JPH05215899A - 光学素子の冷却方法 - Google Patents

光学素子の冷却方法

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JPH05215899A
JPH05215899A JP4047587A JP4758792A JPH05215899A JP H05215899 A JPH05215899 A JP H05215899A JP 4047587 A JP4047587 A JP 4047587A JP 4758792 A JP4758792 A JP 4758792A JP H05215899 A JPH05215899 A JP H05215899A
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徹 薄井
Kazuo Aizawa
和夫 相沢
Kanetoshi Hayashi
謙年 林
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佳洋 佐野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】光学素子冷却面における沸騰開始熱流束を向上
させ、光学素子により高い強度のX線を入射させて使用
する。 【構成】光学素子2を冷却する流路1に液体窒素を飽和
状態から過冷却状態にして流し、沸騰開始に要する管壁
の熱流束の値を高め、冷却流路1内で沸騰を起させない
でより高い入熱量に対応させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は寒剤として液化ガスを
使用してX線ビ−ムライン内に設置されたミラ−や結晶
等の光学素子を冷却する冷却方法、特にX線の強度の向
上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】X線ビ−ムラインにおいて使用されるミ
ラ−や結晶等の光学素子は、入射するX線を一部吸収し
て発熱する。この発熱により熱変形が生じると光学素子
の光学的性能が劣化する。この光学素子の光学的性能の
劣化を防ぐために、通常は水を冷却材として光学素子の
冷却を行なっている。
【0003】一般にX線ビ−ムラインの光学素子の材料
としては単結晶シリコンが用いられる。単結晶シリコン
は120K程度の温度において線膨張係数がほぼ零になる
性質を有する。この性質を利用すると光学素子の熱変形
を極めて小さくすることができる。現在、高強度のX線
を扱うビ−ムラインにおいては、図8に示すように単結
晶シリコン製の光学素子を上記の温度近くに保つための
低温冷却方法が試みられている(A.K.Freund & G.Maro
t,ESRF Newsletter No.8 April 91, P.4〜12)。
【0004】この冷却方法においては、冷却用の流路1
を有する光学素子2は入口側の管寄せ3aと出口側の管
寄せ3b及びフィ−ドスル−4を有するフランジ5上に
組み込まれて、X線のビ−ムライン6の途中に設置され
た真空容器7内に固定されている。この光学素子2の流
路1内にデュワ−8から液体窒素を流して冷却してい
る。流路1内に液体窒素を流すときに、デュワ−8内に
貯蔵された液体窒素をボンベ9の窒素ガスによって流送
に必要な圧力損失に見合うだけ加圧し、出口側の管寄せ
3b出口に設けられた弁10をリモ−トコントロ−ラ1
1で遠隔操作して流量を調整している。この弁10を流
出した液体窒素は真空断熱を施したタンク12に回収さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来は光
学素子2の冷却を窒素ガスによって若干加圧されるもの
の、圧力約0.1MPa,温度約77.4Kの飽和状態に近い
液体窒素で行なっているが、光学素子2に入射するX線
の強度を制限せざるを得ない原因の一つに、光学素子2
を冷却するための流路1内における冷却材の沸騰の発生
が挙げられる。光学素子2の冷却中に流路1内で沸騰が
発生すると、流路壁面上における気泡の周期的な成長離
脱により光学素子2の機械的な振動が発生する。これに
伴って光学素子2からの回折光が変動を受け、光学素子
2よりも下流側のX線の強度等について光学素子2が所
期の性能を維持できなくなる。最悪の場合には、光学素
子2の焼損に至ることも考えられる。流路1内の沸騰は
X線による光学素子2に対する過剰な熱負荷によって発
生するため、光学素子2に入射するX線の強度を一定レ
ベル以下に制限することが必要である。
【0006】一方、現在ではより高い強度のX線ビ−ム
ラインが建設されていく傾向にあり、従来のように飽和
状態に近い液体窒素で冷却していると、ある強度以上の
X線の入射に対して冷却が不可能になることが予測され
る。このため現行よりも高い強度のX線ビ−ムラインに
対応して行くには冷却能力の向上、特に沸騰開始熱流束
の向上が要望されている。
【0007】この発明はかかる要望に対処するためにな
されたものであり、光学素子冷却面における沸騰開始熱
流束を向上させて、高い強度のX線の入射に耐えられる
ことができる光学素子の冷却方法を得ることを目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光学素子
の冷却方法は、液化ガスの温度をそのときの液の圧力に
おける飽和温度以下で凝固点温度以上に冷却して光学素
子内またはそれに熱的に接触したヒ−トシンク内の冷却
チャンネルに流すことを特徴とする。
【0009】また、液化ガスの圧力をそのときの液の温
度における飽和圧力以上に昇圧して光学素子内またはそ
れに熱的に接触したヒ−トシンク内の冷却チャンネルに
流したり、液化ガスの圧力をそのときの液の温度におけ
る飽和圧力以上に昇圧するとともに、そのときの液の圧
力における飽和温度以下で凝固点温度以上に冷却して光
学素子内またはそれに熱的に接触したヒ−トシンク内の
冷却チャンネルに流すようにしても良い。
【0010】
【作用】一般的に管内を流れる液体が管壁を通じて加熱
を受ける場合を考えると、流速が高いほど、また液体の
過冷却度が高いほど管壁での沸騰開始に要する管壁の熱
流束の値は増加する。換言すれば、液体を沸騰させない
で液体によって管壁から除熱できる最大の熱流束が増大
する。
【0011】そこで光学素子内またはそれに熱的に接触
したヒ−トシンク内の冷却チャンネルに流入する冷却用
の液化ガスを飽和状態より加圧するか、予め冷凍機ある
いは素子冷却用の液化ガスよりも温度の低い液化ガス等
で冷却することにより、素子冷却用の液化ガスを飽和状
態から過冷却状態にして、流速を一定とした条件の下で
光学素子内またはそれに熱的に接触したヒ−トシンク内
を流れる素子冷却用の液化ガスの沸騰開始に要する管壁
の熱流束の値を高める。
【0012】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す構成図であ
る。図に示すように、単結晶シリコンからなる光学素子
2の冷却装置は光学素子2内に設けられた冷却材用の流
路1と大気解放されたデュワ−8と低温ポンプ13とヘ
リウム冷凍器冷凍ユニット14と熱交換器15とを有す
る。
【0013】光学素子2は入口側の管寄せ3aと出口側
の管寄せ3b及びフィ−ドスル−4を有するフランジ5
上に組み込まれて、X線のビ−ムライン6の途中に設置
された真空容器7内に固定されている。光学素子2に設
けられた流路1は、図2の一部を裁断した斜視図に示す
ように、管寄せ3a,3bに連結された複数のフィン1
aを有する。デュワ−8には液体窒素が圧力0.1MP
a,温度77.4Kの飽和状態で貯蔵されている。ヘリウム
冷凍器冷凍ユニット14のコ−ルドヘッド16は真空容
器7内に設けられ、コ−ルドヘッド16には、図3に示
すようにコイル15aを巻回した熱交換器15が取り付
けられている。このコイル15aの入口側は低温ポンプ
13を介してデュワ−8内に接続され、出口側は光学素
子2の流路1の入口側管寄せ3aに接続されている。ま
た、光学素子2の流路1の出口側管寄せ3bは直接デュ
ワ−8内に接続されている。
【0014】上記のように構成された冷却装置によりX
線のビ−ムが照射されている光学素子2を冷却するとき
には、低温ポンプ13の回転数を制御して流量を調整し
ながら、大気解放されたデュワ−8内の液体窒素を低温
ポンプ13により熱交換器15と光学素子2の流路1を
通して循環する。この循環するときに、デュワ−8を出
た液体窒素の圧力は低温ポンプ13により実際は管路内
を流れるときの圧力損失分の昇圧が生じるが、その値は
大気圧に比べて無視できるので、液体窒素はほぼ圧力0.
1MPa,温度77.4Kの飽和状態で熱交換器15に達す
る。一方、熱交換器15はヘリウム冷凍器冷凍ユニット
14のコ−ルドヘッド16により65Kまで冷却されてい
る。そこで熱交換器15に送られた温度77.4Kの液体窒
素は熱交換器15により例えば67.4Kまで過冷却されて
光学素子2の流路1に送られてフィン1a間を流れX線
ビ−ムの熱を吸収した光学素子2を冷却する。
【0015】この光学素子2を冷却するときに、液体窒
素は飽和温度より低い温度に冷却されているから、液体
窒素の沸騰開始熱流束の値を増加することができ、液体
窒素が沸騰しない範囲で光学素子2から除熱できる熱量
を増大させることができる。したがって光学素子2に照
射するX線ビ−ムの強度を高くすることができる。
【0016】また、光学素子2の流路1に送られる液体
窒素は飽和温度77.4Kより十分に低い温度67.4Kである
から、流路1のフィン1aの側壁で気泡が発生しても主
流中で直ちに凝縮するから、沸騰が生じることを抑制す
ることができる。このため光学素子2に機械的な振動が
発生することを抑制することができ、良好なX線ビ−ム
を出力することができる。
【0017】また、液体窒素を冷却して過冷却度を高め
ているから、沸騰を防止する手段としての液体窒素の圧
力上昇は必要なく、現在通常使用されている剛性が小さ
い光学素子2であっても、光学素子2の液体窒素の圧力
による弾性変形を最小限に抑えることができる。
【0018】次ぎに、この実施例で過冷却度を高めた液
体窒素が沸騰を生じないで光学素子2を冷却する場合に
可能な最大除熱量と、従来例による最大除熱量を評価し
た結果を示す。光学素子2の流路1に液体窒素を流しな
がら、光学素子2に入射するX線ビ−ムの強度を高めて
行き、フィン1aの表面温度と液体窒素の温度の差があ
る一定値(以下、沸騰開始の温度差と呼ぶ)に達すると
初期沸騰が生じる。大気圧で圧力0.1MPa,温度77.4
Kの飽和状態にある液体窒素においては、流路1内の液
体窒素の流速を例えば10m/sとすると、沸騰開始の温
度差をDITTUS−BOELTERによる対流の熱伝達係数を求め
るための実験式(Dittu,F.W. and Boelter,L.M.K Uni
v. Calif. Publs. Eng.,2(1930),443)と佐藤らの強制流
動における沸騰開始条件式(佐藤,松村,機械学会論文
集,29−204(1963),1367)との交点から求めると0.94K
となる。この液体窒素を温度77.4Kから温度67.7Kまで
10K冷却して過冷却度を高めると、沸騰開始の温度差は
約10.94Kに上昇する。
【0019】図4は、横軸に流路1のフィン1a表面の
温度と冷却材である液体窒素の温度差(K)を、縦軸に
光学素子2への入熱量(W)をとり、液体窒素の流速を
10m/sとしたときの両者の関係を示したものであ
る。図中の直線Aは入熱量をQ、温度差をΔT、フィン
冷却面の総面積をAf、DITTUS−BOELTERの式で求められ
た強制対流の熱伝達係数をαとしたとき、Q=αΔTA
fで表わされる関係を示す。図4に示すように光学素子
2への入熱量が増加すると温度差も増加する。図4から
明らかなように従来例の場合には最大42.8Wまで除熱可
能であるが、この実施例による場合には最大497.8Wま
で除熱可能であり、光学素子2へ入射するX線ビ−ムの
強度を沸騰を起さない状態で約11.6倍に増加させること
ができる。
【0020】このようにより高い強度のX線を使用する
ことができるから、極微量分析や蛍光X線分析におい
て、例えば1/108eVとより高い単色度や、1μmと
より細いビ−ム径で、かつ1012〜1014photons/mm2/sと
より高い光子数をもつX線ビ−ムが使用できる可能性が
でてき、より高分解能の分析測定が可能にすることがで
きる。
【0021】また、X線ビ−ムの安定性が向上するか
ら、X線ホログラフィによる原子配列の3次元解析の実
現可能性が高まる。
【0022】さらに、X線リソグラフィ−によるサブミ
クロンの加工において、1012〜1014photons/mm2/sとよ
りエネルギ−密度の高いX線を使用する可能性があり、
加工時間を短縮することができるとともに、加工中のビ
−ム位置の安定性が増してより精密な加工を行なうこと
ができる。
【0023】また、より高エネルギ−のX線を使用する
ことにより、X線顕微鏡における時間,空間分解能の向
上を図ることもできる。
【0024】なお、上記実施例は光学素子2の流路1に
流す液体窒素を熱交換器15で飽和温度より低温に冷却
して過冷却度を高めた場合について説明したが、光学素
子2の構造が十分に剛性を有するものであれば、液体窒
素の圧力を飽和圧力以上に高くして過冷却度を高めても
良い。
【0025】図5は液体窒素の圧力を飽和圧力以上に高
くして過冷却度を高めた場合の実施例の構成を示す。図
5に示すように、光学素子2の流路1の入口側管寄せ3
aと低温ポンプ13を直接接続し、出口側管寄せ3bと
デュワ−8間に弁10を設ける。そして低温ポンプ13
の回転数と弁10の開度とを制御しながら流路1に流れ
る液体窒素の流量と圧力を調整して、圧力0.1MPa,
温度77.4Kの飽和状態にある液体窒素の圧力を例えば0.
2MPaまで昇圧する。このように昇圧して過冷却度を
高めた液体窒素を流路1に流すことにより、液体窒素が
沸騰しない範囲で光学素子2から除熱できる熱量を増大
することができる。この昇圧された液体窒素は弁10を
流出したときに、減圧に伴う自己蒸発により飽和状態と
なりデュワ−8に戻る。
【0026】さらに、図6に示すように、大気開放され
たデュワ−8に貯蔵した飽和状態の液体窒素を低温ポン
プ13の回転数と弁10の開度とを制御しながら液体窒
素の流量と圧力を調整して液体窒素の圧力を飽和圧力以
上、例えば0.2MPaまで昇圧し、昇圧した液体窒素を
ヘリウム冷凍器冷凍ユニット14のコ−ルドヘッド16
に取り付けた熱交換器15で温度67.4Kまで過冷却して
から光学素子2の流路1に流すようにしたり、図7に示
すように、高圧の液体窒素容器17内に貯蔵された,例
えば圧力0.2MPa,温度84Kの飽和状態の液体窒素
を、大気開放のデュワ−8内の液体窒素に浸漬された冷
却コイル19に送り、デュワ−8内の圧力0.1MPa,
温度77.4Kの液体窒素で温度79Kまで過冷却し、圧力0.
2MPa,温度79Kの液体窒素として光学素子2の流路
1に流すようにしても、上記各実施例と同様な作用を奏
することができる。
【0027】なお、図7の実施例では液体窒素の流量を
流路1の出口側管寄せ3bの下流に設けられている弁1
0をリモ−トコントロ−ラ11で遠隔操作することによ
り調整すれば良い。そして弁10を流出した液体窒素を
デュワ−8に戻し、液体窒素容器17から送られる高圧
液体窒素の予冷に再利用する。
【0028】また、上記各実施例は光学素子2内に冷却
チャンネルを設けた場合について説明したが、光学素子
2に熱的に接触したヒ−トシンク内に冷却チャンネルを
設けた場合にも同様な作用を奏することができる。
【0029】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、光学素
子内またはそれに熱的に接触したヒ−トシンク内の冷却
チャンネルに流入する冷却用の液化ガスを飽和状態より
加圧するか、予め冷凍機あるいは素子冷却用の液化ガス
よりも温度の低い液化ガスで冷却することにより、素子
冷却用の液化ガスを飽和状態から過冷却状態にして、光
学素子内またはそれに熱的に接触したヒ−トシンク内を
流れる素子冷却用の液化ガスの沸騰開始に要する管壁の
熱流束の値を高めるようにしたから、冷却流路内で沸騰
を起させないで、より高い入熱量に対応することがで
き、光学素子により高い強度のX線を入射させて使用す
ることができる。
【0030】また、液化ガスを冷却して飽和状態から圧
力を上げずに過冷却にすることにより、光学素子の剛性
が小さい場合にも液化ガスの内圧による光学素子の変形
を少なくすることができ、良好なX線ビ−ムを出力する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す構成図である。
【図2】光学素子の流路を示す一部裁断斜視図である。
【図3】熱交換器を示す正面図である。
【図4】光学素子の入熱量とフィン表面と液体窒素の温
度差との特性図である。
【図5】この発明の第2の実施例を示す構成図である。
【図6】この発明の第3の実施例を示す構成図である。
【図7】この発明の第4の実施例を示す構成図である。
【図8】従来例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 流路 2 光学素子 6 ビ−ムライン 7 真空容器 8 デュワ− 13 低温ポンプ 14 ヘリウム冷凍器冷凍ユニット 15 熱交換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 佳洋 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学素子を液化ガスにより除熱する冷却
    方法において、液化ガスの温度をそのときの液の圧力に
    おける飽和温度以下で凝固点温度以上に冷却して光学素
    子内またはそれに熱的に接触したヒ−トシンク内の冷却
    液流路に流すことを特徴とする光学素子の冷却方法。
  2. 【請求項2】 光学素子を液化ガスにより除熱する冷却
    方法において、液化ガスの圧力をそのときの液の温度に
    おける飽和圧力以上に昇圧して光学素子内またはそれに
    熱的に接触したヒ−トシンク内の冷却液流路に流すこと
    を特徴とする光学素子の冷却方法。
  3. 【請求項3】 光学素子を液化ガスにより除熱する冷却
    方法において、液化ガスの圧力をそのときの液の温度に
    おける飽和圧力以上に昇圧するとともに、そのときの液
    の圧力における飽和温度以下で凝固点温度以上に冷却し
    て光学素子内またはそれに熱的に接触したヒ−トシンク
    内の冷却液流路に流すことを特徴とする光学素子の冷却
    方法。
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