JPH05216064A - アクティブマトリクス液晶表示装置及びその製造方法 - Google Patents

アクティブマトリクス液晶表示装置及びその製造方法

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Publication number
JPH05216064A
JPH05216064A JP9220092A JP2009292A JPH05216064A JP H05216064 A JPH05216064 A JP H05216064A JP 9220092 A JP9220092 A JP 9220092A JP 2009292 A JP2009292 A JP 2009292A JP H05216064 A JPH05216064 A JP H05216064A
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JP
Japan
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liquid crystal
electrode
crystal display
display device
storage capacitor
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Pending
Application number
JP9220092A
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English (en)
Inventor
Takayuki Wakui
陽行 和久井
Ryuichi Saito
隆一 斉藤
Fumiaki Nemoto
文明 根本
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Hitachi Ltd
Hitachi Power Semiconductor Device Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Haramachi Electronics Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大画面化し高精細化して1画素のサイズが小
さくなっても、開口率の減少を最小限に抑制したアクテ
ィブマトリクス液晶表示装置を提供する。 【構成】 下部透明ガラス基板400上の絶縁膜400
Aに溝100Aを形成し、溝100A上に、第1の電極
411Aと、絶縁層412Aと、第2の電極(透明画素
電極)420Aとを配置し、完全保持容量素子310を
構成する。 【効果】 溝100Aの側壁も容量として働くので、画
素内に占める完全保持容量素子310の面積を減少させ
て、開口率をあげることができる。また、溝内に容量を
形成できるため、従来の平面構造のパターンニング時の
サイドエッチ等により生じていた容量の変動を減少さ
せ、安定に駆動できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクティブマトリクス
液晶表示装置に係り、特に、薄膜トランジスタ駆動方式
液晶表示装置の完全保持容量素子の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置の一つとして薄膜トランジ
スタ(Thin Film Transistor)TFTを用いた薄膜トラ
ンジスタ駆動方式のTFT液晶表示装置が知られてい
る。このTFT液晶表示装置は、ガラスなどの透明基板
上に形成されたTFTにより1画素ごとに液晶への印加
電圧を制御するため、画像が鮮明であり、OA機器やT
V等に広く用いられつつある。これらの用途には、作業
性等の点から、10インチ以上の大画面が望まれてい
る。また、文字や図形を鮮明に表示するため、1画素の
サイズを小さくして、いわゆる精細度を高くすることが
要求されている。
【0003】図27は、TFT液晶表示装置の1画素の
等価回路を示す回路図である。走査信号線511と映像
信号線512との交差部に、薄膜トランジスタTFT5
10が配置され、このTFT510の負荷として液晶容
量513と完全保持容量素子514との並列回路が接続
されている。走査信号線511の信号に応じてTFT5
10がON状態になると、映像信号線512の電位が画
素電極部515に書き込まれ、液晶容量513と完全保
持容量素子514に電荷が蓄積される。TFT510が
OFF状態になると,液晶容量513と完全保持容量素
子514とに蓄積された電荷は保持される。
【0004】液晶は直流電圧が印加され続けると劣化す
るので、上記の書き込みと保持とは共通電極信号線51
6の電位に対して交互に正負の極性となるように行われ
る。ただし、走査信号線511と画素電極部515との
間の寄生容量Cgs517による容量結合のため、画素電
極部515の電位には走査信号の変動に同期した電位変
動(飛込み電圧)が生ずるので、共通電極信号線516
の電位は、液晶に加わる直流電圧成分を許容値以下にす
る電位(最適共通電位)に調節される。
【0005】液晶に加わる直流電圧成分の許容値は、液
晶材料によって異なるが、ほとんどの材料で200mV
程度である。このようにして画素電極部515に書き込
まれ保持された電位と共通電極信号線516の電位との
電位差を時間平均すると、液晶容量513に実効的に加
わる電圧Vrmsが決まる。この実効電圧Vrmsにより液晶
の配向状態が決まり、液晶の光透過率が制御される。
【0006】ここで、完全保持容量素子514の容量値
を寄生容量Cgs517よりも十分大きくすると、画素電
極部515の電位変動すなわち飛込み電圧を低減でき
る。また、TFT510や液晶容量513などのリーク
電流による蓄積電荷の減少を抑制し実効電圧Vrms の変
動を低減し、さらに、完全保持容量素子514および液
晶容量513の一方の電極である共通電極信号線516
の信号を映像信号線512の信号と同期して交流的に駆
動すると、映像信号線512の信号振幅を小さくでき
る。この交流駆動のパルス幅(1周期の1/2)は、通
常、1走査信号線の選択時間と同一に設定される。この
ような利点があることから、完全保持容量素子514
は、TFT駆動方式液晶表示装置の画素に必須の回路要
素となってきている。なお、この種の装置として関連す
るものには、特公平2−10955号等が挙げられる。
【0007】図28は、本発明者等が先に提案したアク
ティブマトリクス方式液晶表示装置の液晶表示部の構造
を示す図である。各画素は、隣接する2本の走査信号線
(ゲート信号線または水平信号線)511と隣接する2
本の映像信号線(ドレイン信号線または垂直信号線)5
12との交差領域部(4本の信号線で囲まれた領域内お
よび信号線上)に配置されている。走査信号線511
は、行方向に延び、列方向に複数本配置されている。映
像信号線512は、列方向に延び、行方向に複数本配置
されている。また、共通電極信号線516が各走査信号
線511の間に走査信号線511と平行して行方向に延
び、列方向に複数本配置されている。
【0008】各画素のTFT510は、一画素に一個ず
つ配置されている。各TFT510は、画素の下側の走
査信号線511上に配置され、走査信号線511がTF
T510のゲート電極になっている。TFT510のチ
ャンネル方向(ソース・ドレイン間を電流が流れる方
向)は、映像信号線512の方向と平行になるように配
置されている。ソース電極507は、TFT510の上
側に配置され、その端部は、透明画素電極515に接続
されている。ドレイン電極508は、TFT510の下
側に配置され、画素の左側の映像信号線512に接続さ
れている。共通電極信号線510は、走査信号線511
の間に配置されている。共通電極信号線516と走査信
号線511との間隔は、ほぼ一定となっている。共通電
極信号線516と透明画素電極515との交差部には、
完全保持容量素子514が形成されている。
【0009】TFT510のW(チャネル幅)/L(チ
ャネル長)の比率やソース電極507と走査信号線51
1との重なり容量(Cgs)等により、一画素当たり必要
な完全保持容量素子514の容量値が決まり、絶縁膜の
単位面積あたりの容量値から完全保持容量素子514の
面積が決定される。完全保持容量素子514は、長方形
であり、左右方向の幅は、透明画素電極515の幅と同
一となっている。したがって、必要な容量値に応じて、
図の上下方向の長さが決定される。
【0010】このように従来技術では、完全保持容量素
子514は、通常、画素内部に形成されていた。このた
め、画素の開口率が減少し、光透過率の低下を招き、コ
ントラストが低下し、鮮明な画面表示ができなくなると
いう問題があった。特に、高精細度の表示装置を実現し
ようとすると、この欠点は、ますます顕著になる。
【0011】なお、基板の溝の側壁および底面に容量を
形成し、記憶素子として利用する例には、特開昭61−
51965号や特開昭63−124454号等がある。
しかし、これらの従来例においては、単なる記憶素子と
しての利用を想定しているに過ぎず、機能素子と容量と
が分離領域内で同一基板内に形成されているために、ア
クティブマトリクス液晶表示装置に適用した場合、液晶
表示部分の光の透過率が低下してしまうという欠点があ
り、実用的ではなかった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、完全
保持容量素子が満たすべき諸条件、特に液晶表示装置を
大画面化し高精細化する際に重要となる開口率について
の配慮が足りなかった。すなわち、高精細化により1画
素のサイズが小さくなると、完全保持容量素子の占める
面積が相対的に大きくなり、開口率の減少を招いてい
た。
【0013】また、液晶表示装置を大画面化し高精細化
すると、画素の横方向の走査信号と縦方向の映像信号の
線数すなわち画素の繰返し数が多くなる。画面最上部の
走査信号線から最下部の走査信号線まで走査する周期
は、人間の目にちらつきとして感じられない程度すなわ
ち1/60秒程度が最大値となるため、走査信号線数が
多くなると、1線あたりの選択時間が短くなる。例え
ば、10インチ基板上に走査信号線780本で映像信号
線3360本の液晶表示装置を形成する場合、1走査信
号線あたりの選択時間は20ms程度と短くなる。映像
信号線および共通電極信号線の駆動信号のパルス幅は、
1走査信号線当たりの選択時間と同一とするため約20
msとなり、25kHz程度の高い周波数で交流駆動さ
れることとなる。したがって、駆動波形のタイミングず
れ,なまり,雑音により、書き込みや保持等の画素特性
が影響を受けやすくなり、最適共通電位の変動やしきい
値の変動などの不良が起きやすくなる。特に、共通電極
信号線の波形は、画素電極部の電位を左右するので、駆
動方法を適切に設定することが必要となっていた。
【0014】さらに、高精細化により1画素のサイズが
小さくなると、光が透過せず表示部分とはならない薄膜
トランジスタや完全保持容量素子が、画素に対し相対的
に大きくなる。その結果、表示部の不連続性が顕著にな
り、これらの部分が解像度を劣化させる原因となる。
【0015】加えて、画素内に完全保持容量素子を形成
しようとすると、その位置関係によっては、液晶分子を
配向させようとした場合、配向むらが発生し、表示に悪
影響を与えることがあった。
【0016】本発明の目的は、大画面化し高精細化して
1画素のサイズが小さくなっても、開口率の減少を最小
限に抑制したアクティブマトリクス液晶表示装置を提供
することである。
【0017】本発明の他の目的は、画面内での最適共通
電位のばらつきがより少ないアクティブマトリクス液晶
表示装置を提供することである。
【0018】本発明の別の目的は、配向むらがより少な
いアクティブマトリクス液晶表示装置を提供することで
ある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、透明ガラス基板に形成された走査信号線
にゲート電極が接続されるとともに映像信号線にドレイ
ン電極が接続された薄膜トランジスタTFTと、このT
FTのソース電極に一方の電極が接続されるとともに他
方の電極を共通電極に接続された液晶容量と、その液晶
容量と並列接続された完全保持容量素子とからなる画素
を規則的に配列してなるアクティブマトリクス液晶表示
装置において、完全保持容量素子が、ガラス基板に対し
て少なくとも垂直方向に形成された溝内に構成された容
量素子を含むアクティブマトリクス液晶表示装置を提案
するものである。
【0020】前記完全保持容量素子の溝内の容量素子
は、溝の側壁に形成された第1の透明画素電極と、その
上に形成される第2の透明画素電極と、両透明画素電極
間に挟まれた絶縁膜とからなる。完全保持容量素子の溝
内の容量素子は、溝の側壁および底面に形成してもよ
い。また、一つの画素内に複数個形成することも可能で
ある。さらに、第2の透明画素電極の端部に遮光層を設
けることもできる。
【0021】これらののアクティブマトリクス液晶表示
装置は、情報処理装置の液晶ディスプレイや投射型液晶
ディスプレイの光シャッタ手段として応用できる。
【0022】本発明はまた、上記目的を達成するため
に、透明ガラス基板に絶縁膜を形成する工程と、絶縁膜
に完全保持容量素子を配置すべき溝を形成する工程と、
薄膜トランジスタTFTのゲート電極を形成する工程
と、完全保持容量素子の絶縁層およびTFTのゲート絶
縁膜を共通に形成する工程と、TFTを形成する工程
と、TFTのドレイン電極およびソース電極を形成する
工程と、完全保持容量素子の透明画素電極を形成する工
程とを含むアクティブマトリクス液晶表示装置の製造方
法を提案するものである。
【0023】本発明はさらに、上記目的を達成するため
に、透明ガラス基板に絶縁膜と薄膜トランジスタTFT
となる非晶質Si半導体を形成する工程と、絶縁膜に完
全保持容量素子を配置すべき溝を形成する工程と、完全
保持容量素子の接続線およびTFTのゲート電極を形成
する工程と、完全保持容量素子の金属性側壁およびTF
Tのドレイン電極とソース電極とを形成する工程と、完
全保持容量素子の絶縁層を形成する工程と、TFTのソ
ース電極と完全保持容量素子とを接続する接続口を形成
する工程と、完全保持容量素子の透明画素電極を形成す
る工程とを含むアクティブマトリクス液晶表示装置の製
造方法を提案するものである。
【0024】
【作用】本発明においては、画素内および画素外に一部
突き出るように溝を形成し、側壁および底面並びに側壁
を乗り越えた一部を完全保持容量素子としたので、大画
面化し高精細化して1画素のサイズが小さくなっても、
開口率の減少を最小限に抑制できる。
【0025】また、完全保持容量素子を画素内に立体的
に形成したことから、パターンニング時に完全保持容量
素子の加工面が減少し、最適共通電位の面内での完全保
持容量素子の容量のばらつきを低減できる。
【0026】さらに、画素に対しその周辺部を取り囲む
ように完全保持容量素子を形成したので、画素内特に透
明電極内の凹凸が解消され、配向膜形成方法の一つであ
るラビングのむらが発生しにくくなり、表示部分となる
面の配向むらを減少させることができる。
【0027】
【実施例】次に、図1〜図26を参照して、本発明によ
るTFT液晶表示装置の実施例を説明する。まず、本発
明によるTFT液晶表示装置の液晶表示部の平面構造,
断面構造,製造方法を説明し、次に、本発明に特徴的な
完全保持容量素子の構成を説明し、最後に、液晶表示装
置の全体構成を説明する。
【0028】図1は、本発明によるTFT液晶表示装置
の一実施例における液晶表示部の一画素の構造を示す図
であり、図2は、図1の実施例をA−A方向から見た断
面図である。
【0029】本発明の液晶表示装置においては、図2に
示すように、下部透明ガラス基板400の内側(液晶
側)の表面上に、TFTおよび透明画素電極を有する画
素が形成されている。一方、上部透明ガラス基板403
の内側(液晶側)の表面上にはカラーフィルタ451が
設けられている。上下の透明ガラス基板400と403
との間には、液晶450が封入されている。上下の透明
ガラス基板400,403の厚さは、例えば1.1mm 程
度である。
【0030】図1は、下部透明ガラス基板400を内側
(液晶側)から見た図であり、下部透明ガラス基板40
0上のパターンのみを示している。各画素は、隣接する
2本の走査信号線(ゲート信号線または水平信号線)4
02と、隣接する2本の映像信号線(ドレイン信号線ま
たは垂直信号線)401との交差領域部(4本の信号線
で囲まれた領域内および信号線上)に配置されている。
走査信号線402は、行方向に延びており、列方向に複
数本配置されている。映像信号線401は、列方向に延
びており、行方向に複数本配置されている。また、共通
電極信号線430が、各走査信号線402の間に走査信
号線402と平行して、行方向に延びており、列方向に
複数本配置されている。
【0031】なお、これらの信号線は、液晶表示部の周
辺でそれぞれ駆動回路に接続されている。すなわち、各
走査信号線402は、行方向に延びた先端例えば左端
で、透明ガラス基板上の端子部に接続されている。各端
子は、TAB(Tape AutomaticBonding)方式で接続さ
れ、半導体基板内の走査信号駆動回路の各出力部に接続
されている。各映像信号線402は、列方向に延びた先
端すなわち上端および下端で、一本毎に互い違いに引出
され、それぞれ端子部に接続されている。各端子はTA
B方式で接続され、半導体基板内の映像信号駆動回路の
各出力部に接続されている。また、共通電極信号線43
0は、行方向に延びた先端例えば右端で、共通電極に接
続されている。この共通電極は、端子部に接続されてい
る。その端子部は、フレキシブルプリント基板FPC上
の電極に接続され、共通電極駆動回路の出力部に接続さ
れている。
【0032】図1に示すように、各画素のTFT410
は、一画素に一個配置されている。TFT410は、主
に、ゲート電極411と、絶縁膜と、非晶質Si半導体
306と、一対のソース電極414およびドレイン電極
415とからなる。なお、ソース電極とドレイン電極と
は、本来、その間のバイアス極性によって決まり、本表
示装置ではその極性が動作中反転するので、ソース電極
とドレイン電極とは動作中入れ替わる。ただし、以下の
説明では、便宜上、一方をソース電極,他方をドレイン
電極と固定して表現する。
【0033】図1に示すように、本発明の画素では、T
FT410は,画素の下側の走査信号線402上に配置
される。この走査信号線402は、TFT410のゲー
ト電極になっている。TFT410のチャンネル方向
(ソース・ドレイン間を電流が流れる方向)は、映像信
号線401の方向と平行になるように配置されている。
ソース電極414は、TFT410の上側に配置され、
その端部は、透明画素電極420に接続されている。ド
レイン電極415は、TFT410の下側に配置され、
画素の左側の映像信号線401に接続されている。すな
わち、本実施例では、画素は、下側の走査信号線402
と左側の映像信号線401とにより制御される。TFT
410のソース・ドレイン電極間の距離であるチャンネ
ル長Lとチャンネル幅Wの比、すなわち、相互コンダク
タンスgmを決定するファクタとなるW/Lは、本実施
例では約3に設定されている。この値は、フレーム周波
数,走査信号線数,薄膜トランジスタの移動度,液晶容
量値,完全保持容量値などに加え、加工時の寸法シフト
を考慮して設定される。
【0034】共通電極信号線430は、走査信号線40
2の間に配置されている。共通電極信号線430と走査
信号線402との間隔は、ほぼ一定となっている。共通
電極信号線430と透明画素電極420との交差部に
は、完全保持容量素子310が形成されているが、ここ
では、単に平面状態で説明している。一画素当たりに必
要な完全保持容量素子310の容量値は、TFT410
の比W/Lやソース電極414と走査信号線401との
重なり容量Cgsなどにより決まる。完全保持容量素子3
10の面積は、絶縁膜の単位面積当たりの容量値から決
定される。透明画素電極420上には、乗り越え電極3
23が設けられている。乗り越え電極323は、例え
ば、ソース電極414およびドレイン電極415と同一
の層で形成され、共通電極信号線430に重なっている
部分と重なっていない部分の透明画素電極420を電気
的に接続している。乗り越え電極323は、共通電極信
号線430の段差部での透明画素電極420の断線によ
る表示不良を防止している。
【0035】走査信号線402および共通電極信号線4
30と映像信号線401との交差部には、これら信号線
間のショートを無くすために、TFT410の非晶質S
i半導体410と同一の層からなる非晶質Si半導体3
05,311を設けてある。
【0036】透明画素電極420は、映像信号線40
1,非晶質Si半導体305,311,ドレイン電極4
15などとショートしない範囲で、最大限の面積に設定
されている。透明画素電極420の端部には、遮光層4
70が設けられ、透明画素電極420の周辺からの光の
漏れを部分的に防いでいる。透明画素電極420は、ソ
ース電極414と同一の電位であり、透明画素電極42
0への映像信号線401の電位の書き込みおよび透明画
素電極420の電位の保持は、TFT410のオン/オ
フにより制御されている。
【0037】図1の画素は、行方向および列方向に画素
の横寸法316および縦寸法317を繰返しピッチとし
て配置されている。このように形成されている下部透明
ガラス基板に対向して、上部透明ガラス基板が設けられ
ている。
【0038】図3は、画素を複数配置した液晶表示部の
要部の上部透明ガラス基板のカラーフィルタパターンを
示したものである。図3では、下部透明ガラス基板上の
画素パターンとカラーフィルタパターンとの位置関係を
明らかにするため、画素の横寸法316および縦寸法3
17の枠を破線で示してある。なお、図3のカラーフィ
ルタのパターンは、上部透明ガラス基板の背面(液晶の
反対側)から見た平面図である。図3から明らかなよう
に、カラーフィルタは、画素に対向する位置に各画素毎
に構成され、染め分けられている。すなわち、カラーフ
ィルタは、画素と同様に、隣接する2本の走査信号線と
隣接する2本の映像信号線との交差領域部に形成されて
いる。上部透明ガラス基板の内側(液晶側)の表面上に
は、遮光層318,赤色フィルタ層R,緑色フィルタ層
G,青色フィルタ層Bのパターンが形成され、さらに、
液晶表示部全面にわたって、共通透明電極が設けられて
いる。赤色フィルタ層R、緑色フィルタ層G、青色フィ
ルタ層Bのパターンは列方向に延びており、行方向に
R,G,Bの順で配置されている。すなわち、フィルタ
の色は列方向については単一色となっている。このよう
に、カラーフィルタは縦ストライプ配置の構造となって
いる。
【0039】図4は、下部透明ガラス基板上の画素パタ
ーンと上部透明ガラス基板上のカラーフィルタパターン
とを同時に示している。本発明の液晶表示装置において
は、並列配置されているR,G,Bそれぞれの画素の色
が混色され、多色表示している。換言すれば、横方向に
並列配置された3個の画素で表示の1単位すなわち1ド
ットが構成されている。1ドットの横寸法と縦寸法は、
ほぼ同一になるように設定されている。したがって、1
画素の横寸法316は縦寸法317のほぼ3分の1に設
定されている。
【0040】このような構造のドットが、所定個数配置
され、液晶表示部を形成している。液晶表示部の下部透
明ガラス基板の背面(液晶の反対側)には光源(バック
ライト)が設置されている。下部透明ガラス基板上の画
素の透明画素電極と上部透明ガラス基板上の共通透明電
極との間の電圧(交流電圧の実効値)が、上下ガラス基
板間の液晶に印加されると、液晶の配向状態が変化し、
バックライトの光透過率を変化させ、表示がなされる。
液晶表示装置を高精細度にするには、1ドットの寸法を
小さくする。例えば、1ドットの寸法を0.2mm程度
とすると、高精細度のTFTカラー液晶表示装置が得ら
れる。
【0041】次に、本発明の液晶表示装置の断面構造お
よび製造方法ついて説明する。図5は、図1実施例の電
極形成工程後の画素パターンを示す図である。図2の断
面構造に示されているように、各画素のTFT410
は、主に、ゲート電極411と、ゲート絶縁膜412
と、i型(真性=intrinsic=導電型不純物がドープさ
れていない)非晶質Si半導体層413と、一対のソー
ス電極414およびドレイン電極415とからなる。ゲ
ート電極411は、例えばアルミニウム膜を用い、10
0nm程度の膜厚に形成される。ゲート電極411は、
Si半導体層413を完全に覆うように(下方からみ
て)それより大きく形成されている。したがって、下部
透明ガラス基板400の下方に蛍光灯等のバックライト
を取り付けた場合、この不透明のゲート電極411が影
となって、Si半導体層413にはバックライト光が当
たらず、光照射による導電現象すなわちTFT410の
オフ特性劣化が起こりにくくなる。遮光機能の面からだ
け考えれば、ゲート電極およびその配線は単一の層で一
体に形成してもよい。この場合、不透明導電材料として
Siを含有させたAl,純Al,およびPdを含有させ
たAl等を採用できる。
【0042】TFT410のゲート絶縁膜412は、ゲ
ート電極411および走査信号線402の上層に形成さ
れている。ゲート絶縁膜412は、例えば、プラズマC
VD法で形成された窒化珪素膜を用い、300nm程度
の厚さに形成される。ゲート絶縁膜412は、例えばア
ルミニウム膜を陽極化成等によりゲート電極441を一
部アルミナ化し、アルミナゲート絶縁膜416として用
いるいわゆる2層ゲート絶縁膜構造となっている。アル
ミナゲート絶縁膜416は、ゲート電極411と上層の
配線部分例えば走査信号線401およびドレイン41
5,ソース電極414に用いられる金属膜との短絡防止
としても作用する。
【0043】図6は、図1実施例の島状Si半導体層を
形成する工程後の画素パターンを示す図である。Si型
半導体層413は、アモルファスシリコン膜または多結
晶シリコン膜で、約180nm程度の厚さに形成され
る。Si半導体層413は、供給ガスの成分を変えて窒
化珪素ゲート絶縁膜412の形成とともに、同じプラズ
マCVD装置で連続して、しかもその装置から外部に露
出することなく形成される。また、オーミックコンタク
ト用のりんをドープしたn+半導体層413aも同様
に、連続して、約40nmの厚さに形成される。その
後、下部透明ガラス基板400は、CVD装置から外に
出される。そして、ホトリソグラフィ技術によって、S
i半導体層413が島状にパターニングされる。
【0044】図7は、図1実施例の透明画素電極を形成
する工程後の画素パターンを示す図である。透明画素電
極420は、スパッタ法により形成された透明導電膜
(ITO:ネサ膜)を用い、120nmから200nm
の膜厚に形成される。その後、ホトリソグラフィ技術に
より、各画素毎にパターニングされる。
【0045】図8は、図1実施例の下部透明ガラス基板
上の画素パターン完成後のその画素パターンを示す図で
ある。図2のソース電極414とドレイン電極415と
は、各々n+半導体層413aに接触する下側から、第
1導電膜A,第2導電膜Bを重ね合わせて構成される。
ソース電極414とドレイン電極415の第1導電膜
A,第2導電膜Bは、各々同一工程で形成される。第1
導電膜はAは、スパッタで形成したクロム膜を用い、5
0nmから100nmの膜厚に形成される。クロム膜
は、膜厚を必要以上に厚くするとストレスが大きくなる
ので、200nmの膜厚を越えない範囲とする。クロム
膜は、n+半導体層413aとの接触が良好である。ク
ロム膜は、後述する第2の導電膜Bのアルミニウムのn
+半導体層413aへの拡散を防止するバリア層とな
る。第1の導電膜としては、クロムの他に、高融点金属
膜であるMo,Ti,Ta,Wや、高融点金属シリサイ
ド膜であるMoSi2,TiSi2,TaSi2,WSi2
で形成してもよい。
【0046】第2導電膜Bは、アルミニウムのスパッタ
リング法により、300nmから400nmの膜厚に形
成される。アルミニウム膜は、クロム膜に比べてストレ
スが小さいため、厚い膜厚に形成でき、ソース電極41
4,ドレイン電極415,映像信号線401の抵抗値を
低減する。第2導電膜Bは、TFT410の動作速度を
高速化し、映像信号線の信号伝達速度を高速化する。す
なわち、第2導電膜Bは、画素の書き込み特性を向上で
きる。第2導電膜Bとしては、アルミニウム膜の他に、
シリコンや銅を添加物として含有させたアルミニウム膜
で形成してもよい。第1導電膜Aと第2導電膜Bとで構
成されているソース電極414とドレイン電極415と
は、ホトリソグラフィ技術により、各々パターニングさ
れる。このとき、n+半導体層413aは、ホトリソマ
スクと第1導電膜Aと第2導電膜Bとをマスクとして一
部除去される。Si半導体層413上に残っていたn+
半導体層413Aは、第1導電膜Aと第2導電膜B以外
の部分がセルフアライン的にその厚さ分除去される。
【0047】その後、下部透明ガラス基板400表面に
は、窒化珪素をプラズマCVD法により1μmの膜厚に
形成し、ホトリソグラフィ技術により端子部等を露出さ
せ、窒化珪素保護膜417で画素全面を保護する。
【0048】図2の液晶450は、下部配向膜418お
よび上部配向膜419により液晶分子の向きを規定さ
れ、下部透明ガラス基板400と上部透明ガラス基板4
03との間に形成された空間内に封入されている。下部
配向膜418は、下部透明ガラス基板400側の窒化珪
素保護膜417の上部に形成される。
【0049】上部ガラス基板403の内側(液晶側)の
表面には、カラーフィルタ451と有機保護膜452と
共通透明画素電極453と上部配向膜419とが、順次
積層して設けられている。共通透明画素電極453は、
下部透明ガラス基板400側の画素毎に設けられた透明
画素電極420に対向し、上部透明ガラス基板403に
一体に形成されている。共通透明画素電極453には、
コモン電圧Vcom が印加される。
【0050】カラーフィルタ451は、アクリル樹脂等
の樹脂材料で形成される染色基材に染料を着色してあ
る。カラーフィルタ451は、画素に対向する位置に各
画素毎に形成され、染め分けられている。カラーフィル
タ451は、隣接する2本の映像信号線401間内に各
画素間に亘りストライプ状に形成されている。カラーフ
ィルタ451は、次のように形成する。まず、上部透明
ガラス基板403の表面に染色基材を形成し、ホトリソ
グラフィ技術により、赤色フィルタ形成領域以外の染色
基材を除去する。次に、染色基材を赤色染料で染め、固
着処理を施し、赤色フィルタを形成する。その後、緑色
フィルタ,青色フィルタを順次形成する。
【0051】有機保護膜452は、カラーフィルタ45
1を異なる色に染め分けた染料が液晶に漏れることを防
止するために設けられている。有機保護膜452は、例
えばアクリル樹脂やエポキシ樹脂等の透明樹脂材料で形
成されている。
【0052】下部透明ガラス基板400、上部透明ガラ
ス基板403側の各々層を別々に形成し、その後、上下
透明ガラス基板400および403を重ね合わせ、両者
間に液晶を封入し、液晶表示装置とする。
【0053】前記図2の中央部は、一画素分の断面を示
しているが、左側は、透明ガラス基板400および40
3の左側縁部分で外部引出し配線が存在する部分の断面
を示している。右側は、透明ガラス基板400および4
03の右側縁部分で引出し配線の存在しない部分の断面
を示している。左側右側にそれぞれ示すシール材429
は、図示していない液晶封入口を除く透明ガラス基板4
00および403の縁周囲全体に沿って、液晶450を
封入するように形成されている。シール材429は、例
えばエポキシ樹脂である。
【0054】上部透明ガラス基板400側の共通透明画
素電極453は、少なくとも1カ所において、銀ペース
トにより、下部透明ガラス基板400側に形成された外
部引出し配線に接続されている。この外部引出し配線
は、ゲート電極411、ソース電極414、ドレイン電
極415極の各々と同一工程で形成されている。
【0055】配向膜418および419,透明画素電極
420,共通透明画素電極453等は、シール材429
の内側に形成される。偏光板431および432は,下
部透明ガラス基板400と上部透明ガラス基板403の
それぞれ外側の表面に形成されている。
【0056】次に、本発明に特徴的な完全保持容量素子
310の構造を説明する。図9は、透明電極420内の
溝100Aの側壁および底面または側壁のみに形成され
た完全保持容量素子310の構造を示す図である。すな
わち、各画素内の共通電極信号線430と透明画素電極
420の交差部に形成された完全保持容量素子310を
詳細に示す図である。図10は図9の完全保持容量素子
310の構造を示すA−A断面図である。
【0057】本実施例は、透明画素電極420の下部に
溝を形成し、その側壁または底面を容量素子としてい
る。下部透明ガラス基板400上に、窒化珪素や酸化珪
素等の絶縁膜400Aが形成されている。その厚さは、
画素の開口率と完全保持容量素子の容量値との兼ね合い
により決まる。ここでは1〜2μmの厚さにしてある。
絶縁膜400Aには溝100Aが形成されている。溝1
00Aの深さも、画素の開口率と完全保持容量素子の容
量値との兼ね合いにより決まる。ここでは、下部透明ガ
ラス基板400に達しないように、溝100Aを形成し
てある。下部透明ガラス基板400まで達すると、ガラ
ス基板中の不純物が製造工程中に画素内に混入し、表示
装置の信頼性を損なうおそれがあるからである。溝10
0A上には完全保持容量素子310の第1の電極411
Aと、絶縁層412Aと、第2の電極になる透明画素電
極420Aとがあり、両電極411A,420Aに絶縁
膜412Aが挟まれ、共通透明画素電極420に延長さ
れ、完全保持容量素子310が形成されている。第1の
電極は、図1のゲート電極411と同じ工程で形成さ
れ、その材料も同一である。絶縁層412Aは、図1の
ゲート絶縁膜412と同じ工程で形成され、その材料も
同一である。溝100Aは次のようにして形成される。
予め絶縁膜が形成された透明ガラス基板400を用意
し、通常のホトリソグラフィ技術を用いて絶縁膜をパタ
ーニングにし、反応性イオンエッチング等により、でき
るぎり垂直な溝を所望の深さに形成する。
【0058】このような構造にすると、図10のよう
に、溝100Aの側壁も容量として働くので、画素内に
占める完全保持容量素子310の面積を減少させて、開
口率をあげることができる。また、溝内に容量を形成で
きるため、従来の平面構造にありがちな第1の電極41
1Aのパターンニング時のサイドエッチ等により生じて
いた容量の変動を減少させ、安定に駆動できる。なお、
本実施例の製造工程は、従来と比較して、溝100Aを
追加するだけであり、従来の製造方法と十分な互換性が
ある。
【0059】図16は、従来のTFT液晶表示装置と本
発明のTFT液晶表示装置とを同じ設計ルールで製造
し、それらの開口率を測定し比較した結果を示す図であ
る。図9の実施例の場合、従来法と比較して、開口率を
約1.3倍向上できることがわかった。図9の溝内に容
量を形成する方式は、種々考えられる。
【0060】図13〜15は、その容量を形成するため
の溝の形状を示す図である。図13は、少なくとも1個
の溝を縦長の画素に対して直角に形成した例であり、縦
長の画素設計の場合に特に有効である。ほかには、画素
の形状に対して図14,15のような溝の形状も考えら
れる。いずれも、その側壁を利用し容量を形成してい
る。
【0061】図11は、同様に図1の共通透明電極42
0の周囲の側壁のみに完全保持容量素子310を形成す
る例である。図12は、図11の完全保持容量素子31
0の構造を示すA−A断面図である。下部透明ガラス基
板400上に窒化珪素や酸化珪素等の絶縁膜400Bが
形成されている。その厚さは、画素の開口率と完全保持
容量素子の容量値の兼ね合いにより決まる。ここでは、
1〜2μmの厚さに形成している。絶縁膜400B上に
は、第一の電極411Bがあり、さらにその上には絶縁
膜412Bがある。絶縁膜400B,第1の電極411
B,絶縁膜412Bの多層膜を突き抜けるように、溝1
00Bが形成されている。溝100Bの側壁には、金属
製の側壁413Bが透明共通電極420Bの周囲に沿っ
てほぼ同形状に形成してある。その上には、絶縁膜42
2Bが全面に形成され、第2の電極となる共通透明電極
420が形成されている。側壁413Bは、溝100B
の側壁おいて、画素内のほぼ中央で、第1の電極411
Bと接続されている。
【0062】溝100Bの深さは、画素の開口率と完全
保持容量素子の容量値の兼ね合いにより決まる。第1の
電極411Bと絶縁膜412Bとの膜厚を考慮して、絶
縁膜400Bの溝の深さが決まる。例えば、第1電極膜
は約100nm、絶縁膜412Bは300nmであり、
絶縁膜400Bには約1.1μm 程度食い込むように溝
100Bが形成されて溝の深さは約1.5μm である。
ここでは、下部透明ガラス基板400に達しないように
溝100Bを形成してある。下部透明ガラス基板400
まで達すると、ガラス基板中の不純物が製造工程中に画
素内に混入し、表示装置の信頼性を損なうおそれがある
からである。
【0063】完全保持容量素子310は、側壁413B
を介して延長された第1の電極411Bと、第2の電極
となる共通透明画素電極420と、絶縁層422Bとに
より形成されている。完全保持容量素子310の容量
は、側壁413Bの長さで決まる。
【0064】次に、図17〜19を参照して、図11お
よび図12に示したTFT液晶表示装置の製造方法を説
明する。なお、各図において、(A)は平面構造を示し、
(B)は断面構造を示している。
【0065】図17(B)に示すように、絶縁膜400B
と第1の電極膜411Bとを予め形成した下部透明ガラ
ス基板400を用意し、ホトリソグラフィ技術により、
図17(A)に示すように、完全保持容量素子310の接
続パターン410B、ゲート電極パターン411を形成
する。次に、絶縁膜412Bと図1のアモーファスシリ
コン413Bとを連続的に形成する。
【0066】その後、図18(A)に示すように、ゲート
電極上にアモーファスシリコン413Bをパターニング
し、溝100Bを形成する。ホトリソグラフィ技術によ
り溝100Bをパターンニングし、図18(B)に示すよ
うに、絶縁膜412Bと第1の電極膜411Bとを連続
的に例えば反応性イオンエッチング法等によりドライエ
ッチングし、さらに絶縁膜400Bの1部を所望の厚さ
とし、ほぼ垂直な溝100Bを形成する。
【0067】次に、図19に示すように、全面に図1の
映像信号線401,ソース電極414,ドレイン電極4
15となるアルミニウム膜を形成する。ホトリソグラフ
ィ技術により、パターニングを行い、反応性イオンエッ
チング法を用いてドライエッチングを行う。このとき、
図1の映像信号線401,走査信号線402,ソース電
極414,ドレイン電極415がパターニングされると
同時に、側壁413Bが形成される。その後、絶縁膜4
12Cを形成し、ソース電極414に接続する接続口4
40Bを開けて、第2の電極となる図1の透明画素電極
420を形成する。この時、透明画素電極420とソー
ス電極414とは、接続口440Bを介して接続され
る。その他の製造工程は前記と同様である。
【0068】このような図11の実施例においては、透
明素電極420とほぼ同形状に形成された溝内に完全保
持容量素子310が形成され、しかも透明画素電極42
0全面を光が通過できるため、開口率が向上する。側壁
413Bと図1の映像信号線401,走査信号線40
2,ソース電極414,ドレイン電極415を共通に形
成し、プロセスを合理化できる。また、側壁413Bが
自己整合的に溝100B内に形成されるので、容量精度
のよい容量素子が得られ、基板内でのばらつきも少な
い。さらに、第2の電極411Bと図1のゲート電極4
11と共通に形成でき、この点でもプロセスの合理化と
なる。しかも、従来の製造方法工程をほとんど変更する
こと無く、本発明のTFT液晶表示装置を製造できる。
【0069】特に、溝100Bの側壁が容量として働く
ことから、画素内に占める完全保持容量素子310の面
積を減少させ、開口率を上げることが可能である。図1
6に併せて示したように、本実施例の開口率は、従来と
比較して約1.5倍になる。また、従来の平面構造にあ
りがちな第1の電極411Aのパターンニング時のサイ
ドエッジ等により生じていた容量の変動が減少する。し
たがって、液晶表示装置を安定駆動できる。
【0070】以上の実施例では、完全保持容量素子31
0の絶縁膜は、窒化シリコン膜または窒化シリコン膜お
よびAlを陽極酸化したAl23膜の複合膜としている
が、この他にも、Al23膜,酸化シリコン膜,酸化シ
リコン膜およびAlを陽極酸化したAl23膜との複合
膜,Taの陽極酸化膜,窒化シリコン膜とTaの陽極酸
化膜との複合膜,酸化シリコン膜およびTaの陽極酸化
膜の複合膜,3層以上の複合膜等どんな膜でも、本発明
の有効性は変わらない。また、共通電極は、Alの他
に、Ta,Cr,ITO,またはこれらのうち少なくと
も2層以上からなる複合膜であってもよい。
【0071】さらに、高精細化に伴って1画素のサイズ
が小さくなると、開口部すなわち光が透過する表示部分
が小さくなるので、その形状についても注意を払う必要
がある。一般に配向膜をラビングする際、段差部の近傍
ではラビングむらができやすく、それによって液晶の配
向異常すなわちドメインを生じやすい。本発明では、完
全保持容量素子310の面積を減少させることができ、
そのような問題は発生しにくくなる。特に、図11のよ
うに完全保持容量素子310を全部溝内に形成した場合
は、上記の影響はほとんど無くなる。
【0072】次に、本発明のTFT液晶表示パネルを応
用した液晶表示装置の全体構成について説明する。図2
0は、液晶ディスプレイシステムの一実施例の系統構成
を示すブロック図である。この液晶ディスプレイシステ
ムは、ワークステーション、パーソナルコンピュータ、
ワードプロッセー等の情報処理システム220とディス
プレイシステム200とにからなる。
【0073】ディスプレイシステム200は、光源20
1と、液晶ディスプレイパネル202と、光源調整回路
203と、画像データ発生回路204Aおよびタイミン
グ信号発生回路204Bからなるコントロール回路20
4と、液晶の明るさおよびコントラスト調整回路240
と、蓄積容量駆動電圧発生回路205と、共通電極駆動
電圧発生回路206とにより構成されている。
【0074】液晶ディスプレイモジュール202は、液
晶パネル217と、信号電圧および走査電圧を発生する
信号回路207と、走査回路208とからなる。液晶パ
ネル217は、非晶質Si,多結晶Si等で形成された
TFT211と、蓄積容量212と、液晶213と、T
FTを駆動する信号線210および走査線209とから
なる。
【0075】蓄積容量駆動電圧発生回路205からのV
stg 電圧は蓄積容量共通線215に印加され、共通電極
電圧発生回路206からのVcom 電圧は共通電極端子2
13に印加されるが、これらは、同一の電圧レベルおよ
び位相でもよく、本実施例には限定されない。
【0076】また、蓄積容量212と蓄積容量共通線2
15との接続は、図21に示した方式でもよい。さら
に、信号線210と信号回路207との接続は、図22
に示したように、信号線を上下方向に交互に引き出し、
それぞれの信号線を信号回路207Aと信号回路207
Bとに接続することも可能である。なお、図20では省
略してあるが、走査線209と走査回路208との接続
についても、種々の方式が考えられる。
【0077】さて、図20において、信号回路207お
よび走査回路208の一部またはすべての回路と液晶パ
ネルとを一体にすると、装置構成を簡素化でき、接続部
分等の信頼性が向上し、コストダウンに有利である。そ
の際の信号回路および走査回路の構成には、液晶パネ
ル217上に前記回路を非晶質Si,多結晶Si等のT
FTで構成する方式、前記回路を形成した単結晶Si
基板を液晶パネル217に取り付ける方式、前記2つ
方式を組み合わせた方式のいずれを採用してもよい。
【0078】図23は、液晶ディスプレイモジュール2
02の一実施例の構成を示すブロック図である。液晶デ
ィスプレイモジュール202は、液晶パネル218と、
信号回路基板227〜234と、走査回路基板222〜
224と、共通電極電圧Vcomおよび蓄積容量電圧Vstg
の引出基板225,226,235,236と、信号供
給基板220とからなる。信号供給基板220には、信
号ケーブル221により、画像データ信号や電源電圧等
が供給される。
【0079】図24は、信号回路基板227〜234お
よび走査回路基板222〜224の一実施例の構造を示
す図である。回路基板は、パターン配線を施した有機フ
ィルム等に、信号回路および/または走査回路となる集
積回路237Aを取り付けたものである。パターン配線
237Bは、走査電圧または信号電圧の出力端子であ
り、パターン配線237Cは、集積回路237Aを動作
させる画像データ信号や電源電圧等の入力端子である。
共通電極電圧Vcom は、共通電極端子238に印加さ
れ、蓄積容量電圧Vstg は、蓄積容量共通線215に加
えられる。なお、引出基板225,226,235,2
36を有機フィルム等の弾力性のある基板とすると、実
装上都合がよい。
【0080】図25は、本発明によるTFT液晶表示装
置を応用したデスクトップコンピュータの外観を示す斜
視図である。本実施例は、コンピュータ本体1と、キー
ボード2と、液晶ディスプレイ3とからなる。従来の陰
極線管CRTを用いたディスプレイと比較すると、軽く
しかも少ない面積で設置できる。特に、1台のコンピュ
ータ本体1に対して、複数のキーボード2および液晶デ
ィスプレイ3により複数の操作者が同時に作業するシス
テムや、さらに軽量化が要求されるラップトップコンピ
ュータまたはノートブック型コンピュータに採用する
と、その特徴が十分に発揮される。すなわち、本発明の
液晶ディスプレイをコンピュータの表示部に用いると、
ノートブック型を始めとする軽量,省スペースのパーソ
ナルコンピュータを容易に高精細化できる。
【0081】図26は、本発明によるTFT液晶表示装
置を応用した投射型液晶ディスプレイの外観を示す斜視
図である。投射型ディスプレイの光シャッタ部に液晶デ
ィスプレイを採用してあり、液晶ディスプレイおよび光
学系を含む投射部4と、スクリーン5と、図示していな
いビデオ信号処理部とからなる。外部から入力されたビ
デオ信号は、ビデオ信号処理部により液晶ディスプレイ
の表示に必要な信号形式例えばノンインターレースのR
GBデジタル信号等に変換され、液晶ディスプレイ上に
画像として表示される。この表示画像は、光学系を通し
てスクリーン上に結像される。これらの構成要素のう
ち、光シャッタ部は、光学系の寸法を決定する主要因
で、多数の画素を小面積のパネルに納めることが可能な
本発明の液晶ディスプレイを用いると、光シャッタ部を
小型化し、結果として光学系全体も小さくできる。
【0082】この他にも、本発明による液晶ディスプレ
イの小型軽量かつ高精細という特徴を活かして、カラー
の小型モニタや大型の壁かけテレビを実現できる。
【0083】
【発明の効果】本発明によれば、画素内に溝を形成し、
その側壁および底面に完全保持容量素子を形成できるた
め、画素内に占める完全保持容量素子の面積が減少し、
開口率が向上し、鮮明な画像の表示装置が得られる。
【0084】また、溝内に完全保補助容量素子を形成で
きるので、ばらつきの少ない容量値が得られ、安定な駆
動ができる。
【0085】さらに、表示面に対応する透明電極内の凹
凸を削減して液晶の配向異常を防止し、安定した画像が
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるTFT液晶表示装置の一実施例に
おける液晶表示部の一画素の構造を示す平面図である。
【図2】図1の実施例をA−A方向で見た断面図であ
る。
【図3】図1の実施例の画素を複数個配置した液晶表示
部の上部透明ガラス基板のカラーフィルタパターンの一
例を示す図である。
【図4】図1の実施例の下部透明ガラス基板上の画素パ
ターンと上部透明ガラス基板上のカラーフィルタパター
ンとを重ねて示す図である。
【図5】図1の実施例の電極形成工程後の画素パターン
を示す図である。
【図6】図1の実施例の島状Si半導体層413を形成
する工程後の画素パターンを示す図である。
【図7】図1の実施例の透明画素電極420を形成する
工程後の画素パターンを示す図である。
【図8】図1の実施例の下部透明ガラス基板上の画素パ
ターン完成後のその画素パターンを示す図である。
【図9】透明電極420内の溝100Aの側壁および底
面または側壁のみに形成された完全保持容量素子310
の構造を示す図である。
【図10】図9の完全保持容量素子310の構造を示す
断面図である。
【図11】透明電極420内の溝100Bの側壁のみに
形成された完全保持容量素子310の構造を示す図であ
る。
【図12】図11の完全保持容量素子310の構造を示
す断面図である。
【図13】本発明による完全保持容量素子310の他の
実施例を示す図である。
【図14】本発明による完全保持容量素子310の別の
実施例を示す図である。
【図15】本発明による完全保持容量素子310のさら
に他の実施例を示す図である。
【図16】本発明の開口率を従来例と比較して示す図で
ある。
【図17】図11の完全保持容量素子310の製造工程
を示す平面図(A)および断面図(B)である。
【図18】図17の製造工程に続く完全保持容量素子の
製造工程を示す平面図(A)および断面図(B)であ
る。
【図19】図18の製造工程に続く完全保持容量素子の
製造工程を示す平面図(A)および断面図(B)であ
る。
【図20】液晶ディスプレイシステムの一実施例の系統
構成を示すブロック図である。
【図21】液晶ディスプレイシステムの他の実施例の構
成を示すブロック図である。
【図22】液晶ディスプレイシステムの別の実施例の構
成を示すブロック図である。
【図23】液晶ディスプレイモジュールの一実施例の構
成を示すブロック図である。
【図24】信号回路基板および走査回路基板の一実施例
の構造を示す図である。
【図25】本発明によるTFT液晶表示装置を応用した
デスクトップコンピュータの外観を示す斜視図である。
【図26】本発明によるTFT液晶表示装置を応用した
投射型液晶ディスプレイの外観を示す斜視図である。
【図27】TFT液晶表示装置の1画素の等価回路を示
す回路図である。
【図28】本発明者等が先に提案したTFT液晶表示装
置の液晶表示部の構造を示す平面図である。
【符号の説明】
1 コンピュータ本体 2 キーボード 3 液晶ディスプレイ 4 投射部 5 スクリーン 100A,100B 溝 200 ディスプレイシステム 201 光源 202 液晶ディスプレイパネル 203 光源調整回路 204 コントロール回路 204A 画像データ発生回路 204B タイミング信号発生回路 205 蓄積容量駆動電圧発生回路 206 共通電極駆動電圧発生回路 207 信号回路 208 走査回路 209 走査線 210 信号線 211 TFT 212 蓄積容量 213 液晶 215 蓄積容量共通線 217 液晶パネル 218 液晶パネル 220 情報処理システム 221 信号ケーブル 222〜224 走査回路基板 225,226 引出基板 227〜234 信号回路基板 235,236 引出基板 237A 集積回路 237B,237C パターン配線 238 共通電極端子 240 液晶明るさ/コントラスト調整回路 305 非晶質Si半導体 306 非晶質Si半導体 310 完全保持容量素子 311 非晶質Si半導体 316 横寸法 317 縦寸法 318 遮光層 321,323 乗り越え電極 400 下部透明ガラス基板 400A,400B 絶縁膜 401 映像信号線 402 走査信号線 403 上部透明ガラス基板 410 TFT 410B 接続パターン 411 ゲート電極 411A 電極 411B 第1の電極 412A 絶縁層 412B 絶縁膜 412C 絶縁膜 413 非晶質Si半導体層 413A N+半導体層 413B 側壁 414 ソース電極 415 ドレイン電極 416 アルミナゲート絶縁膜 417 窒化珪素保護膜 418 下部配向膜 419 上部配向膜 420,420A,420B 透明画素電極 422B 絶縁膜 429 シール材 430 共通電極信号線 440 接続口 440B 接続口 450 液晶 451 カラーフィルタ 452 有機保護膜 453 共通透明画素電極 470 遮光層 507 ソース電極 508 ドレイン電極 510 TFT 511 走査信号線 512 映像信号線 513 液晶容量 514 完全保持容量素子 515 画素電極部 516 共通電極信号線 517 寄生容量Cgs
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根本 文明 茨城県日立市弁天町三丁目10番2号 日立 原町電子工業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明ガラス基板に形成された走査信号線
    にゲート電極が接続されるとともに映像信号線にドレイ
    ン電極が接続された薄膜トランジスタTFTと、当該T
    FTのソース電極に一方の電極が接続されるとともに他
    方の電極を共通電極に接続された液晶容量と、当該液晶
    容量と並列接続された完全保持容量素子とからなる画素
    を規則的に配列してなるアクティブマトリクス液晶表示
    装置において、 前記完全保持容量素子が、前記ガラス基板に対して少な
    くとも垂直方向に形成された溝内に構成された容量素子
    を含むことを特徴とするアクティブマトリクス液晶表示
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のアクティブマトリクス
    液晶表示装置において、 前記完全保持容量素子の溝内の容量素子が、前記溝の側
    壁に形成された第1の透明画素電極と、その上に形成さ
    れる第2の透明画素電極と、前記両透明画素電極間に挟
    まれた絶縁膜とからなることを特徴とするアクティブマ
    トリクス液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のアクティブマトリクス
    液晶表示装置において、 前記完全保持容量素子の溝内の容量素子が、前記溝の側
    壁および底面に形成された第1の透明画素電極と、その
    上に形成される第2の透明画素電極と、前記両透明画素
    電極間に挟まれた絶縁膜とからなることを特徴とするア
    クティブマトリクス液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載のアクティブマ
    トリクス液晶表示装置において、 前記完全保持容量素子の溝内の容量素子が、一つの画素
    内に複数個形成されていることを特徴とするアクティブ
    マトリクス液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし4のいずれか一項に記載
    のアクティブマトリクス液晶表示装置において、 前記第2の透明画素電極の端部に遮光層を設けたことを
    特徴とするアクティブマトリクス液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか一項に記載
    のアクティブマトリクス液晶表示装置を液晶ディスプレ
    イとして備えた情報処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし5のいずれか一項に記載
    のアクティブマトリクス液晶表示装置を光シャッタ手段
    として備えた投射型液晶ディスプレイ。
  8. 【請求項8】 透明ガラス基板に絶縁膜を形成する工程
    と、 前記絶縁膜に完全保持容量素子を配置すべき溝を形成す
    る工程と、 薄膜トランジスタTFTのゲート電極を形成する工程
    と、 完全保持容量素子の絶縁層および前記TFTのゲート絶
    縁膜を共通に形成する工程と、 前記TFTを形成する工程と、 前記TFTのドレイン電極およびソース電極を形成する
    工程と、 前記完全保持容量素子の透明画素電極を形成する工程と
    を含むアクティブマトリクス液晶表示装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 透明ガラス基板に絶縁膜と薄膜トランジ
    スタTFTとなる非晶質Si半導体を形成する工程と、 前記絶縁膜に完全保持容量素子を配置すべき溝を形成す
    る工程と、 前記完全保持容量素子の接続線および前記TFTのゲー
    ト電極を形成する工程と、 前記完全保持容量素子の金属性側壁および前記TFTの
    ドレイン電極とソース電極とを形成する工程と、 前記完全保持容量素子の絶縁層を形成する工程と、 前記TFTのソース電極と前記完全保持容量素子とを接
    続する接続口を形成する工程と、 前記完全保持容量素子の透明画素電極を形成する工程と
    を含むアクティブマトリクス液晶表示装置の製造方法。
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