JPH05215839A - レーザ測距装置 - Google Patents
レーザ測距装置Info
- Publication number
- JPH05215839A JPH05215839A JP32274391A JP32274391A JPH05215839A JP H05215839 A JPH05215839 A JP H05215839A JP 32274391 A JP32274391 A JP 32274391A JP 32274391 A JP32274391 A JP 32274391A JP H05215839 A JPH05215839 A JP H05215839A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- reflected
- semi
- receiving
- transparent mirror
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】近距離目標に対して、検出器の入力飽和、およ
び視野外れが生ずるのを防ぐ。 【構成】送受信光学系の送信および受信光軸上に半透鏡
23および24を付加配置して、送信光の極く一部分を
受信視野と一致した方向に出す。 【効果】近距離目標からの弱い反射光により、検出器が
飽和することを防止すると共に、近距離でも送受信視野
を完全に重ねて測距を可能にる。
び視野外れが生ずるのを防ぐ。 【構成】送受信光学系の送信および受信光軸上に半透鏡
23および24を付加配置して、送信光の極く一部分を
受信視野と一致した方向に出す。 【効果】近距離目標からの弱い反射光により、検出器が
飽和することを防止すると共に、近距離でも送受信視野
を完全に重ねて測距を可能にる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は距離測定用装置に関し、
特にレーザ光を利用して短時間で距離測定するレーザ測
距装置に関する。
特にレーザ光を利用して短時間で距離測定するレーザ測
距装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光を利用した測距装置として、変
調した連続光を目標地点に置いた鏡等に当てて、戻って
来た変調光の位相を検出して、距離を算出する装置が多
く用いられている。
調した連続光を目標地点に置いた鏡等に当てて、戻って
来た変調光の位相を検出して、距離を算出する装置が多
く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の測距装置で
は、遠方から反射されてくる光は弱く、高感度の検出器
を必要とする反面、近傍からの光は極めて強くなり、検
出器を飽和させ測定誤差の原因となる。また、送信光を
受信用光学系と少し離れた位置から出すような構造の装
置では、近距離で送信光が受信視野角内に入らないと言
う問題点もある。
は、遠方から反射されてくる光は弱く、高感度の検出器
を必要とする反面、近傍からの光は極めて強くなり、検
出器を飽和させ測定誤差の原因となる。また、送信光を
受信用光学系と少し離れた位置から出すような構造の装
置では、近距離で送信光が受信視野角内に入らないと言
う問題点もある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の装置は、レーザ
発振器からの発光の極く一部分を反射し残りの部分を透
過する第1の光送信経路と、その反射光を受信光軸と一
致させるよう反射する第2の光送信経路とを備えてい
る。
発振器からの発光の極く一部分を反射し残りの部分を透
過する第1の光送信経路と、その反射光を受信光軸と一
致させるよう反射する第2の光送信経路とを備えてい
る。
【0005】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0006】図1は本発明の一実施例の側面図である。
同図に示す送受信光学系は、コリメートレンズ21,集
光レンズ22,半透鏡23,24を有して構成される。
レーザ発振器1から出た光は、コリメートレンズ21に
より平行にされた後、半透鏡23を通って外部に出射さ
れる(透過光P)。この際、極く一部の光のみが反射さ
れ、受光軸上に置かれた半透鏡24に向かい、ここでま
た一部が反射され受光軸と一致した方向に進む(反射光
Q)。透過光Pは一般に、集光レンズ22の光軸と平行
に出射されるので、受信視野角θに入るのはある程度以
上遠方に行った後である。一方、反射光Qは、受光軸と
完全に一致している方向に進むので、どんなに近距離に
目標物が有ろうとも、必ず目標物での反射光は受信視野
θの中に入り検出が可能となる。
同図に示す送受信光学系は、コリメートレンズ21,集
光レンズ22,半透鏡23,24を有して構成される。
レーザ発振器1から出た光は、コリメートレンズ21に
より平行にされた後、半透鏡23を通って外部に出射さ
れる(透過光P)。この際、極く一部の光のみが反射さ
れ、受光軸上に置かれた半透鏡24に向かい、ここでま
た一部が反射され受光軸と一致した方向に進む(反射光
Q)。透過光Pは一般に、集光レンズ22の光軸と平行
に出射されるので、受信視野角θに入るのはある程度以
上遠方に行った後である。一方、反射光Qは、受光軸と
完全に一致している方向に進むので、どんなに近距離に
目標物が有ろうとも、必ず目標物での反射光は受信視野
θの中に入り検出が可能となる。
【0007】半透鏡23,24で結合して送信光と受信
視野とを一致させる点は、干渉計の構成と似ているが、
本実施例では、半透鏡23,24の反射率を数%程度に
して、半透鏡23,24によって、送信および受信の際
のエネルギーを殆ど失うことのない構成にすることによ
って、遠方の距離測定の際の受信エネルギーを増し、効
果的な測定を行えることが特徴である。更に受信視野角
θを狭くして、近距離では強い透過光Pが受信視野角θ
内に入らないようにし、検出器3の飽和を防ぐと共に、
強い反射光が戻って来る近距離の目標に対しては受信光
軸と一致した方向に出る極めて弱い反射光Qを用いて距
離測定を行えるようにできる。
視野とを一致させる点は、干渉計の構成と似ているが、
本実施例では、半透鏡23,24の反射率を数%程度に
して、半透鏡23,24によって、送信および受信の際
のエネルギーを殆ど失うことのない構成にすることによ
って、遠方の距離測定の際の受信エネルギーを増し、効
果的な測定を行えることが特徴である。更に受信視野角
θを狭くして、近距離では強い透過光Pが受信視野角θ
内に入らないようにし、検出器3の飽和を防ぐと共に、
強い反射光が戻って来る近距離の目標に対しては受信光
軸と一致した方向に出る極めて弱い反射光Qを用いて距
離測定を行えるようにできる。
【0008】図2は本実施例を適用したレーザ測距装置
の構成例を示すブロック図であり、図1の構成をもつ送
受信光学系2の部分を除き、従来装置と同じ構成であ
る。
の構成例を示すブロック図であり、図1の構成をもつ送
受信光学系2の部分を除き、従来装置と同じ構成であ
る。
【0009】図3は図1の実施例中の半透鏡23の代わ
りに小さな全反射鏡25を配置した構成例を示す側面図
である。カセグレン式望遠鏡等の副鏡の後に、送信光を
出すような構成は、遠距離を計測するレーザレーダ装置
等で一般に行われている方法であるが、近距離を測定す
る時には、送信光が殆ど拡がらないので、視野を合致さ
せることは出来ない。近距離を測定するには本構成例の
ように、送信光の一部を極めて反射率の低い半透鏡24
を用いて、受信軸と一致させるのが有効である。
りに小さな全反射鏡25を配置した構成例を示す側面図
である。カセグレン式望遠鏡等の副鏡の後に、送信光を
出すような構成は、遠距離を計測するレーザレーダ装置
等で一般に行われている方法であるが、近距離を測定す
る時には、送信光が殆ど拡がらないので、視野を合致さ
せることは出来ない。近距離を測定するには本構成例の
ように、送信光の一部を極めて反射率の低い半透鏡24
を用いて、受信軸と一致させるのが有効である。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、反
射率の低い半透鏡を用いて、送信光の極く一部分を取り
出し近距離用の測定に利用し、残りの大部分の光を遠距
離の測定に利用することにより、検出器の飽和、および
近距離測定の際の視野外れを解決することができる。
射率の低い半透鏡を用いて、送信光の極く一部分を取り
出し近距離用の測定に利用し、残りの大部分の光を遠距
離の測定に利用することにより、検出器の飽和、および
近距離測定の際の視野外れを解決することができる。
【図1】本発明の実施例の側面図である。
【図2】本発明の実施例の適用例を示すブロック図であ
る。
る。
【図3】本発明の実施例の側面図である。
1 レーザ発振器 2 送受信光学系 3 検出器 4 カウンタ回路 5 演算回路 6 表示器 10 目標 11 透過光 12 反射光 21 コリメートレンズ 22 集光レンズ 23,24 半透鏡 25 全反射鏡
Claims (3)
- 【請求項1】 レーザ発振器からの発光の極く一部分を
反射し残りの部分を透過する第1の光送信経路と、その
反射光を受信光軸と一致させるよう反射する第2の光送
信経路とを備えていることを特徴とするレーザ測距装
置。 - 【請求項2】 前記第1の光送信経路は、反射率が低い
半透鏡を有している請求項1記載のレーザ測距装置。 - 【請求項3】 前記第1の光送信経路は、小形の全反射
鏡を有している請求項1記載のレーザ測距装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32274391A JPH05215839A (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | レーザ測距装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32274391A JPH05215839A (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | レーザ測距装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05215839A true JPH05215839A (ja) | 1993-08-27 |
Family
ID=18147142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32274391A Pending JPH05215839A (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | レーザ測距装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05215839A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7693007B2 (en) | 2007-07-25 | 2010-04-06 | Denso Corporation | Ultrasonic sensor with separate sending device and receiving device |
JP2023524027A (ja) * | 2020-04-30 | 2023-06-08 | ユーエーティーシー, エルエルシー | Lidarシステム |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS613486B2 (ja) * | 1978-06-01 | 1986-02-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | |
JPH03264887A (ja) * | 1990-03-15 | 1991-11-26 | Matsushita Electric Works Ltd | 光学式変位センサー |
-
1991
- 1991-12-06 JP JP32274391A patent/JPH05215839A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS613486B2 (ja) * | 1978-06-01 | 1986-02-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | |
JPH03264887A (ja) * | 1990-03-15 | 1991-11-26 | Matsushita Electric Works Ltd | 光学式変位センサー |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7693007B2 (en) | 2007-07-25 | 2010-04-06 | Denso Corporation | Ultrasonic sensor with separate sending device and receiving device |
JP2023524027A (ja) * | 2020-04-30 | 2023-06-08 | ユーエーティーシー, エルエルシー | Lidarシステム |
US12050272B2 (en) | 2020-04-30 | 2024-07-30 | Uatc, Llc | Light detection and ranging (LIDAR) system |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980331 |