JPH0817527A - 連続連結式コネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリント配線基板上に実装される連続連結式
コネクタにおいて、使用部品の種類を減少し、また、プ
リント配線基板の周囲の実装空間の有効活用を図る。 【構成】 連続連結式コネクタ１には、相手側のコネク
タへ挿入する突起部１ｃと、相手側のコネクタを受ける
コネクタ受け１ｄと、金属部１ｂと、溝１ａとが設けら
れる。プリント配線基板２には、穴２ａと、配線部２ｂ
と、ネジ穴２ｃとが設けられる。連続連結式コネクタ１
の突起部１ｃをプリント配線基板２の穴２ａに挿入し、
取付ネジ５をネジ穴２ｃから挿入して溝１ａにねじ込む
と、金属部１ｂは、配線部２ｂと導通状態となる。連続
連結式コネクタ１のコネクタ受け１ｄに同種別個の連続
連結式コネクタ６の突起部１ｃをかん合し、以下同様に
して一列に複数の連続連結式コネクタを連続連結する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、連続連結式コネクタに
関し、特に複数のプリント配線基板を接続させ、全てを
導通状態にさせる連続連結式コネクタに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の連続連結式コネクタは、
図３及び図４に示すように構成されている。まず、図３
は、分解斜視図である。下側コネクタ４ａには、下側コ
ネクタピン４ｃを有しており、この下側コネクタピン４
ｃを、下側プリント配線基板３ａ上のコネクタホール３
ｃに挿入する構造となっており、下側コネクタピン４ｃ
がコネクタホール３ｃに挿入されると、これらは、導通
状態を保つ構造を有している。又、上側コネクタ４ｂに
も、上側コネクタピン４ｄを有しており、この上側コネ
クタピン４ｄが、上側プリント配線基板３ｂのコネクタ
ホール３ｄに挿入されると、これらは、導通状態を保つ
構造を有している。更に、下側コネクタ４ａと上側コネ
クタ４ｂは、嵌合する構造を有しており、嵌合すると、
下側コネクタピン４ｃと上側コネクタピン４ｄも接触
し、導通状態を保つ構造となっている。これらの部品を
それぞれ組み上げると、下側プリント配線基板３ａと上
側プリント配線基板３ｂは、導通状態を保つことができ
る。

【０００３】図４は、これらの嵌合を連続して連結させ
る時の断面図であり、連続して一列上にコネクタを実装
することができず、各プリント配線基板上に、コネクタ
実装スペース２個分が必要であった。又、上下間のプリ
ント配線基板を接続するには、２種の部品を必要として
いた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】この従来の連続連結式
コネクタでは、連続して複数のプリント配線基板を接続
する場合、必ず上下のコネクタを１セットで一対となっ
ていたため、更に次のプリント配線基板へ接続する場合
に、コネクタスペースをもう１セット分プリント配線基
板上に設けなくてはならなかったため、合計各２セット
分のコネクタスペースを必要とするので、プリント配線
基板の周囲の実装空間の有効活用が図れなくなる欠点が
あった。また、上側ハウジングと下側ハウジングとは、
別々の部品構成となっているため、上下間のプリント配
線基板を接続する場合には、２種類の部品を必要とし、
プリント配線基板が増加するごとに、部品数が増加する
欠点があった。

【０００５】そこで、本発明は、前記従来の連続連結式
コネクタの欠点を改良し、使用部品の種類の減少化を図
り、また、プリント配線基板の周囲の実装空間の有効活
用を図るものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、一列方向へ複数個連続して連結できるコネ
クタであり、このコネクタは、相手側のコネクタ受け
に、次のコネクタの突起部を次々かん合する構造であっ
て、全てのコネクタを連続連結させて導通する金属部を
有しており、この金属部は、各プリント配線基板上の配
線部と電気的に導通状態になる連続連結式コネクタを構
成する。

【０００７】

【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。

【０００８】図１は、本発明の一実施例を示す分解斜視
図である。

【０００９】図１において、連続連結式コネクタ１は、
プリント配線基板２上の穴２ａに挿入し、固定する構造
となっており、挿入後は取付ネジ５をプリント配線基板
２のネジ穴２ｃから挿入して連続連結式コネクタ１の両
側先端にある溝１ａにねじ込んで固定する。また、連続
連結式コネクタ１をプリント配線基板２へ実装すると、
連続連結式コネクタ１に構成されている金属部１ｂと、
プリント配線基板２上の配線部２ｂが、導通状態となる
構造を有している。連続連結式コネクタ１の下側に出て
いる突起部１ｃは、上側にあるコネクタ受け１ｄに嵌合
する構造となっており、別の連続連結式コネクタ６と連
続連結式コネクタ１は、嵌合する構造を有している。ま
た連続連結式コネクタ１内部に組み込まれている金属部
１ｂは、突起部１ｃの表面からコネクタ受け１ｄの表面
まで一体化になっているため、同種別個の連続連結式コ
ネクタ６を連続連結式コネクタ１へかん合すると、上下
に連結する全ての金属部１ｂを通して導通状態となる構
造を有している。

【００１０】図２は、連続連結式コネクタ１を複数接続
した本発明の一実施例を示す断面図である。図２におい
て、連続連結式コネクタ１の突起部１ｃとコネクタ受け
１ｄは、一体化構造になっているため、各プリント配線
基板２上の同じ位置へ連続連結式コネクタ１をそれぞれ
１個実装するだけで、一列上に並んで、全てのプリント
配線基板２間が、導通状態となる構造となっている。

【００１１】

【発明の効果】以上説明したように、本発明による連続
連結式コネクタは、複数連続して連結する場合、突起部
と相手側のコネクタ受けを一体化して構成されているコ
ネクタのため、各プリント配線基板上の同じ位置へ、そ
れぞれ１個実装するだけで、全て接続されるため、使用
部品の種類の減少を図れる。また、一列上に、連続連結
させることにより、プリント配線基板の周囲の実装空間
の有効活用を図れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の分解斜視図である。

【図２】本発明の一実施例の断面図である。

【図３】従来例の分解斜視図である。

【図４】従来例の断面図である。

【符号の説明】

１ 連続連結式コネクタ １ａ 溝 １ｂ 金属部 １ｃ 突起部 １ｄ コネクタ受け ２ プリント配線基板 ２ａ 穴 ２ｂ 配線部 ２ｃ ネジ穴 ３ 従来のプリント配線基板 ３ａ 下側プリント配線基板 ３ｂ 上側プリント配線基板 ３ｃ コネクタホール ３ｄ コネクタホール ４ 従来のコネクタ ４ａ 下側コネクタ ４ｂ 上側コネクタ ４ｃ 下側コネクタピン ４ｄ 上側コネクタピン ５ 取付ネジ ６ 同種別個の連続連結式コネクタ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 一列方向へ複数個連続して連結できるコ
   ネクタであり、前記コネクタは、全てのコネクタを連続
   連結させて導通する金属部を有しており、この金属部
   は、各プリント配線基板上の配線部と電気的に導通状態
   になることを特徴とする連続連結式コネクタ。
2. 【請求項２】 前記コネクタは、相手側のコネクタ受け
   に、次のコネクタの突起部を次々かん合する構造である
   ことを特徴とする請求項１記載の連続連結式コネクタ。