JPH05218251A - 半導体チップ冷却方法とその装置、並びに半導体チップモジュールおよび底板付きベローズ - Google Patents

半導体チップ冷却方法とその装置、並びに半導体チップモジュールおよび底板付きベローズ

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JPH05218251A
JPH05218251A JP4017835A JP1783592A JPH05218251A JP H05218251 A JPH05218251 A JP H05218251A JP 4017835 A JP4017835 A JP 4017835A JP 1783592 A JP1783592 A JP 1783592A JP H05218251 A JPH05218251 A JP H05218251A
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JP
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semiconductor chip
bellows
cooling
bottom plate
substrate
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Application number
JP4017835A
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English (en)
Inventor
Kenichi Okada
健一 岡田
Takao Terabayashi
隆夫 寺林
Akio Idei
昭男 出居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/73Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
    • H01L2224/732Location after the connecting process
    • H01L2224/73251Location after the connecting process on different surfaces
    • H01L2224/73253Bump and layer connectors

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  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却媒体を漏洩させることなく、基板上に実
装されている半導体チップ各々を効率的に冷却するこ
と。 【構成】 底板5aが一体成形されているベローズ5は
その底板5aを介し半導体チップ1に圧接された状態
で、外部からの冷却媒体10は冷却媒体流入部4aに流
入された後は、ノズル7各々を介し半導体チップ1対応
のベローズ5に導入される一方、ベローズ5各々の内部
からは却媒体10が冷却媒体流出部4bに導出され、外
部に排出されることによって、半導体チップ1は効率的
に冷却されているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板上に実装されてい
る半導体チップ各々を効率的に冷却するための方法とそ
の装置、更には半導体チップ実装基板に半導体チップ冷
却装置が一体的に取付けされてなる半導体チップモジュ
ール、半導体チップを冷却する際に使用されるベローズ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子計算機等の電子機器一般には、各種
のLSI素子が基板上に実装された状態として使用され
ているが、それらLSI素子は基板上に次第に高密度に
実装される傾向にあるばかりか、それ自体も次第に更に
高集積化、高速化されつつあるのが現状である。ところ
で、このような場合に問題となる事項は、高密度実装
化、高集積化が図られる程に、LSI各々は効率的に冷
却されなければならないということである。これは、L
SI各々の内部で発生される熱や、外部からの熱がその
回路動作に影響を与えるようになっているからである。
したがって、LSI各々での回路動作の安定化を図るべ
くLSI各々は効率的に冷却される必要があるが、LS
I素子を冷却するこれまでの技術としては、例えば特開
昭61ー77351号公報に記載のものが知られたもの
となっている。
【0003】図10はその公報に記載の半導体チップ冷
却構造の要部構成を示したものである。これによる場
合、基板21上にはLSI22が実装されているが、こ
のLSI22を冷却すべく、冷却水供給ヘッダ28の所
定位置には、下端に冷却板23が接合されたベロ−ズ2
4がフランジ27を介し、Oリング26により水密とさ
れた状態で取付けされたものとなっている。冷却板23
はベローズ24に溶接、またはロ−付け、あるいはハン
ダ付けによる接合部25によって接合されている一方、
ベローズ24の上端は接合部25を介しフランジ27に
接合されているものであるが、上部方向からの力Fによ
って冷却板23をLSI22上面に圧接し熱的に結合せ
しめた状態で、冷却水供給ヘッダ28内に冷却水29を
導入するようにすれば、冷却板23を介し冷却水29と
LSI22との間で熱交換が行われる結果、LSI22
は冷却水によって冷却され得るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載の半導体チップ冷却技術による場合、べロ−ズ
と冷却板は溶接、またはロ−付け、あるいはハンダ付け
によって接合されており、接合作業に加工工数や時間が
要されるばかりか、冷却水等による接合部の経時的な腐
食により冷却水等がベローズから漏洩する虞があり、冷
却水等の漏洩によっては電子機器は壊滅的な被害を受け
るものとなっている。
【0005】本発明の第1の目的は、冷却媒体を漏洩さ
せることなく、基板上に実装されている半導体チップ各
々を効率的に冷却し得る半導体チップ冷却方法を供する
にある。本発明の第2の目的は、その冷却方法を実施す
るのに好適とされた構成の半導体チップ冷却装置を供す
るにある。本発明の第3の目的は、半導体チップ実装基
板と半導体チップ冷却装置とが一体化された半導体チッ
プモジュールを供するにある。本発明の第4の目的は、
冷却媒体を漏洩させることなく、基板上に実装されてい
る半導体チップ各々を効率的に冷却するに際し、使用さ
れる底板付きベローズを供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、基本
的には、半導体チップ各々の上面にベローズを、該ベロ
ーズと一体的に成形せしめられてなる底板を介し圧接せ
しめた状態で、該ベローズ内部に上部開口部からの冷却
媒体を強制的に循環せしめ、半導体チップ各々との間で
熱交換を行わしめることによって、半導体チップ各々を
冷却することで達成される。上記第2の目的は、基本的
には、冷却媒体の流入管および流出管が具備されたハウ
ジングと、該ハウジングに半導体チップ各々の位置対応
に水密状態、あるいは気密状態として取付けされた、底
板が一体的に成形せしめられてなるベローズと、上記ハ
ウジングにベローズ対応に設けられ、該ベローズ内部に
冷却媒体を導入せしめるノズルと、を具備せしめること
で達成される。上記第3の目的は、基本的には、冷却媒
体の流入管および流出管が具備されたハウジングと、該
ハウジングに半導体チップ各々の位置対応に水密状態、
あるいは気密状態として取付けされた、底板が一体的に
成形せしめられてなるベローズと、上記ハウジングにベ
ローズ対応に設けられ、該ベローズ内部に冷却媒体を導
入せしめるノズルと、からなる半導体チップ冷却装置
を、ベローズ各々の底板が半導体チップ各々の上面に圧
接された状態で、基板に取付けすることで達成される。
上記第4の目的は、ベローズと一体的に成形せしめられ
ている底板の内側に冷却フィンを一体的に成形、あるい
は接合せしめることで達成される。
【0007】
【作用】基板上に実装されている半導体チップ各々に対
し、半導体チップ冷却装置の要部としてのベローズを熱
結合良好として圧接せしめた状態で、ベローズ各々の内
部に冷却媒体を強制的に循環せしめることによって、半
導体チップ各々を冷却するようにしたものである。その
際に使用されるベローズ各々は、その底板が別部材とし
てベローズ本体に接合されることなく、単一部材が成形
される際に、ベローズ本体と底板は一体的に成形され、
しかも底板各々には冷却フィンが一体的成形、あるいは
接合によって設けられていることによって、底板とベロ
ーズ本体との境界付近からの冷却媒体の漏洩はより確実
に防止されているとともに、半導体チップ各々はより効
率的に冷却されるようになっているものである。
【0008】より具体的に説明すれば、冷却媒体の流入
管および流出管が具備された、半導体チップ冷却装置の
要部としてのハウジングには、基板上に実装されている
半導体チップ各々の位置対応に水密状態、あるいは気密
状態としてベローズが取付けされているが、外部からの
冷却媒体は流入管よりハウジング内部に一旦導入せしめ
られた後、流出管より外部に流出せしめられるに際し、
冷却媒体はベローズ各々の内部を強制的に介されるよう
にしたものである。その際、ハウジングは基板側に押し
付けられ、ベローズ各々は基板上に実装されている半導
体チップ各々に圧接せしめられことによって、半導体チ
ップ各々はベローズによって冷却されるようにしたもの
である。半導体チップを基板に実装せしめるに際し、そ
の実装終了後の基板に半導体チップ冷却装置を取外し可
として予め取付けする場合には、半導体チップ冷却機能
が具備された半導体チップモジュールが得られるもので
ある。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図1から図9により説明す
る。 [実施例その1]先ず本発明による半導体チップ冷却装
置および半導体チップモジュールについて説明すれば、
図1はその一例での半導体チップ冷却装置の要部断面構
成を、また、図2は図1における底板付きベロ−ズの一
例での断面を、更に図3は半導体チップ実装基板に半導
体チップ冷却装置が取付けされた半導体チップモジュ−
ルの一例での断面を示したものである。図1に示すよう
に、基板3上にはハンダ端子2を介し多数の半導体チッ
プ(本例では1個のみ図示)1が相互に接続されるべく
実装され、それら半導体チップ1各々は外部の回路ボー
ド(図示せず)との間で各種入出力信号を入出力ピン9
を介し授受しつつ回路動作しているが、その回路動作に
伴い半導体チップ1各々はそれ自体が発熱するようにな
っているが、その発熱に伴う温度上昇を抑えるべく半導
体チップ1各々は半導体チップ1対応のベローズ5によ
って冷却されるようにしたものである。より詳細に説明
すれば、ベローズ5各々には底板5aがベローズ成形時
に一体的に成形されており、ベローズ5各々はその底板
5aを介し半導体チップ1各々の上面(絶縁層)に圧接
されるようになっているが、その底板5aと半導体チッ
プ1各々の上面との間には熱伝導性良好された部材(例
えば塗布された熱伝導性コンパウンドや、ハンダ・ロ−
材等の接合材)6が介在せしめられた状態で、ベローズ
5各々の内部に冷却媒体(例えば水、フロリナ−ト、冷
媒ガスなど)10がノズル7を介し強制的に導入せしめ
られることによって、半導体チップ1各々を効率的に冷
却しようというものである。
【0010】ここで、ベローズ5について説明すれば、
これは、図2に示すように、底板5a、フランジ部5
d、直管部5b、更に頂点がベロ−ズ外径となる山部5
cより構成されるが、その材質としては、弾力性に富む
りん青銅やベリリウム銅、チタン、ステンレス鋼などが
使用されるものとなっている。底板付きの素管を塑性加
工(液圧成形、あるいはロ−ル成形など)することによ
って、ベローズ5が底板5a一体成形のものとして容易
に得られているわけであるが、ベロ−ズ5が半導体チッ
プ1各々を冷却するものとして用いられているのは、そ
の伸縮自在性によって基板3自体のそりや、半導体チッ
プ1各々の基板3実装時での高さばらつき、更には回路
動作時の熱ひずみ等によるひずみに容易に対処し得るか
らである。さて、再び図1に戻り説明を続行すれば、基
板3上に実装されている半導体チップ1各々に対応した
ベローズ5各々の内部にはハウジング4より冷却媒体1
0がノズル7を介し強制的に導入せしめられる一方、ベ
ローズ5各々の内部に導入された冷却媒体10はまた、
ベローズ5各々の内部より排出されるべくハウジング4
は構成されたものとなっている。図示のように、ベロー
ズ5各々はそのフランジ部5dを介しネジ8によりハウ
ジング4下部に取付けされているが、その取付け部から
の冷却媒体10の洩れを防止すべく、Oリング13がそ
の取付け部に配置せしめられたものとなっている。ハウ
ジング4はまた、隔壁4cによって分離された冷却媒体
流入部4aおよび冷却媒体流出部4bから主に構成さ
れ、隔壁4cにはノズル7各々がベローズ5各々の内部
に、流出口を介し突出すべく取付けされたものとなって
いる。即ち、ハウジング4に外部から基板3方向への押
し付け力Fが作用している状態で、外部からの冷却媒体
10は冷却媒体流入部4aに流入された後は、ノズル7
各々を介し半導体チップ1対応のベローズ5に導入され
ることで、その半導体チップ1はベローズ5によって効
率的に冷却され得るものである。ベローズ5各々の内部
で若干温められた冷却媒体10はその後、流出口を介し
冷却媒体流出部4bに導出され、外部に排出されるよう
になっているものである。冷却媒体10がベローズ5各
々の内部を介し強制的に循環せしめられることで、半導
体チップ1各々は効率的に冷却されているものである。
【0011】以上のようにして、半導体チップ冷却装置
は構成されているが、図3は半導体チップ実装基板にそ
の半導体チップ冷却装置が取付けされてなる半導体チッ
プモジュ−ルの一例での断面を示したものである。図示
のように、ハウジング4には冷却媒体流入部4aに連通
すべく流入管31が、また、冷却媒体流出部4bに連通
すべく流出管32が設けられた上、半導体チップ冷却装
置全体は半導体チップ実装終了後の基板3に圧設された
状態で取付部33を介し取付けされたものとなってい
る。このように、半導体チップ実装終了後の基板3に予
め半導体チップ冷却装置を取付けしておく場合は、現場
でのシステム組立に際し、基板3に対する半導体チップ
冷却装置の取付けは不要とされるものである。
【0012】因みに、基板3上に多数の半導体チップ1
が実装されているものとして、半導体チップモジュール
の組立について説明すれば、先ずノズル7が接合取付け
されたハウジング4の下部には、半導体チップ1対応の
ベロ−ズ5がネジ8により取付け固定されるようになっ
ている。その後は、半導体チップ1各々の上面にベロー
ズ5を、そのベローズ5からの力に抗しながら押し付け
力Fで押し付け圧接した状態で、半導体チップ冷却装置
全体を基板3に取付けすればよいものである。以上のよ
うに、本例では部品点数、接合個所ともに少ない半導体
チップ冷却装置、更には半導体チップモジュールがコス
ト安価にして、しかも冷却媒体の漏れ防止が十分に確保
されたものとして得られるものとなっている。
【0013】[実施例その2]実施例その1において
は、ベロ−ズ5の底板5a内側には何等の放熱機構が設
けられていないが、図4に示すように、例えば数条の放
射状突起部分11aが具備された冷却フィン11をハン
ダ付け、あるいはロ−付けなどにより底板5a内側に金
属的に接合せしめる場合は、突起部分11aによる熱伝
導面積の拡大によりより効率的に半導体チップ1は冷却
され得るというものである。冷却フィン11の材質とし
ては、熱伝導性良好な材料、例えば銅、アルミ、ステン
レス鋼、または高熱伝導性良好な炭化ケイ素セラミック
スなどが使用可となっている。冷却フィン11を前以て
ベロ−ズ5の底板5a内側に接合した後に、ベローズ5
をハウジング4に取付けすればよいものである。なお、
図5(A)はその冷却フィンを具備してなるベローズ5
下端部の断面構成を、また、図5(B)は図5(A)に
おけるAーA線矢視平面をそれぞれ示したものである
が、これについては明らかであるので、特に説明を要し
ない。
【0014】[実施例その3]図6(A)は同じく、ベ
ロ−ズ5の底板5a内側に板状冷却フィン5cをその底
板5aに直接成形した場合でのベローズ下端部の断面構
成を示したものである。図6(B)はまた、図6(A)
におけるBーB線矢視平面を、図6(C)は図6(B)
におけるB′ーB′線矢視断面をそれぞれ示すが、この
ようにして、板状冷却フィン5cが設けられる場合は、
徒に部品点数を増やすことなく効率的に半導体チップ1
を冷却し得るものである。なお、板状冷却フィン5cは
プレス成形などの塑性加工によりベロ−ズ5の底板5a
に直接成形され得るものとなっている。
【0015】[実施例その4]図7(A)は実施例その
3と同様、ベロ−ズ5の底板5a内側にブロック状冷却
フィン5dをその底板5aに直接成形した場合でのベロ
ーズ下端部の断面構成を示したものである。図7(B)
はまた、図7(A)におけるCーC線矢視平面を、図7
(C)は図7(B)におけるC′ーC′線矢視断面をそ
れぞれ示すが、このようにして、ブロック状冷却フィン
5dが設けられる場合は、徒に部品点数を増やすことな
く効率的に半導体チップ1を冷却し得るものである。な
お、ブロック状冷却フィン5dは前以て板厚が厚くされ
た底板5aを塑性加工(鍛造加工、コイニング加工な
ど)することによって、底板5aに直接成形され得るも
のとなっている。
【0016】[実施例その5]図8は半導体チップ対応
のベローズを相互に干渉させることなく、半導体チップ
を状態良好にして冷却し得るべく構成された半導体チッ
プ冷却装置の要部断面構成を示したものである。図示の
ように、ベロ−ズ5の底板5aおよび直管部5bの外径
を山部5eの頂点の外径と同程度となるようにしたもの
である。これにより多数の半導体チップ1各々が相互に
近接して配列される場合であっても、山部5eの頂点が
隣接ベローズのそれと相互に干渉することがなく、ベロ
−ズ5相互間間隔14を小さく抑え得るものである。よ
って、より高密度に半導体チップ1を実装配列されてい
る場合に適用し得るものとなっている。既述した各種の
冷却フィンがベローズ5の底板5a内側に適当に設けら
れる場合には、冷却効率が更に向上せしめられるもので
ある。
【0017】[実施例その6]図9(A)はまた、ベロ
ーズの底板形状を半導体チップの上面形状と合致せしめ
ることによって、半導体チップを状態良好にして冷却し
得るべく構成された半導体チップ冷却装置の要部断面構
成を示したものである。図9(B)は図9(A)におけ
るDーD線矢視平面を示すが、これからも判るように、
ベロ−ズ5の底板5aの断面形状は半導体チップ1の形
状に近い四角形とされ、半導体チップ1との熱伝導面積
は必要最小限に抑えられていることから、冷却ムラを生
じさせることなく冷却効率の高い半導体チップ冷却装置
や半導体チップモジュールが得られるものとなってい
る。この場合にも、既述した各種の冷却フィンがベロー
ズ5の底板5a内側に適当に設けられる場合には、冷却
効率が更に向上せしめられるものである。
【0018】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1〜3に
よる場合は、冷却媒体を漏洩させることなく、基板上に
実装されている半導体チップ各々を効率的に冷却し得る
半導体チップ冷却方法が、また、請求項4〜7による場
合には、その冷却方法を実施するのに好適とされた構成
の半導体チップ冷却装置が、更に請求項8,9によれ
ば、半導体チップ実装基板とその半導体チップ冷却装置
とが一体化された半導体チップモジュールが、更にま
た、請求項10によればまた、冷却媒体を漏洩させるこ
となく、基板上に実装されている半導体チップ各々を効
率的に冷却するに際し、使用される底板付きベローズが
それぞれ得られるものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による半導体チップ冷却装置の
一例での要部断面構成を示す図
【図2】図2は、図2は図1における底板付きベロ−ズ
の一例での断面を示す図
【図3】図3は、半導体チップ実装基板に半導体チップ
冷却装置が取付けされた、本発明による半導体チップモ
ジュ−ルの一例での断面を示す図
【図4】図4は、放熱機構としての冷却フィンの斜視外
観を示す図
【図5】図5(A)は、その冷却フィンを底部内側に接
合してなるベローズの下端部断面を、図5(B)は、図
5(A)におけるAーA線矢視平面をそれぞれ示す図
【図6】図6(A)は、底板内側に板状冷却フィンをそ
の底板に直接成形した場合でのベローズ下端部の断面構
成を、図6(B)は、図6(A)におけるBーB線矢視
平面を、図6(C)は図6(B)におけるB′ーB′線
矢視断面をそれぞれ示す図
【図7】図7(A)は、底板内側にブロック状冷却フィ
ンをその底板に直接成形した場合でのベローズ下端部の
断面構成を、図7(B)は、図7(A)におけるCーC
線矢視平面を、図7(C)は図7(B)におけるC′ー
C′線矢視断面をそれぞれ示す図
【図8】図8は、半導体チップ対応のベローズを相互に
干渉させることなく、半導体チップを状態良好にして冷
却し得るべく構成された半導体チップ冷却装置の要部断
面構成を示す図
【図9】図9は、ベローズの底板形状を半導体チップの
上面形状と合致せしめることによって、半導体チップを
状態良好にして冷却し得るべく構成された半導体チップ
冷却装置の要部断面構成を示す図
【図10】図10は、従来技術に係る半導体チップ冷却
構造の要部断面構成を示す図
【符号の説明】
1…半導体チップ、2…ハンダ端子、3…基板、4…ハ
ウジング、4a…冷却媒体流入部、4b…冷却媒体流出
部、5…ベロ−ズ、5a…底板、7…ノズル、10…冷
却媒体、11,5c,5d…冷却フィン,31…(冷却
媒体)流入管、32…(冷却媒体)流出管

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に実装された半導体チップ各々を
    冷却する方法であって、半導体チップ各々の上面にベロ
    ーズを、該ベローズと一体的に成形せしめられてなる底
    板を介し圧接せしめた状態で、該ベローズ内部に上部開
    口部からの冷却媒体を強制的に循環せしめ、半導体チッ
    プ各々との間で熱交換を行わしめることによって、半導
    体チップ各々が冷却されるようにした半導体チップ冷却
    方法。
  2. 【請求項2】 基板上に実装された半導体チップ各々を
    冷却する方法であって、半導体チップ各々の上面にベロ
    ーズを、該ベローズと一体的に成形せしめられてなる底
    板を介し圧接せしめた状態で、該ベローズ内部に上部開
    口部からの冷却媒体を強制的に循環せしめ、半導体チッ
    プ各々との間で熱交換を行わしめるに際し、半導体チッ
    プ各々の上面とベローズの底板との間には、熱伝導性が
    良好とされた部材が介在せしめられることによって、半
    導体チップ各々が冷却されるようにした半導体チップ冷
    却方法。
  3. 【請求項3】 基板上に実装された半導体チップ各々を
    冷却する方法であって、半導体チップ各々の上面にベロ
    ーズを、該ベローズと一体的に成形せしめられてなる底
    板を介し圧接せしめた状態で、該ベローズ内部に上部開
    口部からの冷却媒体を強制的に循環せしめ、半導体チッ
    プ各々との間で熱交換を行わしめるに際し、ベローズ各
    々の内側底板には該底板と一体成形された冷却フィン、
    あるいは該底板に接合された冷却フィンが設けられた状
    態で、半導体チップ各々が冷却されるようにした半導体
    チップ冷却方法。
  4. 【請求項4】 基板上に実装された半導体チップ各々を
    冷却する装置であって、冷却媒体の流入管および流出管
    が具備されたハウジングと、該ハウジングに半導体チッ
    プ各々の位置対応に水密状態、あるいは気密状態として
    取付けされた、底板が一体的に成形せしめられてなるベ
    ローズと、上記ハウジングにベローズ対応に設けられ、
    該ベローズ内部に冷却媒体を導入せしめるノズルと、が
    具備されてなる構成の半導体チップ冷却装置。
  5. 【請求項5】 基板上に実装された半導体チップ各々を
    冷却すべく、冷却媒体の流入管および流出管が具備され
    たハウジングと、該ハウジングに半導体チップ各々の位
    置対応に水密状態、あるいは気密状態として取付けされ
    た、底板が一体的に成形せしめられてなるベローズと、
    上記ハウジングにベローズ対応に設けられ、該ベローズ
    内部に冷却媒体を導入せしめるノズルと、が具備されて
    なる半導体チップ冷却装置であって、ベローズ各々の内
    側底板には該底板と一体成形された冷却フィン、あるい
    は該底板に接合された冷却フィンが設けられてなる構成
    の半導体チップ冷却装置。
  6. 【請求項6】 基板上に実装された半導体チップ各々を
    冷却すべく、冷却媒体の流入管および流出管が具備され
    たハウジングと、該ハウジングに半導体チップ各々の位
    置対応に水密状態、あるいは気密状態として取付けされ
    た、底板が一体的に成形せしめられてなるベローズと、
    上記ハウジングにベローズ対応に設けられ、該ベローズ
    内部に冷却媒体を導入せしめるノズルと、が具備されて
    なる半導体チップ冷却装置であって、ベロ−ズ各々の外
    径は該ベローズの底板および直管部の外径と同程度とさ
    れてなる構成の半導体チップ冷却装置。
  7. 【請求項7】 基板上に実装された半導体チップ各々を
    冷却すべく、冷却媒体の流入管および流出管が具備され
    たハウジングと、該ハウジングに半導体チップ各々の位
    置対応に水密状態、あるいは気密状態として取付けされ
    た、底板が一体的に成形せしめられてなるベローズと、
    上記ハウジングにベローズ対応に設けられ、該ベローズ
    内部に冷却媒体を導入せしめるノズルと、が具備されて
    なる半導体チップ冷却装置であって、ベローズ各々の底
    板形状は該底板が圧接される半導体チップの上面形状に
    一致すべく形成されてなる構成の半導体チップ冷却装
    置。
  8. 【請求項8】 基板上に実装された半導体チップ各々を
    冷却すべく、該基板に一体的に半導体チップ冷却装置が
    取付けされてなる半導体チップモジュールであって、冷
    却媒体の流入管および流出管が具備されたハウジング
    と、該ハウジングに半導体チップ各々の位置対応に水密
    状態、あるいは気密状態として取付けされた、底板が一
    体的に成形せしめられてなるベローズと、上記ハウジン
    グにベローズ対応に設けられ、該ベローズ内部に冷却媒
    体を導入せしめるノズルと、からなる半導体チップ冷却
    装置が、ベローズ各々の底板が半導体チップ各々の上面
    に圧接された状態で、基板に取付けされてなる構成の半
    導体チップモジュール。
  9. 【請求項9】 基板上に実装された半導体チップ各々を
    内側底板部に冷却フィンが一体的に成形、あるいは接合
    されてなるベローズによって冷却すべく、該基板に一体
    的に半導体チップ冷却装置が取付けされてなる半導体チ
    ップモジュールであって、冷却媒体の流入管および流出
    管が具備されたハウジングと、該ハウジングに半導体チ
    ップ各々の位置対応に水密状態、あるいは気密状態とし
    て取付けされた、底板が一体的に成形せしめられてなる
    ベローズと、上記ハウジングにベローズ対応に設けら
    れ、該ベローズ内部に冷却媒体を導入せしめるノズル
    と、からなる半導体チップ冷却装置が、ベローズ各々の
    底板が半導体チップ各々の上面に熱伝導性が良好とされ
    た部材を介し圧接された状態で、基板に取付けされてな
    る構成の半導体チップモジュール。
  10. 【請求項10】 一体的に成形せしめられている底板内
    側に冷却フィンが一体的に成形、あるいは接合されてな
    る構成の半導体チップ冷却用の底板付きベロ−ズ。
JP4017835A 1992-02-03 1992-02-03 半導体チップ冷却方法とその装置、並びに半導体チップモジュールおよび底板付きベローズ Pending JPH05218251A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009021633A (ja) * 2000-10-11 2009-01-29 Carl Zeiss Smt Ag 低い熱伝導性の熱負荷を受ける本体に対する温度補償装置
EP2151863A1 (en) 2008-07-31 2010-02-10 Lucent Technologies Inc. A jet impingement cooling system

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