JPH0521476B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0521476B2
JPH0521476B2 JP61300274A JP30027486A JPH0521476B2 JP H0521476 B2 JPH0521476 B2 JP H0521476B2 JP 61300274 A JP61300274 A JP 61300274A JP 30027486 A JP30027486 A JP 30027486A JP H0521476 B2 JPH0521476 B2 JP H0521476B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric substrate
piezoelectric
electrode
vibrator
electrodes
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP61300274A
Other languages
English (en)
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JPS63151848A (ja
Inventor
Michihiko Tsuruoka
Wataru Nakagawa
Masafumi Machida
Naohiro Konosu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP61300274A priority Critical patent/JPS63151848A/ja
Priority to GB8728115A priority patent/GB2200211B/en
Priority to US07/129,521 priority patent/US4961345A/en
Priority to DE19873741568 priority patent/DE3741568A1/de
Publication of JPS63151848A publication Critical patent/JPS63151848A/ja
Publication of JPH0521476B2 publication Critical patent/JPH0521476B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、振動体の共振周波数を検出して該振
動体に接触している流体の密度または圧力を測定
する振動式トランスジユーサに好適に使用し得る
圧電振動子に関する。
【従来の技術】
上述のような振動式トランスジユーサについ
て、本件出願人は、既に、金属製基体の少なくと
も一面側に該面に対向する空洞と該空洞に測定流
体を導く筒体とを設け、金属製基体を該基体に接
着した圧電基板で駆動して曲げ振動させるトラン
スジユーサを提案している(特願昭60−239228号
参照)。
【発明が解決しようとする問題点】
このトランスジユーサは、空洞および筒体の大
きさと金属製基体の弾性とを適宜設定することに
よつて低密度流体に対しても精度のよい測定が行
える利点があるが、金属製基体の駆動をこの基体
に接着した圧電基板で行つているので、金属製基
体と圧電基板との各熱膨張係数に差があると温度
変動に伴つて金属製基体がそり返るという現象が
発生する。したがつて上記のようなトランスジユ
ーサでは、金属製基体および圧電基板の両熱膨張
係数を−40℃〜+120℃というような広い温度範
囲にわたつて一致させることは困難であるから、
広い温度範囲で使用すると大きい測定誤差が発生
するという問題がある。 そこで、本発明は、上述の点に鑑みてなされ、
広い使用温度範囲にわたつて測定誤差の小さい圧
電振動子を提供することを目的とする。
【問題点を解決するための手段】 このような目的を達成するために、本発明は、
第1の圧電基板と第2の圧電基板とを積層して接
合し、第1の圧電基板を固定保持し、第2の圧電
基板を電気的に駆動することによつて、この積層
した第1、第2の圧電基板に屈曲振動を行わせる
ことを特徴とする。 すなわち、第1図に本発明の原理構成を示すよ
うに、第1の圧電基板1と第2の圧電基板2とが
積層して接合され、第1の圧電基板1の周縁部が
固定部23に固定される。第1の圧電基板1と第
2の圧電基板2との間には電極7が設けられ、こ
の電極7はアース接続される。第1の圧電基板1
の他面には電極4が設けられ、また第2の圧電基
板2の他面には電極16が設けられる。 この場合、第1の圧電基板1は大径の円板(も
しくは楕円板)に形成されてその周縁部が固定部
23に固定され、第2の圧電基板2は小径の円板
に形成され、そして、第2の圧電基板2は電極
7,16間に交流電圧を印加すると、半径方向に
伸縮するように構成されている。 なお、第1の圧電基板1の周縁部の固定は全周
に亘つて行う必要はない。
【作用】
しかして、増幅器21によつて交流電圧を第2
の圧電基板2の電極7,16間に印加すると、第
2の圧電基板2が半径方向に伸縮する。第2の圧
電基板2にこのような伸縮が生じると、第1の圧
電基板1は周縁が固定されているのでこれに曲げ
モーメントが作用し、第1の圧電基板1はその面
に垂直方向に振動する。一方、第1の圧電基板1
にも分極処理を施しておくと、電極7,4間には
この振動に応じた交流電圧が発生する。この交流
電圧は第1の圧電基板1および第2の圧電基板2
から成る圧電振動子とこの圧電振動子に接する媒
体の付加質量とで定まる機械的共振周波数にて第
2の圧電基板2への印加交流電圧に対し90°位相
が進む性質を有する。それゆえこの位相を補償し
て第2の圧電基板2に正帰還回路22を介して正
帰還することにより、第1の圧電基板1および第
2の圧電基板2から成る圧電振動子はその共振周
波数で自励振動することになる。
【実施例】
次に本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。 第2図は本発明の一実施例の断面図、第3図は
第2図のA−A断面図、第4図は第2図の矢印B
方向から示した概略図である。 しかして、これらの図において、1は厚さ0.1
mm程度の圧電材料製薄板から成る円板状の第1の
圧電基板であり、一方の面1aにはほぼ同心状に
電極4が設けられている。第1の圧電基板1の他
面1bには、特に第3図から明らかなように、こ
の第1の圧電基板1に設けられたスルーホール5
を介して電極4に電気的に接続された電極15
と、この電極15とは電気的に絶縁された電極6
と、両電極15,6と電気的に絶縁されかつ第1
の圧電基板1の他面1bのほぼ全面を覆う電極7
とが設けられている。 この電極7上には、厚さ0.1mm程度の圧電材料
製薄板から成る円板状の第2の圧電基板2が積層
して接合されている。この第2の圧電基板2は第
1の圧電基板1と同一材料にて形成されている。
さらに、電極7上には、第2の圧電基板2を取囲
むように円環状のスペーサ3が接合されている。
第2の圧電基板2の一面2aにはスルーホール8
を介して前記電極6と接続した電極16がほぼ同
心状に設けられる。円環状スペーサ3は圧電基板
2と同一の材料にて厚さも等しく形成され、その
一面3aにはスルーホール9を介して電極6と接
続された電極17と、スルーホール10を介して
電極15と接続された電極18とが形成されてい
る。また、この電極17,18を除いた部分には
スルーホール11を介して電極7と接続された電
極19が設けられている。このようにして、立体
的に積層した第1の圧電基板1の面1aに設けた
電極4、第1の圧電基板1の他面1bに設けた電
極7、および、第2の圧電基板2の面2aに設け
た電極16が円環状スペーサ3の一面にそれぞれ
スルーホール5,10,8,9,11を介して導
出される。 12はこのように第1の圧電基板1、第2の圧
電基板2、スペーサ3で構成された圧電振動子で
ある。このような圧電振動子12を製作するには
例えばセラミツクスの多層配線基板の製作技術を
応用することが可能である。すなわち、グリーン
シート法により製作した薄膜から成る第1の圧電
基板1、第2の圧電基板2、スペーサ3の各面1
a,1b,2a,3aにスクリーン印刷により電
極パターンを形成し、所定形状に打抜いた後積層
してセラミツクスの焼結と電極の焼付けを同時に
行い、第1の圧電基板1と第2の圧電基板2およ
びスペーサ3との機械的接合と各電極間の電気的
接合を同時に行う。このようにして接合形成した
振動子12の電極4と7、および6と7の間にそ
れぞれ直流電界を加えていわゆる分極処理を施す
ことにより、第1の圧電基板1および第2の圧電
基板2は圧電性を有することになる。ただし、ス
ペーサ3はその上下面にスルーホール11を介し
て導通する電極7,19があるので分極はされな
い。 第5図は第2図ないし第4図に示した圧電振動
子を用いて流体の密度もしくは圧力を測定する振
動式トランスジユーサを構成した一例を示す。こ
の第5図において、13はこの振動子12を保持
するためのハウジングで、振動子12を形成する
圧電材料とほぼ熱膨張係数が等しいNi−Fe合金
材料からなる。このハウジング13はその段差部
13aでスペーサ3に設けた電極19とハンダ付
けまたは導電性接着剤等の接合手段を用いて電気
的に接続されるとともに、振動子12を保持して
いる。ハウジング13には電極17および18に
対応した開口23および24が設けられており、
この電極17,18とは絶縁されている。また、
段差部13aの深さは振動子12の厚さhよりも
若干深くなつており、振動子12が突出しない構
造となつている。25および26は前記電極17
および18に接続したリード線である。27は底
部27aの外面に筒体28の一端が固定された容
器で、底部27aには筒体28の内部に連通する
貫通孔27cが設けられており、開口側の面27
bがハウジング13の端面と気密に接合され、振
動子12の電極4との間にわずかな空隙が残され
る。なお、この容器27ハウジング13と同材料
で形成されている。この容器27と底部27aと
圧電振動子12との間に形成された空洞29と、
筒体28内との媒質によつて音響振動系が構成さ
れるが、空洞29の媒質のバネ定数を十分大きく
することによつて筒体28内の媒質の質量のみが
振動子12の付加質量として作用するよう構成し
てある。21は電極17,6,16を介して交流
電圧を第2の圧電基板2に加える増幅器、22は
第1の圧電基板1に発生した電圧を電極4,1
5,18を介して検出して増幅器21に正帰還す
る帰還回路である。 第2の圧電基板2は前述のように電極7,16
間に交流電圧を印加すると半径方向に伸縮するよ
うに構成されている。第2の圧電基板2にこのよ
うな伸縮が生じると、第1の圧電基板1に曲げモ
ーメントが加わるので、第1の圧電基板1はその
面に垂直方向に振動する。一方、第1の圧電基板
1も前述のように分極処理を施してあるので、電
極7,4間にこの振動に応じた交流電圧が発生す
る。この交流電圧は第1の圧電基板1および第2
図の圧電基板2からなる圧電振動子12と筒体2
8内の媒質の付加質量で定まる機械的共振周波数
で、圧電基板2に印加した交流電圧に対し90°位
相が進む性質をもつので、この位相を補償して第
2の圧電基板2に正帰還することにより、圧電振
動子12はその共振周波数で自励振動をすること
になる。それゆえ、この周波数を検出回路20に
て計測すれば媒質の付加質量すなわち密度(また
は圧力)を計測できる。 この振動式トランスジユーサにおいては、既に
説明したように振動子を構成する第1の圧電基板
1を圧電基板2と同一材料にて構成しており、か
つ、同一条件で分極処理を施すので、第1の圧電
基板1と第2の圧電基板2との間の熱膨張率の差
を広い温度範囲に亘つて無くすことができ、両者
の熱膨張差に伴う、所謂バイメタル状変形による
振動子12の共振周波数の変化を防止することが
でき、精度よく密度を計測することができる。ま
た、この振動式トランスジユーサにおいては、圧
電基板2に交流電圧を印加するための電極および
圧電基板1の振動を検出するための電極とリード
線部をパターン形成し、それぞれをスルーホール
で接続することによつて一つの平面上でかつ振動
子12の固定部分となる周縁部分に引き出すよう
にしてあるので、電気的に接続することが容易で
かつリード線の振動への影響が無くなる。なお、
以上の説明では、振動子に接触している流体の密
度または圧力を検出する振動式トランスジユーサ
に関するものであつたが、この振動子の応用は本
実施例に限定されるものでなく、圧電振動子を用
いた形式の装置、たとえば積層型圧電アクチユエ
ータ、圧電ブザー、圧電スピーカ等にも適用でき
る。
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、振動
子を従来のごとく金属製基体に駆動用圧電金属製
基板を接合したものとは異なり、第1の圧電基板
で形成した基体と駆動用の第2の圧電基板とを接
合して構成したので、第1の圧電基板から成る基
体と駆動用の第2の圧電基板との間の膨張差をほ
ぼ同一にすることができ、熱膨張率の差による熱
変形に伴う振動子の共振周波数の変化を防止でき
る。 また、本発明によれば、2層に積層した圧電基
板の電極とこの電極に電圧を印加するための電極
およびこの電極から電圧を取り出すためのリード
電極とを両圧電基板に形成したスルーホールを介
して一方の圧電基板の一つの平面上でかつ振動子
の固定部となる周縁部に引き出すように構成した
ので、回路部との接続を従来のように直接振動し
ている部品からリード線によつて引き出すのと異
なり、リード線の質量や共振等によつて振動子の
共振周波数の変動がなくかつ製作コストも低減で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理構成図、第2図は本発明
の一実施例の断面図、第3図は第2図のA−A断
面図、第4図は第2図の矢印B方向から示した概
略図、第5図は第2図ないし第4図に示した実施
例を用いた振動式トランスジユーサの概略断面図
である。 1……第1の圧電基板、2……第2の圧電基
板、4,7,16……電極。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 第1の圧電基板と第2の圧電基板とを積層し
    て接合し、前記第1の圧電基板を固定保持し、前
    記第2の圧電基板を電気的に駆動することによ
    り、この積層した第1および第2の圧電基板に屈
    曲振動を行わせることを特徴とする圧電振動子。
JP61300274A 1986-12-08 1986-12-17 圧電振動子 Granted JPS63151848A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61300274A JPS63151848A (ja) 1986-12-17 1986-12-17 圧電振動子
GB8728115A GB2200211B (en) 1986-12-08 1987-12-01 Vibration-type transducer
US07/129,521 US4961345A (en) 1986-12-08 1987-12-07 Vibration type transducer
DE19873741568 DE3741568A1 (de) 1986-12-08 1987-12-08 Vorrichtung und verfahren zur erfassung der resonanzfrequenz eines schwingungsorgans, das mit einem fluid in beruehrung steht

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61300274A JPS63151848A (ja) 1986-12-17 1986-12-17 圧電振動子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63151848A JPS63151848A (ja) 1988-06-24
JPH0521476B2 true JPH0521476B2 (ja) 1993-03-24

Family

ID=17882816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61300274A Granted JPS63151848A (ja) 1986-12-08 1986-12-17 圧電振動子

Country Status (1)

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JP (1) JPS63151848A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002047246A1 (en) * 2000-12-07 2002-06-13 Amersham Biosciences K.K. Chip quartz oscillator and liquid-phase sensor

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002047246A1 (en) * 2000-12-07 2002-06-13 Amersham Biosciences K.K. Chip quartz oscillator and liquid-phase sensor

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Publication number Publication date
JPS63151848A (ja) 1988-06-24

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