JPH05213247A - 自動車ボデーの搬送装置 - Google Patents

自動車ボデーの搬送装置

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JPH05213247A
JPH05213247A JP4021126A JP2112692A JPH05213247A JP H05213247 A JPH05213247 A JP H05213247A JP 4021126 A JP4021126 A JP 4021126A JP 2112692 A JP2112692 A JP 2112692A JP H05213247 A JPH05213247 A JP H05213247A
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JP
Japan
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explosion
battery
proof motor
cover
power
Prior art date
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Pending
Application number
JP4021126A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiminori Nakamura
公紀 中村
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP4021126A priority Critical patent/JPH05213247A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗装ブース内で使用でき、かつ搬送速度の可
変制御を可能とする自動車ボデーの搬送装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 自動車ボデーを搭載する架台1と、該架台下
部に設けられた本体4お、該本体4の両側部に設けられ
た車輪5と、該車輪5を駆動するための防爆モータ7
と、レール19中央の給電レール上の給電子と接触して前
記防爆モータ7に電力を供給する集電ブラシと、該集電
ブラシ周囲を被覆しうるカバー13と、該カバー13を開閉
するためのレバーと、バッテリー9と、バッテリーケー
ス8とからなり、塗装ブース内部を走行するばあいはバ
ッテリー9から防爆モータ7に電力を供給し、一方塗装
ブース外部を走行するばあいは給電レールから集電ブラ
シを介して防爆モータ7に電力を供給し、同時にバッテ
リーの充電を行うことを特徴とする自動車ボデーの搬送
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車ボデーの搬送装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車ボデーなどの被塗物に吹付塗装を
行う塗装ブース内においては、爆発性の有機溶剤を含有
する塗料が霧状になって充満しているため、塗装ブース
内で使用する自動車ボデーの搬送装置は電気的火花の発
生を防止した防爆構造にする必要がある。
【0003】従来においては図7に示すように塗装ブー
スA内で自動車ボデーBを搬送するために、以下のよう
な搬送装置を用いている。
【0004】吹付け塗装を行う吹付室C内部には、ボデ
ーBを搭載した台車31がレール32に沿って移動可能に設
けられ、台車31の床下または前後端には連結部33が設け
られている。吹付室Cの下部の排気室D内には台車31を
駆動する手段として前記連結部33と係合するフック34を
等間隔に配設した無端リング状のコンベアチェーン35
と、コンベアチェーン35を巻きつけられた、搬送ライン
の前後端に設けられたプーリ(図示せず)と、前記プー
リを回転するためのモータとして正常運転中に電気火花
が生ずる部分、たとえばスリップリング、整流子などを
防爆構造にした防爆モータ36とが設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、最近の塗装技術
の多様化に伴い塗装工程内の種々の工程ではそれぞれの
工程に応じて搬送速度を可変制御することが要求されて
いる。
【0006】しかし、コンベアチェーンなどにより、一
連の台車を等間隔でかつ一定速度で搬送するため叙上の
要求を満足することができない。
【0007】またコンベアチェーンはフックが通る溝か
ら吹付室内に露出しているため塗料が付着しやすく、清
掃作業を行うためにコスト、工数がかかるという問題が
ある。
【0008】本発明ではかかる問題に鑑み、塗装ブース
内で使用でき、かつ搬送速度の可変制御を可能とする自
動車ボデーの搬送装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車ボデーの
搬送装置は、自動車ボデーを搭載する架台と、該架台下
部に設けられた本体と、該本体両側部に設けられた車輪
と、該車輪を駆動するための防爆モータと、給電レール
上の給電子と接触して前記防爆モータに電力を供給する
集電ブラシと、該集電ブラシ周囲を被覆しうるカバー
と、該カバーを開閉するためのレバーと、バッテリー
と、バッテリーを収納するための密閉容器とからなり、
塗装ブース内を走行するばあいはバッテリーから防爆モ
ータに電力を供給し、一方塗装ブース外を走行するばあ
いは給電レールから集電ブラシを介して防爆モータに電
力を供給し、同時にバッテリーの充電を行うように構成
されてなることを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明によれば、自動車ボデーの搬送装置の各
台車ごとに駆動用の防爆モータを有しており、個々の台
車が独立して走行しうるため、各工程における所望の搬
送速度に応じて搬送速度を可変制御することができる。
また、塗装ブース内で走行するばあいには、密閉容器内
に収納されたバッテリーから電力を供給して防爆モータ
を駆動して走行を行うため、外部への電気火花の発生を
防止でき、塗装ブース内での使用を可能としている。
【0011】
【実施例】つぎに図面に基づいて本発明の自動車ボデー
の搬送装置(以下、搬送装置という)を説明する。
【0012】図1は本発明の搬送装置の一実施例を示す
正面図、図2はその平面図、図3は図1の要部拡大断面
図、図4は図1の要部拡大斜視図、図5は塗装ブース外
における作動状態を示す図4の正面図、図6は本発明の
搬送装置の塗装工程内における流れを示す概略説明図で
ある。
【0013】なお、図中の符号のうち、従来の技術の説
明で用いたものと共通しているばあいはそのまま引用す
る。
【0014】図1〜2に示すように、本発明の搬送装置
は、つぎのように構成されている。1は自動車ボデーB
を搭載するための架台であり、吹付室C側の台座部2
と、前記台座部2を支持する、排気室D側の支持部3と
からなる。前記支持部3の下部には、本体4が垂下して
設けられている。本体4は前後に一対の車輪5が取付け
られており、車軸6には本体4内部に設けられた防爆モ
ータ7の駆動力を歯車伝動または直接的に伝動すること
により適当な回転力が伝動される。また本体4と車軸6
の接触部分Eは、図3で示すように本体4の内側に内部
ケース41を設けて二重構造にしており、前記本体4およ
び内部ケース41をそれぞれ内外両側からシリコーンゴ
ム、合成ゴムなどからなるシート42を用いてシールし、
さらに本体4の外側には車軸6にゴムブーツ43を被せ
て、防爆構造とされている。
【0015】また前記支持部3の両側端には密閉型のバ
ッテリーケース8が垂下して設けられており、それぞれ
のバッテリーケース8内部には複数個のバッテリー9が
内蔵されている。たとえばバッテリー9として直列接続
した10個の鉛蓄電池を両側のバッテリーケース8にそれ
ぞれ内蔵したばあい、バッテリーケース8の重量は70〜
90kg程度であるため、レール両側方向への揺動を抑制す
るおもりの役目を果たす。
【0016】また前記本体4の両側端から下方へアーム
10が延設されており、それぞれのアーム10の端部には給
電部11が設けられている。給電部11は図4に示すよう
に、アーム10の端面に複数本の金属導線を植え付けて形
成される集電ブラシ12と、その周囲にアーム10の端面外
周から筒状に延びる、摺動可能なカバー13と、カバー13
を摺動させるためにアーム10の側面に設けられたレバー
14とによって構成されている。レバー14は、その端部を
支点15によりアーム10の一側面に枢支され、そして前記
レバー14の中間部に設けられた係止部16がカバー13の側
面に設けられた溝17に係止されている。これにより、レ
バー14が支点15を中心に揺動すれば、係止部16は溝17に
沿って摺動し、それとともにカバー13はリンク機構の作
用でアーム10内部に出し入れされる。カバー13はアーム
10内部に設けられたリターンスプリング(図示せず)に
より、レバー14が揺動しないときはアーム10の外部に突
出して集電ブラシ12を保護している。
【0017】またアーム10の側端には補助車輪18が設け
られ、前記車輪5と補助車輪18とによりレール19を狭持
しながら搬送装置の走行を行う。
【0018】叙上のごとく構成される搬送装置を用いる
自動車ボデーの搬送は、つぎのように行われる。
【0019】まず塗装ブース内で搬送を行うばあい、搬
送装置はバッテリーケース8内のバッテリー9から電力
を供給して防爆モータ7を駆動しレール19上を走行す
る。
【0020】その際、給電部11側の電気回路を遮断する
とともにカバー13が出て集電ブラシ12の周囲を被覆し、
塗料の付着や他の構造物との接触を防止する。これによ
り、電気火花の発生しやすい集電ブラシ12の防爆対策を
電気的、物理的に確実に行うことができる。またレール
19の外周にレールカバー20を設けることにより、レール
19間に位置する搬送装置の本体4、車輪5、給電部11の
部分を被覆し塗料の付着を防止するため清掃のコストを
低減することができる。
【0021】一方、塗装ブースの外部で搬送を行うばあ
い、レール19間に設けられた給電レール21から電力を供
給して防爆モータ7を駆動して走行を行う。
【0022】電力の供給方法は具体的にはつぎのように
なる。まず給電部11側の電気回路を開くとともに図5に
示すように給電レール21の側部により押圧されてレバー
14が傾倒されるのでカバー13はアーム10内に収納され、
集電ブラシ12が露出される。露出した集電ブラシ12は給
電レール21の側部に設けられた突条の給電子22と接触し
て搬送装置への電力の供給を行う。またこのとき防爆モ
ータ9を駆動すると同時にバッテリー9側の回路も開い
ているため、バッテリー9に電流が流れて同時に充電を
行うので充電のために搬送装置を休止する必要がなく連
続使用が可能となる。
【0023】搬送速度は搬送装置の外部からコントロー
ルユニットなどにより防爆モータ7に制御信号を与えて
走行条件に適した速度に可変制御される。
【0024】たとえばロボット塗装工程などで有利な、
一定時間、塗装ロボットが作業を行う間だけ搬送速度を
遅らせ、つぎの塗装ロボットに搬送するときは速度を速
めるようなタクト運転や、ボデーを全面塗装するための
自動機塗装工程などで有利な連続運転などを選択して搬
送速度を可変制御できる。また図6に示すように各工程
の間の搬送のみを、高速運転することができる。たとえ
ば自動機塗装工程などを行う塗装ブースA内では搬送装
置23は塗料粒子の微粒化を加味した吐出量、霧化エアー
圧などの自動機設定条件で規定膜厚の確保を図るために
2〜4m/min程度の定速運転を行う。搬送速度がこの
速度範囲を上回るばあい、規定膜厚を確保するために吐
出量を上げることになり、そのため塗料粒径が大きくな
って外観品質が低下する。また反対に下回るばあい、塗
り重ね部分の一層目が乾燥し外観品質が低下する。これ
らの理由により叙上の速度範囲での走行が最も適当とい
える。そののち前記ブースAを通過した搬送装置24を順
次をつぎの工程まで10〜15m/min 程度の高速走行で移
動させる。これにより搬送時間を短縮することができ、
生産効率が向上する。また本発明の搬送装置は個々の搬
送装置が独立して走行可能であるため塗装不良などによ
り修正工程に搬送するばあいや、空の搬送装置25を待機
位置26へ移動するばあいなどの正規の搬送経路27から外
れるときにはレール19の切替部28を分岐路29に切り替え
ることにより搬送装置25は自動的に搬送される。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、個々の搬送装置が独立
して搬送速度を変えることができるので、塗装工程内の
それぞれの工程に応じて最適な搬送状態を選択すること
ができる。また塗装ブース内を搬送するばあいには、外
部と電気的に遮断してバッテリーによる自律走行を行う
のでより確実な防爆構造の状態で塗装工程で使用するこ
とができる。またブース内では外部電力により走行を行
い、かつバッテリーの充電を同時に行うので連続使用が
可能となり、運転効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車ボデーの搬送装置の一実施例を
示す正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の要部拡大断面図である。
【図4】図1の要部拡大斜視図である。
【図5】塗装ブース外における作動状態を示す図3の正
面図である。
【図6】本発明の自動車ボデーの搬送装置の塗装工程内
における流れを示す概略説明図である。
【図7】従来の自動車ボデーの搬送装置の一実施例を示
す正面図である。
【符号の説明】
1 架台 5 車輪 7 防爆モータ 8 バッテリーケース 9 バッテリー 11 給電部 12 集電ブラシ 13 カバー 14 レバー 19 レール 21 給電レール 22 給電子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車ボデーを搭載する架台と、該架台
    下部に設けられた本体と、該本体両側部に設けられた車
    輪と、該車輪を駆動するための防爆モータと、給電レー
    ル上の給電子と接触して前記防爆モータに電力を供給す
    る集電ブラシと、該集電ブラシ周囲を被覆しうるカバー
    と、該カバーを開閉するためのレバーと、バッテリー
    と、バッテリーを収納するための密閉容器とからなり、
    塗装ブース内を走行するばあいはバッテリーから防爆モ
    ータに電力を供給し、一方塗装ブース外を走行するばあ
    いは給電レールから集電ブラシを介して防爆モータに電
    力を供給し、同時にバッテリーの充電を行うように構成
    されてなる自動車ボデーの搬送装置。
JP4021126A 1992-02-06 1992-02-06 自動車ボデーの搬送装置 Pending JPH05213247A (ja)

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JP4021126A JPH05213247A (ja) 1992-02-06 1992-02-06 自動車ボデーの搬送装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030019865A (ko) * 2001-08-31 2003-03-07 가부시키가이샤 다이후쿠 반송설비
WO2007058339A1 (ja) * 2005-11-16 2007-05-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 車両組み立てラインシステム
JP2012116231A (ja) * 2010-11-29 2012-06-21 Daihatsu Motor Co Ltd 焼付乾燥炉用搬送装置
JP2018523086A (ja) * 2015-05-09 2018-08-16 アイゼンマン ソシエタス オイロペア 工作物を温度調節する温度調節装置

Cited By (5)

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