JPH05215165A - アッパマウント用スプリングインシュレータ - Google Patents

アッパマウント用スプリングインシュレータ

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Publication number
JPH05215165A
JPH05215165A JP1973492A JP1973492A JPH05215165A JP H05215165 A JPH05215165 A JP H05215165A JP 1973492 A JP1973492 A JP 1973492A JP 1973492 A JP1973492 A JP 1973492A JP H05215165 A JPH05215165 A JP H05215165A
Authority
JP
Japan
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retainer
insulator
spring
spring insulator
guided surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP1973492A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneichi Furuya
常一 古家
Masato Ueno
正人 上野
Mamoru Tomita
守 冨田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication of JPH05215165A publication Critical patent/JPH05215165A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/10Mounting of suspension elements
    • B60G2204/12Mounting of springs or dampers
    • B60G2204/124Mounting of coil springs
    • B60G2204/1242Mounting of coil springs on a damper, e.g. MacPerson strut

Landscapes

  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 組付作業を簡略化し、サスペンション部分の
製造コストを低減する。 【構成】 ステアリン酸アミドを配合したゴム材料から
なり、リテーナ11とコイルスプリング12との間に挟
持されるとともに、その被案内面21bを、前記リテー
ナ11の案内面11bに摺接させて位置決めされ、前記
被案内面21bに溝22を形成したため、ステアリン酸
アミドの配合と、溝22の形成とにより、リテーナ11
の案内面11bに対する被案内面21bの摺動抵抗が軽
減されて、スプリングインシュレータ21を正規の位置
に位置決めでき、しかも、ステアリン酸アミドの配合
と、溝22の形成は、スプリングインシュレータ21の
加硫成形時に同時に行なわれるため、その製造工程を増
加させる虞は全くない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアッパマウント用スプリ
ングインシュレータに関するもので、特に、車体のアッ
パサポートと係合するリテーナと、サスペンション用コ
イルスプリングとの間に挟持されて、伸縮時のコイルス
プリングがリテーナと摺接して異音を生じるのを防止す
るスプリングインシュレータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のアッパマウント用スプリ
ングインシュレータとして、図3乃至図5に示すものを
挙げることができる。
【0003】図3はこの従来のアッパマウント用スプリ
ングインシュレータを示す斜視図である。
【0004】図に示すように、アッパマウント用スプリ
ングインシュレータ1(以下、単に『スプリングインシ
ュレータ』という)は、上端に鍔部1aが一体形成され
た円筒形状をなし、その鍔部1aの内周及び外周は下方
に断面R状に湾曲形成されて、外周側の断面R状の箇所
の上面を被案内面1bとしている。そして、この従来の
スプリングインシュレータ1は、加硫工程で一体成形さ
れた天然ゴム(NR)、ブタジエンゴム(BR)、スチ
レンブタジエンゴム(SBR)製であり、その被案内面
1bを含む表面全体が平滑に仕上げられている。
【0005】次に、このように構成されたスプリングイ
ンシュレータの車体への組付状態を説明する。
【0006】図4は従来のアッパマウント用スプリング
インシュレータが組み付けられる車体のサスペンション
部分を示す概略構成図、図5は従来のアッパマウント用
スプリングインシュレータの組付正常時を示す拡大断面
図である。
【0007】図に示すように、車体2のサスペンション
ハウジング2aには、防振ゴム3aを備えたアッパサポ
ート3がナット4にて固定され、アッパサポート3の中
央に設けられたライナ3bにはベアリング5が嵌入固定
されている。このベアリング5には、ショックアブソー
バ6のピストンロッド6aの先端が挿入されてナット8
にて固定され、ショックアブソーバ6の下端はロワアー
ム9に連結されている。なお、ライナ3bの上端はキャ
ップ10にて閉塞され、ナット8の締付はこのキャップ
10を取り外して行なわれる。
【0008】ショックアブソーバ6のピストンロッド6
aには、中央に位置決孔11aが形成された金属板製の
アッパリテーナ11と前記スプリングインシュレータ1
とが嵌め込まれ、アッパリテーナ11の外周は、スプリ
ングインシュレータ1の被案内面1bの形状と対応する
ように下方にR状に湾曲形成されて、この箇所の下面を
案内面11bとしている。したがって、スプリングイン
シュレータ1は、鍔部1aをアッパリテーナ11に下方
より嵌め込んだ状態で、その被案内面1bをアッパリテ
ーナ11の案内面11bに密着させて、正規の位置、つ
まり、アッパリテーナ11と同軸上に位置決めされてい
る。前記アッパリテーナ11と、ショックアブソーバ6
に溶接されたロワリテーナ6bとの間には、ショックア
ブソーバ6と同軸上にコイルスプリング12が圧縮状態
で介装され、そのコイルスプリング12の上端とアッパ
リテーナ11との間に、スプリングインシュレータ1の
鍔部1aが挟持されている。
【0009】そして、このコイルスプリング12の付勢
力により、アッパサポート3を介して車体2が所定高さ
に支持され、路面13からタイヤ14を介して伝達され
る振動は、コイルスプリング12にて緩衝されるととも
に、ショックアブソーバ6にて減衰される。また、金属
製のアッパリテーナ11とコイルスプリング12とは、
その間に挟持されたゴム製のスプリングインシュレータ
1により、直接摺接して異音を生じるのが防止され、車
室内の騒音低減に寄与している。
【0010】次に、この従来のスプリングインシュレー
タ1の組付手順を説明する。
【0011】組付作業に際して、ロワアーム9には事前
にショックアブソーバ6が連結され、車体2のサスペン
ションハウジング2aにはアッパサポート3が固定され
ているものとする。作業者は、まず、ショックアブソー
バ6のロワリテーナ6b上にコイルスプリング12を配
設して、治具等により圧縮する。次いで、そのコイルス
プリング12上にスプリングインシュレータ1を載置
し、ショックアブソーバ6のピストンロッド6aをアッ
パサポート3のベアリング5内に挿入してナット8で固
定する。そして、アッパリテーナ11と対応するように
スプリングインシュレータ1の位置を調整しながら、治
具によるコイルスプリング12の圧縮を次第に解除する
と、図5に示すように、コイルスプリング12の付勢力
によりスプリングインシュレータ1がアッパリテーナ1
1内に嵌まり込んで、組付作業が完了する。
【0012】この組付時において、圧縮を解除されたと
きのコイルスプリング12が真上に伸長すれば、スプリ
ングインシュレータ1は自ずとアッパリテーナ11内の
正規の位置に嵌まり込むのであるが、ときにはコイルス
プリング12が僅かに斜めに伸長して、スプリングイン
シュレータ1がアッパリテーナ11と対応しない場合が
ある。このとき、仮にスプリングインシュレータ1とア
ッパリテーナ11との間の摺動抵抗が小さければ、スプ
リングインシュレータ1の被案内面1bがアッパリテー
ナ11の案内面11bに摺接しながら案内されて、スプ
リングインシュレータ1bを正規の位置に自動的に位置
決めすることになるが、前記したように、スプリングイ
ンシュレータ1はゴム製でほとんど滑りを発生しないた
め、組付不良を生じてしまうのである。
【0013】そこで、従来のスプリングインシュレータ
1では、事前にその鍔部1aの上面と被案内面1bに刷
毛や布でシリコーン液等を塗布して、摺動抵抗を軽減
し、譬えスプリングインシュレータ1がアッパリテーナ
11と対応しない場合であっても、前記した被案内面1
bと案内面11bの位置決作用により、組付不良を防止
するように配慮している。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来のアッパマウント
用スプリングインシュレータ1は、上記のように組付不
良の防止を目的として、鍔部1aの上面と被案内面1b
にシリコーン液を手作業で塗布しているため、組付作業
が煩雑化して、ひいては、サスペンション部分の製造コ
ストを高騰させてしまう可能性があった。
【0015】その対策として、シリコーン液の塗布作業
を自動化することも考えられるが、設備投資を必要とす
るため、必ずしもコスト低減に繋がるとは限らなかっ
た。
【0016】そこで、本発明は組付作業を簡略化して、
サスペンション部分の製造コストを低減することができ
るアッパマウント用スプリングインシュレータの提供を
課題とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるアッパマ
ウント用スプリングインシュレータは、脂肪酸を配合し
たゴム材料からなり、リテーナとサスペンション用コイ
ルスプリングとの間に挟持されるとともに、周縁に傾斜
して設けられた被案内面を、前記リテーナの案内面に摺
接させて位置決めされ、前記被案内面に、連続する凹凸
部を形成したものである。
【0018】
【作用】本発明においては、脂肪酸の配合と、被案内面
への凹凸部の形成とにより、リテーナの案内面に対する
被案内面の摺動抵抗が軽減されて、案内面に被案内面を
摺接させながら、スプリングインシュレータを自動的に
正規の位置に位置決めして、その組付不良を確実に防止
でき、しかも、前記脂肪酸の配合と、被案内面への凹凸
部の形成は、スプリングインシュレータの加硫成形時に
同時に行なわれるため、その製造工程を増加させる虞は
全くない。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0020】図1は本発明の一実施例であるアッパマウ
ント用スプリングインシュレータを示す斜視図、図2は
本発明の一実施例であるアッパマウント用スプリングイ
ンシュレータの溝の詳細を示す部分拡大断面図である。
なお、このスプリングインシュレータの車体への組付状
態は、従来技術で説明したスプリングインシュレータ1
と同一であるため、図5を参照されたい。
【0021】図に示すように、本実施例のスプリングイ
ンシュレータ21は、従来技術のスプリングインシュレ
ータ1と同じく、上端に鍔部21aが一体形成された円
筒形状をなし、その鍔部21aの内周及び外周は下方に
断面R状に湾曲形成されて、外周側の断面R状の箇所の
上面を被案内面21bとしている。そして、本実施例で
は、鍔部21aの上面全体に、凹凸部としての断面三角
状の溝22が交差状態で連続して形成されており、これ
らの溝22は、鍔部21aの内周側の断面R状の箇所、
及び外周側の断面R状の箇所である被案内面21bにも
連続して形成され、全ての溝の深さDは、約0.2mmに
調整されている。なお、この溝22はスプリングインシ
ュレータ21の加硫成形時に、金型に形成された突条が
転写されたものであり、図2では誇張して描いている
が、その幅やピッチは、深さDと同じくごく微細なもの
である。
【0022】周知のように、ゴム製品の表面に凹凸を形
成すると、密着性が低下して滑り易くなるが、このスプ
リングインシュレータ21の場合も、従来技術のものと
比較して、溝22が形成された箇所が非常に滑り易くな
り、アッパリテーナ11(図5参照)との間の摺動抵抗
が大幅に軽減されることになる。即ち、これらの溝22
は、摺動抵抗の軽減のための形状的な対策と見做すこと
ができる。なお、溝22の深さDとしては、0.1〜
0.3mm程度が望ましく、この範囲内であれば、効果的
に摺動抵抗を軽減することができる。
【0023】また、本実施例のスプリングインシュレー
タ21は、従来技術で説明したスプリングインシュレー
タ1と同じく天然ゴム(NR)、ブタジエンゴム(B
R)、スチレンブタジエンゴム(SBR)製であるが、
一般的な組成とは異なり、通常は分散剤等としてごく少
量用いられている脂肪酸の一種のステイン酸アミドが、
約8重量%と多量に配合されている。そして、このステ
イン酸アミドの配合により、スプリングインシュレータ
21の表面の摩擦係数は低減され、その結果、前記した
アッパリテーナ11との間の摺動抵抗がより一層軽減さ
れている。即ち、ステアリン酸アミドの配合は、摺動抵
抗の軽減のための組成的な対策と見做すことができ、前
記した溝22による形状的な対策との相乗効果により、
従来技術で説明したシリコーン液を塗布したスプリング
インシュレータ1とほぼ同等まで摺動抵抗を軽減するこ
とが可能となる。
【0024】なお、ステアリン酸アミドの配合率が多い
ほど摩擦係数を低減できるが、それに伴い引張強度が低
下したり、成形時の型汚れが甚だしくなったりするた
め、それらの要因を考慮して、配合率を15重量%以
下、特に5〜10重量%の範囲内で設定するのが望まし
い。また、摩擦係数の低減作用は、脂肪酸であればステ
アリン酸アミド以外でも得ることができ、例えば、オレ
イン酸アミドを配合してもよい。
【0025】そして、このように構成されたスプリング
インシュレータ21は、従来技術で説明したスプリング
インシュレータ1と同じく、アッパリテーナ11とコイ
ルスプリング12との間に挟持され(図5参照)、これ
らの金属製の両部材11,12が直接摺接して異音を生
じるのを防止する。
【0026】また、図2に示すように、スプリングイン
シュレータ21は、その鍔部21aの上面をアッパリテ
ーナ11の下面に密着させるとともに、被案内面21b
をアッパリテーナ11の案内面11bに密着させてお
り、その密着箇所の摺動抵抗は、溝22による形状的な
対策と、ステアリン酸アミドの配合による組成的な対策
を施すことで、従来技術のシリコーン液を塗布したスプ
リングインシュレータ1とほぼ同等まで軽減されてい
る。したがって、組付時において、コイルスプリング1
2の圧縮を解除したときに、譬えスプリングインシュレ
ータ21がアッパリテーナ11と対応していない場合で
あっても、スプリングインシュレータ21の被案内面2
1bがアッパリテーナ11の案内面11bに摺接しなが
ら案内されて、スプリングインシュレータ21を正規の
位置に自動的に位置決めすることができる。
【0027】そして、前記した溝22は、スプリングイ
ンシュレータ21の加硫成形時に同時に形成することが
でき、また、ステアリン酸アミドは、加硫成形の原料ゴ
ムに配合するだけでよい。その結果、スプリングインシ
ュレータ21自体の製造工程を増加させることなく、従
来技術で説明したシリコーン液の塗布作業を完全に省略
することが可能となる。
【0028】なお、スプリングインシュレータ21は、
被案内面21bと案内面11bとの摺接により位置決め
されることから、この箇所の摺動抵抗の軽減が特に重要
であり、その他の鍔部21の上面等の摺動抵抗が少々大
きくても支障は生じない。したがって、被案内面21b
のみに溝22を形成し、鍔部21a上面等は平滑に仕上
げても、前記した場合と同様に、スプリングインシュレ
ータ21の位置決めが可能である。
【0029】このように、上記実施例のアッパマウント
用スプリングインシュレータ21は、ステアリン酸アミ
ドを約8重量%配合したゴム材料からなり、車体2のア
ッパサポート3に係合するアッパリテーナ11とサスペ
ンション用コイルスプリング12との間に挟持されると
ともに、鍔部21aの外周に断面R状に湾曲形成された
被案内面21bを、前記アッパリテーナ11の案内面1
1bに摺接させて位置決めされ、前記被案内面21b
に、断面三角状の溝22を交差状態で連続して形成した
ものである。
【0030】したがって、ステアリン酸アミドの配合
と、被案内面21bへの溝22の形成とにより、アッパ
リテーナ11の案内面11bに対するスプリングインシ
ュレータ21の被案内面21bの摺動抵抗が軽減され
て、その結果、案内面11bに被案内面21bを摺接さ
せながら、スプリングインシュレータ21を自動的に正
規の位置に位置決めでき、その組付不良を確実に防止し
て、サスペンション部分の品質を飛躍的に向上させるこ
とができる。
【0031】しかも、前記したステアリン酸アミドの配
合と、被案内面21bへの溝22の形成は、スプリング
インシュレータ21の加硫成形時に同時に行なわれるた
め、製造工程を増加させる虞は全くなく、従来技術で説
明したシリコーン液の塗布作業を完全に省略して、組付
作業を簡略化し、ひいては、サスペンション部分の製造
コストを大幅に低減することができる。
【0032】ところで、上記実施例の被案内面は、スプ
リングインシュレータ21の鍔部21aの外周に断面R
状に湾曲形成され、アッパリテーナ11の外周の案内面
11bに密着する被案内面21bとして構成されている
が、本発明を実施する場合には、これに限定されるもの
ではなく、組付時にアッパリテーナ11の案内面11b
と摺接して、スプリングインシュレータ21を位置決可
能なものであればよい。したがって、例えば、アッパリ
テーナ11の内周に案内面が形成されているときには、
その案内面と対応するように、鍔部21aの内周に被案
内面を形成して構成することも可能である。
【0033】また、上記実施例の凹凸部は、断面三角状
をなし交差状態で連続する溝22として構成されている
が、本発明を実施する場合には、これに限定されるもの
ではなく、被案内面21bの密着性を低下させて、その
摺動抵抗を軽減可能なものであればよい。したがって、
例えば、断面半円状の溝として構成したり、或いは、シ
ボ、つまり不規則に連続する凹凸として構成したりする
ことも可能である。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明のアッパマウント
用スプリングインシュレータは、脂肪酸を配合したゴム
材料からなり、リテーナとサスペンション用コイルスプ
リングとの間に挟持されるとともに、周縁に傾斜して設
けられた被案内面を、前記リテーナの案内面に摺接させ
て位置決めされ、前記被案内面に、連続する凹凸部を形
成しているため、脂肪酸の配合と、被案内面への凹凸部
の形成とにより、リテーナの案内面に対する被案内面の
摺動抵抗が軽減されて、その結果、案内面に被案内面を
摺接させながら、スプリングインシュレータを自動的に
正規の位置に位置決めでき、その組付不良を確実に防止
して、サスペンション部分の品質を飛躍的に向上させる
ことができ、しかも、脂肪酸の配合と、被案内面への凹
凸部の形成は、スプリングインシュレータの加硫成形時
に同時に行なわれるため、その製造工程を増加させる虞
は全くなく、シリコーン液の塗布作業を完全に省略し
て、組付作業を簡略化し、ひいては、サスペンション部
分の製造コストを大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例であるアッパマウント
用スプリングインシュレータを示す斜視図である。
【図2】図2は本発明の一実施例であるアッパマウント
用スプリングインシュレータの溝の詳細を示す部分拡大
断面図である。
【図3】図3は従来のアッパマウント用スプリングイン
シュレータを示す斜視図である。
【図4】図4は従来のアッパマウント用スプリングイン
シュレータが組み付けられる車体のサスペンション部分
を示す概略構成図である。
【図5】図5は従来のアッパマウント用スプリングイン
シュレータの組付正常時を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
2 車体 3 アッパサポート 11 アッパリテーナ 11b 案内面 12 コイルスプリング 21b 被案内面 22 溝(凹凸部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脂肪酸を配合したゴム材料からなり、車
    体のアッパサポートに係合するリテーナとサスペンショ
    ン用コイルスプリングとの間に挟持されるとともに、周
    縁に傾斜して設けられた被案内面を、前記リテーナの案
    内面に摺接させて位置決めされ、前記被案内面に、連続
    する凹凸部を形成したことを特徴とするアッパマウント
    用スプリングインシュレータ。
JP1973492A 1992-02-05 1992-02-05 アッパマウント用スプリングインシュレータ Pending JPH05215165A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1973492A JPH05215165A (ja) 1992-02-05 1992-02-05 アッパマウント用スプリングインシュレータ

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JP1973492A JPH05215165A (ja) 1992-02-05 1992-02-05 アッパマウント用スプリングインシュレータ

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JP (1) JPH05215165A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001248674A (ja) * 2000-03-06 2001-09-14 Nissan Motor Co Ltd 緩衝装置用スプリングシート
DE102005032449A1 (de) * 2005-07-12 2007-01-18 Zf Friedrichshafen Ag Federteller-Auflage
US8070144B2 (en) 2006-08-31 2011-12-06 Honda Motor Co., Ltd. Assembly guide for vehicle spring and method
KR101506550B1 (ko) * 2013-10-29 2015-03-30 대원강업주식회사 판스프링용 엠보싱 선단 사이렌서
JP2016065598A (ja) * 2014-09-25 2016-04-28 トヨタ自動車株式会社 サスペンション用のインシュレータ

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