JPH05213830A - 炭酸ジアルキルの連続的製造方法 - Google Patents

炭酸ジアルキルの連続的製造方法

Info

Publication number
JPH05213830A
JPH05213830A JP4250427A JP25042792A JPH05213830A JP H05213830 A JPH05213830 A JP H05213830A JP 4250427 A JP4250427 A JP 4250427A JP 25042792 A JP25042792 A JP 25042792A JP H05213830 A JPH05213830 A JP H05213830A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
column
carbonate
catalyst
alcohol
transesterification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4250427A
Other languages
English (en)
Inventor
Hans-Josef Buysch
ハンス−ヨゼフ・ブイシユ
Alexander Klausener
アレクサンダー・クラウゼナー
Reinhard Dipl Chem Dr Langer
ラインハルト・ランガー
Franz-Josef Mais
フランツ−ヨゼフ・マイス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bayer AG filed Critical Bayer AG
Publication of JPH05213830A publication Critical patent/JPH05213830A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C69/00Esters of carboxylic acids; Esters of carbonic or haloformic acids
    • C07C69/96Esters of carbonic or haloformic acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C68/00Preparation of esters of carbonic or haloformic acids
    • C07C68/06Preparation of esters of carbonic or haloformic acids from organic carbonates
    • C07C68/065Preparation of esters of carbonic or haloformic acids from organic carbonates from alkylene carbonates

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 炭酸エチレンまたは炭酸プロピレンとC1
4−アルコール類とのエステル交換による炭酸ジアル
キル類の連続的な製造方法を提供する。 【構成】 触媒の存在下における炭酸エチレンまたは炭
酸プロピレンと1モルの炭酸エチレンまたは炭酸プロピ
レン当たり3−30モルの、式 R1OH (II) (式中、R1は直鎖もしくは分枝鎖状のC1−C4−アル
キルを示す)のアルコールとのエステル交換による式 (R1O)2CO (I) (式中、R1は上記の意味を有する)の炭酸ジアルキル
の製造方法において、エステル交換をパッキングまたは
バッフルが備えられているカラム中で60−160℃の
範囲内の温度において実施し、そして反応物を向流的に
通し、触媒をカラム中固定床として配置するか、カラム
の上部に溶液または懸濁液状で計量添加し、生成した炭
酸ジアルキルをカラムの頂部で除去しそして炭酸エチレ
ンまたは炭酸プロピレンから生成されたエチレングリコ
ールまたはプロピレングリコールをカラムの下部で適宜
触媒と一緒に除去する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、出発物質類を互いに向流的に通
しながらの触媒の存在下における炭酸エチレンまたは炭
酸プロピレンとC1−C4‐アルコール類とのエステル交
換による炭酸ジアルキル類の連続的な製造方法に関する
ものである。
【0002】炭酸エチレングリコールおよび炭酸プロピ
レングリコール(炭酸グリコール類)を触媒の存在下で
アルコール類と反応させて炭酸ジアルキル類およびエチ
レングリコール(EG)またはプロピレングリコールを
与えることは知られている。これらの反応は高い選択性
で進行させることができるが、該方法はそれらの工程に
おいて多数の欠点を有している。原則として、エステル
交換は常圧下では比較的ゆっくり進行するため、使用さ
れるアルコールの沸点よりしばしば上である高い温度の
使用が推奨され、それが圧力容器中での実施方法となっ
ている(ドイツ公開明細書2 740 243=EP10
82、およびドイツ公開明細書2 740 251=EP
1083)。
【0003】この方法では、反応は一般的にはエステル
交換において平衡が制定されるまでのみ進行する。圧力
容器の除去後に、反応混合物を触媒から例えばフラッシ
ュ蒸留によって非常に急速に除去しなければならないた
め、例えば低沸点アルコールを蒸留除去する時には、出
発化合物類は生成反応の逆転で再生されることがない。
蒸留による触媒からの除去中に、依然として平衡である
炭酸グリコールが二酸化炭素およびポリグリコール類へ
分解する可能性があり、従ってその後のエステル交換用
に利用できず、収率が減少され、そして上記の全ての副
生物が処理を妨害している。
【0004】しかしながら、触媒の除去を満足のいくよ
うに実施しても、依然としてさらに蒸留を実施しなけれ
ばならない。従って、最初に高−沸点成分類(グリコー
ル類および炭酸グリコール)を低−沸点成分類(アルコ
ール類および炭酸ジアルキル類)から分離することが必
要である。しかしながら、炭酸ジアルキル類の製造用に
は好適に使用されるのであるが不完全に反応した炭酸エ
チレングリコールを除去するための、例えばポリエステ
ル類の製造用においては高純度を有していなければなら
ないエチレングリコールの蒸留精製は、制限なしに実施
することができず、その理由は両方の化合物類が共沸物
を生成しているからである。生成した炭酸ジメチル(D
MC)から好適なアルコール成分であるメタノールを分
離しなければならない時にも同様な困難が見いだされて
いる。これらの化合物類も共沸物を生成し、それらはや
っかいな方法でのみそれの別個成分類に蒸留することが
できる(EP894およびそこに引用されている文
献)。
【0005】解決のための種々の試みにかかわらず、上
記の種々の困難を効果的に克服する緊急な要望が存在し
ている。驚くべきことに、エステル交換をカラム中で出
発物質を互いに向流的に用いて実施するなら炭酸ジアル
キル類を与えるための炭酸グリコールとアルコールとの
エステル交換における上記の欠点を除けるということを
今見いだし、この方法は予期せぬ穏やかな条件下で実施
することができる。
【0006】従って、本発明は触媒の存在下における炭
酸エチレンまたは炭酸プロピレンと1モルの炭酸エチレ
ンまたは炭酸プロピレン当たり3−30モルの、好適に
は4−20モルの、特に好適には6−16モルの、式
【0007】
【化3】 R1OH (II) 〔式中、R1は直鎖もしくは分枝鎖状のC1−C4‐アル
キルを示す〕のアルコール類とのエステル交換による式
【0008】
【化4】 (R1O)2CO (I) 〔式中、R1は上記の意味を有する〕の炭酸ジアルキル
類の製造方法において、エステル交換をパッキングまた
はバッフルが備えられているカラム中で60−160℃
の、好適には60−150℃の、特に好適には65−1
30℃の、範囲内の温度において実施し、そして炭酸エ
チレンまたは炭酸プロピレンがカラムの上部に計量添加
されそしてアルコールがカラムの下部に計量添加される
ように反応物類を向流的に通し、そして触媒をカラム中
で固定床として配置するかまたはこれもカラムの上部に
溶液または懸濁液状で計量添加し、適宜アルコールとの
混合物状であってもよい生成した炭酸ジアルキルをカラ
ムの頂部で除去しそして炭酸エチレンまたは炭酸プロピ
レンから生成されたエチレングリコールまたはプロピレ
ングリコールをカラムの足部で適宜触媒と一緒に除去す
ることを特徴とする方法に関するものである。
【0009】穏やかな条件にもかかわらず、炭酸ジアル
キルへの炭酸グリコールの完全なエステル交換がこの方
法で達成されて、グリコールをすでにカラムの足部のと
ころで炭酸グリコールを含まない状態で除去できるた
め、まず炭酸グリコール共沸物のそれの別個成分類への
蒸留が省略される。炭酸ジアルキル類がカラムの頂部で
除去されておりそしてその結果グリコールおよび触媒か
ら分離されており、且つ出発物質を与えるための反応の
逆転がもはや不可能であるため、そうでないなら一般的
である触媒からの反応混合物の急速分離が従って不必要
となる。さらに、アルコールとして好適に使用されるメ
タノールとのエステル交換の場合には、予期されるメタ
ノール(約70%)および炭酸ジメチル(約30%)と
の共沸物だけでなく共沸物に相当するものより相当多い
炭酸ジメチルを含有している混合物もカラムの頂部で得
られるようにカラムを操作することができる。メタノー
ルの場合には、従って純粋なメタノールの代わりに他の
方法で得られるメタノールおよび炭酸ジメチルの混合物
を前もっての困難な分離なしに本発明に従う炭酸グリコ
ールとのエステル交換における出発物質として使用でき
るようにエステル交換を実施することさえ可能である。
これはもちろん、メタノール以外のアルコール類を使用
する時にも可能である。純粋なアルコール類の代わりに
アルコール類および炭酸ジアルキル類の混合物を使用で
きる結果として、多くのものが共沸物である該混合物の
しばしば困難で且つエネルギー−集中的な分離がもはや
必要でなくなる。該混合物中のアルコールおよび炭酸ジ
アルキルは同じアルキル基を有しており、そのことは異
なるアルキル基を有する望ましくない複雑な反応混合物
が避けられることを意味する。
【0010】上記の目的に対するこの解決法はそれの簡
単性およびそれの率直性により特徴づけられている。
【0011】最も簡単な場合には、使用されるカラムは
蒸留用に使用されている一般的パッキングが充填されて
いる等温的に加熱された管であり、その頂部に触媒溶液
および炭酸グリコールが加えられる。使用されるアルコ
ールは底から気体形でこの混合物に対して向流的に送ら
れる。
【0012】エステル交換段階は管の中で驚異的に急速
に進行するので、相当量の炭酸ジアルキルがこの簡単な
設計の比較的短いカラム中でも頂部上を通る。
【0013】しかしながら、カラムが下端にストリッピ
ング部分を含むこともでき、それは比較的高温で操作さ
れ、そしてそこでは細流下降するグリコールからのアル
コールの実質的ないし完全な分離並びにカラムのエステ
ル交換区域中への再循環が生じる。
【0014】カラムはさらに上部に精留部分を有するこ
ともでき、例えばグリコールおよび炭酸グリコールの如
き比較的高沸点成分類からの気体状アルコールおよび炭
酸ジアルキルの分離を完全に行いそしてこの方法でアル
コールおよび炭酸ジアルキルの高強度のまたは純粋な混
合物をカラム頂部で除去するためには、それは比較的低
温で操作される。
【0015】エネルギーはカラムに気体形で加えられる
アルコールによりおよび/または底の蒸発器により供給
することができる。アルコールは液体形で計量添加する
こともでき、その場合にはエネルギーは底の蒸発器によ
り供給しなければならない。第一場合には、エステル交
換の大部分が進行するカラムの中間部分のカラム直径が
他の部分の4倍まで拡大されていることが有利であろ
う。第二の場合には、アルコールに関する蒸発エンタル
ピーはストリッピング部分を通って移送されなければな
らずそしてここで気体および液体の高い充填量にされ
る。その部分で直面する分離を保証するために、これに
よりストリッピング部分中のカラムの拡大が生じる。ス
トリッピング部分の拡大度および長さはストリッピング
部分中で選択されるカラムバッフルに依存しておりそし
てこれらは専門家により設計することができる。
【0016】気相でのエステル交換の工程においては2
分子のアルコールが1分子の炭酸ジアルキルにより置換
されるため、カラムの中間部分中で気体の速度を一定に
保つためには2の係数以下の断面の減少が有利である。
【0017】従って、カラムは等温的に加熱することも
でき、または好適には主要部分とは異なる1個以上の温
度区域を備えて頂部から下方に増加する値を有する温度
勾配を生じさせることもできる。
【0018】使用されるパッキングまたは注文充填剤
は、例えばウルマンス・エンツィクロペディ・デル・テ
クニッシェン・ヘミイ(Ullmanns Enzyklopaedie der t
echnischen Chemie)、4版、2巻、528頁以下また
は当該会社の技術装置の社内文献中に記されている如き
それ自体は蒸留用に一般的であるものである。例として
挙げられるものは、ラシッヒまたはポール環、バール
−、インタレックス−またはトルス−サドル、および種
々の材料の内部充填物体、例えばガラス、磁器、陶器、
炭素、高級鋼またはプラスチックであり、特に金属を使
用するならそれらは織物またはメッシュのような方法に
加工することができる。大きい表面積および良好な湿潤
性並びに適度な液体滞在時間を有するパッキングおよび
注文充填剤が好適である。これらは、例えば、ポール−
およびノボラック−環、バール−サドル、BX−パッキ
ング、モンツ−パック、メラパック、メラデュル、ケラ
パックおよびCY−パッキングである。
【0019】しかしながら、パックト・カラムだけでな
く固定バッフルを有するものも本発明に従う方法用に適
している。これらの中では、長い滞在時間を良好な物質
移動性と共に有しているバブルおよび弁トレーが好適で
ある。
【0020】しかしながら、種々の態様で存在すること
のできる例えば有孔、バブル、弁、トンネルおよび遠心
トレーを有するものの如き他のトレーカラムも一般的に
適している。
【0021】使用される炭酸グリコール中に、またはこ
れが基になっているグリコール中に、または使用するア
ルコール中に、または系とは別の他の適当な不活性溶媒
中に、触媒が含まれている溶液が、上半分に、好適には
上1/3に、計量添加されるような方法で、カラムが操
作される。反応物中に不溶性である触媒を使用する場合
には、これは上記のパッキングとの混合物状でまたは設
置されているカラムトレー上に注がれる堆積物状で使用
することもできる。炭酸グリコールも同様に上部領域
に、好適にはカラムの上1/3に、加えられ、それは好
適にはカラムのこの点における温度と同じ温度を有して
いる。原則的には気体形であるアルコールをカラムの下
半分に、好適には存在しているストリッピング区域の上
に、計量添加する。
【0022】炭酸ジアルキルはカラムの頂部で、好適に
は精留区域中を通った後に、除去され、そして冷却され
る。一般的には、それは依然としてアルコールの一部を
系中に含有している。条件が注意深く設定されているな
ら高い百分率強度であるグリコールがカラムの底から放
出され、そして触媒および不純物から精製蒸留により分
離することができる。
【0023】カラム中のモル比は、1モルの炭酸エチレ
ンまたは炭酸プロピレン当たり3−30モルの、好適に
は4−20モルの、特に好適には6−16モルの、アル
コールで変動する。
【0024】カラム中の温度は60−160℃、好適に
は60−150℃、特に好適には65−130℃、であ
る。好適方法で適用される温度勾配は上記の温度範囲に
あり且つカラムの頂部からカラムの底に向かって上昇し
ている。
【0025】原則として、本発明に従う方法の反応は常
圧下で実施される。しかしながら、反応を約3バールま
での、好適には2バールまでの、わずかに高められた圧
力下で、または50ミリバールまで下の、好適には10
0ミリバールまで下の、特に好適には200ミリバール
まで下の、減圧下で実施することも可能である。専門家
に既知の方法では、常圧以外では、例えば頂部で除去し
ようとする共沸物に影響を与える可能性があるかもしれ
ない。
【0026】カラムの空間/時間充填量は、毎時1ml
の有効カラム容量当たり0.1−3gの、好適には0.2
−2.5g/ml/時の、特に好適には0.3−2.0g
/ml/時の、反応相手の合計量であり、ここで有効カ
ラム容量とはパッキングまたは固定バッフルが中に置か
れている容量のものである。本発明に従う方法用に適し
ている触媒は文献中で知られている。
【0027】そのような触媒は、例えば、アルカリ金属
類、例えばリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウ
ムおよびセシウム、好適にはリチウム、ナトリウムおよ
びカリウム、特に好適にはナトリウムおよびカリウム、
の水素化物類、酸化物類、水酸化物類、アルコレート
類、アミド類または塩類である(US−3 642 85
8、US−3 803 201およびEP1082)。ア
ルコレート類が使用される場合には、本発明に従うとこ
れらはその場で元素状アルカリ金属類および本発明に従
い反応させようとするアルコールを使用することにより
製造することもできる。アルカリ金属類の塩類は、有機
または無機酸類のもの、例えば酢酸、プロピオン酸、酪
酸、安息香酸、ステアリン酸または炭酸(炭酸塩類もし
くは炭酸水素塩類)、塩酸、臭化水素酸もしくはヨウ化
水素酸、硝酸、硫酸、弗化水素酸、燐酸、シアン化水素
酸、チオシアン化酸、ホウ酸、第二錫酸、C1−C4‐第
一錫酸類またはアンチモン酸類のもの、である。アルカ
リ金属類の好適な可能な化合物は、酸化物類、水酸化物
類、アルコレート類、酢酸塩類、プロピオン酸塩類、安
息香酸塩類、炭酸塩類および炭酸水素塩類であり、そし
て水酸化物類、アルコレート類、酢酸塩類、安息香酸塩
類または炭酸塩類が特に好適に使用される。
【0028】そのようなアルカリ金属化合物(適宜、遊
離アルカリ金属類からその場で製造される)は、反応さ
せる反応混合物を基にして、0.001−2重量%の、
好適には0.005−0.9重量%の、特に好適には0.
01−0.5重量%の、量で使用される。
【0029】本発明に従うと、適宜そのようなアルカリ
金属化合物を錯体にさせる物質を加えることも可能であ
る(EP274 953)。例として挙げられるもの
は、クラウンエーテル類、例えばジベンゾ−18−クラ
ウン−6、ポリエチレングリコール類または二環式の窒
素−含有クリプタンズである。
【0030】そのような錯体生成剤は、アルカリ金属化
合物を基にして、0.1−200モル%の、好適には1
−100モル%の、量で使用される。
【0031】本発明に従う方法用に適している触媒はさ
らに、タリウム−Iおよびタリウム−III化合物、例え
ば酸化物類、水酸化物類、炭酸塩類、酢酸塩類、臭化物
類、塩化物類、弗化物類、蟻酸塩類、硝酸塩類、シアン
酸塩類、ステアリン酸塩類、ナフテン酸塩類、安息香酸
塩類、シクロヘキシルホスホン酸塩類およびヘキサヒド
ロ安息香酸塩類、シクロペンタジエニルタリウム、タリ
ウムメチレートおよびタリウムエチレート、好適には酸
化Tl−(I)、水酸化Tl−(I)、炭酸Tl−(I)、酢
酸Tl−(I)、酢酸Tl−(III)、弗化Tl−(I)、蟻
酸Tl−(I)、硝酸ナフテン酸Tl−(I)およびTl−
(I)メチレート、である(EP1083)。それらは、
合計反応混合物を基にして、一般的には0.0001−
10重量%、好適には0.001−1重量%、である。
【0032】さらに本発明に従う方法では窒素−含有塩
基類を触媒として使用することもできる(US−4 0
62 884)。例として挙げられるものは、第二級ま
たは第三級アミン類、例えばトリエチルアミン、トリブ
チルアミン、メチルジベンジルアミン、ジメチルシクロ
ヘキシルアミンなど、である。
【0033】本発明に従い使用される窒素−含有塩基類
の量は、合計反応混合物を基にして、0.01−10重
量%、好適には0.1−5重量%、特に好適には0.1−
1重量%、である。
【0034】さらに不均質触媒系を本発明に従う方法で
使用することもできる(US4 062 884、US4
691 041、JA63/238 043およびEP
298 167)。そのような系は、例えば、第三級ア
ミン類、第四級アンモニウム基からの官能基を有するイ
オン交換樹脂であり、対−イオンの例として挙げられる
ものは水酸化物、塩化物もしくは硫酸水素塩、スルホン
酸基またはカルボキシル基であり、それらの両者に対し
ては水素、アルカリ金属類またはアルカリ土類金属類が
対−イオンの例として挙げられる。これらの官能基は重
合体と直接的にまたは不活性鎖を介して結合することが
できる。二酸化ケイ素上に含浸されているアルカリ金属
珪酸塩類またはアルカリ土類金属珪酸塩類、並びにアン
モニウム交換されたゼオライト類、もその他に挙げられ
る。
【0035】本発明に従うと、これらの不均質触媒は好
適には静止形で使用されるが、それらを例えば懸濁液中
の微細粉末状で使用することもできる。静止形では、触
媒は例えば上記パッキングの代わりにまたはこれとの混
合物状で使用することができる。
【0036】本発明に従いその他に使用できる触媒は、
ホスフィン類、スチビン類、アルシン類並びに2価硫黄
およびセレン化合物類並びにそれらのオニウム塩類から
なる群からの化合物である(EP180 387および
US4 734 518)。下記のものが例として挙げら
れる:トリブチルホスフィン、トリフェニルホスフィ
ン、ジフェニルホスフィン、1,3−ビス−(ジフェニ
ルホスフィノ)プロパン、トリフェニルアルシン、トリ
メチルアルシン、トリブチルアルシン、1,2−ビス−
(ジフェニルアルシノ)エタン、トリフェニルスチビ
ン、ジフェニルスルフィド、ジフェニルジスルフィド、
ジフェニルセレニド、テトラフェニルホスホニウムハラ
イド(Cl、BrまたはI)、テトラフェニルアルソニ
ウムハライド(Cl、BrまたはI)、トリフェニルホ
スホニウムハライド(ClまたはBr)など。
【0037】本発明に従い使用されるこの触媒群の量
は、合計反応混合物を基にして、0.1−10重量%の
範囲内、好適には0.1−5重量%、特に好適には0.1
−2重量%の範囲内、である。
【0038】さらに、錫、チタンまたはジルコニウムの
錯体類または塩類を本発明に従い使用することもできる
(US4 661 609)。そのような系の例は、ブチ
ル錫酸、錫メトキシド、ジメチル錫、酸化ジブチル錫、
ジラウリン酸ジブチル錫、水素化トリブチル錫、塩化ト
リブチル錫、エチルヘキサン酸錫(II)、ジルコニウム
アルコキシド類(メチル、エチルまたはブチル)、ジル
コニウム(IV)ハライド類(F、Cl、Brまたは
I)、硝酸ジルコニウム類、アセチルアセトン酸ジルコ
ニウム、チタンアルコキシド類(メチル、エチルまたは
イソプロピル)、酢酸チタン、アセチルアセトン酸チタ
ンなどである。
【0039】本発明に従い使用できる量は、合計混合物
を基にして、0.1−10重量%、好適には1−5重量
%、である。
【0040】さらに、式
【0041】
【化5】 〔Aabm・〔Bcdn (III) の二官能性触媒を本発明に従う方法で使用することもで
きる。これらの二官能性触媒では、かぎ括弧内の二成分
類のモル比は指数mおよびnにより表示されている。こ
れらの指数は、互いに独立して、0.001−1の、好
適には0.01−1の、特に好適には0.05−1の、そ
して特に好適には0.1−1の、価をとることができ
る。かぎ括弧内には各場合とも1個のカチオンおよび1
個のアニオンの中性塩類が存在している。指数aおよび
bは互いに独立して1−5の整数を表し、指数cおよび
dは互いに独立して1−3の整数を表し、ここではその
ような中性塩類用のカチオンおよびアニオンの原子価条
件が合致するようなものである。さらに、(III)にお
いては、Aは短期形の元素の周期律表の第三周期且つII
a群、第四周期且つIIa、IVa−VIIIa、Ibもしくは
IIb群、第五周期且つIIa、IVa−VIIa、IIbもしく
はIV群、または第六周期且つIIa−VIa群に属する金属
のカチオンを示す。
【0042】専門家は短期形の元素の周期律表(メンデ
レーフ)の一般的表示からカチオンA用に適している金
属類を見いだすことができる。Aは好適には金属類M
g、Ca、Sr、Ba、Zn、Cu、Mn、Co、N
i、Fe、Cr、Mo、W、Ti、Zr、Sn、Hf、
VまたはTaの1種のカチオン、好適には金属類Mg、
Ca、Zn、Co、Ni、Mn、CuまたはSnの1種
のカチオン、である。上記金属類の錯体生成されていな
いカチオンの他に、上記金属類のカチオン系オキソ錯体
類、例えばチタニルTiO++およびクロミルCr
2 ++、も可能である。
【0043】カチオンAに属するアニオンXは、無機ま
たは有機酸のものである。そのような無機または有機酸
は一塩基性または二塩基性または三塩基性であることが
できる。そのような塩類およびそれらのアニオン類は専
門家に既知である。一塩基性の無機または有機酸類のア
ニオンの例は弗化物、臭化物、塩化物、ヨウ化物、硝酸
塩、炭素数が1−13のアルカンカルボン酸のアニオン
であり、二塩基性の無機または有機アニオンの例は硫酸
塩類、シュウ酸塩類、琥珀酸塩類、フマル酸塩類、マレ
イン酸塩類、フタル酸塩類などであり、三塩基性の無機
または有機アニオンの例は燐酸塩またはクエン酸塩であ
る。式(III)の触媒中の好適なアニオンXは、弗化
物、塩化物、臭化物、ヨウ化物、硫酸塩、硝酸塩、燐酸
塩、蟻酸塩、酢酸塩、プロピオン酸塩、シュウ酸塩、酪
酸塩、クエン酸塩、琥珀酸塩、フマル酸塩、マレイン酸
塩、安息香酸塩、フタル酸塩、デカン酸塩、ステアリン
酸塩、パルミチン酸塩およびラウリン酸塩である。特に
好適なアニオンXは、塩化物、臭化物、ヨウ化物、酢酸
塩、ラウリン酸塩、ステアリン酸塩、パルミチン酸塩、
デカン酸塩、硝酸塩および硫酸塩である。
【0044】式(III)の触媒中の適当なカチオンB
は、アルカリ金属カチオンまたはアルカリ土類金属カチ
オン、第四級アンモニウム、ホスホニウム、アルソニウ
ムまたはスチボニウムカチオンおよび第三級スルホニウ
ムカチオンからなる群からのものである。
【0045】ここで挙げられるアルカリおよびアルカリ
土類金属カチオンは、リチウム、ナトリウム、カリウ
ム、ルビジウム、セシウム、マグネシウム、カルシウ
ム、ストロンチウムおよびバリウムカチオン、好適には
上記のアルカリ金属カチオン、特に好適にはナトリウム
およびカリウムカチオン、である。
【0046】適当なカチオンBは好適には式:
【0047】
【化6】 〔式中、Q1はN、P、AsまたはSbを表し、そして
2、R3、R4およびR5は互いに独立して直鎖もしくは
分枝鎖状のC1−C18‐アルキルまたはC7−C12‐アラ
ルキルであり、そして基R2−R5の1個はC6−C12
アリールであることができる〕のものである。
【0048】Bは特に好適には式:
【0049】
【化7】 〔式中、Q2はNまたはP、好適にはN、を表す〕のも
のである。
【0050】式(IV)および(VI)の概念では、基
12、R13、R14およびR15は互いに独立して直鎖もし
くは分枝鎖状のC1−C12-アルキルまたはC7−C8‐ア
ラルキルを示し、そして基R12−R15の1個はフェニル
であることもでき、特に好適にはそれぞれ基R2、R3
4およびR5を置換している。さらに、基R22、R23
24およびR25は互いに独立してC1−C8‐アルキルま
たはベンジルを示し、そして基R22−R25の1個はフェ
ニルであることもでき、特に好適にはそれぞれ基R12
13、R14およびR15を置換している。
【0051】直鎖もしくは分枝鎖状のC1−C18‐アル
キルは、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル、イソブチル、ヘキシル、オクチル、ドデ
シル、ヘキサデシルまたはオクタデシルである。好適な
アルキルは炭素数が1−12であり、そして特に好適な
アルキルは炭素数が1−8である。
【0052】C7−C12‐アラルキルは、例えば、ベン
ジル、フェニルエチル、フェニルプロピル、ナフチルメ
チルまたはナフチルエチルであり、好適なアラルキルは
ベンジルまたはフェニルエチルであり、そして特に好適
なアラルキルはベンジルである。
【0053】C6−C12‐アリールは、例えば、フェニ
ル、ナフチルまたはビフェニリル、好適にはフェニル、
である。
【0054】式(III)の触媒中のアニオンYは、ハラ
イドイオン、例えば弗化物、塩化物、臭化物またはヨウ
化物、好適には臭化物またはヨウ化物、特に好適にはヨ
ウ化物、である。しかしながら、特殊な場合にアニオン
Xが臭化物または塩化物であるなら、それはXのところ
で挙げられている他のアニオンの意味を有することもで
きる。
【0055】式(III)の二官能性触媒は、合計エステ
ル交換混合物を基にして、0.005−5重量%の、好
適には0.01−3重量%の、特に好適には0.01−1
重量%の、量で使用される。
【0056】これらの量の触媒はある場合には文献中に
挙げられている量とは異なっている。比較的高濃度のア
ルカリ金属化合物を基にした活性触媒を、収率を減少さ
せそして反応工程を妨害するCO2を発生させずに且つ
例えばドイツ公開明細書2 740 243、そこに引用
されている文献およびドイツ公開明細書2 740 25
1から知られている如きポリオール類を発生させずに、
本発明に従う方法で使用できるということは特に驚異的
である。
【0057】これも本発明に従う方法の驚異的特徴であ
る。
【0058】
【実施例】実施例1−7 触媒KOHのエチレングリコール中溶液および出発物質
である炭酸エチレングリコールを別個に、カラム上端か
ら約10cm下で、ガラスのラシッヒ環が充填されてい
る250cmの長さおよび30mmの直径を有する等温
的に恒温調節されているカラム中に計量添加した。カラ
ム下端から約30cmの上で気体状で供給された気体形
メタノールをこの流に対して向流的に通した。メタノー
ルおよび炭酸ジメチルの混合物を精留部分なしで操作さ
れているカラムの頂部で除去し、そして適宜依然として
少量の炭酸エチレングリコールおよびアルコールを含有
しているエチレングリコールをストリッピング部分を有
していない下端で除去した。
【0059】下表1は本発明に従うエステル交換の数例
およびそれらの結果を示している。これらは一定条件お
よび比がカラム中で制定された後に測定された。ストリ
ッピングまたは精留部分が存在していないため、底部生
成物は依然としてメタノールおよび適宜少量の炭酸ジメ
チルを含有しており、そして蒸留物は依然として痕跡量
のエチレングリコールまたは炭酸エチレングリコールを
含有していた。
【0060】実施例8 実施例1−7の方法を繰り返し、そしてメタノールの代
わりに気体形エタノール流をカラム下端から約30cm
上で供給した。結果は下表2に示されている。
【0061】
【表1】 表1:実施例1−7 番号 EGC 触媒 MeOH 温度 蒸留物1) 底部生成物2) g/時 g/時 g/時 ℃ g/時 MeOH DMC g/時 EG EGC MeOH の% の% の% の% の% 1 101 0.7 330 80 302 64.9 34.4 131 53.5 0.3 45.5 2 202 1.4 660 80 599 66.9 32.1 259 53.3 1.2 44.2 3 195 1.4 970 100 735 73.3 25.6 427 30.4 4.5 63.2 4 170 0.7 660 70 457 62.6 36.9 366 33.2 1.7 63.7 5 250 1.4 1050 80 930 57.4 42.1 370 36.7 30.8 22.8 共沸物 +9.1DMC 70%MeOH 30%DMC 6 202 1.4 630 80 450 54.2 45.3 380 37.4 <0.1 61.2 330cm長さのカラム 7 200 1.33) 660 80 603 67.2 31.7 252 54.3 1.6 42.7 EGC = 炭酸エチレングリコール DMC = 炭酸ジメチル MeOH = メタノール EG = エチレングリコール1) および2)この工程ではストリッピングおよび精留部分
なし1) 痕跡量のEGCおよびEGが依然として蒸留物中に存
在しているかもしれない2) 少量のDMCが依然として底部生成物中に存在してい
るかもしれない3) KOHの代わりにNaメチレート触媒
【0062】
【表2】表2:実施例8 触媒 番号 EGC KOH EtOH 温度 蒸留物1) 底部生成物2) g/時 g/時 g/時 ℃ g/時 EtOH DEC g/時 EG EGC EtOH の% の% の% の% の% 8 104 2.8 358 100 149 78.7 20.2 310 37.7 26.9 22.2 EGC = 炭酸エチレングリコール DEC = 炭酸ジエチル EtOH = エタノール EG = エチレングリコール1) および2)この工程ではストリッピングおよび精留部分
なし1) 痕跡量のEGCおよびEGが依然として蒸留物中に存
在しているかもしれない、そして2) 少量のDECが依然として底部生成物中に存在してい
るかもしれない実施例9 毎時44gのEGCおよび0.06gのKOH(3gの
EG中に溶解されている)を、ワイヤーメッシュ織物
(直径3mm)のパッキングが充填されており、80℃
に温度調節されておりそしてさらに下端で100℃に加
熱されている40cm長さのストリッピング部分が備え
られている28mmの直径および120cmの長さを有
するカラムの頂部上に加え、そして120gの100℃
の熱いMeOH気体をカラム中に底からストリッピング
部分のすぐ上に吹き込んだ。
【0063】平衡がカラム中で制定された時に、68.
4%のMeOHおよび31.6%のDMCの混合物が頂
部で得られ、そして81.0%のEG、18.9%のMe
OHおよび0.1%のEGCを含有している混合物が底
から放出された。
【0064】実施例10 毎時88gのEGC、240gのMeOHおよび6gの
EG中に溶解されている0.12gのKOHを実施例9
からのカラム中に計量添加し、60.6%のMeOHお
よび39.4%のDMCの頂部生成物並びに71.5%の
EG、21.8%のMeOHおよび5.8%のEGCの底
部生成物が静止状態で得られた。
【0065】ストリッピング部分中の温度が10°だけ
上昇した時には、底部生成物中のEGCの含有量は0.
5%に減少した。
【0066】これらの実施例は第一に、圧力の適用なし
で70−100°という穏やかな条件下で99%より大
きい選択率でエステル交換がいかに驚異的に円滑に且つ
急速に進行するかを示している(これに関しては、EP
1082の実施例9またはEP1083の実施例6およ
び比較例を本発明の実施例と比較すること)。
【0067】エステル交換をさらに調節して底部生成物
が事実上もはやEGCを含有していないようにすること
もでき、すなわち先行技術に従っては不可能であるEG
/EGC共沸物の分離が可能になる(実施例1、6、
9、11、12および13参照)。
【0068】最後に、MeOH/DMC共沸物に相当す
るものより多いDMCを含有している頂部生成物が得ら
れ(実施例1、4、5、6および8)、そしてMeOH
の代わりにMeOHおよびDMCの共沸物を使用するこ
ともでき、かなりの追加的なエステル交換が起きる(実
施例6:計量添加されたものの他に、さらに約1.6モ
ルのDMCが製造された)。
【0069】実施例11−13 抽出物である炭酸エチレンおよび別個に触媒KOHのエ
チレングリコール中溶液を、68cmの長さおよび5c
mの直径を有する10−トレー式の等温加熱されている
バブルトレーカラムの上端に計量添加した。カラムの下
端に、気体形メタノールを下降流と向流的に通した。1
5cmの長さおよび3.5cmの直径を有するビグルー
カラムを計量装置の上部にバブルトレーカラムの頂部上
で別個装置として設置した。4×4mmのガラスラシヒ
環が充填されている3.5cmの直径を有する30cm
長さの分離部分を下端に置いた。頂部流をビグルー分離
カラムの頂部で除去し、そして底部生成物流をストリッ
ピング部分の下端で除去した。下表は本発明に従う方法
の数例を示している。組成は一定条件が制定された後に
測定された。
【0070】
【表3】表3:実施例11−13 番号 EGC 触媒1)MeOH 温度℃ 温度℃ 蒸留物2) 底部生成物3) g/時 g/時 g/時 カラム ストリ g/時 MeOH DMC g/時 EG EGC MeOH ッピング の% の% の% の% の% 部分 11 200 1.4 660 80℃ 80℃ 644 66.0 33.9 215 71.4 − 28.0 12 200 1.4 660 80℃ 100℃ 680 68.6 31.3 179 84.3 − 15.0 13 202 1.4 660 80℃ 120℃ 702 70.2 29.6 158 94.5 − 4.8 EGC = 炭酸エチレングリコール DMC = 炭酸ジメチル MeOH = メタノール EG = エチレングリコール1) グリコール中10%強度溶液として計量添加されたK
OH2) カラム上に設置されたビグルーカラムのために、蒸留
物は実際的にEGCおよびEGを含んでいない3) 底部生成物はDMCを含んでいない 本発明の主なる特徴および態様は以下のとおりである。
【0071】1.触媒の存在下における炭酸エチレンま
たは炭酸プロピレンと1モルの炭酸エチレンまたは炭酸
プロピレン当たり3−30モルの、好適には4−20モ
ルの、特に好適には6−16モルの、式
【0072】
【化8】 R1OH (II) [式中、R1は直鎖もしくは分枝鎖状のC1−C4-アルキ
ルを示す]のアルコール類とのエステル交換による式
【0073】
【化9】 (R1O)2CO (I) [式中、R1は上記の意味を有する]の炭酸ジアルキル
類の製造方法において、エステル交換をパッキングまた
はバッフルが備えられているカラム中で60−160℃
の、好適には60−150℃の、特に好適には65−1
30℃の、範囲内の温度において実施し、そして炭酸エ
チレンまたは炭酸プロピレンがカラムの上部に計量添加
されそしてアルコールがカラムの下部に計量添加される
ように反応物類を向流的に通し、そして触媒をカラム中
で固定床として配置するかまたはこれもカラムの上部に
溶液または懸濁液状で計量添加し、適宜アルコールとの
混合物状であってもよい生成した炭酸ジアルキルをカラ
ムの頂部で除去しそして炭酸エチレンまたは炭酸プロピ
レンから生成されたエチレングリコールまたはプロピレ
ングリコールをカラムの足部で適宜触媒と一緒に除去す
ることを特徴とする方法。
【0074】2.アルコールがメタノールであることを
特徴とする、上記1の方法。
【0075】3.アルコールがエタノールであることを
特徴とする、上記1の方法。
【0076】4.カラムの空間/時間充填量が、反応相
手の合計量を基にして、0.1−3、好適には0.2−
2.5、特に好適には0.3−2.0、g/ml/時であ
ることを特徴とする、上記1の方法。
【0077】5.純粋なアルコールの代わりに、アルコ
ールおよび炭酸ジアルキルが同じアルキル基を有してい
るアルコール/炭酸ジアルキル混合物をアルコールとし
て使用することを特徴とする、上記1の方法。
【0078】6.カラムが頂部から下方に向かって上昇
する上記範囲内の値を有する温度勾配を有していること
を特徴とする、上記1の方法。
【0079】7.カラムの中間部がカラムの残部の直径
の4倍まで拡大されていることを特徴とする、上記1の
方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラインハルト・ランガー ドイツ連邦共和国デー4150クレーフエル ト・シヤイブラーシユトラーセ111 (72)発明者 フランツ−ヨゼフ・マイス ドイツ連邦共和国デー4000デユツセルドル フ1・グスタフ−ペンスゲン−シユトラー セ23

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 触媒の存在下における炭酸エチレンまた
    は炭酸プロピレンと1モルの炭酸エチレンまたは炭酸プ
    ロピレン当たり3−30モルの、好適には4−20モル
    の、特に好適には6−16モルの、式 【化1】 R1OH (II) 〔式中、R1は直鎖もしくは分枝鎖状のC1−C4‐アル
    キルを示す〕のアルコールとのエステル交換による式 【化2】 (R1O)2CO (I) 〔式中、R1は上記の意味を有する〕の炭酸ジアルキル
    の製造方法において、エステル交換をパッキングまたは
    バッフルが備えられているカラム中で60−160℃
    の、好適には60−150℃の、特に好適には65−1
    30℃の、範囲内の温度において実施し、そして炭酸エ
    チレンまたは炭酸プロピレンがカラムの上部に計量添加
    されそしてアルコールがカラムの下部に計量添加される
    ように反応物を向流的に通し、そして触媒をカラム中で
    固定床として配置するかまたはこれもカラムの上部に溶
    液または懸濁液状で計量添加し、適宜アルコールとの混
    合物状であってもよい生成した炭酸ジアルキルをカラム
    の頂部で除去しそして炭酸エチレンまたは炭酸プロピレ
    ンから生成されたエチレングリコールまたはプロピレン
    グリコールをカラムの下部で適宜触媒と一緒に除去する
    ことを特徴とする方法。
JP4250427A 1991-09-03 1992-08-27 炭酸ジアルキルの連続的製造方法 Pending JPH05213830A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4129316.9 1991-09-03
DE4129316A DE4129316A1 (de) 1991-09-03 1991-09-03 Verfahren zur kontinuierlichen herstellung von dialkylcarbonaten

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05213830A true JPH05213830A (ja) 1993-08-24

Family

ID=6439785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4250427A Pending JPH05213830A (ja) 1991-09-03 1992-08-27 炭酸ジアルキルの連続的製造方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5231212A (ja)
EP (1) EP0530615B1 (ja)
JP (1) JPH05213830A (ja)
KR (1) KR100232029B1 (ja)
CA (1) CA2077196C (ja)
DE (2) DE4129316A1 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7622601B2 (en) 2004-10-14 2009-11-24 Asahi Kasei Chemicals Corporation Process for production of high-purity diaryl carbonate
US7645896B2 (en) 2004-06-17 2010-01-12 Asahi Kasei Chemicals Corporation Method for producing a dialkyl carbonate and a diol
US7799939B2 (en) 2005-09-20 2010-09-21 Asahi Kasei Chemicals Corporation Process for production of dialkyl carbonate and diol
US7812189B2 (en) 2004-08-25 2010-10-12 Asahi Kasei Chemicals Corporation Industrial process for production of high-purity diphenyl carbonate
US8049028B2 (en) 2005-12-26 2011-11-01 Asahi Kasei Chemicals Corporation Industrial process for separating out dialkyl carbonate
US8058465B2 (en) 2005-11-25 2011-11-15 Asahi Kasei Chemicals Corporation Process for industrially producing dialkyl carbonate and diol
US8071819B2 (en) 2006-01-10 2011-12-06 Asahi Kasei Chemicals Corporation Industrial process for production of high-purity diol
US8093437B2 (en) 2006-01-26 2012-01-10 Asahi Kasei Chemicals Corporation Industrial process for production of diol
JP4937140B2 (ja) * 2005-12-27 2012-05-23 旭化成ケミカルズ株式会社 ジアルキルカーボネートとジオール類の工業的製造方法

Families Citing this family (49)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4216121A1 (de) * 1992-05-15 1993-11-18 Bayer Ag Verfahren zur kontinuierlichen Herstellung von Dialkylcarbonaten
US5436362A (en) * 1992-11-20 1995-07-25 Chiyoda Corporation Method of producing dialkylcarbonate
US5487392A (en) * 1993-11-15 1996-01-30 Haaga; John R. Biopxy system with hemostatic insert
CN1049212C (zh) * 1994-06-24 2000-02-09 华东理工大学 一种改进的碳酸二烷基酯的合成方法
US5498743A (en) * 1994-10-20 1996-03-12 Mobil Oil Corp. Process for producing dialkylcarbonates
US5489703A (en) * 1995-05-19 1996-02-06 Amoco Corporation Reaction extraction of alkyl carbonate
WO1997023445A1 (fr) * 1995-12-22 1997-07-03 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Procede de preparation en continu de carbonates de dialkyles et de diols
DE19623508C2 (de) * 1996-06-13 1998-08-20 Henkel Kgaa Verfahren zur Herstellung von Dialkylcarbonaten
KR100379816B1 (ko) * 1998-06-10 2003-04-10 아사히 가세이 가부시키가이샤 디알킬 카보네이트와 디올을 연속적으로 제조하는 방법
US5902894A (en) * 1998-08-26 1999-05-11 Catalytic Distillation Technologies Process for making dialkyl carbonates
US6479689B1 (en) 1999-03-03 2002-11-12 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Process for continuously producing dialkyl carbonate and diol
US6365767B1 (en) 1999-05-28 2002-04-02 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Process for co-production of dialkyl carbonate and alkanediol
US6207850B1 (en) 1999-11-03 2001-03-27 Mobil Oil Corporation Process for co-production of dialkyl carbonate and alkanediol
US6407279B1 (en) 1999-11-19 2002-06-18 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Integrated process for preparing dialkyl carbonates and diols
US6162940A (en) * 1999-12-14 2000-12-19 Mobil Oil Corporation Process for co-production of dialkyl carbonate and alkanediol
US6342623B1 (en) 2000-02-04 2002-01-29 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Process for co-production of dialkyl carbonate and alkanediol
US6166240A (en) * 2000-02-22 2000-12-26 Mobil Oil Corporation Process for co-production of dialkyl carbonate and alkanediol
DE10140846A1 (de) * 2001-08-21 2003-03-06 Cognis Deutschland Gmbh Verfahren zur Herstellung von Dialkylcarbonaten
US6620959B1 (en) * 2002-04-16 2003-09-16 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Process for the production of unsymmetric and/or symmetric dialkyl carbonates and diols
BRPI0512550B1 (pt) * 2004-06-25 2015-09-08 Asahi Kasei Chemicals Corp processo para a produção de um carbonato aromático e carbonato aromático
IN242739B (ja) 2004-07-13 2010-09-10 Asahi Kasei Chemicals Corp
WO2007060893A1 (ja) * 2005-11-25 2007-05-31 Asahi Kasei Chemicals Corporation ジアルキルカーボネートとジオール類を工業的に製造する方法
KR20080067709A (ko) * 2005-12-12 2008-07-21 아사히 가세이 케미칼즈 가부시키가이샤 디알킬카르보네이트와 디올류의 공업적 제조 방법
TWI308911B (en) * 2005-12-13 2009-04-21 Asahi Kasei Chemcials Corp Process for industrially producing dialkyl carbonate and diol
TW200732291A (en) * 2005-12-14 2007-09-01 Asahi Kasei Chemicals Corp Process for production of dialkyl carbonate and diol in industrial scale and with high yield
JP5362223B2 (ja) * 2005-12-19 2013-12-11 旭化成ケミカルズ株式会社 高純度ジフェニルカーボネートを工業的規模で製造する方法
TW200738602A (en) * 2006-02-01 2007-10-16 Asahi Kasei Chemicals Corp Industrial process for producing high-purity diol
TW200740749A (en) * 2006-02-22 2007-11-01 Shell Int Research Process for the preparation of an alkanediol and a dialkyl carbonate
TWI378087B (en) * 2006-02-22 2012-12-01 Shell Int Research Process for the preparation of an alkanediol and a dialkyl carbonate
TWI382979B (zh) * 2006-02-22 2013-01-21 Shell Int Research 碳酸伸烷酯之生產方法及由此生產的碳酸伸烷酯於烷二醇及碳酸二烷酯之製造中的用途
TW200740731A (en) * 2006-02-22 2007-11-01 Shell Int Research Process for the preparation of alkanediol
TWI383976B (zh) 2006-02-22 2013-02-01 Shell Int Research 製備碳酸二烷酯及烷二醇的方法
TWI387584B (zh) * 2006-03-13 2013-03-01 Shell Int Research 碳酸伸烷酯之生產方法及由此生產之碳酸伸烷酯於烷二醇及碳酸二烷酯之製造中之用途
RU2440964C2 (ru) * 2006-06-13 2012-01-27 Шелл Интернэшнл Рисерч Маатсхаппий Б.В. Выделение и очистка гликоля
TWI430981B (zh) * 2006-12-04 2014-03-21 Shell Int Research 製備伸烷基二醇之方法
RU2464267C2 (ru) * 2007-04-23 2012-10-20 Шелл Интернэшнл Рисерч Маатсхаппий Б.В. Способ получения 1,2-алкиленкарбоната
US8110698B2 (en) * 2008-02-11 2012-02-07 Shell Oil Company Process for producing diphenyl carbonate
US7851645B2 (en) 2008-02-11 2010-12-14 Catalytic Distillation Technologies Process for continuous production of organic carbonates or organic carbamates and solid catalysts therefore
TWI457317B (zh) 2008-05-20 2014-10-21 Shell Int Research 碳酸伸烷酯之製造方法
DE102009053370A1 (de) 2009-11-14 2011-05-19 Bayer Materialscience Ag Verfahren zur Reinigung von Dialkylcarbonaten
DE102010006657A1 (de) 2010-02-03 2011-08-04 Bayer MaterialScience AG, 51373 Verfahren zur Herstellung von Dialkylcarbonaten
US9249082B2 (en) * 2010-02-09 2016-02-02 King Abdulaziz City for Science and Technology (KACST) Synthesis of dimethyl carbonate from carbon dioxide and methanol
DE102010042937A1 (de) 2010-10-08 2012-04-12 Bayer Materialscience Aktiengesellschaft Verfahren zur Herstellung von Diarylcarbonaten aus Dialkylcarbonaten
DE102010042934A1 (de) 2010-10-26 2012-04-26 Bayer Materialscience Aktiengesellschaft Verfahren zur kontinuierlichen Herstellung von Dialkylcarbonat
DE102010042936A1 (de) 2010-10-26 2012-04-26 Bayer Materialscience Aktiengesellschaft Verfahren zur kontinuierlichen Herstellung von Dialkylcarbonat
EP2650278A1 (de) 2012-04-11 2013-10-16 Bayer MaterialScience AG Verfahren zur Herstellung von Diarylcarbonaten aus Dialkylcarbonaten
EP2922810B1 (de) 2012-11-21 2016-12-21 Covestro Deutschland AG Verfahren zur herstellung von dialkylcarbonaten
US10131620B2 (en) 2015-10-20 2018-11-20 Chang Chun Plastics Co., Ltd. Process for producing dimethyl carbonate
US9656943B2 (en) 2015-10-20 2017-05-23 Chang Chun Plastics Co. Ltd. Process for producing dimethyl carbonate

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3803201A (en) * 1971-02-22 1974-04-09 Dow Chemical Co Synthesis of dimethyl carbonate
DE2737265A1 (de) * 1977-08-18 1979-03-01 Bayer Ag Verfahren zur abtrennung von dimethylcarbonat aus seinem azeotrop mit methanol
DE2740251A1 (de) * 1977-09-07 1979-03-22 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von dialkylcarbonaten
DE2740243A1 (de) * 1977-09-07 1979-03-15 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von dialkylcarbonaten
US4691041A (en) * 1986-01-03 1987-09-01 Texaco Inc. Process for production of ethylene glycol and dimethyl carbonate

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7645896B2 (en) 2004-06-17 2010-01-12 Asahi Kasei Chemicals Corporation Method for producing a dialkyl carbonate and a diol
US8148566B2 (en) 2004-06-17 2012-04-03 Asahi Kasei Chemicals Corporation Method for producing a dialkyl carbonate and a diol
US7812189B2 (en) 2004-08-25 2010-10-12 Asahi Kasei Chemicals Corporation Industrial process for production of high-purity diphenyl carbonate
US7622601B2 (en) 2004-10-14 2009-11-24 Asahi Kasei Chemicals Corporation Process for production of high-purity diaryl carbonate
US7799939B2 (en) 2005-09-20 2010-09-21 Asahi Kasei Chemicals Corporation Process for production of dialkyl carbonate and diol
US8058465B2 (en) 2005-11-25 2011-11-15 Asahi Kasei Chemicals Corporation Process for industrially producing dialkyl carbonate and diol
US8049028B2 (en) 2005-12-26 2011-11-01 Asahi Kasei Chemicals Corporation Industrial process for separating out dialkyl carbonate
JP4937140B2 (ja) * 2005-12-27 2012-05-23 旭化成ケミカルズ株式会社 ジアルキルカーボネートとジオール類の工業的製造方法
US8071819B2 (en) 2006-01-10 2011-12-06 Asahi Kasei Chemicals Corporation Industrial process for production of high-purity diol
US8093437B2 (en) 2006-01-26 2012-01-10 Asahi Kasei Chemicals Corporation Industrial process for production of diol

Also Published As

Publication number Publication date
CA2077196C (en) 2004-04-27
EP0530615B1 (de) 1995-10-18
KR930005962A (ko) 1993-04-20
US5231212A (en) 1993-07-27
EP0530615A2 (de) 1993-03-10
DE4129316A1 (de) 1993-03-04
EP0530615A3 (en) 1993-06-16
CA2077196A1 (en) 1993-03-04
KR100232029B1 (ko) 1999-12-01
DE59204056D1 (de) 1995-11-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05213830A (ja) 炭酸ジアルキルの連続的製造方法
US5359118A (en) Process for the continuous preparation of dialkyl carbonates
US5218135A (en) Process for the preparation of dialkyl carbonates
EP0535825B1 (en) Process for the purification of carboxylic acids and/or their anhydrides
KR100293341B1 (ko) 디알킬카보네이트및디올을연속적으로제조하는방법
US6479689B1 (en) Process for continuously producing dialkyl carbonate and diol
US8148566B2 (en) Method for producing a dialkyl carbonate and a diol
US6346638B1 (en) Process for continuous production of dialkyl carbonate and diol
JPH06184058A (ja) ジアリールカーボネート類の製造方法
TWI465429B (zh) 自碳酸伸烷酯和醇類製備碳酸二烷基酯的方法
CN1183761A (zh) 从羧基化过程产生的含水稀液流中回收乙酸
EP0640583A2 (en) Process for the preparation of acetic esters from methanol
US5362901A (en) Process for the preparation of organic carbonates having at least one aromatic ester group
EP0832872B1 (en) Process for producing diaryl carbonate
KR101761919B1 (ko) 디알킬 카르보네이트의 제조 방법
JP2012092096A (ja) ジアルキルカーボネートからジアリールカーボネートを調製する方法
KR20150084859A (ko) 디알킬 카르보네이트의 제조 방법
EP0636599A1 (en) Process for the carbonylation of methanol to form acetic acid, methyl acetate and acetic anhydride
EP0949236B1 (en) Process for producing acid chlorides having polyfluoroalkyl groups
KR100287601B1 (ko) 아릴 카보네이트의 연속적 제조방법
JPH10152457A (ja) 炭酸ジアリールエステルの製造法