JPH0521639U - 園芸用ベンチ - Google Patents

園芸用ベンチ

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JPH0521639U
JPH0521639U JP7978391U JP7978391U JPH0521639U JP H0521639 U JPH0521639 U JP H0521639U JP 7978391 U JP7978391 U JP 7978391U JP 7978391 U JP7978391 U JP 7978391U JP H0521639 U JPH0521639 U JP H0521639U
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JP
Japan
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roller
receiving member
bench
rolling
movable shelf
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JP7978391U
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English (en)
Inventor
清 臼井
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Seiwa KK
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Seiwa KK
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 温室内等における有効栽培面積を拡大する。 【構成】 コロ3を支持部材2の上面両端に突出させた
ストッパ24,25間において転動可能に配設する。可
動棚5の下面適宜位置に、該コロ3を転動させることが
できると共に該コロ3の転動方向と略直交する方向に沿
って移動可能に構成されたコロ受け部材4を固定し、こ
のコロ受け部材4をコロ3に係合させる。これにより、
コロ3の転動方向へ可動棚5を移動させることにより通
路7が確保され、コロ3の軸心方向に沿って可動棚5を
移動させることにより、可動棚を搬送することができ
る。したがって、可動棚搬送用に別途通路を設ける必要
はない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は温室内等において、植物栽培用鉢(いわゆる鉢物)等を載置するため の園芸用ベンチに関する。
【0002】
【従来の技術】
温室やビニルハウス内等において鉢物を栽培する場合には、作業の便宜上から 園芸用ベンチに載せて行なうのが通常であるが、手入れや搬送等のため各ベンチ 間には所定の通路を設けている。そのため、従来、温室等における有効栽培面積 がこの通路により必然的に一定の制限を受け、温室の有効利用の妨げとなるとい う問題があった。
【0003】 かかる問題に鑑み、実公昭62−30920号公報においては、コロを利用し た園芸用ベンチが提案されている。具体的には、地上に立設された支柱間に梁を 配設し、この梁上に、コロとして作用する2本のパイプを介して中間部下面に突 設したストッパ(コロの転動範囲を規制するストッパ)を有する可動棚を有する 構造である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この園芸用ベンチによれば、縦横いずれか一方、例えば縦方向に隣り合う園芸 用ベンチ間の作業用の通路は一箇所のみ確保すればよく、栽培有効面積が棚固定 式のものと比較すれば大きくなるという効果を有する。しかしながら、かかる園 芸用ベンチは、一方向かつ一つの通路の幅分しか移動できない構造である。した がって、温室外において作業をする場合等においては、その都度、園芸用ベンチ を所定の支持部材上から取り外して手作業により運び出すか、あるいは、別途温 室内に搬送用レールを敷設し、これを利用して搬送せざるを得なかった。そのた め、例えば、縦方向へ移動可能な園芸用ベンチならば、横方向に隣接する園芸用 ベンチ間に、搬送作業を行なうためのスペースや、搬送レールを敷設するための スペースが必要であり、依然として、温室内に栽培以外の目的に確保せざるを得 ない無駄なスペースが生じるという問題があった。
【0005】 本考案は上記した課題を解消するためになされたものであり、鉢物の手入れを 行なうための通路及び可動棚搬送用のスペースをより少なくすることができ、温 室等の更なる有効利用を図ることができる園芸用ベンチの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため本考案の園芸用ベンチは、上面両端に突出させた ストッパを有する支持部材と、該支持部材上において前記ストッパ間を転動可能 に配設されたコロと、該コロを転動させることができると共に該コロの転動方向 と略直交する方向に沿って移動可能に構成されたコロ受け部材が、下面適宜位置 に固定されている可動棚と、を有してなることを特徴とする。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の園芸用ベンチを図面に示した実施例に基づきさらに詳細に説明 する。図において、1は園芸用ベンチ、2は支持部材、3はコロ、4はコロ受け 部材、5は可動棚である。
【0008】 支持部材2は地面等の不動の基礎面に対し所定間隔をおいて対向して立設した 支柱21,22と、該支柱21,22の上部に掛け渡し配設した梁23と、該梁 23の両端23a,23bに上方に向けて突設したストッパ24,25とから構 成される。なお、本実施例では梁23としては所定幅の板状のものを用いたが、 円柱状のものでも角柱状のものでもよいことはもちろんである。
【0009】 コロ3は上記した支持部材2上においてストッパ24,25間を転動可能なも のであればよく、図1及び図2に示したようなパイプ状のもの、あるいは球面コ ロ等種々のものを用いることができる。また、コロ3の長さは特に限定されるも のでないが、本実施例では、図4に示した温室6の長手方向長さよりやや短いも のを用いている。なお、パイプ状のものを用いた場合にはパイプ内に温湯を通す ことにより温湯管としての機能も兼ねさせることができる。
【0010】 コロ受け部材4は、上記したコロ3を転動させることができ、かつ該コロ3の 転動方向と略直交する方向(以下、「軸心方向」という)に沿って摺動移動可能 なものであればよいが、本実施例では、図3に示すように、コロ3を抱持可能な 径で略半管状に形成したコロ受け部材本体部41と、該本体部41の内周側に回 転自由に支持される複数個の鋼球42と、略コ字状に形成され、該本体部41を 保持すると共に周縁には後述する可動棚5の下面にボルト等により固定可能なフ ランジ43aを有する外枠材43とから構成されるものを用いている。すなわち 、略半管状に形成した本体部41の側部41aまたは略コ字状に形成した外枠材 43の側板部43bにより、コロ3を押圧して転動させることができると共に、 鋼球42によりコロ3の軸心方向に沿って摺動可能とした構造である。この場合 、鋼球42を配設する代わりに本体部41内周面に潤滑油を塗布して摺動させる 構造としてもよい。
【0011】 なお、かかるコロ受け部材4は可動棚5の下面にコロ3の転動方向(縦方向) において所定間隔を介して少なくとも2個1対配設される。したがって、これに 対応してコロ3も少なくとも2個1対配設されている。
【0012】 可動棚5は本実施例では平板状に形成したが、これに限定されず、複数本の棒 状鋼材を並列してこれを針金等で連結したもの等であってもよい。この可動棚5 の長さ(コロ3の軸心方向(横方向(図4上「X方向」))に沿う長さ)は温室 等の大きさや載置される鉢の数等から適宜に決定されるが、その幅(コロ3の転 動方向(縦方向(図4上「Y方向」))に沿う長さ)は、図1に示したように梁 23の長さよりも、隣接する梁23間に確保される通路7の幅d分長く形成され ている。
【0013】 次に、本実施例にかかる園芸用ベンチ1の作用について図4に基づき説明する 。まず、例えば、温室6内の地面に対し、上述した支持部材2を立設する。但し 、通路7を確保するため、縦方向に隣接する梁23間には所定の間隔dが形成さ れるように設置する。そして、コロ3の軸心方向から可動棚5を摺動させるよう に該コロ3に対してコロ受け部材4を係合させる。これにより、可動棚5の幅が 梁23の長さよりも通路7の幅d分長く形成されているため、図4の模式図に示 すように、縦方向に隣り合う可動棚5の側端縁同士が接触し、温室の縦方向(図 4上Y方向)の全長から一通路分を除いた長さ分まで可動棚5が敷き詰められる ように配設することができる。一方、横方向(図4上X方向)に隣り合う可動棚 5同士も各端縁が接触する程度に接近させて設置することにより、温室の長手方 向全長とほぼ等しい長さ分、可動棚5を敷き詰めることができる(図2参照)。
【0014】 かかる状態において、鉢物の手入れを行なう場合には、各可動棚5を順次、通 路7の幅d分だけ縦方向(Y方向)へ移動させる。これにより、縦方向に隣接す る可動棚5の間に所定の通路7が順次確保されるため、所望の可動棚5に載せら れた鉢物の手入れを行なうことができる。
【0015】 一方、鉢物の手入れ等を温室妻面等に隣接設置した作業室8にて行なう場合に は、可動棚5を作業室8が設置されている方向へ順次コロ3の軸心方向に沿って スライドさせて取り外すことにより、各可動棚5を作業室8内に搬送することが できる。なお、作業室8と温室6内との移動は、その間に敷設したレールを利用 して、またはテーブルリフター付きのフォークリフトを利用して行なうことがで きる。
【0016】 ここで、上述した可動棚5の縦方向または横方向への移動は、手作業により行 なってもよいが、可動棚5に、図示しない駆動機構を連結しコンピュータ制御に より行なってもよい。
【0017】 図5及び図6は本発明の他の実施例を示す断面図であり、角パイプを利用した コロ受け部材9を用いた態様である。すなわち、このコロ受け部材9は、開口部 91aを下方へ向けて梁23に係合するように配設され、かつ側板部91b,9 1c間にコロ3を回転自由に掛け渡し支持した略コ字状の下フレーム部材91と 、該下フレーム部材91の連結板部91dにコロ3の軸心方向に沿って固定配設 される角パイプ92と、開口部93aを下方へ向けて該角パイプ92に係合する ように配設されると共に、側板部93b,93c間に、該角パイプ92の長手方 向(コロ3の軸心方向)へ転動可能に配設されたローラ94を有し、ボルト等に より可動棚5の下面に固定される上フレーム部材93とから構成される。
【0018】 したがって、可動棚5の横方向への移動は上述した実施例と同様にコロ3の転 動により行なわれるが、縦方向への移動はローラ94が角パイプ92上を走行す ることにより行なわれることになる。
【0019】
【考案の効果】
本考案の園芸用ベンチは、縦方向・横方向のいずれへも可動棚を移動すること が可能であり、鉢物の手入れ用及び搬送用のために必要な通路をきわめて少なく することができ、温室内等の有効栽培面積を従来よりも拡大することができる。 また、搬入・搬出用のレールを別途敷設する必要がないことからも、有効栽培面 積の拡大に資する。さらに、温室等への出し入れが容易となり、鉢物等の搬入・ 搬出労力が軽減されると共に、温室に隣接した別室での作業も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の園芸用ベンチの一実施例を示し
た断面図である。
【図2】図2は図1A−A線断面図である。
【図3】図3は同実施例で用いたコロ受け部材を示す分
解斜視図である。
【図4】図4は温室内に設置した同実施例の園芸用ベン
チの動きを説明するための平面模式図である。
【図5】図5は本考案の園芸用ベンチの他の実施例を示
す断面図である。
【図6】図6は図5B−B線断面図である。
【符号の説明】
1 園芸用ベンチ 2 支持部材 21 支柱 22 支柱 23 梁 3 コロ 4 コロ受け部材 5 可動棚 6 温室 7 通路 8 作業室 9 コロ受け部材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面両端に突出させたストッパを有する
    支持部材と、該支持部材上において前記ストッパ間を転
    動可能に配設されたコロと、該コロを転動させることが
    できると共に該コロの転動方向と略直交する方向に沿っ
    て移動可能に構成されたコロ受け部材が、下面適宜位置
    に固定されている可動棚と、を有してなることを特徴と
    する植物栽培用鉢等を載置するための園芸用ベンチ。
  2. 【請求項2】 前記コロ受け部材が、前記コロを抱持可
    能な略半管状に形成されたコロ受け部材本体部を有して
    なる請求項1記載の園芸用ベンチ。
  3. 【請求項3】 前記コロ受け部材が、前記支持部材上を
    転動するコロを対向する側板部間に回転自由に支持する
    下フレーム部材と、該下フレーム部材に固着され、前記
    コロの転動方向と略直交する方向に沿って配設された角
    パイプと、該角パイプ上を長手方向に沿って転動可能に
    配設されたローラと、該ローラを対向する側板部間に回
    転自由に支持する上フレーム部材と、から構成される請
    求項1記載の園芸用ベンチ。
JP7978391U 1991-09-06 1991-09-06 園芸用ベンチ Pending JPH0521639U (ja)

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