JPH05216529A - プラントの運転支援方法及び装置 - Google Patents

プラントの運転支援方法及び装置

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JPH05216529A
JPH05216529A JP4046004A JP4600492A JPH05216529A JP H05216529 A JPH05216529 A JP H05216529A JP 4046004 A JP4046004 A JP 4046004A JP 4600492 A JP4600492 A JP 4600492A JP H05216529 A JPH05216529 A JP H05216529A
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JP
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operation guide
guide
plant
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display
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Yasutaka Fujishima
康剛 藤島
Tsutomu Matsuki
勉 松木
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラントの状況に応じて操作ガイドすると共
に、その次の操作を予測して次操作ガイドすることによ
り運転員の心理的負担の軽減を図る。 【構成】 運転支援装置10は、入力装置11を介して
プラントのプロセスデータを入力し、ロジックデータベ
ース14を利用して操作ガイドを表示装置20上に出力
する。さらに、運転支援装置10は、プロセスデータ挙
動推論部13により、操作ガイドに従って操作が行われ
た場合のプロセスデータの変動を推論し、操作ガイド演
算部15へ与えることにより、その次の操作である次操
作ガイドを決定し、次操作ガイド予測表示制御部17に
より表示部20上に表示する。 【効果】 操作ガイドに加え、さらに次操作ガイドを運
転員に提供することにより、操作前の関連パラメ−ラチ
ェックやタイムリ−な操作が可能となり運転員の操作に
おける信頼性の向上が図られ、その心理的負担が軽減さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラント設備一般に適
用可能なプラントの運転支援装置に関し、特に、運転員
にプラントの操作ガイダンスを行うことの可能なプラン
トの運転支援方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラント運転操作員に対する操作
ガイダンスを提供するプラントの運転支援装置として
は、以下のようものが知られている。
【0003】例えば、特開平1−280806号公報に
よれば、プラントのプロセス量を入力装置によりオンラ
インで収集し、熟練専門技術者の持つ標準的な運転に関
する経験、知識及び思考プロセスを知識工学的手法によ
り知識ベ−ス化し、その知識ベ−スとオンラインプロセ
ス量を用いて状況把握、誤操作監視及び操作決定を行
い、次の操作を決定して所定のガイダンスを提供するプ
ラント運転支援装置が知られている。
【0004】また、特開平2−12506号公報によれ
ば、熟練運転員の有する運転手順に関する知識、経験を
知識ベース及び推論プログラムの形で電算化することに
より、適時に適切な運転ガイドが行えるようにする運転
支援装置が知られている。すなわち、この装置では、あ
る操作ガイダンスの提供するタイミング条件を、種々の
プロセス状態を基にしたロジックにより作成してこれを
デ−タベ−ス化しておき、このデ−タベ−スとオンライ
ンで収集したプロセス量及び状態により条件が成立して
いる操作ガイダンスを運転操作員に提供するものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、プロセス量をオンラインで収集し、そのプ
ラント状況に応じて運転支援装置内で判断し、今回行わ
れるべき運転操作ガイダンスを適時提供するものではあ
るが、実際の運転操作を行う場合、以下に挙げる問題点
があった。 運転操作を行う場合、運転員は、監視盤等に設置され
た記録計、指示計、機器の状態表示により、関連パラメ
−タを確認の上で操作を行うため、上記運転操作ガイダ
ンスが表示されてから実際に操作するまでに時間を要す
場合がある。 一般に機器の操作場所は操作ガイドの表示位置から離
れている場合が多く、そのため、ある操作ガイドに従い
操作を行い次の操作ガイドが提供されても、運転員はタ
イムリ−に操作できない場合がある。
【0006】そこで、本発明は、上記従来技術における
問題点を解決すべく、すなわち、運転操作性が良好でタ
イムリーな操作が可能な操作ガイド機能を備えたプラン
トの運転支援方法及び装置を提供することをその目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明によれば、先ず、プラントの各種プロセスデ
−タをオンラインで取り込む入力装置と、プロセスデ−
タの状態により次に何をすべきかガイダンスを行うため
のデータを蓄積したロジックデ−タベ−スと、上記ロジ
ックデ−タベ−スを利用し、上記入力装置から取り込ま
れた現在のプロセスデ−タにより操作ガイドを決定する
操作ガイド演算部と、上記操作ガイド演算部により得ら
れた操作ガイド情報を出力する表示装置とからなるプラ
ントの運転支援装置において、さらに、上記各種プロセ
スデ−タの挙動を予測するプロセス動作挙動推論部と、
上記プロセス動作挙動推論部により予測された各種プロ
セスデータの挙動に基づき、上記表示された操作ガイド
に従い操作が行われた場合、次の操作ガイドの予測表示
を行うための次操作ガイド予測表示制御部を具備したプ
ラントの運転支援装置が提案される。
【0008】また、本発明によれば、上記プラントの運
転支援装置において、上記プロセス動作挙動推論部は、
上記プラントの機器構成とプロセス信号伝播のフレ−ム
デ−タから成る知識ベ−スを備え、上記知識ベ−スを利
用して、ある与えられた条件により上記各種プロセスデ
−タの挙動を予測するものが、あるいは、高速プラント
シミュレータを備え、これにより上記各種プロセスデ−
タの挙動を予測するものが提案される。
【0009】さらに、本発明によれば、上記プラントの
運転支援装置において、上記操作ガイドと同じタイミン
グで次操作ガイドを表示することが可能な表示装置を備
えたもの、あるいは、上記次操作ガイドを上記操作ガイ
ドとは異なるタイミングで表示することが可能な表示装
置を備えたものが提案される。
【0010】加えるに、本発明によれば、上記プラント
の運転支援装置において、表示装置上に表示された上記
操作ガイドに従って運転を実行した場合、表示された次
操作ガイドの条件が成立するまでの時間を演算し、この
演算結果を上記表示装置上に、上記次操作ガイドと共に
表示するものが提案される。
【0011】そして、本発明によれば、上記表示装置上
には、次操作ガイドの項目に加え、さらに、その操作場
所を表示するプラントの運転支援装置が提案されてい
る。
【0012】
【作用】すなわち、上記の本発明になるプラントの運転
支援装置によれば、演算された操作ガイドに加え、さら
に、その操作ガイドに従い操作が行われた場合の次の操
作ガイドをも予測できるプラントの運転支援装置を提案
し、もって、運転操作性が良好でタイムリーな操作が可
能なプラントの運転支援装置を提供するものである。
【0013】すなわち、入力装置によりプラントの各種
プロセスデ−タを取り込み、そのデ−タにより操作ガイ
ド演算部は操作ガイドタイミング条件を構成するロジッ
クデ−タベ−スを基に処理を行い操作すべきガイドを決
定する。一方、次操作ガイド予測表示制御部は、上記演
算結果により決定された操作ガイド情報をプロセスデ−
タ挙動推論部へ送信し、このプロセスデ−タ挙動推論部
では、例えば作業手順や熟練技術者の知識をフレ−ムデ
−タ化した知識ベ−スと入力装置からのプロセスデ−タ
を基に、あるいは、高速プラントシミュレータを用い
て、操作ガイドに従って操作が行われた場合、プロセス
デ−タがどのように挙動するか推論を行う。この推論さ
れたプロセスデータの挙動を基に、さらに、次操作ガイ
ドを決定する。すなわち、操作ガイド演算部では、上記
ロジックデ−タベ−スと入力装置からのプロセスデ−タ
を基、さらにに上記推論部からのプロセスデ−タの変動
予測を加味して、次に操作すべき次操作ガイドを決定す
る。即ち個々で操作すべきガイドとその操作を行った場
合の次の操作ガイドを決定することができる。
【0014】表示制御部は、上記操作ガイド及び次操作
ガイド等の情報を適宜表示装置に出力表示するようにし
ている。これにより運転操作ガイドとは別に、その操作
ガイドに従い操作を行った場合次の操作を予測し、上記
ガイドと同じタイミングで次の操作ガイドをも表示する
ことも可能である。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について、添付の図面
を参照しながら詳細に説明を行う。添付の図1は、本発
明の一実施例になるプラントの運転支援装置の全体シス
テム構成を示すものである。この図にも示すように、本
発明になるプラントの運転支援装置は、基本的には、運
転支援装置10と、操作ガイド等の情報を出力表示する
ための例えばCRTから成る表示装置20と、そして、
流量及び温度センサ、ポンプ、バルブ、リミットスイッ
チ等を含むプラントプロセス装置30から構成されてい
る。
【0016】さらに詳細に説明すると、上記運転支援装
置10は、上記プラントプロセス装置30から得られる
プラントの各種プロセスデ−タを取り込む入力装置11
と、プラントの機器構成とプロセス信号伝播のフレ−ム
デ−タからなる知識ベ−ス12と、上記知識ベ−ス12
を利用し、ある与えられた条件により上記各種プロセス
デ−タの挙動を予測するプロセスデータ挙動推論部13
と、上記各種プロセスデ−タの状態により次に何を操作
すべきかのガイダンスを行うロジックが組み込まれたロ
ジックデ−タベ−ス14と、上記ロジックデ−タベ−ス
14と現在の各種プロセスデ−タからの情報により操作
ガイドを決定する操作ガイド演算部15と、上記操作ガ
イド演算部15及びプロセスデ−タ挙動推論部13から
得られた情報を上記表示装置20へ出力するための制御
を行う表示制御部16と、そして、上記各装置を使用し
て操作ガイドに従い操作が行われた場合、次の操作ガイ
ドの予測表示を可能とする次操作ガイド予測表示制御部
17とから構成されている。
【0017】次に、図1に示された実施例における具体
的な処理フロ−を添付の図2に示す。この図の処理フロ
ーにおいて、先ず、プラントデ−タ入力処理(ステップ
1)では、入力装置11によりプラントの各種プロセス
デ−タを取り込み、現在のプラントデ−タを操作ガイド
演算部15及びプロセスデ−タ挙動推論部13へ与え
る。続いて、操作ガイド演算処理(ステップ2)では、
操作ガイド演算部15により、操作ガイドタイミング条
件を構成するロジックデ−タベ−ス14を基に、現在の
プロセスデ−タにより成立している操作ガイドタイミン
グ条件を演算して操作ガイドを決定する。
【0018】その後、処理フローは2つに分かれ、操作
ガイド処理(ステップ3)では、操作ガイド演算部15
にて決定した操作ガイドの情報を表示制御部16へ送
り、表示装置20上に出力表示する。一方、同時に、プ
ラントデ−タ挙動推論処理(ステップ4)では、プロセ
スデ−タ挙動推論部13において、上記知識ベ−ス12
と現在のプロセスデ−タを基に、次操作ガイド予測表示
制御部17にてコントロ−ルされたタイミングにより、
操作ガイド演算部15にて決定した操作ガイド情報を提
供することにより、その操作を仮に行った場合のプラン
トデ−タの挙動を推論する。続いて、次の操作ガイド演
算処理(ステップ5)では、操作ガイド演算部15にて
ロジックデ−タベ−ス14と現在のプロセスデ−タ、更
には制御部9にてコントロ−ルされたタイミングによ
り、プロセスデ−タ挙動推論部13にて推論されたプロ
セスデ−タ変動結果を用い、次に操作すべき操作ガイド
を決定する。
【0019】すなわち、次操作ガイド表示処理(ステッ
プ6)では、操作ガイド演算部15にて決定した次操作
ガイドの情報、プロセスデ−タ挙動推論部13からの挙
動結果情報、及びそれにより成立したロジック条件情
報、更には、操作ガイド条件が成立するまでの時間等の
情報をも含めて表示制御部16へ送られ、表示装置20
上に出力表示する。
【0020】添付の図3は、上記次操作ガイド演算処理
(ステップ5)における次操作ガイド演算の詳細なフロ
−を示した図である。図において、先ず、現在のプロセ
スデータを格納し(ステップ51)、その後、予測デー
タは規定時間以内もものであるか否かを判断する(ステ
ップ52)。この判断の結果、予測データが規定時間以
外(すなわち、「NO」)と判断された場合には、次操
作ガイド無し(ステップ53)として処理を終了する。
【0021】一方、上記の判断において、予測データが
規定時間以内である(すなわち、「YES」)と判断さ
れる場合には、プロセスデータ挙動推論部13によるあ
る規定時間進めたプロセスデータの予測と格納を行い
(ステップ54)、表示すべきガイドの決定を行うため
に、現在のプロセスデ−タと上記推論部13によるある
規定時間進めたプロセスデ−タの予測変動結果をもと
に、操作ガイド演算処理によりガイド項目のタイミング
条件の成立の有無を検索する(ステップ55)。これに
より、ガイド項目が本操作ガイドと一致する場合(すな
わち、ステップ56において、「YES」)は、上記推
論部13により、さらに規定時間進めたプロセスデ−タ
予測変動結果をもとにガイド項目の検索を行う。その
後、ある時間以上予測デ−タを進めても同一のガイド項
目が選択された場合(すなわち、ステップ56におい
て、「NO」)、処理を打ち切り、表示すべきガイドを
決定する(ステップ57)こととなる。
【0022】図4は表示装置20上に表示出力された次
操作ガイドの表示状態を示す図である。図において、表
示画面100の右半分に表示された「次操作ガイド」
(符号101)の下の「1.******−OG」(符
号102)は、上記次操作ガイド演算処理(図2のステ
ップ5)にて得られたものであり、図1に示す操作ガイ
ド演算部15の演算結果である。なお、表示された「−
OG」は、オペレーションガイド(Operation Guide)
の略号である。続いて、その下に示されたロジック図
(符号103)は、上記次操作ガイドに係る成立タイミ
ングの条件を示したものであり、ロジックデ−タベ−ス
14及びプロセスデ−タ挙動推論部13のデ−タを基に
次操作ガイド予測表示制御部17にてコントロ−ルし、
操作ガイド演算部15より与えられた結果である。即
ち、上記表示されたロジックの実線部(符号104)は
現在のプロセスデ−タにより成立している部分を示して
おり、他方、点線部(符号105)は、図中の表示画面
100の左半分に示された「操作ガイド」(符号10
5)により操作した場合のプロセスデ−タの変動をプロ
セスデ−タ挙動推論部13により予測した結果、成立し
ている部分を示している。このように表示することによ
り、プラントの運転員に対し、次操作が何のタイミング
条件が成立したならば操作が許可されるのか事前にわか
るため、心理的な負担が軽減される。尚、プロセスデ−
タによる条件成立と推論部13の予測プロセスデ−タに
よる条件成立は上記の方法の他(すなわち、実線と点
線)、色替えにより識別する方法もある。
【0023】次に、上記表示画面100中の「左記操作
後**分」(符号106)の表示は、図の左半分に示す
「操作ガイド」の操作を行った場合、何分後に「次操作
ガイド」のタイミング条件が成立するかを、上記プロセ
スデ−タ挙動推論部13の情報により表示したものであ
る。すなわち、推論部13は、プロセスの伝播ル−ルの
他に伝播速度及び定量的な変化も把握することができ
る。この様に表示することにより、次の操作が時間的に
余裕があるか否かわかるため、上記と同様、プラントの
運転員の心理的な負担が軽減されることとなる。更に、
複数の操作ガイドが成立した場合でも、各々の操作ガイ
ドに対応する次操作ガイド及びそれに係る関連情報を表
示することができる(上記表示画面100中、番号
「1.」「2.」で示されている)。
【0024】添付の図5には、上述の次操作ガイド表示
の一具体例を示す。本ガイド表示は、例えば本発明の装
置を原子力発電所に適用した場合、原子力発電所におけ
る起動フェ−ズのタ−ビン昇速ブレ−クポイント内にお
ける操作ガイド表示の一例である。図の表示画面100
中、左半分の「操作ガイド」に表示されている「LOP
停止−OG」は、タ−ビンが規定値以上になった場合、
リフトオイルポンプが不要となるため、リフトオイルポ
ンプ停止のガイダンスが表示されるものである。この
時、続いて操作されることが予測される結果が表示画面
100の右側に「次操作ガイド」として表示される。
【0025】すなわち、本例によると、図1のプロセス
デ−タ挙動推論部13は、図4の表示画面100の左側
の「操作ガイド」の情報と、プロセスデ−タ及びその時
間的変化を加味した情報を表示する。本例の場合、主タ
−ビン回転数が1500回転以上及び主タ−ビン油冷却
器出口油温度が43度以上になると、すなわち、ロジッ
ク図において点線で示された条件が成立すると、プロセ
ス信号伝播フレ−ムデ−タから推論し、そのプロセスデ
−タ挙動結果をプロセスデ−タに加えることにより、操
作ガイド演算部15とロジックデ−タベ−ス14から演
算した結果、図に示すように、「TGOP停止−OG」
(ターニングギヤオイルポンプの動作停止)が、さらに
は、「MSOP停止−OG」が表示されることとなる。
また、プロセスデ−タ挙動推論部13によって、伝播速
度及び定量的な変化の推論を行うことにより、条件成立
までの時間として、「12分後」に次操作ガイドの「条
件」が「成立」することをも表示されることとなる。
【0026】続いて、図6には、上記図5に示した「次
操作ガイド」の個々の内容について、さらにその詳細内
容を表示する、いわゆる「次操作ガイド詳細表示」の一
例を示す。すなわち、この詳細表示は、その表示画面2
00において、一つの次操作ガイドについての「タイミ
ング成立条件」(符号201)と「前条件成立」(符号
202)の状況を示す「ロジック表示」(符号203)
を左半分に表示し、プロセスデータ挙動推論部13によ
るプロセスデ−タの予測トレンドを示す「プロセスデ−
タ挙動表示」(符号204)と、さらにプロセスデ−タ
挙動結果による次操作のタイミング条件が成立するまで
の「成立時間」(符号205)とガイド項目に「操作場
所」(符号206)のデ−タをも付加することにより、
その操作場所を指示・表示可能としたものである。この
様に、次操作のタイミング成立条件が成立するまでの時
間だけではなく、更に、操作場所をも表示することによ
り、次回操作の場所が離れていてもタイムリ−に操作が
でき、もって、運転員の心理的負担を軽減することがで
きる。
【0027】図7は、さらに、次操作ガイドだけをリス
トとして表示する「次操作ガイドリスト」表示を示した
ものである。図7の表示画面300における本表示は、
次操作ガイドの処理を次々に進めることにより可能であ
り、何段もの次操作を纏めてリスト表示したものであ
る。すなわち、この「次操作ガイドリスト」表示によれ
ば、今後発生するであろう次操作がリストとして纏めて
表示されることから、プラントの運転員にとって今後行
うべき操作を事前に把握するのに便利である。
【0028】尚、上記の本実施例では、全て、次操作運
転ガイドにつき説明をしたが、本運転支援装置に出力装
置を組み込むことにより、支援装置からプラントへの制
御出力も可能となり、また、更に次の制御出力のガイダ
ンス機能も本支援装置で充分達成できる。
【0029】また、上記の実施例においては、運転支援
装置10は知識ベ−ス12及びプロセスデ−タ挙動推論
部13を利用して次に何を操作すべきかのガイダンスを
行うが、本発明ではこれのみに限定されず、例えば上述
した知識ベ−ス12及びプロセスデ−タ挙動推論部13
の代わりに、当該プラントのモデルを利用した高速プラ
ントシミュレ−タを利用しても同様に実現することがで
きる。また、上記のデ−タベ−ス14及び操作ガイド演
算部15の代わりに、熟練技術者の知識や操作手順、即
ち、各操作の操作タイミング条件、完了条件、操作を行
うためにあるプラント状態になっていなければならない
ことを規定する前条件等から成る知識ベ−スと、現在の
プロセスデ−タより操作ガイダンスを推論する処理装置
を利用しても実現することができる。
【0030】
【発明の効果】上記の詳細な説明からも明かなように、
本発明のプラントの運転支援装置によれば、プラントの
プロセスデ−タをオンラインで収集し、そのプラント状
況に応じて運転支援装置内で判断し今回行われる運転操
作ガイダンスと同じタイミングで次操作ガイダンスの表
示を行うことが可能となるため、以下の効果がある。 (1)次の操作を行う前に事前に関連パラメ−タのデ−
タ確認ができる。 (2)次の操作ガイドが表示されているため今回操作と
次回操作の場所が離れていてもタイムリ−に操作ができ
る。 (3)(1)、(2)により運転員の心理的負担を軽減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるプラントの運転支援装置
の全体システム構成を示すブロック図である。
【図2】上記プラントの運転支援装置の全体処理フロ−
を示すフロー図である。
【図3】上記全体処理フローの次操作ガイド演算処理の
詳細フロ−図である。
【図4】上記次操作ガイドの表示内容を示す図である。
【図5】上記次操作ガイド表示の一具体例を示す図であ
る。
【図6】上記次操作ガイドの他の表示である次操作ガイ
ドの詳細表示を示す図である。
【図7】更に、上記次操作ガイドの他の表示である次操
作ガイドのリスト表示を示す図である。
【符号の説明】
10 運転支援装置 20 表示装置 30 プラントプロセス装置 11 入力装置 12 知識ベ−ス 13 プロセスデ−タ挙動推論部 14 ロジックデ−タベ−ス 15 操作ガイド演算部 16 表示制御部 17 次操作ガイド予測表示制御部 100、200、300 表示画面

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントの各種プロセスデ−タをオンラ
    インで取り込む入力装置と、プロセスデ−タの状態によ
    り次に何をすべきかガイダンスを行うためのデータを蓄
    積したロジックデ−タベ−スと、上記ロジックデ−タベ
    −スを利用し、上記入力装置から取り込まれた現在のプ
    ロセスデ−タにより操作ガイドを決定する操作ガイド演
    算部と、上記操作ガイド演算部により得られた操作ガイ
    ド情報を出力する表示装置とからなるプラントの運転支
    援装置において、上記各種プロセスデ−タの挙動を予測
    し、この予測された各種プロセスデータの挙動に基づ
    き、上記表示装置に表示された操作ガイドに従い操作が
    行われた場合の、次の操作ガイドの予測表示を行うこと
    を特徴とするプラントの運転支援方法。
  2. 【請求項2】 プラントの各種プロセスデ−タをオンラ
    インで取り込む入力装置と、プロセスデ−タの状態によ
    り次に何をすべきかガイダンスを行うためのデータを蓄
    積したロジックデ−タベ−スと、上記ロジックデ−タベ
    −スを利用し、上記入力装置から取り込まれた現在のプ
    ロセスデ−タにより操作ガイドを決定する操作ガイド演
    算部と、上記操作ガイド演算部により得られた操作ガイ
    ド情報を出力する表示装置とからなるプラントの運転支
    援装置において、上記各種プロセスデ−タの挙動を予測
    するプロセス動作挙動推論部と、上記プロセス動作挙動
    推論部により予測された各種プロセスデータの挙動に基
    づき、上記表示された操作ガイドに従い操作が行われた
    場合の、次の操作ガイドの予測表示を行うための次操作
    ガイド予測表示制御部を具備したことを特徴とするプラ
    ントの運転支援装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項2において、上記プロセス動
    作挙動推論部は、上記プラントの機器構成とプロセス信
    号伝播のフレ−ムデ−タから成る知識ベ−スを備え、上
    記知識ベ−スを利用して、ある与えられた条件により上
    記各種プロセスデ−タの挙動を予測することを特徴とす
    るプラントの運転支援装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項2において、上記プロセス動
    作挙動推論部は、高速プラントシミュレータを備え、こ
    れにより上記各種プロセスデ−タの挙動を予測すること
    を特徴とするプラントの運転支援装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項2において、上記表示装置
    は、上記操作ガイドと同じタイミングで次操作ガイドを
    表示することを特徴とするプラントの運転支援装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項2において、上記表示装置
    は、上記次操作ガイドを上記操作ガイドとは異なるタイ
    ミングで表示することが可能なことを特徴とするプラン
    トの運転支援装置。
  7. 【請求項7】 上記請求項2において、上記プロセス動
    作挙動推論部は、表示装置上に表示された上記操作ガイ
    ドに従って運転を実行した場合、表示された次操作ガイ
    ドの条件が成立するまでの時間を演算し、この演算結果
    を上記表示装置上に、上記次操作ガイドと共に表示する
    ことを特徴とするプラントの運転支援装置。
  8. 【請求項8】 上記請求項7において、上記表示装置上
    には、上記次操作ガイドの項目に加え、さらに、その操
    作場所を表示することを特徴とするプラントの運転支援
    装置。
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Cited By (2)

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