JPH05212805A - 三次元モデル成形方法 - Google Patents

三次元モデル成形方法

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Publication number
JPH05212805A
JPH05212805A JP4060882A JP6088292A JPH05212805A JP H05212805 A JPH05212805 A JP H05212805A JP 4060882 A JP4060882 A JP 4060882A JP 6088292 A JP6088292 A JP 6088292A JP H05212805 A JPH05212805 A JP H05212805A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
irradiation
shape
light beam
base plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP4060882A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Inoue
潔 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
INR Kenkyusho KK
Original Assignee
INR Kenkyusho KK
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Publication date
Application filed by INR Kenkyusho KK filed Critical INR Kenkyusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光重合性樹脂の三次元成形において、硬化幅
を狭く硬化深さを精密に制御して形状精度を高める成形
を目的とする。 【構成】 光重合性樹脂1をポンプ3によって透明板2
上に供給し、供給された樹脂中にベースプレート5を漬
て、透明板2下方から照射ヘッド7で発振器12の発振
するレーザービームを照射する。照射ヘッド7をNC制
御装置13により形状走査し、駆動ヘッド6によりベー
スプレート5を単位長さづつ引き上げ、ベースプレート
5上に硬化層を積層成形して三次元モデル成形する。前
記照射ヘッド7による光ビーム照射を、レーザー発振器
12によってパルス照射するようにし、且つNC制御装
置13による形状走査に関連させて、同一位置に2パル
ス以上に分割して照射するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光重合性樹脂を用いて
三次元モデルを成形する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光重合性樹脂に光を照射すれば、照射部
分は縮重合反応を生じて固化する。この原理を利用し
て、細く絞った光ビームを所望の経路で走査しつつ露光
することによって薄板状の固化層が得られ、この固化層
を順次積層することによって任意形状の三次元モデルを
創成できる。この光硬化反応に、主としてラジカル反応
形の樹脂が使用されている。この光重合性樹脂は光重合
性オリゴマ、光重合性モノマ、光重合開始剤などの混合
物である。光照射によって先づ光重合開始剤が解離し、
ラジカルが生成される。このラジカルがオリゴマやモノ
マの連鎖的な縮重合のトリガーとなって、照射された部
分の樹脂が固化する。この光硬化反応を、細かく絞った
光ビーム照射によって照射部分を微細にして制御するこ
とが創成三次元モデルの形状精度を高めるために必要で
あるが、従来の方法では照射光の範囲(幅)の外まで硬
化範囲が拡大してしまい、充分に硬化幅を狭くし、深さ
方向の硬化寸法を精密に制御することができなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に鑑
み、硬化幅を狭く、硬化深さを精密に制御して形状精度
を向上させる成形方法を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】光重合性樹脂に、三次元
形状に光ビームを照射して重合硬化処理する三次元成形
加工方法に於て、前記光ビーム照射をパルス照射するよ
うにし、且つ同一位置に2パルス以上に分割して照射す
るようにしたことを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明は前記のように、光ビーム照射をパルス
照射するようにしたから、硬化範囲を狭く制御すること
ができ、しかも同一位置に2パルス以上に分割して照射
することにより、硬化深さを精密に制御することがで
き、形状精度を向上させることができる。
【0006】
【実施例】以下、図面の一実施例により本発明を説明す
る。図1はベースプレートが樹脂中を引き上げる方式の
もので、1が光重合性樹脂、2は透明板で、ポンプ3に
よって、この透明板2上に光重合性樹脂1が供給され、
流下液は受槽4に集められ、再びポンプ3によって供給
されるよう連続して循環供給される。5は固化層の固着
をするベースプレートで、駆動ヘッド6によって上下、
Z軸に移動制御する。、8がZ軸制御モーター、7はレ
ーザービームを照射するヘッドで、透明板2の底面から
光照射する。9はヘッド7を移動走査するテーブルで、
X軸モータ10及びY軸モータ11によって駆動され
る。12はレーザー発振器で、例えばHe−Cdレーザ
ーが用いられ、パルスレーザーを前記照射ヘッド7より
照射する。13はNC制御装置で、X軸、Y軸及びZ軸
の各モータ8,10,11の駆動制御及びレーザー発振
器12の制御を行う。
【0007】以上に於て、ベースプレート5を光重合樹
脂1中に漬けた状態で、ヘッド7から透明板2を介して
樹脂中にレーザービームを照射すると、光重合固化層が
プレート5に固着して形成される。NC制御装置13に
よる形状制御は、CADで設計された形状にしたがって
数値モデルを高さ方向に等間隔の水平面で切断し、スラ
イス図形群をメモリしておき、そのスライス図形を下端
から取り出してX軸モーター10及びY軸モーター11
を駆動制御し、照射ヘッド7を形状走査することによっ
て光ビームの照射形状の固化層を形成する。レーザー発
振器12の発振パルスは照射ヘッド7によるレーザーの
照射点位置に対して分割した、少なくとも2パルス以上
を照射するようNC制御装置13によっと制御される。
この照射ヘッド7の形状走査によって1層分の固化後
に、Z軸モータ8の駆動により所定の単位長さの送りを
与え、ヘッド6を上昇し、ベースプレート5を引き上
げ、再び照射ヘッド7を次の層分の形状走査し、前の固
化層上に次の固化層を積層する。このようにして、次々
に光ビームによって各単位厚さの二次元形状の走査を
し、固化層を積層していって三次元形状のモデルを成形
する。
【0008】三次元モデルの成形形状は照射ヘッド7に
よる照射ビームがパルス照射であるため、樹脂を硬化範
囲(幅)を充分狭くして重合硬化処理することができ、
しかも同一位置に2パルス以上に分割して照射すること
により、硬化深さを所定の値に正確に硬化処理すること
ができ、これにより形状精度を著しく高めることができ
る。
【0009】例えば、He−Cdレーザー波長325n
m、出力50mWを用い、光重合樹脂にオリゴマ66
%、モノマ33%、重合開始剤(BME)1%を用い、
樹脂へのレーザー照射はビーム径0.01mmで、同一
位置にパルス幅が0.5Sと1.5Sの2パルスを照射
して固化したとき、硬化幅は約0.1mm、硬化深さは
約0.12mmとなった。この場合、Z軸のスライス間
隔を0.1mmピッチで送り三次元成形したとき、形状
精度の極めて高いモデルが成形できた。比較のために、
前記レーザー照射を2S間続けて照射したとき、硬化幅
は0.14mm、深さは0.16mmとなった。
【0010】又、前記樹脂に増感剤トリエタノールアミ
ンを1%加えた場合、レーザービームの連続照射によ
り、硬化幅が0.31mm、深さが0.4mmとなった
が、これをパルス照射によって硬化幅0.18mm、深
さ0.21mmとなった。
【0011】又、前記樹脂に、SiOにWを0.08
μm蒸着した平均粒径3μφの粒子を15%混合したと
き、パルス照射により硬化幅は約0.06mm、深さが
0.05mmに処理できた。収縮は通常10%程度であ
るが、粒子を混合したことによって、収縮も約1.2%
になり高精度化することができた。
【0012】以上の実施例は積層に透明プレートを用い
た規制液面法を用いたものについて説明したが、光照射
を上方から行う自由液面法によって行うことも同様に可
能である。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明は、光重合性樹脂に
光照射して重合硬化処理するとき、光ビーム照射をパル
ス照射するようにしたから、硬化幅を狭く制御でき、同
一位置に2パルス以上に分割して照射したことにより硬
化深さの精密制御ができ、したがって形状精度を充分に
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例構成図
【符号の説明】
1 光重合性樹脂 2 透明板 3 ポンプ 4 受槽 5 ベースプレート 6 駆動ヘッド 7 照射ヘッド 8,10,11 モーター 9 テーブル 12 レーザー発振器 13 NC制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光重合性樹脂に、三次元形状に光ビーム
    を照射して重合硬化処理する三次元成形加工方法に於
    て、前記光ビーム照射をパルス照射するようにし、且つ
    同一位置に2パルス以上に分割して照射するようにした
    ことを特徴とする三次元モデル成形方法。
JP4060882A 1992-01-31 1992-01-31 三次元モデル成形方法 Pending JPH05212805A (ja)

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JP4060882A JPH05212805A (ja) 1992-01-31 1992-01-31 三次元モデル成形方法

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JPH05212805A true JPH05212805A (ja) 1993-08-24

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006290912A (ja) * 2005-04-05 2006-10-26 Research Foundation For Opto-Science & Technology 光重合装置及び光重合方法
JP2008526580A (ja) * 2005-05-27 2008-07-24 ケール コーポレーション 硬化光機器
JP2012502420A (ja) * 2008-09-05 2012-01-26 ザ ユニバーシティ オブ リバプール 方法

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