JPH05218221A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

Info

Publication number
JPH05218221A
JPH05218221A JP5644392A JP5644392A JPH05218221A JP H05218221 A JPH05218221 A JP H05218221A JP 5644392 A JP5644392 A JP 5644392A JP 5644392 A JP5644392 A JP 5644392A JP H05218221 A JPH05218221 A JP H05218221A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceramic
semiconductor chip
semiconductor device
cap
ceramic frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5644392A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaharu Miyamoto
隆春 宮本
Fumio Miyagawa
文雄 宮川
Yoji Ohashi
洋二 大橋
Tamio Saito
民雄 齊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Industries Co Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Industries Co Ltd
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Electric Industries Co Ltd, Fujitsu Ltd filed Critical Shinko Electric Industries Co Ltd
Priority to JP5644392A priority Critical patent/JPH05218221A/ja
Publication of JPH05218221A publication Critical patent/JPH05218221A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体チップを封入したキャビティにキャビ
ティ共振が起きたり、キャビティ周囲を囲むシールリン
グ等に寄生共振が起きたりするのを防ぐことの可能な半
導体装置を得る。 【構成】 メタルベース10上面に搭載した半導体チッ
プ20上方を、セラミックからなる絶縁性のキャップ7
00で覆うと共に、そのキャップ700周囲をメタルベ
ース10上面周囲に接合したセラミック枠体30上面
に、絶縁性の接合剤80を用いて直接に封着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波素子等の半導体
チップを収納した半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記半導体装置として、図5に示したよ
うな半導体装置がある。
【0003】この半導体装置は、高熱放散性のメタルベ
ース10上面中央に、半導体チップ20を搭載してい
る。メタルベース10上面周囲には、断面逆T字状をし
たセラミック枠体30を、半導体チップ20周囲を隙間
なく囲むようにして気密に接合している。セラミック枠
体30の内外の階段面には、セラミック枠体30内部を
貫通して連続して水平に連なる信号線路40を備えてい
る。信号線路40内端には、半導体チップ20の電極
を、ワイヤ22を介して接続している。信号線路40外
端には、図中に2点鎖線で示したように、外部リード6
0を接続している。そして、信号線路40外端を外部リ
ード60を介して半導体装置実装用基板の接続パッドに
接続できるようにしている。又は信号線路40外端に外
部リード60を接続せずに、信号線路40外端を金リボ
ン等を用いて半導体装置実装用基板の接続パッドに接続
できるようにしている。セラミック枠体30上面には、
メタルからなるシールリング50を隙間なく連続して気
密に接合している。半導体チップ20上方には、メタル
キャップ70を被せて、そのメタルキャップ70周囲を
シールリング50上面に気密に封着している。
【0004】上記半導体装置では、その半導体チップ2
0を封入したキャビティ32周囲の周壁を、シールド効
果のあるメタルベース10、メタルからなるシールリン
グ50、メタルキャップ70でそれぞれ形成していて、
それらの導体壁を通して、半導体装置外部からキャビテ
ィ32に封入した半導体チップ20に電波等が侵入し
て、半導体チップ20が誤動作するのを防いでいる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記半
導体装置においては、その導体メタルベース10、メタ
ルからなる導体シールリング50、導体メタルキャップ
70が原因して、それらの導体壁で囲まれた所定内部容
積を持つキャビティ32に、セラミック枠体30に備え
た信号線路40を通して半導体装置の内外に伝える高周
波信号等により、キャビティ共振が起きてしまった。そ
して、そのキャビティ共振信号が上記信号線路40や半
導体チップ20に混入して、半導体チップ40が誤動作
したり、上記信号線路40を通して、半導体装置の内外
に上記キャビティ共振信号と同じか又はそれに近い周波
数の高周波信号を伝えることが不可能となったりした。
【0006】また、上記半導体装置においては、そのメ
タルからなる導体シールリング50やセラミック枠体3
0上面にリング状に備えたシールリング50封着用のメ
タライズ等からなる導体接合層36が原因して、それら
の導体シールリング50や導体接合層36に、セラミッ
ク枠体30に備えた信号線路40を通して半導体装置の
内外に伝える高周波信号等により、寄生共振が起きてし
まった。そして、その寄生共振信号が上記信号線路40
や半導体チップ20に混入して、半導体チップ20が誤
動作したり、上記信号線路40を通して、半導体装置の
内外に上記寄生共振信号と同じか又はそれに近い周波数
の高周波信号を伝えることが不可能となったりした。
【0007】なお、上記キャビティ共振や寄生共振を防
ぐために、従来より、図5に示したように、上記半導体
装置のメタルキャップ70裏面等に、キャビティ共振や
寄生共振を起こす原因となる高周波信号等を吸収する電
波吸収体90を被着することが行われている。
【0008】しかしながら、上記電波吸収体90でキャ
ビティ共振や寄生共振を起こす原因となる高周波信号等
を全て吸収して排除することは困難であって、上記電波
吸収体90を備えた半導体装置においても、キャビティ
共振や寄生共振が若干弱まるものの従来通り起きてしま
った。そして、それらのキャビティ共振信号や寄生共振
信号が上記信号線路40や半導体チップ20に混入し
て、半導体チップ20が誤動作したり、上記信号線路4
0を通して、半導体装置の内外に上記キャビティ共振信
号や寄生共振信号と同じか又はそれに近い周波数の高周
波信号を伝えることが不可能となったりした。
【0009】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たもので、上記のような、キャビティ共振や寄生共振が
起きて、半導体チップが誤動作したり、信号線路を通し
て、半導体装置の内外に上記キャビティ共振信号や寄生
共振信号と同じか又はそれに近い周波数の高周波信号を
伝えることが不可能となったりすることのない、半導体
装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の半導体装置は、半導体チップを搭載
したメタルベースと、そのメタルベース上面に気密に接
合したセラミック枠体であって、前記半導体チップ周囲
を隙間なく気密に囲むセラミック枠体と、そのセラミッ
ク枠体の内外の階段面にセラミック枠体内部を貫通して
連続して備えた信号線路であって、その内端に前記半導
体チップの電極を接続した信号線路と、前記半導体チッ
プ上方を覆うセラミックからなるキャップであって、そ
の周囲を前記セラミック枠体上面に絶縁性の接合剤を用
いて気密に封着したキャップとからなることを特徴とし
ている。
【0011】本発明の第2の半導体装置は、セラミック
板の上下面を導体層で覆うと共に、それらの導体層を前
記セラミック板側面に備えた導体層又は前記セラミック
板に上下に貫通して備えた導体を充填したヴィアフィル
で接続して形成した疑似メタルベースであって、半導体
チップを搭載した疑似メタルベースと、その疑似メタル
ベース上面に気密に接合したセラミック枠体であって、
前記半導体チップ周囲を隙間なく気密に囲むセラミック
枠体と、そのセラミック枠体の内外の階段面にセラミッ
ク枠体内部を貫通して連続して備えた信号線路であっ
て、その内端に前記半導体チップの電極を接続した信号
線路と、前記半導体チップ上方を覆うセラミックからな
るキャップであって、その周囲を前記セラミック枠体上
面に絶縁性の接合剤を用いて気密に封着したキャップと
からなることを特徴としている。
【0012】本発明の第1、第2の半導体装置において
は、信号線路外端に外部リードを接続したり、キャップ
裏面又はその表面又はキャップ上方に電波吸収体を備え
たりすることを好適としている。
【0013】
【作用】上記構成の第1、第2の半導体装置において
は、メタルベース又は疑似メタルベースに搭載した半導
体チップ周囲を囲む、キャビティ共振を起こす原因とな
る、メタルからなる導体キャップ、メタルからなる導体
シールリング、セラミック枠体上面にリング状に備える
シールリング封着用のメタライズ等からなる導体接合層
を排除している。そして、メタルからなる導体キャップ
に代えて、セラミックからなる絶縁性キャップを用い
て、そのキャップをセラミック枠体上面に、上記導体シ
ールリングや導体接合層を介さずに、絶縁性の接合剤を
用いて直接に封着している。言い換えれば、メタルベー
ス又は疑似メタルベースに搭載した半導体チップ上方周
囲にキャビティ共振を起こす原因となる導体壁を設けず
に、半導体チップ上方周囲を電気的に開放させた状態と
している。
【0014】従って、上記導体キャップや導体シールリ
ングや導体接合層が原因して、半導体チップを封入した
キャビティに、キャビティ共振が生ずるのが防止され
る。
【0015】また、キャビティ周囲をリング状に囲む、
寄生共振を起こす虞れのある、上記導体シールリングや
セラミック枠体上面の導体接合層を排除している。
【0016】従って、上記シールリングや導体接合層に
寄生共振が起こるのが防止される。
【0017】また、キャップをセラミック枠体上面にリ
ング状に封着する接合剤に、絶縁性の接合剤を用いてい
る。
【0018】従って、上記接合剤に寄生共振が起こるの
が防止される。
【0019】また、信号線路外端に外部リードを接続し
た第1、第2の半導体装置にあっては、信号線路外端
を、外部リードを介して、半導体装置実装用基板の接続
パッドに容易かつ的確に接続できる。
【0020】また、キャップ裏面又はその表面又はキャ
ップ上方に電波吸収体を備えた第1、第2の半導体装置
にあっては、半導体装置上方からキャップを通して半導
体装置内部に侵入する電波等を電波吸収体で吸収でき
る。そして、半導体装置内部に侵入した電波等が半導体
チップに混入して、半導体チップが誤動作するのを防止
できる。
【0021】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に従い説明す
る。図1は本発明の第1の半導体装置の好適な実施例を
示し、詳しくはその正面断面図を示している。以下、こ
の図中の半導体装置を説明する。
【0022】図において、10は、高熱伝導率のCu−
W合金等からなる板状をしたメタルベースである。
【0023】メタルベース10上面中央には、半導体チ
ップ20を搭載している。具体的には、Cu−W合金等
からなるメタルベース10表面にニッケルめっきを施し
ている。ニッケルめっきを施したメタルベース10上面
中央には、金めっき層等からなるダイボンディング層
(図示せず)を備えて、そのダイボンディング層に半導
体チップ20をダイボンディングしている。
【0024】メタルベース10上面周囲には、方形枠体
状をした断面逆T字状のセラミック枠体30を気密に接
合して、そのセラミック枠体30で上記半導体チップ2
0周囲を隙間なく囲んでいる。具体的には、セラミック
枠体30下面にろう材に濡れやすいニッケルめっきを施
したメタライズ等からなる接合層34を備えて、その接
合層34を介して、セラミック枠体30下面をろう材に
濡れやすいニッケルめっきを施したメタルベース10上
面周囲に銀ろう12を用いてろう接している。
【0025】セラミック枠体30の内外の階段面には、
細帯状をしたメタライズからなる信号線路40を、セラ
ミック枠体30内部を貫通して水平に連続して備えてい
る。
【0026】セラミック枠体30内側の階段面に備えた
信号線路40内端には、半導体チップ20の電極を、ワ
イヤ22を介して接続している。
【0027】セラミック枠体30外側の階段面に備えた
信号線路40外端には、図中に2点鎖線で示したよう
に、帯状をした金属製の外部リード60内端を接続し
て、外部リード60をセラミック枠体30外方に延出し
ている。そして、信号線路40外端を、外部リード60
を介して、半導体装置実装用基板の接続パッドに接続で
きるようにしている。
【0028】又は、信号線路40外端に外部リード60
を接続せずに、信号線路40外端を、金リボン等を用い
て、半導体装置実装用基板の接続パッドに接続できるよ
うにしている。
【0029】700は、セラミックからなる板状をした
キャップである。
【0030】このキャップ700で、半導体チップ20
上方を隙間なく覆っている。それと共に、キャップ70
0周囲下面を、セラミック枠体30上面に、絶縁性の接
合剤80を用いて直接に気密に封着している。この接合
剤80には、例えば低融点ガラス、樹脂等を用いてい
る。
【0031】そして、メタルベース10に搭載した半導
体チップ20上方周囲を、絶縁性のキャップ700、絶
縁性のセラミック枠体30、キャップ700をセラミッ
ク枠体30上面に封着している絶縁性の接合剤80で気
密に囲んでいる。そして、メタルベース10に搭載した
半導体チップ20上方周囲を電気的に開放させた状態と
している。
【0032】図1に示した第1の半導体装置は、以上の
ように構成している。
【0033】図2は本発明の第1の半導体装置の他の好
適な実施例を示し、詳しくはその正面断面図を示してい
る。以下、この図中の半導体装置を説明する。
【0034】図の半導体装置では、キャップ700裏面
又はその表面に、図中に実線又は2点鎖線で示したよう
に、グラファイト系、フェライト系等からなる電波吸収
体90を被着している。そして、その電波吸収体90
で、半導体装置上方からキャップ700を通して半導体
装置内部に侵入する電波等を吸収できるようにしてい
る。そして、その半導体装置上方からキャップ700を
通して半導体装置内部に侵入した電波等が半導体装置の
キャビティ32に封入した半導体チップ20に混入し
て、半導体チップ20が誤動作するのを防止できるよう
にしている。
【0035】その他は、前述図1に示した第1の半導体
装置と同様に構成していて、その同一部材には同一符号
を付し、その説明を省略する。
【0036】図3又は図4は本発明の第2の半導体装置
の好適な実施例を示し、詳しくはその正面断面図を示し
ている。以下、この図中の半導体装置を説明する。
【0037】図の半導体装置では、メタルベース10に
代えて、メタルベースと同様なグランド効果を持つ疑似
メタルベース100を用いている。
【0038】疑似メタルベース100は、図3に示した
ように、高熱伝導率のAlN等からなるセラミック板1
02の上下面をメタライズ等の厚膜からなる導体層10
4、又はCu、Au等の薄膜からなる導体層104で隙
間なく連続して覆うと共に、そのセラミック板の上下面
の導体層104をセラミック板102の周囲側面に連続
して隙間なく備えた上記と同じ厚膜又は薄膜からなる導
体層106で一連に接続して形成している。
【0039】又は、図4に示したように、高熱伝導率の
AlN等からなるセラミック板102の上下面を厚膜又
は薄膜からなる導体層104で隙間なく連続して覆うと
共に、そのセラミック板の上下面の導体層104をセラ
ミック板102に上下に貫通して備えたメタライズ等か
らなる導体を充填した複数のヴィアフィル108でそれ
ぞれ一連に接続して形成している。
【0040】なお、疑似メタルベース100は、上記図
3と図4に示した疑似メタルベース100を組み合わせ
てなる形状、即ちセラミック板102の上下面の導体層
104をセラミック板102の側面に備えた導体層10
6とセラミック板102に上下に貫通して備えた導体を
充填したヴィアフィル108とでそれぞれ共に一連に接
続して形成しても良い。
【0041】疑似メタルベース100上面周囲には、方
形枠体状をした断面逆T字状のセラミック枠体30を気
密に接合している。そして、そのセラミック枠体30で
疑似メタルベース100上面中央に搭載した半導体チッ
プ20周囲を隙間なく連続して気密に囲んでいる。
【0042】具体的には、疑似メタルベース100をA
lN等を用いて形成し、セラミック枠体30をそれと異
なるAl2 3 等を用いて形成する場合には、疑似メタ
ルベース100とセラミック枠体30とをそれぞれ別々
に焼成して、その焼成済の疑似メタルベース100上面
に焼成済のセラミック枠体30をその下面に備えたメタ
ライズ層(図示せず)を介して銀ろう等によりろう接し
ている。また、疑似メタルベース100とセラミック枠
体30とを同じAlN、Al2 3 等を用いて形成する
場合には、それらを同時焼成して、疑似メタルベース1
00上面にセラミック枠体を一体に接合している。
【0043】その他は、前述図2に示した第1の半導体
装置と同様に構成していて、その同一部材には同一符号
を付し、その説明を省略する。
【0044】なお、上述第1、第2の半導体装置におい
ては、キャップ700裏面又はその表面に電波吸収体9
0を備えずに、その代わりに、前述図1に2点鎖線で示
したように、半導体装置上方空間に電波吸収体90を半
導体装置上方を覆うようにして備えて、その電波吸収体
90で、キャップ700上方から半導体装置のキャビテ
ィ32に封入した半導体チップ20に電波等が混入し
て、半導体チップ20が誤動作するのを防いでも良い。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1、第
2の半導体装置によれば、メタルベース又は疑似メタル
ベースに搭載した半導体チップ上方周囲を囲むキャビテ
ィ共振を起こす原因となる導体キャップ、導体シールリ
ング、セラミック枠体上面にリング状に備える導体接合
層を排除して、半導体チップ上方周囲を電気的に開放さ
せた状態とし、半導体チップを封入したキャビティに、
キャビティ共振が起こるのを防止できる。
【0046】また、寄生共振を起こす虞れのある導体シ
ールリング、セラミック枠体上面にリング状に備える導
体接合層を排除して、それらのシールリング、接合層に
寄生共振が起こるのを防止できる。
【0047】また、キャップをセラミック枠体上面にリ
ング状に封着する接合剤に、絶縁性の接合剤を用いて、
そのキャップをセラミック枠体上面にリング状に封着す
る接合剤に寄生共振が起こるのを防止できる。
【0048】その結果、本発明の第1、第2の半導体装
置によれば、該装置にキャビティ共振や寄生共振が起こ
るのを確実に防いで、それらのキャビティ共振信号や寄
生共振信号で、半導体チップが誤動作したり、信号線路
を通して、上記キャビティ共振信号や寄生共振信号と同
じか又はそれに近い周波数の高周波信号を伝えることが
不可能となったりすることを防止できる。そして、比較
的低周波から超高周波までの広範囲の高周波信号で常に
安定して的確に動作させることの可能な半導体装置を提
供できる。
【0049】また、キャップ裏面又はその表面又はキャ
ップ上方に電波吸収体を備えた本発明の第1、第2の半
導体装置にあっては、半導体装置上方からキャップを通
して半導体装置に収納した半導体チップに侵入する電波
等を電波吸収体で吸収して排除できる。そして、その半
導体装置上方からキャップを通して半導体装置に収納し
た半導体チップに侵入する電波等で、半導体チップが誤
動作するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の半導体装置の正面断面図であ
る。
【図2】本発明の第1の半導体装置の正面断面図であ
る。
【図3】本発明の第2の半導体装置の正面断面図であ
る。
【図4】本発明の第2の半導体装置の正面断面図であ
る。
【図5】従来の半導体装置の正面断面図である。
【符号の説明】
10 メタルベース 20 半導体チップ 30 セラミック枠体 32 キャビティ 40 信号線路 50 シールリング 60 外部リード 70 メタルキャップ 80 絶縁性の接合剤 90 電波吸収体 100 疑似メタルベース 102 セラミック板 104、106 導体層 108 ヴィアフィル 700 セラミックからなるキャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大橋 洋二 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 齊藤 民雄 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体チップを搭載したメタルベース
    と、そのメタルベース上面に気密に接合したセラミック
    枠体であって、前記半導体チップ周囲を隙間なく気密に
    囲むセラミック枠体と、そのセラミック枠体の内外の階
    段面にセラミック枠体内部を貫通して連続して備えた信
    号線路であって、その内端に前記半導体チップの電極を
    接続した信号線路と、前記半導体チップ上方を覆うセラ
    ミックからなるキャップであって、その周囲を前記セラ
    ミック枠体上面に絶縁性の接合剤を用いて気密に封着し
    たキャップとからなる半導体装置。
  2. 【請求項2】 セラミック板の上下面を導体層で覆うと
    共に、それらの導体層を前記セラミック板側面に備えた
    導体層又は前記セラミック板に上下に貫通して備えた導
    体を充填したヴィアフィルで接続して形成した疑似メタ
    ルベースであって、半導体チップを搭載した疑似メタル
    ベースと、その疑似メタルベース上面に気密に接合した
    セラミック枠体であって、前記半導体チップ周囲を隙間
    なく気密に囲むセラミック枠体と、そのセラミック枠体
    の内外の階段面にセラミック枠体内部を貫通して連続し
    て備えた信号線路であって、その内端に前記半導体チッ
    プの電極を接続した信号線路と、前記半導体チップ上方
    を覆うセラミックからなるキャップであって、その周囲
    を前記セラミック枠体上面に絶縁性の接合剤を用いて気
    密に封着したキャップとからなる半導体装置。
  3. 【請求項3】 信号線路外端に外部リードを接続した請
    求項1又は2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 キャップ裏面又はその表面又はキャップ
    上方に電波吸収体を備えた請求項1、2又は3記載の半
    導体装置。
JP5644392A 1992-02-06 1992-02-06 半導体装置 Pending JPH05218221A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5644392A JPH05218221A (ja) 1992-02-06 1992-02-06 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5644392A JPH05218221A (ja) 1992-02-06 1992-02-06 半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05218221A true JPH05218221A (ja) 1993-08-27

Family

ID=13027234

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5644392A Pending JPH05218221A (ja) 1992-02-06 1992-02-06 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05218221A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7265051B2 (en) 2000-09-20 2007-09-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor memory device and method of manufacturing the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7265051B2 (en) 2000-09-20 2007-09-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor memory device and method of manufacturing the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6351194B2 (en) Electronic component utilizing face-down mounting
US20040238934A1 (en) High-frequency chip packages
JPH0817964A (ja) 半導体装置及びその製造方法及び基板
JPH0846073A (ja) 半導体装置
JPH02342A (ja) 集積回路チツプ取付けおよびパツケ−ジ組立体
JPH11150225A (ja) リードフレームベースの垂直相互接続パッケージ
JPS62241354A (ja) 高周波用回路素子密封パッケージとその製造方法
US3303265A (en) Miniature semiconductor enclosure
JPS6146061B2 (ja)
JP2000340687A (ja) 半導体素子収納用パッケージ
US3767979A (en) Microwave hermetic transistor package
JPH05218221A (ja) 半導体装置
JPH04352131A (ja) 平板型表示装置
JP2000183488A (ja) ハイブリッドモジュール
JPH05166957A (ja) 高周波素子用パッケージ
JPS61198656A (ja) 半導体装置
JP2712461B2 (ja) 半導体装置の容器
JPH0752760B2 (ja) 半導体装置用パッケ−ジ
JP2671424B2 (ja) 半導体装置
JP2777212B2 (ja) 電子部品用パッケージ
JP2631397B2 (ja) 半導体素子収納用パッケージ
JPS6112049A (ja) 半導体装置
JPS6336688Y2 (ja)
JP3051225B2 (ja) 集積回路用パッケージ
JPH05243417A (ja) 半導体パッケージ

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000523