JPH05209659A - 遊星差動アセンブリ - Google Patents
遊星差動アセンブリInfo
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- JPH05209659A JPH05209659A JP4215763A JP21576392A JPH05209659A JP H05209659 A JPH05209659 A JP H05209659A JP 4215763 A JP4215763 A JP 4215763A JP 21576392 A JP21576392 A JP 21576392A JP H05209659 A JPH05209659 A JP H05209659A
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- locking ring
- planetary differential
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H48/00—Differential gearings
- F16H48/06—Differential gearings with gears having orbital motion
- F16H48/10—Differential gearings with gears having orbital motion with orbital spur gears
- F16H48/11—Differential gearings with gears having orbital motion with orbital spur gears having intermeshing planet gears
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H48/00—Differential gearings
- F16H48/06—Differential gearings with gears having orbital motion
- F16H48/10—Differential gearings with gears having orbital motion with orbital spur gears
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H48/00—Differential gearings
- F16H48/20—Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices
- F16H48/24—Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices using positive clutches or brakes
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Retarders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 同軸に整合した１対の車両車軸を、同じ回転
速度で駆動するように、前記各車軸を摩擦板を使用しな
いで選択的に鎖錠する遊星差動アセンブリを提供するこ
とにある。 【構成】 環状の中央本体５３と、この中央本体の内径
部分及び外径部分のまわりに半径方向に間隔を置いた第
１及び第２の軸線方向に延びる連結部分５２、５４とを
持つ軸線方向に可動な鎖錠環５０を備えている。両連結
部分の一方は、遊星差動アセンブリの係合位置及び係合
はずれ位置の間で鎖錠環を軸線方向に移動させるように
シフト・アクチュエータ６０のフランジ８０を受入れ
る。鎖錠環の第１の連結部分５４は太陽歯車２８に絶え
ず係合し、この太陽歯車に沿い軸線方向に移動可能であ
るが、この鎖錠環の第２の連結部分５２はスプライン付
きの遊星支持装置３３に選択的に係合できる。シフト・
フオークを受入れ鎖錠環を軸線方向に移動させるよう
に、ケース２６の外部のブラケット７０に固定した１対
のＵ字形板８２、８４により、フランジ８０を構成す
る。
速度で駆動するように、前記各車軸を摩擦板を使用しな
いで選択的に鎖錠する遊星差動アセンブリを提供するこ
とにある。 【構成】 環状の中央本体５３と、この中央本体の内径
部分及び外径部分のまわりに半径方向に間隔を置いた第
１及び第２の軸線方向に延びる連結部分５２、５４とを
持つ軸線方向に可動な鎖錠環５０を備えている。両連結
部分の一方は、遊星差動アセンブリの係合位置及び係合
はずれ位置の間で鎖錠環を軸線方向に移動させるように
シフト・アクチュエータ６０のフランジ８０を受入れ
る。鎖錠環の第１の連結部分５４は太陽歯車２８に絶え
ず係合し、この太陽歯車に沿い軸線方向に移動可能であ
るが、この鎖錠環の第２の連結部分５２はスプライン付
きの遊星支持装置３３に選択的に係合できる。シフト・
フオークを受入れ鎖錠環を軸線方向に移動させるよう
に、ケース２６の外部のブラケット７０に固定した１対
のＵ字形板８２、８４により、フランジ８０を構成す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘビー・デューティ車
両(ｈｅａｖｙ ｄｕｔｙ ｖｅｈｉｃｌｅｓ）用の遊
星歯車装置（ｐｌａｎｅｔａｒｙ ｇｅａｒｉｎｇ）を
備えた型式の差動装置に関する。ことに本発明は車軸用
の鎖錠差動装置に関する。
両(ｈｅａｖｙ ｄｕｔｙ ｖｅｈｉｃｌｅｓ）用の遊
星歯車装置（ｐｌａｎｅｔａｒｙ ｇｅａｒｉｎｇ）を
備えた型式の差動装置に関する。ことに本発明は車軸用
の鎖錠差動装置に関する。
【０００２】
【発明の背景】ヘビー・デユーティ車両運転に使われる
多くの遊星差動アセンブリ（ｐｌａｎｅｔａｒｙ ｄｉ
ｆｆｅｒｅｎｔｉａｌ ａｓｓｅｍｂｌｙ）は、トラン
スフア・ケースのような歯車減速用に利用される。トル
クが５０対５０に分割される車軸用に遊星差動アセンブ
リを使うのは実用的でない。すなわちほぼ全部のヘビー
・デユーティ・トラックの標準形後部駆動車軸は、乗用
車に設けてあるのと同様な「かさ」歯車差動装置を備え
ている。
多くの遊星差動アセンブリ（ｐｌａｎｅｔａｒｙ ｄｉ
ｆｆｅｒｅｎｔｉａｌ ａｓｓｅｍｂｌｙ）は、トラン
スフア・ケースのような歯車減速用に利用される。トル
クが５０対５０に分割される車軸用に遊星差動アセンブ
リを使うのは実用的でない。すなわちほぼ全部のヘビー
・デユーティ・トラックの標準形後部駆動車軸は、乗用
車に設けてあるのと同様な「かさ」歯車差動装置を備え
ている。
【０００３】しかし「非標準形」遊星差動装置（ｎｏｎ
−ｓｔａｎｄａｒｄ ｐｌａｎｅｔａｒｙ ｄｉｆｆｅ
ｒｅｎｔｉａｌｓ）をトラックの後部駆動車軸に利用す
る場合に、このような差動装置は、摩擦板を利用して、
電磁作動の滑り制限機能を協働させている。若干の構造
では摩擦板は選択的に係合させ、互いに同軸の軸を「確
実に」（ｐｏｓｉｔｉｖｅｌｙ）鎖錠し、たとえば険悪
な天候条件中に滑りやすい道路上を車両が走行するとき
のように要求に応じて差動作用を避けることができる。
−ｓｔａｎｄａｒｄ ｐｌａｎｅｔａｒｙ ｄｉｆｆｅ
ｒｅｎｔｉａｌｓ）をトラックの後部駆動車軸に利用す
る場合に、このような差動装置は、摩擦板を利用して、
電磁作動の滑り制限機能を協働させている。若干の構造
では摩擦板は選択的に係合させ、互いに同軸の軸を「確
実に」（ｐｏｓｉｔｉｖｅｌｙ）鎖錠し、たとえば険悪
な天候条件中に滑りやすい道路上を車両が走行するとき
のように要求に応じて差動作用を避けることができる。
【０００４】しかし摩擦板がその有効寿命中に生ずる多
数の電磁作動サイクルのもとで摩耗すると、多くの障害
が生ずる。このような摩耗後には、車両を操縦者が確実
に鎖錠する能力でいくぶん「確実性が低下する」。好適
なシステムは、真に「確実な」鎖錠を確立する。このシ
ステムでは、正常な運転で摩耗して有効性を失う摩擦板
に依存しない。
数の電磁作動サイクルのもとで摩耗すると、多くの障害
が生ずる。このような摩耗後には、車両を操縦者が確実
に鎖錠する能力でいくぶん「確実性が低下する」。好適
なシステムは、真に「確実な」鎖錠を確立する。このシ
ステムでは、正常な運転で摩耗して有効性を失う摩擦板
に依存しない。
【０００５】
【発明の概要】本発明による遊星差動アセンブリは、摩
擦板又は摩擦円板の使用によらない確実差動鎖錠アセン
ブリを提供するものである。好適な構造例では、差動装
置は、１対の同軸の車両車軸を駆動することができ、内
歯リング・ギヤ（ｉｎｔｅｒｎａｌ ｒｉｎｇ ｇｅａ
ｒ）を固定した回転可能なケースを備えている。この内
歯リング・ギヤ内では複数組の遊星ピニオン歯車対が回
転する。各対のうちの一方の歯車は内歯リング・ギヤと
かみあう。ピニオン歯車の各対は遊星支持装置（ｐｌａ
ｎｅｔａｒｙ ｃａｒｒｉｅｒ）に支えてある。又他方
の対は、内歯リング・ギヤと同軸でこの内歯リング・ギ
ヤ内に半径方向中心を持つ太陽歯車にかみあう。遊星支
持装置は車軸の一方にスプライン結合（ｓｐｌｉｎｅ
ｄ）してあるが、太陽歯車は他方の車軸にスプライン結
合してある。鎖錠環は、遊星支持装置に選択的にスプラ
イン結合する。この鎖錠環は、太陽歯車に沿い軸線方向
に滑動可能でこの太陽歯車で案内される。この鎖錠環に
連結したシフト・アクチュエータ（ｓｈｉｆｔ ａｃｔ
ｕａｔｏｒ）は、差動装置ケースの外部のシフト・フオ
ークに対し相互作用するようにしてある。鎖錠環は、シ
フト・アクチュエータにより、差動装置の完全鎖錠した
すなわち「係合した」第１の状態から鎖錠環が遊星支持
装置から完全に係合のはずれた解錠したすなわち「係合
はずれ」の第２の状態に軸線方向に移動する。
擦板又は摩擦円板の使用によらない確実差動鎖錠アセン
ブリを提供するものである。好適な構造例では、差動装
置は、１対の同軸の車両車軸を駆動することができ、内
歯リング・ギヤ（ｉｎｔｅｒｎａｌ ｒｉｎｇ ｇｅａ
ｒ）を固定した回転可能なケースを備えている。この内
歯リング・ギヤ内では複数組の遊星ピニオン歯車対が回
転する。各対のうちの一方の歯車は内歯リング・ギヤと
かみあう。ピニオン歯車の各対は遊星支持装置（ｐｌａ
ｎｅｔａｒｙ ｃａｒｒｉｅｒ）に支えてある。又他方
の対は、内歯リング・ギヤと同軸でこの内歯リング・ギ
ヤ内に半径方向中心を持つ太陽歯車にかみあう。遊星支
持装置は車軸の一方にスプライン結合（ｓｐｌｉｎｅ
ｄ）してあるが、太陽歯車は他方の車軸にスプライン結
合してある。鎖錠環は、遊星支持装置に選択的にスプラ
イン結合する。この鎖錠環は、太陽歯車に沿い軸線方向
に滑動可能でこの太陽歯車で案内される。この鎖錠環に
連結したシフト・アクチュエータ（ｓｈｉｆｔ ａｃｔ
ｕａｔｏｒ）は、差動装置ケースの外部のシフト・フオ
ークに対し相互作用するようにしてある。鎖錠環は、シ
フト・アクチュエータにより、差動装置の完全鎖錠した
すなわち「係合した」第１の状態から鎖錠環が遊星支持
装置から完全に係合のはずれた解錠したすなわち「係合
はずれ」の第２の状態に軸線方向に移動する。
【０００６】鎖錠環は、内径部分及び外径部分を持つ中
央環状体と、この環状体の各直径部分の一方から軸線方
向に延びる第１の連結部分と、環状体の第２の直径部分
から逆方向に延びる第２の連結部分とを備えた一体部材
として形成する。鎖錠環の第１の連結部分は又、環状体
から間隔を置いて鎖錠環を係合はずれ位置に向かい軸線
方向に移動させるために機械的に連結するのに適する環
状のカラーを備えている。
央環状体と、この環状体の各直径部分の一方から軸線方
向に延びる第１の連結部分と、環状体の第２の直径部分
から逆方向に延びる第２の連結部分とを備えた一体部材
として形成する。鎖錠環の第１の連結部分は又、環状体
から間隔を置いて鎖錠環を係合はずれ位置に向かい軸線
方向に移動させるために機械的に連結するのに適する環
状のカラーを備えている。
【０００７】
【実施例】初めに図１に示すようにヘビー・トラック駆
動列［ｈｅａｖｙ ｔｒｕｃｋｄｒｉｖｅｌｒａｉｎ］
１０は、エンジン１２とエンジンに連結した変速機１４
と、この変速機を介し駆動される回転駆動軸１６とを備
えている。又図１に示すように回転駆動軸１６は、遊星
差動装置［ｐｌａｎｅｔａｒｙ ｄｉｆｆｅｒｅｎｔｉ
ａｌ］３０に固定した動力伝達系統かさ形リング・キヤ
２４にかみあうようにしたかさ形ピニオン歯車１８を備
えている。駆動列（図１）は、１対の駆動用の車軸２
２、２３に複数組の従動車輪２０を取付けてある。
動列［ｈｅａｖｙ ｔｒｕｃｋｄｒｉｖｅｌｒａｉｎ］
１０は、エンジン１２とエンジンに連結した変速機１４
と、この変速機を介し駆動される回転駆動軸１６とを備
えている。又図１に示すように回転駆動軸１６は、遊星
差動装置［ｐｌａｎｅｔａｒｙ ｄｉｆｆｅｒｅｎｔｉ
ａｌ］３０に固定した動力伝達系統かさ形リング・キヤ
２４にかみあうようにしたかさ形ピニオン歯車１８を備
えている。駆動列（図１）は、１対の駆動用の車軸２
２、２３に複数組の従動車輪２０を取付けてある。
【０００８】遊星差動装置３０は図２の断面図に詳細に
示してある。リング・ギヤ２４は、回転差動装置のケー
ス２６のリング・ギヤ・フランジ２５に固定してある。
各車軸２２、２３（図１）は、それぞれ内歯スプライン
付太陽歯車２８及び内歯スプライン付遊星支持装置のハ
ブ３２内に延びる内端部２１（図２に鎖線で示してあ
る）に外歯スプラインを形成してある。太陽歯車２８及
びハブ３２は当業者には明らかなようにケース２６内に
相対的に回転するように支えてある。
示してある。リング・ギヤ２４は、回転差動装置のケー
ス２６のリング・ギヤ・フランジ２５に固定してある。
各車軸２２、２３（図１）は、それぞれ内歯スプライン
付太陽歯車２８及び内歯スプライン付遊星支持装置のハ
ブ３２内に延びる内端部２１（図２に鎖線で示してあ
る）に外歯スプラインを形成してある。太陽歯車２８及
びハブ３２は当業者には明らかなようにケース２６内に
相対的に回転するように支えてある。
【０００９】又図３、４及び５に示すように遊星支持装
置３３のハブ３２は、図示のような一体のハブ・フラン
ジ３４を設けた遊星支持装置［ｐｌａｎｅｔａｒｙ ｃ
ａｒｒｉｅｒ ｕｎｉｔ］３３の一体部分である。ハブ
・フランジ３４は、複数組又は複数対（図３）の遊星ピ
ニオン歯車３８、３９を太陽歯車２８とケース２６に固
定した遊星リング・ギヤすなわち内歯リング・ギヤ４２
との間で回転するように支える。支持装置用の軸３６
は、又それぞれハブ・フランジ３４に対向する端部を支
持装置用の連結装置４０（図２、４及び５）を介して支
えてある。連結装置４０は、複数対の遊星ピニオン歯車
３８、３９の間に相互に組合って延びる複数個の軸線方
向に延びる支柱４４（図３、４及び５）を介してハブ・
フランジ３４に一体に取付けてある。
置３３のハブ３２は、図示のような一体のハブ・フラン
ジ３４を設けた遊星支持装置［ｐｌａｎｅｔａｒｙ ｃ
ａｒｒｉｅｒ ｕｎｉｔ］３３の一体部分である。ハブ
・フランジ３４は、複数組又は複数対（図３）の遊星ピ
ニオン歯車３８、３９を太陽歯車２８とケース２６に固
定した遊星リング・ギヤすなわち内歯リング・ギヤ４２
との間で回転するように支える。支持装置用の軸３６
は、又それぞれハブ・フランジ３４に対向する端部を支
持装置用の連結装置４０（図２、４及び５）を介して支
えてある。連結装置４０は、複数対の遊星ピニオン歯車
３８、３９の間に相互に組合って延びる複数個の軸線方
向に延びる支柱４４（図３、４及び５）を介してハブ・
フランジ３４に一体に取付けてある。
【００１０】遊星差動装置３０は、車軸２２、２３が一
緒に回転するように固定してある。このために鎖錠環５
０（図２）は、外歯スプライン付きの連続装置４０に選
択的に係合するように太陽歯車２８で案内され、この太
陽歯車に沿い軸線方向に可動である。鎖錠環５０は、内
歯スプラインを持つ軸線方向に延びる半径方向の外側部
分５２と、太陽歯車２８にスプライン結合され、太陽歯
車２８に絶えず係合状態で滑動する内歯スプライン付き
半径方向の内側部分５４とを備えている。各部分５２、
５４を相対的に半径方向に間隔を置いた互いに逆向きの
位置に支える半径方向に延びる環状体５３により形成し
た中央本体を、鎖錠環５０は備えている。
緒に回転するように固定してある。このために鎖錠環５
０（図２）は、外歯スプライン付きの連続装置４０に選
択的に係合するように太陽歯車２８で案内され、この太
陽歯車に沿い軸線方向に可動である。鎖錠環５０は、内
歯スプラインを持つ軸線方向に延びる半径方向の外側部
分５２と、太陽歯車２８にスプライン結合され、太陽歯
車２８に絶えず係合状態で滑動する内歯スプライン付き
半径方向の内側部分５４とを備えている。各部分５２、
５４を相対的に半径方向に間隔を置いた互いに逆向きの
位置に支える半径方向に延びる環状体５３により形成し
た中央本体を、鎖錠環５０は備えている。
【００１１】又図６及び７に示すようにシフト・アセン
ブリ６０は、鎖錠環５０の内側部分５４の外部半径方向
のみぞ７８（図２）に係合するのに適する内側のシフト
・フランジ８０を備えている。みぞ７８は、カラー７９
により境界を定められている。カラー７９により係合位
置及び非係合位置間の鎖錠環５０の軸線方向移動が容易
になる。図７に示すようにカラー７９を適正に整合する
には、シフト装置６０のフランジ８０及び滑動部分６８
間にすきまみぞ又はくぼみ８８が必要である。又図８及
び９に示すように内側のシフト・フランジ８０を１対の
Ｕ字形板８２、８４で形成し、なるべくは単一部品の環
状の鎖錠環５０のみぞ７８内へのＵ字形板の半径方向の
内側部分８６の組立てを容易にする。
ブリ６０は、鎖錠環５０の内側部分５４の外部半径方向
のみぞ７８（図２）に係合するのに適する内側のシフト
・フランジ８０を備えている。みぞ７８は、カラー７９
により境界を定められている。カラー７９により係合位
置及び非係合位置間の鎖錠環５０の軸線方向移動が容易
になる。図７に示すようにカラー７９を適正に整合する
には、シフト装置６０のフランジ８０及び滑動部分６８
間にすきまみぞ又はくぼみ８８が必要である。又図８及
び９に示すように内側のシフト・フランジ８０を１対の
Ｕ字形板８２、８４で形成し、なるべくは単一部品の環
状の鎖錠環５０のみぞ７８内へのＵ字形板の半径方向の
内側部分８６の組立てを容易にする。
【００１２】シフト・フランジ８０を形成する各Ｕ字形
板８２、８４は、ケース２６の外部にあるが、ケース２
６に対し軸線方向に可動なシフト・ブラケット７０（図
７）に固定してある。このために扁平な取付けヘッド９
０を持つ複数個の細長い植込みボルト軸６４は、各Ｕ字
形板８２、８４の面取り穴９２を貫いて延びる。各植込
みボルト軸６４は、ねじ６６を切られナット７１を介し
外部のシフト・ブラケット７０に固定してある。各植込
みボルト軸６４は、拡大直径の滑動部分６８を協働させ
てある。各滑動部分６８は、ケース２６の端部壁５６の
穴６２を貫いて延びている。
板８２、８４は、ケース２６の外部にあるが、ケース２
６に対し軸線方向に可動なシフト・ブラケット７０（図
７）に固定してある。このために扁平な取付けヘッド９
０を持つ複数個の細長い植込みボルト軸６４は、各Ｕ字
形板８２、８４の面取り穴９２を貫いて延びる。各植込
みボルト軸６４は、ねじ６６を切られナット７１を介し
外部のシフト・ブラケット７０に固定してある。各植込
みボルト軸６４は、拡大直径の滑動部分６８を協働させ
てある。各滑動部分６８は、ケース２６の端部壁５６の
穴６２を貫いて延びている。
【００１３】シフト・ブラケット７０は、一体の中央環
状体部分７３から半径方向に延びる互いに間隔を置いた
１対のフランジ７２、７４を備えている。互いに間隔を
置いたフランジ７２、７４は、係合位置Ａ及び非係合位
置Ｂ（図２）の間で鎖錠環を選択的に移動させるために
シフト・アクチュエータ６０を軸線方向に移動させるよ
うにした外部作動のシフト・フオーク（図示してない）
を受けるように環状みぞ７６を形成する。
状体部分７３から半径方向に延びる互いに間隔を置いた
１対のフランジ７２、７４を備えている。互いに間隔を
置いたフランジ７２、７４は、係合位置Ａ及び非係合位
置Ｂ（図２）の間で鎖錠環を選択的に移動させるために
シフト・アクチュエータ６０を軸線方向に移動させるよ
うにした外部作動のシフト・フオーク（図示してない）
を受けるように環状みぞ７６を形成する。
【００１４】最後に１変型として遊星鎖錠差動装置［ｐ
ｌａｎｅｔａｒｙ ｌｏｃｋｉｎｇｄｉｆｆｅｒｅｎｔ
ｉａｌ］３０は、ばねシステム１００（図２）により通
常開いた又は係合のはずれた位置に通常付勢してもよ
い。円周方向に互いに間隔を置いた複数個のコイルとし
て述べるばねシステムは、ケースの端部壁５６と、シフ
ト・ブラケット７０のフランジ７２との間に位置させて
ある。コイルばねシステムとして示してあるが、ばねシ
ステム１００は或はたとえば皿ばね又は皿形座金により
構成してもよい。
ｌａｎｅｔａｒｙ ｌｏｃｋｉｎｇｄｉｆｆｅｒｅｎｔ
ｉａｌ］３０は、ばねシステム１００（図２）により通
常開いた又は係合のはずれた位置に通常付勢してもよ
い。円周方向に互いに間隔を置いた複数個のコイルとし
て述べるばねシステムは、ケースの端部壁５６と、シフ
ト・ブラケット７０のフランジ７２との間に位置させて
ある。コイルばねシステムとして示してあるが、ばねシ
ステム１００は或はたとえば皿ばね又は皿形座金により
構成してもよい。
【００１５】以上本発明をその好適な１実施例だけにつ
いて詳細に説明したが本発明はなおその精神を逸脱しな
いで種種の変化変型を行うことができる。
いて詳細に説明したが本発明はなおその精神を逸脱しな
いで種種の変化変型を行うことができる。
【図１】本発明による遊星鎖錠差動装置（ｐｌａｎｅｔ
ａｒｙ ｌｏｃｋｉｎｇ ｄｉｆｆｅｒｅｎｔｉａｌ）
の好適な実施例を備えた車両駆動列の線図的配置図であ
る。
ａｒｙ ｌｏｃｋｉｎｇ ｄｉｆｆｅｒｅｎｔｉａｌ）
の好適な実施例を備えた車両駆動列の線図的配置図であ
る。
【図２】本発明により構成した遊星鎖錠差動装置の縦断
面図である。
面図である。
【図３】本発明遊星鎖錠差動装置に使う複数対の遊星歯
車装置の端面図である。
車装置の端面図である。
【図４】本発明遊星鎖錠差動装置に使う遊星支持装置の
端面図である。
端面図である。
【図５】図４の遊星支持装置の５−５線に沿う断面図で
ある。
ある。
【図６】本発明に使うシフト・アクチュエ−タの端面図
である。
である。
【図７】図６のシフト・アクチュエ−タの側面図であ
る。
る。
【図８】１対のＵ字形板から形成した内側のシフト・フ
ランジの端面図である。
ランジの端面図である。
【図９】アクチュエータ植込みボルト軸と共に内側のシ
フト・フランジを示す側面図である。
フト・フランジを示す側面図である。
２２、２３ 車軸 ２８ 太陽歯車 ３０ 遊星（鎖錠）差動装置 ３３ 遊星支持装置 ３８、３９ ピニオン歯車対 ４２ リング・ギヤ ５０ 鎖錠環 ５２ 第１の連結部分（外側部分） ５４ 第２の連結部分（内側部分）
Claims (10)
- 【請求項１】 回転可能なケースと、このケースに固定
した内歯リング・ギヤと、このリング・ギヤに各対のう
ちの一方の遊星ピニオン歯車がかみあう複数の遊星ピニ
オン歯車の対と、これ等の各対の遊星ピニオン歯車の対
を支える遊星支持装置と、互いに同軸に整合した１対の
車軸の一方にスプライン結合した太陽歯車とを備え、前
記遊星支持装置を前記１対の車軸の他方にスプライン結
合し、前記各対の遊星ピニオン歯車のうちの他方の歯車
を前記太陽歯車にかみあわせて成る、前記１対の車軸を
駆動する遊星差動アセンブリにおいて、（１）前記太陽
歯車にスプライン結合され、この太陽歯車に絶えず係合
する第１の連結部分と、この第１の連結部分から半径方
向に間隔を置いて前記遊星支持装置に選択的に係合する
のに適する第２の連結部分とを持つ軸線方向に可動な鎖
錠環と、（２）この鎖錠環の前記第２の連結部分が前記
遊星支持装置に係合する第１の遊星差動アセンブリ完全
鎖錠状態から、前記第２の連結部分が前記遊星支持装置
から完全に係合のはずれた第２の遊星差動アセンブリ解
錠状態に、前記鎖錠環を軸線方向に移動させるように、
この鎖錠環に連結したシフト・アクチュエータとを備え
たことを特徴とする遊星差動アセンブリ。 - 【請求項２】 前記鎖錠環に、内径部分及び外径部分を
持つ半径方向に延びる環状体を形成する中央本体を設
け、前記半径方向に互いに間隔を置いた第１及び第２の
各連結部分の一方を、前記内径部分及び外径部分の一方
にそれぞれ固定し、前記各連結部分が、軸線方向に延
び、相互に逆向きになるようにした、請求項１の遊星差
動アセンブリ。 - 【請求項３】 前記鎖錠環の前記第１の連結部分にさら
に前記半径方向に延びる環状体から軸線方向に間隔を置
いて前記シフト・アクチュエータに協力するのに適する
環状のカラーを設けた、請求項２の遊星差動アセンブ
リ。 - 【請求項４】 前記遊星支持装置に連結装置を設け、こ
の連結装置を前記鎖錠環に係合するようにスプライン結
合し、前記連結装置を前記遊星支持装置の一体部分とし
て形成した、請求項３の遊星差動アセンブリ。 - 【請求項５】 前記シフト・アクチュエータに、内側シ
フト・フランジを設け、前記鎖錠環の第１の連結部分
に、前記半径方向に延びる環状体及び前記カラーにより
形成され、前記内側シフト・フランジが係合する半径方
向外側のアクチュエータ受入れみぞを設けた、請求項４
の遊星差動アセンブリ。 - 【請求項６】 前記シフト・アクチュエータに、さら
に、前記ケースの外部に位置するブラケットと、前記内
側シフト・フランジ及びブラケットを、前記ケースに対
し前記シフト・アクチュエータを軸線方向に移動させる
ように、互いに固定する複数の植込みボルト軸及びナッ
トとを設けた、請求項５の遊星差動アセンブリ。 - 【請求項７】 前記ケースに、穴を持つ端部壁を設け、
前記植込みボルト軸に、前記ケースの端部壁の穴に係合
するのに適する滑動部分を設け、これ等の滑動部分を前
記各植込みボルト軸に一体にした、請求項６の遊星差動
アセンブリ。 - 【請求項８】 前記内側シフト・フランジに、Ｕ字形板
により形成した１対の半部分を設け、前記Ｕ字形板を、
前記鎖錠環の半径方向みぞ内への前記内側シフト・フラ
ンジの組立てを、容易にするのに適するようにした、請
求項７の遊星差動アセンブリ。 - 【請求項９】 前記遊星支持装置の連結装置を、（ａ）
ハブから延びる半径方向フランジと（ｂ）前記ハブ、フ
ランジ及び連結装置に一体に形成した軸線方向に延びる
複数個の支柱とにより、前記ハブのまわりに固定して支
えた、請求項８の遊星差動アセンブリ。 - 【請求項１０】 前記遊星差動アセンブリを、開いた係
合はずれ位置へ通常は付勢するように、前記ケースの端
部壁と、前記アクチュエータのブラケットとの間に位置
させた付勢ばねをさらに備えた、請求項９の遊星差動ア
センブリ。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US07/736,838 US5176590A (en) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | Planetary locking differential |
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