JPH05217188A - 光電走査装置及びこの走査装置に使用するヒンジ素子及びこの走査装置を有する光学式プレーヤ - Google Patents
光電走査装置及びこの走査装置に使用するヒンジ素子及びこの走査装置を有する光学式プレーヤInfo
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- JPH05217188A JPH05217188A JP4297079A JP29707992A JPH05217188A JP H05217188 A JPH05217188 A JP H05217188A JP 4297079 A JP4297079 A JP 4297079A JP 29707992 A JP29707992 A JP 29707992A JP H05217188 A JPH05217188 A JP H05217188A
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/08—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/08—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
- G11B7/09—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
- G11B7/0925—Electromechanical actuators for lens positioning
- G11B7/0932—Details of sprung supports
Landscapes
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 金属細長ばねと熱塑性プラスチックにより構
成した枠形状ヒンジ素子によって対物レンズ支持部を構
成することにより、精度が高く構成簡単な光電走査装置
を得る。 【構成】 互いに直交する合焦及びトラッキング方向
F、Tに移動自在のレンズ2と、磁石手段16a,18,20 を
有する固定部分16と、コイル手段12,14a,14bを有してレ
ンズを担持する可動部分6と、2個の枠形状ヒンジ素子
22とを具え、ヒンジ素子22の各々は、2個のプラスチッ
ク固着部材27a,27b と、端部25aを固着部材に埋め込ん
だ2個の細長の金属支持部材25とを有し、一方の固着部
材27bを前記固定部分に取り付け、他方の固着部材27a
を可動部分6に取り付け、磁石及びコイル手段によりレ
ンズ2をF及びT方向に駆動するようにした光電走査装
置。
成した枠形状ヒンジ素子によって対物レンズ支持部を構
成することにより、精度が高く構成簡単な光電走査装置
を得る。 【構成】 互いに直交する合焦及びトラッキング方向
F、Tに移動自在のレンズ2と、磁石手段16a,18,20 を
有する固定部分16と、コイル手段12,14a,14bを有してレ
ンズを担持する可動部分6と、2個の枠形状ヒンジ素子
22とを具え、ヒンジ素子22の各々は、2個のプラスチッ
ク固着部材27a,27b と、端部25aを固着部材に埋め込ん
だ2個の細長の金属支持部材25とを有し、一方の固着部
材27bを前記固定部分に取り付け、他方の固着部材27a
を可動部分6に取り付け、磁石及びコイル手段によりレ
ンズ2をF及びT方向に駆動するようにした光電走査装
置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光軸を有してこの光軸
に関連して走査すべき表面上に少なくとも1個の放射線
スポットを形成するよう合焦方向に移動自在であり、か
つ前記表面における記録トラックを追跡するよう前記合
焦方向に交差するトラッキング方向に移動自在の可動レ
ンズと、第1アクチュエータ手段を有する固定部分と、
第2アクチュエータ手段を有する可動部分とを具え、前
記可動部分は前記固定部分に対して移動自在にするとと
もに前記レンズを担持し、前記アクチュエータ手段は空
隙を介して互いに電磁的に連係動作して前記レンズを駆
動するようにし、前記可動部分を弾性変形可能な懸垂手
段により前記固定部分に取り付けた光電走査装置に関す
るものである。
に関連して走査すべき表面上に少なくとも1個の放射線
スポットを形成するよう合焦方向に移動自在であり、か
つ前記表面における記録トラックを追跡するよう前記合
焦方向に交差するトラッキング方向に移動自在の可動レ
ンズと、第1アクチュエータ手段を有する固定部分と、
第2アクチュエータ手段を有する可動部分とを具え、前
記可動部分は前記固定部分に対して移動自在にするとと
もに前記レンズを担持し、前記アクチュエータ手段は空
隙を介して互いに電磁的に連係動作して前記レンズを駆
動するようにし、前記可動部分を弾性変形可能な懸垂手
段により前記固定部分に取り付けた光電走査装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】このような走査装置は、ヨーロッパ特許
公開第0,212,941 号に記載されている。この既知の光電
走査装置は、ホルダに取り付けた対物レンズを有し、連
結ユニットにより支持本体に移動自在に取り付ける。こ
の連結ユニットは、一方の端部を取付ブロックに取り付
け、他端をプラスチック素子に接着した互いに平行な1
対のブレードばねを有し、このプラスチック素子は1個
の一体ヒンジを有し、この一体ヒンジを介してレンズホ
ルダに取り付けている。ブレードばね対は対物レンズを
合焦方向に案内する作用を行い。ヒンジは、光軸に平行
な軸線に周りに対物レンズを回転させ、トラッキング移
動を実現している。更に、この既知の装置はツイン駆動
装置を有し、このツイン駆動装置には、連結ユニットの
両側に磁石、合焦コイル、及び2個のトラッキングコイ
ルを設け、コイルは比較的広い磁気空隙内に配置する。
この既知の装置は、光ディスクのトラックを光学的に走
査することを意図するものである。
公開第0,212,941 号に記載されている。この既知の光電
走査装置は、ホルダに取り付けた対物レンズを有し、連
結ユニットにより支持本体に移動自在に取り付ける。こ
の連結ユニットは、一方の端部を取付ブロックに取り付
け、他端をプラスチック素子に接着した互いに平行な1
対のブレードばねを有し、このプラスチック素子は1個
の一体ヒンジを有し、この一体ヒンジを介してレンズホ
ルダに取り付けている。ブレードばね対は対物レンズを
合焦方向に案内する作用を行い。ヒンジは、光軸に平行
な軸線に周りに対物レンズを回転させ、トラッキング移
動を実現している。更に、この既知の装置はツイン駆動
装置を有し、このツイン駆動装置には、連結ユニットの
両側に磁石、合焦コイル、及び2個のトラッキングコイ
ルを設け、コイルは比較的広い磁気空隙内に配置する。
この既知の装置は、光ディスクのトラックを光学的に走
査することを意図するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この既知の走
査装置の欠点は、トラッキング中に対物レンズが回転運
動を行い、走査しているトラックに対して走査スポット
の位置が変化する点である。特に、複数個のスポットに
より構成した走査スポットの場合、問題が多くなる。他
の欠点としては、連結ユニットの組立体特に、ブレード
ばねの取付がかなり面倒な作業である点でである。
査装置の欠点は、トラッキング中に対物レンズが回転運
動を行い、走査しているトラックに対して走査スポット
の位置が変化する点である。特に、複数個のスポットに
より構成した走査スポットの場合、問題が多くなる。他
の欠点としては、連結ユニットの組立体特に、ブレード
ばねの取付がかなり面倒な作業である点でである。
【0004】従って、本発明の目的は、正確かつ簡単に
製造でき、合焦中及びトラッキング中のいずれにおいて
も、レンズが正確に規定された並進移動することができ
る上述のタイプの走査装置を得るにある。
製造でき、合焦中及びトラッキング中のいずれにおいて
も、レンズが正確に規定された並進移動することができ
る上述のタイプの走査装置を得るにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明走査装置は、前記懸垂手段に、互いに平行に
かつ前記合焦方向及びトラッキング方向により規定され
る平面に交差する向きに延びる2個の枠形状ヒンジ素子
を設け、前記ヒンジ素子の各々は、2個のプラスチック
固着部材と、これら固着部材間に延びて端部を固着部材
に埋め込んだ2個の細長の金属支持部材とを有し、一方
の固着部材を前記固定部分に取り付け、他方の固着部材
を前記可動部分に取り付けたことを特徴とする。
め、本発明走査装置は、前記懸垂手段に、互いに平行に
かつ前記合焦方向及びトラッキング方向により規定され
る平面に交差する向きに延びる2個の枠形状ヒンジ素子
を設け、前記ヒンジ素子の各々は、2個のプラスチック
固着部材と、これら固着部材間に延びて端部を固着部材
に埋め込んだ2個の細長の金属支持部材とを有し、一方
の固着部材を前記固定部分に取り付け、他方の固着部材
を前記可動部分に取り付けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】枠形状ヒンジ素子は、図形的に見てダブルの平
行四辺形構造となり、2方向の平行案内装置として機能
するよう互いに構成及び位置決めする。この構成の利点
は、走査装置のレンズが合焦方向及びトラッキング方向
にのみ並進運動し、合焦及び走査中に走査すべきトラッ
クに対する走査スポットの位置が変動しない点である。
行四辺形構造となり、2方向の平行案内装置として機能
するよう互いに構成及び位置決めする。この構成の利点
は、走査装置のレンズが合焦方向及びトラッキング方向
にのみ並進運動し、合焦及び走査中に走査すべきトラッ
クに対する走査スポットの位置が変動しない点である。
【0007】本発明による走査装置においては、金属支
持部材は、少なくともレンズをトラッキング方向に平行
に案内するために使用する。この構成の利点は、長期間
の使用後でも、また例えば、高温外気等の過酷な条件下
での使用でも走査すべき媒体のトラックに対するレンズ
の位置を正確に維持することができる点である。通常の
走査装置は対物レンズの半径方向位置に対する基準を持
たないため、このことは重要である。これに対し、例え
ば、ヨーロッパ特許公開第0,212,941 号に記載のプラス
チックヒンジは、プラスチックがクリープ現象を示し、
特に、高温でこの現象を示すという欠点がある。多くの
走査装置は走査すべき媒体の位置を合焦方向におけるレ
ンズ位置の基準として使用するため、合焦運動にプラス
チックヒンジを使用することは容認される。
持部材は、少なくともレンズをトラッキング方向に平行
に案内するために使用する。この構成の利点は、長期間
の使用後でも、また例えば、高温外気等の過酷な条件下
での使用でも走査すべき媒体のトラックに対するレンズ
の位置を正確に維持することができる点である。通常の
走査装置は対物レンズの半径方向位置に対する基準を持
たないため、このことは重要である。これに対し、例え
ば、ヨーロッパ特許公開第0,212,941 号に記載のプラス
チックヒンジは、プラスチックがクリープ現象を示し、
特に、高温でこの現象を示すという欠点がある。多くの
走査装置は走査すべき媒体の位置を合焦方向におけるレ
ンズ位置の基準として使用するため、合焦運動にプラス
チックヒンジを使用することは容認される。
【0008】本発明による走査装置の他の利点は、ヒン
ジ素子の製造及び取付を簡単かつ自動化が容易である点
である。
ジ素子の製造及び取付を簡単かつ自動化が容易である点
である。
【0009】本発明の好適な実施例においては、前記固
着部材は、前記支持部材を埋め込む連結部分を有するヒ
ンジを有し、前記支持部材は、前記トラッキング方向に
可撓性を有しかつ前記合焦方向に剛性を有するブレード
ばねとし、また前記一体ヒンジは前記トラッキング方向
に延びるヒンジ軸線を有するものとして構成する。
着部材は、前記支持部材を埋め込む連結部分を有するヒ
ンジを有し、前記支持部材は、前記トラッキング方向に
可撓性を有しかつ前記合焦方向に剛性を有するブレード
ばねとし、また前記一体ヒンジは前記トラッキング方向
に延びるヒンジ軸線を有するものとして構成する。
【0010】金属及びブレードばねの寸法を適切に選択
することにより、トラッキング方向の所要の固有周波数
が得ることができる。ブレードばねの輪郭形状は、この
点に関してブレードばねを輪郭形状にすると好適であ
る。オーディオ又はCD−Iでの使用の場合、トラッキ
ング方向の固有周波数は30〜55Hzが一般的である。動作
中情報媒体の回転速度は一層高いデータ記憶のためのC
D−ROMの場合、固有周波数は70〜80Hzである。これ
ら固有周波数とは無関係に、上述の実施例の場合、合焦
方向に関して任意の所要固有周波数が得られる。上述の
実施例では、オーディオ又はCD−Iシステムでは固有
周波数を20〜35Hz、データ記憶システムでは50〜65Hzに
することができる。
することにより、トラッキング方向の所要の固有周波数
が得ることができる。ブレードばねの輪郭形状は、この
点に関してブレードばねを輪郭形状にすると好適であ
る。オーディオ又はCD−Iでの使用の場合、トラッキ
ング方向の固有周波数は30〜55Hzが一般的である。動作
中情報媒体の回転速度は一層高いデータ記憶のためのC
D−ROMの場合、固有周波数は70〜80Hzである。これ
ら固有周波数とは無関係に、上述の実施例の場合、合焦
方向に関して任意の所要固有周波数が得られる。上述の
実施例では、オーディオ又はCD−Iシステムでは固有
周波数を20〜35Hz、データ記憶システムでは50〜65Hzに
することができる。
【0011】好適な実施例においては、前記ヒンジは一
体ヒンジとする。
体ヒンジとする。
【0012】更に、本発明の好適な実施例においては、
前記2個の固着部材間に延びるブレードばねは、共通平
面上に配置する。
前記2個の固着部材間に延びるブレードばねは、共通平
面上に配置する。
【0013】簡単の構成の実施例においては、前記支持
部材をワイヤばねとする。この実施例ではプラスチック
一体ヒンジは省くことができる。ワイヤばねの寸法を適
切にとることにより所要の共振周波数が得られる。この
実施例ではワイヤばねは導電体として機能することもで
きる。
部材をワイヤばねとする。この実施例ではプラスチック
一体ヒンジは省くことができる。ワイヤばねの寸法を適
切にとることにより所要の共振周波数が得られる。この
実施例ではワイヤばねは導電体として機能することもで
きる。
【0014】好適には、固着部材に使用するプラスチッ
クを熱塑性プラスチックとする。即ち、熱塑性プラスチ
ックは減衰特性を有するためである。好適な熱塑性材料
としては例えば、ポリブチレンテレフタレートの固い
(結晶)セグメントと、長い連鎖のポリエーテルグリコ
ールをベースとする柔らかい(アモルファス)セグメン
トよりなるブロックコポリマがある。
クを熱塑性プラスチックとする。即ち、熱塑性プラスチ
ックは減衰特性を有するためである。好適な熱塑性材料
としては例えば、ポリブチレンテレフタレートの固い
(結晶)セグメントと、長い連鎖のポリエーテルグリコ
ールをベースとする柔らかい(アモルファス)セグメン
トよりなるブロックコポリマがある。
【0015】本発明による走査装置の前記固定部分には
永久磁石を設け、前記可動部分には合焦コイル及びトラ
ッキングコイルを設け、これらコイルを前記空隙に突出
させた他の好適な実施例においては、前記合焦コイルは
前記光軸に平行なコイル軸線を有し、前記空隙は、前記
合焦方向及びトラッキング方向により規定される平面に
沿う方向に指向させ、前記ヒンジ素子は前記空隙の一方
の側に配置し、前記レンズは前記空隙の他方の側に配置
し、前記可動部分の質量中心は前記空隙内又は少なくと
も空隙の近傍に配置する。
永久磁石を設け、前記可動部分には合焦コイル及びトラ
ッキングコイルを設け、これらコイルを前記空隙に突出
させた他の好適な実施例においては、前記合焦コイルは
前記光軸に平行なコイル軸線を有し、前記空隙は、前記
合焦方向及びトラッキング方向により規定される平面に
沿う方向に指向させ、前記ヒンジ素子は前記空隙の一方
の側に配置し、前記レンズは前記空隙の他方の側に配置
し、前記可動部分の質量中心は前記空隙内又は少なくと
も空隙の近傍に配置する。
【0016】この実施例においては、レンズはコイルに
対して片持支持した位置をとる。この構成の利点は、光
学式プレーヤ例えば、CDプレーヤ、CD−Iプレーヤ
又はCD−ROMプレーヤに組み込むとき、走査装置
は、走査装置に連係動作する光学素子例えば、半導体レ
ーザを収容するのに適した空間を生ずる。本発明による
この走査装置の実施例によれば、更に、光軸方向に見て
小さな寸法にすることができるようになる。合焦コイル
の特別な構成の結果、このコイルは釣り合い質量として
機能し、良好に釣り合った構造が簡単に得られる。駆動
力を加えるポイントは、寄生共振の形成を相殺するため
可動部分の質量中心に又はその近傍に配置するとよい。
この実施例の走査装置の他の利点は、走査装置を、比較
的少ない数の組立簡単な部品により製造することができ
る点である。
対して片持支持した位置をとる。この構成の利点は、光
学式プレーヤ例えば、CDプレーヤ、CD−Iプレーヤ
又はCD−ROMプレーヤに組み込むとき、走査装置
は、走査装置に連係動作する光学素子例えば、半導体レ
ーザを収容するのに適した空間を生ずる。本発明による
この走査装置の実施例によれば、更に、光軸方向に見て
小さな寸法にすることができるようになる。合焦コイル
の特別な構成の結果、このコイルは釣り合い質量として
機能し、良好に釣り合った構造が簡単に得られる。駆動
力を加えるポイントは、寄生共振の形成を相殺するため
可動部分の質量中心に又はその近傍に配置するとよい。
この実施例の走査装置の他の利点は、走査装置を、比較
的少ない数の組立簡単な部品により製造することができ
る点である。
【0017】更に、前記固定部分には永久磁石を設け、
前記可動部分には合焦コイル及びトラッキングコイルを
設け、これらコイルを前記空隙に突出させた光電走査装
置の実施例においては、前記合焦コイルは前記光軸に平
行なコイル軸線を有し、前記空隙は、前記合焦方向及び
トラッキング方向により規定される平面に沿う方向に指
向させ、前記レンズは前記ヒンジ素子による区切られる
領域内に配置する。この実施例は構造が極めてコンパク
トになる。
前記可動部分には合焦コイル及びトラッキングコイルを
設け、これらコイルを前記空隙に突出させた光電走査装
置の実施例においては、前記合焦コイルは前記光軸に平
行なコイル軸線を有し、前記空隙は、前記合焦方向及び
トラッキング方向により規定される平面に沿う方向に指
向させ、前記レンズは前記ヒンジ素子による区切られる
領域内に配置する。この実施例は構造が極めてコンパク
トになる。
【0018】更に、本発明は本発明による走査装置に使
用するヒンジ素子にも関するものである。好適には、ヒ
ンジ素子の支持部材は例えば、非磁性ステンレス綱又は
リン青銅等の非磁気材料により形成する。ヒンジ素子は
射出成形ダイスにより製造することができ、金属支持部
材はダイスのキャビティ内に正確に位置決めし、所定位
置に正確にクランプし、この後固着部材を成形する。
用するヒンジ素子にも関するものである。好適には、ヒ
ンジ素子の支持部材は例えば、非磁性ステンレス綱又は
リン青銅等の非磁気材料により形成する。ヒンジ素子は
射出成形ダイスにより製造することができ、金属支持部
材はダイスのキャビティ内に正確に位置決めし、所定位
置に正確にクランプし、この後固着部材を成形する。
【0019】更に、本発明は、本発明による光電走査装
置、並びにターンテーブル及びスライドを具え、前記ス
ライドに前記走査装置を担持しかつターンテーブルに対
して半径方向経路に沿って移動自在にしたプレーヤに関
するものである。このようなプレーヤとしては、例え
ば、CDプレーヤ、CD−Iプレーヤ又はCD−ROM
プレーヤがある。
置、並びにターンテーブル及びスライドを具え、前記ス
ライドに前記走査装置を担持しかつターンテーブルに対
して半径方向経路に沿って移動自在にしたプレーヤに関
するものである。このようなプレーヤとしては、例え
ば、CDプレーヤ、CD−Iプレーヤ又はCD−ROM
プレーヤがある。
【0020】次に、図面につき本発明の好適な実施例を
説明する。
説明する。
【0021】本発明による光電走査装置は、いわゆる2
Dアクチュエータであり、例えば、8cm又は12cmの直径
の光学ディスク及び/又は光磁気ディスクの2段階半径
方向トラッキングのために構成したCDデッキに使用す
ることを意図するものである。このようなデッキにおい
て、対物レンズは、回転軸線の周りに回転自在のディス
クに対して半径方向経路に沿って並進移動することがで
きる。この目的のため、デッキには、例えば、走査装置
を担持する並進移動可能なスライドを設ける。レーザか
ら得られ、走査装置に指向する放射線ビームにより回転
ディスク状媒体の情報トラックは機械的接触なしに書き
込み及び/又は読み取りを行うことができる。
Dアクチュエータであり、例えば、8cm又は12cmの直径
の光学ディスク及び/又は光磁気ディスクの2段階半径
方向トラッキングのために構成したCDデッキに使用す
ることを意図するものである。このようなデッキにおい
て、対物レンズは、回転軸線の周りに回転自在のディス
クに対して半径方向経路に沿って並進移動することがで
きる。この目的のため、デッキには、例えば、走査装置
を担持する並進移動可能なスライドを設ける。レーザか
ら得られ、走査装置に指向する放射線ビームにより回転
ディスク状媒体の情報トラックは機械的接触なしに書き
込み及び/又は読み取りを行うことができる。
【0022】本発明による走査装置は、できるだけ少な
いコストで大量生産するためほとんど完全に自動生産で
きるよう構成し、特に、いわゆるスリムライン装置での
使用に適したものとする。
いコストで大量生産するためほとんど完全に自動生産で
きるよう構成し、特に、いわゆるスリムライン装置での
使用に適したものとする。
【0023】走査装置には、レンズホルダ4に取り付け
て光軸2aを有する対物レンズ2を設ける。レンズホルダ
4は、走査装置の可動部分6の一部をなし、この可動部
分には、更に、合焦コイルホルダ8と、2個のトラッキ
ングコイルホルダ10a、10bとを設ける。コイルホルダ
8,10a,10b は互いに又レンズホルダ4に、例えば、図示
の実施例ではスナップイン連結により連結する。合焦コ
イルホルダ8には、光軸2aに平行なコイル軸線12aを有
する合焦コイル12を設ける。トラッキングコイルホルダ
10a,10b の各々にはそれぞれトラッキングコイル14a,14
b を設ける。
て光軸2aを有する対物レンズ2を設ける。レンズホルダ
4は、走査装置の可動部分6の一部をなし、この可動部
分には、更に、合焦コイルホルダ8と、2個のトラッキ
ングコイルホルダ10a、10bとを設ける。コイルホルダ
8,10a,10b は互いに又レンズホルダ4に、例えば、図示
の実施例ではスナップイン連結により連結する。合焦コ
イルホルダ8には、光軸2aに平行なコイル軸線12aを有
する合焦コイル12を設ける。トラッキングコイルホルダ
10a,10b の各々にはそれぞれトラッキングコイル14a,14
b を設ける。
【0024】本発明による走査装置には、更に、永久磁
石18及び強磁性部分を有する固定部分16を設ける。矢印
Aで示す方向に磁化した永久磁石18は、固定部分16の強
磁性部分とともに磁気回路を構成し、永久磁石18と強磁
性部分のうちの一つの強磁性部分16aとの間に磁気空隙
(磁気ギャップ)20を形成する。
石18及び強磁性部分を有する固定部分16を設ける。矢印
Aで示す方向に磁化した永久磁石18は、固定部分16の強
磁性部分とともに磁気回路を構成し、永久磁石18と強磁
性部分のうちの一つの強磁性部分16aとの間に磁気空隙
(磁気ギャップ)20を形成する。
【0025】可動部分6は、2個の枠形状のヒンジ素子
22により、固定部分16に移動自在に連結し、合焦コイル
12とトラッキングコイル14a,14b を部分的に空隙20内に
突入させる。可動部分、特に、レンズ2は、固定部分に
対して矢印Fで示す合焦方向に移動可能にし、また矢印
Tで示すトラッキング方向に移動可能にする。
22により、固定部分16に移動自在に連結し、合焦コイル
12とトラッキングコイル14a,14b を部分的に空隙20内に
突入させる。可動部分、特に、レンズ2は、固定部分に
対して矢印Fで示す合焦方向に移動可能にし、また矢印
Tで示すトラッキング方向に移動可能にする。
【0026】図示の実施例を回転ディスクに対して半径
方向経路に沿って対物レンズを並進させる装置に使用す
るとき、レーザ一般的には半導体レーザを、所要に応じ
て、走査装置の下側又は走査装置に隣接して配置する。
走査装置に隣接配置する場合には、ミラー24をレンズ2
の下側の光路に配置する。
方向経路に沿って対物レンズを並進させる装置に使用す
るとき、レーザ一般的には半導体レーザを、所要に応じ
て、走査装置の下側又は走査装置に隣接して配置する。
走査装置に隣接配置する場合には、ミラー24をレンズ2
の下側の光路に配置する。
【0027】ヒンジ素子22を互いに平行にし、またそれ
ぞれの素子には、互いに平行な2個の金属ブレードばね
25と、熱塑性エラストマの2個のプラスチック固着部材
27a,27b とを設ける。図示の実施例では、熱塑性エラス
トマは、ポリブチレンテレフタレートの固い(結晶)セ
グメントと、長い連鎖のポリエーテルグリコールをベー
スとする柔らかい(アモルファス)セグメントよりなる
ブロックコポリマとし、この結果、好ましくない振動を
抑制する適当な減衰特性を有することができ、従って、
ブレードばねに減衰コーティングを施す等の減衰手段を
付加する必要がなくなる。各固着部材は、連結部分31を
有する2個の一体ヒンジ29を有し、この連結部分31に
は、ブレードばね25の端部25aを射出成形機によって埋
め込んでおく。
ぞれの素子には、互いに平行な2個の金属ブレードばね
25と、熱塑性エラストマの2個のプラスチック固着部材
27a,27b とを設ける。図示の実施例では、熱塑性エラス
トマは、ポリブチレンテレフタレートの固い(結晶)セ
グメントと、長い連鎖のポリエーテルグリコールをベー
スとする柔らかい(アモルファス)セグメントよりなる
ブロックコポリマとし、この結果、好ましくない振動を
抑制する適当な減衰特性を有することができ、従って、
ブレードばねに減衰コーティングを施す等の減衰手段を
付加する必要がなくなる。各固着部材は、連結部分31を
有する2個の一体ヒンジ29を有し、この連結部分31に
は、ブレードばね25の端部25aを射出成形機によって埋
め込んでおく。
【0028】レンズ2はニュートラル位置をとり、この
ニュートラル位置ではブレードばね25は合焦方向F及び
トラッキング方向Tによって規定される平面に交差する
方向に指向する。ヒンジ素子22は、固着部材27a,27b に
よって、可動部分6及び固定部分16にそれぞれ連結し、
図示の実施例では部分6、16の突起34を固着部材27a,27
b に形成した空所36に掛合させることにより連結する。
ブレードばね25は、レンズ2がブレードばねの弾性変形
によってトラッキング方向Tに移動できるよう方向に指
向させる。ブレードばねは合焦方向には剛性を示す。一
体ヒンジ29はトラッキング方向Tに延びる軸線の周りに
移動することができる。レンズ2が行う合焦移動及びト
ラッキング移動は並進移動である。
ニュートラル位置ではブレードばね25は合焦方向F及び
トラッキング方向Tによって規定される平面に交差する
方向に指向する。ヒンジ素子22は、固着部材27a,27b に
よって、可動部分6及び固定部分16にそれぞれ連結し、
図示の実施例では部分6、16の突起34を固着部材27a,27
b に形成した空所36に掛合させることにより連結する。
ブレードばね25は、レンズ2がブレードばねの弾性変形
によってトラッキング方向Tに移動できるよう方向に指
向させる。ブレードばねは合焦方向には剛性を示す。一
体ヒンジ29はトラッキング方向Tに延びる軸線の周りに
移動することができる。レンズ2が行う合焦移動及びト
ラッキング移動は並進移動である。
【0029】光学式又は光磁気プレーヤの走査装置を担
持するスライドの外側のソースから発生する衝撃に対す
る感度とスライド自体の乱れに対する感度との間で満足
のいく相殺が得られることがわかった。このことは、ス
ライド駆動装置を使用する場合に特に重要である。懸垂
手段自体は、信頼性、固有の減衰特性、簡単に製造及び
組立を行える可能性の点から特に好ましいものである。
組み合わせ状態では、本発明による走査装置は、磁気ギ
ャップ20が走査すべきディスクに対して接線方向に延び
るようスライドに取り付ける。
持するスライドの外側のソースから発生する衝撃に対す
る感度とスライド自体の乱れに対する感度との間で満足
のいく相殺が得られることがわかった。このことは、ス
ライド駆動装置を使用する場合に特に重要である。懸垂
手段自体は、信頼性、固有の減衰特性、簡単に製造及び
組立を行える可能性の点から特に好ましいものである。
組み合わせ状態では、本発明による走査装置は、磁気ギ
ャップ20が走査すべきディスクに対して接線方向に延び
るようスライドに取り付ける。
【0030】トラッキング方向及び合焦方向の双方にお
いて、本発明による走査装置は、高い効率が得られるこ
とが分かった。即ち、移動すべき質量は比較的小さく、
駆動力とコイルに加える電流との間の比が好ましいため
である。本発明による走査装置は、従って、低消費電力
用途に特に好適である。
いて、本発明による走査装置は、高い効率が得られるこ
とが分かった。即ち、移動すべき質量は比較的小さく、
駆動力とコイルに加える電流との間の比が好ましいため
である。本発明による走査装置は、従って、低消費電力
用途に特に好適である。
【0031】図3には、CDプレーヤの一部を示し、特
に、このプレーヤのデッキは本発明による第2実施例を
使用する。上述の第1実施例の部分に対応するこの実施
例の部分には同一の参照符号を付して説明する。
に、このプレーヤのデッキは本発明による第2実施例を
使用する。上述の第1実施例の部分に対応するこの実施
例の部分には同一の参照符号を付して説明する。
【0032】図3に示すデッキは、情報トラックを有す
る光ディスク例えば、CDを支持しかつ心決めする電気
的に駆動可能なターンテーブル102 を担持するシャーシ
100を設け、ターンテーブル102 を回転軸線102aの周り
に回転自在にする。デッキには、更に、スライド104 を
ターンテーブル102 に対して半径方向(矢印Tで示す方
向)に並進させる機械的な案内手段を設ける。案内手段
には、例えば、スライド104 の摺動スリーブ110 及び摺
動表面112 にそれぞれ掛合して連係動作するシャーシ10
0 に取り付けた案内ロッド106 及び案内壁108 を設け
る。図示しないがシャーシに支持した電動モータにより
スライド104 を直接又は伝動機構を介在させて駆動す
る。
る光ディスク例えば、CDを支持しかつ心決めする電気
的に駆動可能なターンテーブル102 を担持するシャーシ
100を設け、ターンテーブル102 を回転軸線102aの周り
に回転自在にする。デッキには、更に、スライド104 を
ターンテーブル102 に対して半径方向(矢印Tで示す方
向)に並進させる機械的な案内手段を設ける。案内手段
には、例えば、スライド104 の摺動スリーブ110 及び摺
動表面112 にそれぞれ掛合して連係動作するシャーシ10
0 に取り付けた案内ロッド106 及び案内壁108 を設け
る。図示しないがシャーシに支持した電動モータにより
スライド104 を直接又は伝動機構を介在させて駆動す
る。
【0033】スライド104 には、特に、図1及び図2に
示すタイプの実施例の本発明による走査装置114 と、走
査装置114 に隣接配置した半導体レーザとを担持する。
走査装置114 は、回転軸線102aに平行な光軸2aを有する
対物レンズ2と、コイル軸線12a を有する合焦コイル12
と、2個のトラッキングコイル14a,14b を具えた可動部
分6を設ける。可動部分6は、走査装置114 の固定部分
16に2個のヒンジ素子22によって連結し、この固定部分
はスライド104 に取り付けかつ永久磁石18を有する磁気
回路を設ける。ヒンジ素子22は図1に示すタイプとす
る。走査装置114は、スライド104 に対して相対位置決
めし、長手方向軸線lが回転軸線102 及び光軸2aにより
規定される平面に交差するよう指向し、従って、対物レ
ンズ2が合焦方向F及びトラッキング方向Tの双方に移
動できるようにする。
示すタイプの実施例の本発明による走査装置114 と、走
査装置114 に隣接配置した半導体レーザとを担持する。
走査装置114 は、回転軸線102aに平行な光軸2aを有する
対物レンズ2と、コイル軸線12a を有する合焦コイル12
と、2個のトラッキングコイル14a,14b を具えた可動部
分6を設ける。可動部分6は、走査装置114 の固定部分
16に2個のヒンジ素子22によって連結し、この固定部分
はスライド104 に取り付けかつ永久磁石18を有する磁気
回路を設ける。ヒンジ素子22は図1に示すタイプとす
る。走査装置114は、スライド104 に対して相対位置決
めし、長手方向軸線lが回転軸線102 及び光軸2aにより
規定される平面に交差するよう指向し、従って、対物レ
ンズ2が合焦方向F及びトラッキング方向Tの双方に移
動できるようにする。
【0034】作用にあたり、スライド104 は矢印Tで示
すようにターンテーブル102 の回転軸線102aに対して半
径方向経路に沿って移動させ、回転するディスクの情報
平面に位置する情報トラックの粗いトラッキングを行う
ようにする。トラックはターンテーブルにクランプした
光ディスクにおいて僅かに偏心しており、また僅かに不
規則性を示すため、またターンテーブルは僅かに半径方
向にずれているため、回転中に情報トラックの半径方向
の僅かな偏位運動に対して許容しなければならない。動
作にあたり、対物レンズによりディスク上に投射される
走査スポットの位置とトラック部分の走査すべき位置と
の間にずれを生じた場合、このずれは、走査装置114 の
一部をなす半径方向トラッキング装置により減少し、こ
の半径方向トラッキング装置において、対物レンズ2が
矢印Tで示すように僅かな高周波トラッキング運動を行
う。
すようにターンテーブル102 の回転軸線102aに対して半
径方向経路に沿って移動させ、回転するディスクの情報
平面に位置する情報トラックの粗いトラッキングを行う
ようにする。トラックはターンテーブルにクランプした
光ディスクにおいて僅かに偏心しており、また僅かに不
規則性を示すため、またターンテーブルは僅かに半径方
向にずれているため、回転中に情報トラックの半径方向
の僅かな偏位運動に対して許容しなければならない。動
作にあたり、対物レンズによりディスク上に投射される
走査スポットの位置とトラック部分の走査すべき位置と
の間にずれを生じた場合、このずれは、走査装置114 の
一部をなす半径方向トラッキング装置により減少し、こ
の半径方向トラッキング装置において、対物レンズ2が
矢印Tで示すように僅かな高周波トラッキング運動を行
う。
【0035】図4には、ヒンジ素子22の変更例を示す。
図4のヒンジ素子222 は、円形断面又は矩形断面の2個
の互いに平行な金属ワイヤばね225 を有し、端部225aを
射出成形プロセスにより2個のプラスチック固着部材22
7a,227b に埋め込む。
図4のヒンジ素子222 は、円形断面又は矩形断面の2個
の互いに平行な金属ワイヤばね225 を有し、端部225aを
射出成形プロセスにより2個のプラスチック固着部材22
7a,227b に埋め込む。
【0036】図5に示す本発明による走査装置は、図4
に示すタイプの2個の枠形状ヒンジ素子222 を使用す
る。しかし、図5にはこれらヒンジ素子のうちの一方の
みを示す。
に示すタイプの2個の枠形状ヒンジ素子222 を使用す
る。しかし、図5にはこれらヒンジ素子のうちの一方の
みを示す。
【0037】走査装置は、光ディスク203 上に走査スポ
ットを形成するレンズ202 を有するレンズホルダ204 を
有する。レンズホルダ204 は可動部分206 に取り付け、
この可動部分206 には、更に、合焦コイル212 とトラッ
キングコイル214 とを担持する。走査装置には、更に、
永久磁石218 及び強磁性部分を有する固定部分216 を設
ける。コイルと磁石との間に空隙220 を形成する。可動
部分206 は、固定部分216 に対して2個の平行なヒンジ
素子222 によって移動自在に支持し、このヒンジ素子22
2 の固着部材227aは可動部分206 に取り付け、固着部材
227bは固定部分216 に取り付ける。ワイヤばね225 によ
って、レンズは合焦方向及びトラッキング方向の双方に
移動することができる。
ットを形成するレンズ202 を有するレンズホルダ204 を
有する。レンズホルダ204 は可動部分206 に取り付け、
この可動部分206 には、更に、合焦コイル212 とトラッ
キングコイル214 とを担持する。走査装置には、更に、
永久磁石218 及び強磁性部分を有する固定部分216 を設
ける。コイルと磁石との間に空隙220 を形成する。可動
部分206 は、固定部分216 に対して2個の平行なヒンジ
素子222 によって移動自在に支持し、このヒンジ素子22
2 の固着部材227aは可動部分206 に取り付け、固着部材
227bは固定部分216 に取り付ける。ワイヤばね225 によ
って、レンズは合焦方向及びトラッキング方向の双方に
移動することができる。
【0038】レンズ202 はヒンジ素子222 によって規定
される領域内で固定の固着部材227bと可動の固着部材22
7aとの間に配置する。光学系のミラー又はプリズム224
は、2個のヒンジ素子間に配置することができる。この
構造の走査装置は極めてコンパクトになる。
される領域内で固定の固着部材227bと可動の固着部材22
7aとの間に配置する。光学系のミラー又はプリズム224
は、2個のヒンジ素子間に配置することができる。この
構造の走査装置は極めてコンパクトになる。
【図1】本発明による走査装置の第1実施例の分解斜視
図である。
図である。
【図2】図1に示す実施例の断面図である。
【図3】本発明による走査装置の第2実施例を設けたプ
レーヤの斜視図である。
レーヤの斜視図である。
【図4】本発明による走査装置の第3実施例のヒンジ素
子の斜視図である。
子の斜視図である。
【図5】本発明による走査装置の第3実施例の線図的側
面図である。
面図である。
2,202 対物レンズ 2a 光軸 4,204 レンズホルダ 6,206 可動部分 8 合焦コイルホルダ 10a,10b トラッキングコイルホルダ 12 合焦コイル 12a コイル軸線 14,114 走査装置 14a,14b トラッキングコイル 16,216 固定部分 16a 強磁性部分 18,218 永久磁石 20,220 磁気空隙(磁気ギャップ) 22,222 ヒンジ素子 24 ミラー 25 金属ブレードばね 27a,27b,227a,227b 固着部材 29 一体ヒンジ 31 連結部分 25a ばね端部 34 突起 36 空所 101 シャーシ 102 ターンテーブル 104 スライド 106 案内ロッド 108 案内壁 110 摺動スリーブ 112 摺動表面 224 ミラー又はプリズム 225 金属ワイヤばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘラルダス ラウレンティウス コルネリ ス エルデルス オランダ国 5621 ベーアー アインドー フェン フルーネヴァウツウェッハ1
Claims (13)
- 【請求項1】光軸を有してこの光軸に関連して走査すべ
き表面上に少なくとも1個の放射線スポットを形成する
よう合焦方向に移動自在であり、かつ前記表面における
記録トラックを追跡するよう前記合焦方向に交差するト
ラッキング方向に移動自在の可動レンズと、第1アクチ
ュエータ手段を有する固定部分と、第2アクチュエータ
手段を有する可動部分とを具え、前記可動部分は前記固
定部分に対して移動自在にするとともに前記レンズを担
持し、前記アクチュエータ手段は空隙を介して互いに電
磁的に連係動作して前記レンズを駆動するようにし、前
記可動部分を弾性変形可能な懸垂手段により前記固定部
分に取り付けた光電走査装置において、前記懸垂手段に
は、互いに平行にかつ前記合焦方向及びトラッキング方
向により規定される平面に交差する向きに延びる2個の
枠形状ヒンジ素子を設け、前記ヒンジ素子の各々は、2
個のプラスチック固着部材と、これら固着部材間に延び
て端部を固着部材に埋め込んだ2個の細長の金属支持部
材とを有し、一方の固着部材を前記固定部分に取り付
け、他方の固着部材を前記可動部分に取り付けたことを
特徴とする光電走査装置。 - 【請求項2】前記固着部材は、前記支持部材を埋め込む
連結部分を有するヒンジを有し、前記支持部材は、前記
トラッキング方向に可撓性を有しかつ前記合焦方向に剛
性を有するブレードばねとし、また前記一体ヒンジは前
記トラッキング方向に延びるヒンジ軸線を有するものと
して構成した請求項1記載の光電走査装置。 - 【請求項3】前記ヒンジは一体ヒンジとした請求項2記
載の光電走査装置。 - 【請求項4】前記2個の固着部材間に延びるブレードば
ねは、共通平面上に配置した請求項2記載の光電走査装
置。 - 【請求項5】前記ブレードばねを輪郭形状にした請求項
2又は4記載の光電走査装置。 - 【請求項6】前記支持部材をワイヤばねとした請求項1
記載の光電走査装置。 - 【請求項7】前記プラスチック固着部材に減衰特性を持
たせた請求項1乃至6のうちのいずれか一項に記載の光
電走査装置。 - 【請求項8】前記プラスチックを熱塑性材料とした請求
項7記載の光電走査装置。 - 【請求項9】前記固定部分には永久磁石を設け、前記可
動部分には合焦コイル及びトラッキングコイルを設け、
これらコイルを前記空隙に突出させた請求項1記載の光
電走査装置において、前記合焦コイルは前記光軸に平行
なコイル軸線を有し、前記空隙は、前記合焦方向及びト
ラッキング方向により規定される平面に沿う方向に指向
させ、前記ヒンジ素子は前記空隙の一方の側に配置し、
前記レンズは前記空隙の他方の側に配置し、前記可動部
分の質量中心は前記空隙内又は少なくとも空隙の近傍に
配置した光電走査装置。 - 【請求項10】前記固定部分には永久磁石を設け、前記
可動部分には合焦コイル及びトラッキングコイルを設
け、これらコイルを前記空隙に突出させた請求項1記載
の光電走査装置において、前記合焦コイルは前記光軸に
平行なコイル軸線を有し、前記空隙は、前記合焦方向及
びトラッキング方向により規定される平面に沿う方向に
指向させ、前記レンズは前記ヒンジ素子による区切られ
る領域内に配置した光電走査装置。 - 【請求項11】請求項1乃至10のうちのいずれか一項に
記載の光電走査装置に使用するためのヒンジ素子におい
て、前記支持部材を非磁気材料により形成したことを特
徴とするヒンジ素子。 - 【請求項12】請求項1乃至10のうちのいずれか一項に
記載の走査装置に使用するためのヒンジ素子において、
前記支持部材を射出成形プロセスにより埋め込んだこと
を特徴とするヒンジ素子。 - 【請求項13】請求項1乃至10のうちのいずれか一項に
記載の光電走査装置、並びにターンテーブル及びスライ
ドを具え、前記スライドに前記走査装置を担持しかつタ
ーンテーブルに対して半径方向経路に沿って移動自在に
したプレーヤ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP91202893 | 1991-11-07 | ||
NL91202893:3 | 1991-11-07 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05217188A true JPH05217188A (ja) | 1993-08-27 |
Family
ID=8207990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4297079A Pending JPH05217188A (ja) | 1991-11-07 | 1992-11-06 | 光電走査装置及びこの走査装置に使用するヒンジ素子及びこの走査装置を有する光学式プレーヤ |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5726968A (ja) |
JP (1) | JPH05217188A (ja) |
KR (1) | KR0126893Y1 (ja) |
DE (1) | DE69219856T2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6643073B1 (en) | 1998-02-18 | 2003-11-04 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Device for driving object lens |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3547908B2 (ja) * | 1996-07-12 | 2004-07-28 | パイオニア株式会社 | 光ピックアップ |
JP2005317082A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-11-10 | Funai Electric Co Ltd | 光ピックアップ |
DE102004040886A1 (de) * | 2004-08-24 | 2006-03-02 | Volkswagen Ag | Bedienvorrichtung für ein Kraftfahrzeug |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59148151A (ja) * | 1983-02-14 | 1984-08-24 | Olympus Optical Co Ltd | 情報トラツクの読取り装置 |
JPS6095735A (ja) * | 1983-10-31 | 1985-05-29 | Hitachi Ltd | 対物レンズ駆動装置 |
JPS6124034A (ja) * | 1984-07-13 | 1986-02-01 | Hitachi Ltd | 対物レンズ駆動装置 |
JPH0668843B2 (ja) * | 1985-08-16 | 1994-08-31 | ソニー株式会社 | 光学ピツクアツプ装置 |
JPS63195834A (ja) * | 1987-02-10 | 1988-08-12 | Pioneer Electronic Corp | 可動体支持装置 |
US5073882A (en) * | 1988-09-26 | 1991-12-17 | Nec Corporation | Servo-controlled actuator with two-peak flux density distribution |
JPH0690803B2 (ja) * | 1989-05-22 | 1994-11-14 | パイオニア株式会社 | 情報読取装置の製造方法 |
NL9001492A (nl) * | 1990-06-29 | 1992-01-16 | Philips Nv | Electro-optische aftastinrichting, alsmede optische speler voorzien van de aftastinrichting. |
-
1992
- 1992-10-29 DE DE69219856T patent/DE69219856T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-11-04 KR KR2019920021542U patent/KR0126893Y1/ko not_active IP Right Cessation
- 1992-11-06 JP JP4297079A patent/JPH05217188A/ja active Pending
- 1992-11-09 US US07/973,019 patent/US5726968A/en not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6643073B1 (en) | 1998-02-18 | 2003-11-04 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Device for driving object lens |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE69219856T2 (de) | 1997-12-18 |
DE69219856D1 (de) | 1997-06-26 |
US5726968A (en) | 1998-03-10 |
KR0126893Y1 (ko) | 1998-10-15 |
KR930011853U (ko) | 1993-06-25 |
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