JPH0521514U - マイクロストリツプアンテナ - Google Patents
マイクロストリツプアンテナInfo
- Publication number
- JPH0521514U JPH0521514U JP7038491U JP7038491U JPH0521514U JP H0521514 U JPH0521514 U JP H0521514U JP 7038491 U JP7038491 U JP 7038491U JP 7038491 U JP7038491 U JP 7038491U JP H0521514 U JPH0521514 U JP H0521514U
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- microstrip antenna
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 トリプレート形ストリップ線路を用いた給電
回路と一体化した構成のマイクロストリップアンテナに
おいて、第二の誘電体基板のスロット近傍の領域をスト
リップ線路による給電回路等の構築に使用可能とする。 【構成】 第二の地導体5上の第三のスロット16の両
端または片端を直角に曲げる。
回路と一体化した構成のマイクロストリップアンテナに
おいて、第二の誘電体基板のスロット近傍の領域をスト
リップ線路による給電回路等の構築に使用可能とする。 【構成】 第二の地導体5上の第三のスロット16の両
端または片端を直角に曲げる。
Description
【0001】
この考案はトリプレート形ストリップ線路を用いた給電回路と一体化した構成 のマイクロストリップアンテナに関するものである。
【0002】
図5は従来の給電回路と一体化したマイクロストリップアンテナを示す図であ る。図5において、(a)はマイクロストリップアンテナの正面図、(b)は( a)のA−A’における断面図、(c)はマイクロストリップアンテナの裏面図 である。図において1は放射導体板、2は第一の地導体、3は平面または曲面形 状に成形された第一の誘電体基板であり、この三つからマイクロストリップアン テナ4が構成される。さらに、5は第二の地導体板、6は平面または曲面形状に 成形された第二の誘電体基板、7はストリップ導体である。 このストリップ導体7は第一の地導体板2、第二の地導体板5を地導体とするト リプレート形ストリップ線路(以下ストリップ線路)8を構成している。9は第 一の地導体板2に設けられたスロットである。10は第一の地導体板2と第二の 地導体板5を導通させる金属導体である。11は第二の地導体板5の金属導体1 0を設けた位置近傍のストリップ線路解放端側に設けた第二のスロットである。 12は第二のスロット11の開口面から等価的に概略1/4波長の位置において 短絡面を構成する1/4波長空洞であり、13は1/4波長空洞12を構成する 平面または曲面に成形された第三の誘電体基板、14は同じく1/4波長空洞を 構成する第三の地導体、15は同じく1/4波長空洞を構成するため、スルーホ ール技術等を用いて構成した第二の金属導体である。
【0003】 次に動作について説明する。従来のストリップ線路を用いた給電回路と一体化 した構成のマイクロストリップアンテナは上記の様に構成されているので、スト リップ線路8の解放端である先端から概略1/4波長の位置にあるスロット9配 置位置において磁界が最大になり、スロット9を励振する。このときストリップ 線路8を伝搬してきた電波の両地導体を流れる電流がスロット9の給電線路側に 設けられた金属導体10によって短絡される。第二の地導体5に流れる電流は第 二の金属導体15の位置が第二のスロット11が等価的に解放状態に成るように 決められているため第二のスロット11上を流れる事ができず、金属導体10を 通じて第一の地導体2を流れる電流と合流しスロット9を励振する。 ただし、スロット9の呈するインピーダンスによってはスロット9の配置位置は ストリップ線路8の解放端である先端から概略1/4波長とは限らず若干短くな る傾向にある。ついで、このストリップ線路8、スロット9を通った電波は共振 器の一種である放射導体板1及び、第一の地導体板2から成るマイクロストリッ プアンテナ4を励振し、これにより電波が放射される。
【0004】
上記の様に従来のマイクロストリップアンテナは第二の地導体5に第二のスロ ット11が設けられているため、第二の誘電体基板6のスロット9の近傍を別の 目的に有効利用できない、たとえば、本マイクロストリップアンテナを用いてア レーアンテナを構築する場合の給電線路を第二の誘電体基板上にストリップ線路 で構築する事ができないという問題点があった。
【0005】 この考案は上記のような課題を解決するためになされたもので、第二の誘電体 基板6上のスロット9の近傍の領域を別の目的に有効利用可能なマイクロストリ ップアンテナを得る事を目的とする。
【0006】
この課題におけるマイクロストリップアンテナは第二のスロット11の両端ま たは片端をスロット9の外側で、給電回路側に直角に曲げる事で、第二の誘電体 基板6上のスロット9の近傍の領域をストリップ線路による給電回路の構築等の 目的に利用が可能である。
【0007】
【作用】 この考案におけるマイクロストリップアンテナは第二のスロット11の両端ま たは片端をスロット9の外側で、給電回路側に直角に曲げる事で、従来のマイク ロストリップアンテナでは第二のスロット11がスロット9の外側の領域まで延 びていたのを、スロット9とほぼ同じ領域内で構成できるようにする。
【0008】
実施例1. 以下この考案の一実施例を図について説明する。図1において、(a)は本考 案におけるマイクロストリップアンテナの正面図、(b)は(a)のA−A’に おける断面図、(c)は裏面図である。 図1において1は放射導体板、2は第一の地導体、3は平面または曲面に成形さ れた第一の誘電体基板であり、この三つからマイクロストリップアンテナ4が構 成される。さらに、5は第二の地導体板、6は平面または曲面に成形された第二 の誘電体基板、7はストリップ導体である。 このストリップ導体7は第一の地導体板2、第二の地導体5を地導体とするトリ プレート形ストリップ線路(以下ストリップ線路)8を構成している。9は第一 の地導体板2に設けられたスロットである。10は第一の地導体板2と第二の地 導体板5を導通させる金属導体である。16は第二の地導体板5の金属導体10 を設けた位置近傍のストリップ線路解放端側に設けた第三のスロットである。1 2は第三のスロット16の開口面から等価的に概略1/4波長の位置において短 絡面を構成する1/4波長空洞であり、13は1/4波長空洞12を構成する平 面または曲面に成形された第三の誘電体基板、14は同じく1/4波長空洞を構 成する第三の地導体、15は同じく1/4波長空洞を構成するため、スルーホー ル技術等を用いて構成した第二の金属導体である。
【0009】 ここで、第三のスロット16の形状は次のようにして決定する。図2において (a)は従来のマイクロストリップアンテナにおける第二のスロット11、(b )はこの考案の一実施例における第三のスロット16である。図2においてL 1 はスロット9の長さL2 は従来のアンテナにおける第二のスロット11の長さ、 L3 、L4 はそれぞれこの考案の一実施例における第二のスロット16の給電回 路側に直角に曲げた部分の長さである。この考案の一実施例における第三のスロ ット16の寸法は概略式(1)で与えられる。 L1 +L3 +L4 =L2 ……(1)
【0010】 式(1)で示した様に第三のスロット16の寸法を選ぶ事で、従来の第二のス ロット11と等価で第二の誘電体基板6上のスロット9の近傍の領域をストリッ プ線路による給電回路の構築等の目的に利用可能となる。
【0011】 なお、上記実施例では第二のスロット11の両端を曲げて第三のスロット16 としたが、片端のみを曲げる構成として良い。
【0012】 実施例2. 図3は第三のスロット16の形状を円弧状とした場合の他の実施態様を示すも ので、(a)は従来のマイクロストリップアンテナにおける第二のスロット11 、(b)はこの考案の他の実施例における第三のスロット16である。図3にお いてL2 は従来のアンテナにおける第二のスロットの長さである。第三のスロッ ト16の形状を円弧状とした場合でも、円弧の長さを概略L2 と同じに選ぶ事で 、従来の第二のスロット11と等価で第二の誘電体基板6上のスロット9の近傍 の領域をストリップ線路による給電回路の構築等の目的に利用可能となる。
【0013】 また、上記実施例においては第二の誘電体基板6が一枚の基板からなる構成に ついて説明したが、二枚の誘電体基板をボンディングフィルム等を用いて一体化 構成した構造でも良い。また1/4波長空洞12の構成として第三の誘電体基板 13と第三の地導体14と第二の金属導体15からなる構造について説明したが 、図4に示すように金属基台17に1/4波長空洞を設ける構造としても良い。 図4において、(a)はマイクロストリップアンテナの正面図、(b)は(a) のA−A’における断面図、(c)はマイクロストリップアンテナの裏面図であ る。
【0014】
以上のようにこの考案によれば第二のスロット11の両端または片端をスロッ ト9の外側で、給電回路側に直角に曲げ、第三のスロット16とする事または第 三のスロットを円弧状にすることで、第二の誘電体基板6上のスロット9の近傍 の領域をストリップ線路による給電回路の構築等の目的に利用が可能である。
【図1】この考案の一実施例によるマイクロストリップ
アンテナの構成を示す図である。
アンテナの構成を示す図である。
【図2】この考案の一実施例における第三のスロットの
寸法決定法を示す図である。
寸法決定法を示す図である。
【図3】この考案の他の実施態様における第三のスロッ
トの寸法決定法を示す図である。
トの寸法決定法を示す図である。
【図4】この考案の他の実施例によるマイクロストリッ
プアンテナの構成を示す図である。
プアンテナの構成を示す図である。
【図5】従来のマイクロストリップアンテナの構成を示
す図である。
す図である。
1 放射導体板 2 第一の地導体 3 第一の誘電体基板 4 マイクロストリップアンテナ 5 第二の地導体板 6 第二の誘電体基板 7 ストリップ導体 8 トリプレート形ストリップ線路 9 スロット 10 金属導体 11 第二のスロット 12 1/4波長空洞 13 第三の誘電体基板 14 第三の地導体 15 第二の金属導体 16 第三のスロット 17 金属基台
Claims (1)
- 【請求項1】 平面または曲面形状に成形された第一の
誘電体基板の一方の面に放射導体板を他方の面に第一の
地導体を形成し、該第一の地導体板にスロットを形成
し、該スロットと電磁的に結合するトリプレート形スト
リップ線路を該第一の地導体板と平面または曲面形状に
成形された第二の誘電体基板に形成した第二の地導体板
および中心導体で構成し、上記トリプレート形ストリッ
プ線路のスロット近傍において上記第一及び第二の地導
体板を金属導体により導通し、上記第二の地導体板の上
記金属導体を設けた位置近傍において第二のスロットを
形成し、該第二のスロットの開口面から等価的に1/4
波長の位置に於いて短絡面を構成する手段を具備する構
成のマイクロストリップアンテナにおいて、該第二のス
ロットの両端部または片端部を上記スロットの外側でト
リプレート形ストリップ線路の給電回路側に直角に曲げ
た事を特徴とするマイクロストリップアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7038491U JPH0521514U (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | マイクロストリツプアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7038491U JPH0521514U (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | マイクロストリツプアンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0521514U true JPH0521514U (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=13429901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7038491U Pending JPH0521514U (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | マイクロストリツプアンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0521514U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109524775A (zh) * | 2017-09-20 | 2019-03-26 | Tdk株式会社 | 天线模块 |
CN109524774A (zh) * | 2017-09-20 | 2019-03-26 | Tdk株式会社 | 天线模块 |
US11522281B2 (en) * | 2020-06-17 | 2022-12-06 | Tdk Corporation | Antenna device |
-
1991
- 1991-09-03 JP JP7038491U patent/JPH0521514U/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109524775A (zh) * | 2017-09-20 | 2019-03-26 | Tdk株式会社 | 天线模块 |
CN109524774A (zh) * | 2017-09-20 | 2019-03-26 | Tdk株式会社 | 天线模块 |
JP2019057775A (ja) * | 2017-09-20 | 2019-04-11 | Tdk株式会社 | アンテナモジュール |
JP2019057774A (ja) * | 2017-09-20 | 2019-04-11 | Tdk株式会社 | アンテナモジュール |
US11522281B2 (en) * | 2020-06-17 | 2022-12-06 | Tdk Corporation | Antenna device |
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