JPH0521246A - 防水形安定器ケースの製造方法 - Google Patents
防水形安定器ケースの製造方法Info
- Publication number
- JPH0521246A JPH0521246A JP3266773A JP26677391A JPH0521246A JP H0521246 A JPH0521246 A JP H0521246A JP 3266773 A JP3266773 A JP 3266773A JP 26677391 A JP26677391 A JP 26677391A JP H0521246 A JPH0521246 A JP H0521246A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- joint
- adhesive
- cylindrical case
- side wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Insulating Of Coils (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 安価で作業性の向上を可能とする。
【構成】 ケース本体1とケース底板2aとの両側面を
重ね合わせ、かしめて形成した筒状ケース3aの一方の
開口部に側板をはめこんだ後、筒状ケース3aを傾斜さ
せて接着剤4を重ね合わせ接合部6に沿って注入し、注
入後は筒状ケース3aを垂直に立てて接着剤4を硬化
し、重ね合わせ接合部6、筒状ケース3aおよび側板間
の接合部の内側に接着剤4のシールド層を形成する防水
形安定器ケースの製造方法で、底板2aに、重ね合わせ
接合部6に隣接すると共に、接合部6の高さより高く、
かつ筒状ケース3aの側壁と平行なセキ8を設け、この
セキ8と筒状ケース3aの側壁との間に樋部9を形成し
たことを特徴とする。
重ね合わせ、かしめて形成した筒状ケース3aの一方の
開口部に側板をはめこんだ後、筒状ケース3aを傾斜さ
せて接着剤4を重ね合わせ接合部6に沿って注入し、注
入後は筒状ケース3aを垂直に立てて接着剤4を硬化
し、重ね合わせ接合部6、筒状ケース3aおよび側板間
の接合部の内側に接着剤4のシールド層を形成する防水
形安定器ケースの製造方法で、底板2aに、重ね合わせ
接合部6に隣接すると共に、接合部6の高さより高く、
かつ筒状ケース3aの側壁と平行なセキ8を設け、この
セキ8と筒状ケース3aの側壁との間に樋部9を形成し
たことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防水形安定器ケースの
製造方法に関するものである。
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5には防水形安定器ケースの従来例が
示されている。同図に示されているように、防水形安定
器ケースはケース本体1と底板2をケース底板2の両側
面部で重ね合わせ、かしめて形成した筒状ケース3の一
方の開口部に側板をはめこんだものである。接着剤4の
塗布作業は図6に示されているように実施する。すなわ
ち同図(a)に示されているように、筒状ケース3の側
板5の取付け側を下にし、筒状ケース3の内面の重ね合
わせかしめ側を上面となるように傾斜させた状態で、ケ
ース本体1とケース底板2との重ね合わせ接合部6に沿
って粘性を有する接着剤4を接着剤容器7から所定量注
入する。接着剤4は粘性により重ね合わせ接合部6に導
かれ下方に流れ、側板5の上に溜る。その後筒状ケース
3を同図(b)に示すように垂直に起立させて、側板5
の内側全面に接着剤4を分布させ、この状態で接着剤4
を硬化させて筒状ケース3の重ね合わせ接合部6、筒状
ケース3および側板5間の接合部の内側をシールドす
る。その後は筒状ケース3内に安定器本体を収納すると
共に、充填剤を注入硬化させた後、更にその上に接着剤
4を注入硬化させ開口部側のシールドを行なう。
示されている。同図に示されているように、防水形安定
器ケースはケース本体1と底板2をケース底板2の両側
面部で重ね合わせ、かしめて形成した筒状ケース3の一
方の開口部に側板をはめこんだものである。接着剤4の
塗布作業は図6に示されているように実施する。すなわ
ち同図(a)に示されているように、筒状ケース3の側
板5の取付け側を下にし、筒状ケース3の内面の重ね合
わせかしめ側を上面となるように傾斜させた状態で、ケ
ース本体1とケース底板2との重ね合わせ接合部6に沿
って粘性を有する接着剤4を接着剤容器7から所定量注
入する。接着剤4は粘性により重ね合わせ接合部6に導
かれ下方に流れ、側板5の上に溜る。その後筒状ケース
3を同図(b)に示すように垂直に起立させて、側板5
の内側全面に接着剤4を分布させ、この状態で接着剤4
を硬化させて筒状ケース3の重ね合わせ接合部6、筒状
ケース3および側板5間の接合部の内側をシールドす
る。その後は筒状ケース3内に安定器本体を収納すると
共に、充填剤を注入硬化させた後、更にその上に接着剤
4を注入硬化させ開口部側のシールドを行なう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、ケー
ス本体とケース底板との重ね合わせ接合部に沿わせて接
着剤を注入し、流下させるだけのため、粘度および傾斜
角度により接着剤の付着部の幅、厚さが異なるためシー
ルド効果にバラツキがあり、信頼度を上げるため使用量
が増加する傾向にありコスト低減のネックとなってい
た。本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、安価
で作業性の向上を可能とした防水形安定器ケースの製造
方法を提供することを目的とするものである。
ス本体とケース底板との重ね合わせ接合部に沿わせて接
着剤を注入し、流下させるだけのため、粘度および傾斜
角度により接着剤の付着部の幅、厚さが異なるためシー
ルド効果にバラツキがあり、信頼度を上げるため使用量
が増加する傾向にありコスト低減のネックとなってい
た。本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、安価
で作業性の向上を可能とした防水形安定器ケースの製造
方法を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、底板に、重
ね合わせ接合部に隣接すると共に、接合部の高さより高
く、かつ筒状ケースの側壁と平行なセキを設け、このセ
キと筒状ケース側壁との間に樋部を形成することによ
り、達成される。
ね合わせ接合部に隣接すると共に、接合部の高さより高
く、かつ筒状ケースの側壁と平行なセキを設け、このセ
キと筒状ケース側壁との間に樋部を形成することによ
り、達成される。
【0005】
【作用】上記手段を設けたので、注入した接着剤は樋部
外に流出することがなくなって、所定量ですむようにな
る。
外に流出することがなくなって、所定量ですむようにな
る。
【0006】
【実施例】次に本発明を実施例により具体的に説明す
る。図1には本発明の一実施例が示されている。なお、
従来と同じ部品には同じ符号を付したので説明を省略す
る。本実施例では底板2aに、重ね合わせ接合部6に隣
接すると共に、接合部6の高さより高く、かつ筒状ケー
ス3aの側壁と平行なセキ8を設け、このセキ8と筒状
ケース3aの側壁との間に樋部9を形成した。このよう
にすることにより、注入した接着剤4は樋部外に流出す
ることがなくなって、所定量ですむようになり、安価で
作業性の向上を可能とした防水形安定器ケースの製造方
法を得ることができる。すなわち防水形安定器に使用す
る筒状ケース3aの構造は図1に示されているように、
ケース本体1とケース底板2aとを折り曲げ、重ね合わ
せてかしめて固定しており、かしめた重ね合わせ接合部
6の内側に隣接して重ね合わせ接合部6より高く、接着
剤4の流れ止め用のセキ8を平行して設け、筒状ケース
3a内両側面に樋部9を形成したものである。樋部9を
形成するセキ8の高さ寸法Hは、使用する板金板厚、接
着剤4の粘度等により異なるものである。図2に示され
ているように、筒状ケース3aの一方の開口部には側板
5を嵌合したものを使用し、同図(a)のように他方の
開口部を上にして樋部が上面となるように傾斜させた状
態で樋部内面に粘性を有する接着剤4を所定量注入し、
樋部内面を流下させる。流下させ側板5上に溜めた後は
同図(b)に示されているように、筒状ケース3aを垂
直に起立させて側板5の内側全面に接着剤4を分布さ
せ、この状態で接着剤4を硬化させて、筒状ケース3a
の重ね合わせ接合部6と筒状ケース3aおよび側板5の
接合部との内側をシールドする。その後は図3および図
4に示され、従来例でも述べたように筒状ケース内に安
定器本体10を収納すると共に、充填剤11を注入硬化
させ、リード線12を引出した後、更にその上に接着剤
4を注入硬化させ開口部側のシールドを行なう。このよ
うに本実施例によれば、筒状ケースのケース本体とケー
ス底板との重ね合わせ接合部(重ね合わせかしめ部)に
形成された樋部に注入した接着剤が流下して側板上に溜
り、重ね合わせ接合部と筒状ケースと側板との間の接合
部の内側をシールドするようにしたので、接着剤の樋部
への注入によって必然的にシールド形成が成し遂げら
れ、塗布作業をそれだけ簡単に、かつ確実に行なえるよ
うになった。このように筒状ケースに対する塗布作業を
簡単、かつ確実に行なうことができ、安定器の組付作業
性向上および信頼性の向上を図ることができる。
る。図1には本発明の一実施例が示されている。なお、
従来と同じ部品には同じ符号を付したので説明を省略す
る。本実施例では底板2aに、重ね合わせ接合部6に隣
接すると共に、接合部6の高さより高く、かつ筒状ケー
ス3aの側壁と平行なセキ8を設け、このセキ8と筒状
ケース3aの側壁との間に樋部9を形成した。このよう
にすることにより、注入した接着剤4は樋部外に流出す
ることがなくなって、所定量ですむようになり、安価で
作業性の向上を可能とした防水形安定器ケースの製造方
法を得ることができる。すなわち防水形安定器に使用す
る筒状ケース3aの構造は図1に示されているように、
ケース本体1とケース底板2aとを折り曲げ、重ね合わ
せてかしめて固定しており、かしめた重ね合わせ接合部
6の内側に隣接して重ね合わせ接合部6より高く、接着
剤4の流れ止め用のセキ8を平行して設け、筒状ケース
3a内両側面に樋部9を形成したものである。樋部9を
形成するセキ8の高さ寸法Hは、使用する板金板厚、接
着剤4の粘度等により異なるものである。図2に示され
ているように、筒状ケース3aの一方の開口部には側板
5を嵌合したものを使用し、同図(a)のように他方の
開口部を上にして樋部が上面となるように傾斜させた状
態で樋部内面に粘性を有する接着剤4を所定量注入し、
樋部内面を流下させる。流下させ側板5上に溜めた後は
同図(b)に示されているように、筒状ケース3aを垂
直に起立させて側板5の内側全面に接着剤4を分布さ
せ、この状態で接着剤4を硬化させて、筒状ケース3a
の重ね合わせ接合部6と筒状ケース3aおよび側板5の
接合部との内側をシールドする。その後は図3および図
4に示され、従来例でも述べたように筒状ケース内に安
定器本体10を収納すると共に、充填剤11を注入硬化
させ、リード線12を引出した後、更にその上に接着剤
4を注入硬化させ開口部側のシールドを行なう。このよ
うに本実施例によれば、筒状ケースのケース本体とケー
ス底板との重ね合わせ接合部(重ね合わせかしめ部)に
形成された樋部に注入した接着剤が流下して側板上に溜
り、重ね合わせ接合部と筒状ケースと側板との間の接合
部の内側をシールドするようにしたので、接着剤の樋部
への注入によって必然的にシールド形成が成し遂げら
れ、塗布作業をそれだけ簡単に、かつ確実に行なえるよ
うになった。このように筒状ケースに対する塗布作業を
簡単、かつ確実に行なうことができ、安定器の組付作業
性向上および信頼性の向上を図ることができる。
【0007】
【発明の効果】上述のように本発明は、安価で作業性が
向上するようになって、安価で作業性の向上を可能とし
た防水形安定器ケースの製造方法を得ることができる。
向上するようになって、安価で作業性の向上を可能とし
た防水形安定器ケースの製造方法を得ることができる。
【図1】本発明の防水形安定器ケースの製造方法の一実
施例によるケース構造を示すもので(a)は断面図、
(b)は(a)の樋部の拡大図である。
施例によるケース構造を示すもので(a)は断面図、
(b)は(a)の樋部の拡大図である。
【図2】同じく一実施例による接着剤の注入、硬化時の
ケース状態を示すもので(a)は接着剤注入時の状態を
示す縦断側面図、(b)は接着剤注入後の硬化時の状態
を示す縦断側面図である。
ケース状態を示すもので(a)は接着剤注入時の状態を
示す縦断側面図、(b)は接着剤注入後の硬化時の状態
を示す縦断側面図である。
【図3】同じく一実施例による組付けられた防水安定器
の縦断側面図である。
の縦断側面図である。
【図4】同じく一実施例による組付けられた防水安定器
の断面図である。
の断面図である。
【図5】従来の防水形安定器ケースの製造方法によるケ
ース構造を示すもので(a)は断面図、(b)は(a)
の接合部の拡大図である。
ース構造を示すもので(a)は断面図、(b)は(a)
の接合部の拡大図である。
【図6】同じく従来の接着剤の注入、硬化時のケース状
態を示すもので(a)は接着剤注入時の状態を示す縦断
側面図、(b)は接着剤注入後の硬化時の状態を示す縦
断側面図である。
態を示すもので(a)は接着剤注入時の状態を示す縦断
側面図、(b)は接着剤注入後の硬化時の状態を示す縦
断側面図である。
1…ケース本体 2a…ケース底板 3a…筒状ケース
4…接着剤 5…側板 6…重ね合わせ接合部 8…セキ 9…樋部
4…接着剤 5…側板 6…重ね合わせ接合部 8…セキ 9…樋部
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ケース本体とケース底板との両側面を重
ね合わせ、かしめて形成した筒状ケースの一方の開口部
に側板をはめこんだ後、前記側板を下側にし、かつ前記
重ね合わせ接合部を上側に傾斜させて接着剤を重ね合わ
せ接合部に沿って注入し、次いで筒状ケースを前記側板
を下側にしたまま垂直に立てて前記接着剤を硬化し、こ
の重ね合わせ接合部、筒状ケースおよび側板間の接合部
の内側に接着剤のシールド層を形成する防水形安定器ケ
ースの製造方法において、前記底板に、前記重ね合わせ
接合部に隣接すると共に、接合部の高さより高く、かつ
筒状ケースの側壁と平行なセキを設け、このセキと筒状
ケースの側壁との間に樋部を形成したことを特徴とする
防水形安定器ケースの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3266773A JPH0521246A (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 防水形安定器ケースの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3266773A JPH0521246A (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 防水形安定器ケースの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0521246A true JPH0521246A (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=17435500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3266773A Pending JPH0521246A (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 防水形安定器ケースの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0521246A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5895110A (en) * | 1996-12-06 | 1999-04-20 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | LCD video projector |
US6547402B2 (en) | 2001-04-06 | 2003-04-15 | Nec Viewtechnology, Ltd. | Projection lens shifting mechanism |
US7164546B2 (en) | 2002-04-24 | 2007-01-16 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Lens shift mechanism and projection type video display |
-
1991
- 1991-07-12 JP JP3266773A patent/JPH0521246A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5895110A (en) * | 1996-12-06 | 1999-04-20 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | LCD video projector |
US6547402B2 (en) | 2001-04-06 | 2003-04-15 | Nec Viewtechnology, Ltd. | Projection lens shifting mechanism |
US7164546B2 (en) | 2002-04-24 | 2007-01-16 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Lens shift mechanism and projection type video display |
USRE42270E1 (en) | 2002-04-24 | 2011-04-05 | Sanyo Electronic Co., Ltd. | Lens shift mechanism and projection type video display |
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