JPH05214539A - 基板の保護コーティング方法及びコーティング装置 - Google Patents

基板の保護コーティング方法及びコーティング装置

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JPH05214539A
JPH05214539A JP4251329A JP25132992A JPH05214539A JP H05214539 A JPH05214539 A JP H05214539A JP 4251329 A JP4251329 A JP 4251329A JP 25132992 A JP25132992 A JP 25132992A JP H05214539 A JPH05214539 A JP H05214539A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面が金属化された平面でない基板に保護層
をコーティングする方法および装置を提供する。 【構成】 真空室1内には、一方の電極5と他の一方の
電極(8または9)との間に接続された交流信号発生器
11によって交番磁場が発生する。なお、発生器11の
出力は変調ユニットによって振幅変調される。真空室に
は貯蔵容器21からキャリアガスが、貯蔵容器17から
シリコン有機化合物のガスが供給される。そしてコーテ
ィング率に影響を与えるパラメータの少くとも1つを調
整して、真空室内に設置した基板26の表面に粉末状で
はないシリコンの保護層がプラズマ重合により形成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空室と、プラズマを
発生させるために真空室内に交番磁場を発生させる発生
装置と、真空室に接続されたポンプ装置と、真空室にガ
スを導入するために制御されるガス導入装置とを使用す
る基板の保護コーティング方法及びコーティング装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】保護層技術において、基板、特に投光
器、例えば自動車のヘッドライト、照明光源などのレフ
レクタなど、平でない基板に耐腐食性ないし耐摩耗性の
反射保護層を設けることが知られている。そのために公
知のプラズマ重合化、プラズマ支援などの基板が比較的
低温の場合の化学的コーティング方法においては、この
種の金属的な基板あるいは予め金属コーティングされ
た、特にアルミニウムコーティングされた基板にシリコ
ン有機化合物であるシロキサンがコーティングされる。
【0003】そのために、例えばDE−OS22634
80あるいはFR−A2169072から知られるよう
に、プラズマは直流電圧によって発生されるので、各コ
ーティングプロセスの後に、使用された金属の電極(そ
の間でプラズマが発生される)の少なくとも1つに新た
に金属の被覆を設けなければならない。なぜならばシロ
キサンでコーティングしている間に電極の上に比較的大
きなコーティング率で絶縁層が形成されるので、金属の
覆いを交換しないと電極上に誘電体層がどんどん形成さ
れてしまうからである。それによって、形成される絶縁
層による絶縁破壊、飛沫によるコーティング室の汚染に
よってプラズマが不安定になり、ついにはプラズマ放電
が中断されてしまう。
【0004】この問題は、DD−A−272773によ
れば、脈動するDCプラズマが使用される場合に存在す
る。すなわちこの文献によれば、系統周波数の交流電圧
が1方向に整流されてプラズマを発生させるために使用
される。放電相の間重畳されるDC電圧によって全電圧
が増大され、それによって生産性が高められる。その場
合に重畳されるDC電圧の限界値は、放電が連続放電に
移行するところに設定される。しかし、単極(整流)駆
動電圧で放電を脈動するように断続することは、脈動す
る直流放電駆動に相当する。ここで提案されている脈動
する直流放電の目的は、公知のように純粋な直流駆動の
際にしばしば発生するような火花形成を阻止することで
ある。
【0005】上述の電極をそれぞれ新たに被覆しなおす
ことが必要であるために、比較的保守時間が長くなり、
それによって生産装置を比較的長い間、かつ頻繁に駆動
から外さなければならない。このことは、例えば連続生
産装置の場合には、許容できないことである。表面処理
がエッチングであるとコーティングであるとにかかわら
ず、反応性のプラズマ支援の方法によって表面処理を行
うために、EP−A207767によれば、高周波プラ
ズマを脈動させることが知られている。
【0006】選好(消費者の商品に対する好み)なし
で、コーティングのための多くの可能な材料を挙げる
と、Si3N4、TiO2、Al2O3、BN、SiO
2、B4C、SiC、WC、Tic、TiN、BPなど
がある。これらすべてのコーティング材料は、重合化に
よっては形成されない。しかし、プラズマ重合化の際の
処理パラメータは、それぞれ使用する化合物に著しく依
存する。
【0007】例えばEP−A0299754に示すよう
に、シリコン有機化合物のプラズマ重合化の場合にも、
交番磁場によってプラズマを発生させることが知られて
いる。使用される或る種の非シリコン有機化合物(メタ
ンなど)の場合には、他の箇所で、交番磁場を脈動させ
ると、供給される平均の電力が等しい場合には、より大
きな析出率が得られることが確認されている。
【0008】しかし、すでに述べたように、コーティン
グプロセスがプラズマ変調に関係してどのような状態に
なるかということは、コーティングのために供給される
具体的な気体状の化合物に著しく依存している。プラズ
マを発生させるために脈動する交番磁場を用いると、所
定の場合において供給される平均の電力が等しく、その
他プロセス条件が等しい場合にも、より大きいコーティ
ング率が得られるという知識に関しては、次のものを指
摘しておく。 − Vinzant J,Shen M,Bell A,ACS SYMP.SER;SHEN BELL
108 P.79 (1979), " Poly-merization of Hydrocarbon
s in a pulsed plasma "; − H.Yasuda, T.Hsu: J.Po- lym Sci,Polym Chem ed 1
5,81, (1977), あるいは H.Yasuda " Plasma polymerization " Academic press
(1985), p103-105; − Lloret A, Bertran E, Andujar J, Canillas A,Mor
enza J, J.APPL.PHYS. 69, p,632 (1991), " Ellipsome
tric study of a-Si : H thin films depositedby squa
re wave modulated rf glow descharge " さらにプラズマを発生させるために脈動する交番磁場を
使用すると、基板の熱負荷が小さくなることは、 − GB-A-2105729 (1981) 、ITT Industries Ltd. 、Lo
ndon-GB; − US-A-950956 (1990)、Anelva Corp.、Tokyo 、Japa
n に記載されている。
【0009】さらにまた、プラズマを発生させるために
脈動する交番磁場を使用する場合には、新しい層特性が
生じることが知られている。それについては次のものを
指摘しておく。 − JP-62103371 (1985)、日立(株); − DD-264344A3 (1986)、VEB ZFT Mikroelektronik 。
【0010】層の純度を高め、ないしは粉末状の層成分
を減少させることが知られており、 − メタンからのダイヤモンド析出ないしグラファイト
析出に関しては:JP−62123096(198
5)、昭和電工(株)、 − シラン(SiH4 )については:ワタナベ Y.、
シラタニ M、クボ Y、 オガワ I、オギ S,APP
L. PHYS. LETT. 53, P.1263 (1988) 、"Effects of low
frequency modulation on rf-discharge chemical vap
or deposition " ; − メタンからの無定形炭素の析出に関しては:Hossar
y F,Fabian D,Webb A,THINSOL. FILM 192, P201 (1990)
, " Opticl properties of amorphous carbon fi-lms
formed by rf-plasma-deposition from methane " ; − 再びシラン(SiH4 )に関しては次のものを参照
することができる:ワタナベ Y、シラタニ M、マキ
ノ H,APPl.PHYS.LETT, 57, p.1616 (1990)、 " Powder-
free plasma chemical vapor deposition of hydrogena
ted amorphous Silicon with high rf power density u
sing modulated rf discharge ". これらすべての文献によって、本発明の構成要素を説明
する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の「電極保守」を行わずに済み、かつさらに基板上に粉
末状の保護層成分が析出されることなく、できるだけ大
きなコーティング率を得ることができる、冒頭で述べた
ような気体状のシリコン有機化合物をプラズマ重合する
ことによって保護層を発生させる方法を提供することで
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、プラズマ
が真空室内で発生され、かつコーティングを発生させる
ために化合物を有するガスが供給され、少なくとも1つ
のガス状のシリコン有機化合物を用いてプラズマ重合化
することにより基板を保護コーティングする方法であっ
て、プラズマが振幅変調された交番磁場によって発生さ
れ、コーティング率がその決定に関与する少なくとも1
つの処理パラメータによって交番磁場の振幅の変調が停
止され、かつその振幅が変調最大値に一定に維持されて
いる場合に発生する保護層が本質的に粉末状の成分を発
生させない電圧に設定される。
【0013】第2の発明は、交番磁場が、次の種類、す
なわち a)交番磁場を発生させるために、交流信号発生器の振
幅変調によって、 b)振幅変調された交番磁場を発生させるために、異な
る信号振幅の少なくとも2つの交流信号発生器をクロッ
ク的に接続することによって、 c)交流信号発生器の交流信号の真空室内への結合をク
ロック的に切り替えることによって、 のうち1つあるいは少なくとも2つの組み合せによって
発生される。
【0014】第3の発明は、コーティング率の決定に関
与する処理パラメータとして、供給される電力、ガス状
のシリコン有機化合物の圧力及び/あるいは流量、振幅
変調された交番磁場を発生させる交流信号のキャリア周
波数、のうち少なくとも1つが設定される。
【0015】第4の発明は、交番磁場が交流信号発生器
の出力信号を断続することによって振幅変調される。第
5の発明は、交番磁場変調周波数fMOD が好ましくは一
定で、かつ1Hz≦fMOD ≦1kHzの領域で選択され
る。第6の発明は、交番磁場のキャリア周波数fO が1
kHz以上の高周波とマイクロ波との間にあって、マイ
クロ波領域においては好ましくは0.5GHz以上であ
り、高周波領域では1kHz以上1MHz以下好ましく
は10kHz以上500kHz以下の間にある。
【0016】第7の発明は、プラズマが少なくとも2つ
の電極間で発生され、電極のうち少なくとも1つがプラ
ズマ放電空間に向かって誘電的に被覆されている。第8
の発明は、プラズマが少なくとも2つの電極間で発生さ
れ、電極間に存在するプラズマ放電空間に関して、いず
れかの電極の後方にガス口が、好ましくは少なくとも1
つのシャワー形状のガス口が、さらに好ましくはその後
方に接続された格子状のガス分配装置と共に配置されて
いる。
【0017】第9の発明は、交流磁場の振幅変調がパル
スによって発生され、パルス長さがパルス繰り返し周期
の10%から90%、好ましくは約50%である。第1
0の発明は、基板として非平面の基板、好ましくはレフ
レクタの形状を有する基板がコーティングされる。第1
1の発明は、基板としてアルミニウム表面など、金属表
面を有する基板がコーティングされる。
【0018】第12の発明は、次に示すシリコン有機化
合物、すなわち、シロキサン、アルキル−/アルコキシ
−シラン、特にヘキサメチル−ジシロキサンないしジエ
トキシ−ジメチル−シランのうち、少なくとも1つが使
用される。第13の発明は、化合物にヘキサメチル−ジ
シロキサンが、少なくとも主成分として含まれる。
【0019】第14の発明は、保護コーティングの前に
基板が金属化され、好ましくはアルミニウム化され、こ
の金属化がスパッタリングによって行われる。第15の
発明は、真空室と、プラズマを発生させるために室内に
交番磁場を発生させる発生源装置と、真空室に接続され
たポンプ装置と、真空室内にガスを導入するために制御
されるガス導入装置とを有するコーティング装置におい
て、発生源(11、11a、11b、11c)が真空室
(1)内に振幅変調された交番磁場を発生させ、ガス導
入装置に、シリコン有機化合物を有するガス容器装置
(17)が接続されている。
【0020】第16の発明は、ガス容器装置(17)に
液体のシリコン有機化合物が含まれる。第17の発明
は、発生源装置が、振幅変調された交流信号発生器(1
1)及び/あるいは異なる信号振幅の少なくとも2つの
交流信号発生器(11a、11b)及び/あるいは少な
くとも1つの交流信号発生器(11c)が設けられ、交
流信号発生器(11a、11b)の出力はプラズマを発
生させるためにクロック的に接続され、交流信号発生器
(11c)の出力はプラズマを発生させるために真空室
内への異なる出力結合機構を介してクロック的に接続さ
れている。
【0021】第18の発明は、ガス容器装置として次の
化合物、すなわち、シロキサン、アルキル−/アルコキ
シ−シラン、特にヘキサメチル−ジシロキサンないしジ
エトキシ−ジメチル−シランの少なくとも1つが貯蔵さ
れる容器(17)が設けられる。第19の発明は、ガス
容器装置(17)がシリコン有機化合物として少なくと
もヘキサメチル−ジシロキサンだけを有する。
【0022】第20の発明は、発生源装置の出力側にほ
ぼゼロから所定の振幅カーブの間で振幅変調された交流
信号(m1 )が発生される。第21の発明によれば、発
生源装置の出力側に好ましくは一定の変調周波数f MOD
で振幅変調された電磁的な交流信号が、好ましくは1H
z≦fMOD ≦1kHzの周波数で発生される。
【0023】第22の発明によれば、発生源装置の出力
側に、振幅変調された電磁的な交流信号が、1kHz以
上の高周波領域とマイクロ波領域の間で、マイクロ波領
域においては0.5GHz(含む)以上であり、高周波
領域においては1kHz以上1MHz以下の間、好まし
くは10kHz以上500kHz以下の間のキャリア周
波数fO で発生される。
【0024】第23の発明によれば、プラズマが真空室
内の少なくとも2つの電極(5、7、9)の間で発生さ
れ、少なくとも1つの電極(5)にプラズマ放電空間
(V)に向かって誘電的な被覆(24)が設けられてい
る。第24の発明によれば、プラズマが少なくとも2つ
の電極(5、7、9)間で発生され、少なくとも1つの
電極(5)が電極棒によって形成され、それが好ましく
は誘電的に被覆されている。
【0025】第25の発明によれば、ガス導入装置が室
内に少なくとも1つのシャワー状のガス導入装置(1
6)を有し、それが好ましくは下流の格子状のガス分配
装置(16b)を介して作用する。第26の発明によれ
ば、プラズマが少なくとも2つの電極(5、7、9)間
で発生され、電極の1つ(5)に関してガス導入装置
(16)がプラズマ放電空間(V)に対向して設けられ
ている。
【0026】第27の発明によれば、コーティングすべ
き基板(26)が平坦ではなく、好ましくはレフレクタ
の形状を有する。第28の発明によれば、基板ホルダ
(28)が設けられ、それが基板を放電空間内で浮遊電
位に維持するために、絶縁されて真空室(1)内に配置
されている。
【0027】第29の発明によれば、コーティングすべ
き基板(26)がアルミニウム表面など、金属表面を有
する。第30の発明によれば、ガス導入装置とポンプ装
置が、ガスがほぼ少なくとも2つの電極間で発生される
プラズマ放電の方向に流れるように、真空室内に連通し
ている。
【0028】
【作用】従ってシリコン有機化合物のプラズマ重合化析
出の場合に、交番磁場によってプラズマを発生させるこ
とにより、上述の電極保守に関する課題が解決されるこ
と、さらにプラズマを発生させる交番磁場が振幅変調さ
れる場合には、処理パラメータを所定に調節することに
よってコーティング率が著しく向上し、発生される保護
層が予測される粉末成分を持たない、ということが明ら
かにされている。しかし粉末成分は交番磁場において振
幅変調が停止された場合に直接また発生し、しかも上述
のパラメータ、例えば供給される平均出力が調整されて
コーティング率が著しく減少された場合にも、発生す
る。
【0029】特に二重結合を有する所定のモノマーにお
いては、プラズマを発生させる交番磁場(そのために交
番磁場の脈動が特殊な場合を形成する)の振幅変調は、
供給される平均の電力が等しく、他の処理パラメータも
同一である場合には、マイクロ波領域までの高周波の交
番磁場周波数(キャリア)によってより大きい率が得ら
れることが知られており、かつシラン(SiH4 )と炭
化水素については、プラズマを発生させるために脈動す
る交番磁場を使用することによって層の汚染が減少され
ることは知られていたが、本発明によって初めてシリコ
ン有機化合物によるプラズマ重合化の場合に該当する処
理パラメータ、例えばすでに述べた供給される平均の電
力を増大させることによって、析出率が著しく向上し、
シリコン有機化合物(シラン(Silan))について
知られている層汚染が発生しないことが明らかにされ
た。
【0030】第2の発明によれば、プラズマを発生させ
るための交番磁場の振幅変調を、交流信号発生器の振幅
変調によって、及び/あるいは異なる信号振幅の少なく
とも2つの交流信号発生器をクロック的に接続すること
によって、及び/あるいは交流信号発生器の真空室内へ
の交流信号結合をクロック的に切り替えることによっ
て、すなわち例えばマイクロ波発生器の出力結合をクロ
ック的に交替させ、あるいは異なる電極対(その間でプ
ラズマが発生される)へ高周波交流信号発生器をクロッ
ク的に切り替えることによって実現できる。
【0031】第3の発明によれば、コーティング率は好
ましくは供給される電力及び/あるいは圧力及び/ある
いは供給されるガス状のシリコン有機化合物の流れを相
応に調節すること、及び/あるいは振幅変調された交番
磁場のキャリア周波数を増大させることによって高めら
れる。第4の発明によれば、他の好ましい実施例におい
ては交番磁場は交流信号発生器の出力信号を切り替える
ことによって振幅変調され、すなわちプラズマを励磁す
る一連の交流信号が発生される。
【0032】第5の発明によれば、好ましくは交番磁場
の変調周波数は一定に維持され、1Hz以上1kHz以
下の領域で選択される。第6の発明によれば、キャリア
周波数としては、好ましくは1kHz以上からマイクロ
波周波数間の周波数が選択され、その場合に構造的な実
現性の観点からはマイクロ波領域においては0.5GH
z以上が好ましく、高周波領域においては特に1kHz
以上1MHz以下の領域である。きわめて良好な結果
は、現在までキャリア周波数が10kHz以上500k
Hz以下の時に得られている。
【0033】第7の発明によれば、好ましくは少なくと
も2つの電極間でプラズマが発生される場合に、電極の
少なくとも1つはプラズマ放電空間に向かって誘電的に
覆われ、これは交流磁場のプラズマ励磁によってそのま
まで可能である。従って、誘電的な電極コーティングが
発生した場合でもプラズマ放電区間のインピーダンス特
性の変化はわずかである。
【0034】第8および第9の発明によれば、本発明方
法の他の好ましい実施例が提供される。第10の発明に
よれば、本発明において、平坦でない基板、好ましくは
著しく非平面的な基板としてレフレクタの形状を有する
基板にコーティングすることが可能になり、それにもか
かわらず粉末析出のない均一な保護コーティングが可能
になる。
【0035】第12の発明によれば、好ましくは次のシ
リコン有機化合物の少なくとも1つが使用さる。すなわ
ちシロキサンおよび/あるいはアルキル−/アルコキシ
−シラン、特にヘキサメチル−ジシロキサンないしジエ
トキシ−ジメチル−シランである。第13の発明によれ
ば、化合物として好ましくはヘキサメチル−ジシロキサ
ンが使用される。すなわちこれらは安価であり、きわめ
て安定的なコーティング処理を行い、危険性がなく、従
ってきわめて実際的に使用されることが明らかにされて
いる。
【0036】第15の発明によれば、本発明のコーティ
ング装置が提供され、第16から第30の発明により好
ましい実施態様が示される。第16の発明によれば、液
体のシリコン有機化合物を有するガス容器装置と真空室
との間で液体のシリコン有機化合物がガス状態に遷移す
る。第19の発明によれば、シリコン有機化合物として
ヘキサメチル−ジシロキサンを使用する。
【0037】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。図1と図2によれば、本発明のコーティング
装置には、排気、並びに受容器を通して矢印方向(下)
にガス流を維持するためにポンプスリーブ2を有する真
空受容器1が設けられている。
【0038】受容器1内には、絶縁物3によって受容器
に関して絶縁された第1の電極5が、0 ましくは棒電極
として形成されて、配置されている。相手側電極として
は、受容器1の壁8の少なくとも一部が使用されるか、
あるいは破線で示すように、受容器1に関して絶縁され
た相手側電極9が使用され、ハウジングは基準電位、例
えばアース電位に接続される。例えば下記のような駆動
種類を使用することができる。 − 電極9なし: ハウジング8が基準電位A: ホルダ28は基準電位AあるいはB=A、あるいはホル
ダ28は浮遊電位。
【0039】ハウジング8が浮遊電位:ホルダは基準電
位。 − 電極9あり:ハウジング8は基準電位A:ホルダ2
8は基準電位AあるいはB=A、あるいはホルダ28は
浮遊電位、あるいはホルダ28は交流電位上で随伴され
る。
【0040】ハウジング8は浮遊電位:ホルダ28は基
準電位、あるいはホルダ28は浮遊電位。基本的には、
印加される交番磁場の本発明による振幅変調は、図4に
示す実施例で行われる。 (a)では、交流信号発生器11は変調ユニット13に
よって振幅変調される。 (b)では、好ましくは同一の周波数で、しかし異なる
振幅で駆動される2つあるいは場合によっては多数の発
生器11a、11bが設けられており、プラズマを発生
させるためにクロックユニット12によって真空室1へ
クロック的に接続される。
【0041】(c)では、唯一の交流信号発生器11c
がクロックユニット12によって、真空室1内で異なる
プラズマ放電区間14aないし14bへクロック的に接
続される。図4には、高周波領域までのキャリア周波数
に関する対応する技術が図示されている。もちろん、マ
イクロ波領域においては、対応するマイクロ波発生器が
真空室1に接続されることは明かである。
【0042】さらに図4では、電極8の1つは真空室ハ
ウジングと接続され、基準電位、例えばアース電位が印
加される電極として図示されている。この電極8は真空
室ハウジングに関して絶縁して駆動することも可能であ
る。その場合には好ましくは真空室1のハウジングは基
準電位、例えばアース電位に接続される。記載されてい
るコンデンサCによってそれぞれの電極は直流的に発電
器から減結合され、それによって電極は浮遊電位をとる
ことができる。
【0043】図1においては、原理的には図4(a)に
示す方法に従っており、電極5と相手側電極(受容器1
の壁8であろうと、あるいは絶縁された相手側電極9で
あろうと)との間に交流信号発生器11が接続されてお
り、この交流信号発生器は1kHzからマイクロ波領域
(マイクロ波領域:10の9乗Hzから10の12乗H
z)の間の周波数を有する交流電圧を供給し、好ましく
は1kHz以上1MHz以下、マイクロ波領域ないし上
方の高周波領域においては好ましくは0.5GHz以上
である。
【0044】現在使用されている装置では装置固有のも
のとして、発生器11のキャリア周波数fO として37
0kHzが使用される。好ましくは高周波領域では10
kHz≦fO ≦500kHzが選択される。好ましくは
さらに変調発生器12によって電極5と相手側電極9な
いし8間に印加されるプラズマ励磁交流電圧の断続切り
替えが行われる。
【0045】図3においては、変調信号mが時間軸tに
わたって概略的に記載されている。好ましくは現在では
1 で示すように、印加される交流電圧のパルスクロッ
ク比1と周波数10Hzを有する矩形変調が使用され
る。しかしまた、破線m2 で示すように交流電圧最大値
と零でない最小値との間で矩形変調によって変調するこ
とも可能であり、これは図示のように矩形であってもm
3ないしm4で示すように三角形変調であってもよい。
【0046】m5とm6に示す種類の変調においては、
励磁交流電圧は時々ゼロにされる。好ましい実施例とし
て図示の矩形変調と同様に図示されている三角形変調の
他に、他の形状の変調カーブを使用できることは言うま
でもないことである。コーティング空間Vに関して、好
ましくは水冷(図示せず。)の電極5と相手側電極8な
いし9の間において電極5の後方に好ましくはシャワー
状のガス口15が設けられており、このガス口15は一
方ではシリコン有機化合物、特にシロキサン、特にヘキ
サメチル−ジシロキサン、あるいはアルキル−/アルコ
キシル−シラン、特にジエトキシ−ジメチル−シランあ
るいはまたこれらのガスの2つあるいは多数の混合物を
貯蔵する貯蔵容器17と接続されており、これらは流量
制御器19を介している。他方では、ヘリウム及び/あ
るいはアルゴン及び/あるいは窒素などのキャリアガス
用の貯蔵容器21を同様に流量制御器22を介してガス
口15に接続することができる。
【0047】好ましくは貯蔵容器17にはヘキサメチル
−ジシロキサンが貯蔵されている。本発明により使用さ
れる化合物の大部分は室温で液体であるので、大体の場
合に蒸発ユニット20が設けられ、あるいは液体の化合
物がタンクないし貯蔵容器17内に準備されて、受容器
1内へ蒸発される。図2に示すように、ガス入り口には
電極5に対して平行で、電極と受容器軸Aに関して横方
向に変位した好ましくは2つあるいは多数の、開口部1
6aを有するガス供給口16が空間Vに対して設けられ
ている。ガス口15は、ガスの流れ方向に見て、電極5
の上流に位置している。格子16bによって所望のガス
分配が、好ましくは電極5を中心とする横方向に得ら
れ、かつ開口部16aにおけるプラズマの点火が阻止さ
れる。ガス口15は好ましくは基準電位、例えばアース
電位に接続される。
【0048】好ましくはさらに、電極のうち少なくとも
1つ(例えば図示の電極5)には絶縁性のジャケット2
4が設けられており、それによって基板コーティングプ
ロセスの間にコーティングによって放電区間のインピー
ダンス比が著しく変化することはない。基板としては、
レフレクタ状の基板、例えば金属化された投光器レフレ
クタが示されている。基板26はコーティング空間Vに
おいて電極5と相手側電極9ないし8の間に位置決めさ
れ、これは電極9ないし8の上、ないしはそれと電気的
に接続されたホルダ上、あるいは好ましい実施例に示さ
れるように、ガス流をほとんど乱さない絶縁支持体28
上に、例えば処理空間V内で電位的に浮遊するように設
置される。
【0049】図示の装置を用いて得られた結果が、比較
例と共に以下の表に示されている。比較例は、著しく乳
白色のコーティング、即ち粉末成分の多いコーティング
となった。本発明の例においては、乳白色のコーティン
グは見られなかった。使用した装置は両方の場合に同一
であって、コーティングされる基板も同様である。 例 比較 平均の供給電力(W) 200W 200W キャリア周波数fO (kHz) 370kHz 370kHz ガス圧(μbar) 50 50 反応ガス流量(sccm) 130 130 反応ガス HMDSO HMDSO キャリアガス流量(sccm) 170 170 キャリアガス N2 2 変調の種類 矩形オン/オフ 変調なし 変調周波数(Hz) 10 − デューティーサイクル 1 − コーティング率 /sec 20 20 乳白性 なし 顕著 基板 Alコーティングのレフレクタ アクティブ電極の長さ 300mm 300mm アクティブ電極と基板間の最小距離 40mm 40mm アクティブ電極の直径 20mm 20mm 基板ホルダ(28)とアクティブ電極間の距離(mm) 50 50 HMDSO=ヘキサメチルジシロキサン 変調なしではミルク状に見えるコーティングが、明らか
に粉末が析出するまで発生し、特に供給される平均電力
が100Wに低下するまで発生した。全ガス量のキャリ
アガスの割合は好ましくは0〜80%である。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、表面が金属化された平面でない基板に、粉末
状ではない保護層を均一な厚みでコーティングすること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるコーティング方法を実施するコ
ーティング装置の概略を示す上面図である。
【図2】図1の装置における好ましいガス供給を概略図
示する側面図である。
【図3】(a)〜(c)は、本発明により使用される振
幅変調された交番磁場を発生させる種々の方法を概略図
示するグラフ図である。
【図4】(a)〜(c)は、現在好ましいとされるプラ
ズマを発生させる交流電圧の、本発明により使用される
種々の変調方法を概略図示するブロック図である。
【符号の説明】
1…真空室 5、7、9…電極 11…発生源 16…ガス導入装置 17,21…ガス容器 24…被覆 26…基板

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマが真空室内で発生され、かつコ
    ーティングを発生させるために化合物を有するガスが供
    給され、少なくとも1つのガス状のシリコン有機化合物
    をプラズマ重合化することにより基板を保護コーティン
    グする方法において、 プラズマが振幅変調された交番磁場によって発生され、
    コーティング率がその決定に関与する少なくとも1つの
    処理パラメータによって交番磁場の振幅の変調が停止さ
    れ、かつその振幅が変調最大値に一定に維持されている
    場合に発生する保護層が本質的に粉末状の成分を発生さ
    せない電圧に設定されることを特徴とする基板の保護コ
    ーティング方法。
  2. 【請求項2】 交番磁場が、次の種類、すなわち a)交番磁場を発生させるために、交流信号発生器の振
    幅変調によって、 b)振幅変調された交番磁場を発生させるために、異な
    る信号振幅の少なくとも2つの交流信号発生器をクロッ
    ク的に接続することによって、 c)交流信号発生器の交流信号の真空室内への結合をク
    ロック的に切り替えることによって、のうち1つあるい
    は少なくとも2つの組み合せによって発生されることを
    特徴とする請求項1に記載の基板の保護コーティング方
    法。
  3. 【請求項3】 コーティング率の決定に関与する処理パ
    ラメータとして、 供給される電力、 ガス状のシリコン有機化合物の圧力及び/あるいは流
    量、 振幅変調された交番磁場を発生させる交流信号のキャリ
    ア周波数、 のうち少なくとも1つが設定されることを特徴とする請
    求項1あるいは2に記載の基板の保護コーティング方
    法。
  4. 【請求項4】 交番磁場が交流信号発生器の出力信号を
    断続することによって振幅変調されることを特徴とする
    請求項1から3のいずれか1項に記載の基板の保護コー
    ティング方法。
  5. 【請求項5】 交番磁場変調周波数fMOD が好ましくは
    一定で、かつ1Hz≦fMOD ≦1kHzの領域で選択さ
    れることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に
    記載の基板の保護コーティング方法。
  6. 【請求項6】 交番磁場のキャリア周波数fO が1kH
    z以上の高周波とマイクロ波との間にあって、マイクロ
    波領域においては好ましくは0.5GHz以上であり、
    高周波領域では1kHz以上1MHz以下好ましくは1
    0kHz以上500kHz以下の間にあることを特徴と
    する請求項1から5のいずれか1項に記載の基板の保護
    コーティング方法。
  7. 【請求項7】 プラズマが少なくとも2つの電極間で発
    生され、 電極のうち少なくとも1つがプラズマ放電空間に向かっ
    て誘電的に被覆されていることを特徴とする請求項1か
    ら6のいずれか1項に記載の基板の保護コーティング方
    法。
  8. 【請求項8】 プラズマが少なくとも2つの電極間で発
    生され、 電極間に存在するプラズマ放電空間に関して、いずれか
    の電極の後方にガス口が、好ましくは少なくとも1つの
    シャワー形状のガス口が、さらに好ましくはその後方に
    接続された格子状のガス分配装置と共に配置されている
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載
    の基板の保護コーティング方法。
  9. 【請求項9】 交流磁場の振幅変調がパルスによって発
    生され、パルス長さがパルス繰り返し周期の10%から
    90%、好ましくは約50%であることを特徴とする請
    求項1から8のいずれか1項に記載の基板の保護コーテ
    ィング方法。
  10. 【請求項10】 基板として非平面の基板、好ましくは
    レフレクタの形状を有する基板がコーティングされるこ
    とを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の
    基板のコーティング方法。
  11. 【請求項11】 アルミニウム表面など金属表面を有す
    る基板がコーティングされることを特徴とする請求項1
    から10のいずれか1項に記載の基板の保護コーティン
    グ方法。
  12. 【請求項12】 次に示すシリコン有機化合物、すなわ
    ち、 シロキサン、アルキル−/アルコキシ−シラン、特にヘ
    キサメチル−ジシロキサンないしジエトキシ−ジメチル
    −シランのうち、少なくとも1つが使用されることを特
    徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の基板
    のコーティング方法。
  13. 【請求項13】 化合物にヘキサメチル−ジシロキサン
    が、少なくとも主成分として含まれることを特徴とする
    請求項1から12のいずれか1項に記載の基板の保護コ
    ーティング方法。
  14. 【請求項14】 保護コーティングの前に基板が金属化
    され、好ましくはアルミニウム化され、この金属化がス
    パッタリングによって行われることを特徴とする請求項
    1から13のいずれか1項に記載の基板の保護コーティ
    ング方法。
  15. 【請求項15】 真空室と、プラズマを発生させるため
    に真空室内に交番磁場を発生させる発生源装置と、真空
    室に接続されたポンプ装置と、真空室内にガスを導入す
    るために制御されるガス導入装置とを有するコーティン
    グ装置において、 発生源(11、11a、11b、11c)が真空室
    (1)内に振幅変調された交番磁場を発生させ、 ガス導入装置に、シリコン有機化合物を有するガス容器
    装置(17)が接続されている、ことを特徴とする基板
    の保護コーティング装置。
  16. 【請求項16】 ガス容器装置(17)に液体のシリコ
    ン有機化合物が含まれることを特徴とする請求項15に
    記載の基板の保護コーティング装置。
  17. 【請求項17】 発生源装置が、 振幅変調された交流信号発生器(11)及び/あるいは
    異なる信号振幅の少なくとも2つの交流信号発生器(1
    1a、11b)及び/あるいは少なくとも1つの交流信
    号発生器(11c)が設けられ、前記交流信号発生器
    (11a、11b)の出力はプラズマを発生させるため
    にクロック的に接続され、前記交流信号発生器(11
    c)の出力はプラズマを発生させるために真空室内への
    異なる出力結合機構を介してクロック的に接続されてい
    ることを特徴とする請求項15あるいは16のいずれか
    1項に記載の基板の保護コーティング装置。
  18. 【請求項18】 ガス容器装置として次の化合物、すな
    わち、 シロキサン、アルキル−/アルコキシ−シラン、特にヘ
    キサメチル−ジシロキサンないしジエトキシ−ジメチル
    −シランの少なくとも1つが貯蔵される容器(17)が
    設けられることを特徴とする請求項15から17のいず
    れか1項に記載の基板の保護コーティング装置。
  19. 【請求項19】 ガス容器装置(17)がシリコン有機
    化合物として少なくともヘキサメチル−ジシロキサンが
    含有されることを特徴とする請求項15から18のいず
    れか1項に記載の基板の保護コーティング装置。
  20. 【請求項20】 発生源装置の出力側にほぼゼロから所
    定の振幅カーブの間で振幅変調された交流信号(m1
    が発生されることを特徴とする請求項15から19のい
    ずれか1項に記載の基板の保護コーティング装置。
  21. 【請求項21】 発生源装置の出力側に一定の変調周波
    数fMOD で振幅変調された電磁的な交流信号が、好まし
    くは1Hz≦fMOD ≦1kHzの周波数で発生されるこ
    とを特徴とする請求項15から20のいずれか1項に記
    載の基板の保護コーティング装置。
  22. 【請求項22】 発生源装置の出力側に、振幅変調され
    た電磁的な交流信号が、1kHz以上の高周波領域とマ
    イクロ波領域の間で、マイクロ波領域においては0.5
    GHz以上、であり、高周波領域においては1kHz以
    上1MHz以下の間、好ましくは10kHz以上500
    kHz以下の間のキャリア周波数fOで発生されること
    を特徴とする請求項15から21のいずれか1項に記載
    の基板の保護コーティング装置。
  23. 【請求項23】 プラズマが真空室内の少なくとも2つ
    の電極(5、7、9)の間で発生され、 少なくとも1つの電極(5)にプラズマ放電空間(V)
    に向かって誘電的な被覆(24)が設けられていること
    を特徴とする請求項15から22のいずれか1項に記載
    の基板の保護コーティング装置。
  24. 【請求項24】 プラズマが少なくとも2つの電極
    (5、7、9)間で発生され、 少なくとも1つの電極(5)が電極棒によって形成さ
    れ、それが好ましくは誘電的に被覆されていることを特
    徴とする請求項15から23のいずれか1項に記載の基
    板の保護コーティング装置。
  25. 【請求項25】 ガス導入装置が室内に少なくとも1つ
    のシャワー状のガス導入装置(16)を有し、それが好
    ましくは下流の格子状のガス分配装置(16b)を介し
    て作用することを特徴とする請求項15から24のいず
    れか1項に記載の基板の保護コーティング装置。
  26. 【請求項26】 プラズマが少なくとも2つの電極
    (5、7、9)間で発生され、電極の1つ(5)に関し
    てガス導入装置(16)がプラズマ放電空間(V)に対
    向して設けられていることを特徴とする、請求項15か
    ら25のいずれか1項に記載の基板の保護コーティング
    装置。
  27. 【請求項27】 コーティングすべき基板(26)が平
    坦ではなく、好ましくはレフレクタの形状を有すること
    を特徴とする請求項15から26のいずれか1項に記載
    の基板の保護コーティング装置。
  28. 【請求項28】 基板ホルダ(28)が設けられ、それ
    が基板を放電空間内で浮遊電位に維持するために、絶縁
    されて真空室(1)内に配置されていることを特徴とす
    る請求項15から27のいずれか1項に記載の基板の保
    護コーティング装置。
  29. 【請求項29】 コーティングすべき基板(26)がア
    ルミニウム表面など、金属表面を有することを特徴とす
    る請求項15から28のいずれか1項に記載の基板の保
    護コーティング装置。
  30. 【請求項30】 ガス導入装置とポンプ装置が、ガスが
    ほぼ少なくとも2つの電極間で発生されるプラズマ放電
    の方向に流れるように、真空室内に連通していることを
    特徴とする請求項15から29のいずれか1項に記載の
    基板の保護コーティング装置。
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