JPH05210806A - 磁気ヘッドの焼損防止装置 - Google Patents

磁気ヘッドの焼損防止装置

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JPH05210806A
JPH05210806A JP4015592A JP4015592A JPH05210806A JP H05210806 A JPH05210806 A JP H05210806A JP 4015592 A JP4015592 A JP 4015592A JP 4015592 A JP4015592 A JP 4015592A JP H05210806 A JPH05210806 A JP H05210806A
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JP
Japan
Prior art keywords
magnetic head
coil
drive circuit
frequency range
frequency
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JP4015592A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Oka
伸享 岡
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低出力インピーダンスの磁気ヘッド駆動回路
において、励磁電流の周波数が所定範囲より低くなった
場合、過大電流による磁気ヘッドのコイルの焼損を防止
する。 【構成】 低出力インピーダンスの磁気ヘッド駆動回路
10に供給される制御信号Sa〜Sdが所定周波数範囲
であるかを周波数検出回路20により検出し、制御信号
が所定周波数範囲より低いことが検出されたとき、制御
回路30により、磁気ヘッド駆動回路を非動作状態に切
り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば光磁気ディス
クに記録を行なうための磁気ヘッドの焼損防止装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報の書き換えが可能な記録媒体
として、光磁気ディスクが知られており、この光磁気デ
ィスクに記録する方法として、図2に示すような磁界変
調法が一般に用いられている。
【0003】図2において、光磁気ディスク1の垂直磁
化膜1mに光学ピックアップ2から一定強度のレーザ光
が照射され、磁化膜1mがキュリー点を越える温度まで
加熱された状態で、磁気ヘッド3に抵抗器4を介して信
号源5からの記録信号が供給されて外部磁界が変調さ
れ、垂直磁化膜1mには、この外部磁界の変化のパター
ンに対応した磁気パターンが残されて、記録済みの領域
であっても、いわゆる重ね書き(オーバライト)で、情
報が記録される。
【0004】そして、図2に示すような回路構成では、
方形波状の記録信号が供給されて、磁気ヘッド3のコイ
ル3aに流れる駆動電流は、コイル3aのインダクタン
スLと抵抗器4の抵抗値Rとから定まる時定数τ(=L
/R)に依存する積分波形となり、この駆動電流に対応
して、磁気ヘッド3による外部磁界も同様の積分波形と
なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、磁界変調法
によって高密度記録を行なう場合、磁気ヘッドによる外
部磁界、即ち、磁気ヘッドの駆動電流が所要の大きさを
有すると共に、この駆動電流の立ち上がり時間が充分に
短いことが必要である。
【0006】ところが、図2に示したような単純な構成
では、駆動回路の時定数τに制約されて、立ち上がり時
間が充分短い駆動電流を得るためには、消費電力の増大
が避けられないという問題があった。
【0007】例えば、2000エルステッドの強さの外
部磁界を発生するため、1Aの駆動電流が必要な磁気ヘ
ッドを用いて、この駆動電流の立ち上がり時間Trを1
00nSとする場合を考える。
【0008】磁気ヘッドのコイルのインダクタンスが、
例えば5μHであり、また、駆動回路の時定数τと駆動
電流の立ち上がり時間Trとが概ね等しいものとする
と、所要の抵抗値Rは50Ωとなり、1Aの駆動電流が
流れると、50Wもの大電力を消費することになってし
まう。
【0009】上述のような消費電力の問題を解消するた
めに、本出願人は、既に特開平3−198204号公報
(特願平1−336382号)において、コイルと並列
に接続したコンデンサとの共振による電流反転を利用し
て、励磁電流を速かに切り換えるようにした「磁気ヘッ
ド駆動回路」を提案している。
【0010】この磁気ヘッド駆動回路10では、図3に
示すように、例えば、Pチャンネル及びNチャンネルの
パワーMOSトランジスタのような4個のスイッチング
素子11〜14を磁気ヘッドのコイル3aの両端にブリ
ッジ型に接続し、図4A〜Dに示すような変調データに
基づく制御信号Sa〜Sdにより、1対のスイッチング
素子11,14がオンとなると共に、他の1対のスイッ
チング素子12,13がオフとなる第1の状態と、スイ
ッチング素子12,13がオンとなると共に、スイッチ
ング素子11,14がオフとなる第2の状態とが交互に
現出される。
【0011】これにより、コイル3aに掛かる電源電圧
の極性が切り換えられると共に、コイル3aと並列に接
続したコンデンサ15との共振による、いわゆる、フラ
イバック期間の電流反転を利用して、コイル3aに流れ
る励磁電流の立ち上がり時間が短縮される。したがっ
て、前述のような時定数設定用の付加抵抗器を必要とせ
ず、駆動回路10は低い出力インピーダンスを呈する。
【0012】また、図3の磁気ヘッド駆動回路10で
は、コイル3aの両端にそれぞれダンパダイオード1
6,17を接続して、電源極性の反転時にコイル3aの
電磁エネルギーを有効に利用することにより、電源の電
圧を低くすることができて、出力インピーダンスの低減
と相俟って、消費電力を低減することができる。
【0013】上述のような低出力インピーダンスの磁気
ヘッド駆動回路では、所定の高い周波数の励磁電流が磁
気ヘッドのコイルに供給され、コイル自体のインピーダ
ンスにより励磁電流の最大値が制限されることが前提条
件となっている。そして、この最大励磁電流と、例えば
1Ω未満の内部抵抗とに対応する消費電力がコイルの温
度を上昇させるが、適宜の放熱構造によって、コイルの
温度上昇は所定範囲内に抑えられる。
【0014】ところが、光磁気ディスク装置の製造工程
では、組立済みの印刷配線基板内の部品やハンダ付けの
不良、あるいは、印刷配線基板間のコネクタの接続誤り
などによって、所定周波数の制御信号が磁気ヘッド駆動
回路に供給されない場合がある。このような場合、磁気
ヘッドの励磁電流の周波数が、例えば直流のように、所
定値より格段に低くなり、コイル自体のインピーダンス
もまた所定値より格段に低くなって、定格値を大幅に越
えた励磁電流がコイルに流れてしまい、コイルが焼損す
る恐れがあった。
【0015】この発明は、かかる点に鑑み、低出力イン
ピーダンスの磁気ヘッド駆動回路において、所定周波数
範囲より低い励磁電流がコイルに供給されることを防止
することにより、過大電流によるコイルの焼損を防止す
るようにした磁気ヘッドの焼損防止装置を提供すること
を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明は、後述の実施例の参照符号を対応させる
と、所定周波数範囲の制御信号Sa〜Sdが入力されて
所定周波数範囲の励磁電流を磁気ヘッド3に供給する低
出力インピーダンスの磁気ヘッド駆動回路10と、制御
信号が所定周波数範囲であるかを検出する周波数検出回
路20と、この周波数検出回路20により制御信号が所
定周波数範囲外であることが検出されたとき磁気ヘッド
駆動回路を非動作状態に切り換える制御回路30とを備
えた磁気ヘッドの焼損防止装置である。
【0017】
【作用】かかる構成によれば、所定周波数範囲より低い
励磁電流が磁気ヘッドのコイルに低出力インピーダンス
で供給されることが防止されて、過大電流によるコイル
の焼損が防止される。
【0018】
【実施例】以下、図1を参照しながら、この発明による
磁気ヘッドの焼損防止装置の一実施例について説明す
る。
【0019】この発明の一実施例の構成を図1に示す。
この図1の例は前記図3の磁気ヘッド駆動回路に、この
発明を適用した場合の例で、図3に対応する部分には同
一の符号を付して重複説明を省略する。
【0020】図1において、10は磁気ヘッド駆動回路
であって、前出図3と同様に構成される。また、20は
周波数検出回路であって、基準信号発生器21と周波数
比較器22から構成される。周波数比較器22には駆動
回路10に供給される、変調データに基づく4つの制御
信号Sa〜Sdのいずれか1つ、例えば、制御信号Sb
が供給される。
【0021】30は制御回路であって、2つのナンドゲ
ート31,32と、2つのアンドゲート33,34から
構成され、各ゲート31〜34には、制御信号Sa〜S
dがそれぞれ供給されると共に、4つのゲート31〜3
4に共通に、周波数比較器22からノンストローブ信号
Snsが供給される。そして、各ゲート31〜34の出
力が、制御信号として、駆動回路10の4つのスイッチ
ング素子11〜14にそれぞれ供給される。
【0022】次に、前出図4をも参照しながら、この発
明の一実施例の動作について説明する。この実施例で
は、周波数比較器22において、基準信号発生器21か
らの基準信号Srと、制御信号Sbとの周波数が比較さ
れ、制御信号Sbの周波数が所定の範囲よりも低い場合
には、周波数比較器22から出力されるノンストローブ
信号Snsがローレベルとなるようにされる。例えば、
デジタルオーディオディスクにおいては、3T〜11T
のパルス幅のEFM信号が用いられるが、この場合、制
御信号Sbの最小周波数は、正規の最大パルス幅11T
に対応するものとなり、これに満たない周波数の信号が
入力されたとき、ノンストローブ信号Snsがローレベ
ルとなる。
【0023】これにより、駆動回路10の各スイッチン
グ素子11〜14がすべてオフ状態となって、磁気ヘッ
ドのコイル3aへの励磁電流の供給経路が遮断され、過
大電流によるコイル3aの焼損が防止される。上述の実
施例では、単一の制御信号、例えば、Sbの周波数のみ
を検出するようにしたが、4つの制御信号Sa〜Sdの
うち、複数の信号の周波数を検出し、各検出信号の論理
和をノンストローブ信号とすることにより、周波数検出
の信頼性を向上させるすることができる。
【0024】また、この発明は、図3の例の磁気ヘッド
駆動回路に限らず、所定周波数範囲の励磁電流が磁気ヘ
ッドに供給され、低出力インピーダンスの磁気ヘッド駆
動回路のすべてに適用可能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、低出力インピーダンスの磁気ヘッド駆動回路に供給
される制御信号が所定周波数範囲であるかを周波数検出
回路により検出し、制御信号が所定周波数範囲より低い
ことが検出されたとき、制御回路により、磁気ヘッド駆
動回路を非動作状態に切り換えるようにしたので、所定
周波数範囲より低い励磁電流が磁気ヘッドのコイルに供
給されることを防止して、過大電流によるコイルの焼損
を防止することができる磁気ヘッドの焼損防止装置が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による磁気ヘッドの焼損防止装置の一
実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の説明のための光磁気記録装置の概念
図である。
【図3】従来の磁気ヘッド駆動回路の構成例を示すブロ
ック図である。
【図4】従来例の動作を説明するための波形図である。
【符号の説明】
3 磁気ヘッド 3a コイル 10 磁気ヘッド駆動回路 20 周波数検出回路 30 制御回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年4月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】例えば、200エルステッドの強さの外部
磁界を発生するため、1Aの駆動電流が必要な磁気ヘッ
ドを用いて、この駆動電流の立ち上がり時間Trを10
0nSとする場合を考える。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】磁気ヘッドのコイルのインダクタンスが、
例えば5μHであり、また、駆動回路の時定数τと駆動
電流の立ち上がり時間Trとが概ね等しいものとする
と、所要の抵抗値RはΩとなり、1Aの駆動電流が流
れると、Wもの大電力を消費することになってしま
う。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】また、図3の磁気ヘッド駆動回路10で
は、コイル3aの両端にそれぞれダンパダイオード1
6,17を接続して、電源極性の反転時にコイル3aの
電磁エネルギーを有効に利用することにより、電源の電
圧を低くすることができて、出力インピーダンスの低減
と相俟って、消費電力を低減することができる。なお、
前記文献にも記載のように、磁気ヘッドのコイル3aと
スイッチング素子11,12との間には、フライバック
パルスに対してスイッチング素子11,12を保護する
ために、ダイオードD1,D2が接続されると共に、コ
イル3aとスイッチング素子13,14との間には、こ
のスイッチング素子13,14を保護するためのダイオ
ードD3,D4が接続される
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定周波数範囲の制御信号が入力されて
    所定周波数範囲の励磁電流を磁気ヘッドに供給する低出
    力インピーダンスの磁気ヘッド駆動回路と、 上記制御信号が上記所定周波数範囲であるかを検出する
    周波数検出回路と、 この周波数検出回路により上記制御信号が上記所定周波
    数範囲外であることが検出されたとき上記磁気ヘッド駆
    動回路を非動作状態に切り換える制御回路とを備えた磁
    気ヘッドの焼損防止装置。
JP4015592A 1992-01-30 1992-01-30 磁気ヘッドの焼損防止装置 Pending JPH05210806A (ja)

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