JP2665793B2 - 光ディスク装置用光学ヘッドアクチュエータ - Google Patents

光ディスク装置用光学ヘッドアクチュエータ

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JP2665793B2
JP2665793B2 JP1058418A JP5841889A JP2665793B2 JP 2665793 B2 JP2665793 B2 JP 2665793B2 JP 1058418 A JP1058418 A JP 1058418A JP 5841889 A JP5841889 A JP 5841889A JP 2665793 B2 JP2665793 B2 JP 2665793B2
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哲次 青柳
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、光ディスク装置に利用される光学ヘッドの
アクチュエータに関する。
(従来の技術) 光ディスク装置用光ヘッドは光ディスクの偏心および
面振れに対する補正のためにトラッキングサーボおよび
フォーカシングサーボにしたがって対物レンズをトラッ
クを横切る方向(光ディスクの半径方向)およびフォー
カス方向に変位させるアクチュエータを備えている。こ
のようなアクチュエータは従来から種々のものが提案さ
れており、その内の簡単な構造の代表的なアクチュエー
タとしては、4本のコイルばねによって対物レンズを側
方から支持した支持体を電磁誘導力(磁石およびコイル
の組合せ)によって光ディスクの半径方向およびフォー
カス方向に変位させるように構成したアクチュエータが
ある。また他のアクチュエータは前述のアクチュエータ
より複雑であり、精密かつ多数の部品から構成されてい
る. (発明が解決しようとする課題) しかしながら、前者の構造が簡単なアクチュエータ
は、4本のコイルばねによる支持のために、変位を行う
際光ディスクの半径方向およびフォーカス方向の変位ば
かりでなく、トラック方向の変位やねじれが生じ、また
共振振動も生じ易いものであった。
また、後者のアクチュエータは精密かつ多数の部品か
ら構成されているので、個々の特性を均一化することが
難しい。また構造の複雑さによる総重量の増加のため、
応答性が低く、複雑な共振特性を持ちやすい。さらに異
種材料を利用した構造から、その特性解析が困難であ
り、アクチュエータ制御を難しくしている。このことを
さらに詳細に説明すると、このようなアクチュエータは
構成部品の接合状態の不均一さや複雑な構造ゆえ、量産
時におけるアクチュエータ特性のばらつきが生じてい
る。さらに、組立て部品精度の検査から精密な調整とい
った工程が必要となり、多くの時間と人員が費やされる
結果を生じている。また、アクチュエータの構造からく
る重量の増加と複雑な共振点の発生により、応答特性の
低下や制御性の悪さと言った不都合が生じている。
したがって、本発明の目的は、構造が簡単であり、軽
量化でき、望ましくない方向の変位やねじれが生じるこ
となく、制御性の良い光ディスク装置用光学ヘッドアク
チュエータを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 光ディスク装置用光学ヘッドアクチュエータであっ
て、対物レンズを取付ける第1プレート部分と、光ディ
スクの半径方向に関して、第1プレート部分の両端に枢
動自在に各々が連結された一対の第2プレート部分と、
第2プレート部分の各々に枢動自在に各々が連結された
一対の第3プレート部分と、第3プレート部分の各々に
枢動自在に各々が連結された一対の取付けベースと、第
1プレート部分をフォーカス方向および光ディスクの半
径方向にのみ移動可能に構成した対物レンズ移動機構を
有する光学ヘッドアクチュエータにおいて、前記対物レ
ンズ移動機構は、光ディスクの半径方向で第1プレート
部分の両側の下方に配置された断面U字形の一対のチャ
ンネル形状磁石と、第1プレート部分の両側の下方の中
央に磁石の凹部に延びるように取付けられかつ磁石に対
して光ディスクの半径方向に駆動される電磁誘導力が発
生される一対のコイルと、第1プレート部分の両側の下
方の両端に磁石の凹部に延びるように取付けられかつ磁
石に対してフォーカス方向に駆動される電磁誘導力が発
生される二対のコイルと、から成ることを特徴とする光
学ヘッドアクチュエータを採用するものである。
(実施例) 次に図面を参照して本発明の好ましい実施例を説明す
る。
第1図は本発明の光ヘッドアクチュエータの斜視図で
あり、第2図、第3図および第4図はそれぞれ光ヘッド
アクチュエータの平面図、正面および側面図であり、図
面の簡略化のために光ヘッドアクチュエータで用いられ
る対物レンズ移動機構の第1プレート部分以外の対物レ
ンズ移動機構の部分を省略して示しており、第5図およ
び第6図は、それぞれ対物レンズ移動機構のフォーカス
方向および光ディスクの半径方向への移動を説明するた
めの概略図であり、第7図は、光ヘッドアクチュエータ
に対して設けられた傾き補正機構の概略正面図である。
最初に、第1図ないし第4図を参照すると、本発明の
光ヘッドアクチュエータ10は、基本的には対物レンズ移
動機構(以下単に移動機構という)12と、対物レンズ移
動機構、特にその第1プレート部分を駆動する駆動機構
42との2つの要素から成る。移動機構12は対物レンズ取
付け穴16が中央に形成された第1プレート部分14、この
第1プレート部分の両端に連結されている一対の第2プ
レート部分18、20、さらにこれらの第2プレート部分に
連結されている一対の第3プレート部分22、24、さらに
これらの第3プレート部分に連結されている取付けベー
ス26、28を有し、第1プレート部分14と第2プレート部
分18、20との間、第2プレート部分18、20と第3プレー
ト部分22、24との間、第3プレート部分22、24と取付け
ベース26、28との間の連結は、細められて弾力的に曲げ
られる枢動折り目部分30、32;34、36;38、40によって行
われており、これらの各部分は例えばポリアセタール樹
脂等の材料で一体成形されたものである。そして取付け
ベース26、28は光ディスク装置のフレーム(図示せず)
に固定されている。このような構造であるので、移動機
構の第1プレート部分14は、詳細には後述する駆動機構
による駆動により、移動機構の取付けベース26、28に対
して垂直(上下)方向および2つの取付けベース26、28
を結ぶ方向に移動できるが、一方枢動折り目部の延びて
いる方向には剛性のために移動できない。すなわち、こ
の光ヘッドアクチュエータを通常のようにトラッキング
サーボ、フォーカシングサーボを行うように光ディスク
装置に取付けた場合には、光ディスクに対して半径方向
およびフォーカス方向に移動できるが、望ましくないト
ラック方向の移動は完全に抑制され、またねじれも生じ
ない。
駆動機構42は第1プレートの両側部の下方に配置した
一対の断面U字形のチャンネル形状磁石44、46(第4
図)を有し、磁石44、46には凹部44a、46aが内部に形成
されている。第1プレート14の両側部の中央には、チャ
ンネル形状磁石44、46の凹部44a、46aに延びるように一
対の半径方向駆動用コイル48、50が取付けられており、
また第1プレートの両側部の両端には、やはりチャンネ
ル形状磁石44、46の凹部44a、46aに延びるように二対の
フォーカス方向駆動用コイル52、54;56、58が取付けら
れている。
なお、対物レンズ60は第2図および第4図に示すよう
に第1プレート部分14の対物レンズ取付け穴16に取付け
られる。
次に、第5図を参照すると、第1プレート部分14が上
下方向(この図では上方)に移動されることが概略的に
示されている。すなわち,第1プレート部分14、第2プ
レート部分18、20,第3プレート部分22、24、およびそ
れらを連結する枢動折り目部分30〜40は、フォーカス方
向駆動用コイル52、54;56、58が付勢されると、矢印"X"
の方向に移動し、前述の各部分はダッシュを付して示し
た位置をとる。
次に、第6図を参照すると、第1プレート部分14が半
径方向(この図では左方)に移動されることが概略的に
示されている。この場合、第5図と同様に、各部分は半
径方向駆動用コイル48、50が付勢されると、矢印"Y"の
方向に移動し、ダッシュを付して示した位置をとる。
次に、第7図を参照すると、磁石に対する第1プレー
トの傾き、言換えると、光学ディスクに対する第1プレ
ートの傾きを補正する補正機構62が示されている。補正
機構は例えば第2図の点線で示すように第1プレート部
分の任意の適当な位置に配置される。補正機構は第1プ
レートの一方の端部に隣接してその下面に取付けられた
ミラー64を有する。ミラー64に対して光を照射するLED
(発光ダイオード)66が下方に配置され、さらにその両
側に光量検出用センサ68、70が配置されている。第1プ
レートが光学ディスクに対して平行であるときには、LE
D66からミラー64に当たり反射した光を受けるセンサ68
および70に入る光の量は等しいが、2対のフォーカス駆
動用コイルがバランスをくずし第1プレート14"および
ミラー64"が傾いた場合には一方のセンサで受取る光量
が他方のセンサで受ける光量より少なくなる。このこと
が傾き情報として2対のフォーカス駆動用コイルの制御
回路(図示せず)に送られて傾きが制御されて補正され
る。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明は以下に記載する
効果を有する。
(1)樹脂材料による一体成形構造を持つため品質が均
一となり、アクチュエータ特性のばらつきが少なくな
る。(2)構造が簡単な樹脂成形のため、製造価格を大
幅に削減することが可能となる。(3)複雑な構造を持
たないため、特性解析が楽になり、制御性がよくなる。
(4)簡単な構造により軽量化でき、応答性が向上す
る。(5)望ましくない方向の変位を生じさせることな
く,またねじれることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の光ヘッドアクチュエータの斜視図で
ある。 第2図、第3図および第4図はそれぞれ光ヘッドアクチ
ュエータの平面図、正面および側面図であり、図面の簡
略化のために光ヘッドアクチュエータで用いられる対物
レンズ移動機構の第1プレート部分以外の対物レンズ移
動機構の部分を省略して示している。 第5図および第6図は、それぞれ対物レンズ移動機構の
フォーカス方向および光ディスクの半径方向への移動を
説明するための概略図である。 第7図は、光ヘッドアクチュエータに対して設けられた
傾き補正機構の概略正面図である。 10…光ヘッドアクチュエータ、12…対物レンズ移動機
構、14…第1プレート部分、18、20…第2プレート部
分、22、24…第3プレート部分、26、28…取付けベー
ス、30、32、34、36、38、40…枢動折り目部分、42…駆
動機構、44、46…チャンネル形状磁石、48、50…半径方
向駆動用コイル、52、54、56、58…フォーカス方向駆動
用コイル、60…対物レンズ、62…補正機構、64…ミラ
ー、66…LED、68、70…光量検出用センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−182140(JP,A) 特開 昭60−28043(JP,A) 特開 昭58−179948(JP,A) 特開 昭59−45640(JP,A) 特開 昭59−177736(JP,A) 実開 昭59−189730(JP,U)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスク装置用光学ヘッドアクチュエー
    タであって、対物レンズを取付ける第1プレート部分
    と、光ディスクの半径方向に関して、第1プレート部分
    の両端に枢動自在に各々が連結された一対の第2プレー
    ト部分と、第2プレート部分の各々に枢動自在に各々が
    連結された一対の第3プレート部分と、第3プレート部
    分の各々に枢動自在に各々が連結された一対の取付けベ
    ースと、第1プレート部分をフォーカス方向および光デ
    ィスクの半径方向にのみ移動可能に構成した対物レンズ
    移動機構を有する光学ヘッドアクチュエータにおいて、
    前記対物レンズ移動機構は、光ディスクの半径方向で第
    1プレート部分の両側の下方に配置された断面U字形の
    一対のチャンネル形状磁石と、第1プレート部分の両側
    の下方の中央に磁石の凹部に延びるように取付けられか
    つ磁石に対して光ディスクの半径方向に駆動される電磁
    誘導力が発生される一対のコイルと、第1プレート部分
    の両側の下方の両端に磁石の凹部に延びるように取付け
    られかつ磁石に対してフォーカス方向に駆動される電磁
    誘導力が発生される二対のコイルと、から成ることを特
    徴とする光学ヘッドアクチュエータ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光学ヘッドアクチュエータ
    において、第1プレート部分、第2プレート部分、第3
    プレート部分および取付けベースが一体成形されている
    ことを特徴とする光学ヘッドアクチュエータ。
  3. 【請求項3】請求項2記載の光学ヘッドアクチュエータ
    において、第1プレート部分、第2プレート部分、第3
    プレート部分および取付けベースの各々の間の連結が弾
    力的に曲がる枢動折り目部分によってなされていること
    を特徴とする光学ヘッドアクチュエータ。
  4. 【請求項4】請求項1記載の光学ヘッドアクチュエータ
    において、第1プレート部分の磁石に対する傾きを検出
    して補正する補正機構をさらに有することを特徴とする
    光学ヘッドアクチュエータ。
  5. 【請求項5】請求項4記載の光学ヘッドアクチュエータ
    において、補正機構は前記二対のコイルを制御して光デ
    ィスクに対する第1プレートの傾きを補正することを特
    徴とする光学ヘッドアクチュエータ。
  6. 【請求項6】請求項4記載の光学ヘッドアクチュエータ
    において、補正機構は、第1プレート部分に取付けられ
    たミラーと、ミラーに対して光を照射するLEDと、LEDの
    両側に配置されミラーからの反射した光量を検出する2
    つの光量検出用センサと、を有することを特徴とする光
    学ヘッドアクチュエータ。
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JPS59189730U (ja) * 1983-06-03 1984-12-15 ソニー株式会社 光学式デイスク装置
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