JPH05218561A - 半導体レーザ - Google Patents

半導体レーザ

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Publication number
JPH05218561A
JPH05218561A JP113692A JP113692A JPH05218561A JP H05218561 A JPH05218561 A JP H05218561A JP 113692 A JP113692 A JP 113692A JP 113692 A JP113692 A JP 113692A JP H05218561 A JPH05218561 A JP H05218561A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor laser
heat sink
post
stem
pellet
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP113692A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirokazu Fujisawa
弘和 藤澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】半導体レーザペレットをヒートシンク上に載置
・固定し、前記ヒートシンクをステムのポストに載置・
固定して、半導体レーザペレットに生ずる熱応力を低減
する。 【構成】ステムのポストの中央部の少くともヒートシン
クを載置・固定する部分を空洞にする。 【効果】半導体レーザペレット,ヒートシンク,ステム
のポストの各々の弾性常数の差によって半導体レーザペ
レットの活性層付近に生ずる熱応力が低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体レーザに関し、特
にそのステムのポストの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体レーザは、図2に示すよう
に、半導体レーザペレット1,ヒートシンク3,ステム
(図示省略)等からなり、ヒートシンクの材質としては
Si,またはCuU等が用いられ、ヒートシンクを載
置,固定するステムのポスト4は半導体レーザの動作時
の熱放散をよくするため、Cu製のブロックが通常よく
用いられている。またこれらの寸法は、ヒートシンクが
厚さ200〜300μm幅および奥行きは0.75〜1
mmであり、ヒートシンクを載置するポストは幅,およ
び厚さが1.5〜2mm程度,高さが2.5mm程度の
大きさである。
【0003】半導体レーザは、前記のヒートシンク,ス
テム等を用いて次のような手順で作製される。即ちステ
ムの所定の位置にモニター用のSi製ホトダイオード
(図示省略)をAu系ソルダーによりマウントし、その
後ヒートシンク上に半導体レーザペレット1をAuSn
等のソルダー2により載置・固定し、次いでステム(図
示省略)のポスト4上の所定の位置にAu系ソルダー2
により載置・固定する。その後φ25μmの金線(図示
省略)でワイヤボンディングを行い、不活性ガス中でキ
ャップ(図示省略)を封止し、特性選別工程を経て半導
体レーザが完成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の半導体
レーザにおいて、通常よく使用される材料として半導体
レーザペレットはGaAsを基板としてGaAlAs,
ヒートシンクはSi,ステムのポストの材質が銅または
鉄である。各々金系のソルダーによってマウントするこ
とにより、これら各材料の弾性常数の違いによって、半
導体レーザペレットの活性層付近に大きな熱応力が発生
することを避けることが困難である。前述の材料系にお
いてはAuSn系のソルダーにより280℃でマウント
した後室温にもどすと、GaAsにおいてすべり転位が
発生するとされる応力の値1×108 [dyn/cm]
を大きく越える応力が発生する。これはヒートシンク材
料としてGaAsと熱膨張係数が同等であるCuWを用
いると一定の改善が見られる。しかし、本来応力の発生
が半導体レーザペレット、ヒートシンク、ステムのポス
トの3者の異種材料の接合により発生するものであり、
前述の構造、寸法は以下に示すように必ずしも最適なも
のであるとは言いがたい。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体レー
ザは前述のような従来の半導体レーザと異なり、ステム
のポストの中央部の少くともヒートシンクを載置・固定
する部分を空洞にしている。
【0006】
【実施例】次に本発明による実施例を図面を参照して説
明する。
【0007】図1は本発明による実施例の断面図であ
り、1は半導体レーザペレット,2はソルダー,3はC
uW製のヒートシンク,4は本発明によるステム(図示
せず)のCu製のポストであり、ポストの中央部のヒー
トシンクを載置・固定する部分にヒートシンクの長さ分
だけ空洞部5を形成した。
【0008】これは次のような手順で作製される。即ち
1.0mm角,厚さ280μmのCuWの上,下面に所
定の表面処理を施した後、Auを0.5μm真空蒸着
し、その後金属マスクによりAuSnを3〜5μm蒸着
する。次に半導体レーザペレット1をヒートシンク3の
ソルダー部上の所定の位置に載置し、加熱して半導体レ
ーザペレット1のマウント面側のAu電極とソルダー2
とを溶融させる。溶融したソルダーは所定の時間経過
後、冷却されて固定し、半導体レーザペレット1がヒー
トシンク3上に固定される。
【0009】その後、前記の半導体レーザペレット1が
載置・固定されたヒートシンク3を、ヒートシンクが載
置されるステムのCu製のポスト4の面に垂直に前記の
空洞部5を設けたポスト上の所定の位置に同様なAu系
のソルダーにより載置し、固定する。さらにワイヤーボ
ンディング工程,キャップ封止工程を経て、本発明によ
る半導体レーザが作製される。
【0010】本実施例における熱応力低減の効果を有限
要素法により求めた。その結果は、ポストの空洞部の容
積が大きくなるとステムのCuポストの影響が小さくな
り、空洞部の大きさが、ヒートシンクと平行な径が1.
4mm,垂直な径が1.0mmのとき、従来の場合と比
較して約30%に減少する。またこれによる熱抵抗の悪
化は殆ど無く、無視できる程度のものであった。
【0011】第2の実施例としてステムのポストの材料
を鉄に変えて作製した。鉄はステムの材料として低価格
の半導体レーザ用に一般的によく用いられるが、この場
合においても前記実施例と同様な効果が見られる。
【0012】以上、矩形の空洞部を有する場合につき説
明したが、円形の場合についても、ほぼ同様な効果があ
る。なお、いずれの場合においても使用する材料系の弾
性常数に応じて、ステムのポストの厚さには、ペレッ
ト,ヒートシンクそれぞれの寸法に応じた最適な範囲が
あり、材料系に応じた最適値を選択すべきであることは
言う迄もない。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば半
導体レーザペレットの活性層付近に生ずる熱応力が低減
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による半導体レーザの半導体レーザペレ
ット,ヒートシンク,ステムのポストの3者を表わす断
面図である。
【図2】従来例の半導体レーザの断面図である。
【符号の説明】
1 半導体レーザペレット 2 ソルダー 3 ヒートシンク 4 ポスト 5 空洞部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザペレットを載置したヒート
    シンクをステムのポストに載置・固定した半導体レーザ
    において、前記ポストの中央部の少くともヒートシンク
    を載置・固定する部分を空洞にしたことを特徴とする半
    導体レーザ。
JP113692A 1992-01-08 1992-01-08 半導体レーザ Withdrawn JPH05218561A (ja)

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JP113692A JPH05218561A (ja) 1992-01-08 1992-01-08 半導体レーザ

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JP113692A JPH05218561A (ja) 1992-01-08 1992-01-08 半導体レーザ

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JPH05218561A true JPH05218561A (ja) 1993-08-27

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ID=11493034

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JP113692A Withdrawn JPH05218561A (ja) 1992-01-08 1992-01-08 半導体レーザ

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Effective date: 19990408