
出力する。最大値情報変換手段471,472では、変
換パラメータ設定手段461,462から各々出力され
る変換パラメータに基づいて、入力される最大値情報を
乗算することによって変換し、図7(a)に示す入出力
関係を得る。
【0032】次に、最大値情報変換手段471,472
の動的な入出力関係についてタイミングを示し説明す
る。図8(a)に変換パラメータ設定手段461の内部
構成を示す。変換パラメータ設定手段461は、各サブ
バンド毎の最大値情報の中から最も大きな値を有する最
大値情報を選択する最大値選択手段4611と、最大値
選択手段4611の出力値の最大の値を保持する最大値
ホールド手段4612、最大値ホールド手段4612の
出力から変換パラメータを出力する変換パラメータ出力
手段4613で構成される。まず、最大値情報変換手段
471について説明する。この場合も先と同様に最大値
情報変換手段471に対応するサブバンドの最大値情報
が、全ての最大値情報の中で最も大きな値を有する場合
の例である。最大値情報変換手段471に入力する最大
値情報の例として、図9(a)に示すように時間的に0
dBから−24dBの値の変化をするものとする。最大
値選択手段4611では各サブバンドの最大値情報のう
ち最も大きな値を選択するから、最大値選択手段461
1の出力は図9(a)に示すのと同じである。最大値ホ
ールド手段4612は最大値選択手段4611の出力を
時定数Trをもって保持する。その出力を図9(b)に
示す。ここで時定数Trはサブバンド符号化信号の1フ
レームの時間に比べ十分長いものとする。変換パラメー
タ出力手段4613は最大値ホールド手段4612の出
力に基づいて図9(c)のような変換パラメータを出力
する。出力する変換パラメータは図9(c)に示すよう
に最大値情報の変化に対し時定数を持った変化をする値
である。最大値情報が0dBの時には1を出力し、最大
値情報が−24dBに変化した時にはTrの時定数をも
って4に近づくような出力値の変化する。また、最大値
情報が再び0dBに変化したときには1を出力する。最
大値情報変換手段471では、変換パラメータ設定手段
461より出力される変換パラメータを、入力される最
大値情報に乗ずることにより図9(d)に示すように、
入力する最大値情報が0dBの時には0dBを出力し、
入力する最大値情報が0dBから−24dBに変化した
ときにはTrの時定数をもって−24dBから−12d
Bに変化する値に変換し出力する。入力する最大値情報
が再び0dBになったときには0dBを出力する。
【0033】次に、最大値情報変換手段472について
説明する。図8(b)に変換パラメータ設定手段462
の内部構成を示す。この構成は変換パラメータ設定手段
461と同一である。パラメータ設定手段461と動作
の異なる部分について説明する。この場合も先と同様に
最大値情報変換手段471に対応するサブバンドの最大
値情報が、全ての最大値情報の中で最も大きな値を有す
る場合の例である。最大値情報変換手段472に入力す
る最大値情報の例として、図10(a)に示すように時
間的に0dBから−24dBの値の変化をするものとす
る。最大値選択手段4621では各サブバンドの最大値
情報のうち最も大きな値を選択するから、最大値選択手
段4621の出力は図10(a)に示すのと同じであ
る。最大値ホールド手段4622は最大値選択手段46
21の出力を時定数Trをもって保持する。その出力を
図10(b)に示す。ここで時定数Trはサブバンド符
号化信号の1フレームの時間に比べ十分長いものとす
る。変換パラメータ出力手段4623は最大値ホールド
手段4622の出力に基づいて図10(c)のような変
換パラメータを出力する。出力する変換パラメータは図
10(c)に示すように最大値情報の変化に対し時定数
を持った変化をする値である。最大値情報が0dBの時
には1を出力し、最大値情報が−24dBに変化した時
にはTrの時定数をもって2に近づくような出力値の変
化する。また、最大値情報が再び0dBに変化したとき
には1を出力する。最大値情報変換手段472では、変
換パラメータ設定手段462より出力される変換パラメ
ータを、入力される最大値情報に乗ずることにより図1
0(d)に示すように、入力する最大値情報が0dBの
時には0dBを出力し、入力する最大値情報が0dBか
ら−24dBに変化したときにはTrの時定数をもって
−24dBから−18dBに変化する値に変換し出力す
る。入力する最大値情報が再び0dBになったときには
0dBを出力する。こうして最大値情報は最大値情報変
換手段471,472においてそれぞれ独立した利得で
変換がなされたことになる。変換パラメータ設定手段4
63〜46nでは上記と同様の動作を行うのであるが、
対応するサブバンドの周波数帯域が高いものほど、変換
パラメータの値を小さくなるように設定する。量子化復
元手段441〜44nは、同期検出手段41から出力さ
れるサンプルデータを、ビット割当情報格納手段43の
各サブバンド毎のビット割当情報に示される量子化ビッ
ト数で、最大値情報変換手段471〜47nから出力さ
れる変換後の各サブバンド毎の最大値情報に基づいて、
各サブバンド毎に量子化復元を行う。ここで、サンプル
データは量子化される際に最大値情報に示される値を最
大値として有する正規化されたデータである。従って、
最大値情報変換手段471〜47nで先に述べたような
変換を施した最大値情報を量子化復元に用いることによ
り、量子化復元手段441〜44nより得られる信号
は、各サブバンドにおいて異なる比率でダイナミックレ
ンジの圧縮を行ったことになり、その圧縮率は低い周波
数のサブバンドで大きく、高い周波数のサブバンドでは
小さくなる。合成フィルタ45は、量子化復元手段44
1〜44nより出力される各サブバンド毎の信号を合成
する。
【0034】合成フィルタ45の出力信号はD/A変換
手段6に入力され、アナログ信号に変換された後、パワ
ーアンプ7で増幅され、スピーカ8を駆動することによ
って再生、聴取することができる。各サブバンド毎に異
なるダイナミックレンジの圧縮率を有するために、再生
される信号の静特性は図11に示すような周波数特性を
実現できる。
【0035】以上のように本実施例によれば、最大値情
報に応じた変換パラメータを各サブバンド独立に出力す
る変換パラメータ設定手段461〜46nと、変換パラ
メータに応じて最大値情報を変換する最大値情報変換手
段471〜47nを設け、変換後の最大値情報を用いて
量子化復元を行うことにより、各サブバンドにおいて異
なる比率でダイナミックレンジの圧縮を行うことができ
る。従って、周波数帯域毎に異なる比率のダイナミック
レンジの圧縮が新たにバンドパスフィルタを設けること
なく必要がなく実現できる。
【0036】本実施例では変換パラメータの値の設定
は、各サブバンドの最大値情報のうち最も大きな値を有
するものに基づいて決定しているが、この方法に限定さ
れるものではない。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明は、(1)最大値情
報に基づいて各サブバンド共通の変換パラメータを設定
し、この変換パラメータに基づいて最大値情報を変換
し、ビット割当情報と変換後の最大値情報とによりサン
プルデータをサブバンド毎に量子化復元することによ
り、サンプルデータ毎の高速な演算を必要とせずに簡易
な構成でダイナミックレンジの圧縮が実現でき、その実
用的効果は大きい。(2)最大値情報に基づいて各サブ
バンド毎の変換パラメータを設定し、これらの変換パラ
メータに基づいて最大値情報を変換し、ビット割当情報
と変換後の最大値情報とによりサンプルデータをサブバ
ンド毎に量子化復元することにより、新たにバンドパス
フィルタを設けること無しに周波数帯域毎に異なる比率
でダイナミックレンジの圧縮が実現でき、かつ、周波数
特性に偏りのある外部騒音下で聴取する際にも聴感上自
然な再生音が得られ、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるサブバンド符号
化信号再生装置の構成を示すブロック図
【図2】同第1の実施例におけるサブバンド符号化信号
のフレームの構成を示すフレーム構成図
【図3】(a)同第1の実施例における最大値情報変換
手段371の静的な入出力関係を示す特性図 (b)同第1の実施例における変換パラメータ設定手段
36の静的な入出力関係を示す特性図
【図4】同第1の実施例におけるパラメータ設定手段3
6の内部構成を示すブロック図
【図5】同第1の実施例におけるパラメータ設定手段3
6および最大値情報変換手段371の動作を示すタイミ
ング図
【図6】本発明の第2の実施例におけるサブバンド符号
化信号再生装置の構成を示すブロック図
【図7】(a)同第2の実施例における最大値情報変換
手段471,472の静的な入出力関係を示す特性図 (b)同第2の実施例における変換パラメータ設定手段
461,462の静的な入出力関係を示す特性図
【図8】同第2の実施例におけるパラメータ設定手段4
61,462の内部構成を示すブロック図
【図9】同第2の実施例におけるパラメータ設定手段4
61および最大値情報変換手段471の動作を示すタイ
ミング図
【図10】同第2の実施例におけるパラメータ設定手段
462および最大値情報変換手段472の動作を示すタ
イミング図
【図11】同第2の実施例における出力信号の周波数特
性を示す特性図
【図12】第1の従来例におけるサブバンド符号化信号
再生装置の構成を示すブロック図
【図13】同第1の従来例におけるサブバンド符号化信
号のフレームの構成を示すフレーム構成図
【図14】同第1の従来例におけるダイナミックレンジ
圧縮部9の入出力の静特性を示す特性図
【図15】同第1の従来例におけるダイナミックレンジ
圧縮部9の動作を示すタイミング図
【図16】第2の従来例におけるサブバンド符号化信号
再生装置の構成を示すブロック図
【図17】同第2の従来例におけるダイナミックレンジ
圧縮手段10の内部構成を示すブロック図
【図18】同第2の従来例におけるバンドパスフィルタ
1031〜103nの周波数特性を示す特性図
【図19】同第2の従来例における利得制御手段101
1,1012の入出力静特性を示す特性図
【図20】同第2の従来例におけるダイナミックレンジ
圧縮部10の動作を示すタイミング図
【図21】同第2の従来例におけるダイナミックレンジ
圧縮部10の動作を示すタイミング図
【図22】同第2の従来例におけるダイナミックレンジ
圧縮部10の入出力静特性を示す特性図
【符号の説明】
1 磁気テープ再生手段 2 デコーダ 3,4,5 サブバンド符号化信号復調部 6 D/A変換手段 7 パワーアンプ 8 スピーカ 9,10 ダイナミックレンジ圧縮部 31,41,51 同期検出手段 32,42,52 最大値情報格納手段 33,43,53 ビット割当情報格納手段 35,45,55 合成フィルタ 36,461〜46n 変換パラメータ設定手段 91,1011〜101n 利得制御手段 92 ,102 レベル検出手段 341〜34n,441〜44n,541〜54n 量
子化復元手段 361,4611,4621 最大値選択手段 362,4612,4622 最大値ホールド手段 363,4613,4623 パラメータ出力手段 371〜37n,471〜47n 最大値情報変換手段 1031〜103n バンドパスフィルタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のサブバンドを有しサブバンド毎の
    最大値情報とビット割当情報とサンプルデータとからな
    るサブバンド符号化信号を再生するサブバンド符号化信
    号再生装置であって、 前記サブバンド符号化信号の最大値情報を格納する最大
    値情報格納手段と、 前記サブバンド符号化信号のビット割当情報を格納する
    ビット割当情報格納手段と、 前記最大値情報格納手段の最大値情報を変換する最大値
    情報変換手段と、 前記最大値情報変換手段の変換パラメータを前記最大値
    情報格納手段の最大値情報に基づいて各サブバンド共通
    に設定する変換パラメータ設定手段と、 前記サブバンド符号化信号のサンプルデータを前記最大
    値情報変換手段の変換された最大値情報と前記ビット割
    当情報格納手段のビット割当情報とに基づいてサブバン
    ド毎に量子化復元を行う量子化復元手段と、 前記量子化復元手段の出力を合成する合成フィルタとを
    備えたことを特徴とするサブバンド符号化信号再生装
    置。
  2. 【請求項2】 複数のサブバンドを有しサブバンド毎の
    最大値情報とビット割当情報とサンプルデータとからな
    るサブバンド符号化信号を再生するサブバンド符号化信
    号再生装置であって、 前記サブバンド符号化信号の最大値情報を格納する最大
    値情報格納手段と、 前記サブバンド符号化信号のビット割当情報を格納する
    ビット割当情報格納手段と、 前記最大値情報格納手段の最大値情報を変換する最大値
    情報変換手段と、 前記最大値情報変換手段の変換パラメータを前記最大値
    情報格納手段の最大値情報に基づいて各サブバンド独立
    に設定する変換パラメータ設定手段と、 前記サブバンド符号化信号のサンプルデータを前記最大
    値情報変換手段の最大値情報と前記ビット割当情報格納
    手段のビット割当情報とに基づいてサブバンド毎に量子
    化復元を行う量子化復元手段と、 前記量子化復元手段の出力を合成する合成フィルタとを
    備えたことを特徴とするサブバンド符号化信号再生装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5675703A (en) * 1994-04-12 1997-10-07 Nippon Steel Corporation Apparatus for decoding compressed and coded sound signal

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5675703A (en) * 1994-04-12 1997-10-07 Nippon Steel Corporation Apparatus for decoding compressed and coded sound signal

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