JPH05217596A - 密閉形鉛蓄電池の製造方法 - Google Patents
密閉形鉛蓄電池の製造方法Info
- Publication number
- JPH05217596A JPH05217596A JP4046176A JP4617692A JPH05217596A JP H05217596 A JPH05217596 A JP H05217596A JP 4046176 A JP4046176 A JP 4046176A JP 4617692 A JP4617692 A JP 4617692A JP H05217596 A JPH05217596 A JP H05217596A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- foamed polyurethane
- prevented
- cover
- plate group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
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- Secondary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 密閉形鉛蓄電池の内部空間に充満したガスに
引火して、電池が爆発するのを防止する。 【構成】 充電中に発生する酸素ガスを負極で吸収する
密閉形鉛蓄電池において、電槽蓋と極板群上部との空間
に発泡ポリウレタン樹脂の原液を注入し、次いで、30
秒以内に発泡を終了し、連続気泡からなる発泡ポリウレ
タン樹脂を形成することを特徴とする。
引火して、電池が爆発するのを防止する。 【構成】 充電中に発生する酸素ガスを負極で吸収する
密閉形鉛蓄電池において、電槽蓋と極板群上部との空間
に発泡ポリウレタン樹脂の原液を注入し、次いで、30
秒以内に発泡を終了し、連続気泡からなる発泡ポリウレ
タン樹脂を形成することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、実質的に流動する電解
液のない、メンテナンスフリーの密閉形鉛蓄電池の製造
方法に関するものである。
液のない、メンテナンスフリーの密閉形鉛蓄電池の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】密閉形鉛蓄電池は、充電時に正極板で発
生した酸素ガスを負極板に吸収させる構造となっている
ので、電池外部に前記ガスを散逸することは通常ない。
しかし、大電流で充電した場合には、正極板での酸素ガ
ス発生量の方が多い上、負極板からも水素ガスが発生す
るため、完全密閉すると電池内に酸素ガスが充満して高
圧となる。このガスに何らかの事故で点火され、電池の
爆発が生じることがある。このような電池の爆発を防止
または抑制するために、電池内圧が上昇すると開弁する
安全弁を取り付けガスを排出する方法や電槽蓋と極板群
上部との空間に多孔性物質を詰める方法が試みられた。
生した酸素ガスを負極板に吸収させる構造となっている
ので、電池外部に前記ガスを散逸することは通常ない。
しかし、大電流で充電した場合には、正極板での酸素ガ
ス発生量の方が多い上、負極板からも水素ガスが発生す
るため、完全密閉すると電池内に酸素ガスが充満して高
圧となる。このガスに何らかの事故で点火され、電池の
爆発が生じることがある。このような電池の爆発を防止
または抑制するために、電池内圧が上昇すると開弁する
安全弁を取り付けガスを排出する方法や電槽蓋と極板群
上部との空間に多孔性物質を詰める方法が試みられた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の技術で述べた前
者の方法は、爆発の程度を軽減させることができるが、
爆発により容器や他の部品の粉砕を防ぐ程の効果がな
く、後者の方法は一般にプラスチック等を電槽内の上部
空間に入れ、蓋を取り付ける方法が採用されていたた
め、工程が複雑となり、製造コストが増加するという問
題点を有していた。
者の方法は、爆発の程度を軽減させることができるが、
爆発により容器や他の部品の粉砕を防ぐ程の効果がな
く、後者の方法は一般にプラスチック等を電槽内の上部
空間に入れ、蓋を取り付ける方法が採用されていたた
め、工程が複雑となり、製造コストが増加するという問
題点を有していた。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、電池がガス爆発
するのを防止することにある。
のであって、その目的とするところは、電池がガス爆発
するのを防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は充電中に発生する酸素ガスを負極で吸収す
る密閉形鉛蓄電池の製造方法において、電槽蓋と極板群
上部との空間に発泡ポリウレタン樹脂の原液を注入し、
次いで、30秒以内に発泡を終了し、連続気泡からなる
発泡ポリウレタン樹脂を形成することを特徴とするもの
である。
に、本発明は充電中に発生する酸素ガスを負極で吸収す
る密閉形鉛蓄電池の製造方法において、電槽蓋と極板群
上部との空間に発泡ポリウレタン樹脂の原液を注入し、
次いで、30秒以内に発泡を終了し、連続気泡からなる
発泡ポリウレタン樹脂を形成することを特徴とするもの
である。
【0006】
【作 用】30秒以内に発泡を完了させると、発泡ポリ
ウレタンの原液が電池の上部空間から下に浸入するのを
防止でき、電池の上部空間に連続気泡からなる発泡ポリ
ウレタン樹脂を形成すると、上部空間が多くの微小な相
互に接続された空間に分割されるので、充電中に発生し
たガスに引火した場合、気体が迅速かつ全面的に燃焼す
るのを防止できる。
ウレタンの原液が電池の上部空間から下に浸入するのを
防止でき、電池の上部空間に連続気泡からなる発泡ポリ
ウレタン樹脂を形成すると、上部空間が多くの微小な相
互に接続された空間に分割されるので、充電中に発生し
たガスに引火した場合、気体が迅速かつ全面的に燃焼す
るのを防止できる。
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の密閉形鉛蓄電池の断面図であ
り、1は電槽、2は電槽蓋、3は極板群、4は電槽蓋2
と極板群3との空間に充填された発泡ポリウレタン、5
は電槽蓋に設けられた安全弁である。次に、図1の本発
明密閉形鉛蓄電池の製造方法について説明する。電槽1
内へ極板群3を挿入し、電槽蓋2を取り付けた密閉形鉛
蓄電池を用意し、電槽蓋2の安全弁5を取外し、この孔
から蓋5と極板群3上部との間の空間に発泡ポリウレタ
ン4の原液を注入した。そして、30秒以内に発泡ポリ
ウレタン4が発泡して体積が増大し、気泡が直径0.5
mm〜1.5mmになり、前記空間内に隙間なく充満さ
せて固体化した。この場合、固体化された発泡ポリウレ
タン4の体積が原液の50〜150倍になるように、予
め発泡ポリウレタン4の原液の濃度を調整しておいた。
明する。図1は本発明の密閉形鉛蓄電池の断面図であ
り、1は電槽、2は電槽蓋、3は極板群、4は電槽蓋2
と極板群3との空間に充填された発泡ポリウレタン、5
は電槽蓋に設けられた安全弁である。次に、図1の本発
明密閉形鉛蓄電池の製造方法について説明する。電槽1
内へ極板群3を挿入し、電槽蓋2を取り付けた密閉形鉛
蓄電池を用意し、電槽蓋2の安全弁5を取外し、この孔
から蓋5と極板群3上部との間の空間に発泡ポリウレタ
ン4の原液を注入した。そして、30秒以内に発泡ポリ
ウレタン4が発泡して体積が増大し、気泡が直径0.5
mm〜1.5mmになり、前記空間内に隙間なく充満さ
せて固体化した。この場合、固体化された発泡ポリウレ
タン4の体積が原液の50〜150倍になるように、予
め発泡ポリウレタン4の原液の濃度を調整しておいた。
【0007】次に、本発明の電池(5時間率45Ah)
を20個用意し、過充電による電気分解で電池上部空間
に多量の水素ガスを発生させ、予め電池蓋下部に取り付
けたリード線にスパークを飛ばし、電池が爆発するか否
かの試験を行ったが、いずれの電池も爆発が見られなか
った。
を20個用意し、過充電による電気分解で電池上部空間
に多量の水素ガスを発生させ、予め電池蓋下部に取り付
けたリード線にスパークを飛ばし、電池が爆発するか否
かの試験を行ったが、いずれの電池も爆発が見られなか
った。
【0008】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。 (1)電槽蓋と極板群上部との間に隙間なく発泡ポリウ
レタン樹脂が充填されいるので、電池の充電中に発生す
るガスの迅速かつ全面的な燃焼が防止でき、ガス爆発が
防止できる。 (2)発泡ポリウレタン樹脂を用いているので、電池の
重量が殆ど増加しない。 (3)発泡ポリウレタン樹脂を注入するだけで簡単に製
造できるので、製造コストが安価で済む。 (4)極板やセパレータの間に発泡ポリウレタン樹脂が
浸入することがないので、電池の性能に悪影響を及ぼさ
ない。
で、次に記載する効果を奏する。 (1)電槽蓋と極板群上部との間に隙間なく発泡ポリウ
レタン樹脂が充填されいるので、電池の充電中に発生す
るガスの迅速かつ全面的な燃焼が防止でき、ガス爆発が
防止できる。 (2)発泡ポリウレタン樹脂を用いているので、電池の
重量が殆ど増加しない。 (3)発泡ポリウレタン樹脂を注入するだけで簡単に製
造できるので、製造コストが安価で済む。 (4)極板やセパレータの間に発泡ポリウレタン樹脂が
浸入することがないので、電池の性能に悪影響を及ぼさ
ない。
【図1】本発明に係わる密閉形鉛蓄電池の断面図であ
る。
る。
2 電槽蓋 3 極板群 4 発泡ポリウレタン樹脂
Claims (1)
- 【請求項1】 充電中に発生する酸素ガスを負極で吸収
する密閉形鉛蓄電池の製造方法において、電槽蓋と極板
群上部との空間に発泡ポリウレタン樹脂の原液を注入
し、次いで、30秒以内に発泡を終了し、連続気泡から
なる発泡ポリウレタン樹脂を形成することを特徴とする
密閉形鉛蓄電池の製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4046176A JPH05217596A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 密閉形鉛蓄電池の製造方法 |
US08/012,157 US5352545A (en) | 1992-01-31 | 1993-01-27 | Battery containing foam polyurethane resin and method of making |
KR1019930001141A KR100284662B1 (ko) | 1992-01-31 | 1993-01-29 | 밀폐형 납축전지 및 그 제조방법 |
TW082101070A TW209315B (ja) | 1992-01-31 | 1993-02-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4046176A JPH05217596A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 密閉形鉛蓄電池の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05217596A true JPH05217596A (ja) | 1993-08-27 |
Family
ID=12739723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4046176A Pending JPH05217596A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 密閉形鉛蓄電池の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05217596A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0631071U (ja) * | 1992-09-22 | 1994-04-22 | 株式会社ユアサコーポレーション | 密閉形鉛蓄電池 |
WO2010022803A1 (de) * | 2008-08-30 | 2010-03-04 | FRÖTEK Vermögensverwaltung GmbH | Explosionsschutz für starterbatterien |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP4046176A patent/JPH05217596A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0631071U (ja) * | 1992-09-22 | 1994-04-22 | 株式会社ユアサコーポレーション | 密閉形鉛蓄電池 |
WO2010022803A1 (de) * | 2008-08-30 | 2010-03-04 | FRÖTEK Vermögensverwaltung GmbH | Explosionsschutz für starterbatterien |
JP2012501053A (ja) * | 2008-08-30 | 2012-01-12 | フレーテク フェルメーゲンスファーバルトゥンク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | スタータ・バッテリの爆発防止方法 |
US8846244B2 (en) | 2008-08-30 | 2014-09-30 | Froetek Vermoegensverwaltung Gmbh | Explosion protection for starter batteries |
KR101487912B1 (ko) * | 2008-08-30 | 2015-02-04 | 프뢰텍 페어뫼겐스페어발퉁 게엠베하 | 폭발 방지가 된 시동기용 배터리 |
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