JPH0239899Y2 - - Google Patents
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- JPH0239899Y2 JPH0239899Y2 JP1984128959U JP12895984U JPH0239899Y2 JP H0239899 Y2 JPH0239899 Y2 JP H0239899Y2 JP 1984128959 U JP1984128959 U JP 1984128959U JP 12895984 U JP12895984 U JP 12895984U JP H0239899 Y2 JPH0239899 Y2 JP H0239899Y2
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- Japan
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- transported
- clamp
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- gate
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- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
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- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 239000011265 semifinished product Substances 0.000 description 1
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は大型プラント建設の配管等の長尺物を
運搬するための運搬車に関する。
運搬するための運搬車に関する。
大型プラント建設等に於ては所定形状の配管を
別の場所にて、ある程度プレハブ化した半完成品
とし、建設現場に持運んで組立てる方法がとられ
ている。この場合、半完成品の配管は軸心が屈曲
しており、かつ大重量となつている。
別の場所にて、ある程度プレハブ化した半完成品
とし、建設現場に持運んで組立てる方法がとられ
ている。この場合、半完成品の配管は軸心が屈曲
しており、かつ大重量となつている。
この様な大型の配管を建設現場へ運搬するため
には、チエーンブロツクとワイヤとを用いて既に
建設中のプラント内へ運搬したり、クレーンを用
いて配管を吊上げ、車輪の上に設けられた台車上
に搭載し運搬する方法が採用されている。また配
管の下に台を差込み、この台の下にコロを挿入し
コロの転動により運搬する方法もとられている。
には、チエーンブロツクとワイヤとを用いて既に
建設中のプラント内へ運搬したり、クレーンを用
いて配管を吊上げ、車輪の上に設けられた台車上
に搭載し運搬する方法が採用されている。また配
管の下に台を差込み、この台の下にコロを挿入し
コロの転動により運搬する方法もとられている。
ところが、このような従来の運搬方法では、ク
レーン、チエーンブロツクから配管が落下した
り、台車から配管が滑落したり、台車の転倒、コ
ロの脱落等による不測の事故が発生する虞れがあ
る。また、移動時に搬送方向の小回りができず周
囲に既に組立てられている製品、壁、電気盤等と
接触して、これらに破損を生じさせる虞れがある
ので、多人数で慎重に作業しなければならず作業
が長時間に亘りかつ煩雑化している。
レーン、チエーンブロツクから配管が落下した
り、台車から配管が滑落したり、台車の転倒、コ
ロの脱落等による不測の事故が発生する虞れがあ
る。また、移動時に搬送方向の小回りができず周
囲に既に組立てられている製品、壁、電気盤等と
接触して、これらに破損を生じさせる虞れがある
ので、多人数で慎重に作業しなければならず作業
が長時間に亘りかつ煩雑化している。
本考案は上記事実を考慮し、容易かつ簡単に配
管を運搬することが可能な運搬車を得ることが目
的である。
管を運搬することが可能な運搬車を得ることが目
的である。
〔考案の概要及び作用〕
本考案に係る運搬車は、下端部に車輪が取りつ
けられかつ上端部が連結された一対の中空の支柱
を備えた門型フレームと、前記門型フレームの上
端部に固着された荷当て板と、前記支柱の長手方
向に沿つてスライド可能に前記支柱内に各々収容
された一対のスライド支柱と前記一対のスライド
支柱の上端部を連結する連結部とを備えた可動フ
レームと、前記門型フレームの下方に位置する被
搬送物を前記連結部に支持するための吊りチエー
ンと、前記連結部に取り付けられると共に前記吊
りチエーンを前記連結部へ固定するクランプ手段
と、前記可動フレームを前記長手方向に沿つてス
ライドさせることにより前記被搬送物を前記吊り
チエーンを介して吊り上げて前記荷当て板に当接
させる昇降手段と、を備えている。
けられかつ上端部が連結された一対の中空の支柱
を備えた門型フレームと、前記門型フレームの上
端部に固着された荷当て板と、前記支柱の長手方
向に沿つてスライド可能に前記支柱内に各々収容
された一対のスライド支柱と前記一対のスライド
支柱の上端部を連結する連結部とを備えた可動フ
レームと、前記門型フレームの下方に位置する被
搬送物を前記連結部に支持するための吊りチエー
ンと、前記連結部に取り付けられると共に前記吊
りチエーンを前記連結部へ固定するクランプ手段
と、前記可動フレームを前記長手方向に沿つてス
ライドさせることにより前記被搬送物を前記吊り
チエーンを介して吊り上げて前記荷当て板に当接
させる昇降手段と、を備えている。
本考案に係る運搬車を用いて被搬送物を搬送す
るには、先ず被搬送物を跨ぐように門型フレーム
が配置される。配置後、被搬送物に吊りチエーン
が掛け渡されて連結部に支持された後、吊りチエ
ーンがクランプ手段により可動フレームの連結部
へ固定される。次に、可動フレームが、昇降手段
により一対の中空の支柱の長手方向に沿つて上方
へスライドされる。これに伴い、吊りチエーンが
上昇して、被搬送物が吊りチエーンで連結部へ支
持されながら吊り上げられる。被搬送物が荷当て
板に当接した時点で、可動フレームのスライドは
停止される。このように被搬送物を跨ぐように門
型フレームが配置されるので、被搬送物が配管等
の長尺物であつても容易に吊り上げて搬送でき
る。さらに、被搬送物が長尺物である場合には、
この長尺物へ所定間隔毎に複数個の運搬車を取り
つけて、被搬送物の各吊り上げ点の高さを調整し
ながら昇降手段により可動フレームを上昇させれ
ば、長尺物の全体のバランスを保持しかつ水平に
吊り上げることができる。これにより、搬送物が
長尺物である場合においても、その搬送が安定し
てより容易にかつ確実なものとなる。
るには、先ず被搬送物を跨ぐように門型フレーム
が配置される。配置後、被搬送物に吊りチエーン
が掛け渡されて連結部に支持された後、吊りチエ
ーンがクランプ手段により可動フレームの連結部
へ固定される。次に、可動フレームが、昇降手段
により一対の中空の支柱の長手方向に沿つて上方
へスライドされる。これに伴い、吊りチエーンが
上昇して、被搬送物が吊りチエーンで連結部へ支
持されながら吊り上げられる。被搬送物が荷当て
板に当接した時点で、可動フレームのスライドは
停止される。このように被搬送物を跨ぐように門
型フレームが配置されるので、被搬送物が配管等
の長尺物であつても容易に吊り上げて搬送でき
る。さらに、被搬送物が長尺物である場合には、
この長尺物へ所定間隔毎に複数個の運搬車を取り
つけて、被搬送物の各吊り上げ点の高さを調整し
ながら昇降手段により可動フレームを上昇させれ
ば、長尺物の全体のバランスを保持しかつ水平に
吊り上げることができる。これにより、搬送物が
長尺物である場合においても、その搬送が安定し
てより容易にかつ確実なものとなる。
また、一例として補助車輪を門型フレームに取
付けることにより、運搬車を使用しない等の場合
には、補助車輪を接地させて単独で運搬車を移動
させることができる。
付けることにより、運搬車を使用しない等の場合
には、補助車輪を接地させて単独で運搬車を移動
させることができる。
第1図に示される如く本考案に係る運搬車は、
門型フレーム16を備えている。この門型フレー
ム16は、下端部に車輪10を軸支した一対の中
空の円筒支柱12を備えており、これらの上端部
が連結部材14で互いに連結されて門型とされて
いる。なお、車輪10は鉛直軸回りに円筒支柱1
2へ支持してもよい。
門型フレーム16を備えている。この門型フレー
ム16は、下端部に車輪10を軸支した一対の中
空の円筒支柱12を備えており、これらの上端部
が連結部材14で互いに連結されて門型とされて
いる。なお、車輪10は鉛直軸回りに円筒支柱1
2へ支持してもよい。
一対の円筒支柱12の上端部内へは、スライド
支柱18が円筒支柱12の長手方向に沿つてスラ
イド可能にそれぞれ挿入されている。また、これ
らのスライド支柱18の上端部間には長尺状の連
結部20が掛渡されている。これらのスライド支
柱18と連結部20とで、可動フレーム22が構
成されている。
支柱18が円筒支柱12の長手方向に沿つてスラ
イド可能にそれぞれ挿入されている。また、これ
らのスライド支柱18の上端部間には長尺状の連
結部20が掛渡されている。これらのスライド支
柱18と連結部20とで、可動フレーム22が構
成されている。
門型フレーム16の上端部には円筒支柱12と
連結部材14との間に荷当て板24が固着されて
おり、第6図に示される如く被搬送物26の当接
用となつている。この荷当て板24は円筒支柱1
2に長手方向に対して直交するように円筒支柱1
2に固着されている。また、この荷当て板24は
断面山形状の板で、その内側平面に被搬送物26
が当接する面を形成している。従つて、長尺状の
被搬送物26が後述する吊りチエーン36により
吊り上げられ荷当て板24に当接した状態では、
長尺状の被搬送物26の軸心方向と門型フレーム
16の円筒支柱12とは直交する。
連結部材14との間に荷当て板24が固着されて
おり、第6図に示される如く被搬送物26の当接
用となつている。この荷当て板24は円筒支柱1
2に長手方向に対して直交するように円筒支柱1
2に固着されている。また、この荷当て板24は
断面山形状の板で、その内側平面に被搬送物26
が当接する面を形成している。従つて、長尺状の
被搬送物26が後述する吊りチエーン36により
吊り上げられ荷当て板24に当接した状態では、
長尺状の被搬送物26の軸心方向と門型フレーム
16の円筒支柱12とは直交する。
また、円筒支柱12にはステー28が取りつけ
られており、先端部に補助車輪30が軸支されて
いる。第14図Aに示される如く、門型フレーム
16が床面32に対して平行に配置された被搬送
物26を運搬する際には、門型フレーム16が被
搬送物26の自重により床面32に対して垂直に
なるので、この補助車輪30は床面32から離間
している。しかし、第14図B及び第15図に示
される如く運搬車を使用しない場合等、運搬車が
単独で床面32上にある場合には、補助車輪30
は床面32へ接地している。このため、運搬車
は、補助車輪30を介して確実に床面32へ支持
される。
られており、先端部に補助車輪30が軸支されて
いる。第14図Aに示される如く、門型フレーム
16が床面32に対して平行に配置された被搬送
物26を運搬する際には、門型フレーム16が被
搬送物26の自重により床面32に対して垂直に
なるので、この補助車輪30は床面32から離間
している。しかし、第14図B及び第15図に示
される如く運搬車を使用しない場合等、運搬車が
単独で床面32上にある場合には、補助車輪30
は床面32へ接地している。このため、運搬車
は、補助車輪30を介して確実に床面32へ支持
される。
連結部20の一端部付近には、チエーン受け3
4が軸支されている。このチエーン受け34は吊
りチエーン36の中間部を受入れるための溝が外
周に形成されており、回転することによつて吊り
チエーン36を長手方向へ移動可能としている。
この吊りチエーン36は、運搬車から離脱可能と
されている。
4が軸支されている。このチエーン受け34は吊
りチエーン36の中間部を受入れるための溝が外
周に形成されており、回転することによつて吊り
チエーン36を長手方向へ移動可能としている。
この吊りチエーン36は、運搬車から離脱可能と
されている。
また、連結部20の他の一端部付近には、第1
0図乃至第12図に示される如く、チエーンクラ
ンプ台38が固定されている。このチエーンクラ
ンプ台38には、その外周部に吊りチエーン36
の端部付近の片側を緊密に受入れる溝が2列形成
されている。また、このチエーンクランプ台38
へ被嵌されるクランプ40には、第11図、第1
2図に示される如く吊りチエーン36の端部付近
の他の片側を緊密に受入れる溝が2列形成されて
いる。これらのクランプ台38とクランプ40と
には、クランプ40がクランプ台38へ被嵌され
た状態で同軸上となる位置に貫通孔42,44が
それぞれ形成されている。
0図乃至第12図に示される如く、チエーンクラ
ンプ台38が固定されている。このチエーンクラ
ンプ台38には、その外周部に吊りチエーン36
の端部付近の片側を緊密に受入れる溝が2列形成
されている。また、このチエーンクランプ台38
へ被嵌されるクランプ40には、第11図、第1
2図に示される如く吊りチエーン36の端部付近
の他の片側を緊密に受入れる溝が2列形成されて
いる。これらのクランプ台38とクランプ40と
には、クランプ40がクランプ台38へ被嵌され
た状態で同軸上となる位置に貫通孔42,44が
それぞれ形成されている。
従つて、クランプ40をチエーンクランプ台3
8へ被嵌した状態で、貫通孔42,44へクラン
プピン46を挿入すれば吊りチエーン36の中間
部がクランプ40とチエーンクランプ台38とに
挾持されて吊りチエーン36の長手方向移動が阻
止される。すなわち、チエーンクランプ台38、
クランプ40、及びクランプピン46は、クラン
プ手段を構成している。
8へ被嵌した状態で、貫通孔42,44へクラン
プピン46を挿入すれば吊りチエーン36の中間
部がクランプ40とチエーンクランプ台38とに
挾持されて吊りチエーン36の長手方向移動が阻
止される。すなわち、チエーンクランプ台38、
クランプ40、及びクランプピン46は、クラン
プ手段を構成している。
連結部材14の上面には油圧ジヤツキ48等の
昇降手段が取りつけられている。この油圧ジヤツ
キ48は図示しない油圧駆動源からの油圧供給に
より連結部20を昇降させて可動フレーム22を
門型フレーム16の一対の支柱12の長手方向に
沿つてスライドさせることができる。
昇降手段が取りつけられている。この油圧ジヤツ
キ48は図示しない油圧駆動源からの油圧供給に
より連結部20を昇降させて可動フレーム22を
門型フレーム16の一対の支柱12の長手方向に
沿つてスライドさせることができる。
次に本実施例の作用を説明する。
第2図に示される如く床面32上へ仮置台50
上に載置される被搬送物26を跨いだ状態に、門
型フレーム16が配置される。次に、吊りチエー
ン36の中間部がチエーン受け34へ掛渡される
と共にその両端部がそれぞれ被搬送物26の下方
へ案内される。これらの両端部は、チエーンクラ
ンプ台38の溝内へそれぞれ収容される。その
後、チエーンクランプ台38へクランプ40が被
嵌されてクランプピン46が貫通孔42,44へ
貫通される。これにより、吊りチエーン36はチ
エーン受け34とチエーンクランプ台38との間
に固定される。
上に載置される被搬送物26を跨いだ状態に、門
型フレーム16が配置される。次に、吊りチエー
ン36の中間部がチエーン受け34へ掛渡される
と共にその両端部がそれぞれ被搬送物26の下方
へ案内される。これらの両端部は、チエーンクラ
ンプ台38の溝内へそれぞれ収容される。その
後、チエーンクランプ台38へクランプ40が被
嵌されてクランプピン46が貫通孔42,44へ
貫通される。これにより、吊りチエーン36はチ
エーン受け34とチエーンクランプ台38との間
に固定される。
従つて、油圧ジヤツキ48を駆動すれば、第3
図に示される如く被搬送物26が次第に持ち上げ
られ、第6図に示される如く荷当て板24へ被搬
送物26が当接する。また、被搬送物26の自重
により、吊りチエーン36に大きな張力が作用す
ると、門型フレーム16の円筒支柱12は鉛直方
向を向くので、補助車輪30は自動的に床面32
から離間する。
図に示される如く被搬送物26が次第に持ち上げ
られ、第6図に示される如く荷当て板24へ被搬
送物26が当接する。また、被搬送物26の自重
により、吊りチエーン36に大きな張力が作用す
ると、門型フレーム16の円筒支柱12は鉛直方
向を向くので、補助車輪30は自動的に床面32
から離間する。
このような運搬車は第13図に示される如く屈
曲した軸心を有する被搬送物26を運搬する場合
であつても、この被搬送物26へ所定の間隔で複
数個の運搬車を取りつければ、被搬送物26を安
定して吊り上げることができる。この作業では、
一度の作業で一気に被搬送物26を吊り上げるこ
とは困難であるが、被搬送物26の各吊り上げ点
の高さを調整しながら隣接する運搬車の可動フレ
ーム22を順番に上昇させれば、屈曲した軸心を
有する被搬送物26全体のバランスを保持しつつ
水平に吊り上げることができる。即ち、次のよう
に吊り上げることができる。複数個の運搬車を被
搬送物26へ取りつけた場合、当初運搬車は補助
車輪30により床面32に確実に支持されてい
る。ここで、隣接する運搬車の可動フレーム22
を順番に徐々に上昇させると吊りチエーン36に
より被搬送物26の各吊り上げ点の高さが上昇す
る。この過程で、運搬車は補助車輪30により床
面32に確実に支持されているときは門型フレー
ム16が鉛直に対して傾いた状態にあるが、被搬
送物26を吊り上げてこの被搬送物26が荷当て
板24に当接した状態では補助車輪30が床面3
2から離間して門型フレーム16が鉛直に近づく
ため、屈曲した軸心を有する被搬送物26の軸心
方向が水平となる。従つて、図示しない索引手段
又は人力で被搬送物26を安定してかつ安全に運
搬することができる。車輪10を鉛直軸回りに回
転可能とすれば任意の方向へ被搬送物26を移動
させることができる。
曲した軸心を有する被搬送物26を運搬する場合
であつても、この被搬送物26へ所定の間隔で複
数個の運搬車を取りつければ、被搬送物26を安
定して吊り上げることができる。この作業では、
一度の作業で一気に被搬送物26を吊り上げるこ
とは困難であるが、被搬送物26の各吊り上げ点
の高さを調整しながら隣接する運搬車の可動フレ
ーム22を順番に上昇させれば、屈曲した軸心を
有する被搬送物26全体のバランスを保持しつつ
水平に吊り上げることができる。即ち、次のよう
に吊り上げることができる。複数個の運搬車を被
搬送物26へ取りつけた場合、当初運搬車は補助
車輪30により床面32に確実に支持されてい
る。ここで、隣接する運搬車の可動フレーム22
を順番に徐々に上昇させると吊りチエーン36に
より被搬送物26の各吊り上げ点の高さが上昇す
る。この過程で、運搬車は補助車輪30により床
面32に確実に支持されているときは門型フレー
ム16が鉛直に対して傾いた状態にあるが、被搬
送物26を吊り上げてこの被搬送物26が荷当て
板24に当接した状態では補助車輪30が床面3
2から離間して門型フレーム16が鉛直に近づく
ため、屈曲した軸心を有する被搬送物26の軸心
方向が水平となる。従つて、図示しない索引手段
又は人力で被搬送物26を安定してかつ安全に運
搬することができる。車輪10を鉛直軸回りに回
転可能とすれば任意の方向へ被搬送物26を移動
させることができる。
被搬送物26を床面32等へ降ろす場合には前
記操作と逆の操作を行うことにより、降ろし作業
を容易に行うことができる。
記操作と逆の操作を行うことにより、降ろし作業
を容易に行うことができる。
被搬送物26の運搬作業終了後等、運搬車を使
用しない場合には、第15図、第16図に示され
る如く複数個の運搬車を重ねた状態に保持すれ
ば、スペースを取ることはなく、またこれらの運
搬車の移動も容易になる。
用しない場合には、第15図、第16図に示され
る如く複数個の運搬車を重ねた状態に保持すれ
ば、スペースを取ることはなく、またこれらの運
搬車の移動も容易になる。
特に、本実施例では門型フレーム16の連結部
材14が床面32から同一高さとされているた
め、被搬送物26の大きさが常に一定な場合には
油圧ジヤツキ48の駆動量等が常に一定値となり
迅速な作業が可能である。また、上記実施例では
床面32に凹凸がある場合にも油圧ジヤツキ48
による移動量を調整して各運搬車に加わる荷重を
均一化することができる。
材14が床面32から同一高さとされているた
め、被搬送物26の大きさが常に一定な場合には
油圧ジヤツキ48の駆動量等が常に一定値となり
迅速な作業が可能である。また、上記実施例では
床面32に凹凸がある場合にも油圧ジヤツキ48
による移動量を調整して各運搬車に加わる荷重を
均一化することができる。
なお、本実施例では、昇降手段として油圧ジヤ
ツキ48を用いているが、この昇降手段は可動フ
レーム22の連結部20を門型フレーム16の一
対の支柱12の長手方向に沿つてスライドさせる
ことができるものであればよく、例えばジヤツキ
ギヤ等を用いてもよい。
ツキ48を用いているが、この昇降手段は可動フ
レーム22の連結部20を門型フレーム16の一
対の支柱12の長手方向に沿つてスライドさせる
ことができるものであればよく、例えばジヤツキ
ギヤ等を用いてもよい。
以上説明した如く本考案に係る運搬車では、被
搬送物を跨ぐように門型フレームを配置し、吊り
チエーンで被搬送物を吊り上げて運搬することが
できるため、被搬送物が長尺物であつても長尺物
を跨ぐように門型フレームを配置させ、この長尺
物を吊り上げ運搬することができるので、大重量
でかつ長尺状の運搬物をも容易かつ確実に運搬す
ることができるという優れた効果を有する。
搬送物を跨ぐように門型フレームを配置し、吊り
チエーンで被搬送物を吊り上げて運搬することが
できるため、被搬送物が長尺物であつても長尺物
を跨ぐように門型フレームを配置させ、この長尺
物を吊り上げ運搬することができるので、大重量
でかつ長尺状の運搬物をも容易かつ確実に運搬す
ることができるという優れた効果を有する。
第1図は本考案に係る運搬車の実施例を示す斜
視図、第2図は第1図の側面図、第3図は第2図
の作動図、第4図は第2図の側面図、第5図は第
3図の平面図、第6図は第2図の作動図、第7図
は第4図の作動図、第8図はチエーン受けを示す
拡大斜視図、第9図は第8図の側面図、第10図
はチエーンクランプ台38及びクランプ40を示
す分解斜視図、第11図は第10図を示す断面
図、第12図は第11図の側面図、第13図は運
搬状態を示す斜視図、第14図Aは長尺状の被搬
送物の運搬状態を示す側面図、第14図Bは補助
車輪30の接地状態を示す側面図、第15図は複
数個の運搬車を重ねて配置した状態を示す側面
図、第16図は第15図の平面図である。 10……車輪、12……円筒支柱、16……門
型フレーム、18……スライド支柱、20……連
結部、22……可動フレーム、26……被搬送
物、32……床面、36……吊りチエーン、38
……チエーンクランプ台、40……クランプ、4
6……クランプピン、48……油圧ジヤツキ。
視図、第2図は第1図の側面図、第3図は第2図
の作動図、第4図は第2図の側面図、第5図は第
3図の平面図、第6図は第2図の作動図、第7図
は第4図の作動図、第8図はチエーン受けを示す
拡大斜視図、第9図は第8図の側面図、第10図
はチエーンクランプ台38及びクランプ40を示
す分解斜視図、第11図は第10図を示す断面
図、第12図は第11図の側面図、第13図は運
搬状態を示す斜視図、第14図Aは長尺状の被搬
送物の運搬状態を示す側面図、第14図Bは補助
車輪30の接地状態を示す側面図、第15図は複
数個の運搬車を重ねて配置した状態を示す側面
図、第16図は第15図の平面図である。 10……車輪、12……円筒支柱、16……門
型フレーム、18……スライド支柱、20……連
結部、22……可動フレーム、26……被搬送
物、32……床面、36……吊りチエーン、38
……チエーンクランプ台、40……クランプ、4
6……クランプピン、48……油圧ジヤツキ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 下端部に車輪10が取りつけられかつ上端部が
連結された一対の中空の支柱12を備えた門型フ
レーム16と、 前記門型フレーム16の上端部に固着された荷
当て板24と、 前記支柱12の長手方向に沿つてスライド可能
に前記支柱12内に各々収容された一対のスライ
ド支柱18と前記一対のスライド支柱18の上端
部を連結する連結部20とを備えた可動フレーム
22と、 前記門型フレーム16の下方に位置する被搬送
物26を前記連結部20に支持するための吊りチ
エーン36と、 前記連結部20に取り付けられると共に前記吊
りチエーン36を前記連結部20へ固定するクラ
ンプ手段38,40,46と、 前記可動フレーム22を前記長手方向に沿つて
スライドさせることにより前記被搬送物26を前
記吊りチエーン36を介して吊り上げて前記荷当
て板24に当接させる昇降手段48と、 を備えた運搬車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12895984U JPS6143540U (ja) | 1984-08-24 | 1984-08-24 | 運搬車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12895984U JPS6143540U (ja) | 1984-08-24 | 1984-08-24 | 運搬車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6143540U JPS6143540U (ja) | 1986-03-22 |
JPH0239899Y2 true JPH0239899Y2 (ja) | 1990-10-25 |
Family
ID=30687582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12895984U Granted JPS6143540U (ja) | 1984-08-24 | 1984-08-24 | 運搬車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6143540U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4821243U (ja) * | 1971-07-18 | 1973-03-10 |
-
1984
- 1984-08-24 JP JP12895984U patent/JPS6143540U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4821243U (ja) * | 1971-07-18 | 1973-03-10 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6143540U (ja) | 1986-03-22 |
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