JPH0521235U - 単板式液晶プロジエクタ - Google Patents
単板式液晶プロジエクタInfo
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- JPH0521235U JPH0521235U JP7771391U JP7771391U JPH0521235U JP H0521235 U JPH0521235 U JP H0521235U JP 7771391 U JP7771391 U JP 7771391U JP 7771391 U JP7771391 U JP 7771391U JP H0521235 U JPH0521235 U JP H0521235U
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- liquid crystal
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- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
- Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 単板式ながら、明るさと解像度に優れたカラ
ー映像を投写する。 【構成】 単板の液晶パネル22に、カラー映像を投写
するためのカラー画素と白黒映像を投写するための白黒
画素を隣接させて配列し、カラー画素の光軸上の所定位
置に固着した色フィルタ23により、カラー画素を透過
したカラー映像を投写点において隣接する白黒映像にぼ
かし状態で結像させ、色フィルタ23が不要な白黒画素
によって明るさを確保するとともに、カラー画素と色フ
ィルタ23を透過したカラー映像を白黒映像に重ねて着
色することにより、従来比で2倍の明るさと2倍の解像
度を得る。
ー映像を投写する。 【構成】 単板の液晶パネル22に、カラー映像を投写
するためのカラー画素と白黒映像を投写するための白黒
画素を隣接させて配列し、カラー画素の光軸上の所定位
置に固着した色フィルタ23により、カラー画素を透過
したカラー映像を投写点において隣接する白黒映像にぼ
かし状態で結像させ、色フィルタ23が不要な白黒画素
によって明るさを確保するとともに、カラー画素と色フ
ィルタ23を透過したカラー映像を白黒映像に重ねて着
色することにより、従来比で2倍の明るさと2倍の解像
度を得る。
Description
【0001】
この考案は、単板の液晶パネルを用いながら、明るさと解像度に優れた単板式 液晶プロジェクタに関する。
【0002】
図7に示す単板式液晶プロジェクタ1は、単板の液晶パネル2を用いてカラー 映像を投写する投写型のディスプレイである。光源ランプ3から放たれた光は、 リフレクタ4にて反射されたものを含め、集光レンズ5にて集光されて液晶パネ ル2を透過する。液晶パネル2は、2枚の偏光板6,7の内側に一対のガラス基 板8,9を液晶層10を介在させて対向配置したものであり、ガラス基板8,9 の対向面に形成した共通電極8aと画素電極9aにより、機能上は液晶層10は 複数の液晶セルに区画される。これらの液晶セルは、それぞれが光シャッタとし て機能し、各液晶セルを透過した光が画素電極9aとガラス基板9の間に埋設し た色フィルタ11に導かれる。色フィルタ11は、図8に示したように、透過色 がR(赤)G(緑)B(青)の3色のフィルタを、モザイク状に配列して形成し てある。従って、水平方向に並ぶ各画素電極9aに順次映像信号に応じた電圧を 印加することで1ラインのカラー映像を得ることができ、この水平走査を垂直方 向に順次移動させていくことにより、1枚のカラー映像が再生される。すなわち 、線順次走査による時分割駆動をもって、液晶パネル2は駆動される。液晶パネ ル2にて再生されたカラー映像は、投写レンズ12により前方のスクリーン13 に向けて投写される。
【0003】
上記従来の単板式液晶プロジェクタ1は、RGB3色のフィルタをモザイク状 に配列した色フィルタ11を用いており、このため光源ランプ3からの光は色フ ィルタ11を透過するときに1/3の光量に絞られることになる。従って、液晶 パネル2に入射した全光量のうち2/3は遮断されてしまい、残る1/3しか前 方に投写されず、このためスクリーン13に投写された映像が暗いといった課題 を抱えていた。また、RGB3色のフィルタと対応する画素を1組みにして1カ ラートリオを形成する構成であるため、全画素数のうちカラー映像の形成に有効 な実数すなわち有効画素数は、全体の1/3しかなく、このため投写映像の明る さと同様、解像度の面でも劣るといった課題を抱えていた。 また、このような課題を解決するため、例えば特開平1−259396号公報 に示されるように、RGB3色の要素に無色透明又は白色要素を加えて色フィル タを構成することも考えられるが、この構成では液晶層側に色フィルタを設ける ため、色フィルタが入射光を吸収して発熱するといった問題があった。
【0004】
この考案は、上記課題を解決したものであり、カラー映像を投写するためのカ ラー画素と白黒映像を投写するための白黒画素を隣接させて配列した単板の液晶 パネルと、この液晶パネルの前記カラー画素を透過したカラー映像が、投写点に おいて隣接する白黒映像にぼかし状態で結像するよう、前記カラー画素の光軸上 の所定位置に固着した色フィルタとを具備することを特徴とするものである。
【0005】
この考案は、単板の液晶パネルに、カラー映像を投写するためのカラー画素と 白黒映像を投写するための白黒画素を隣接させて配列し、カラー画素の光軸上の 所定位置に固着した色フィルタにより、カラー画素を透過したカラー映像を投写 点において隣接する白黒映像にぼかし状態で結像させ、色フィルタが不要な白黒 画素によって明るさを確保するとともに、カラー画素と色フィルタを透過したカ ラー映像を白黒映像に重ねて効果的に着色する。
【0006】
以下、この考案の実施例について、図1ないし図6を参照して説明する。図1 は、この考案の単板式液晶プロジェクタの一実施例を示す概略構成図、図2は、 図1に示した液晶パネルの断面図、図3は、図1に示した液晶パネルの色フィル タの配列例を示す部分正面図である。
【0007】 図1に示す単板式液晶プロジェクタ21は、カラー画素と白黒画素を隣接させ て配列した単板の液晶パネル22を用い、またカラー画素を透過した光を濾波す る色フィルタ23を、カラー映像が投写点において隣接する白黒映像にぼかし状 態で結像するよう、ガラス基板9の外側に固着した構成をとる。投写レンズ12 の焦点は、図2に示したように、液晶層10の端面に合わせてあるため、液晶層 10の端面からガラス基板9の端面までの距離dだけ、色フィルタ23と投写レ ンズ12の間の距離Dは焦点距離fからずれることになる。そして、このずれの 距離dに応じて色フィルタ23を透過した光はスクリーン13上にぼかし状態で 結像することになる。実施例に示した液晶パネル22は、2行3列の計6個の液 晶セルを一組とし、6個の画素に対しRGB3色のフィルタを千鳥格子状に配列 した図3に示す色フィルタ23を用いている。このため、3画素の白黒画素と3 画素のカラー画素及び対応する色フィルタ23が組合わさって1カラートリオが 形成される。
【0008】 カラー画素については、色フィルタ23により光量が絞られるため、3画素を 白黒1画素分の光が透過する。このため、1カラートリオを構成する6画素を透 過する光量は白黒4画素分に相当し、従って光源ランプ3からの光は色フィルタ 部23において2/3に絞られることになる。しかし、RGB3色のフィルタを 全面に配列した色フィルタ11を用いる従来の液晶パネル2が、色フィルタ11 において光量が1/3に低下するのに比べ、少なくとも2倍の光量を確保するこ とができる。また、3画素でもって1カラートリオを構成していた従来の液晶パ ネル2が、総画素数のうちの1/3しか有効画素をもたないのに対し、液晶パネ ル22は6画素でもって1カラートリオを形成しながらも、色フィルタ23は6 画素中の3画素を透過した光にだけ作用するため、使用する液晶パネル22の全 画素数のうち2/3は有効画素であり、従って従来比で2倍の有効画素を確保す ることができる。
【0009】 また、色フィルタ23は、透過色を除いては光の透過を遮断するため、どうし ても熱を帯びやすく、発熱対策がきわめて重要であるが、実施例に示した単板式 液晶プロジェクタ21は、色フィルタ23がガラス基板9の外側に固着してあり 、その外側の偏光板7との間に空気の層を介在させることができるため、色フィ ルタ23からの放熱効果は高く、このためガラス基板9と画素電極9aの間に埋 め込まれた従来の色フィルタ11と異なり、空冷ファン等の強制冷却手段を控え 目に設計することができる。
【0010】 このように、単板式液晶プロジェクタ21によれば、単板の液晶パネル22に 、カラー映像を投写するためのカラー画素と白黒映像を投写するための白黒画素 を隣接させて配列し、カラー画素の光軸上の所定位置に固着した色フィルタ23 により、カラー画素を透過したカラー映像を投写点において隣接する白黒映像に ぼかし状態で結像させ、色フィルタ23が不要な白黒画素によって明るさを確保 するとともに、カラー画素と色フィルタ23を透過したカラー映像を白黒映像に 重ねて効果的に着色することができる。
【0011】 なお、上記実施例では、6個の画素に対しRGB3色のフィルタが、千鳥格子 状に配列した色フィルタ23を例にとったが、図4に示した液晶パネル32のご とく、2行3列の計6個の画素に対し、RGB3色のフィルタを1行分のカラー 画素に対し横並びに配列し、残りの1行は白黒映像をそのまま透過させる色フィ ルタ33を用いることもできる。
【0012】 また、色フィルタ23,33等をガラス基板9に固着せず、例えば図5に示し た液晶パネル42のごとく、偏光板7の外側に固着するようにしてもよい。また 、図6に示した液晶パネル52のごとく、光源ランプ3側のガラス基板8の外側 に色フィルタ23,33等を固着するようにしてもよい。
【0013】
以上説明したように、この考案は、単板の液晶パネルに、カラー映像を投写す るためのカラー画素と白黒映像を投写するための白黒画素を隣接させて配列し、 カラー画素の光軸上の所定位置に固着した色フィルタにより、カラー画素を透過 したカラー映像を投写点において隣接する白黒映像にぼかし状態で結像させ、色 フィルタが不要な白黒画素によって明るさを確保するとともに、カラー画素と色 フィルタを透過したカラー映像を白黒映像に重ねて着色する構成としたから、単 板の液晶パネルに例えば白黒画素の3画素とRGBのカラー画素3画素を分散配 列した場合、6画素を透過する光の量は白黒4画素分に相当し、このため光量は 2/3に絞られることになるが、液晶パネルのすべての画素にRGBの色フィル タを割り当てる従来の単板式液晶プロジェクタように、色フィルタ部分で光量が 1/3に低下するといったことはなく、これにより従来の2倍の光量を確保する ことができ、また同様の理由から使用する液晶パネルの画素数のうち2/3につ いては、有効画素として利用できるため、3画素でもって構成したカラートリオ で液晶パネルを埋め尽くしていた従来の単板式液晶プロジェクタのごとく、総画 素数のうちの1/3しか有効画素が得られないといったことはなく、単純計算に よっても従来比で2倍の明るさと2倍の解像度を得ることができ、さらにまた色 フィルタは、透過色を除いては光の透過を遮断するため、どうしても熱を帯びや すい環境下にはあるが、例えばガラス基板の外側などのように空気層に触れる位 置に固着できるため、色フィルタからの放熱効果は高く、従ってガラス基板と電 極の間に色フィルタを埋め込んだ従来の液晶パネルと異なり、空冷ファン等の強 制冷却手段を控え目に設計することができる等の優れた効果を奏する。
【図1】この考案の単板式液晶プロジェクタの一実施例
を示す概略構成図である。
を示す概略構成図である。
【図2】図1に示した液晶パネルの断面図である。
【図3】図1に示した液晶パネルの色フィルタの配列例
を示す部分正面図である。
を示す部分正面図である。
【図4】図1に示した液晶パネルの色フィルタの他の配
列例を示す部分正面図である。
列例を示す部分正面図である。
【図5】液晶パネルの変形例を示す断面図である。
【図6】液晶パネルの他の変形例を示す断面図である。
【図7】従来の単板式液晶プロジェクタの一例を示す概
略構成図である。
略構成図である。
【図8】図7に示した液晶パネルの色フィルタの配列例
を示す部分正面図である。
を示す部分正面図である。
3 光源ランプ 5 集光レンズ 6,7 偏光板 8,9 ガラス基板 8a 共通電極 9a 画素電極 10 液晶層 12 投写レンズ 13 スクリーン 21 単板式液晶プロジェクタ 22,32,42,52 液晶パネル 23,33 色フィルタ
Claims (1)
- 【請求項1】 カラー映像を投写するためのカラー画素
と白黒映像を投写するための白黒画素を隣接させて配列
した単板の液晶パネルと、この液晶パネルの前記カラー
画素を透過したカラー映像が、投写点において隣接する
白黒映像にぼかし状態で結像するよう、前記カラー画素
の光軸上の所定位置に固着した色フィルタとを具備する
ことを特徴とする単板式液晶プロジェクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991077713U JP2566393Y2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 単板式液晶プロジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991077713U JP2566393Y2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 単板式液晶プロジェクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0521235U true JPH0521235U (ja) | 1993-03-19 |
JP2566393Y2 JP2566393Y2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=13641534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991077713U Expired - Lifetime JP2566393Y2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 単板式液晶プロジェクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2566393Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004280111A (ja) * | 2003-03-13 | 2004-10-07 | Samsung Electronics Co Ltd | 液晶表示装置及びこれに使用される薄膜トランジスタ表示板 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61124082A (ja) * | 1984-11-20 | 1986-06-11 | 日本特殊陶業株式会社 | スパ−クプラグの中心電極 |
JPH01244425A (ja) * | 1988-03-25 | 1989-09-28 | Seiko Epson Corp | マトリクス表示装置 |
JPH01259396A (ja) * | 1988-04-09 | 1989-10-17 | Mitsubishi Kasei Corp | カラー表示装置 |
JPH025083A (ja) * | 1988-02-16 | 1990-01-09 | General Electric Co (Ge) | 表示装置 |
JPH0264690A (ja) * | 1988-08-31 | 1990-03-05 | Asahi Optical Co Ltd | 微小画素列による画像光学系の画素間マスクのコントラスト低下装置 |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP1991077713U patent/JP2566393Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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US7973886B2 (en) | 2003-03-13 | 2011-07-05 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Four color liquid crystal display and panel therefor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2566393Y2 (ja) | 1998-03-25 |
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