JPH0521175Y2 - - Google Patents
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- JPH0521175Y2 JPH0521175Y2 JP3810986U JP3810986U JPH0521175Y2 JP H0521175 Y2 JPH0521175 Y2 JP H0521175Y2 JP 3810986 U JP3810986 U JP 3810986U JP 3810986 U JP3810986 U JP 3810986U JP H0521175 Y2 JPH0521175 Y2 JP H0521175Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- shutter
- main body
- customer service
- service panel
- Prior art date
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
この考案は、銀行業務に用いる自動預金支払機
や自動支払機等の自動取引機に関し、さらに詳し
くは、キヤビネツトに本体部を出入れ可能に装備
し、かつキヤビネツトの接客パネル部に開閉シヤ
ツター付き取引口を開設し、キヤビネツトから本
体部の抜出し時に取引口をシヤツターで閉じるよ
うにした自動取引機の安全シヤツター装置に関す
る。
や自動支払機等の自動取引機に関し、さらに詳し
くは、キヤビネツトに本体部を出入れ可能に装備
し、かつキヤビネツトの接客パネル部に開閉シヤ
ツター付き取引口を開設し、キヤビネツトから本
体部の抜出し時に取引口をシヤツターで閉じるよ
うにした自動取引機の安全シヤツター装置に関す
る。
(ロ) 従来の技術
上述例の自動預金支払機では、メンテナンス等
の利便を考え、第7図のように、キヤビネツト1
と本体部2とを分離させ、必要に応じ取引停止状
態で本体部2を、第8図のレール3に従いキヤビ
ネツト1の内部から後面側に抜出すものが考えら
れている。
の利便を考え、第7図のように、キヤビネツト1
と本体部2とを分離させ、必要に応じ取引停止状
態で本体部2を、第8図のレール3に従いキヤビ
ネツト1の内部から後面側に抜出すものが考えら
れている。
上述のキヤビネツト1の前面側の接客パネル部
には、例えば、紙幣等を上部から出入れする取引
口4が形成されているが、前述のように本体部2
がキヤビネツト1より抜出し状態で、顧客が誤つ
て取引口4に手を入れると、本体部2を再セツト
しようとする場合非常に危険である。
には、例えば、紙幣等を上部から出入れする取引
口4が形成されているが、前述のように本体部2
がキヤビネツト1より抜出し状態で、顧客が誤つ
て取引口4に手を入れると、本体部2を再セツト
しようとする場合非常に危険である。
そこで、第9図および第10図のように、本体
部2に備えられた本体のシヤツターとは別に、取
引口4の下側に常時バネ部材5にて閉止方向へ付
勢された開閉シヤツター6を設け、本体部2を抜
出した際に、該シヤツター6が取引口4を閉じ、
逆にキヤビネツト1内に本体部2を押込んだ時に
シヤツター6のレバー7が本体部先端に当つて係
合し、かつ押されて取引口4が開放する安全装置
が考えられた。
部2に備えられた本体のシヤツターとは別に、取
引口4の下側に常時バネ部材5にて閉止方向へ付
勢された開閉シヤツター6を設け、本体部2を抜
出した際に、該シヤツター6が取引口4を閉じ、
逆にキヤビネツト1内に本体部2を押込んだ時に
シヤツター6のレバー7が本体部先端に当つて係
合し、かつ押されて取引口4が開放する安全装置
が考えられた。
しかし、これによつても、第11図のように、
キヤビネツト1の接客パネル部1aを持上げて内
部点検するタイプの機器であると、該持上げによ
りシヤツター6と本体部2との係合が脱して、該
シヤツター6の拘束力がなくなり、かつパネル部
材5によつて閉じるため、再び接客パネル部1a
を降ろすと、シヤツター6が本体部2の上に乗つ
て、元の係合状態を復元できず、無理に接客パネ
ル部1aを押し下げると、シヤツター6が破壊す
る等の難点があつた。
キヤビネツト1の接客パネル部1aを持上げて内
部点検するタイプの機器であると、該持上げによ
りシヤツター6と本体部2との係合が脱して、該
シヤツター6の拘束力がなくなり、かつパネル部
材5によつて閉じるため、再び接客パネル部1a
を降ろすと、シヤツター6が本体部2の上に乗つ
て、元の係合状態を復元できず、無理に接客パネ
ル部1aを押し下げると、シヤツター6が破壊す
る等の難点があつた。
また、本体部2の抜出し時にシヤツター6が取
引口4を閉止すると云えども、その閉止は単にバ
ネ部材5の索引力に頼つているだけであるから、
多少の抵抗感はあるものの顧客がシヤツター6を
手でスライドさせて取引口4を開口することが比
較的簡単であるので、厳密な意味で安全装置の機
能を十全に発揮することが困難であつた。
引口4を閉止すると云えども、その閉止は単にバ
ネ部材5の索引力に頼つているだけであるから、
多少の抵抗感はあるものの顧客がシヤツター6を
手でスライドさせて取引口4を開口することが比
較的簡単であるので、厳密な意味で安全装置の機
能を十全に発揮することが困難であつた。
(ハ) 考案が解決しようとする課題
この考案は、以上の点に鑑み、キヤビネツトに
対する本体部の出入れに連動して、取引口を開閉
できるシヤツター機構でありながら、接客パネル
部を持上げ開放する機構が併せ持たれていても、
該接客パネル部を開放状態から降ろすに伴い、シ
ヤツターと本体部との係合状態を元の状態に自動
的に復帰でき、特に本体部をキヤビネツトから抜
出している状態、もしくは接客パネル部を持上げ
た状態では取引口を閉じているシヤツターが人為
的に開放スライドされることがない、本来的な意
味での安全シヤツター装置の提供を目的とする。
対する本体部の出入れに連動して、取引口を開閉
できるシヤツター機構でありながら、接客パネル
部を持上げ開放する機構が併せ持たれていても、
該接客パネル部を開放状態から降ろすに伴い、シ
ヤツターと本体部との係合状態を元の状態に自動
的に復帰でき、特に本体部をキヤビネツトから抜
出している状態、もしくは接客パネル部を持上げ
た状態では取引口を閉じているシヤツターが人為
的に開放スライドされることがない、本来的な意
味での安全シヤツター装置の提供を目的とする。
(ニ) 課題を解決するための手段
この考案は、前面側に接客パネル部を有するキ
ヤビネツトの後面側から本体部を出入れ可能に装
備し、前記接客パネル部に上部から媒体を出入れ
する取引口を開設すると共に、該取引口に前後の
方向に開閉し後方の閉鎖方向に付勢した開閉シヤ
ツターを設け、前記本体部がキヤビネツトに収納
されているときは該本体部の当接によりその付勢
に抗して開閉シヤツターを開放し、本体部が抜出
されたときはその付勢力で開閉シヤツターを閉鎖
する自動取引機であつて、 前記開閉シヤツターに、ロツク位置と解除位置
との範囲の前後回動を許容すると共に、ロツク位
置側に付勢し、かつ下端にローラを枢着したロー
ラ支持杆を垂設し、該ローラ支持杆にフツクを枢
着すると共に、該フツクを係合姿勢に規制するス
トツパーピンに付勢し、前記開閉シヤツターの閉
鎖位置で上記フツクに係合するロツクピンを前記
接客パネル部背面に設け、前記本体部の前記ロー
ラ支持杆のローラと当接する部位に、上記ローラ
支持杆との前後の方向および上下の方向の相対移
動で開閉シヤツターのロツクを解除しかつ開放方
向に可動させる傾斜状のカム面を形成した自動取
引機の安全シヤツター装置であることを特徴とす
る。
ヤビネツトの後面側から本体部を出入れ可能に装
備し、前記接客パネル部に上部から媒体を出入れ
する取引口を開設すると共に、該取引口に前後の
方向に開閉し後方の閉鎖方向に付勢した開閉シヤ
ツターを設け、前記本体部がキヤビネツトに収納
されているときは該本体部の当接によりその付勢
に抗して開閉シヤツターを開放し、本体部が抜出
されたときはその付勢力で開閉シヤツターを閉鎖
する自動取引機であつて、 前記開閉シヤツターに、ロツク位置と解除位置
との範囲の前後回動を許容すると共に、ロツク位
置側に付勢し、かつ下端にローラを枢着したロー
ラ支持杆を垂設し、該ローラ支持杆にフツクを枢
着すると共に、該フツクを係合姿勢に規制するス
トツパーピンに付勢し、前記開閉シヤツターの閉
鎖位置で上記フツクに係合するロツクピンを前記
接客パネル部背面に設け、前記本体部の前記ロー
ラ支持杆のローラと当接する部位に、上記ローラ
支持杆との前後の方向および上下の方向の相対移
動で開閉シヤツターのロツクを解除しかつ開放方
向に可動させる傾斜状のカム面を形成した自動取
引機の安全シヤツター装置であることを特徴とす
る。
(ホ) 作用
この考案の自動取引機の安全シヤツター装置
は、キヤビネツトの後面側から本体部を抜出す
と、本体部のカム面からローラの当接が外される
ので、開閉シヤツターはその付勢力で取引口を閉
鎖し、かつこの閉鎖位置ではフツクがロツクピン
と当接して一旦付勢力に抗し回避して、該ロツク
ピンを通過した後、フツクの係合姿勢への復帰に
より、該ロツクピンとフツクとが係合関係とな
る。
は、キヤビネツトの後面側から本体部を抜出す
と、本体部のカム面からローラの当接が外される
ので、開閉シヤツターはその付勢力で取引口を閉
鎖し、かつこの閉鎖位置ではフツクがロツクピン
と当接して一旦付勢力に抗し回避して、該ロツク
ピンを通過した後、フツクの係合姿勢への復帰に
より、該ロツクピンとフツクとが係合関係とな
る。
この状態で外部から取引口の開閉シヤツターを
開放方向に力を付与しても、ロツクピンとフツク
との係合により開閉シヤツターはロツクされる。
開放方向に力を付与しても、ロツクピンとフツク
との係合により開閉シヤツターはロツクされる。
キヤビネツトに本体部を収納すると、その収納
時に本体部のカム面がローラ支持杆のローラの後
方から該ローラと当接することで、このローラ支
持杆をロツク位置側から解除位置側に移動させ、
この移動でフツクはロツクピンより外され、開閉
シヤツターのロツクが解除される。
時に本体部のカム面がローラ支持杆のローラの後
方から該ローラと当接することで、このローラ支
持杆をロツク位置側から解除位置側に移動させ、
この移動でフツクはロツクピンより外され、開閉
シヤツターのロツクが解除される。
さらに、本体部が押し入れられると、そのカム
面でローラを押し込むことになるので、ローラ支
持杆を介して開閉シヤツターは開放される。
面でローラを押し込むことになるので、ローラ支
持杆を介して開閉シヤツターは開放される。
一方、接客パネル部を持上げ式に構成した場合
であつて、本体部が収納されている状態で上述の
接客パネル部を持上げたときは、ローラ支持杆の
ローラがカム面から上方に離間することで、開閉
シヤツターの拘束が解かれ、前述と同様に開閉シ
ヤツターはその付勢力で取引口を閉鎖し、かつフ
ツクがロツクピンに係合して、ロツク状態とな
る。
であつて、本体部が収納されている状態で上述の
接客パネル部を持上げたときは、ローラ支持杆の
ローラがカム面から上方に離間することで、開閉
シヤツターの拘束が解かれ、前述と同様に開閉シ
ヤツターはその付勢力で取引口を閉鎖し、かつフ
ツクがロツクピンに係合して、ロツク状態とな
る。
上述の接客パネル部の持上げ状態からこれを下
方に降ろすと、ローラ支持杆のローラが前述のカ
ム面の上方から該カム面に当接することで、ロー
ラ支持杆を前述と同様にロツク位置側から解除位
置側に移動させて、この移動でフツクをロツクピ
ンより外してロツクを解除し、さらに接客パネル
部が降ろされると、カム面でローラを押し込むこ
とになり、ローラ支持杆を介して開閉シヤツター
は開放される。
方に降ろすと、ローラ支持杆のローラが前述のカ
ム面の上方から該カム面に当接することで、ロー
ラ支持杆を前述と同様にロツク位置側から解除位
置側に移動させて、この移動でフツクをロツクピ
ンより外してロツクを解除し、さらに接客パネル
部が降ろされると、カム面でローラを押し込むこ
とになり、ローラ支持杆を介して開閉シヤツター
は開放される。
(ヘ) 考案の効果
上述の結果、この考案によれば、キヤビネツト
から本体部を抜出すと、開閉シヤツターが取引口
を閉じ、かつその閉鎖位置にシヤツターがロツク
されるので、外部から取引口の開閉シヤツターを
故意に開けるようとするも、これを確実に阻止す
ることができ、高い安全性を得ることができる。
から本体部を抜出すと、開閉シヤツターが取引口
を閉じ、かつその閉鎖位置にシヤツターがロツク
されるので、外部から取引口の開閉シヤツターを
故意に開けるようとするも、これを確実に阻止す
ることができ、高い安全性を得ることができる。
さらに、接客パネル部を持上げ可能に構成し
て、本体部が収納された状態で接客パネル部を持
上げても、開閉シヤツターはその付勢力で取引口
を閉じると同時にシヤツターにロツクが掛かり、
そして、再び接客パネル部を降ろすと開閉シヤツ
ターはロツクが解除され、かつ取引口を開放し、
しかして元の状態に復帰する。
て、本体部が収納された状態で接客パネル部を持
上げても、開閉シヤツターはその付勢力で取引口
を閉じると同時にシヤツターにロツクが掛かり、
そして、再び接客パネル部を降ろすと開閉シヤツ
ターはロツクが解除され、かつ取引口を開放し、
しかして元の状態に復帰する。
このようにして本体部を出入れする場合も、接
客パネル部を上げ下げする場合にも、開閉シヤツ
ターはその本来の働きを確実に遂行すると共に、
本体部を抜出した状態、および接客パネル部を持
上げた状態ではそれぞれ閉鎖位置にある開閉シヤ
ツターにロツクが掛かつて、人為的な該開閉シヤ
ツターの開放スライドが阻止されるに至る。
客パネル部を上げ下げする場合にも、開閉シヤツ
ターはその本来の働きを確実に遂行すると共に、
本体部を抜出した状態、および接客パネル部を持
上げた状態ではそれぞれ閉鎖位置にある開閉シヤ
ツターにロツクが掛かつて、人為的な該開閉シヤ
ツターの開放スライドが阻止されるに至る。
(ト) 考案の実施例
この考案の一実施例を以下図面に基づいて説明
する。
する。
図面は安全シヤツター装置を示し、第1図およ
び第2図において、開閉シヤツター8は前後の方
向に開閉すると共に、バネ部材5により取引口4
を後方の閉じる方向に索引付勢されており、この
シヤツター8の一側部から下方へ枢軸9に支承さ
れたローラ支持杆10が下垂され、その下端に遊
転ローラ11が軸支される。
び第2図において、開閉シヤツター8は前後の方
向に開閉すると共に、バネ部材5により取引口4
を後方の閉じる方向に索引付勢されており、この
シヤツター8の一側部から下方へ枢軸9に支承さ
れたローラ支持杆10が下垂され、その下端に遊
転ローラ11が軸支される。
上記枢軸9にはつる巻きバネ12が巻着され、
ローラ支持杆10および遊転ローラ11に上記バ
ネ部材5側へ回動付勢する反時計方向の力が与え
られると共に、ローラ支持杆10を挟んで一対の
ストツパーピン13a,13bがシヤツター8よ
り突設され、しかしてローラ支持杆10および遊
転ローラ11の回動範囲がロツク位置と解除位置
との範囲に規制されている。
ローラ支持杆10および遊転ローラ11に上記バ
ネ部材5側へ回動付勢する反時計方向の力が与え
られると共に、ローラ支持杆10を挟んで一対の
ストツパーピン13a,13bがシヤツター8よ
り突設され、しかしてローラ支持杆10および遊
転ローラ11の回動範囲がロツク位置と解除位置
との範囲に規制されている。
尚、遊転ローラ11に後述する傾斜カム面よる
拘束力が働いていない状態では、第1図のように
つる巻きバネ12の力でローラ支持杆10は図面
に向つて右側のストツパーピン13aに当接して
いることは勿論である。
拘束力が働いていない状態では、第1図のように
つる巻きバネ12の力でローラ支持杆10は図面
に向つて右側のストツパーピン13aに当接して
いることは勿論である。
さらにローラ支持杆10には上記バネ部材5側
に突出する横アーム14が一体に設けられ、その
先端に第4図の如くフツク15が枢着保持され
る。このフツク15は枢軸16周りに回動でき、
また該枢軸16に巻着した第2のつる巻きバネ1
7によつて時計方向の回動付勢力が与えられると
共に、この力で横アーム14に突設したストツパ
ーピン18に下端が接当することで、ほぼ直立す
る姿勢に維持される。
に突出する横アーム14が一体に設けられ、その
先端に第4図の如くフツク15が枢着保持され
る。このフツク15は枢軸16周りに回動でき、
また該枢軸16に巻着した第2のつる巻きバネ1
7によつて時計方向の回動付勢力が与えられると
共に、この力で横アーム14に突設したストツパ
ーピン18に下端が接当することで、ほぼ直立す
る姿勢に維持される。
キヤビネツト1の前面側で上端側を枢着して持
上げ可能に構成した接客パネル部1aの背面に
は、上記フツク15に向つて突出するロツクピン
19が設けられる。このロツクピン19とフツク
15との相対位置関係は後述する動作説明によつ
て明らかとなる。
上げ可能に構成した接客パネル部1aの背面に
は、上記フツク15に向つて突出するロツクピン
19が設けられる。このロツクピン19とフツク
15との相対位置関係は後述する動作説明によつ
て明らかとなる。
一方、本体部2の先端上面角部に傾斜カム面2
0が形成され、この傾斜カム面20上に遊転ロー
ラ11が転動自由に接当される。
0が形成され、この傾斜カム面20上に遊転ロー
ラ11が転動自由に接当される。
しかして、キヤビネツト1の後面側から第1図
および第3図鎖線の如く本体部2を抜出すと、傾
斜カム面20により遊転ローラ11への前方方向
への押圧力がなくなるので、バネ部材5の力でシ
ヤツター8が後方に引かれて取引口4が閉じ、同
時に遊転ローラ11に対する拘束力が無くなるの
で、第1のつる巻きバネ12によりローラ支持杆
10および遊転ローラ11が反時計方向へ回動し
てフツク15がロツクピン19に係合する。この
ため顧客が手でシヤツター8を開こうとしても、
該シヤツターへのロツクによつて取引口4の開放
が阻止される。
および第3図鎖線の如く本体部2を抜出すと、傾
斜カム面20により遊転ローラ11への前方方向
への押圧力がなくなるので、バネ部材5の力でシ
ヤツター8が後方に引かれて取引口4が閉じ、同
時に遊転ローラ11に対する拘束力が無くなるの
で、第1のつる巻きバネ12によりローラ支持杆
10および遊転ローラ11が反時計方向へ回動し
てフツク15がロツクピン19に係合する。この
ため顧客が手でシヤツター8を開こうとしても、
該シヤツターへのロツクによつて取引口4の開放
が阻止される。
逆に本体部2を押込むと、再び遊転ローラ11
に傾斜カム面20が接当し、まず遊転ローラ11
を介しローラ支持杆10がストツパーピン13b
に接当する位置まで時計方向へ回動し、ためにフ
ツク15が下方へ沈んで、ロツクピン19から外
れ、シヤツター8のロツク解除がなされるので、
さらに本体部2を押込むに伴いバネ部材5に抗し
てシヤツター8を前方へスライドさせ、取引口4
を開放する。
に傾斜カム面20が接当し、まず遊転ローラ11
を介しローラ支持杆10がストツパーピン13b
に接当する位置まで時計方向へ回動し、ためにフ
ツク15が下方へ沈んで、ロツクピン19から外
れ、シヤツター8のロツク解除がなされるので、
さらに本体部2を押込むに伴いバネ部材5に抗し
てシヤツター8を前方へスライドさせ、取引口4
を開放する。
これに対し接客パネル部1aを持上げ開放する
と、第5図Aのように、ローラ11が傾斜カム面
20を上方へ離間することで拘束を解かれたシヤ
ツター8は後方へスライドし、バネ部材5の力で
取引口4が開口する。この時もシヤツター8にロ
ツクが掛かることは勿論である。
と、第5図Aのように、ローラ11が傾斜カム面
20を上方へ離間することで拘束を解かれたシヤ
ツター8は後方へスライドし、バネ部材5の力で
取引口4が開口する。この時もシヤツター8にロ
ツクが掛かることは勿論である。
逆に押し下げてゆくと、遊転ローラ11が傾斜
カム面20に上方から接当してロツクが外れ、さ
らに押し下げに伴い傾斜カム面20に従い下動
し、故に、第5図B,Cのように、取引口4を開
放する。
カム面20に上方から接当してロツクが外れ、さ
らに押し下げに伴い傾斜カム面20に従い下動
し、故に、第5図B,Cのように、取引口4を開
放する。
従つて、キヤビネツト1に対し、本体部2を出
入れする場合も、接客パネル部1aを上げ下げす
る場合も、シヤツター8はこれらの動きに追従し
て確実に取引口4を開閉する。
入れする場合も、接客パネル部1aを上げ下げす
る場合も、シヤツター8はこれらの動きに追従し
て確実に取引口4を開閉する。
尚、接客パネル1aを持上げ開放する場合のフ
ツク15の動きは第6図A,B,Cのようにな
る。つまり、持上げに伴い遊転ローラ11に対す
る傾斜カム面20の拘束が解かれて、遊転ローラ
11およびローラ支持杆10がまず反時計方向へ
回動してフツク15が第6図Aのように上昇し、
さらに接客パネル部1aを持上げると、バネ部材
5の力でシヤツター8が矢印方向に引かれる。
ツク15の動きは第6図A,B,Cのようにな
る。つまり、持上げに伴い遊転ローラ11に対す
る傾斜カム面20の拘束が解かれて、遊転ローラ
11およびローラ支持杆10がまず反時計方向へ
回動してフツク15が第6図Aのように上昇し、
さらに接客パネル部1aを持上げると、バネ部材
5の力でシヤツター8が矢印方向に引かれる。
これによつて第6図Bのようにロツクピン19
にフツク15が接当すると、フツク15はその接
当圧により第2のつる巻きバネ17に抗し矢印に
示す反時計方向へ回動しつつロツクピン19を下
方から乗り越える。
にフツク15が接当すると、フツク15はその接
当圧により第2のつる巻きバネ17に抗し矢印に
示す反時計方向へ回動しつつロツクピン19を下
方から乗り越える。
そして、第6図Cの位置で再び第2のつる巻き
バネ17の復帰力で上方突出し、ロツクピン19
に係合してシヤツター8にロツクを掛ける。
バネ17の復帰力で上方突出し、ロツクピン19
に係合してシヤツター8にロツクを掛ける。
このように上述の実施例では、本体部2を出入
れする場合も、接客パネル部1aを上げ下げする
場合にも、シヤツター8はその本来の働きを確実
に遂行すると共に、本体部2を抜出した状態、お
よび接客パネル部1aを持上げた状態ではそれぞ
れ閉鎖位置にあるシヤツター8にロツクが掛かつ
て、人為的な該シヤツター8の開放スライドが阻
止される。
れする場合も、接客パネル部1aを上げ下げする
場合にも、シヤツター8はその本来の働きを確実
に遂行すると共に、本体部2を抜出した状態、お
よび接客パネル部1aを持上げた状態ではそれぞ
れ閉鎖位置にあるシヤツター8にロツクが掛かつ
て、人為的な該シヤツター8の開放スライドが阻
止される。
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は安
全シヤツター装置の概略縦断側面図、第2図は本
体部押込み途中のシヤツター動作を示す図、第3
図は本体部出入れ時の説明図、第4図はロツク機
構部分の拡大図、第5図A,B,Cは接客パネル
部上げ下げ時の説明図、第6図A,B,Cは接客
パネル部上げ下げ時のフツクの動きを説明する
図、第7図〜第11図は従来装置を示し、第7図
は自動預金支払機の内部概略図、第8図はその本
体部引出し時の概略図、第9図は安全シヤツター
部分の概略図、第10図は取引口の平面図、第1
1図は接客パネル部の持上げ状態を示す図面であ
る。 1……キヤビネツト、1a……接客パネル部、
2……本体部、4……取引口、5……バネ部材、
8……開閉シヤツター、10……ローラ支持杆、
11……遊転ローラ、15……フツク、18……
ストツパーピン、19……ロツクピン、20……
傾斜カム面。
全シヤツター装置の概略縦断側面図、第2図は本
体部押込み途中のシヤツター動作を示す図、第3
図は本体部出入れ時の説明図、第4図はロツク機
構部分の拡大図、第5図A,B,Cは接客パネル
部上げ下げ時の説明図、第6図A,B,Cは接客
パネル部上げ下げ時のフツクの動きを説明する
図、第7図〜第11図は従来装置を示し、第7図
は自動預金支払機の内部概略図、第8図はその本
体部引出し時の概略図、第9図は安全シヤツター
部分の概略図、第10図は取引口の平面図、第1
1図は接客パネル部の持上げ状態を示す図面であ
る。 1……キヤビネツト、1a……接客パネル部、
2……本体部、4……取引口、5……バネ部材、
8……開閉シヤツター、10……ローラ支持杆、
11……遊転ローラ、15……フツク、18……
ストツパーピン、19……ロツクピン、20……
傾斜カム面。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 前面側に接客パネル部を有するキヤビネツトの
後面側から本体部を出入れ可能に装備し、 前記接客パネル部に上部から媒体を出入れする
取引口を開設すると共に、該取引口に前後の方向
に開閉し後方の閉鎖方向に付勢した開閉シヤツタ
ーを設け、 前記本体部がキヤビネツトに収納されていると
きは該本体部の当接によりその付勢に抗して開閉
シヤツターを開放し、本体部が抜出されたときは
その付勢力で開閉シヤツターを閉鎖する自動取引
機であつて、 前記開閉シヤツターに、ロツク位置と解除位置
との範囲の前後回動を許容すると共に、ロツク位
置側に付勢し、かつ下端にローラを枢着したロー
ラ支持杆を垂設し、 該ローラ支持杆にフツクを枢着すると共に、該
フツクを係合姿勢に規制するストツパーピンに付
勢し、 前記開閉シヤツターの閉鎖位置で上記フツクに
係合するロツクピンを前記接客パネル部背面に設
け、 前記本体部の前記ローラ支持杆のローラと当接
する部位に、上記ローラ支持杆との前後の方向お
よび上下の方向の相対移動で開閉シヤツターのロ
ツクを解除しかつ開放方向に可動させる傾斜状の
カム面を形成した自動取引機の安全シヤツター装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3810986U JPH0521175Y2 (ja) | 1986-03-14 | 1986-03-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3810986U JPH0521175Y2 (ja) | 1986-03-14 | 1986-03-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62151670U JPS62151670U (ja) | 1987-09-25 |
JPH0521175Y2 true JPH0521175Y2 (ja) | 1993-05-31 |
Family
ID=30850045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3810986U Expired - Lifetime JPH0521175Y2 (ja) | 1986-03-14 | 1986-03-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0521175Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-03-14 JP JP3810986U patent/JPH0521175Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62151670U (ja) | 1987-09-25 |
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