JPH0521704Y2 - - Google Patents

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JPH0521704Y2
JPH0521704Y2 JP5421088U JP5421088U JPH0521704Y2 JP H0521704 Y2 JPH0521704 Y2 JP H0521704Y2 JP 5421088 U JP5421088 U JP 5421088U JP 5421088 U JP5421088 U JP 5421088U JP H0521704 Y2 JPH0521704 Y2 JP H0521704Y2
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objective lens
lens holder
support shaft
metal pipe
elastic material
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、コンパクトデイスク等に使用され
るレーザーピツクアツプの対物レンズホルダ支持
装置に関するものであり、特に対物レンズホルダ
の支持軸を弾性材を介して支持し、摺動部をなく
した対物レンズホルダ支持装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来の此種レーザーピツクアツプの対物レンズ
ホルダ支持装置は種々のものが提案されている
が、対物レンズホルダがシヤフトを摺動してフオ
ーカス及びトラツキング調整を行うものが多かつ
た。然しながら、シヤフトと対物レンズホルダと
の間には僅かなギヤツプがあり、ガタが生じてサ
ーボコントロールに於て読み取りエラーが生ずる
ことがあつた。このため、本出願人は実用新案登
出願中である。これは別紙第7図に示す如く、樹
脂製の対物レンズホルダ1に穴2を開穿し、該穴
2へ弾性材3を充填して支持軸4を支承してい
る。そして、板ばね5,5の先端部に支持軸4の
両端を固着していた。
この支持軸4を対物レンズホルダ1へ取付ける
に当つては、先ず、第8図に示すような成形型6
に前記対物レンズホルダ1を挟持させ、該穴2の
中心位置に支持軸4を固定する。そして第9図に
示すように、注入口7から穴2へシリコンゴム等
の弾性材3を注入し、加熱させた後に成形型5を
分解して、第10図に示す対物レンズホルダ1を
形成していた。
[考案が解決しようとする課題] 前述した従来の対物レンズホルダ支持装置は、
弾性材3の捩れ及び板ばね5の揺動によつてトラ
ツキング及びフオーカス調整を行うため、対物レ
ンズホルダ1に摺動部分がなくガタの発生をなく
すことができる。然しながら、支持軸4を取付け
る際に、対物レンズホルダ1を成形型6に挿入し
た状態で行うため熱伝導性が悪く、加熱された熱
分が樹脂製の対物レンズホルダ1を介して穴2の
弾性材3へ伝導され、弾性材3の硬化に長時間を
要していた。従つて、硬化にむらが生じ、均一な
弾性力を得られない憂いがあつた。又、成形型6
の内部に前記対物レンズホルダ1を挾持している
ので、成形の圧力を付加することが困難であり、
弾性材3の注入が均一でないことがある。而も、
成形時に、前記対物レンズホルダ1にひび割れが
発生することもあつた。
そこで、この考案は支持軸を取付ける際の作業
性を向上させ、トラツキング及びフオーカス調整
を円滑に行える対物レンズホルダ支持装置を提供
することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] この考案は、上記目的を達成するために提案せ
られたものであり、レーザーピツクアツプの受光
素子及びデイスクへレーザーを収束させるための
対物レンズホルダ支持装置に於て、中央に開口部
を開穿した支持枠に固定部を立設し、該固定部の
上部及び下部から前記開口部方向に板ばねを突設
させ、更に、金属パイプの軸心部にゴム等の弾性
材を介して支持軸を設け、この金属パイプをレン
ズの光軸と平行に対物レンズホルダの穴へ嵌着す
ると共に、該支持軸の両端部を前記板ばねの夫々
の先端部に固着したことを特徴とするレーザーピ
ツクアツプの対物レンズホルダ支持装置を提供せ
んとするものである。
[作用] この考案は、対物レンズホルダの支持軸を金属
パイプ内に充填されたゴム等の弾性材を介して対
物レンズホルダに設けてあり、この弾性材の変形
により支持軸の円周方向に対物レンズホルダが捩
れ、該レンズは光軸と直交する面上を移動してト
ラツキング調整を行うことができる。又、対物レ
ンズホルダの支持軸の両端部を板ばねにて支承し
ており、該対物レンズホルダは板ばね間に挟持さ
れ、この板ばねの弾性変形により前記支持軸の軸
方向へ揺動自在となる。依つて、該対物レンズホ
ルダに取付けられたレンズが光軸方向に移動して
フオーカス調整を行うことができる。
ここで、前記支持軸の取付けは、先ず、金属パ
イプを成形型に装着し、金属パイプの軸心部に支
持軸を固定する。そして、該金属パイプ内にゴム
等の弾性材を注入した後、加熱して硬化させる。
金属パイプを使用しているため、均一な充填を行
うことができ、熱伝導性がよく、弾性材の硬化に
むらが生ぜず、且つ、硬化時間を短縮することが
できる。又、対物レンズホルダへの加熱がないた
め変形割れの虞れもなくなる。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を別紙添付図面に従
つて詳述する。第1図乃至第3図に於て、符号1
0は樹脂成型された支持枠であり、中央に開口部
11が開穿されている。該支持枠10表面の一側
辺近傍に固定部12を立設し、この固定部12の
上部及び下部から前記開口部11方向に板ばね1
3,13を突設してある。又、符号14は樹脂成
型された対物レンズホルダであり、中央ぶ穴15
が開穿され該穴15に金属パイプ16が嵌着され
ている。この金属パイプ16の内部にはシリコン
ゴム等の弾性材17を充填してあり、該金属パイ
プ16の軸心部に支持軸18が設けられている。
そして、前記弾性材17は金属パイプ16及び支
持軸18へ夫々固着している。尚、この金属パイ
プ16の形状は円筒形となつているが、特に之に
限定されるべきではなく、例えば角形や多角形で
あつてもよい。そして、該対物レンズホルダ14
の先端部に受座19を設けてレンズ20を嵌着す
ると共に、前記支持軸18の両端部を板ばね1
3,13の夫々の先端部13a,13a間に挾持
させて固着する。尚、FPCケーブル(図示せず)
の装着を容易にするため、前記受座19と穴15
との中間位置にスリツト21を設けるを可とす
る。
ここで、第4図乃至第6図に於て、金属パイプ
16へ支持軸18を取付ける手順を説明する。第
4図に於て、符号22は成形金型を示すものであ
り、中心部に中心孔23が開穿されており、且
つ、中央には円筒状の凹部24が設けられてい
る。そして、前記成形金型22は中心孔23から
左右の二つ割りとなり、該凹部24へ円筒状の金
属パイプ16を挿入した後に成形金型22を合接
し、中心孔23へ支持軸18を保持させる。然る
後、第5図に示す如く、注入口25からシリコン
ゴム等の弾性材17を注入する。そして、成形金
型22を加熱すれば、その熱分は金属パイプ16
に伝導され、前記弾性材17を加熱し硬化させ
る。然る後に成形金型22を二つ割りに分割すれ
ば第6図に示す如く、弾性材17が充填された金
属パイプ16の軸心部に支持軸18が支承され
る。この金属パイプ16を前述したように対物レ
ンズホルダ14の穴15へ圧入して嵌着するので
ある。尚、該穴15には第3図にて示す如く、内
壁面に数個の突条26,26…を突設するを可と
する。
而して、本実施例に於ては、対物レンズホルダ
14の穴15へ金属パイプ16を嵌着し、該金属
パイプ16内に弾性材17を介して支持軸18が
設けられており、この弾性材17の変形によつ
て、前記対物レンズホルダ14は支持軸18の軸
心Bを中心に左右に捩れる。従つて、第1図に於
て、該支持軸18と前記レンズ20の中心とを結
んだ中心線Cに対して、矢印Xで示すように、前
記レンズ20が光軸と直交する面上を左右に移動
してトラツキング調整を行うのである。又、板ば
ね13,13の弾性変形によつて先端部13a,
13aが上下方向に揺動し、前記支持軸18は軸
方向に上下移動する。従つて、対物レンズホルダ
14に取付けられた前記レンズ20が光軸方向に
前後移動してフオーカス調整を行う。斯くの如
く、当該対物レンズホルダ14の支持部には摺動
部がなく、対物レンズホルダ14の移動に当つて
ガタの発生は全くない。又、ローリング方向に対
しても拘束力が作用し、レンズ20の光軸に傾斜
が生じる虞れがなくなり、レーザービームの読み
取りに於ける信頼性が向上する。
又、金属パイプ16内に弾性材17を充填して
支持軸18を保持しているため、弾性材17の充
填作業性が向上できる。即ち、金属パイプ16は
熱伝導性がよく、加熱された熱分が速かに弾性材
17へ伝導され、硬化にむらが生ぜず均一な充填
硬化が行え、且つ、硬化時間も短縮できる。而
も、金属パイプ16と支持軸18のみをセツトす
るため、成形金型22を小型にでき量産性を向上
できる。そして、対物レンズホルダ14への加熱
がなく、変形を生じる虞れが解消され、而も穴1
5に突条26を設ければ前記金属パイプ16及び
支持軸18を確実に保持することができる。
[考案の効果] この考案は、上記一実施例に詳述したように、
対物レンズホルダの支持軸を金属パイプ内に充填
した弾性材を介して支持したことによつて摺動部
分をなくし、該対物レンズホルダの移動に際しガ
タの発生をなくすことができる。而も、ローリン
グ方向に対しても拘束力が作用し、レンズの光軸
に傾斜が生ずることもなくなる。従つて、レーザ
ービームを正規の位置に収束させることができ、
情報の読み取りの信頼性を向上させると共に、対
物レンズホルダ内にトラツキング機構を内蔵した
ことによつて当該対物レンズホルダ支持装置の小
型化が容易となる。又、金属パイプ内に支持軸を
設けたことにより、弾性材の充填が容易となり、
均一な弾性力を得ることができるようになる等正
に諸種の効果を奏する考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の一実施例を示した
ものである。第1図は本装置の斜面図、第2図は
対物レンズホルダ及び板ばねの縦断側面図、第3
図は支持軸の要部斜面図、第4図乃至第6図は金
属パイプ内に支持軸を取付ける手順を説明する縦
断側面図である。第7図乃至第10図は従来例を
示すものであり、第7図は対物レンズホルダ及び
板ばねの縦断側面図、第8図乃至第10図は対物
レンズホルダへ支持軸を取付ける手順を説明する
一部切欠縦断側面図である。 10……支持枠、11……開口部、12……固
定部、13……板ばね、13a……先端部、14
……対物レンズホルダ、15……穴、16……金
属パイプ、17……弾性材、18……支持軸、2
0……レンズ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. レーザーピツクアツプの受光素子及びデイスク
    へレーザーを収束させるための対物レンズホルダ
    支持装置に於て、中央に開口部を開穿した支持枠
    に固定部を立設し、該固定部の上部及び下部から
    前記開口部方向に板ばねを突設させ、更に、金属
    パイプの軸心部にゴム等の弾性材を介して支持軸
    を設け、この金属パイプをレンズの光軸と平行に
    対物レンズホルダの穴へ嵌着すると共に、該支持
    軸の両端部を前記板ばねの夫々の先端部に固着し
    たことを特徴とするレーザーピツクアツプの対物
    レンズホルダ支持装置。
JP5421088U 1988-04-22 1988-04-22 Expired - Lifetime JPH0521704Y2 (ja)

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JP5421088U JPH0521704Y2 (ja) 1988-04-22 1988-04-22

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JPH01159216U JPH01159216U (ja) 1989-11-02
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