JP2007106430A - フラワーボックス - Google Patents

Abstract

【課題】本発明は、様々な方向からブーケを見ることができ、優れたインテリア性を有するフラワーボックスの提供を課題とする。
【解決手段】本フラワーボックスＡは、透明のアクリル製製のボックス１内に、結婚式で用いられたブーケをドライフラワー２にしたものが設けられている。ボックス１の背面にはハート形などの所定の形態をした突起壁１１ａが形成され、該突起壁１１ａの内側にドライフラワー２が取付部材３を介して設けられている。
【選択図】 図１

Description

本発明は結婚式で利用されたブーケを保存するに適したフラワーボックスに関する。

結婚式でブーケが利用されることが公知であるが、最近ではブーケのデザインに趣向を凝らしたり、様々な花が組み合われるなどして多種多様にわたっている。そして、従来は次の結婚を願って未婚の友人にブーケを渡す場合が多かったが、最近ではブーケの多種多様も相俟って、結婚式の記念として当人ら自身やその両親などが持っておくことが増えてきている。

ただ、ブーケは一般に生花からできているため、そのまま保存したのではすぐに枯れてしまうという難点がある。

そこで、この難点を解消するために、例えばブーケをドライフラワーにした上で、それをボックスに収納した状態で保存するものが知られている（例えば、特許文献１参照）。
特開２００４−１２４１３１号公報

しかしながら、上述のボックスは正面を除く部分すべて（上面、下面、左右側面、背面）が不透明な木材や合成樹脂材で構成されているため、正面からしかブーケを見ることができず、またボックスが不透明であるため置く場所の壁の色や家具の色に左右されてインテリア性を低下させるという問題があった。

本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、様々な方向からブーケを見ることができ、優れたインテリア性を有するフラワーボックスの提供を課題とする。

本発明は、上記課題を解決するために、透明の合成樹脂製のボックス内に、結婚式で用いられたブーケをドライフラワーにしたものが設けられていることを特徴とする。これによればボックスが透明の合成樹脂からなるので、上下左右の全方向からブーケを見ることができる。しかも置き場所を選ばず、透明のボックスはどんな壁の色や家具の色にも左右されない優れたインテリア性を有する。

また、前記ボックスの背面にはハート形などの所定の形態をした突起壁が形成され、該突起壁の内側に前記ドライフラワーが取付部材を介して設けられているのが好ましい。これによれば、ハート形などの所定の形態と相俟って、インテリア性がより一層向上する。

また、前記合成樹脂はアクリル板からなるのが好ましい。これによれば、当該アクリル板は水晶のような透明性を有し、年月を経ても透明性の低下がほとんどなく、さらに表面は鏡の面と同様に平滑であり、優雅な光沢を放つことができる。また、アクリル板は、重さがガラスの約半分であり、耐衝撃強度は強化ガラスよりも強く、普通のガラスと比べるとその衝撃強度は数十倍である。さらに紫外線をカットするアクリル板を使用すれば、中のブーケをより一層長期に保存することができる。

本発明によればボックスが透明の合成樹脂からなるので、上下左右の全方向からブーケを見ることができる。しかも置き場所を選ばず、透明のボックスはどんな壁の色や家具の色にも左右されない優れたインテリア性を有する。

次に本発明の一実施形態について説明する。

図１は、本実施形態にかかるフラワーボックス（Ａ）の斜視図、図２はフラワーボックス（ブーケを除く）（Ａ）の分解図である。

本フラワーボックス（Ａ）は、透明の合成樹脂製のボックス１内に、結婚式で用いられたブーケ２のドライフラワーが設けられている。

前記ボックス１は、図２に示すように、正面視矩形状のアクリル製の平板部１１と、背面開口の矩形体のアクリル製の箱部１２とからなる。

前記平板部１１は、縦３００ｍｍ、横２５０ｍｍ、厚さ５ｍｍの寸法で形成されている。また、平板部１１の上面には、薄型のアクリル板によりハート形の突起壁１１ａが形成されるとともに、そのハート形に合うようにピンク色等の色紙１１ｂが貼り付けられている。

前記箱部１２は、所定の大きさのアクリル板を組み合わせることにより全体で縦３００ｍｍ、横２５０ｍｍ、奥行き１１５ｍｍの寸法で形成されている。

前記平板部１１と箱部１２の接合に際しては、箱部１２の開口縁部に対して平板部１１の周縁部を嵌め込んだ上で、接着剤により互いに接合する。特にアクリル板は接着剤により簡単かつ確実に接着することができ便利である。

前記ブーケ２は、元のブーケの花をドライフラワーにした上で、所定の取付部材３に差し込んでいき、本ボックス１に適した所定のデザインにしてもよい。なお、ブーケ２は、結婚式で実際に利用されている関係上、通常、所々に痛んでいる部分が多いため、それら痛んでいる部分を間引いたり、あるいは同種の新しい生花を補充するなどしてドライフラワーにするのが好ましい。

前記ブーケ２を収納ボックスに収納するに際しては、ブーケ２の底部に位置する取付部材３を平板部１１に取り付けたあと、ブーケ２を傷付けないように慎重に箱部１２を覆い被せながら平板部１１と接合して完成する。

なお、取付部材３を平板部１１に取り付けるに際しては、ハート型の内側であって、かつ当該ハート形と相俟ってデザイン性が高くなるうような位置に取り付けるのが好ましい。

このようにボックス１が透明の合成樹脂からなるので、上下左右の全方向からブーケ２を見ることができる。しかも置き場所を選ばず、透明のボックス１はどんな壁の色や家具の色にも左右されない優れたインテリア性を有する。

特に、透明の合成樹脂としてアクリル板を利用した場合、当該アクリル板は水晶のような透明性を有し、年月を経ても透明性の低下がほとんどなく、さらに表面は鏡の面と同様に平滑であり、優雅な光沢を放つことができる。また、アクリル板は、重さがガラスの約半分であり、耐衝撃強度は強化ガラスよりも強く、普通のガラスと比べるとその衝撃強度は数十倍である。さらに紫外線をカットするアクリル板を使用すれば、中のブーケ２をより一層長期に保存することができる。

なお、本実施形態では、突起壁１１ａの形態をハート形としたが、その他の形態であってもよい。また、ボックス１の形状を矩形体としたが、その他の形状であってもよい。また、ボックス１の材質をアクリル板としたが、その他の合成樹脂であってもよい。また、ボックス１の各種寸法は上述のものげ限定されるものではなく、その他の寸法であってもよい。また、ブーケをドライフラワーにする方法は上記のものに限定されず、例えば所定の取付部材３において元のブーケの花を差し込んでいき、本ボックス１に適した所定のデザインにした上で、ドライフラワーにしてもよい。また、前記平板部１１と箱部１２の接合するのに接着剤を用いたが、両面テープ（高透明性のものが好ましい）を用いてもよい。

本発明の一実施形態にかかるフラワーボックスの斜視図である。 図１のフラワーボックスの分解図である。

符号の説明

１・・・ボックス
２・・・ブーケ
３・・・取付部材
１１・・・平板部
１１ａ・・・突起壁
１２・・・箱部

Claims (3)

1. 透明の合成樹脂製のボックス内に、結婚式で用いられたブーケをドライフラワーにしたものが設けられていることを特徴とするフラワーボックス。
2. 前記ボックスの背面にはハート形などの所定の形態をした突起壁が形成され、該突起壁の内側に前記ドライフラワーが取付部材を介して設けられている請求項１に記載のフラワーボックス。
3. 前記合成樹脂はアクリル板からなる請求項１または請求項２に記載のフラワーボックス。