JP2009218299A - 液冷モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】 基板の各面に発熱素子が実装されたマルチチップモジュールの冷却に好適であって、前記基板の各面の発熱素子に対して所望の冷却性能が得られると共に、高い信頼性が得られ、妥当な製造コストで製造できる液冷モジュールを提供する。
【解決手段】 基板11の表面の光モジュール(発熱素子)31を冷却する表面用液冷ヒートシンク40と、プリント基板11の裏面の光モジュール31を冷却する裏面用液冷ヒートシンク50を備える。ヒートシンク40はベース部材42とパイプ(第1流路)41を有し、ヒートシンク50はベース部材52とパイプ(第2流路)51を有する。両ヒートシンク40と50はチューブ101で相互連結される。使用時には、ヒートシンク40と50は、基板11の各面の光モジュール31にそれぞれ対向する形で実装される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、液冷モジュールに関し、さらに言えば、ネットワーク、コンピュータ等のエレクトロニクス分野において好適に利用される液冷モジュールに関するものである。
近年の電子機器は、演算処理量の増大とその高速化に伴って消費電力の大きいLSI(Large-Scale Integration、大規模集積回路)やメモリー等、動作に伴って熱を発生する素子(以下、発熱素子という)が搭載されており、その発熱密度は今後も増加する傾向にある。しかも、プリント基板上に搭載されるファン付きヒートシンク、ヒートパイプ等の冷却能力の高いヒートシンクを有する発熱素子の総数は、従来、1個あるいは多くても数個であったが、近年は、冷却能力の高いヒートシンクを必要とする発熱素子がプリント基板上に多数実装されたマルチチップモジュールが増えてきている。
また、発熱素子の一つとして、光インターコネクション技術を用いた電子機器に搭載される光モジュールがある。「光インターコネクション技術」とは、従来の電気配線に代えて、光伝送路を用いる信号伝送技術であり、具体的には、例えばLSIから出力される電気信号を送信側で光信号に変換してから送信し、光導波路や光ファイバーなどの光伝送路を用いて目的距離を伝送してから、当該光信号を受信側で電気信号に変換し、受信側LSIに入力するものである。光モジュールとは、この光インターコネクション技術に使用される、電気信号の光信号への変換もしくは光信号の電気信号への変換を行う素子である。
ところで、光インターコネクション技術を用いた電子機器において、10Gbps程度あるいはそれ以上の高速信号を電気配線を用いて伝送すると、損失が大きいため、できるだけ損失の小さい状況で光信号に変換することが望ましい。そこで、光モジュールは、できるだけLSIに近い位置に実装されることが好ましい。また、高速信号を伝送するにはできるだけ多くの光モジュールを備えていることが望ましいため、光モジュールをなるべく小さくしてLSIの周囲に高密度で実装することが好ましい。
このような理由により、光モジュールは、プリント基板のLSIが実装された面(表面)だけでなく、当該LSIが実装された側とは反対側の面(裏面)にも実装される、つまり、プリント基板の表裏両面にそれぞれ光モジュールが実装される場合がある。このような光モジュールの例としては、プリント基板上に発光素子と当該発光素子を駆動するドライバIC(Integrated Circuit、集積回路)を備えた光モジュールがある。このような光モジュールでは、高速信号になればなるほど発光素子やドライバーICの発熱量が上昇する傾向がある。このため、動作に伴う発熱によって発光素子やドライバーICがそれらの動作温度の上限を超えてしまい、信頼性が低下する、波長変化によって信号の授受が悪影響を受ける、といった問題が生じることが懸念される。したがって、外部に適当な冷却手段を設けて、当該光モジュールを強制的に冷却する必要があり、以前から種々の冷却方法が開発されてきている。
光モジュールを含むマルチチップモジュールを冷却する従来技術としては、例えば特許文献1(特開平6−195154号公報)に記載されているように、複数の素子それぞれに対して個別の液冷ヒートシンクを取り付けて放熱する技術がある。この技術は、各素子の温度上昇を個別に管理できるために、各素子の動作が安定化するが、反面、複数の素子それぞれに対して個別にヒートシンクを取り付けるため、工数が増加しコストアップとなるという難点がある。
そこで、特許文献2(特開平6−224334号公報)に開示されているように、マルチチップモジュールに実装された厚みの異なる複数の発熱素子に対して1つのヒートシンクを用い、ヒートシンクの側でそれらの厚みのバラツキを吸収することによって、複数の発熱素子を一括して冷却する構造が提案されている。この構造は、具体的に言えば、ヒートシンクの素子に対向する面(装着面)に各発熱素子の厚みに応じた段差や凹みを形成し、それらの段差や凹みによって各発熱素子の厚みのバラツキを吸収するものであり、それによって各発熱素子とヒートシンクとを接着する接着層の厚さを均等化してこれらの発熱素子を一括冷却する。
特許文献3(特開2007−188934号公報には、発熱素子がプリント基板の各面にそれぞれ実装されたマルチチップモジュールの冷却構造が提案されている。この冷却構造では、プリント基板の一方の面のみにヒートシンクを装着し、その面に実装された発熱素子の冷却を当該ヒートシンクを利用して行う。他方、当該プリント基板の他方の面に実装された発熱素子の冷却は、当該プリント基板にそれを貫通して形成された熱伝導率の高いサーマルビア(thermal via)等の熱伝導部材を介して、当該発熱素子を前記ヒートシンクに熱的に接触させることによって行う。つまり、当該プリント基板の他方の面に実装された発熱素子から生じる熱を、前記貫通ビア(熱伝導部材)を介して前記ヒートシンクに伝導させて、同ヒートシンクから放熱させるようにしている。
特開平6−195154号公報 特開平6−224334号公報 特開2007−188934号公報
上述した特許文献2の構造では、冷却すべき複数の発熱素子に対して一つのヒートシンクを取り付ければよいため、組み立てに要する工数は短縮される。しかし、各発熱素子の高さのバラツキを見極めたうえで、ヒートシンクの装着面に段差や凹みを加工しなくてはならないため、発熱素子の数が多い(例えば10個以上)マルチチップモジュールに対して適用しようとすると、ヒートシンクの製造コストが上昇するという問題がある。特に、光モジュールの場合、数mm角の微細な光モジュールが数mmピッチで数十個以上、実装されることもあり、そのような高密度で光モジュールが実装されたマルチチップモジュールに対しては、ヒートシンクの装着面を切削加工などで精度良く加工する必要があるため、ヒートシンクの製造コストが過大となってしまう。
また、特許文献2の構造は、プリント基板の一方の面に複数の発熱素子が実装されていることが前提となっているために、プリント基板の両面に実装された複数の発熱素子を冷却することは考慮されていない。
上述した特許文献3の冷却構造では、複数の発熱素子が両面に実装されていることが前提となっており、一つのヒートシンクでプリント基板の両面に実装された発熱素子を冷却することができる。しかし、プリント基板のヒートシンクが装着されていない面にある発熱素子の冷却は、当該発熱素子からの熱を当該プリント基板を貫通する熱伝導部材を介して前記ヒートシンクに伝導させることによって行うので、前記ヒートシンクが装着されていない面に装着されている発熱素子と前記ヒートシンクとの距離は、前記プリント基板の前記ヒートシンクが装着された面に実装されている発熱素子よりも長くなっている。このため、熱抵抗が増加し、前記ヒートシンクが装着されていない面の発熱素子に対する冷却能力が低下してしまうという問題がある。
また、特許文献3の冷却構造では、プリント基板の一方の面にのみ重量の大きいヒートシンクが実装されるため、当該プリント基板が反ってしまい、その結果、当該プリント基板に実装されている部品が外れてしまうといった信頼性に関する問題もある。
本発明は、上述した従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、基板の各面に複数の発熱素子がそれぞれ実装されたマルチチップモジュールの冷却に好適であって、前記基板の各面の発熱素子に対して所望の冷却性能が得られると共に、高い信頼性が得られ、しかも妥当な製造コストで製造できる液冷モジュールを提供することにある。
ここに明記しない本発明の他の目的は、以下の説明及び添付図面から明らかである。
(1) 本発明の液冷モジュールは、
基板の第1面に実装された発熱素子を冷却するための第1液冷ヒートシンクと、
前記第1面とは反対側にある前記基板の第2面に実装された発熱素子を冷却するための第2液冷ヒートシンクと、
前記第1液冷ヒートシンクと前記第2液冷ヒートシンクとを連結する、液状の冷媒が通過可能なチューブとを備え、
前記第1液冷ヒートシンクは、第1ベース部材と、その第1ベース部材に形成された、液状の冷媒を通過可能な第1流路とを有しており、
前記第2液冷ヒートシンクは、第2ベース部材と、その第2ベース部材に形成された、液状の冷媒を通過可能な第2流路とを有しており、
前記チューブは、前記第1流路の流出口と前記第2流路の流入口とを接続しており、
使用時には、前記第1液冷ヒートシンクと前記第2液冷ヒートシンクは、前記基板の第1面と第2面にある前記発熱素子にそれぞれ対向する形で実装されることを特徴とするものである。
本発明の液冷モジュールでは、上述したように、基板の第1面と第2面にそれぞれ実装された発熱素子を冷却するために、前記第1液冷ヒートシンクと前記第2液冷ヒートシンクを備えており、これら二つのヒートシンクを前記基板の各面にそれぞれ対向する形(換言すれば、前記基板をその両側から挟み込むような形)で実装されるようになっているので、前記基板の各面に実装された発熱素子をそれぞれ直接的に冷却することができる。このため、上述した特許文献3の冷却構造のように、プリント基板のヒートシンクが装着されていない面(側)にある発熱素子に対する冷却能力が低下してしまうといった問題が生じず、前記基板の各面の発熱素子に対して所望の冷却性能が得られる。よって、基板の各面に複数の発熱素子がそれぞれ実装されたマルチチップモジュールの冷却に好適に使用することができる。
また、本発明の液冷モジュールを実装する際に、例えば、適当な熱伝導性接合材を介在させて、前記基板の第1面と第2面の発熱素子に対して前記第1液冷ヒートシンクと前記第2液冷ヒートシンクをそれぞれ接触させることにより、前記基板の両面に作用する重量(負荷)を均等化することができる。このため、上述した特許文献3の冷却構造のように、前記基板に作用する重量(負荷)に起因して前記基板が反ってしまい、当該基板に実装されている部品が外れてしまう恐れがなく、高い信頼性が得られる。
さらに、本発明の液冷モジュールは、全体としては、前記第1液冷ヒートシンクと第2液冷ヒートシンクを前記チューブで連結したごくシンプルな構成である。また、前記第1液冷ヒートシンクと前記第2液冷ヒートシンクの構成も、それぞれ、前記第1ベース部材または前記第2ベース部材に前記第1流路または前記第2流路を形成するだけで製造することができるものであるから、前記第1及び第2の液冷ヒートシンクの構成もシンプルであり、高コストの部材や材料を使用する必要もない。したがって、上述した特許文献2の構造のように、製造コストが過大となることがない。換言すれば、本発明の液冷モジュールは妥当な製造コストで製造することができる。
(2) 本発明の液冷モジュールの好ましい例では、前記第1液冷ヒートシンクの前記第1流路が、前記第1ベース部材に固着されたパイプにより形成され、前記第2液冷ヒートシンクの前記第2流路が前記第2ベース部材に固着されたパイプにより形成される。
(3) 本発明の液冷モジュールの他の好ましい例では、前記第1液冷ヒートシンクの前記第1流路が、前記第1ベース部材の内部に形成され、前記第2液冷ヒートシンクの前記第2流路が、前記第2ベース部材の内部に形成される。
(4) 本発明の液冷モジュールのさらに他の好ましい例では、前記第1液冷ヒートシンクおよび前記第2液冷ヒートシンクが、それぞれ、前記第1液冷ヒートシンクおよび前記第2液冷ヒートシンクとは別個に形成された少なくとも一つの実装部材によって前記基板に実装されるように構成される。
(5) 本発明の液冷モジュールのさらに他の好ましい例では、前記第1液冷ヒートシンクが、当該第1液冷ヒートシンクを前記基板に実装するための実装部材を兼ねるように構成され、前記第2液冷ヒートシンクが、当該第2液冷ヒートシンクを前記基板に実装するための実装部材を兼ねるように構成される。
(6) 本発明の液冷モジュールのさらに他の好ましい例では、前記第1液冷ヒートシンクの前記第1ベース部材が、前記第1液冷ヒートシンクを前記基板に実装するための実装部材を兼ねるように構成され、前記第2液冷ヒートシンクの前記第2ベース部材が、前記第2液冷ヒートシンクを前記基板に実装するための実装部材を兼ねるように構成される。
(7) 本発明の液冷モジュールのさらに他の好ましい例では、前記第1液冷ヒートシンクと前記第2液冷ヒートシンクとを連結する前記チューブが、フレキシブルチューブとされる。
(8) 本発明の液冷モジュールのさらに他の好ましい例では、前記第1液冷ヒートシンクが、前記基板の第1面にある前記発熱素子を前記第1液冷ヒートシンクから露出させるための第1透孔を有し、前記第2液冷ヒートシンクが、前記基板の第2面にある前記発熱素子を前記第2液冷ヒートシンクから露出させるための第2透孔を有する。
(9) 本発明の液冷モジュールのさらに他の好ましい例では、前記第1液冷ヒートシンクが、前記基板の第1面にある前記発熱素子を前記第1液冷ヒートシンクから露出させるための第1透孔を有していて、当該第1透孔を迂回するように前記第1流路が形成され、また、前記第2液冷ヒートシンクが、前記基板の第2面にある前記発熱素子を前記第2液冷ヒートシンクから露出させるための第2透孔を有していて、当該第2透孔を迂回するように前記第2流路が形成される。
(10) 本発明の液冷モジュールのさらに他の好ましい例では、さらに、前記基板の前記第1面または第2面に実装された他の発熱素子を冷却するための第3液冷ヒートシンクを備える。
(11) 本発明の液冷モジュールのさらに他の好ましい例では、前記基板の前記第1面または第2面に実装された他の発熱素子を冷却するための第3液冷ヒートシンクと、当該第3液冷ヒートシンクを前記他の発熱素子に向けて押圧する実装部材とを、さらに備える。
(12) 本発明の液冷モジュールのさらに他の好ましい例では、前記基板の前記第1面または第2面に実装された他の発熱素子を冷却するための第3液冷ヒートシンクと、当該第3液冷ヒートシンクを前記他の発熱素子に向けて押圧する第1実装部材と、前記基板に対して前記第3液冷ヒートシンクとは反対側に配置されると共に、前記第1実装部材と同等の力で前記基板を押圧する押圧手段とを、さらに備える。
(13) 本発明の液冷モジュールのさらに他の好ましい例では、前記押圧手段が、前記第3液冷ヒートシンクの重量とほぼ同じ重量を持つ構造体と、当該構造体を前記基板に向けて押圧する、前記第1実装部材とほぼ同じ構成を持つ第2実装部材とを備える。
本発明の液冷モジュールでは、(a)基板の各面に複数の発熱素子がそれぞれ実装されたマルチチップモジュールの冷却に好適である、(b)基板の各面の発熱素子に対して所望の冷却性能が得られる、(c)高い信頼性が得られる、(d)妥当な製造コストで製造できる、という効果が得られる。
以下、本発明の好適な実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態の液冷モジュール1を示しており、(a)は当該液冷モジュール1の表面液冷ヒートシンクの平面図、(b)は同液冷モジュール1の裏面用液冷ヒートシンクの平面図、(c)は同液冷モジュール1の側面図である。
本第1実施形態の液冷モジュール1は、図2に示すようなマルチチップモジュール10に搭載された光モジュール31の冷却に使用されるものとして構成されている。図2は、マルチチップモジュール10の平面図である。
図2に一例として示したマルチチップモジュール10は、矩形のプリント基板11と、プリント基板11の一面(以下、表面という)に実装された1個のLSI21および複数の光モジュール31とから構成されている。LSI21は、プリント基板11の表面の略中央に実装されている。複数の光モジュール31は、LSI21の周囲にそれを取り囲むように所定間隔で配置されており、全体として、LSI21を中心とする矩形の外形(輪郭)を形成している。
プリント基板11の他の面(以下、裏面という)には、複数の光モジュール31がその表面と同じレイアウトで配置されているが、LSI21は存在しない。したがって、マルチチップモジュール10の表面と裏面において、光モジュール31の構成および総数とそれらのレイアウト(配置)は同じであるが、表面にあるLSI21が裏面には存在していない点が異なっている。
ここでは、便宜上、プリント基板11の表面と裏面で光モジュール31の総数とレイアウトを同じにしているが、同じにする必要はなく、任意に変更が可能であることは言うまでもない。また、光モジュール31のレイアウトも、矩形状である必要はなく、任意に設定が可能である。
本第1実施形態では、光モジュール31の各々が発熱素子に相当する。しかし、発熱素子が光モジュール31である必要はなく、任意の素子を発熱素子として使用可能である。
本第1実施形態の液冷モジュール1は、図1(a)に示した表面用液冷ヒートシンク(以下、表面用ヒートシンクという)40と、図1(b)に示した裏面用液冷ヒートシンク(以下、裏面用ヒートシンクという)50と、表面用ヒートシンク40と裏面用ヒートシンク50とを連結するフレキシブルチューブ101と、表面用ヒートシンク40と外部のポンプ及び熱交換機とを連結するためのフレキシブルチューブ102と、裏面用ヒートシンク50と当該ポンプ及び熱交換機とを連結するためのフレキシブルチューブ103とを備えている。フレキシブルチューブ101、102および103は、所定の液状の冷媒(ここでは水)が通過可能なものである。
表面用ヒートシンク40は、板状のベース部材42と、ベース部材42の表面に固着された液冷用のパイプ(液冷パイプ)41とを備えている。パイプ41とベース部材42は、相互に熱的に接続されている。
ベース部材42の外形は矩形であり、中央に矩形の透孔(空隙)42aを有しているので、ベース部材42の平面形状は矩形リング状になっている。ベース部材42のこの平面形状は、マルチチップモジュール10の表面にある光モジュール31が形成する矩形の外形にほぼ一致している。
パイプ41は、冷媒としての水が通過可能なものであり、曲げ加工によって、矩形リング状のベース部材42に沿って延在するように曲げられている。このため、パイプ41は、マルチチップモジュール10の表面にある一群の光モジュール31に沿って這うように配置されることが可能である。
裏面用ヒートシンク50は、表面用ヒートシンク40と同じ構造であり、ベース部材52と、ベース部材52の表面に固着された液冷用のパイプ(液冷パイプ)51とを備えている。パイプ51とベース部材52は、相互に熱的に接続されている。
ベース部材52の外形は矩形であり、中央に矩形の透孔52aを有しているので、ベース部材板52の平面形状は矩形リング状になっている。ベース部材52のこの平面形状は、マルチチップモジュール10の裏面にある光モジュール31が形成する矩形の外形にほぼ一致している。ここでは、マルチチップモジュール10の裏面にある光モジュール31のレイアウトは、その表面にある光モジュール31のレイアウトと同じであるから、ベース部材52の平面形状はベース部材42の平面形状と同じである。
パイプ51は、冷媒としての水が通過可能なものであり、曲げ加工によって、矩形リング状のベース部材52に沿って延在するように曲げられている。このため、パイプ51は、マルチチップモジュール10の裏面にある一群の光モジュール31に沿って這うように配置されることが可能である。
パイプ41及び51とベース部材42及び52の材質は、いずれも、熱伝導率が高い金属製であることが好ましく、特に、安価で耐腐食性が強く、加工も容易な銅、アルミニウム、ステンレス等が好適である。パイプ41とベース部材42の接続、そしてパイプ51とベース部材52の接続は、接触熱抵抗を下げるために、ロウ付け、はんだ接合、拡散接合などの金属間接合であることが好ましい。
フレキシブルチューブ101は、表面用ヒートシンク40のパイプ41の流入口43と、裏面用ヒートシンク50のパイプ51の流出口54とを連結している。また、表面用ヒートシンク40のパイプ41の流出口44は、フレキシブルチューブ102によって、冷媒としての水を流すポンプ(図示せず)と、当該水が持つ熱を大気中に放散するラジエータなどの熱交換器(図示せず)とに連結される。裏面用ヒートシンク50のパイプ51の流入口53は、フレキシブルチューブ103によって、当該ポンプと当該熱交換器に連結される。したがって、冷媒としての水は、表面用ヒートシンク40のパイプ41と、裏面用ヒートシンク50のパイプ51と、3本のフレキシブルチューブ101、102及び103を循環することができる。
ここで、本第1実施形態の液冷モジュール1の長期安定性を確保するには、当該液冷モジュール1の内部の冷媒すなわち水の透過(透水)をなるべく抑える必要がある。一般に、冷媒は金属製の部分からはほとんど透水しないため、通常の冷却システムにおいては、金属製部分よりも透過性の高い樹脂製であるフレキシブルチューブからの透過が支配的である。そこで、本実施形態においても、フレキシブルチューブ101、102及び103の材質としては、樹脂性材質の中では透水量が小さく、耐薬品性も強いブチル系やEPDM(ethylene-propylene-terpolymer, エチレン‐プロピレン三量体)系が好適である。また、薄い金属が内部にラミネートされた樹脂製ホースや、蛇腹構造を有する金属パイプも、フレキシブルチューブ101、102及び103として使用可能である。
以上の構成を持つ本第1実施形態の液冷モジュール1の実装形態を図3に示す。図3(a)は、当該液冷モジュール1を図2のプリント基板11の両面の光モジュール31を冷却するために実装した状態を示す平面図であり、図3(b)は、図3(a)のA−A’線に沿った部分断面図である。
図3では、一群の光モジュール31の各々について、その表面の半分の面積をパイプ41及び51で覆うような形態で実装しているが、これは、パイプ41または51が配置されていない部分から光を取り出すことを想定したからである。したがって、光モジュール31の側面から光を取り出す構造の場合や、発熱素子が光モジュールではない場合には、ベース部材42または52の全面を液冷パイプ41または51で覆うように、例えばジグザグ状に屈曲させて配置してもよい。こうすると、冷却能力をさらに向上させることが可能になる。
上述したように、プリント基板11の表面の光モジュール31とその裏面の光モジュール31の配置は、同一であるので、表面用ヒートシンク40のパイプ41と裏面用ヒートシンク50のパイプ51も同一形状になっている。
次に、本第1実施形態の液冷モジュール1の実装方法について説明する。
液冷モジュール1を実装する前に、図3(a)および(b)のように、マルチチップモジュール10のプリント基板11の一端(一辺)に、平面形状が矩形リング状の実装部材61と62をプリント基板11の表面および裏面の周縁部にそれぞれ押し当て、複数のネジ65によって実装部材61と62を接続する。この時、プリント基板11の周縁部の全体が実装部材61と62によって両面から挟まれるが、プリント基板11の周縁部以外の部分は、実装部材61と62の透孔(空隙)と重なるので、実装部材61と62の透孔の内部で浮いた状態にあり、したがって、プリント基板11の表面にあるLSI21および光モジュール31とプリント基板11の裏面にある光モジュール31は露出している。
その後、表面用ヒートシンク40のベース部材42(これは平面形状が矩形リング状である)を、表面側の実装部材61に複数のネジ63を用いて固定するが、この時、図3(b)に示すように、ベース部材42がプリント基板11の表面にある一群の光モジュール31と対向し、パイプ41が外側(図3(b)では上側)に向くようにする。ベース部材42と光モジュール31の間には、熱伝導性接合材71を介在させる。なお、パイプ41は、予めこれらの光モジュール31と重なり合うように位置決めされているので、ベース部材42を実装部材61の所定箇所に固定すれば、パイプ41は自動的にこれら光モジュール31と重なり合った状態で固定される。
次に、同様にして、裏面用ヒートシンク50のベース部材52(これは平面形状が矩形リング状である)を、裏面側の実装部材62に複数のネジ64を用いて固定する。この時、図3(b)に示すように、ベース部材52がプリント基板11の裏面にある一群の光モジュール31と対向し、パイプ51が外側(図3(b)では下側)に向くようにする。ベース部材52と光モジュール31の間には、表面用ヒートシンク40に用いたものと同じ熱伝導性接合材71を介在させる。なお、パイプ51は、予めこれらの光モジュール31と重なり合うように位置決めされているので、ベース部材52を実装部材62の所定箇所に固定すれば、パイプ51は自動的にこれら光モジュール31と重なり合った状態で固定される。
ここで、熱伝導性接合材71としては、熱伝導率が高く、柔軟性の高いサーマルグリース、サーマルコンパウンド、サーマルシートなどが好適である。熱伝導性接合材71は、本来、光モジュール31からの発熱を効率的にパイプ41および51に輸送(伝達)するために設けられるが、それだけでなく、光モジュール31間の高さのバラツキが大きい時や、パイプ41および51それ自身の反りが大きい時に、これらのバラツキや反りを吸収する役割も持つ。
熱伝導性接合材71は、発熱素子である光モジュール31がプリント基板11の片面にのみ実装されている場合も有効である。しかし、プリント基板11が反っている場合は、プリント基板11に実装されている光モジュール31も反った状態で並んでいるために、光モジュール31の位置によってパイプ41または51との距離が異なることになり、すべての光モジュール31を均等に冷却することができない。したがって、光モジュール31の温度分布が一様にならず、光モジュール31の信頼性に影響を及ぼす。
また、熱伝導性接合材71として、サーマルグリースやサーマルコンパウンドを使用している場合には、光モジュール31のONとOFFの繰り返しによって熱膨張と熱収縮を繰り返し、いずれ脱落する危険性がある。同様に、熱伝導性接合材71として、サーマルシートを使用している場合にも、同様の熱サイクルによる熱膨張と熱収縮の繰り返しによって、光モジュール31とサーマルシートの界面、もしくはサーマルシートとパイプ41または51の界面の接着層の剥離が生じて、冷却性能が低下する危険性がある。
しかし、本第1実施形態の液冷モジュール1では、表面用ヒートシンク40のベース部材42によって、プリント基板11の表面にある光モジュール31を押圧すると同時に、裏面用ヒートシンク50のベース部材52によって、プリント基板11の裏面にある光モジュール31を押圧するので、プリント基板11にその両面から均等に荷重が与えられる構造になっている。このため、表面用ヒートシンク40と裏面用ヒートシンク50により適当な荷重を加えてプリント基板11の反りを予め矯正しておけば、光モジュール31自身の配列の反りも小さく抑えることができる。したがって、熱伝導性接合材71の熱伝導機能に対する信頼性も確保することができる。
なお、ここでは、表面用ヒートシンク40(のベース部材42)は、4箇所(ベース部材42の各角部)でネジ63により表面用実装部材61に固定され、裏面用ヒートシンク50(のベース部材52)も、同様に4箇所(ベース部材52の各角部)でネジ64により裏面用実装部材62に固定されているが、本発明はこれに限定されない。両ヒートシンク40および50をしっかりと固定できるものであれば、これらの固定方法は任意に変更できる。
以上のようにしてプリント基板11に液冷モジュール1を実装した後、フレキシブルチューブ102によって、表面用ヒートシンク40のパイプ41の流出口44と外部のポンプ(図示せず)および熱交換器(図示せず)とを連結する。また、フレキシブルチューブ103によって、裏面用ヒートシンク50のパイプ51の流入口53と前記ポンプおよび熱交換器とを連結する。そこで、前記ポンプを作動させて当該液冷モジュール1に冷媒としての水を供給すると、その水は、表面用ヒートシンク40のパイプ41と裏面用ヒートシンク50のパイプ51と3本のフレキシブルチューブ101、102及び103と熱交換器を通って循環する。
プリント基板11の表面にある一群の光モジュール31から生じた熱は、熱伝導性接合材71と表面用ヒートシンク40のベース部材42およびパイプ41を介して、そのパイプ41内を流れる水に効率的に伝達される。同時に、プリント基板11の裏面にある一群の光モジュール31から生じた熱は、熱伝導性接合材71と裏面用ヒートシンク50のベース部材52およびパイプ51を介して、そのパイプ51内を流れる水に効率的に伝達される。こうして光モジュール31からの熱が伝達された水は、循環して熱交換器に達した時に、外部との熱交換により大気中に効率的に放散されることができる。
また、2本のパイプ41と51の間をフレキシブルチューブ101で連結し、パイプ41および51と前記ポンプおよび熱交換器との間をフレキシブルチューブ102と103で連結しているため、液冷モジュール1の設計の自由度が高い。また、実装する際にもプリント基板11をその両面から挟み込むように固定するだけであるため、液冷モジュール1の実装が容易である。
さらに、実装時には、表面用ヒートシンク40と裏面用ヒートシンク50によって、両面から均等にプリント基板11を押圧するため、プリント基板11に反りを生じることなく固定することができる。
本発明の第1実施形態の液冷モジュール1では、上述したように、マルチチップモジュール10のプリント基板11の表面と裏面にそれぞれ実装された光モジュール31(発熱素子)を冷却するために、表面用ヒートシンク40(第1液冷ヒートシンク)と裏面用ヒートシンク50(第2液冷ヒートシンク)を備えており、これら二つのヒートシンク40および50を、プリント基板11の表裏各面にある光モジュール31にそれぞれ対向する形(換言すれば、プリント基板11をその両側から挟み込むような形)で実装されるようになっているので、プリント基板11の各面に実装された光モジュール31をそれぞれ直接的に冷却することができる。このため、上述した特許文献3の冷却構造のように、プリント基板のヒートシンクが装着されていない面(側)にある発熱素子に対する冷却能力が低下してしまうといった問題が生じず、プリント基板11の各面の光モジュール31に対して所望の冷却性能が得られる。よって、プリント基板11の各面に複数の光モジュール31がそれぞれ実装されたマルチチップモジュール10の冷却に好適に使用することができる。
また、表面用実装部材61と裏面用実装部材62を用いて第1実施形態の液冷モジュール1を実装する際に、適当な熱伝導性接合材71を介在させて、プリント基板11の各面の光モジュール31に対して表面用ヒートシンク40と裏面用ヒートシンク50をそれぞれ接触させることにより、プリント基板11の両面に作用する重量(負荷)を均等化することができる。このため、上述した特許文献3の冷却構造のように、プリント基板11に作用する重量(負荷)に起因してプリント基板11が反ってしまい、プリント基板11に実装されている部品が外れてしまう恐れがなく、高い信頼性が得られる。
さらに、本第1実施形態の液冷モジュール1は、全体としては、表面用ヒートシンク40と裏面用ヒートシンク50をフレキシブルチューブ101で連結したごくシンプルな構成である。また、使用時には、表面用ヒートシンク40のパイプ41(第1流路)の流出口44を、フレキシブルチューブ102によって外部のポンプおよび熱交換器に連結し、裏面用ヒートシンク50のパイプ51(第2流路)の流入口53をフレキシブルチューブ103によって前記ポンプおよび熱交換器に連結するだけで足りる。しかも、表面用ヒートシンク40と裏面用ヒートシンク50の構成も、それぞれ、ベース部材42または52の一面にパイプ41または51を固着するだけで形成されるものであるから、両ヒートシンク40および50の構成もシンプルであり、高コストの部材や材料を使用する必要もない。したがって、上述した特許文献2の構造のように、製造コストが過大となることがない。換言すれば、本第1実施形態の液冷モジュール1は妥当な製造コストで製造することができるものである。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態の液冷モジュール1Aを示す。図4は、本第2実施形態の液冷モジュール1Aの側面図であり、図3(b)と同様のものである。以下の説明では、上記第1実施形態の液冷モジュール1の構成と共通する部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
本第2実施形態の液冷モジュール1Aは、図4に示すような表面用ヒートシンク40aおよび裏面用ヒートシンク50aと、表面用ヒートシンク40aのパイプ41の流入口43と、裏面用ヒートシンク50aのパイプ51の流出口54とを連結するフレキシブルチューブ101とを備えている。
本第2実施形態の液冷モジュール1Aと上記第1実施形態の液冷モジュール1との違いは、表面用実装部材61が表面用ヒートシンク40aのベース部材42aに一体的に形成されていて、ベース部材42aが表面用実装部材61の役割を兼ねるようになっている点と、裏面用実装部材62が裏面用ヒートシンク50aのベース部材52aに一体的に形成されていて、ベース部材52aが裏面用実装部材62の役割を兼ねるようになっている点である。ベース部材42aと52aは、プリント基板11に対して、ベース部材42aおよび52aとプリント基板11を貫通する複数本のネジ66で固定されている。それ以外の構成は、上記第1実施形態の液冷モジュール1と同じである。
表面用ヒートシンク40aと裏面用ヒートシンク50aの製造法としては、図4に示すような構成を持つベース部材42aおよび52aを形成してから、それらの表面に液冷パイプ41および51をそれぞれロウ付け、拡散接合、はんだ接合などによって接合する方法がある。しかし、より好適なのは、上記第1実施形態の液冷モジュール1で使用された表面用実装部材61と、同液冷モジュール1の表面用ヒートシンク40を構成するパイプ41およびベース部材42とを、同時にロウ付け、拡散接合、はんだ接合などによって接合し、また、上記第1実施形態の液冷モジュール1で使用された裏面用実装部材62と、同液冷モジュール1の裏面用ヒートシンク50を構成するパイプ51およびベース部材52とを、同時にロウ付け、拡散接合、はんだ接合などによって接合して製造する方法である。
このような方法で造することによって、表面用ヒートシンク40aと裏面用ヒートシンク50aの部品点数を減らすことができる。また、表面用ヒートシンク40aと裏面用ヒートシンク50aを、ネジ等を用いてマルチチップモジュール10のプリント基板11の各面に固定するだけで実装できるため、実装工程を短縮することができる。
以上述べたところから明らかなように、本第2実施形態の液冷モジュール1Aでは、上記第1実施形態の液冷モジュール1と同じ効果に加えて、表面用ヒートシンク40aと裏面用ヒートシンク50aの部品点数が減少し、それらの構成が上記第1実施形態の液冷モジュール1よりもシンプルであるという効果と、実装時に、表面用実装部材61と裏面用実装部材62を予めプリント基板11に装着する作業が不要であり、実装作業が上記第1実施形態の液冷モジュール1よりも短縮されるという効果がある。
(第3実施形態)
図5は、本発明の第3実施形態の液冷モジュール1Bを示す。図5は、本第3実施形態の液冷モジュール1Bの側面図であり、図3(b)と同様のものである。以下の説明では、上記第2実施形態の液冷モジュール1Aの構成と共通する部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
本第3実施形態の液冷モジュール1Bは、図5に示すように、ベース部材42bの内部に連絡流路41bが形成された表面用ヒートシンク40bと、ベース部材52bの内部に連絡流路51bが形成された裏面用ヒートシンク50bと、表面用ヒートシンク40bの連絡流路41bの流入口43と、裏面用ヒートシンク50bの連絡流路51bの流出口54とを連結するフレキシブルチューブ101とを備えている。
表面用ヒートシンク40bの連絡流路41bは、上記第2実施形態の液冷モジュール1Aの表面用ヒートシンク40の液冷パイプ41に対応するので、液冷パイプ41は省略されている。また、裏面用ヒートシンク50bの連絡流路51bは、上記第2実施形態の液冷モジュール1Aの裏面用ヒートシンク50の液冷パイプ51に対応するので、液冷パイプ51は省略されている。
本第3実施形態の液冷モジュール1Bと上記第2実施形態の液冷モジュール1Aとの違いは、表面用ヒートシンク40の液冷パイプ41に相当する連絡流路41bがベース部材42bに内蔵されていて、ベース部材42bが表面用実装部材61だけでなく液冷パイプ41の役割をも兼ねるようになっている点と、裏面用ヒートシンク50の液冷パイプ51がベース部材52bに内蔵されていて、ベース部材52bが表面用実装部材62だけでなく液冷パイプ51の役割をも兼ねるようになっている点である。それ以外の構成は、上記第2実施形態の液冷モジュール1Aと同じである。
本第3実施形態の液冷モジュール1Bは以上の構成を有するため、上記第2実施形態の液冷モジュール1Aと同じ効果に加えて、液冷パイプ41と51が不要なため、上記第2実施形態の液冷モジュール1Aよりも表面用ヒートシンク40bと裏面用ヒートシンク50bの部品点数が減少し、それらの構成が上記第2実施形態の液冷モジュール1よりもシンプルであるという効果と、表面用ヒートシンク40bと裏面用ヒートシンク50bを打ち抜き加工などの簡単な工法で製造することができるため、上記第2実施形態の液冷モジュール1よりも製造が容易であるという効果がある。
なお、本第3実施形態の液冷モジュール1Bでは、光モジュール31の上にはベース部材42bまたは52bのみが載置されるため、光モジュール31やプリント基板11に加わる荷重(負荷)が上記第2実施形態の液冷モジュール1Aよりも軽減される。したがって、プリント基板11それ自体もしくはプリント基板11に実装されている素子の信頼性が、応力によって損なわれる場合に好適である。
なお、液冷モジュール1Bを別個の実装部材を用いてプリント基板11に実装してもよいことは言うまでもない。
(第4実施形態)
図6〜図8は、本発明の第4実施形態の液冷モジュール1Cを示している。図6(a)は当該液冷モジュール1Cをプリント基板11に実装した状態を示す平面図であり、図6(b)はその側面図である。また、図7は、本第4実施形態の液冷モジュール1Cを、図2のプリント基板11の両面の光モジュール31と表面のLSI21とを冷却するために実装した状態を示す平面図であり、図8は図7のC−C’線に沿った断面図である。
本第4実施形態の液冷モジュール1Cは、マルチチップモジュール10のプリント基板11に光モジュール31以外の発熱素子が実装されていて、この発熱素子も冷却する必要がある場合に好適なものである。ここでは、光モジュール31以外の発熱素子が、図2に示したプリント基板11の表面の中央に実装されたLSI21とされている。
本第4実施形態の液冷モジュール1Cは、上述した第1実施形態の液冷モジュール1に、LSI21を冷却するための液冷ヒートシンク91(第3液冷ヒートシンク)を加えた構成を有している。したがって、以下の説明では、上記第1実施形態の液冷モジュール1の構成については、同一符号を付してその説明を省略する。
図6(a)および(b)に示すように、液冷ヒートシンク91は、そのほぼ中央部にLSI21が重なるように実装されており、液冷ヒートシンク91の表面91aはLSI21の表面に対向している。液冷ヒートシンク91の表面91aとLSI21の表面の間には、熱伝導性接合材71が配置されている。この熱伝導性接合材71は、第1実施形態の液冷モジュール1において、表面用液冷ヒートシンク40のベース部材42および裏面用液冷ヒートシンク50のベース部材52と光モジュール31の間に使用されたものと同じである。液冷ヒートシンク91の流入口91bは、例えば、フレキシブルチューブ102を介して、表面用ヒートシンク40のパイプ41の流出口44に接続される。そして、液冷ヒートシンク91の流出口91cには、図示されていないフレキシブルチューブの一端が接続され、そのフレキシブルチューブの他端がポンプと熱交換器とフレキシブルチューブ103を介して、裏面用ヒートシンク50のパイプ51の流入口53に接続される。
このように相互接続することにより、本第4実施形態の液冷モジュール1Cは、上記第1実施形態の液冷モジュール1Aと同じ効果に加えて、光モジュール31を冷却するための表面用液冷ヒートシンク40および裏面用液冷ヒートシンク50と、LSI21を冷却するための液冷ヒートシンク91とが混在していても、これらの液冷ヒートシンク40、50および91をフレキシブルチューブで相互に連結させることによって、循環系の液冷システムを構築することができるという効果が得られる。
特に、本第4実施形態では、中央部にLSI21が実装され、その周囲に複数の光モジュール31が実装されたマルチチップモジュール10のプリント基板11に対して、中央部に透孔(空隙)42aと52aをそれぞれ有する表面用ヒートシンク40と裏面用ヒートシンク50を使用し、表面用ヒートシンク40の透孔42aの内部にLSI21の冷却用の液冷ヒートシンク91を実装しているため、ヒートシンク40、50および91の全体積を最小化することができる。よって、光モジュール31をLSI21の近傍に高密度で実装することが可能となるという効果が得られる。
LSI21の冷却用の液冷ヒートシンク91の固定は、プリント基板11に装着されている部材を利用して行うことができる。例えば、図7と図8に示すように、液冷ヒートシンク91を固定するための実装部材92とネジ93と圧縮バネ94を用いて固定することが可能である。
すなわち、LSI21に対応する箇所に突起92aを持つ棒状の実装部材92を、表面用の実装部材61の対向する二辺間に架け渡し、実装部材92の両端部において、実装部材92を貫通させたネジ93の先端を実装部材61にねじ込んで固着する。こうして実装部材92を実装部材61に対して固定すれば、突起92aをLSI21に押し当てながら実装部材92を保持することが可能となる。各ネジ93には、実装部材92をLSI21に向けて(図8では下方に向けて)付勢する圧縮バネ94を嵌合する。このようにすれば、表面用ヒートシンク40と干渉することなく、液冷ヒートシンク91をプリント基板11に対して固定することができる。
(第5実施形態)
図9は、本発明の第5実施形態の液冷モジュール1Dを示しており、図2のプリント基板21の両面の光モジュール31と表面のLSI21とを冷却するために実装した状態を示す、図8と同様の断面図である。
上述した第4実施形態では、マルチチップモジュール10のプリント基板11の表面のみにLSI21が実装されていることから、液冷ヒートシンク91はプリント基板11の表面のみに実装され、その結果、プリント基板11の表面と裏面に作用する荷重が相違することになる。その荷重の相違が問題を生じない程度であればよいが、その荷重のアンバランスによってプリント基板21が反って信頼性が低下する可能性がある場合は、何らかの対策が必要である。
そこで、本第5実施形態の液冷モジュール1Dでは、このような事態を避けるために、図9に示すように、プリント基板11の裏面上でLSI21と重なる位置に、ダミーの液冷ヒートシンクまたは構造体98を配置している。このため、プリント基板11の両面に作用する荷重のアンバランスに起因する信頼性の低下を回避することができる。
ダミー液冷ヒートシンクを使用する場合は、液冷ヒートシンク91と同じものを使用するのが好ましい。構造体を使用する場合は、ヒートシンク91とLSI21の総重量と同じ重量を持つ構造体とするのが好ましい。
ここでは、ダミー液冷ヒートシンクまたは構造体98の固定を、実装部材92と同一構成の実装部材95と、ネジ93と同一構成のネジ96と、圧縮バネ94と同一構成の圧縮バネ97を用いて行うようにしているので、上述した第4実施形態で使用した実装部材92とネジ93と圧縮バネ94を流用することができるため、本第5実施形態の液冷モジュール1Dに専用の部品を新たに用意する必要がなく、便宜である。
ダミー液冷ヒートシンクまたは構造体98の固定は、次のようにして行う。すなわち、ダミー液冷ヒートシンクまたは構造体98に対応する箇所に突起95aを持つ棒状の実装部材95を、裏面用の実装部材62の対向する二辺間に架け渡し、その後、実装部材95の両端部において、実装部材95を貫通させたネジ96の先端を実装部材62にねじ込んで固着する。こうして実装部材95を実装部材62に対して固定すれば、突起95aをダミー液冷ヒートシンクまたは構造体98に押し当てながら実装部材95を保持することが可能となる。この時、各ネジ96には、実装部材95をダミー液冷ヒートシンクまたは構造体98に向けて(図9では上方に向けて)付勢する圧縮バネ97を嵌合する。このようにすれば、裏面用ヒートシンク50と干渉することなく、ダミー液冷ヒートシンクまたは構造体98をプリント基板11に対して固定することができる。その結果、荷重のアンバランスによってプリント基板21が反ることがなくなり、その反りによって信頼性が低下する恐れが解消する。
(その他の実施形態)
上記第1〜第5実施形態は、本発明の好適な例を示すものである。したがって、本発明はこれら実施形態に限定されず、種々の変形が可能なことは言うまでもない。
例えば、上記第1〜第5実施形態では、表面用液冷ヒートシンクと裏面用液冷ヒートシンクとがフレキシブルチューブを介して連結されているが、フレキシブルでない(可撓性を持たない)チューブ(またはパイプ)によって連結してもよい。
また、上記第1〜第5実施形態では、表面用液冷ヒートシンクと裏面用液冷ヒートシンクのそれぞれにおいて、ベース部材が略中央部に透孔(空洞)を有しているが、透孔(空洞)はなくてもよい。
本発明の第1実施形態の液冷モジュールを示しており、(a)は当該液冷モジュールの表面用液冷ヒートシンクの平面図、(b)は同液冷モジュールの裏面用液冷ヒートシンクの平面図、(c)は同液冷モジュールの側面図である。 本発明の第1実施形態の液冷モジュールの実装対象であるマルチチップモジュールの平面図である。 (a)は、本発明の第1実施形態の液冷モジュールを、図2のプリント基板の両面の光モジュールを冷却するために実装した状態を示す平面図、(b)は、(a)のA−A’線に沿った部分断面図である。 本発明の第2実施形態の液冷モジュールの側面を示す、図3(b)と同様の部分断面図である。 本発明の第3実施形態の液冷モジュールの側面を示す、図3(b)と同様の部分断面図である。 (a)は、本発明の第4実施形態の液冷モジュールを、図2のプリント基板の両面の光モジュールと表面のLSIとを冷却するために実装した状態を示す概念図、(b)は、(a)のB−B’線に沿った部分断面図である。 本発明の第4実施形態の液冷モジュールを、図2のプリント基板の両面の光モジュールと表面のLSIとを冷却するために実装した状態を示す平面図である。 図7のC−C’線に沿った断面図である。 本発明の第5実施形態の液冷モジュールを、図2のプリント基板の両面の光モジュールと表面のLSIとを冷却するために実装した状態を示す、図8と同様の断面図である。
符号の説明
1、1A、1B、1C、1D 液冷モジュール
10 マルチチップモジュール
11 プリント基板
21 LSI
31 光モジュール
40、40a、40b 表面用液冷ヒートシンク
41 表面用液冷ヒートシンクの液冷パイプ
41b 表面用液冷ヒートシンクの連絡流路
42、42a、42b 表面用液冷ヒートシンクのベース部材
43 表面用液冷ヒートシンクの液冷パイプの流入口
44 表面用液冷ヒートシンクの液冷パイプの流出口
45 表面用液冷ヒートシンクの透孔(空隙)
50、50a、50b 裏面用液冷ヒートシンク
51 裏面用液冷ヒートシンクの液冷パイプ
51b 裏面用液冷ヒートシンクの連絡流路
52、52a、52b 裏面用液冷ヒートシンクのベース部材
53 裏面用液冷ヒートシンクの液冷パイプの流入口
54 裏面用液冷ヒートシンクの液冷パイプの流出口
55 裏面用液冷ヒートシンクの透孔(空隙)
61 表面用実装部材
62 裏面用実装部材
63、64、65、66 ネジ
71 熱伝導性接合材
91 LSIを冷却するための液冷ヒートシンク
91a LSIを冷却するための液冷ヒートシンクの表面
91b LSIを冷却するための液冷ヒートシンクの流入口
91c LSIを冷却するための液冷ヒートシンクの流出口
92 LSIを冷却するための液冷ヒートシンク用の実装部材
92a LSIを冷却するための液冷ヒートシンク用の実装部材の突起
93 ネジ
94 圧縮バネ
95 ダミーの液冷ヒートシンクまたは構造体用の実装部材
95a ダミーの液冷ヒートシンクまたは構造体用の実装部材の突起
96 ネジ
97 圧縮バネ
98 ダミーの液冷ヒートシンクまたは構造体
101 フレキシブルチューブ
102 フレキシブルチューブ
103 フレキシブルチューブ

Claims (13)

  1. 基板の第1面に実装された発熱素子を冷却するための第1液冷ヒートシンクと、
    前記第1面とは反対側にある前記基板の第2面に実装された発熱素子を冷却するための第2液冷ヒートシンクと、
    前記第1液冷ヒートシンクと前記第2液冷ヒートシンクとを連結する、液状の冷媒が通過可能なチューブとを備え、
    前記第1液冷ヒートシンクは、第1ベース部材と、その第1ベース部材に形成された、液状の冷媒を通過可能な第1流路とを有しており、
    前記第2液冷ヒートシンクは、第2ベース部材と、その第2ベース部材に形成された、液状の冷媒を通過可能な第2流路とを有しており、
    前記チューブは、前記第1流路の流出口と前記第2流路の流入口とを接続しており、
    使用時には、前記第1液冷ヒートシンクと前記第2液冷ヒートシンクは、前記基板の第1面と第2面にある前記発熱素子にそれぞれ対向する形で実装されることを特徴とする液冷モジュール。
  2. 前記第1液冷ヒートシンクの前記第1流路が、前記第1ベース部材に固着されたパイプにより形成され、前記第2液冷ヒートシンクの前記第2流路が前記第2ベース部材に固着されたパイプにより形成されている請求項1に記載の液冷モジュール。
  3. 前記第1液冷ヒートシンクの前記第1流路が、前記第1ベース部材の内部に形成され、前記第2液冷ヒートシンクの前記第2流路が、前記第2ベース部材の内部に形成されている請求項1に記載の液冷モジュール。
  4. 前記第1液冷ヒートシンクおよび前記第2液冷ヒートシンクが、それぞれ、前記第1液冷ヒートシンクおよび前記第2液冷ヒートシンクとは別個に形成された少なくとも一つの実装部材によって前記基板に実装されるように構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の液冷モジュール。
  5. 前記第1液冷ヒートシンクが、当該第1液冷ヒートシンクを前記基板に実装するための実装部材を兼ねるように構成され、前記第2液冷ヒートシンクが、当該第2液冷ヒートシンクを前記基板に実装するための実装部材を兼ねるように構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の液冷モジュール。
  6. 前記第1ベース部材が、前記第1液冷ヒートシンクを前記基板に実装するための実装部材を兼ねるように構成され、前記第2ベース部材が、前記第2液冷ヒートシンクを前記基板に実装するための実装部材を兼ねるように構成されている請求項5に記載の液冷モジュール。
  7. 前記第1液冷ヒートシンクと前記第2液冷ヒートシンクとを連結する前記チューブが、フレキシブルチューブである請求項1〜56のいずれか1項に記載の液冷モジュール。
  8. 前記第1液冷ヒートシンクが、前記基板の第1面にある前記発熱素子を前記第1液冷ヒートシンクから露出させるための第1透孔を有し、前記第2液冷ヒートシンクが、前記基板の第2面にある前記発熱素子を前記第2液冷ヒートシンクから露出させるための第2透孔を有している請求項1〜7のいずれか1項に記載の液冷モジュール。
  9. 前記第1液冷ヒートシンクが、前記基板の第1面にある前記発熱素子を前記第1液冷ヒートシンクから露出させるための第1透孔を有していて、当該第1透孔を迂回するように前記第1流路が形成され、
    前記第2液冷ヒートシンクが、前記基板の第2面にある前記発熱素子を前記第2液冷ヒートシンクから露出させるための第2透孔を有していて、当該第2透孔を迂回するように前記第2流路が形成されている請求項8に記載の液冷モジュール。
  10. 前記基板の前記第1面または第2面に実装された他の発熱素子を冷却するための第3液冷ヒートシンクを、さらに備えている請求項8または9に記載の液冷モジュール。
  11. 前記基板の前記第1面または第2面に実装された他の発熱素子を冷却するための第3液冷ヒートシンクと、当該第3液冷ヒートシンクを前記他の発熱素子に向けて押圧する実装部材とを、さらに備えている請求項8または9に記載の液冷モジュール。
  12. 前記基板の前記第1面または第2面に実装された他の発熱素子を冷却するための第3液冷ヒートシンクと、前記第3液冷ヒートシンクを前記他の発熱素子に向けて押圧する第1実装部材と、前記基板に対して前記第3液冷ヒートシンクとは反対側に配置されると共に、前記第1実装部材と同等の力で前記基板を押圧する押圧手段とを、さらに備えている請求項8または9に記載の液冷モジュール。
  13. 前記押圧手段が、前記第3液冷ヒートシンクの重量とほぼ同じ重量を持つ構造体と、当該構造体を前記基板に向けて押圧する、前記第1実装部材とほぼ同じ構成を持つ第2実装部材とを備えている請求項12に記載の液冷モジュール。
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