JPH0521102A - 電源ソケツト - Google Patents

電源ソケツト

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Publication number
JPH0521102A
JPH0521102A JP3192585A JP19258591A JPH0521102A JP H0521102 A JPH0521102 A JP H0521102A JP 3192585 A JP3192585 A JP 3192585A JP 19258591 A JP19258591 A JP 19258591A JP H0521102 A JPH0521102 A JP H0521102A
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JP
Japan
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contact
housing
power socket
inlet
outlet
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JP3192585A
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Inventor
Ryuji Okamoto
隆二 岡本
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JIYARUKO KK
Original Assignee
JIYARUKO KK
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Publication date
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  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を減少させることによって小型化、
省スペース化、低コスト化、さらに、落雷対策等を可能
にする。 【構成】 ハウジング1の後面からアウトレット接触コ
ンタクト4を挿入した状態で、ハウジング1の前面から
インレット接触コンタクトピン2を挿入し、アウトレッ
ト接触コンタクト4の2個の穴部4a,4bの一方に、
ピン2の後端2cをカシメ付けする。また、ハウジング
1の前面の両側端に、シャーシパネル等への仮り止め用
リブ1f,1gを設け、前面の両側方で上下の異なる位
置に、ビス止め用ボス1a,1bを設け、一方のボス1
aへアース金具をビス止めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ビデオ装置やBSチ
ューナ、JSBデコーダ等の各種電子機器等で使用する
のに好適な電源ソケットに係り、特に、部品点数を減少
させることによって小型化、低コスト化等を可能にした
電源ソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ビデオ装置その他の電子機器
等では、AC電源を供給するために、電源ソケットが使
用されている。
【0003】図10は、従来の電源ソケットについて、
その詳細な構成の一例を示す分解斜視図である。図にお
いて、11はハウジングで、11aはそのビス止め用ボ
ス、11bはインレット用孔部、11cと11dはアウ
トレット用孔部、12と13はインレット用コンタクト
ピン、14と14′はアウトレット用コンタクトを示
す。
【0004】この図10に示すように、従来の電源ソケ
ットは、1個のハウジング11と、2個のインレット用
コンタクトピン12,13、および2個のアウトレット
用コンタクト14,14′から構成されている。ハウジ
ング11は、一体的にモールドされており、その正面
(前面)に1個のインレット用孔部11bと、それぞれ
大きさが異なる各1個のアウトレット用孔部11c,1
1dとを有し、また、その左右の対称位置にビス止め用
ボス11aが設けられている。
【0005】なお、インレット用コンタクトピン12,
13は、その下方のプリント基板との接続部の折り曲げ
方向が、中心部へ向っている点を除いて同じ形状であ
り、また、アウトレット用コンタクト14,14′は、
いずれも同じ形状である。また、この従来のコンタクト
ピン12,13は、カーリング加工によって作成される
ので、その先端が滑らかな球形にはならない。
【0006】次の図11は、図10に示した従来の電源
ソケットについて、その側面と断面の一例を示す図で、
(1) は右側面図、(2) は切り欠き図である。図における
符号は図10と同様であり、また、矢印Pはプラグ挿入
方向、Qはプリント基板への装着時の押圧方向を示す。
【0007】この図11(2) に切り欠き図で示すよう
に、従来の電源ソケットは、インレット用コンタクトピ
ン12(13)と、アウトレット用コンタクト14(1
4′)とが、ハウジング11の後方(図の右方向)から
圧入されて組み立てられる。ところが、この場合に、コ
ンタクトピン12(13)と、アウトレット用コンタク
ト14(14′)の空間距離について、安全上から規格
が定められているので、構造的に大きなスペースを必要
とする。
【0008】また、この電源ソケットをシャーシパネル
等へ装着する場合、ハウジング11のビス止め用ボス1
1aへビスをネジ込む際に、シャーシパネルと電源ソケ
ットとの間に多少の遊びが生じるので、ビス止め時やプ
ラグの挿脱時に、矢印Pの方向または逆方向へ力が加わ
ることになり、これがプリント基板上のパターン剥離の
一因となる、等の不都合があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明では、従来の
電源ソケットにおけるこのような不都合を解決し、コン
タクトピンの使用部品点数を減少させることにより、コ
ストダウンと共に、必要なスペースを減少させて小型化
を可能にした電源ソケットを提供することを第1の目的
とする。
【0010】また、シャーシパネルへの装着に際して、
シャーシパネルと電源ソケットとの間に遊びが生じない
ように、電源ソケットの前面部にシャーシ仮り止め用の
リブを設けることにより、ビス止め時やプラグの挿脱時
に、プリント基板上のパターンが剥離しないようにし
て、信頼性を向上させた電源ソケットを提供することを
第2の目的とする。
【0011】さらに、電源ソケットの両側方に設けられ
るハウジング11のビス止め用ボス11aの位置を、上
下方向にズラすことにより、複数個の電源ソケットを併
設する場合にも、その配置距離を小さくすることを可能
にして、電子機器等の小型化に対応できるようにした電
源ソケットを提供することを第3の目的とする。
【0012】その上、電源ソケットの前面に、落雷対策
用の金具(アース用ラグ)が取り付けられるように構成
することによって、電子機器等の安全性を向上させた電
源ソケットを提供することを第4の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明では、第1に、
ハウジングと、AC電源を供給するためのアウトレット
接触コンタクト、およびインレット接触コンタクトピン
とを備えた電源ソケットにおいて、前記ハウジングは、
その前面から後面に貫通されたアウトレット用とインレ
ット用のそれぞれ2個1対の孔部を有し、前記アウトレ
ット接触コンタクトは、その端子部の上方でインレット
接触コンタクトピンと対応する位置に、該インレット接
触コンタクトピンをカシメ付けるための横方向に並んだ
2個の穴部を有し、前記ハウジングの後面から前記アウ
トレット接触コンタクトを挿入した後、該ハウジングの
前面から前記インレット接触コンタクトピンを挿入し、
前記アウトレット接触コンタクトの2個の穴部の一方
に、前記インレット接触コンタクトピンの後端をカシメ
付けした構成である。
【0014】第2に、上記第1の電源ソケットにおい
て、ハウジングの前面の両側端に、シャーシパネル等へ
仮り止めするためのリブを備えた構成である。
【0015】第3に、上記第1または第2の電源ソケッ
トにおいて、ハウジングの前面側の両側方で、かつ、上
下方向の異なる位置に、ビス止めするためのボスを備え
た構成である。
【0016】第4に、上記第3の電源ソケットにおい
て、ハウジングのボスの内、下方に位置するボスへビス
止めされる落雷対策用金具を備えた構成である。
【0017】
【作用】この発明では、使用部品点数の減少と小型化の
ために、コンタクトを2個だけ設けた構成にしており、
また、シャーシパネルと電源ソケットとの間に遊びが生
じないように、電源ソケットの前面部の両側に、シャー
シ仮り止め用のリブを設けている。さらに、複数個の電
源ソケットを併設する際の省スペース化のためと、安全
性を向上させるための落雷対策に、ビス止め用ボスの位
置を上下方向にズラしている。
【0018】図3は、この発明の電源ソケットの外観に
ついて、その一実施例を示す斜視図である。図におい
て、1はハウジングで、1aと1bはそのビス止め用ボ
ス、1cはインレット用穴部、1dと1eアウトレット
用穴部、1fと1gはシャーシ仮り止め用リブ、2と
2′はインレット用コンタクトピン、3はアース金具を
示す。
【0019】この図3に示すように、この発明の電源ソ
ケットは、外観上は、ビス止め用ボス1a,1bの位置
が、上下方向にズレている点と、前面にシャーシ仮り止
め用リブ1f,1gが設けられている点で、従来例を示
す先の図10と相違しているだけである。しかし、後出
の図4に関連して説明するように、コンタクトピン2,
2′はアウトレット用とインレット用とをそれぞれ内部
で接続することによって、プリント基板側に2個だけ突
出された構造であり、その結果、奥行き寸法も、従来例
に比べて小型化が可能な構成となっている。
【0020】図4は、この発明の電源ソケットについ
て、その一実施例の詳細を示す図で、(1) は2個の電源
ソケットを並設した状態の一例を示す図、(2) は切り欠
き図、(3) はコンタクトへのピンの取り付け位置を説明
する図、(4) はシャーシとの取り付け状態を説明する
図、(5) はシャーシへの取り付け方法を示す図である。
図における符号は図3と同様であり、また、4と4′は
コンタクト、4a,4bと4a′,4b′はそのカシメ
用穴、5はシャーシで、5aはその電源ソケットの取り
付け用切り欠き部、5bは電源ソケットのリブ1f,1
gの挿入用切り欠き部、Rは隣接する他の電源ソケット
との距離を示す。
【0021】この図4(3) に示すように、この発明の電
源ソケットでは、同一形状のコンタクト4,4′を使用
する。このコンタクト4,4′には、インレット用ピン
2,2′をカシメるための穴が2個設けられており、そ
れぞれその一方のカシメ用穴4a,4b′に、インレッ
ト用ピン2,2′が取り付けられる。
【0022】このように、コンタクト4,4′に2個1
対のカシメ用穴を設ける理由は、アウトレットの間隔と
インレットの間隔とが異なっているからであり、図4
(3) のように2個のカシメ用穴を設け、その一方を使用
することによって、同一形状のコンタクト4,4′の使
用を可能にしている。
【0023】組み立て時には、図4(2) に切り欠き図で
示すように、ハウジング1の後方からコンタクト4
(4′)を挿入した状態で、ハウジング1の前面側のイ
ンレット用穴部1cからインレット用ピン2を挿入し、
その一方のカシメ用穴4a(4b′)を貫通した状態
で、インレット用ピン2(2′)の後端をカシメる。こ
のような作業を、2回繰り返えして行うことにより、1
対のコンタクト4,4′のカシメ用穴4a,4b′に、
それぞれインレット用ピン2,2′がカシメ付けられ
て、電源ソケットが完成される。
【0024】したがって、この発明の電源ソケットは、
端子の数が2個だけの構成となり、図4(2) に破線で示
す従来の場合に比べて、奥行きの寸法が小さくなる。ま
た、使用部品の点数も、ハウジング1を除いた接続片
(接触コンタクト)の種類と個数は、1対2個のコンタ
クト4,4′と、2個のインレット用ピン2,2′の2
種類4個となる。その結果、接続片を形成するための金
型も、従来の3種類に比べて2種類で済むことになり、
コストダウンも実現される(請求項1の発明)。
【0025】また、この発明の電源ソケットでは、図4
(4) と(5)に示すように、ハウジング1の前面側の両側
端に、シャーシ仮り止め用リブ1f,1gを設け、簡単
かつ正確にシャーシ5へ仮り止めできるように構成して
いる。すなわち、図4(5) に示すように、シャーシ5に
電源ソケット取り付け用切り欠き部5a(スライド分だ
け寸法が大きい切り欠き部)を設けておき、シャーシ5
の裏側から電源ソケットを挿着した後、下方へスライド
されることによって、図4(4) のように仮り止めする。
【0026】この状態で、ハウジング1のビス止め用ボ
ス1a,1bへビス止めを行えば、従来のように、ビス
止め時の力(ネジリ込みの回転力を含む)が、直接プリ
ント基板に加わることが防止され、基板上のパターンが
剥離する恐れがなくなる。その結果、ビス止めロボット
の使用も可能となり、省力化にも最適な電源ソケットが
得られる。さらに、プラグの装脱時においても、装脱方
向の力のほかにコジリ等の回転力が、直接プリント基板
に加わることがないので、基板上のパターンの剥離が防
止され、信頼性が向上される(請求項2の発明)。
【0027】次に、ハウジング1のビス止め用ボス1
a,1bは、図4(1)に示すように、その位置が上下方
向にズレた状態である。したがって、複数個の電源ソケ
ットを併設する場合には、隣接する他の電源ソケットと
の中心線の間隔がRとなるので、従来の場合に比べて小
さなスペースで済む(請求項3の発明)。
【0028】さらに、図4(1) に示すように、ハウジン
グ1のビス止め用ボス1aに、落雷対策用金具3を取り
付けることが可能である。この落雷対策用金具3は、電
源ソケットをシャーシパネル5へネジ止めする際に、そ
の一端がハウジング1の前面とシャーシパネル5との間
に挾持され、他端がプリント基板のアースパターンと接
続可能な構成である。
【0029】すでに述べたように、ハウジング1のビス
止め用ボス1a,1bは、その位置が上下方向にズラさ
れており、一方のビス止め用ボス1aは下方向に位置し
ているので、プリント基板との間隔が小さい。そのた
め、短い落雷対策用金具3で、シャーシパネル5とプリ
ント基板のアースパターンとを確実に接続することがで
きる(請求項4の発明)。
【0030】
【実施例】次に、この発明の電源ソケットについて、図
面を参照しながら、その一実施例を詳細に説明する。こ
の実施例は、請求項1から請求項4の発明を示してい
る。
【0031】図1は、この発明の電源ソケットについ
て、その外部構成の一実施例を示す図で、(1) は平面
図、(2) は正面図、(3) は右側面図、(4) は底面図、
(5) は背面図、(6) は左側面図である。図面における符
号は図3および図4と同様である。
【0032】図2は、図1に示したこの発明の電源ソケ
ットについて、その内部構成の一実施例を示す断面図
で、(1) は図1(1) のA−A線断面図、(2) は同じく図
1(1)のB−B線断面図である。図面における符号は図
1と同様である。
【0033】この発明の電源ソケットは、この図1(1)
から(6) および図2(1) と(2) に示すように、ハウジン
グ1の内部でそれぞれ並列に接続されたコンタクト4と
インレット用ピン2、およびコンタクト4′とインレッ
ト用ピン2′とを備えており、プリント基板に対して2
点で接続される構成であり、奥行き寸法が小さい。ま
た、ハウジング1の前面の両側端に、シャーシパネル等
へ仮り止めするためのリブ(シャーシ仮り止め用リブ)
1f,1gが設けられている。
【0034】さらに、ハウジング1の前面側の両側方
で、上下方向の異なる位置に、シャーシパネルへビス止
めするためのボス(ビス止め用ボス)1a,1bが設け
られており、その下方に位置するボス1aは、先の図4
で説明したように、落雷対策用金具3を取り付けること
もできる。
【0035】図5は、図1に示したこの発明の電源ソケ
ットのハウジング1について、その詳細な構成の一実施
例を示す図で、(1) は平面図、(2)は正面図、(3) は右
側面図、(4) は底面図、(5) は背面図である。図面にお
ける符号は、図1と同様である。
【0036】図6は、図5に示したこの発明の電源ソケ
ットのハウジングについて、その内部構成の一実施例を
示す断面図で、(1) は図5(5) のC−C線断面図、(2)
は同じく図5(5) のD−D線断面図、(3) は図5(2) の
E−E線断面図、(4) は同じく図5(2) のF−F線断面
図である。図面における符号は図5と同様であり、ま
た、1hはインレット用ピン2の鍔部の受け部を示す。
【0037】この発明の電源ソケットでは、先の図1や
図3に示したハウジング1は、この図5(1) から(5) お
よび図6(1) から(4) に示すような構造である。次に、
図1や図3に示したコンタクト4,4′と、インレット
用ピン2,2′について説明する。
【0038】図7は、図1に示したこの発明の電源ソケ
ットのコンタクトについて、具体的な構成の一実施例を
示す図で、(1) は平面図、(2) は右側面図、(3) は背面
図、(4) は左側面図、(5) は(1) のG−G線断面図であ
る。図面における符号は図1と同様であり、また、4c
はアウトレット接触コンタクト部、4dはハウジング1
との係合用突起部を示す。
【0039】図8は、図1に示したこの発明の電源ソケ
ットのインレット用ピンについて、その具体的な構成の
一実施例を示す一部切り欠き図である。図面における符
号は図1と同様であり、また、2aは球状部、2bは鍔
部、2cは後端のカシメ部を示す。
【0040】すでに述べたように、この発明の電源ソケ
ットでは、コンタクト(アウトレット接触コンタクト)
4として、図7(1) から(5) に示すように、その端子部
の上方でインレット接触コンタクトピン2と対応する位
置に、コンタクトピンをカシメ付けるための横方向に並
んだ2個の穴部4a,4bが設けられている。そして、
アウトレット用の両接触コンタクトの間隔と、インレッ
ト用の両接触コンタクトピンの間隔との差が調整できる
ように、間隔が小さいインレット用のコンタクトピンの
対応する位置に、それぞれの穴部4a,4bの一方が位
置されている。
【0041】その結果、同一形状のアウトレット接触コ
ンタクト(4,4′)の使用が可能になる。また、アウ
トレット接触コンタクトは、図4(2) に示したように、
プラグ挿入方向に対して垂直方向の面を有しているの
で、プラグ挿脱時の力に対し、従来のプラグ挿入方向の
並行な面を有する場合に比べて、柔軟性に富み、パター
ンの剥離等に対する安全性が高くなる。
【0042】その上、このアウトレット接触コンタクト
の一方の穴部(4a,4b′)へカシメ付けるインレッ
ト用ピン2,2′も、絞り加工によって容易に作成する
ことが可能になる。したがって、インレット用ピン2,
2′(インレット接触コンタクトピン)は、ピンの先端
2aの形状が滑らかな球形となり、単に外観上の美観が
良くなるだけでなく、実用上でもプラグの挿入性が向上
される、という利点が生じる。
【0043】図9は、図1に示したこの発明の電源ソケ
ットの落雷対策用金具について、その具体的な構成の一
実施例を示す図で、(1) は正面図、(2) は右側面図、
(3) は底面図である。図面における符号は図1と同様で
あり、また、3aは電源ソケットとシャーシとで挾持さ
れる挾持面、3bは挾持面3aに設けられたビス穴、3
cはプリント基板用端子部を示す。
【0044】図1や図4に示した落雷対策用金具3は、
この図9(1) から(3) に示すような構造であり、シャー
シパネルへのビス止め時に、ハウジング1の前面側の両
側方で、下方に位置するボス1aへ、1個のビスによっ
てその挾持面3aのビス穴3bで止められ、プリント基
板用端子部3cにより基板上のアースパターンと接続さ
れる。そのため、落雷対策用金具3を、短い寸法の導体
片で構成することが可能になる。
【0045】以上に詳細に説明したように、この発明の
電源ソケットは、小型化、省スペース化、低コスト化、
さらに、落雷対策等が可能な構成である。
【0046】
【発明の効果】請求項1の電源ソケットによれば、端子
数が従来の4個から2個に減少されるので、その奥行き
寸法が短くなり、小型化が可能になり、また、使用部品
の点数も、従来の3種類から2種類に減少されるので、
金型も少なくなり、コストダウンも実現される。
【0047】しかも、インレット接触コンタクトピン
は、従来のカーリングコンタクトの代りに、絞り加工が
容易なピンを使用することができるので、ピンの先端形
状を滑らかな球形にすることが可能となり、単に外観上
だけでなく、プラグの挿入性も向上される。さらに、ア
ウトレット接触コンタクトは、プラグの挿脱方向に対し
て垂直方向の面を有しているので、いわゆる柔構造であ
り、プラグの装脱時等に、プリント基板上のパターンの
剥離に対して有効に作用する。その上、従来のように、
プリント基板上でパターンによって、アウトレット接触
コンタクトとインレット接触コンタクトピンとを接続す
る必要もない(請求項1の発明に対応する効果)。
【0048】請求項2の電源ソケットによれば、電源ソ
ケットの前面部に設けられたシャーシ仮り止め用のリブ
によって、ソケットとシャーシとの間に生じる遊びをな
くすことができるので、ビス止め時やプラグの装脱時
に、直接プリント基板に力が加わることが防止され、基
板上のパターンが剥離する恐れがなくなる。その結果、
ビス止めロボットの使用も可能となり、省力化にも対応
できると共に、信頼性も向上される(請求項2の発明に
対応する効果)。
【0049】請求項3の電源ソケットでは、ハウジング
の前面側の両側方で、かつ、上下方向の異なる位置に、
ビス止めするためのボスが設けているので、複数個の電
源ソケットを併設する際の省スペース化が実現されるて
いる(請求項3の発明に対応する効果)。
【0050】請求項4の電源ソケットでは、ハウジング
の下方に位置するボスへ落雷対策用金具をビス止めして
いるので、落雷等に対しての安全性も向上される(請求
項4の発明に対応する効果)、等の多くの優れた効果が
奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の電源ソケットについて、その外部構
成の一実施例を示す図である。
【図2】図1に示したこの発明の電源ソケットについ
て、その内部構成の一実施例を示す断面図である。
【図3】この発明の電源ソケットの外観について、その
一実施例を示す斜視図である。
【図4】この発明の電源ソケットについて、その一実施
例の詳細を示す図である。
【図5】図1に示したこの発明の電源ソケットのハウジ
ング1について、その詳細な構成の一実施例を示す図で
ある。
【図6】図5に示したこの発明の電源ソケットのハウジ
ングについて、その内部構成の一実施例を示す断面図で
ある。
【図7】図1に示したこの発明の電源ソケットのコンタ
クトについて、具体的な構成の一実施例を示す図であ
る。
【図8】図1に示したこの発明の電源ソケットのインレ
ット用ピンについて、その具体的な構成の一実施例を示
す一部切り欠き図である。
【図9】図1に示したこの発明の電源ソケットの落雷対
策用金具について、その具体的な構成の一実施例を示す
図である。
【図10】従来の電源ソケットについて、その詳細構成
の一例を示す分解斜視図である。
【図11】図10に示した従来の電源ソケットについ
て、その側面と断面の一例を示す図である。
【符号の説明】 1 ハウジング 1aと1b ビス止め用ボス 1fと1g シャーシ仮り止め用リブ 1h インレット用ピン2の鍔部の受け部 2と2′ インレット用コンタクトピン 3 アース金具 4と4′ コンタクト 4a,4bと4a′,4b′ カシメ用穴 5 シャーシ 5b 電源ソケットのリブ1f,1gの挿入用切り欠き

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、AC電源を供給するため
    のアウトレット接触コンタクト、およびインレット接触
    コンタクトピンとを備えた電源ソケットにおいて、 前記ハウジングは、その前面から後面に貫通されたアウ
    トレット用とインレット用のそれぞれ2個1対の孔部を
    有し、 前記アウトレット接触コンタクトは、その端子部の上方
    でインレット接触コンタクトピンと対応する位置に、該
    インレット接触コンタクトピンをカシメ付けるための横
    方向に並んだ2個の穴部を有し、 前記ハウジングの後面から前記アウトレット接触コンタ
    クトを挿入した後、該ハウジングの前面から前記インレ
    ット接触コンタクトピンを挿入し、前記アウトレット接
    触コンタクトの2個の穴部の一方に、前記インレット接
    触コンタクトピンの後端をカシメ付けしたことを特徴と
    する電源ソケット。
  2. 【請求項2】 請求項1の電源ソケットにおいて、 ハウジングの前面の両側端に、シャーシパネル等へ仮り
    止めするためのリブを備えたことを特徴とする電源ソケ
    ット。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2の電源ソケット
    において、 ハウジングの前面側の両側方で、かつ、上下方向の異な
    る位置に、ビス止めするためのボスを備えたことを特徴
    とする電源ソケット。
  4. 【請求項4】 請求項3の電源ソケットにおいて、 ハウジングのボスの内、下方に位置するボスへビス止め
    される落雷対策用金具を備えたことを特徴とする電源ソ
    ケット。
JP3192585A 1991-07-05 1991-07-05 電源ソケツト Pending JPH0521102A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007335238A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Necディスプレイソリューションズ株式会社 装置用電源入力端子および投写型表示装置
CN107611725A (zh) * 2017-08-10 2018-01-19 南京斯比特电子科技有限公司 一种高压信号防雷装置及其方法

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