JPH0521240Y2 - - Google Patents

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JPH0521240Y2
JPH0521240Y2 JP1988134337U JP13433788U JPH0521240Y2 JP H0521240 Y2 JPH0521240 Y2 JP H0521240Y2 JP 1988134337 U JP1988134337 U JP 1988134337U JP 13433788 U JP13433788 U JP 13433788U JP H0521240 Y2 JPH0521240 Y2 JP H0521240Y2
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cam
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time
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば電子レンジ等に適用可能なタ
イムスイツチに関する。
(従来の技術) 例えば電子レンジでは出力切り換え機構を有す
るものがあり、この出力切り換え機構は、調理時
間を設定する時間設定機構とは別に独立して設け
られる。また、電子レンジには、タイマが一定の
時間以上の長時間に設定されたとき、連続動作モ
ードから断続動作モードに切り換えて出力調整を
行うものがあるが、この出力調整のための動作モ
ードの切り換えは、タイマとは別の外部スイツチ
によつて行われる。
このように、従来の電子レンジでは、出力切り
換え機構とタイマによる時間設定機構とが独立し
ていて独立に操作しなければならず、高出力モー
ドに設定し、かつ長時間に設定した場合、加熱し
過ぎて調理し過ぎになるという問題がある。
このような問題への対策として、実公昭57−
28209号公報に記載されているように、タイマに
よる設定時間が一定の時間以上となつたとき強制
的に弱出力に切り換えるるようにし、そのための
スイツチを付加することが考えられている。
(考案が解決しようとする課題) 上記公報記載の考案によれば、長時間設定時に
加熱し過ぎになるという問題はなくなる。しかし
強制的に弱出力に切り換えるためのスイツチをタ
イマに新たに付加する必要があるため、コスト高
となり、また、タイマ全体が大きくなるという問
題もある。
本考案は、かかる従来技術の問題点を解消する
ためになされたもので、出力切り換え機構とタイ
マ機構を一つのユニツトとして組み込むことを可
能にしながら、長時間設定時に強制的に低出力に
切り換える機構を簡単な構成で実現し、しかも、
新たにスイツチを付加する必要がなく、よつて、
コスト高及びタイマ全体が大きくなることを回避
することができるタイムスイツチを提供すること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、時限スイツチと、被制御機器への通
電をオン・オフ制御する制御スイツチと、この制
御スイツチとの関係において軸方向に相対移動可
能に設けられると共にそれぞれのカム形状を異な
らせて同軸に設けられ、時限カムの駆動源と同じ
駆動源から回転伝達機構を介して時限カムよりも
速く回転駆動されて上記制御スイツチを周期的に
オン・オフさせる複数の出力カムと、設定時間中
の被制御機器への通電状態を複数の異なる通電状
態の中から選択して設定するための通電状態選択
手段と、この通電状態選択手段で選択した通電状
態に対応して出力カム又は制御スイツチを軸方向
に変位させ、制御スイツチに作用する出力カムを
通電状態選択手段の選択に対応して選択する制御
スイツチ操作機構タイムスイツチであつて、上記
時限カム又はその軸の回転が一定の角度位置に達
したことを検出する角度位置検出機構と、この角
度位置検出機構の上記一定の角度位置検出に連動
して、上記通電状態選択手段により予め選択され
た通電状態にかかわらず上記複数の通電状態の中
の所定の通電状態となるように上記制御スイツチ
操作機構を操作する通電状態変更機構とを有する
ことを特徴とする。
(作用) 通電状態選択手段で通電状態を選択と、制御ス
イツチ操作機構が出力カム又は制御スイツチを軸
方向に変位させ、複数の出力カムの中から制御ス
イツチに作用する出力カムを選択するため、制御
スイツチのオン・オフ周期が切り換えられ、被制
御機器のトータルの出力を調整することができ
る。時限カム又はその軸の回転角度が一定の角度
以上に回転させられたことを角度位置検出状態が
検出すると、通電状態選択手段による通電状態の
選択にかかわりなく、通電状態変換機構により制
御スイツチ操作機構が強制的に操作され、所定の
通電状態に変換されてトータルの出力が調整され
る。
(実施例) 以下、図面を参照しながら本考案に係るタイム
スイツチの実施例を説明する。
第1図乃至第3図において、タイマケース1と
その蓋2によつてタイマ本体が構成されており、
タイマケース1と蓋2との間には軸31,32,
33,34が固定されると共に、フランジ軸18
と時間セツト軸30が回転自在に保持されてい
る。これら各軸は、第1図に示すように、上記の
順に左回りにループを描くように配置されてい
る。タイマケース1の底部を貫いて同ケース1内
に駆動源としての同期モータの出力歯車3が進入
しており、同出力歯車3は減速歯車列4,5,
6,7に回転力を伝達する。歯車4,6は軸31
に回転自在に設けられ、歯車5,7は軸32に回
転自在に設けられている。軸33にはアイドル歯
車8とその上にピニオン9が回転自在に設けられ
ている。ピニオン9にはその上方からフランジパ
イプ11が圧入により固着されており、ピニオン
9とフランジパイプ11との間には歯車10が相
対回転自在にはめられている歯車10はフランジ
パイプ11によつて抜け止めがなされると共に、
歯車10とピニオン9との間に摩擦ばね板12が
介装されることにより滑りクラツチが構成され、
歯車10はピニオン9との間で摩擦力により回転
力が伝達され、また、双方間で滑ることができ
る。歯車10は上記歯車7とかみ合つている。
前記軸34の外周側には、同軸34方向に対し
直角方向に移動可能に切り換え部材14がはめら
れている。切り換え部材14の上面はカム面とな
つている。軸34には切り換え部材14の上方に
おいて切り換え歯車13が回転自在に設けられて
いる。切り換え歯車13はばね15により下方に
付勢され、上記切り換え部材14のカム面に圧接
することにより高さ位置が規制される。歯車13
は、切り換え部材14のカム面の低位置に対向し
ているときは第3図に実線で示すように下降して
アイドル歯車8とピニオン9の両者にかみ合う
が、切り換え部材14のカム面の高い位置に対向
しているときはばね15に抗し押し上げられてピ
ニオン9にのみかみ合うようになつている。
前記フランジ軸18には歯車16が相対回転可
能にはめられている。フランジ軸18にはまたピ
ニオン17が圧入により固定されている。ピニオ
ン17と歯車16との間には摩擦ばね板19が介
装されて摩擦クラツチ機構を構成している。従つ
て、ピニオン17と歯車16との間で摩擦力によ
り回転力が伝達され、また、双方間で互いに滑る
ことができる。
前記時間セツト軸30には歯車20が圧入によ
り固着されている。歯車20はピニオン17とか
み合つている。歯車20の下端には時限カム21
が設けられている。時限カム21の外周のカム面
にはタイマスイツチレバー22の先端がタイマス
イツチ28の弾力により圧接している。
第1図、第2図、第4図に示すように、前記軸
32,33の側方には軸40がケース1に対し軸
線方向に摺動可能に設けられている。軸40の外
周には皿状の歯車23のボス部が相対回転可能か
つ相対移動可能にはめられている。軸40の上端
部は帽子状の被押圧部42となつており、その一
部が蓋2から上方に突出している。歯車23のボ
ス部にはカム24がはめられている。カム24は
三つのカム面24a,24b,24cを有してい
て、実質的には3個のカムからなつているものと
みることができる。カム面24cを形成するカム
体は、歯車23のボス部に対し軸方向に相対移動
可能かつ上記ボス部と一体的に回転可能なボス部
と、このボス部の下端部からフランジ状に延びた
カム面形成部とを有してなる。カム面24b,2
4aを形成するカム体は上記カム面24cを形成
するカム体に重ねられて一体に固着されている。
カム24と歯車23との間には円錐形のコイルば
ね25が介装され、同ばね25の反発力によつて
カム24と歯車23が軸方向に互いに離間する向
きに付勢されている。歯車23はその下端面がケ
ース1に当接することにより常時一定位置にある
のに対し、カム24は、カム面24cを有するカ
ム体のボス部の上端が上記軸40と一体の被押圧
部42に形成されたフランジ部42aの下端面に
当接しかつ同フランジ部42aが蓋2の内面に当
接した状態で、ばね25の付勢力による移動が規
制される。被押圧部42は後述の位置替え機構に
よつてばね25による付勢力に抗し軸40方向に
押される。
第9図は上記カム24を構成する三つのカム面
24a,24b,24cの形状を示す。各カム面
の最大径は同一であるが、最大径の範囲がカム面
24aが最も小さく、このカム面24aの最大径
の範囲よりもカム面24bの最大径の範囲が大き
く、また、カム面24cは全体が円形で全体が最
大径となつている。
上記カム24を構成する三つのカム面24a,
24b,24cのうちの一つに周期動作スイツチ
レバー26の一端が圧接している。同レバー26
は軸36を中心に回動自在に設けられ、同レバー
26の他端は制御スイツチ27のアクチユエータ
に当接している。スイツチ27のアクチユエータ
は所定の向きに付勢されており、その復帰力によ
りレバー26が回動付勢されて一端部が上記三つ
のカム面の一つに圧接している。第2図、第4図
のように、カム24がばね25の付勢力により上
昇しているときはカム面24cにレバー26が摺
接し、第5図のように被押圧部42が後述の位置
替え機構によりばね25に抗して押されるとカム
面24bにレバー26が摺接し、第6図のように
被押圧部42がさらに押されるとカム面24aに
レバー26が摺接する。
次に、周期動作スイツチレバー26が摺接する
カム面を選択するための通電状態選択手段の例に
ついて説明する。第7図、第8図において、符号
44で示す通電状態選択手段は、押圧部材46
と、他板58に沿つて摺動可能な摺動板48と、
レバー51とを有してなる。押圧部材46は、押
釦スイツチ機構60に設けられた三つの押釦のう
ちの一つを選択して押圧することによりその押圧
ストロークが切り替えられる。上記押釦スイツチ
機構60は、三つの押釦のうちの一つのみを選択
して押圧する場合にのみ押圧することが可能であ
り、同時に複数の押釦を押圧することはできない
ように構成される。押圧部材46には段部47が
形成され、押圧部材46が押圧されたとき上記段
部47が摺動板48の傾斜カム面49に摺接する
ことにより摺動板48を第8図において左方に摺
動させる。摺動板48の一端部にはレバー51と
の当接部50がある。レバー51は、地板58に
形成された軸受片52に割りピン53によつて支
持され、同割りピン53を軸として回動すること
ができる。レバー51からは地板58に略沿うよ
うにしてアーム54が延びている。アーム54の
先端部には球形の突部55が形成されており、こ
の突部55が前記被押圧部42の上端に対向して
いる。前記ばね25による被押圧部42の付勢力
により同被押圧部42に上記突部55が当接して
レバー51は第8図において反時計方向に回動付
勢されるが、レバー51の先端部が摺動板48の
当接部50に当接することにより、上記付勢力に
よるレバー51の回動が規制される。
上記通電状態選択手段44は、周期動作スイツ
チレバー26が摺接する出力カム24のカム面を
選択することにより被制御機器への複数の通電状
態の中から一つを選択して設定する。レバー51
と軸40と出力カム24を含む機構は、通電状態
選択手段44で選択した通電状態に対応してカム
24を変位させ、制御スイツチ27に作用する出
力カム24のカム面を選択する制御スイツチ操作
機構82を構成している。
第7図、第12図において、時間セツト時に回
転され、また駆動源により回転駆動される回転軸
としての時間セツト軸30には、直径方向にピン
71が圧入されている。軸30にはピン71の位
置においてカム72が挿入され、カム72はピン
71と係合して軸30の回転に伴つて回転するよ
うになつている。カム72は略半周にわたつて小
径部があり、他は順次径が大きくなる部分と大径
部からなる。カム72のカム面には軸73を回動
中心とするレバー74の一端部75がレバー74
に掛けられたばね80の付勢力により圧接してい
る。カム72とレバー74の一端部75は、回転
軸30又はカム24が一定の角度位置に達したこ
とを検知する角度位置検出機構70を構成してい
る。
レバー74の他端部には下向きの傾斜面76が
形成されている。軸30が一定の角度以上に回転
させられて時限が長時間に設定されたとき、カム
72の大径部にレバー74の一端部75が圧接す
ることになつてレバー74が付勢力に抗し第7図
において時計方向に回動させられ、第12図に実
線で示すように、レバー51のアーム54を押し
下げ、同アーム54の突起55が被押圧部42を
強制的に押し下げる。レバー74とレバー51の
アーム54と被押圧部42を含む機構は、前記押
釦スイツチ機構60の選択操作により通電状態選
択手段44で予め選択された通電状態にかかわら
ず所定の通電状態となるように前記制御スイツチ
操作機構82を操作する通電変換機構77を構成
している。
第10図は、本考案に係るタイムスイツチを用
いた回路例を示す。第10図において、電源プラ
グ62から導入された電源はヒユーズ63、一対
の電源スイツチ64,65、タイムスイツチ67
内のタイマスイツチ28、タイムスイツチ67内
の周期動作スイツチ27を介して電子レンジ等の
被制御機器68に供給される。タイムスイツチ6
7内にはタイマモータ61があり、時間を設定す
ることにより時限スイツチ28がオンするとタイ
マモータ61が始動し、タイマモータ61の回転
駆動により制御スイツチ27が周期的にオン・オ
フする。
次に、上記実施例の動作を説明する。
第3図の状態は2スピードタイマが高速回転の
状態を示す。この状態では、モータの出力歯車3
の回転力は減速歯車列4,5,6,7、アイドル
歯車8、切り換え歯車13、歯車16、ピニオン
17、歯車20の順に伝達される。切り換え歯車
13はアイドル歯車8とピニオン9の両者にかみ
合つており、一方、歯車10は歯車7とかみ合つ
ているため、歯車10とピニオン9は異なつた回
転速度で回転駆動されることになるが、摩擦ばね
板12を有してなる摩擦クラツチ機構によつてこ
のような異なつた速度での回転が可能となる。こ
の高速回転状態では、例えば「分」単位の計時が
行われる。
次に、切り換え部材14を移動させて切り換え
歯車13を押し上げ、歯車13をアイドル歯車8
から切り離してピニオン9にのみかみ合わせる。
このときのモータ出力軸3の回転力は減速歯車列
4,5,6,7、歯車10、ピニオン9、歯車1
3、歯車16、ピニオン17、歯車20の順に伝
達される。この状態は2スピードタイマが低速回
転の状態であり、例えば「時間」単位の計時が行
われる。
歯車16とピニオン17は摩擦ばね板19の作
用により通常は一体回転するが、タイマの時間設
定時は歯車20によつてピニオン17のみが歯車
16に対し滑りながら回転する。
このようにして、時間セツト軸30の回転操作
による設定時間の長短に応じ2スピードタイマの
回転速度が切り換えられ、設定された時間が経過
すると、タイマスイツチカム21によりタイマス
イツチレバー22が回動させられてタイマスイツ
チ28をオン又はオフに切り換える。
第2図に示す周期動作スイツチ部分では、モー
タの出力軸3の回転力は減速歯車列4,5,6,
7、歯車23の順に伝達される。これは2スピー
ドタイマが高速側にあつても低速側にあつても変
わりがない。前述のように、カム24は歯車23
に対して回転的には一体であるから、歯車23の
回転と共にカム24も回転する。カム24は時限
カム21よりも速く回転駆動される。ここで、第
2図及び第4図に示すようにカム24が限界位置
まで上昇しているものとすると、スイツチレバー
26は最も下のカム面24cに摺接する。第9図
に示すように、カム面24cは全体が円形のた
め、スイツチレバー26は第1図において反時計
方向に常時押し回され、制御スイツチ27は常時
オンの状態となる。第11図cはこの状態を示
す。
次に押釦の一つを選択して押圧操作すると、第
8図に示す押圧部材46が中間位置まで押し下げ
られ、同押圧部材46の段部47が摺動板48の
カム面49に摺接して同摺動板48を摺動させ
る。以下、前述のようにレバー51が回動してそ
のアーム54の突部55が被押圧部材42を押
し、カム24がばね25による付勢力に抗して下
方に移動し、スイツチレバー26の摺接するカム
面が中間のカム面24bとなるように位置替えを
行う。カム面24bは第9図に示すようにある程
度の長さの最大径部とその他の小径部とからなる
ため、制御スイツチ27は第11図bに示すよう
にある程度の長さのオンとある程度の長さのオフ
とを繰り返す。
さらに、押釦の他の一つを選択して押圧操作す
ると、第8図に示すように、押圧部材46がさら
に押し下げられ、摺動板48がさらに摺動し、レ
バー51はさらに回動し、カム24はばね25に
よる付勢力に抗してさらに下方に移動し、スイツ
チレバー26の摺接するカム面が上端のカム面2
4aとなるように位置替えを行う。カム面24a
は第9図に示すように僅かな長さの最大径部とそ
の他の小径部とからなるため、制御スイツチ27
は第11図aに示すように僅かな長さのオンとこ
れよりもかなり長いオフとを繰り返す。
このように、押釦の選択操作により制御スイツ
チ27の一定周期内におけるオン時間とオフ時間
とを任意に選択することができる。従つて、電子
レンジの場合は実質的に出力を制御したのと同等
の機能をもつことになり、第11図aのような動
作モードは解凍モードに、第11図bのような動
作モードは急速解凍又は煮込みモードに、第11
図cのような動作モードは通常の調理モードに用
いることができる。
次に、軸30を一定の角度以上に回転させて時
限を長時間に設定したとする。軸30が一定角度
以上に回転すると、レバー74の一端部75がカ
ム72の大径部に押されてレバー74が第7図に
おいて時計方向に回動させられ、第12図につい
て説明したようにレバー51のアーム54をレバ
ー74の傾斜面76が押し下げ、被押圧部42を
介してカム24が強制的に押し下げられる。従つ
て、複数の通電状態のうちどの通電状態が選択さ
れていたかにかかわらず、スイツチレバー26は
最上のカム面24aに摺接することになり、制御
スイツチ27は間欠的にオン・オフする。
時間の経過に伴い、軸30の残りの回転角度が
一定、従つて残りの時間が一定になると、レバー
74の一端部75がカム72の小径部に当接し、
角度位置検出機構70、通電状態変換機構77は
現状に復帰し、予め選択された通電状態での時限
動作に復帰する。
第13図はこのような長時間設定時の動作を示
すもので、aはスイツチレバー26がカム面24
aに摺接する低出力に設定した場合で、レバー2
6は終始カム面24aに摺接するため、長時間に
設定しても終始小さいデユーテイでオン・オフす
る。bはスイツチレバー26がカム面24bに摺
接する中出力に設定した場合で、当初レバー26
はカム面24aに摺接して小さいデユーテイでオ
ン・オフし、次にレバー26はカム面24bに摺
接することになつて比較的大きいデユーテイでオ
ン・オフする。cはスイツチレバー26がカム面
24cに摺接する高出力に設定した場合で、レバ
ー26は当初カム面24aに摺接し、次にカム面
24cに摺接し、よつて当初小さいデユーテイで
オン・オフしたあと連続的にオンとなる。
上記実施例によれば、タイムスイツチ内に設け
られた通電状態選択手段44と、この通電状態選
択手段44に連結され、同選択手段44への作用
により予め選択設定された通電状態で制御スイツ
チ27に作用する制御スイツチ操作機構82とを
利用し、設定時限が一定以上のときは制御スイツ
チ操作機構82を強制的に作動させて所定の通電
状態とする通電状態変換機構77を設けたため、
長時間設定時に強制的に低出力に切り換える機構
を簡単な機構によつて実現することができる。し
かも、タイムスイツチ内の制御スイツチ操作機構
82を利用できるため、新たにスイツチを付加す
る必要がなく、コスト高を回避し、またコンパク
ト化の障害となることを回避することができる。
なお、軸40と被押圧部材42と三つのカム面
を有するカム体は、これら全体を一体に成形して
もよい。また、軸40と被押圧部材42は別部材
として形成し、あとで一体に結合してもよい。
制御スイツチ27とカム24の間にはレバー2
6が介在していたが、カム24によつて直接的に
スイツチ27をオン・オフさせてもよい。
蓋2から被押圧部材42を突出させることなく
位置替え機構によつて移動させられる部材を蓋2
の孔又は切欠等から挿入し、この部材によつてカ
ム24の位置を替えるようにしてもよい。
図示の実施例ではスイツチレバーに対しカムを
相対移動させることにより制御スイツチのオン・
オフのデユーテイを変えるようになつているが、
カムに対しスイツチ機構側を相対移動させてオ
ン・オフのデユーテイを変えるようにしてもよ
い。スイツチ機構を相対移動させる場合、その全
体を移動させてもよいし、スイツチ機構の一部、
例えば図示の例のようにレバー26を介在させた
場合はレバー26のみを相対移動させてもよい。
(考案の効果) 本考案によれば、被制御機器への通電をオン・
オフ制御する制御スイツチとの関係において軸方
向に移動可能に複数のカムを同軸に支持し、設定
時限が一定以上のときはタイムスイツチが有する
制御スイツチ操作機構を強制的に作動させて所定
の通電状態とする通電状態変換機構を設けたた
め、長時間設定時に強制的に低出力に切り換える
機構を、簡単な機構によつて実現することができ
る。しかも、タイムスイツチ内の制御スイツチ操
作機構を利用できるため、新たにスイツチを付加
する必要がなく、コスト高を回避し、またコンパ
クト化の障害となることを回避することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るタイムスイツチの実施例
を示す平面図、第2図は同上実施例の周期動作ス
イツチ機構部分の展開断面図、第3図は同上実施
例の2スピードタイマ機能部分の展開断面図、第
4図は上記周期動作機構部分の一動作態様を示す
断面図、第5図は同じく周期動作機構部分の別の
動作態様を示す断面図、第6図は上記周期動作機
構部分のさらに別の動作態様を示す断面図、第7
図は上記実施例中の通電状態変換機構部分の平面
図、第8図は上記実施例中の位置替え機構部分の
側面図、第9図は上記実施例中のカムの形状を示
す平面図、第10図は本考案に係るタイムスイツ
チの応用例を示す回路図、第11図は勝機実施例
による周期動作の例を示すタイミングチヤート、
第12図は上記通電状態変換機構の一部断面側面
図、第13図は上記通電状態変換機構の動作の例
を示すタイムチヤートである。 21……時限カム、27……制御スイツチ、2
8……時限スイツチ、30……回転軸、44……
通電状態選択手段、6……被制御機器、70……
角度位置検出機構、77……通電状態変換機構、
82……制御スイツチ操作機構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 駆動源により回転駆動される回転軸と、 この回転軸の回転と共に回転する時限カムと、 電源と被制御機器との間に設けられ、上記時限
    カムの回転に伴い設定時間が経過したとき電源を
    遮断する時限スイツチと、 電源と被制御機器との間に設けられ、被制御機
    器への通電をオン・オフ制御する制御スイツチ
    と、 この制御スイツチとの関係において軸方向に相
    対移動可能に設けられると共にそれぞれのカム形
    状を異ならせて同軸に設けられ、上記時限カムの
    駆動源と同じ駆動源から回転伝達機構を介し上記
    時限カムよりも速く回転駆動されて上記制御スイ
    ツチを周期的にオン・オフさせる複数の出力カム
    と、 上記設定時間中の被制御機器への通電状態を複
    数の異なる通電状態の中から選択して設定するた
    めの通電状態選択手段と、 この通電状態選択手段で選択した通電状態に対
    応して上記出力カム又は制御スイツチを軸方向に
    変位させ、制御スイツチに作用する出力カムを、
    上記通電状態選択手段の選択に対応して選択する
    制御スイツチ操作機構とを有するタイムスイツチ
    であつて、 上記回転軸又は時限カムの回転が一定の角度位
    置に達したことを検出する角度位置検出機構と、 この角度位置検出機構の上記一定の角度位置検
    出に連動して、上記通電状態選択手段により予め
    選択された通電状態にかかわらず上記複数の通電
    状態の中の所定の通電状態となるように上記制御
    スイツチ操作機構を操作する通電状態変換機構と
    を有してなるタイムスイツチ。
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