JPH05212485A - 熱間鍛造型による加工方法 - Google Patents
熱間鍛造型による加工方法Info
- Publication number
- JPH05212485A JPH05212485A JP4056101A JP5610192A JPH05212485A JP H05212485 A JPH05212485 A JP H05212485A JP 4056101 A JP4056101 A JP 4056101A JP 5610192 A JP5610192 A JP 5610192A JP H05212485 A JPH05212485 A JP H05212485A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- die
- fitting
- mold
- molding
- hot forging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21K—MAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
- B21K29/00—Arrangements for heating or cooling during processing
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は熱間鍛造型において上型と下型の位
置合せのための嵌合を常に適性に保つための方法であ
る。 【構成】 上型１及び下型２に位置合せのための嵌合部
１ｂ・２ａを設けた。前記上型１及び下型２は各々ヒー
ター４・７及び温調器６・９によって別々に温度設定で
きる様になっている。それぞれの嵌合部１ｂ・２ａは温
度による熱膨張又は収縮を利用して寸法を変化させ必要
なクリアランスを保たせる。 【効果】 上型又は下型の嵌合部が磨耗等によって寸法
が変化した場合でも設定温度を変える事によって適正な
クリアランスを保つ事ができる。
置合せのための嵌合を常に適性に保つための方法であ
る。 【構成】 上型１及び下型２に位置合せのための嵌合部
１ｂ・２ａを設けた。前記上型１及び下型２は各々ヒー
ター４・７及び温調器６・９によって別々に温度設定で
きる様になっている。それぞれの嵌合部１ｂ・２ａは温
度による熱膨張又は収縮を利用して寸法を変化させ必要
なクリアランスを保たせる。 【効果】 上型又は下型の嵌合部が磨耗等によって寸法
が変化した場合でも設定温度を変える事によって適正な
クリアランスを保つ事ができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、金属材料等を加熱して
加圧成形する精密熱間型鍛造による加工方法に関するも
のである。
加圧成形する精密熱間型鍛造による加工方法に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来の一般的な精密熱間型鍛造方法は、
上型及び下型には成形々状の他に相互の位置関係を正確
に保つための嵌合凸部と嵌合凹部が設けられており成形
中に適正な嵌合を保つ様クリアランスが設定されてい
る。
上型及び下型には成形々状の他に相互の位置関係を正確
に保つための嵌合凸部と嵌合凹部が設けられており成形
中に適正な嵌合を保つ様クリアランスが設定されてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法は、嵌合が磨耗するとクリアランスが増大して適正な
嵌合が保てなくなり、従って上型と下型との正確な位置
関係も保てない。この様な状態で鍛造された品物は上型
で成形された部分と下型で成形された部分の相対位置が
不良になってしまう。
法は、嵌合が磨耗するとクリアランスが増大して適正な
嵌合が保てなくなり、従って上型と下型との正確な位置
関係も保てない。この様な状態で鍛造された品物は上型
で成形された部分と下型で成形された部分の相対位置が
不良になってしまう。
【０００４】本発明の目的は、上記の問題を解決し、上
型で成形される部分と下型で成形される部分の位置関係
が常に正確な鍛造品を得る加工方法を提供する事にあ
る。
型で成形される部分と下型で成形される部分の位置関係
が常に正確な鍛造品を得る加工方法を提供する事にあ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、上型と
下型とを加熱して成る熱間鍛造型において、前記上型
は、下方に向って上型本体と下型との位置出し並びにク
リアランス調整用の嵌合凸部と成形用のパンチからな
り、前記下型は、上面より前記嵌合凸部に嵌合する嵌合
凹部を前記成形用のパンチとで品物を成形する成形ダイ
と、成形後品物を成形ダイより外すノックアウトからな
り、前記上型と下型のそれぞれに取付けられたヒーター
による温度調節により、前記上型と下型の熱膨張量を変
化させて、前記上型の嵌合凸部と前記下型の嵌合凹部と
を常に精密な嵌合状態にして成形加工を行うものであ
る。
下型とを加熱して成る熱間鍛造型において、前記上型
は、下方に向って上型本体と下型との位置出し並びにク
リアランス調整用の嵌合凸部と成形用のパンチからな
り、前記下型は、上面より前記嵌合凸部に嵌合する嵌合
凹部を前記成形用のパンチとで品物を成形する成形ダイ
と、成形後品物を成形ダイより外すノックアウトからな
り、前記上型と下型のそれぞれに取付けられたヒーター
による温度調節により、前記上型と下型の熱膨張量を変
化させて、前記上型の嵌合凸部と前記下型の嵌合凹部と
を常に精密な嵌合状態にして成形加工を行うものであ
る。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図１は本発明に適用する金型構造の断面図
であり、図２と図３は嵌合状態を示す断面図であり、同
一要素には同一番号を付し説明を省略する。すなわち図
１において上型１は、下方に向って上型本体１ａと嵌合
凸部１ｂと成形用パンチ１ｃからなり、上型全体はヒー
ター４および熱電対５、温調器６によって一定温度に保
たれる様になっている。また下型２は、上面より嵌合凹
部２ａと成形ダイ２ｂとからなる。ノックアウト３は成
形された品物を成形ダイ２ｂから外すためのものであ
る。下型全体もヒーター７および熱電対８、温調器９に
よって一定温度に保たれる様になっている。金型が新し
い間は図２の様に適正な嵌合状態にあり品物も上型１で
成形された部分と下型２で成形された部分の相対位置精
度が正しく保たれている。しかし、これらの金型も数
千、数万と成形していく間に嵌合部の磨耗が進行し図３
の様な嵌合スキマＣができ、品物の前記相対位置精度が
維持できなくなる。
に説明する。図１は本発明に適用する金型構造の断面図
であり、図２と図３は嵌合状態を示す断面図であり、同
一要素には同一番号を付し説明を省略する。すなわち図
１において上型１は、下方に向って上型本体１ａと嵌合
凸部１ｂと成形用パンチ１ｃからなり、上型全体はヒー
ター４および熱電対５、温調器６によって一定温度に保
たれる様になっている。また下型２は、上面より嵌合凹
部２ａと成形ダイ２ｂとからなる。ノックアウト３は成
形された品物を成形ダイ２ｂから外すためのものであ
る。下型全体もヒーター７および熱電対８、温調器９に
よって一定温度に保たれる様になっている。金型が新し
い間は図２の様に適正な嵌合状態にあり品物も上型１で
成形された部分と下型２で成形された部分の相対位置精
度が正しく保たれている。しかし、これらの金型も数
千、数万と成形していく間に嵌合部の磨耗が進行し図３
の様な嵌合スキマＣができ、品物の前記相対位置精度が
維持できなくなる。
【０００７】図３の状態になった金型は上型１の温度を
上昇させると次式の様に温度上昇により上型１全体が熱
膨張を起し再び図２の様に適正な嵌合状態に戻す事がで
き、相対位置精度の高い品物を続けて成形する事ができ
た。 Ｃ＝｛Ｄｔ＋α（ｎ−ｔ）×Ｄｔ｝−｛ｄｔ＋α（ｍ−
ｔ）×ｄｔ｝ Ｃ：嵌合スキマ合計 Ｄｔ：嵌合凹部直径（ｔ℃の場合） ｄｔ：嵌合凸部直径（ｔ℃の場合） α：凹部、凸部々材の線膨張係数 ｎ：下型設定温度 ｍ：上型設定温度 ｔ：Ｄｔ及びｄｔ測定時の温度
上昇させると次式の様に温度上昇により上型１全体が熱
膨張を起し再び図２の様に適正な嵌合状態に戻す事がで
き、相対位置精度の高い品物を続けて成形する事ができ
た。 Ｃ＝｛Ｄｔ＋α（ｎ−ｔ）×Ｄｔ｝−｛ｄｔ＋α（ｍ−
ｔ）×ｄｔ｝ Ｃ：嵌合スキマ合計 Ｄｔ：嵌合凹部直径（ｔ℃の場合） ｄｔ：嵌合凸部直径（ｔ℃の場合） α：凹部、凸部々材の線膨張係数 ｎ：下型設定温度 ｍ：上型設定温度 ｔ：Ｄｔ及びｄｔ測定時の温度
【０００８】尚、上記実施例においては嵌合精度を出す
ため上型１のみを加熱させたが、下型２のみ又は上型１
と下型２を加熱し嵌合精度を出しても良いことは言う迄
もない。また、上記実施例の他に、嵌合部に窒化チタン
等の耐磨耗コーティングを施した事等による寸法変化に
も同様な手法で対応することができる。
ため上型１のみを加熱させたが、下型２のみ又は上型１
と下型２を加熱し嵌合精度を出しても良いことは言う迄
もない。また、上記実施例の他に、嵌合部に窒化チタン
等の耐磨耗コーティングを施した事等による寸法変化に
も同様な手法で対応することができる。
【０００９】
【発明の効果】以上の説明で明らかな様に、本発明によ
れば、嵌合部の磨耗等によって上型と下型の相対位置精
度が維持できなくなった金型でも常に初期の相対位置精
度を保つことができ、安価に金型の寿命を大幅に向上さ
せることできるようになった。また、鍛造品も上型と下
型で成形される部分の位置関係が常に正確なものが得ら
れるようになった。
れば、嵌合部の磨耗等によって上型と下型の相対位置精
度が維持できなくなった金型でも常に初期の相対位置精
度を保つことができ、安価に金型の寿命を大幅に向上さ
せることできるようになった。また、鍛造品も上型と下
型で成形される部分の位置関係が常に正確なものが得ら
れるようになった。
【図１】本発明の一実施例を示す金型構造の断面図であ
る。
る。
【図２】本発明の一実施例を示す金型の嵌合状態を示す
断面図である。
断面図である。
【図３】本発明の一実施例を示す金型の嵌合状態を示す
断面図である。
断面図である。
１ 上型 １ａ 上型本体 １ｂ 嵌合凸部 １ｃ パンチ ２ 下型 ２ａ 嵌合凹部 ２ｂ 成形ダイ ３ ノックアウト ４ ヒーター ５ 熱電対 ６ 温調器 ７ ヒーター ８ 熱電対 ９ 温調器
Claims (1)
- 【請求項１】 上型と下型とを加熱して成る熱間鍛造型
において、前記上型は、下方に向って上型本体と下型と
の位置出し並びにクリアランス調整用の嵌合凸部と成形
用のパンチからなり、前記下型は、上面より前記嵌合凸
部に嵌合する嵌合凹部と前記成形用のパンチとで品物を
成形する成形ダイと、成形後品物を成形ダイより外すノ
ックアウトからなり、前記上型と下型のそれぞれに取付
けられたヒーターによる温度調節により、前記上型と下
型の熱膨張量を変化させて、前記上型の嵌合凸部と前記
下型の嵌合凹部とを常に精密な嵌合状態にして成形加工
を行うことを特徴とする熱間鍛造型による加工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4056101A JPH05212485A (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 熱間鍛造型による加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4056101A JPH05212485A (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 熱間鍛造型による加工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05212485A true JPH05212485A (ja) | 1993-08-24 |
Family
ID=13017716
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4056101A Pending JPH05212485A (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 熱間鍛造型による加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05212485A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5941117A (en) * | 1998-04-30 | 1999-08-24 | Aluminum Company Of America | Die tool thermal control and tooling optimization apparatus and method |
| US6263718B1 (en) * | 1995-04-13 | 2001-07-24 | Schmalbac Lubeca Ag | Temperature control during can body ironing |
| US6550302B1 (en) * | 1999-07-27 | 2003-04-22 | The Regents Of The University Of Michigan | Sheet metal stamping die design for warm forming |
| WO2008014851A1 (de) * | 2006-08-03 | 2008-02-07 | Sieber Forming Solutions Gmbh | Verfahren und formwerkzeug zur herstellung von metallischen werkstücken durch kalt-oder halbwarmumformen |
| JP2010137284A (ja) * | 2008-11-13 | 2010-06-24 | Tobata Turret Kosakusho:Kk | 恒温鍛造成型方法及び恒温鍛造成型装置 |
| US20110030442A1 (en) * | 2008-02-26 | 2011-02-10 | Jean Jacques Lety | Method for shaping from a blank of a hardening material with differential cooling |
| CN102836939A (zh) * | 2011-06-24 | 2012-12-26 | 深圳富泰宏精密工业有限公司 | 铝或铝合金的锻造方法 |
| FR3003496A1 (fr) * | 2013-03-21 | 2014-09-26 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Procede et dispositif de compensation de l'usure d'un outil de coupe |
-
1992
- 1992-02-07 JP JP4056101A patent/JPH05212485A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6263718B1 (en) * | 1995-04-13 | 2001-07-24 | Schmalbac Lubeca Ag | Temperature control during can body ironing |
| US5941117A (en) * | 1998-04-30 | 1999-08-24 | Aluminum Company Of America | Die tool thermal control and tooling optimization apparatus and method |
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| US8646302B2 (en) * | 2008-02-26 | 2014-02-11 | Thyssenkrupp Sofedit | Method for shaping from a blank of a hardening material with differential cooling |
| JP2010137284A (ja) * | 2008-11-13 | 2010-06-24 | Tobata Turret Kosakusho:Kk | 恒温鍛造成型方法及び恒温鍛造成型装置 |
| CN102836939A (zh) * | 2011-06-24 | 2012-12-26 | 深圳富泰宏精密工业有限公司 | 铝或铝合金的锻造方法 |
| TWI485265B (zh) * | 2011-06-24 | 2015-05-21 | Fih Hong Kong Ltd | 鋁或鋁合金的鍛造方法 |
| FR3003496A1 (fr) * | 2013-03-21 | 2014-09-26 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Procede et dispositif de compensation de l'usure d'un outil de coupe |
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