JPH05209649A - 円板構造の弾性継手 - Google Patents
円板構造の弾性継手Info
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- JPH05209649A JPH05209649A JP4180405A JP18040592A JPH05209649A JP H05209649 A JPH05209649 A JP H05209649A JP 4180405 A JP4180405 A JP 4180405A JP 18040592 A JP18040592 A JP 18040592A JP H05209649 A JPH05209649 A JP H05209649A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 コイルばねの互いの接触をできるだけ防止
し、ばね組立品全体の摩耗を最小限に押さえられるよう
な、互いに組合わせたコイルばねのためのばね誘導
（部）を提供する。 【構成】 ２個の継手部分１，２が互いに対して回転す
る場合に主として同時に作用する、とくに内燃機関用の
分割型はずみ車のための、円板構造の弾性継手に関し、
ａ） 弾性継手部材は主ばね１１と、主ばねの内部に配
置され、内部ばねを構成する少なくとも２個の部分ばね
１３，１３ａとを備えたばね組立て品１０である。ｂ）
内部ばねを構成する部分ばね１３，１３ａの間に単一
部分または複数部分からなる誘導片１４があり、誘導片
は部分ばねと心合わせされ、できれば放射方向に部分ば
ねを主ばねに対し支えている。
し、ばね組立品全体の摩耗を最小限に押さえられるよう
な、互いに組合わせたコイルばねのためのばね誘導
（部）を提供する。 【構成】 ２個の継手部分１，２が互いに対して回転す
る場合に主として同時に作用する、とくに内燃機関用の
分割型はずみ車のための、円板構造の弾性継手に関し、
ａ） 弾性継手部材は主ばね１１と、主ばねの内部に配
置され、内部ばねを構成する少なくとも２個の部分ばね
１３，１３ａとを備えたばね組立て品１０である。ｂ）
内部ばねを構成する部分ばね１３，１３ａの間に単一
部分または複数部分からなる誘導片１４があり、誘導片
は部分ばねと心合わせされ、できれば放射方向に部分ば
ねを主ばねに対し支えている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は円板構造の弾性継手に関
するものであり、さらに詳しくは請求項１の前文に基づ
いた内燃機関の分割型はずみ車に適した弾性継手に関す
るものである。
するものであり、さらに詳しくは請求項１の前文に基づ
いた内燃機関の分割型はずみ車に適した弾性継手に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の継手は DE-PS 36 35 043 によ
り知られている。このような継手は、とくにそれに接続
される駆動装置による内燃機関の回転振動を防止するも
のであり、ばね継手部材の弾性を適当に固定することに
より、全駆動装置の作動特性ならびに共振特性に影響を
与えることができる。ばね継手部材はコイルばねとして
形成されることが望ましいが、これはとくに内燃機関の
全回転モーメントを伝達する役目を果たす。
り知られている。このような継手は、とくにそれに接続
される駆動装置による内燃機関の回転振動を防止するも
のであり、ばね継手部材の弾性を適当に固定することに
より、全駆動装置の作動特性ならびに共振特性に影響を
与えることができる。ばね継手部材はコイルばねとして
形成されることが望ましいが、これはとくに内燃機関の
全回転モーメントを伝達する役目を果たす。
【０００３】最近の駆動装置の取付特性が限定され、モ
ータの回転モーメントが次第に高くなる傾向があるため
に、継手のための取付空間を最適利用すること、つま
り、できるだけ大きいばね体積を最小の空間に収容する
ことが必要である。
ータの回転モーメントが次第に高くなる傾向があるため
に、継手のための取付空間を最適利用すること、つま
り、できるだけ大きいばね体積を最小の空間に収容する
ことが必要である。
【０００４】所定の取付空間内におけるばねの体積を最
大にする方法として、コイルばねを互いに組合わせる方
法が知られている。この原理は古典的クラッチ板の制動
装置の場合に適切であることが示されている、この特別
な応用例では、ばねが比較的短いからである。
大にする方法として、コイルばねを互いに組合わせる方
法が知られている。この原理は古典的クラッチ板の制動
装置の場合に適切であることが示されている、この特別
な応用例では、ばねが比較的短いからである。
【０００５】分割型はずみ車によく用いられる大型コイ
ルばねは、摩耗に関してきわめて不利な場合が多く、と
くにばねが乾燥しているとき、あるいは注油状態が悪い
とき、ばねの誘導に多くの費用がかかる。
ルばねは、摩耗に関してきわめて不利な場合が多く、と
くにばねが乾燥しているとき、あるいは注油状態が悪い
とき、ばねの誘導に多くの費用がかかる。
【０００６】特許明細書 DE-PS 36 35 043 および DE-P
S 39 16 575 によって、コイルばねの誘導に関する発明
が知られている。この場合には、遠心力を受けた場合の
ばねの座屈を少なくし、コイルばねと適当に対をなし、
選ばれた素材で構成された個々のコイルばねについて述
べられている。このようにして、ばねの摩耗を最小限に
押さえ、継手の耐久性（疲れ強度）を高めることができ
る。
S 39 16 575 によって、コイルばねの誘導に関する発明
が知られている。この場合には、遠心力を受けた場合の
ばねの座屈を少なくし、コイルばねと適当に対をなし、
選ばれた素材で構成された個々のコイルばねについて述
べられている。このようにして、ばねの摩耗を最小限に
押さえ、継手の耐久性（疲れ強度）を高めることができ
る。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、コイ
ルばねの互いの接触をできるだけ防止し、ばね組立品全
体（コイルばねとばね誘導部）の摩耗を最小限に押さえ
られるような、互いに組合わせたコイルばねのためのば
ね誘導（部）を提供することにある。
ルばねの互いの接触をできるだけ防止し、ばね組立品全
体（コイルばねとばね誘導部）の摩耗を最小限に押さえ
られるような、互いに組合わせたコイルばねのためのば
ね誘導（部）を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この課題は、請求項１の
特徴によって解決される。すなわち、本発明は、周囲に
多くの切込み部分（６）を備えた２個の、互いに対して
回転できる継手部分（１，２）があり、切込み部分の中
に弾性継手部材（１１，１３）が取付けられ、この継手
部材が平行に接続され、互いに組合わせたコイルばねと
して形成され、２個の継手部分（１、２）が互いに対し
て回転する場合に主として同時に作用する、とくに内燃
機関用の分割型はずみ車のための、円板構造の弾性継手
において、 ａ． 弾性継手部材が、主ばね（１１）と、主ばねの内
部に配置され、内部ばねを構成する少なくとも２個の部
分ばね（１３，１３ａ）とを備えたばね組立て品（１
０）であり、 ｂ． 内部ばねを構成する部分ばね（１３，１３ａ）の
間に単一部分または複数部分からなる誘導片があり、誘
導片は部分ばねと心合わせされ、できれば放射方向に部
分ばねを主ばねに対し支えることを特徴とする。
特徴によって解決される。すなわち、本発明は、周囲に
多くの切込み部分（６）を備えた２個の、互いに対して
回転できる継手部分（１，２）があり、切込み部分の中
に弾性継手部材（１１，１３）が取付けられ、この継手
部材が平行に接続され、互いに組合わせたコイルばねと
して形成され、２個の継手部分（１、２）が互いに対し
て回転する場合に主として同時に作用する、とくに内燃
機関用の分割型はずみ車のための、円板構造の弾性継手
において、 ａ． 弾性継手部材が、主ばね（１１）と、主ばねの内
部に配置され、内部ばねを構成する少なくとも２個の部
分ばね（１３，１３ａ）とを備えたばね組立て品（１
０）であり、 ｂ． 内部ばねを構成する部分ばね（１３，１３ａ）の
間に単一部分または複数部分からなる誘導片があり、誘
導片は部分ばねと心合わせされ、できれば放射方向に部
分ばねを主ばねに対し支えることを特徴とする。
【０００９】
【実施例】ばね組立品には１個の大きいコイルばね（主
ばね）があり、その両端にはいわゆる「つる巻ばね」
（ヘリカル・スプリング）が設けられている。内部コイ
ルばね（内部ばね）は複数の部分ばね、できれば２個の
同じ部分ばねで構成されていることが望ましい。
ばね）があり、その両端にはいわゆる「つる巻ばね」
（ヘリカル・スプリング）が設けられている。内部コイ
ルばね（内部ばね）は複数の部分ばね、できれば２個の
同じ部分ばねで構成されていることが望ましい。
【００１０】部分ばねの間には誘導片があり、これが部
分ばねを誘導し、中心を合わせ、主ばねに対して放射方
向に部分ばねを支えることが望ましい。つる巻ばねに取
付けられた部分ばねの端部は、その中で誘導片と同様に
心合せされ支えられる。誘導片とつる巻ばねは、主ばね
と追加ばねの間の接触をできるだけ防止するように形成
されている。
分ばねを誘導し、中心を合わせ、主ばねに対して放射方
向に部分ばねを支えることが望ましい。つる巻ばねに取
付けられた部分ばねの端部は、その中で誘導片と同様に
心合せされ支えられる。誘導片とつる巻ばねは、主ばね
と追加ばねの間の接触をできるだけ防止するように形成
されている。
【００１１】とくに上記の構成では、全ばね組立品が圧
縮する場合に、誘導片が主ばねに対して遅滞なしに全く
相対運動を行わないか、行ったとしても無視できる程度
となるように部分ばねを配分することができ、これは摩
耗に関して有利に働く。
縮する場合に、誘導片が主ばねに対して遅滞なしに全く
相対運動を行わないか、行ったとしても無視できる程度
となるように部分ばねを配分することができ、これは摩
耗に関して有利に働く。
【００１２】誘導片は単一部分または数個の部分によっ
て構成されている。主ばねに対する部分ばねの幾何学的
適合性を高めるために、リンク（継手）、たとえは玉継
ぎ手についた２部分からなる誘導片を用いると有利であ
る。これによって、部分ばねを同時に心合せするときに
ある程度の可動性を得ることができる。
て構成されている。主ばねに対する部分ばねの幾何学的
適合性を高めるために、リンク（継手）、たとえは玉継
ぎ手についた２部分からなる誘導片を用いると有利であ
る。これによって、部分ばねを同時に心合せするときに
ある程度の可動性を得ることができる。
【００１３】図１は、主ばね（１１）、つる巻ばね（１
２）、２個の部分ばね（１３，１３ａ）および単一部分
からなる（一体）誘導片（１４）を示してる。つる巻ば
ねは中心を主ばねおよび部分ばねに合せてあり、主ばね
に対して部分ばねを支える役目を果たしている。
２）、２個の部分ばね（１３，１３ａ）および単一部分
からなる（一体）誘導片（１４）を示してる。つる巻ば
ねは中心を主ばねおよび部分ばねに合せてあり、主ばね
に対して部分ばねを支える役目を果たしている。
【００１４】似たような設計のばね組立品が図２に示さ
れている。唯一の違いは、誘導片（１５、１５ａ）が２
部分で構成され、一種の玉継手を備えていることであ
る。これには１個の球（１６）があり、球は分割された
誘導片の皿［状部分］（１７）内にある。
れている。唯一の違いは、誘導片（１５、１５ａ）が２
部分で構成され、一種の玉継手を備えていることであ
る。これには１個の球（１６）があり、球は分割された
誘導片の皿［状部分］（１７）内にある。
【図１】本発明の実施例を示す部分図である。
【図２】本発明の別の実施例を示す部分図である。
１，２ 継手部分、 ６ 切込み部分、 １１，１３ 弾性継手部材、 １４ 誘導片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブロックマン ロルフ ドイツ Ｗ−7920 ハイデンハイム イグ ラウエルストレーゼ 18
Claims (3)
- 【請求項１】 周囲に多くの切込み部分（６）を備えた
２個の、互いに対して回転できる継手部分（１，２）が
あり、切込み部分の中に弾性継手部材（１１，１３）が
取付けられ、この継手部材が平行に接続され、互いに組
合わせたコイルばねとして形成され、２個の継手部分
（１、２）が互いに対して回転する場合に主として同時
に作用する、とくに内燃機関用の分割型はずみ車のため
の、円板構造の弾性継手において、 ａ． 弾性継手部材が、主ばね（１１）と、主ばねの内
部に配置され、内部ばねを構成する少なくとも２個の部
分ばね（１３，１３ａ）とを備えたばね組立て品（１
０）であり、 ｂ． 内部ばねを構成する部分ばね（１３，１３ａ）の
間に単一部分または複数部分からなる誘導片があり、誘
導片は部分ばねと心合わせされ、できれば放射方向に部
分ばねを主ばねに対し支えることを特徴とする、円板構
造の弾性継手。 - 【請求項２】 主ばね（１１）の端部につる巻ばね（１
２）が配置され、つる巻ばねは主ばねおよび部分ばね
（１３）と同時に心合わせされ、できれば放射方向にこ
れらを支持することを特徴とする、請求項１記載の継
手。 - 【請求項３】 誘導片が、主として同時に心合わせを行
う場合に互いに対して限られた範囲で動くことができる
２個の部分（１５，１５ａ）によって構成されることを
特徴とする、請求項１記載の継手。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4119791.7 | 1991-06-15 | ||
| DE4119791A DE4119791A1 (de) | 1991-06-15 | 1991-06-15 | Elastische kupplung in scheibenbauweise |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05209649A true JPH05209649A (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=6434033
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4180405A Pending JPH05209649A (ja) | 1991-06-15 | 1992-06-15 | 円板構造の弾性継手 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5318478A (ja) |
| JP (1) | JPH05209649A (ja) |
| DE (1) | DE4119791A1 (ja) |
| FR (1) | FR2677720A1 (ja) |
| GB (1) | GB2256914B (ja) |
| IT (1) | IT1257224B (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5452622A (en) | 1993-02-09 | 1995-09-26 | Magi, L.P. | Stress dissipation gear |
| US5653144A (en) | 1993-02-09 | 1997-08-05 | Fenelon; Paul J. | Stress dissipation apparatus |
| US5956998A (en) | 1996-06-06 | 1999-09-28 | Fenelon; Paul J. | Stress reduction gear and apparatus using same |
| US20040261273A1 (en) * | 2003-06-24 | 2004-12-30 | Griep David B. | Drive mechanism and power tool |
| GB0514153D0 (en) * | 2005-07-09 | 2005-08-17 | Automatic Products Ltd | Twin mass flywheel assembly |
Family Cites Families (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB589989A (en) * | 1944-03-31 | 1947-07-04 | Schweizerische Lokomotiv | Improvements in or relating to spring units for the elastic transmission of torque in flexible couplings or the like |
| DE2727725C2 (de) * | 1977-06-21 | 1985-06-05 | Fichtel & Sachs Ag, 8720 Schweinfurt | Kupplungsscheibe mit Torsionsdämpfeinrichtung |
| US4351168A (en) * | 1980-12-29 | 1982-09-28 | Allis-Chalmers Corporation | Torsion vibration damper |
| US4530673A (en) * | 1983-09-30 | 1985-07-23 | Borg-Warner Corporation | Series spring vibration dampers |
| JPS60112727U (ja) * | 1984-01-05 | 1985-07-30 | 株式会社 大金製作所 | ダンパ−デイスク |
| DE3419497A1 (de) * | 1984-05-25 | 1985-11-28 | Fichtel & Sachs Ag, 8720 Schweinfurt | Kupplungsscheibe mit torsionsschwingungsdaempfer |
| EP0216476A1 (en) * | 1985-08-26 | 1987-04-01 | Borg-Warner Automotive, Inc. | Clutch driven plate assembly with proportioning friction lag |
| JPH01149024U (ja) * | 1988-04-05 | 1989-10-16 | ||
| US4891033A (en) * | 1988-04-20 | 1990-01-02 | Automatic Spring Coiling Co. | Device for coupling coil springs compressed in series in a clutch damper |
-
1991
- 1991-06-15 DE DE4119791A patent/DE4119791A1/de not_active Withdrawn
-
1992
- 1992-06-04 GB GB9211806A patent/GB2256914B/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-06-09 IT ITTO920492A patent/IT1257224B/it active IP Right Grant
- 1992-06-15 JP JP4180405A patent/JPH05209649A/ja active Pending
- 1992-06-15 FR FR9207197A patent/FR2677720A1/fr active Granted
- 1992-06-15 US US07/898,797 patent/US5318478A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| FR2677720B1 (ja) | 1995-03-03 |
| IT1257224B (it) | 1996-01-10 |
| US5318478A (en) | 1994-06-07 |
| GB2256914A (en) | 1992-12-23 |
| GB2256914B (en) | 1994-10-26 |
| FR2677720A1 (fr) | 1992-12-18 |
| DE4119791A1 (de) | 1992-12-17 |
| ITTO920492A0 (it) | 1992-06-09 |
| GB9211806D0 (en) | 1992-07-15 |
| ITTO920492A1 (it) | 1993-12-09 |
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