JPH05217172A - 光学的情報記録再生装置 - Google Patents

光学的情報記録再生装置

Info

Publication number
JPH05217172A
JPH05217172A JP4016676A JP1667692A JPH05217172A JP H05217172 A JPH05217172 A JP H05217172A JP 4016676 A JP4016676 A JP 4016676A JP 1667692 A JP1667692 A JP 1667692A JP H05217172 A JPH05217172 A JP H05217172A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pit
output
receiving element
light
information reproducing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4016676A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Oshiba
三雄 大柴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP4016676A priority Critical patent/JPH05217172A/ja
Publication of JPH05217172A publication Critical patent/JPH05217172A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Head (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 発光量の変動等によって、記録媒体上のピッ
トの大きさにばらつきが生じても、ピット中心を正確に
検出でき、データの正確な再生が可能な光学的情報記録
再生装置を提供すること。 【構成】 半導体レーザ40と回折格子44等を用いて
構成され2つの再生用光スポットを1トラックに2つ形
成する再生用光スポット形成手段と、前記再生用光スポ
ットのそれぞれを受光する第1の再生用受光素子と第2
の再生用受光素子とを有する光検出器17と、前記第1
の再生用受光素子の出力から光カード7上に形成された
ピットの先端と後端を検出するピット幅検出手段と、こ
のピットに対応した前記第2の再生用受光素子の出力と
前記ピット幅検出手段の出力に基づいて、前記ピットの
中心位置を検出するピット中心位置判定手段とを具備し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光記録媒体上のトラッ
クの延在方向に2つの再生用光スポットを形成し、さら
に2つの受光素子で各再生用光スポットを2回検出し、
先行する光スポットからの戻り光を受光する受光素子の
出力でピット幅を、他方でピット中心位置のピット検出
信号を生成出力し、そのピット検出信号に基づいてデー
タの再生をする光学的情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に光学的情報記録再生装置には、マ
ーク間記録方式が用いられる場合が多い。この場合に
は、情報再生時に記録媒体上のピット間隔を検出してデ
ータを復調再生することになるので、ピットの中心を精
度よく検出することが重要になる。記録媒体上に形成さ
れるピットの大きさは、情報記録用の半導体レーザの温
度変化等に起因する発光量の変動や、記録媒体の感度ム
ラ等によってばらつきが生じる。
【0003】図6は従来のピット中心検出方法を示す図
である。P1はピットが小さい場合を示し、P2はピッ
トが大きい場合を示す。また、それぞれの場合につい
て、そのピットが情報再生用光ビームに照射され、その
像を信号再生用受光素子で検出したときの出力信号を
(a)に示し、(a)の微分波形を(b)に示す。この
場合、(b)が基準レベルSLを横切るC点をピット中
心として検出することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、上述
した従来のピット中心検出方法においては、図6のP1
に示すようなピットが小さい場合は正確にピットの中心
を検出することができるが、P2に示すようにピットが
大きい場合では基準レベルSLを横切る点はRに示す範
囲内でばらつくことになり、正確にピットの中心を検出
することができない。この場合にピット間隔は本来の間
隔D0にはならず、例えばD1に示す間隔をピット間隔
として、次段の復調回路に出力することになるので、正
しいデータが得られなくなるという問題があった。この
ようなことは光記録媒体の感度ムラ、半導体レーザの発
光量の変動等によって起きやすいものである。また、ピ
ットの大きさが小さすぎても再生信号用受光素子からの
出力信号の振幅が小さくなるので、一概にピットが小さ
ければよいという問題ではない。
【0005】本発明は、上記問題点に着目してなされた
もので、半導体レーザの発光量の変動、または記録媒体
の感度ムラ等によって、記録媒体上のピットの大きさに
ばらつきが生じても、ピット中心を正確に検出でき、デ
ータの正確な再生が可能な光学的情報記録再生装置を提
供することを目的とするものである。
【0006】
【問題点を解決する手段】上記目的を達成するために本
発明では、半導体レーザ等を用いて構成され2つの情報
再生用光スポットを1トラックに2つ形成する情報再生
用光スポット形成手段と、前記情報再生用光スポットの
それぞれを受光する第1の情報再生用受光素子と第2の
情報再生用受光素子と、前記第1の情報再生用受光素子
の出力から前記記録媒体上に形成されたピットの先端と
後端を検出するピット幅検出手段と、このピットに対応
した前記第2の情報再生用受光素子の出力と前記検出手
段の出力に基づいて、前記ピットの中心位置を検出する
ピット中心位置判定手段を設けるようにする。
【0007】
【作用】上述のように、本発明の光学的情報記録再生装
置では、1トラックについて2個の情報再生用受光素子
を設け、トラック上のひとつのピットを2回検出するよ
うに構成したので、先行する情報再生用受光素子の出力
に基づいてピットの長さを測定し、その測定結果に基づ
いて、後行の情報再生用受光素子の出力から、ピットの
中心を検出することができ、よって半導体レーザ等の光
ビーム発生手段の発光量の変動、または記録媒体の感度
ムラ等によって、記録媒体上のピットの大きさにばらつ
きが生じても、ピット中心を正確に検出することが可能
となる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を具体
的に説明する。図1ないし図5は本発明の1実施例に係
り、図1は1実施例の光学的情報記録再生装置の光学ヘ
ッドの構成を示し、図2は光カード上に形成された記録
用光ビームスポットと、再生用光ビームの回折光による
スポットの位置関係を示し、図3は光検出器上に投影さ
れた記録用光ビームのスポット像及び再生用ビームの0
次回折光及び1次回折光のスポット像を示し、図4はピ
ット中心検出回路の構成を示し、図5はピット中心検出
回路の動作を説明するタイムチャートを示す。
【0009】まず、図1を参照して光学的情報記録再生
装置の光学ヘッド10の構成を説明する。情報記録用の
光源である半導体レーザ1で発生した光ビームはコリメ
ートレンズ2でほぼ楕円形の平行ビームとなる。さらに
この平行ビームは整形プリズム3において楕円形の長軸
方向成分のみが縮小されてほぼ円形に整形された後、円
形の絞り4によって記録媒体上でスポットサイズが所定
の値になるように平行ビーム径が絞られて、偏光ビーム
スプリッタ5に入射する。
【0010】この記録用の円形ビームは半導体レーザ1
の性質によりほぼS偏光成分からなっているため、ビー
ムのほとんどが偏光ビームスプリッタ5の反射面で反射
されて、対物レンズ6の光軸上に入射する。この光は対
物レンズ6によって集光されて光カード7上に円形スポ
ットを形成し、局所的にエネルギー密度が高め、光カー
ド7の記録層に熱的不可逆変化を生じさせて記録ピット
を形成する。
【0011】一方、上記半導体レーザ1とは別個に、情
報再生用の光源として設けた半導体レーザ40から発せ
られた光ビームはコリメートレンズ9を通過してほぼ楕
円形の平行ビームとなり、整形プリズム41で楕円の短
軸方向成分のみが拡大されてほぼ円形に整形される。こ
の円形ビームは更に、円形の絞り42によって記録媒体
上でスポットサイズが所定の大きさになるように平行ビ
ーム径が絞られ、平凹シリンドリカルレンズ43に入射
する。
【0012】この光ビームは、平凹シリンドリカルレン
ズ43によって光軸に対して垂直面内の一方向のみが屈
折作用を受け、その方向に僅かに発散するビームとな
る。このビームはさらに回折格子44で0次回折光及び
2本の1次回折光に分割される。この時、シリンドリカ
ルレンズ43と回折格子44とは、シリンドリカルレン
ズ43による光ビームの発散方向と、回折格子44によ
る回折方向とがほぼ直交するような位置に配設する。
又、回折格子44による回折方向は光カード7のトラッ
クの延在方向と一致するように配置される。
【0013】回折格子44によって分割された3本の光
ビームは、半導体レーザの性質によりほぼP偏光成分か
らなっているため、ほとんどの成分が偏光ビームスプリ
ッタ5を透過して対物レンズ6によって集光され、3つ
のスポットとなって光カード7上に形成される。もとも
と光ビームがシリンドリカルレンズ43によって発散さ
れているため、光カード7上に形成されるそれぞれの光
ビームスポットも発散方向に拡大されて形成されること
となる。
【0014】図2は光カード7上に形成された記録用光
ビームスポット23と、再生用光ビームの回折光による
スポット25a、25b、25cの位置関係を示す図で
ある。これらのビームスポットは、記録用光ビームスポ
ット23が再生用光ビームの0次回折光によるスポット
25aと、1次回折光によるスポット25b、25cの
どちらか一方との間に位置するように配置する。
【0015】この配置は、光学ヘッド10の組立調整時
に、対物レンズ6へ入射する前の記録用光ビームの光軸
と再生用光ビームの光軸との間に相対的な角度差を与え
るこによって調整する。光カード7上における再生用光
ビームスポット25a、25b、25cの拡大される方
向がトラックの延在方向にほぼ直交するようにシリンド
リカルレンズ43を配設しているため、複数のトラック
の情報を同時に得ることができる。
【0016】再生用光ビームの回折光によるスポット2
5a、25b、25cは、光カード7上のトラックガイ
ド21とピット22の有無によって光量変調をかけられ
た状態で光カード7上で正反射される。これらの反射光
は、対物レンズ6を逆方向に通過して、ほぼ平行光の状
態で偏光ビームスプリッタ5に導かれる。これらの反射
光は、光カード7上で正反射されているため、ほぼP偏
光を保持しており、殆どの成分が偏光ビームスプリッタ
5を透過して反射ミラー14に導かれる。
【0017】反射ミラー14で反射された後、集光レン
ズ15で集光され、さらにハーフミラー16で分割され
て、信号再生用及びトラッキング用光検出器17と、フ
ォーカス用光検出器18の受光面にそれぞれ入射して、
前記スポットの像を拡大投影する。上述のとおり、再生
用光ビームは、対物レンズ6に対して光軸から偏心した
位置に入射して、いわゆる軸はずし方式のフォーカス検
出を行われる。フォーカス用光検出器18には例えば2
分割の受光素子を配設してフォーカスずれによる再生用
光ビームスポットの像の移動を検出するように構成して
いる。
【0018】図3は光検出器17上に投影された記録用
光ビームのスポット像及び再生用ビームの0次回折光及
び1次回折光のスポット像を示す図である。光検出器1
7上には信号再生用受光素子51、52、53及びトラ
ッキング用受光素子61、62、63、64が配設され
ており、さらに再生用光ビームの光像の拡大投影された
像25d、25e、25fがトラックずれ及びフォーカ
スずれの無い状態でこれらの受光素子上の適正な位置に
結像した場合に、前記1次回折光によるスポット25b
に対応する像25eが形成される位置に信号再生用受光
素子54、55、56を設ける。
【0019】トラッキング用受光素子61、62及び6
3、64は、トラックずれによるトラックガイドの像の
位置変化を受光量の変化として検出して、トラッキング
エラー信号を生成する。信号再生用受光素子51、52
及び53、または、54、55、及び56では、トラッ
ク3本分についてのピットの有無を光量の変化により検
出して、再生信号を出力する。
【0020】情報記録時は、図2に示すように光カード
7が矢印aの方向(順方向と記す)に移動しているとき
は、記録用光ビームスポット23によって形成されたピ
ット22が、再生用光ビームの一方の1次回折光による
スポット25cの方向に移動して行き、ピット22がス
ポット25cの位置に達したときに、光検出器17上で
信号再生用受光素子52に光量変化が生じ、再生信号が
出力されるので、記録直後の再生信号が得られることに
なり、この再生信号を基にしてベリファイ動作が行われ
る。
【0021】また、光カード7の移動方向が反転して、
矢印bの方向(逆方向と記す)に移動する場合には、記
録用光ビームスポット23によって形成されたピット2
2が、再生用光ビームの他の一方の1次回折光によるス
ポット25bの方向に移動して行き、ピット22がスポ
ット25bの位置に達したときに、信号再生用受光素子
55に光量変化が生じ、この光量変化から記録直後の再
生信号が得ることができ、この再生信号を基にしてベリ
ファイ動作が行われる。
【0022】したがって、光カード7の移動方向が順方
向、逆方向のいずれの場合であっても記録直後に再生信
号を得ることができる。すなわち、光学ヘッド10に対
して往復運動する光カード7の移動方向に関係なく、記
録直後に再生信号を得て、記録の良否をチェックするベ
リファイ動作を行うことができる。次に本発明の特徴で
あるピット中心検出回路70について図4を参照して説
明する71は光検出器17上に設けられた信号再生用受
光素子であり、例えば55に対応する。81も光検出器
17上に設けられた信号再生用受光素子であり、例えば
52に対応する。72、82はそれぞれ71、81で受
光した信号を電流電圧変換するI/V変換器である、7
3、83はそれぞれ、72、73の出力を基準レベルS
Lで2値化信号に変換する2値化回路である。91は2
値化回路73、83の出力をそれぞれ、タイミング回路
74、84に供給するかをカード移動方向に応じた移動
方向指示信号で切り替えるセレクタである。
【0023】74、84は後段のカウンタ75、76、
85、86、メモリ77を制御する信号を生成するタイ
ミング生成回路である。タイミング生成回路74はDフ
リップフロップ74a、74b及びゲート74c、74
dで構成されている。又、タイミング生成回路84はD
フリップフロップ84a、84b及びゲート84cで構
成されている。
【0024】75は高周波クロック(図示せず)でカウ
ント動作を行い、タイミング生成回路の出力78でリセ
ットされるカウンタ、76はタイミング生成回路の出力
78毎にカウント動作を行うカウンタである。85は高
周波クロック(図示せず)でカウント動作を行い、タイ
ミング生成回路の出力88でリセットされるカウンタ、
86はタイミング生成回路の出力88毎にカウント動作
を行うカウンタである。
【0025】77はカウンタ76の出力をアドレスとし
て、タイミング生成回路74の出力79のタイミング
で、カウンタ75の出力をライトし、カウンタ86の出
力をアドレスとして、ライト動作以外の期間アドレスで
指定された内容を出力するメモリである。87はメモリ
77の出力の1/2回路77aを通したメモリ77の出
力の1/2の値とカウンタ85の出力値を比較し、一致
を検出するコンパレータである。なお、タイミング生成
回路74、84、カウンタ75、76、85、86には
同一の高周波クロックが供給される。
【0026】図5は図5のブロックの動作を説明するた
めのタイムチャートである。今、カードの移動方向は図
3の矢印aの方向、すなわち順方向であるとする。この
場合、ピットの像はまず受光素子55(71)に現れ、
((受光素子55と受光素子52の間隔)/カード移動
速度)だけ時間が経過した後、受光素子52(81)に
現れることになる。したがって、一つのピットは光検出
器17上の受光素子によって、必ず2回検出されること
になり、本発明はこの光検出器の構成の特徴を有効に利
用するものである。
【0027】図5中のtはこの時間を示している。受光
素子71の出力はI/V変換器72で電流電圧変換され
て図5(a)に示す信号にされた後、2値化回路73に
よって図5(b)に示す2値化信号に変換される。セレ
クタ91はカード移動方向が順方向の場合は2値化回路
73の出力をタイミング生成回路74に供給し2値化回
路83の出力をタイミング生成回路84に供給するよう
に動作する。
【0028】タイミング生成回路74ではこの2値化信
号の立ち上がりを検出して図5(c)に示す信号78を
出力し、この2値化信号の立ち下がりを検出して図5
(d)に示す信号79を出力する。信号78はカウンタ
75のクリア端子に入力され、このタイミングでカウン
タ75はリセットされる。さらに、信号78はカウンタ
76のカウントアップ端子にも入力され、このタイミン
グでカウンタ76はカウントアップされる。
【0029】このカウンタ76は先行するピット検出信
号(受光素子71の出力)と後行のピット検出信号(受
光素子81の出力)を対応付けるためのものである。そ
して、メモリ77にタイミング生成回路74の出力79
をライト信号とし、カウンタ76の出力で指定される図
5(f)に示すライトアドレスに、カウンタ75の出力
値、つまり図5(e)に示すライトデータを書き込む。
信号79は2値化信号の立ち下がりで出力されるので、
メモリ77には先行するピット検出信号のパルス幅が記
憶されることになる。
【0030】そして、時間t経過後に今度は受光素子8
1にこのピットの像が現れる。受光素子81の出力はI
/V変換器82で電流電圧変換されて図5(g)に示す
信号にされた後、2値化回路83によって図5(h)に
示す2値化信号に変換される。今、セレクタ91によっ
て、2値化回路83の出力がタイミング生成回路84に
供給されているので、タイミング生成回路84はこの2
値化回路83からの2値化信号の立ち上がりを検出して
信号88を出力する。
【0031】この信号88はカウンタ85のクリア端子
に入力され、このタイミングでカウンタ85はリセット
される。さらに、信号88はカウンタ86のカウントア
ップ端子にも入力され、このタイミングでカウンタ86
はカウントアップされる。このカウンタ86の出力はメ
モリ77のリードアドレス(図5(j)参照)であり、
メモリ77はこのアドレスの内容をライト動作以外の期
間は常に出力するように動作する。
【0032】メモリ77の出力データ、つまり図5
(k)に示すリードデータは1/2回路77aで1/2
にされ(出力を1ビットだけ最下位ビット側にシフトす
るたけでよい)、コンパレータ87の一方の入力端子に
供給される。また、図5(l)に示すカウンタ85の出
力はコンパレータ87のもう一方の入力端子に供給され
る。コンパレータ87はこの二つの入力データを比較
し、一致したところをピットの中心として、図5(m)
に示すコンパレータ87の出力をピット中心検出信号と
して出力するように動作する。
【0033】このピット中心検出信号は図示しないデー
タ再生処理系に入力され、このピット中心検出信号に同
期してデータ復調に利用されたり、データ復調のための
同期信号の生成等に利用される。
【0034】カードの移動方向が図3の矢印bの方向、
すなわち逆方向である場合は、ピットの像はまず受光素
子52(81)に現れ、時間t経過後、受光素子55
(71)に現れることになるので、セレクタ91は2値
化回路73の出力をタイミング生成回路84に供給し、
2値化回路83の出力をタイミング生成回路74に供給
するようにすることによって、上記の動作と全く同様な
扱いでピット中心検出信号を得ることができる。
【0035】上述の説明は全て信号記録用光スポットの
位置する受光素子52、55について行ったが、そのほ
かの受光素子51、54、または受光素子53、56に
ついても全く同様に行うことができることはいうまでも
ない。
【0036】この実施例によれば1つのトラックの延在
方向に同一のビーム発生手段からのビームで2つのスポ
ットが形成されるようにし、光記録媒体からの反射光を
受光する光検出手段として、2つの受光素子で2回検出
するようにし、先行する受光素子でピット幅の検出に用
い、後行する受光素子でピット幅の中心のタイミングを
検出するのに用いるようにしているので、ビーム発生手
段の発光量が変動したり、光記録媒体に感度むらの存在
などでピットの大きさがばらついてもピットの中心位置
を精度良く検出できる。
【0037】なお、上述の説明では1つの半導体レーザ
40の光ビームを回折格子44を通して2つの光ビーム
を生成し、この2つの光ビームをトラックの延在方向に
スポットが形成されるようにしている。本発明はこれに
限定されるものでなく、例えば2つの半導体レーザを用
いて、回折格子を用いないで各ビームをトラックの延在
方向に2つのスポットが形成されるようにしても良い。
【0038】この場合には、2つの半導体レーザの特性
が揃ったものが望ましい。このため、例えば同一のチッ
プ上に2つの半導体レーザを形成したものを用いても良
い。又、1つの半導体レーザ40の背面方向に出射され
るビームを前方方向に出射されるビームと共に用い、回
折格子を用いることなくトラックの延在方向に2つのス
ポットが形成されるようにしても良い。なお、本発明は
カード状の記録媒体に限定されるものでなく、円板状の
記録媒体を用いた少なくとも情報再生機能を備えた情報
記録再生装置にも適用できるものである。
【0039】
【発明の効果】上述説明したように本発明の光学的情報
記録再生装置では、1トラックについて2個の情報再生
用受光素子を光検出器上に設け、トラック上のひとつの
ピットを2回検出するように構成したので、先行する情
報再生用受光素子の出力に基づいてピットの長さを測定
し、その測定結果に基づいて、後行の情報再生用受光素
子の出力から、ピットの中心を検出することができ、よ
って半導体レーザの発光量の変動、または記録媒体の感
度ムラ等によって、記録媒体上のピットの大きさにばら
つきが生じても、ピット中心を正確に検出することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の光学的情報記録再生装置に
おける光学ヘッドの構成を示す構成図。
【図2】光カード上に形成された記録用光ビームのスポ
ットと、再生用光ビームの回折光によるスポットの位置
関係を示す説明図。
【図3】光検出器上に投影された記録用光ビームのスポ
ット像及び再生用ビームの0次回折光及び1次回折光の
スポット像を示す説明図。
【図4】ピット中心検出回路の構成を示すブロック図。
【図5】ピット中心検出回路の動作を説明するタイムチ
ャート図。
【図6】従来例におけるピット中心検出の方法を示す説
明図。
【符号の説明】
1…半導体レーザ 2…コリメートレンズ 3…整形プリズム 4…絞り 5…偏光ビームスプリッタ 6…対物レンズ 7…光カード 10…光学ヘッド 17…光検出器 40…半導体レーザ 43…シリンドリカルレンズ 44…回折格子 70…ピット中心検出回路 71、81…再生用受光素子 73、83…2値化回路 74、84…タイミング生成回路 75、76、85、86…カウンタ 77…メモリ 87…コンパレータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光記録媒体のトラックの延在方向に2つ
    の情報再生用光スポットを形成する情報再生用光スポッ
    ト形成手段と、前記光記録媒体からの戻り光を受光する
    光検出器上における前記情報再生用光スポットのそれぞ
    れに対応する位置に配置された第1の情報再生用受光素
    子及び第2の情報再生用受光素子と、前記第1の情報再
    生用受光素子の出力から前記光記録媒体上に形成された
    ピットの先端と後端を検出するピット幅検出手段と、こ
    のピットに対応した前記第2の情報再生用受光素子の出
    力と前記検出手段の出力に基づいて、前記ピットの中心
    位置を検出するピット中心位置判定手段とを設けたこと
    を特徴とする光学的情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の情報再生用受光素子と前記第
    2の情報再生用受光素子は、前記光記録媒体上の複数の
    トラックに対応する前記光検出器上の位置に、それぞれ
    複数個配設し、トラック毎に前記第1の情報再生用受光
    素子の出力を、前記光記録媒体が移動する方向によっ
    て、前記ピット幅判定手段か前記ピット中心位置判定手
    段に選択的に供給すると同時に、トラック毎に前記第2
    の情報再生用受光素子の出力を、前記光記録媒体が移動
    する方向によって、前記ピット幅判定手段か前記ピット
    中心位置判定手段に選択的に供給する選択手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の光学的情報記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1の情報再生用受光素子の出力
    を、前記光記録媒体が移動する方向によって、前記ピッ
    ト幅判定手段か前記ピット中心位置判定手段に選択的に
    供給すると同時に、前記第2の情報再生用受光素子の出
    力を、前記光記録媒体が移動する方向によって、前記ピ
    ット幅判定手段か前記ピット中心位置判定手段に選択的
    に供給する選択手段を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の光学的情報記録再生装置。
JP4016676A 1992-01-31 1992-01-31 光学的情報記録再生装置 Withdrawn JPH05217172A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4016676A JPH05217172A (ja) 1992-01-31 1992-01-31 光学的情報記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4016676A JPH05217172A (ja) 1992-01-31 1992-01-31 光学的情報記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05217172A true JPH05217172A (ja) 1993-08-27

Family

ID=11922917

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4016676A Withdrawn JPH05217172A (ja) 1992-01-31 1992-01-31 光学的情報記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05217172A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4268745A (en) Tracking servo drawing device in optical type information reading device
US5056080A (en) Optical recording/reproducing system using interference techniques
US4648085A (en) Optical information recording and reading apparatus with error correction
US5774444A (en) Split photo detector for detecting a central portion and a peripheral portion of a reflected light beam
JPH069087B2 (ja) 光学的情報記録再生装置
US4633454A (en) Optical information pickup apparatus
JPH05217172A (ja) 光学的情報記録再生装置
JPS6394438A (ja) 光カ−ド記録再生装置
JPH0668515A (ja) 光学的情報記録再生装置
JPH05205294A (ja) 光学的情報記録再生装置
JPH06333234A (ja) 光カード記録再生装置
HUT61118A (en) Detector circuit
JP3105613B2 (ja) 情報記録再生装置
JPH05217171A (ja) 光学的情報記録再生装置の情報再生回路
JPH05217170A (ja) 光学的情報記録再生装置
US5812515A (en) Apparatus and method for playing back optical recording having high linear density
JPH06150339A (ja) 光記録媒体再生装置
JPS59113532A (ja) 光学的情報再生装置
JP3095898B2 (ja) 光学的情報記録再生装置、及び光学的情報記録方法
KR930002128Y1 (ko) 촛점생성과 에러검출을 겸한 광픽업대물렌즈
JPS6044727B2 (ja) フオ−カスサ−ボにおける媒体位置検出方式
JPS6297138A (ja) 光デイスク
JPH07121875A (ja) 光ディスクおよび光ディスク再生装置
JPH03130937A (ja) 光学的情報記録再生装置
JPH0668516A (ja) 光学的情報記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990408