JPH0521766U

JPH0521766U - 鏡付き花器

Info

Publication number: JPH0521766U
Application number: JP9491391U
Authority: JP
Inventors: 俊雄今中
Original assignee: 俊雄今中
Priority date: 1991-09-05
Filing date: 1991-09-05
Publication date: 1993-03-23

Abstract

(57)【要約】【目的】形状的、機能的に新規な花器の提供。【構成】花器１を鏡２の鏡面側に一体となるように取
り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、生けた花を鏡に写し出す鏡付きの花器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、花を生けるための花器には、銅器、陶磁器、竹製、木製、ガラス製などの各種素材により造られたものがあり、各素材の持味を生かした新しい花器が求め続けられて来た。一方、その形状にも各種の工夫が加えられるなど、新規性に富んだ花器を希求する声が強かった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のように花器の素材や形状に新規性を求める場合、新規の素材開発や新規の形状を作り出す工夫にかなりの困難を伴うという欠点があった。また、その困難を克服して新規の花器を作り出したとしても、従来の方法による場合には、花器そのものの機能的な新規性が得られないという欠点があった。本考案は上記欠点を除くために考案されたもので、形状的にも機能的にも優れた新規な花器の提供を目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

花器（１）を鏡（２）の鏡面側に接着剤（３）にて一体に形成する。以上の構成からなる鏡付き花器である。

【０００５】なお、接着剤（３）に代え、磁石（４）を用いて一体に形成してもよい。

【０００６】

【作用】

花器（１）に花を生けると鏡（２）に花が写し出される。

【０００７】

【実施例】以下、本考案請求項１の実施例について説明する。（イ）花器（１）を鏡（２）の鏡面側で重ねる。（ロ）花器（１）と鏡（２）とが重なる部分を接着剤（３）にて接着する。

【０００８】以下、本考案請求項２の実施例について説明する。花器（１）の鏡（２）と重なる部分、および、鏡（２）の裏面に磁石（４）を、それぞれの磁石の同極同士が対向するよう取り付ける。尚、この場合、いずれか一方の磁石を磁性体に代えても良い。

【０００９】

【考案の効果】

本考案は、請求項１による場合に以下の効果を得る。生けた花が鏡に写し出されるという機能的に斬新な花器が得られ、生ける花の数が少なくてすみ経済的であるという実利効果を伴う。また、一般的な筆記具で書いた鏡面の文字は容易に消すことができるので、鏡面に花を生けた人の名や流派名を書いたり、生けた花の花言葉や花の名などを書き添えることができるほか、商品として売り出す場合にキャッチフレーズなどを書くことができるので便利である。また、生けた花が鏡に写し出されるので、花を違った視点から同時に鑑賞することができる。また、形状的に斬新な花器が得られ、花を美しく生けることを目的とする花器の本来的機能を高めるという効果を伴う。

【００１０】請求項２による場合には、請求項１による場合に得る効果のほか、以下の効果を得る。花器（１）の取り外しができるので、水の入れ替え、掃除が容易になる。また、花器（１）の取り外しができることにより、場所をとらず、破損を防ぐことができ、保管や輸送に都合が良い。また、花器（１）の取り外しができることにより、スペアの花器をつけて、変化をもたせることができる。また、花器（１）の取り外しができることにより、花器（１）と鏡（２）の位置をかえて変化をもたせることができる。

【提出日】平成３年１１月２９日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００４

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００４】

【課題を解決するための手段】

花器（１）を鏡（２）の鏡面側に一体に形成する。以上の構成からなる鏡付き花器である。

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００５

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００５】なお、磁石（４）を用いて一体に形成してもよい。

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００８

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００８】以下、本考案請求項２の実施例について説明する。花器（１）の鏡（２）と重なる部分、および、鏡（２）の裏面に磁石（４）を、それぞれの磁石の異極同士が対向するよう取り付ける。尚、この場合、いずれか一方の磁石を磁性体に代えても良い。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例１を示す斜視図である。

【図２】本考案の実施例１を示す断面図である。

【図３】本考案の実施例２を示す断面図である。

【符号の説明】

１花器２鏡３接着剤４磁石

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】花器（１）を鏡（２）の鏡面側に一体に
形成してなる、鏡付き花器。
【請求項２】磁石（４）を有する請求項１記載の鏡付
き花器。