JPH05213751A - 一連のアレコロンおよびイソアレコロンのニコチン様活性 - Google Patents

一連のアレコロンおよびイソアレコロンのニコチン様活性

Info

Publication number
JPH05213751A
JPH05213751A JP4278512A JP27851292A JPH05213751A JP H05213751 A JPH05213751 A JP H05213751A JP 4278512 A JP4278512 A JP 4278512A JP 27851292 A JP27851292 A JP 27851292A JP H05213751 A JPH05213751 A JP H05213751A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tetrahydro
methyl
pyridinyl
acid
mol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4278512A
Other languages
English (en)
Inventor
John S Ward
ジョン・スタンレイ・ワード
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eli Lilly and Co
Original Assignee
Eli Lilly and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eli Lilly and Co filed Critical Eli Lilly and Co
Publication of JPH05213751A publication Critical patent/JPH05213751A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D211/00Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings
    • C07D211/04Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
    • C07D211/68Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member
    • C07D211/70Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member with only hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P21/00Drugs for disorders of the muscular or neuromuscular system
    • A61P21/02Muscle relaxants, e.g. for tetanus or cramps
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/02Drugs for disorders of the nervous system for peripheral neuropathies
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/28Drugs for disorders of the nervous system for treating neurodegenerative disorders of the central nervous system, e.g. nootropic agents, cognition enhancers, drugs for treating Alzheimer's disease or other forms of dementia

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ニコチン性アゴニストもしくはアンタゴニス
ト活性を有する一連の1,2,5,6−テトラヒドロ−3
−ピリジルケトンおよび1,2,3,6−テトラヒドロ−
4−ピリジルケトンならびにそれらの生理学的に許容し
得る酸付加塩が提供される。 【効果】 上記の化合物は、アルツハイマー病、パーキ
ンソン病および他の中枢神経系疾患、疼痛、胃腸疾患お
よび糖尿病を治療するのに有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一連のアレコロンおよ
びイソアレコロン、その合成、ニコチン・レセプターに
対するその選択的親和性およびアルツハイマー病、他の
中枢神経系の疾患、疼痛、胃腸疾患および糖尿病の治療
におけるその使用に関する。
【0002】
【従来の技術】アレコロンは、コリン作動性のアゴニス
トおよびアンタゴニストならびに他の薬物の合成におけ
る重要な中間体として当分野で周知である。イソアレコ
ロンは、ニコチン性アゴニストおよび他のニコチン性ア
ゴニストの合成における中間体として知られている。
【0003】Reavill,C.は、イソアレコロン・メチオ
ジドおよびイソアレコロン・HClが結合を阻害し、ラ
ットにおいてニコチン様の特徴的な刺激効果をもたらす
ことを開示した[Reavill,C., et al., Neuropharmacolo
gy 26, 789-792 (1987)]。さらに、Spivak,C.は、イ
ソアレコロン・メチオジド(1−メチル−4−アセチル
−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン)がニコチンおよ
びムスカリン・レセプターに結合する非常に有力なアゴ
ニストであることを見い出した[Spivak, C.,et al., Mo
l. Pharmacol. 36, 177-184 (1989)]。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、一連のアレ
コロンおよびイソアレコロンの新しい合成法、ニコチン
・レセプターに対するその選択的親和性およびアルツハ
イマー病およびその他の中枢神経系関連の疾患の治療に
おけるその使用を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の式:
【化2】 [式中、Rは(C2〜C6)アルキル、(C2〜C6)アルケニ
ル、(C2〜C6)アルキニル、(C2〜C6)アルコキシアル
キル、(C2〜C6)アルキルチオアルキル、(C2〜C6)ア
ルキルアミノアルキル、(C3〜C6)シクロアルキル、
(C3〜C6)シクロアルキルで置換された(C1〜C6)アル
キル、または(C1〜C6)ポリフルオロアルキルであり;
1は水素または1もしくは2個の(C1〜C3)アルキル
である]で示される化合物またはその生理学的に許容し
得る酸付加塩に関する。
【0006】さらに本発明は、式IまたはIIの化合物を
その薬学的に許容し得る賦形剤と共に含有する医薬製剤
を提供する。本発明の他の態様において、ニコチン性ア
ゴニストもしくはアンタゴニスト活性に関連した中枢神
経系関連の疾患を有する哺乳動物を治療するための方法
であって、上記化合物またはその薬学的に許容し得る塩
の有効量を投与することからなる方法が提供される。
【0007】上記の式において用いられる一般的な化学
用語は、それらの通常の意味を有する。例えば、"アル
キル"の用語は、示された炭素数を有する直鎖または分
岐鎖のアルキル鎖を表す。"(C1〜C3)アルキル"基は、
メチル、エチル、n−プロピルおよびイソプロピルであ
る。"(C2〜C6)アルキル"の用語は、直鎖および分岐鎖
アルキルの両方を含み、エチル、n−プロピル、イソプ
ロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−
ブチル、n−ペンチル、2−メチルブチル、3−メチル
ブチル、n−ヘキシル、4−メチルペンチル等を含む。
シクロアルキルは、示された炭素数を有する飽和の環式
炭化水素基を示し、シクロプロピル、シクロブチル、シ
クロペンチルまたはシクロヘキシル等を示す。"(C2〜C
6)アルケニル"の用語は、例えば−CH=CH2、−CH
2CH=CH2、−CH2CH2CH=CH2、−CH(CH
3)CH=CH2等のオレフィン型の不飽和炭化水素を示
す。"C1〜C6ポリフルオロアルキル"におけるポリフル
オロは、(F2〜F13)−アルキルを意味する。"(C2〜C
6)アルキニル"の用語は、例えば、
【化3】 等の三重結合を有する不飽和炭化水素を示す。(C2〜C
6)アルコキシアルキルは、Oにより遮断された2〜6個
の炭素からなる基を意味する。(C2〜C6)アルキルチオ
アルキルは、Sにより遮断された2〜6個の炭素からな
る基を意味する。(C2〜C6)アルキルアミノアルキル
は、Nにより遮断された2〜6個の炭素からなる基を意
味する。
【0008】"生理学的に許容し得る酸付加塩"の用語
は、本明細書中では"薬学的に許容し得る塩"と同義であ
って交換して用いることができ、式IまたはIIの化合物
上の塩基性基(アミノ基等)および酸性基(特に、カルボ
ン酸基)との酸−塩基反応により形成される塩を含む。
従って、本発明の生理学的に許容し得る酸付加塩は、塩
基性もしくは酸性の部分を含む式IまたはIIの化合物か
ら通常の化学的方法により製造することができる。一般
的に塩は、遊離塩基または酸を適当な溶媒または溶媒の
混合物中、所望の塩−形成酸または塩基の化学量または
過剰量と反応させることにより製造する。適当な塩−形
成酸には、塩酸、臭化水素酸、硫酸、サルファミン酸、
リン酸、硝酸等の無機酸、酢酸、プロピオン酸、コハク
酸、グリコール酸、ステアリン酸、乳酸、クエン酸、リ
ンゴ酸、酒石酸、アスコルビン酸、パモ酸、マレイン
酸、ヒドロキシマレイン酸、フェニル酢酸、グルタミン
酸、安息香酸、サリチル酸、スルファニル酸、2−アセ
トキシ安息香酸、フマル酸、トルエンスルホン酸、メタ
ンスルホン酸、エタンジスルホン酸、シュウ酸、ベンゼ
ンスルホン酸、ピクリン酸、ケイ皮酸等の有機酸が含ま
れる。酸性部分を有する式IまたはIIの化合物の塩を製
造するために使用される塩基には、ナトリウム、カリウ
ム、リチウム、カルシウムもしくはマグネシウム水酸化
物等のアルカリもしくはアルカリ土類金属水酸化物、ア
ンモニア、またはベンジルアミン、ジベンジルアミン、
ジベンジルエチレンジアミン、トリエチルアミン、トリ
メチルアミン、ピペリジン、ピロリジン、2−ヒドロキ
シエチルアミン、ビス(2−ヒドロキシエチル)アミン、
フェニルエチルベンジルアミンおよび同様の有機アミン
等の有機塩基が含まれる。
【0009】中部辺縁のドーパミン系等の結合部位に富
む脳の領域においてニコチンが作用していることが推測
されていた[Stolerman, I., New Scientist 128, 33-35
(1990)]。生化学的な研究は、中部辺縁のドーパミン系
の神経末端がニコチン・レセプターを有していることを
示すことにより、この理論を支持している(同上)。ま
た、神経伝達物質5−HTが5−HT3レセプターとし
て作用してドーパミン系におけるニコチンの効果を増強
する可能性があることが提示されていた(同上)。[3H]
−ニコチンおよび[3H]−アセチルコリンを用いた放射
性リガンド結合の研究により、アルツハイマー病がニコ
チン性アセチルコリンレセプター結合部位の皮質密度の
減少に関連していることが示された[Schroder, H. et a
l., Neurology of Aging 12, 259-262 (1991)]。
【0010】本発明の化合物は、コリン作動性のニコチ
ン様活性を有する。それらは、選択的ニコチン・リガン
ド[3H]−N−(メチルカルバミル)コリン([3H]MCC)
をラット膜から排除する。このニコチン性レセプターに
対する親和性は、ニコチン性アゴニストまたはアンタゴ
ニスト活性の指標であり;さらに、このような活性を有
する化合物は、中枢神経系の疾患、例えば、アルツハイ
マー病、パーキンソン病、神経弛緩性の疾患、晩発性ジ
スキネジー、精神病またはジル・ド・ラ・ツレット症候
群;ニコチン性アゴニストまたはアントゴニスト活性が
原因因子であると考えられている他のCNS疾患、例え
ば、パニック発作およびその他の形式の不安;胃腸疾
患、例えば、過敏性腸症候群、潰瘍、過剰な膵液もしく
は胃液分泌、急性膵炎、運動障害、胃腸起源の新生物;
食欲調節系の調節;疼痛および糖尿病の治療においてそ
の用途が見い出されるであろう。
【0011】本発明に係る化合物に対する十分な理解を
確実にするために、代表的な化合物を名称により示す。
1−(1,2,5,6−テトラヒドロ−1−メチル−3−ピ
リジニル)−1−プロパノン・塩酸塩、1−(1,2,5,
6−テトラヒドロ−3−ピリジニル)−1−ブタノン・
塩酸塩、 1−(1,2,5,6−テトラヒドロ−1−メチル−3−ピ
リジニル)−1−ペンタノン・エタンジオエート(1:
1)、1−(1,2,5,6−テトラヒドロ−1−メチル−
3−ピリジニル)−シス−2−ブテン−1−オン・マレ
イン酸塩(1:1)、1−(1,2,5,6−テトラヒドロ−
1−メチル−3−ピリジニル)−2−プロピン−1−オ
ン・フマル酸塩(1:1)、(1,2,5,6−テトラヒドロ
−1−エチル−3−ピリジニル)−シクロプロピルメタ
ノン・臭化水素酸塩、1−(1,2,5,6−テトラヒドロ
−1−エチル−3−ピリジニル)−2−メトキシエタノ
ン・クエン酸塩(1:1)、1−(1,2,5,6−テトラヒ
ドロ−1−メチル−3−ピリジニル)−2−シクロブチ
ルエタノン・塩酸塩、1−(1,2,5,6−テトラヒドロ
−1−メチル−3−ピリジニル)−3−メチルチオプロ
パン−1−オン・マレイン酸塩(1:1)、1−(1,2,
5,6−テトラヒドロ−1−メチル−3−ピリジニル)−
1−ヘキサノン・硫酸水素塩(1:1)、1−(1,2,5,
6−テトラヒドロ−1−プロピル−3−ピリジニル)−
4−ペンチン−1−オン・臭化水素酸塩、1−(1,2,
5,6−テトラヒドロ−1−メチル−3−ピリジニル)−
トランス−3−ヘキセン−1−オン・クエン酸塩(1:
1)、1−(1,2,5,6−テトラヒドロ−1−メチル−
3−ピリジニル)−5−ヘキセン−1−オン・エタンジ
オエート(1:1)、1−(1,2,5,6−テトラヒドロ−
1−メチル−3−ピリジニル)−2−ジメチルアミノエ
タノン・塩酸塩、1−(1,2,5,6−テトラヒドロ−1
−メチル−3−ピリジニル)−2,2,2−トリフルオロ
エタノン・フマル酸塩(1:1)、1−(1,2,5,6−テ
トラヒドロ−1−メチル−3−ピリジニル)−2,2,3,
3,3−ペンタフルオロプロパン−1−オン・エタンジ
オエート(1:1)、1−(1−メチル−1,2,3,6−テ
トラヒドロ−4−ピリジニル)−1−プロパノン・エタ
ンジオエート(1:1)、1−(1−メチル−1,2,3,6
−テトラヒドロ−4−ピリジニル)−1−ブタノン・エ
タンジオエート(1:1)、1−(1−メチル−1,2,3,
6−テトラヒドロ−4−ピリジニル)−1−ペンタノン
・塩酸塩、1−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒド
ロ−4−ピリジニル)−2−ブチン−1−オン・エタン
ジオエート(1:1)、1−(1−メチル−1,2,3,6−
テトラヒドロ−4−ピリジニル)−2−メチル−1−ブ
タノン・エタンジオエート(1:1)、1−(1−エチル
−1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリジニル)−シス
−3−ペンテン−1−オン・臭化水素酸塩、1−(1−
プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリジニ
ル)−1−プロペノン・マレイン酸塩(1:1)、1−
(1,2−ジメチル−1,2,3,6−テトラヒドロ−4−
ピリジニル)−エタノン・フマル酸塩(1:1)、1−
(1,5−ジメチル−1,2,3,6−テトラヒドロ−4−
ピリジニル)−1−ブタノン・硫酸水素塩、1−(1−メ
チル−1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリジニル)−
3−エチルチオプロパン−1−オン・塩酸塩、1−(1
−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリジニ
ル)−2,2−ジメチルプロパン−1−オン・マレイン酸
塩(1:1)、1−(1−メチル−5−エチル−1,2,3,
6−テトラヒドロ−4−ピリジニル)−エタノン・エタ
ンジオエート(1:1)、1−(1−プロピル−1,2,3,
6−テトラヒドロ−4−ピリジニル)−3−メチルペン
タン−1−オン・塩酸塩、1−(1−メチル−1,2,3,
6−テトラヒドロ−4−ピリジニル)−3−シクロペン
チルプロパン−1−オン・臭化水素酸塩、(1−メチル
−1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリジニル)−シク
ロブチルメタノン・フマル酸塩(1:1)、1−(1−エ
チル−1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリジニル)−
3−ブテン−1−オン・マレイン酸塩(1:1)、および
1−(6−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピ
リジニル)−エタノン・塩酸塩。
【0012】本発明の化合物のうちある一定の種類のも
のが好ましい。そのような好ましい種類を以下に挙げ
る。 (a) Rが(C2〜C6)アルキルである式IまたはIIの化
合物。 (b) Rが(C2〜C6)アルキニルである式IまたはIIの
化合物。 (c) Rが−CH2CH3である式IまたはIIの化合物。 (d) Rが−(CH2)2CH3である式IまたはIIの化合
物。 (e) Rが
【化4】 である式IまたはIIの化合物。 (f) Rが−C(CH3)2CH3である式IまたはIIの化
合物。 (g) Rがアルキル、アルケニル、アルキニルである式
IまたはIIの化合物。 (h) Rがアルコキシアルキル、アルキルチオアルキ
ル、アルキルアミノアルキルである式IまたはIIの化合
物。 (i) R1がメチルである式IまたはIIの化合物。 (j) 塩である化合物。 上記の種類が合わさって、さらに好ましい種類を形成し
得ることは理解されるであろう。
【0013】生理学的に許容し得るアレコロンおよびイ
ソアレコロンとは本明細書中に記述された化合物であ
り、上記のRおよびR1置換基を有する化合物が含まれ
るがそれらに限定はされない。これらの化合物は、アゴ
ニストもしくはアンタゴニスト活性を示すことから有効
であり、さらに医薬としての使用に対して安全であると
いう性質を有している。
【0014】本発明の他の態様においては、活性成分と
して式IまたはIIの化合物の有効量を、その薬学的に許
容し得る担体、賦形剤または希釈剤と共に含む医薬製剤
が提供される。このような製剤は、哺乳動物(特に、ヒ
ト)のアルツハイマー病、パーキンソン病、疼痛、糖尿
病、胃腸疾患、中枢神経および食欲調節系の疾患の治療
および予防のために経口または非経口投与用に製造する
ことができる。
【0015】本発明の化合物の経口使用のためには、選
択された化合物を、例えば、錠剤もしくはカプセルの形
で、または水溶液もしくは懸濁液として投与することが
できる。錠剤の場合、通常の賦形剤には、結合剤、例え
ば、シロップ、アカシア、ゼラチン、ソルビトール、ト
ラガカント、ポリビニルピロリジン(Povidone)、メチ
ルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ース、スクロースおよびデンプン;充填剤および担体、
例えば、コーンスターチ、ゼラチン、ラクトース、スク
ロース、微結晶性セルロース、カオリン、マンニトー
ル、リン酸二カルシウム、塩化ナトリウムおよびアルギ
ン酸;滑沢剤、例えば、ステアリン酸マグネシウム;崩
壊剤、例えば、クロスカルメロース、微結晶性セルロー
ス、コーンスターチ、デンプングリコール酸ナトリウム
およびアルギン酸;および適当な潤滑剤、例えば、硫酸
ラウリルが含まれる。カプセル形での経口投与のために
有用な希釈剤には、ラクトースおよび乾燥コーンスター
チが含まれる。経口使用のために水性懸濁液が所望であ
る場合には、活性成分を、乳化剤および懸濁剤、例え
ば、ソルビトール、メチルセルロース、グルコース/糖
シロップ、ゼラチン、ヒドロキシエチルセルロース、カ
ルボキシメチルセルロース、ステアリン酸アルミニウム
ゲルまたは硬化食用油、例えば、アーモンド油、分画化
ココナッツ油、油状エステル、プロピレングリコールま
たはエチルアルコール;香味剤、例えば、ペパーミン
ト、冬緑油、チェリー香味;および保存剤、例えば、p
−ヒドロキシ安息香酸メチルもしくはプロピルまたはア
スコルビン酸と混合することができる。
【0016】また、本発明による医薬製剤は非経口使用
のために製造することができる。そのような製剤は、標
準的な薬学的実施に従い、通常、活性成分の無菌性等張
溶液の形を取る。
【0017】ヒトにおいてニコチン性レセプターアゴニ
ストまたはアンタゴニストとして使用するための本発明
の化合物の適当な用量は、個々の患者の年齢、体重およ
び応答ならびに患者の症状の重篤度および治療しようと
する症状の性質に応じて変化するであろう。従って、好
ましい1日用量は、処方する医師により決定されるのが
普通であろう。しかし、ほとんどの場合において、本発
明の化合物の効果的な1日用量は、単一または分割され
た用量において約0.05mg/kg/日から約50mg/kg/日
であり、好ましくは約1mg/kg/日から約25mg/kg/日の
範囲となるであろう。
【0018】本発明のさらに別の態様は、以下の反応式
IおよびIIにおいて示される様に、式IまたはIIの化合
物を製造するための方法を提供することである。
【0019】式Iの化合物を製造するための方法を示す
反応式Iは、WinrebおよびNahmにより開発されたケト
ン合成を用いる[Nahm, S. et al., Tetrahedron Letter
s, 22, 3815-3818 (1981)]。塩化オキサリルは、触媒量
のジメチルホルムアミド(DMF)の存在下で、1,2,
5,6−テトラヒドロピリジン−3−カルボン酸・臭化
水素酸塩(1−1)をその酸塩化物に変換する。この酸塩
化物を第三アミン塩基の存在下でN,O−ジメチルヒド
ロキシルアミンと反応させて、対応するアミド(構造式
1−2)を収率80〜90%で得る。このアミドをHP
LCで精製するか、またはその塩酸塩として単離するこ
とができるが、通常はさらに精製せずに以降の反応にお
いて使用する。1〜9当量の有機金属試薬の存在下に0
〜60℃で、表1に挙げた具体的な例ではアミド(1−
)からアレコロン(1−3)を収率5〜80%で得る。
反応性グリニャール試薬によりアレコロンの良好な収量
が得られるが、比較的低い反応性のグリニャール試薬で
は比較的悪い結果が得られる。比較的低い反応性のグリ
ニャール試薬により得られる収量は、周囲温度またはそ
れより高い温度で反応を行うことにより、または対応す
る有機金属試薬を用いることにより改良することができ
る。
【化5】
【表1】
【0020】反応式IIは、式IIの化合物の製造方法を示
すものである。市販品として入手可能なエチルエステル
から得た化合物(2−1)、即ち、1,2,3,6−テトラ
ヒドロピリジン−4−カルボン酸・塩酸塩を、N,O−
ジメチルヒドロキシルアミンを用いてその酸塩化物に変
換し、Nahmアミド(構造式2−2)を収率80〜90%
で得る。このアミド化合物(構造式2−2)から、1〜9
当量のグリニャール試薬または有機金属試薬の存在下に
イソアレコロン化合物(2−3)が得られ、その塩酸塩と
して収率65〜75%で単離される。
【化6】
【0021】
【実施例】以下の実施例は、本発明の化合物およびその
製造方法をさらに説明するために挙げるものである。即
ち、これら実施例は単に説明のために挙げたものであ
り、いかなる意味においても本発明の範囲を限定するも
のと解釈すべきではない。
【0022】融点はMel−Temp装置で測定したもので
あり、補正はされていない。特定した溶媒と共にPrep
PAK−500シリカゲル・カートリッジを用いるWat
ersPrepLC/500AをHPLC分離に使用した。T
LC用にはMerck F254シリカゲル・プレートを用
いた。抽出工程を除く全ての反応はアルゴン雰囲気下で
行った。NMR測定は、記載した溶媒を用い、NMR分
光計QE300を使用して行った。記載したほとんどの
反応において、反応条件を最適にするための特別の試み
は行わなかった。
【0023】N−メトキシ−1,N−ジメチル−1,2,
5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカルボキサミドの
製造 細かく砕いたアレカイジン臭化水素酸塩(47g、0.2
1モル)をCH2Cl2(1リットル)およびジメチルホルム
アミド(10滴)の混合物中に懸濁した。この混合物に、
塩化オキサリル(50g、0.39モル)を加え、反応混合
物を穏やかな還流温度で8時間加熱した。一晩撹拌した
後、溶媒を蒸発させ、さらにCH2Cl2(500ml)を加
え、溶媒を蒸発させた。残留物をCH2Cl2(1リット
ル)中に懸濁し、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン・
塩酸塩(23.25g、0.27モル)を加えた。反応混合
物を0℃まで冷却し、ピリジン(54ml)を撹拌しながら
滴下した。滴下の後、冷却を除去し、反応液を4時間撹
拌した。溶媒を蒸発させ、残留物を氷水(100ml)中に
溶解した。5N水酸化ナトリウムでpH10に調節し、
混合物をCH2Cl2(各回150ml)で3回抽出した。こ
の有機抽出液を塩水で洗浄し、乾燥し、蒸発させて黄色
の液体を得た。この液体をエーテル(200ml)で処理
し、混合物を濾過し、溶媒を蒸発させた。真空下で十分
に乾燥して残留ピリジンを除去した後、以降の反応にお
いて用いるのに十分な純度のN−メトキシ−1,N−ジ
メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−3−ピリジンカ
ルボキサミド(34.3g;収率88%)を得た。この粗生
成物を酢酸エチル中の塩酸で処理することにより分析的
に純粋な塩酸塩を得た。 融点:134〜135℃。 pmr ppm(酸化ジュウテリウム):2.7(2H,m)、
3.01(3H,s)、3.35(3H,s)、3.2〜3.7(2
H,br m)、3.75(3H,s)、3.8〜4.2(2H,br
m)、6.65(1H,m)。
【0024】実施例1 1−(1,2,5,6−テトラヒド
ロ−1−メチル−3−ピリジニル)−エタノン N−メトキシ−1,N−ジメチル−1,2,5,6−テトラ
ヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド(1.85g、0.0
1モル)の乾燥テトラヒドロフラン(20ml)溶液を、テ
トラヒドロフラン中の3M塩化メチルマグネシウム(7m
l、0.021モル)を滴下しながら0℃まで冷却した。
1.5時間後、用いたグリニャール試薬を中和するに十
分な5N塩酸を含む氷水(30ml)中に反応混合物を注い
だ。混合物をCH2Cl2(25ml)で3回抽出し、合わせ
た有機抽出物を塩水で洗浄した。溶媒を乾燥および蒸発
させた後、1−(1,2,5,6−テトラヒドロ−1−メチ
ル−3−ピリジニル)エタノン(1.1g;収率79%)を
黄色の液体として得た。塩酸塩を2−プロパノールから
結晶化させた。 融点:213〜214℃。 pmr ppm(酸化ジュウテリウム):2.41(3H,
s)、2.79(2H,m)、3.0(3H,s)、3.13〜3.3
(1H,m)、3.55〜3.8(2H,m)、4.1〜4.25
(1H,m)、7.35(1H,m)。
【0025】実施例2 1−(1,2,5,6−テトラヒド
ロ−1−メチル−3−ピリジニル)−1−プロパノン N−メトキシ−1,N−ジメチル−1,2,5,6−テトラ
ヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド(1.85g、0.0
1モル)の乾燥テトラヒドロフラン(20ml)溶液を、テ
トラヒドロフラン中の2N臭化エチルマグネシウム(1
5ml、0.03モル)を滴下しながら0℃まで冷却した。
1.5時間後、用いたグリニャール試薬を中和するに十
分な5N塩酸を含む氷水(30ml)中に反応混合物を注い
だ。混合物をCH2Cl2(25ml)で3回抽出し、合わせ
た有機抽出物を塩水で洗浄した。溶媒を乾燥および蒸発
させた後、黄色の液体を得、これをCH2Cl2から始め
て7.5%メタノール−1%水酸化アンモニウムへ移行
する8リットルの勾配液を用いるHPLC溶離により精
製した。1−(1,2,5,6−テトラヒドロ−1−メチル
−3−ピリジニル)−1−プロパノンの塩酸塩を酢酸エ
チルから二水和物(0.12g;収率5%)として結晶化さ
せた。 融点:112〜114℃。 pmr ppm(酸化ジュウテリウム):1.05(3H,
t)、2.75(2H,m)、2.82(2H,q)、3.0(3H,
s)、3.12〜3.3(1H,m)、3.5〜3.85(2H,
m)、4.18(1H,m)、7.35(1H,m)。
【0026】実施例3 1−(1,2,5,6−テトラヒド
ロ−1−メチル−3−ピリジニル)−1−ブタノン N−メトキシ−1,N−ジメチル−1,2,5,6−テトラ
ヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド(1.85g、0.0
1モル)の乾燥テトラヒドロフラン(20ml)溶液を、エ
ーテル中の2.8M塩化プロピルマグネシウム(8ml、
0.022モル)を滴下しながら0℃まで冷却した。1.
5時間後、用いたグリニャール試薬を中和するに十分な
5N塩酸を含む氷水(30ml)中に反応混合物を注いだ。
混合物をCH2Cl2(25ml)で3回抽出し、合わせた有
機抽出物を塩水で洗浄した。溶媒を乾燥および蒸発させ
た後、黄色の液体を得、これをCH2Cl2から7.5%メ
タノール−1%水酸化アンモニウムへ移行する8リット
ルの勾配液を用いるHPLC溶離により精製した。得ら
れた液体をエーテル中の乾燥塩酸で処理し、得られた固
体を酢酸エチルから再結晶させて1−(1,2,5,6−テ
トラヒドロ−1−メチル−3−ピリジニル)−1−ブタ
ノン・塩酸塩(0.22g;収率11%)を得た。 融点:106〜108℃。 pmr ppm(酸化ジュウテリウム):0.9(3H,t)、
1.62(2H,m)、2.78(4H,m)、3.0(3H,s)、
3.2〜4.2(4H,m)、7.35(1H,m)。
【0027】実施例4 1−(1,2,5,6−テトラヒド
ロ−1−メチル−3−ピリジニル)−1−ペンタノン N−メトキシ−1,N−ジメチル−1,2,5,6−テトラ
ヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド(1.85g、0.0
1モル)の乾燥テトラヒドロフラン(20ml)溶液を、テ
トラヒドロフラン中の2M塩化n−ブチルマグネシウム
(10ml、0.02モル)を滴下しながら0℃まで冷却し
た。1.5時間後、用いたグリニャール試薬を中和する
に十分な5N塩酸を含む氷水(30ml)中に反応混合物を
注いだ。この混合物をCH2Cl2(25ml)で3回抽出
し、合わせた有機抽出物を塩水で洗浄した。溶媒を乾燥
および蒸発させた後、黄色の液体を得、これをCH2Cl
2から7.5%メタノール−1%水酸化アンモニウムへ移
行する8リットルの勾配液を用いるHPLC溶離により
精製した。得られた1−(1,2,5,6−テトラヒドロ−
1−メチル−3−ピリジニル)−1−ペンタノン(0.4
g)をシュウ酸塩に変換し、エタノールから白色固体(0.
4g;収率15%)として結晶化した。 融点:175〜176℃。 pmr ppm(酸化ジュウテリウム):0.9(3H,t)、
1.32(2H,m)、1.58(2H,m)、2.75(4H,
m)、3.0(3H,s)、3.25(1H,m)、3.62(1H,
m)、3.7(1H,d)、4.19(1H,d)、7.35(1H,
m)。
【0028】1−(1,2,5,6−テトラヒドロ−1−メ
チル−3−ピリジニル)−1−ペンタノンの周囲温度で
の塩化ブチルマグネシウムからの製造 N−メトキシ−1,N−ジメチル−1,2,5,6−テトラ
ヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド(1.85g、0.0
1モル)の乾燥テトラヒドロフラン(20ml)溶液を、テ
トラヒドロフラン中の2M塩化n−ブチルマグネシウム
(7.5ml、0.015モル)を滴下しながら周囲温度で撹
拌した。反応物は添加の間に暖かくなった。反応物が周
囲温度まで冷却した後、5N塩酸(4ml)を含む氷水(3
0ml)中に反応物を注いだ。この混合物をCH2Cl2(2
5ml)で3回抽出し、抽出物を塩水で洗浄し、乾燥し、
溶媒を蒸発させて黄色の油状物を得た。既述の実施例と
同様にHPLCで精製し、黄色の油状物(0.75g)を
得、これを1−(1,2,5,6−テトラヒドロ−1−メチ
ル−3−ピリジニル)−1−ペンタノン・シュウ酸塩
(0.94g;収率35%)に変換した。
【0029】実施例5 1−(1,2,5,6−テトラヒド
ロ−1−メチル−3−ピリジニル)−2−ブチン−1−
オン N−メトキシ−1,N−ジメチル−1,2,5,6−テトラ
ヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド(3.15g、0.0
17モル)の乾燥テトラヒドロフラン(75ml)溶液を、
1−リチオプロピン(7g、0.152モル)を1gずつに
分けて5分間隔で添加しながら0℃に冷却した。添加の
後、反応混合物を20分間撹拌し、次いで注意深く氷−
塩水混合物(100ml)中に注いだ。この混合物をCH2
Cl2(50ml)で3回抽出し、抽出物を塩水で洗浄し、乾
燥し、溶媒を蒸発させて黄色の液体(2.7g)を得た。こ
の液体をシュウ酸塩(2.6g;収率60%)に変換した。 融点:147℃(分解)。 pmr ppm(酸化ジュウテリウム):2.08(3H,
s)、2.8(2H,m)、3.0(3H,s)、3.17〜3.27
(1H,m)、3.61(1H,m)、3.75(1H,d)、4.2
(1H,d)、7.61(1H,m)。
【0030】N−メトキシ−N,1−ジメチル−1,2,
3,6−テトラヒドロ−4−ピリジンカルボキサミドの
製造 1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリジ
ンカルボン酸(26.5g、0.149モル)および塩化チ
オニル(100ml)の混合物を2時間加熱還流した。揮発
性物質を蒸発させ、残留物をCH2Cl2(200ml)で処
理し、溶媒を蒸発させた。得られた固体をCH2Cl
2(1.2リットル)中に懸濁し、塩酸N,O−ジメチルヒ
ドロキシルアミン(16.25g、0.167モル)を加え
て混合物を0℃まで冷却した。ピリジン(40.5ml)を
滴下し、冷却を除去し、反応物を2時間撹拌した。溶媒
を蒸発させ、残留物を氷水(100ml)中に懸濁させて、
混合物を5N水酸化ナトリウムでpH10の塩基性にし
た。この混合物をCH2Cl2(100ml)で3回抽出し、
抽出物を乾燥し、溶媒を蒸発させた。残留物をエーテル
中に懸濁し、混合物を濾過し、溶媒を蒸発させてN−メ
トキシ−N,1−ジメチル−1,2,3,6−テトラヒドロ
−4−ピリジンカルボキサミド(24.25g;収率88
%)を茶色の液体として得た。 pmr ppm(ジュウテリオクロロホルム):2.4(3
H,s)、2.5(2H,m)、2.58(2H,t)、3.09(2
H,m)、3.2(3H,s)、3.67(3H,s)、6.25(1
H,m)。 この物質は、以降の反応で用いるのに十分純粋であった
が、ジクロロメタンから10%メタノールへ移行する8
リットルの勾配液を用いるHPLC溶離によりさらに精
製することもできた。塩酸塩を2−プロパノールから結
晶化した。 融点:182〜184℃。
【0031】実施例6 1−(1,2,3,6−テトラヒド
ロ−1−メチル−4−ピリジニル)−エタノン N−メトキシ−N,1−ジメチル−1,2,3,6−テトラ
ヒドロ−4−ピリジンカルボキサミド(2.14g、0.0
116モル)の乾燥テトラヒドロフラン(20ml)溶液
を、テトラヒドロフラン中の3M塩化メチルマグネシウ
ム(8ml、0.024モル)を滴下しながら0℃まで冷却
した。1.5時間後、用いたグリニャール試薬を中和す
るに十分な5N塩酸を含む氷水(30ml)中に反応混合物
を注いだ。この混合物をCH2Cl2(25ml)で3回抽出
し、合わせた有機抽出物を塩水で洗浄した。溶媒を乾燥
および蒸発させた後、茶色の液体を得、これを塩酸で処
理し、2−プロパノールからの再結晶化の後に1−(1,
2,3,6−テトラヒドロ−1−メチル−4−ピリジニ
ル)エタノン・塩酸塩(1.46g;収率71%)を得た。 融点:166〜167℃。 ppm(ジュウテリオクロロホルム):2.3(3H,s)、
2.38〜2.5(5H,m+s)、2.57(2H,t)、3.17
(2H,m)、6.8(1H,m)。
【0032】実施例7 1−(1,2,3,6−テトラヒド
ロ−1−メチル−4−ピリジニル)-プロパノンペンタン (80ml)中のブロモエタン(6.55g、0.06モ
ル)およびリチウム(1g、0.14モル)から製造したエ
チルリチウムの氷冷溶液に、N−メトキシ−N,1−ジ
メチル−1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリジンカ
ルボキサミド(1.85g、0.01モル)のエーテル(20
ml)溶液を加えた。冷却を除去し、45分後に反応物を
グラスウールで濾過し、氷水(30ml)中に注いだ。有機
物を分離し、水性画分をCH2Cl2(50ml)で2回抽出
した。抽出物を乾燥し、溶媒を蒸発させた。残留物を2
−プロパノール(25ml)中に溶解し、2−プロパノール
(15ml)中のシュウ酸(1g、0.011モル)で処理し
た。混合物を蒸気浴上で加熱し、2−プロパノールを追
加して容量を60mlに調整した。冷却により白色沈殿が
生成し、それを集めて2−プロパノールから再結晶させ
て1−(1,2,3,6−テトラヒドロ−1−メチル−4−
ピリジニル)−プロパノン・シュウ酸塩(1g;収率41
%)を黄褐色の凝集結晶として得た。 融点:135.5℃(分解)。 pmr ppm(酸化ジュウテリウム):1.03(3H,
t)、2.5〜2.76(2H,m)、2.8(2H,q)、2.96
(3H,s)、3.17〜3.26(1H,m)、3.59〜3.6
4(1H,m)、3.88(1H,d)、4.1(1H,d)、6.9
3(1H,s)。
【0033】実施例8 1−(1,2,3,6−テトラヒド
ロ−1−メチル−4−ピリジニル)−ブタノン ペンタン(80ml)中のブロモプロパン(7.45g、0.0
6モル)およびリチウム(1g、0.14モル)から製造し
たプロピルリチウムの氷冷溶液に、N−メトキシ−N,
1−ジメチル−1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリ
ジンカルボキサミド(1.85g、0.01モル)のエーテ
ル(20ml)溶液を加えた。冷却を除去し、45分後に反
応物をグラスウールで濾過し、氷水(30ml)中に注い
だ。有機物を分離し、水性画分をCH2Cl2(50ml)で
2回抽出した。抽出物を乾燥し、溶媒を蒸発させた。残
留物を2−プロパノール(25ml)中に溶解し、2−プロ
パノール(15ml)中のシュウ酸(1g、0.011モル)で
処理した。混合物を蒸気浴上で加熱し、2−プロパノー
ルを追加して容量を60mlに調整した。冷却により、1
−(1,2,3,6−テトラヒドロ−1−メチル−4−ピリ
ジニル)ブタノン・シュウ酸塩(2.08g;収率81%)
を凝集結晶として得た。2−プロパノールからの再結晶
により、分析的に純粋な物質を得た。 融点:128℃(分解)。 pmr ppm(酸化ジュウテリウム):0.87(3H,
t)、1.58(2H,m)、2.55〜2.65(2H,m)、2.
75(2H,t)、2.97(3H,s)、3.16〜3.26(1
H,m)、3.6〜3.7(1H,m)、3.86(1H,d)、4.
16(1H,d)、6.95(1H,s)。
【0034】実施例9 1−(1,2,3,6−テトラヒド
ロ−1−メチル−4−ピリジニル)−ペンタノン N−メトキシ−1,N−ジメチル−1,2,3,6−テトラ
ヒドロ−4−ピリジンカルボキサミド(1.85g、0.0
1モル)のテトラヒドロフラン(20ml)溶液を、ヘキサ
ン中の1.6M n−ブチルリチウム(8ml、0.0128
モル)を滴下しながら0℃に冷却した。15分後に2−
プロパノール(1ml)、続いて氷中の1N塩酸(10ml)を
用いて、過剰なブチルリチウムを破壊した。有機物を分
離し、水相をCH2Cl2(50ml)で2回抽出した。抽出
物を乾燥し、溶媒を蒸発させて、茶色の液体を得、これ
を1−(1,2,3,6−テトラヒドロ−1−メチル−4−
ピリジニル)−1−ペンタノン・塩酸塩に変換し、2−
プロパノールから再結晶させた(1.29g;収率59
%)。 融点:150〜151℃。 pmr ppm(酸化ジュウテリウム):0.87(3H,
t)、1.3(2H,m)、1.58(2H,m)、2.65(2H,
m)、2.8(2H,t)、2.9(3H,s)、3.3(1H,m)、
3.62(1H,m)、3.9(1H,m)、4.12(1H,m)、
6.9(1H,m)。
【0035】実施例10 1−(1,2,3,6−テトラヒ
ドロ−1−メチル−4−ピリジニル)−2−ブチン−1
−オン N−メトキシ−1,N−ジメチル−1,2,3,6−テトラ
ヒドロ−4−ピリジンカルボキサミド(1.85g、0.0
1モル)の乾燥テトラヒドロフラン(20ml)溶液に、1
−リチオプロピン(4g、0.087モル)を分割して加え
た。添加の後、反応物を1時間撹拌し、次いで注意深く
氷および5N塩酸(10ml)の混合物中に注いだ。混合物
をCH2Cl2(50ml)で3回抽出し、抽出物を塩水で洗
浄し、乾燥し、溶媒を蒸発させた。残留物をシュウ酸塩
に変換し、エタノールから再結晶させて1−(1,2,3,
6−テトラヒドロ−1−メチル−4−ピリジニル)−2
−ブチン−1−オン・シュウ酸塩(0.59g;収率23
%)を得た。 融点:118℃(分解)。 pmr ppm(酸化ジュウテリウム):2.1(3H,s)、
2.5〜2.75(2H,m)、3.4(1H,m)、3.65(1
H,m)、3.92(1H,d)、4.2(1H,m)、7.3(1H,
s)。
【0036】実施例11 1−(1,2,3,6−テトラヒ
ドロ−1−メチル−4−ピリジニル)−2−メチルブタ
ノン N−メトキシ−1,N−ジメチル−1,2,3,6−テトラ
ヒドロ−4−ピリジンカルボキサミド(1.85g、0.0
1モル)のテトラヒドロフラン(20ml)溶液を、シクロ
ヘキサン中の1.3M sec−ブチルリチウム(15ml、
0.0195モル)を滴下しながら0℃に冷却した。1時
間後に反応物を氷水(50ml)中に注いだ。有機物を分離
し、水相をCH2Cl2(50ml)で2回抽出した。抽出物
を乾燥し、溶媒を蒸発させた。残留物をシュウ酸塩に変
換し、2−プロパノールから再結晶させて1−(1,2,
3,6−テトラヒドロ−1−メチル−4−ピリジニル)−
2−メチルブタノン・シュウ酸塩(0.9g;収率33%)
を得た。 融点:149〜151℃。 pmr ppm(酸化ジュウテリウム):0.82(3H,
t)、1.05(3H,d)、1.45(1H,m)、1.62(1
H,m)、2.45〜2.8(2H,m)、3.0(3H,s)、3.
19〜3.37(2H,m)、3.6〜3.7(1H,m)、3.9
(1H,d)、4.15(1H,d)、7.02(1H,s)。
【0037】実施例12 1−(1,2,3,6−テトラヒ
ドロ−1−メチル−4−ピリジニル)−2,2−ジメチル
プロパノン N−メトキシ−1,N−ジメチル−1,2,3,6−テトラ
ヒドロ−4−ピリジンカルボキサミド(1.85g、0.0
1モル)のエーテル(75ml)溶液を、ペンタン中の1.5
M t−ブチルリチウム(10ml、0.015モル)を滴下
しながら0℃に冷却した。30分後に反応物を氷水(5
0ml)中に注いだ。有機物を分離し、水相をCH2Cl
2(50ml)で2回抽出した。抽出物を乾燥し、溶媒を蒸
発させた。残留物をシュウ酸塩に変換し、酢酸エチルか
ら再結晶させて1−(1,2,3,6−テトラヒドロ−1−
メチル−4−ピリジニル)−2,2−ジメチルプロパノン
・シュウ酸塩(0.91g;収率34%)を得た。 融点:109〜110℃。 pmr ppm(酸化ジュウテリウム):1.23(9H,
s)、2.65(2H,m)、2.95(3H,s)、3.19〜3.
28(1H,m)、3.57〜3.63(1H,m)、3.8(1
H,d)、4.06(1H,d)、6.5(1H,s)。
【0038】ラット脳のニコチン・レセプターへの結合
はAboodおよびGrassiの方法を用いて行った[Abood,L.
E. et al., Biochem. Pharmacol. 35:4199-4202 (198
7)]。凍結したラット脳皮質(Pel−Freez Biological
s, Roger, AR)を、ポリトロン(Polytron)(Binkman
n PT−10;15秒間6に設定)を用いて30容量の
緩衝液(50mMトリス、120mM塩化ナトリウム、5m
M塩化カリウム、2mM塩化カルシウム、1mM塩化マグ
ネシウム、pH7.3、4℃)中でホモジナイズした。こ
のホモジネートを1,000xgで10分間遠心した(So
rval RC−5B;SA600ローター)。次に、上清を
40,000xgで20分間遠心した。最終ペレットを緩
衝液中に12容量/g(組織の湿重量)の濃度で再懸濁し
た。各々の試験に対する最終タンパク質濃度をLowryら
の方法を用いて測定した[Lowry,O.H. et al., J. Biol.
Chem. 193:265-275 (1951)]。
【0039】ラット皮質に対する[3H]N−メチル−カ
ルバミルコリン・ヨウ化物([3H]MCC)の結合を濾過
により測定した。1nM〜1mMの濃度で蒸留水に溶解し
た化合物を、[3H]MCC(1nM)、膜部分(約1.5mg/m
lタンパク質)および緩衝液と共に最終容量0.5ml中で
インキュベートした。3組の試料を4℃で1時間インキ
ュベートした。非特異的[3H]MCC結合を10mMニコ
チンの存在下で測定した。試料をブランデル・セル・ハ
ーベスター(Brandel cell harvester)上のワットマン
(Whatman)GF/Bグラスファイバーフィルターで濾過
し、次いで氷冷食塩水(10ml)で洗浄することにより全
ての[3H]MCC試験を終了した。フィルターは、0.0
5%ポリエチレンイミンに予め浸しておいた。43%の
効率を有するベックマン(Beckman)LS5000 TA
カウンターを用い、ベックマン・レディー・プロテイン
・シンチレーション・カクテル(Beckman Ready Prot
ein Scintillation Cocktail)中での平衡時間(少なく
とも5時間)の後に、結合した放射活性を測定した。全
ての試験を3回行い、3つの別々の実験の平均値を用い
て親和定数を得た。データの分析は、非線形最小二乗回
帰を用いて行った[Munson, P.J. and Rodbard, J.D., A
nal. Biochem. 107:220-239 (1980)]。材料 [3H]N−メチル−カルバミルコリン・ヨウ化物(比活
性84.0Ci/NMol)は、New England Nuclear(Bo
ston, MA)から購入した。他の試薬のすべては、Sigm
a Chemical Company(St. Louis, MO)から購入し
た。
【0040】雄性スプラグー・ドーリー(Sprague−Da
wley)ラットから得た海馬を10容量の0.32Mスクロ
ース中でホモジナイズし、1000xgで10分間遠心
し、上清を17,000xgで20分間遠心した。シナプ
トソームの画分(P2)ペレットを50容量の20mMトリ
ス−Cl緩衝液(pH7.4)中でホモジナイズし、50,0
00xgで10分間遠心した。緩衝液中での再懸濁の後
に、懸濁液を4℃で30分間予めインキュベートし、再
び遠心した。ペレットを3容量の緩衝液中に再懸濁し、
使用するまで−70℃で凍結した。オキソトレモリン−
M(oxotremorine-M)の海馬膜への結合の阻害は、全容
量1mlの20mMトリス−Cl緩衝液(pH7.4)中にラベ
ルされていない薬物、3nM 3H−オキソトレモリン−
M(87Ci/mmol、New England Nuclear)、および組
織湿重量10mgに相当する海馬膜(約0.1mgタンパク
質)を添加することにより測定した。オキソトレモリン
−M結合のために、ホモジネートを25℃で15分間イ
ンキュベートした。インキュベートの後に、ホモジネー
トをワットマンGF/Cフィルターで吸引濾過した。フ
ィルターを冷緩衝液(1ml)で3回すすぎ、レディー・プ
ロテイン+(Beckman)シンチレーション液を含有するシ
ンチレーション・バイアルに入れた。フィルター上に捕
捉された放射活性を液体シンチレーション分光光度法に
より測定した。非特異的結合は、1μMアトロピンを用い
て測定した。結合を50%阻害するのに必要な化合物の
濃度(IC50)は、ALLFITプログラムを用いて計算
した。
【0041】表2および表3は、ラット皮質膜に対する
[3H]N−メチル−カルバミルコリン・ヨウ化物([3H]
MCC)および[3H]オキソトレモリン([3H]OXO)の
各々の結合により測定したときのニコチン性およびムス
カリン性レセプターに対するこれら化合物の親和性を示
すものである。これら化合物はムスカリン性レセプター
と比較すると、ニコチン性レセプターに対して選択的な
親和性を示す。即ち、OXO/MMC>1である。
【表2】
【表3】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性成分として以下の式で示される化合
    物またはその生理学的に許容される酸付加塩を含有する
    医薬製剤: 【化1】 [式中、RはC2〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、
    2〜C6アルキニル、C2〜C6アルコキシアルキル、C
    2〜C6アルキルチオアルキル、C2〜C6アルキルアミノ
    アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロア
    ルキルで置換されたC1〜C6アルキル、またはC1〜C6
    ポリフルオロアルキルであり;R1は水素または1もし
    くは2個のC1〜C3アルキルである]。
JP4278512A 1991-10-17 1992-10-16 一連のアレコロンおよびイソアレコロンのニコチン様活性 Withdrawn JPH05213751A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US77802291A 1991-10-17 1991-10-17
US778022 1991-10-17

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05213751A true JPH05213751A (ja) 1993-08-24

Family

ID=25112061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4278512A Withdrawn JPH05213751A (ja) 1991-10-17 1992-10-16 一連のアレコロンおよびイソアレコロンのニコチン様活性

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0537993A1 (ja)
JP (1) JPH05213751A (ja)
CA (1) CA2080536A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010535165A (ja) * 2007-08-02 2010-11-18 レコルダーティ アイルランド リミテッド mGlu5拮抗薬としての新規複素環系化合物

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5594011A (en) * 1994-11-10 1997-01-14 Sibia Neurosciences, Inc. Modulators of acetylcholine receptors
US5723477A (en) * 1994-11-10 1998-03-03 Sibia Neurosciences, Inc. Modulators of acetylcholine receptors
US5677459A (en) * 1994-11-10 1997-10-14 Sibia Neurosciences, Inc. Methods for the preparation of modulators of acetylcholine receptors
US5705512A (en) * 1994-11-10 1998-01-06 Sibia Neurosciences, Inc. Modulators of acetylcholine receptors
US5703100A (en) * 1994-11-10 1997-12-30 Sibia Neurosciences, Inc. Modulators of acetylcholine receptors
US6194581B1 (en) 1995-04-07 2001-02-27 Merck & Co., Inc. Substituted pyridines useful as modulators of acetylcholine receptors
US5794887A (en) 1995-11-17 1998-08-18 Komerath; Narayanan M. Stagnation point vortex controller
WO1999007356A1 (en) * 1997-08-11 1999-02-18 University Of South Florida Research Foundation, Inc. Nicotine antagonists for neuropsychiatric disorders
US6979698B1 (en) 1997-08-11 2005-12-27 Targacept, Inc. Method of treating cognitive deficits in learning and memory
WO2014078568A1 (en) 2012-11-14 2014-05-22 The Johns Hopkins University Methods and compositions for treating schizophrenia

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4710508A (en) * 1986-12-08 1987-12-01 Warner-Lambert Company O-substituted tetrahydropyridine oxime cholinergic agents
IT1203971B (it) * 1987-04-24 1989-02-23 Roussel Maestretti Spa Derivati di 1,2,5,6-tetraidropiridina, loro procedimento di preparazione e loro applicazione come medicamenti

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010535165A (ja) * 2007-08-02 2010-11-18 レコルダーティ アイルランド リミテッド mGlu5拮抗薬としての新規複素環系化合物

Also Published As

Publication number Publication date
EP0537993A1 (en) 1993-04-21
CA2080536A1 (en) 1993-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2514137B2 (ja) キヌクリジン誘導体
RU2167876C2 (ru) 2,3-трансдизамещенное тропановое производное, способ его получения, фармацевтическая композиция
TW199144B (ja)
EP0641320B1 (en) Substituted (s)-3-phenylpiperidine derivatives, their preparation and their use as dopamine autoreceptor antagonists
US20050159450A1 (en) Derivative of n-[phenyl(piperidin-2-yl)methyl]benzamide, the preparation method thereof and application of same in therapeutics
FR2696178A1 (fr) Amides basiques quaternaires, procédé pour leur préparation et compositions pharmaceutiques en contenant.
EP0275696B1 (en) Piperidine derivatives
JP2007508358A (ja) N−[フェニル(ピペリジン−2−イル)メチル]ベンズアミド誘導体、この調製方法およびこの治療法における使用
JPH0647589B2 (ja) キヌクリジン誘導体及びその組成物
AU2004281215A1 (en) Derivatives of N-[heteroaryl(piperidine-2-yl)methyl]benzamide, preparation method thereof and application of same in therapeutics
JP2007508360A (ja) N−[フェニル(アルキルピペリジン−2−イル)メチル]ベンズアミド誘導体、この調製方法およびこの治療法における使用
JP2935541B2 (ja) 縮合複素環化合物
JPH05213751A (ja) 一連のアレコロンおよびイソアレコロンのニコチン様活性
EP0572425A1 (en) IMIDAZOPYRIDINES ANTAGONISTS OF THE PLATELET ACTIVATOR / HISTAMINE 1 ?.
US5712288A (en) Quaternary basic amides, method of preparing them and pharmaceutical compositions in which they are present
RU2186769C2 (ru) N-замещенные азагетероциклические карбоновые кислоты и фармацевтическая композиция
WO1997025317A1 (en) 4,5-dihydronaphth[1,2-c]isoxazoles and derivatives thereof having cns activity
US4613607A (en) Medicaments based on derivatives of 1-(4-quinolyl)-2-(4-piperidyl)-ethanol or 1-(4-quinolyl)-3-(4-piperidyl)-propanol
JP2002532472A (ja) 5−ht1a受容体活性を有するアリールピペリジンおよびアリール−1,2,5,6−テトラヒドロピリジン尿素誘導体
FR2753970A1 (fr) Derives de n-(benzothiazol-2-yl) piperidine-1-ethanamine, leur preparation et leur application en therapeutique
JPS6356223B2 (ja)
JP2002532471A (ja) 5−ht1a受容体活性を有するアリールピペリジンおよびアリール−1,2,5,6−テトラヒドロピリジンアミド誘導体
EP0506903A1 (en) 4-acetoxy-piperidine derivatives, process for their preparation and use as a muscarinic m3-receptor antagonist
JPH0242080A (ja) ヘテロ四環ラクタム誘導体
US4758563A (en) 3-alkoxy-2-aminopropyamines, cardiovascular compositions and use

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000104