JPH0520941Y2 - - Google Patents

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JPH0520941Y2
JPH0520941Y2 JP15144287U JP15144287U JPH0520941Y2 JP H0520941 Y2 JPH0520941 Y2 JP H0520941Y2 JP 15144287 U JP15144287 U JP 15144287U JP 15144287 U JP15144287 U JP 15144287U JP H0520941 Y2 JPH0520941 Y2 JP H0520941Y2
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coil
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solenoid valve
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は油圧または流量の比例制御を行う比
例電磁弁の制御装置に関する。
(従来の技術) 比例電磁弁を備える油圧回路(たとえば特開昭
60−143237号公報参照)では、比例電磁弁のソレ
ノイドコイル(あるいはソレノイドコイルへの配
線)に断線があつた場合に備えてシヤツトオフ機
能が付与される。
これを説明すると、第10図は油圧回路図で、
比例電磁弁3と油圧アクチユエータ(油圧シリン
ダ)2との間には常開の電磁式遮断弁8が介装さ
れ、常時は比例電磁弁3にてアクチユエータ2へ
の油圧や流量が制御されるが、電磁弁3のソレノ
イドコイルに断線が検出されると遮断弁8が閉じ
られることになる。なお、1は油圧ポンプであ
る。
第9図は制御システムのブロツク図で、CPU
11からの比例制御信号がアンプ12を介して駆
動素子13に出力され、駆動素子13の働きによ
り制御信号に応じた電流(比例制御電流)が電磁
弁3のソレノイドコイル4に供給される。なお、
14は電源である。
ここに、その電流値に応じて第11図に示す磁
性体6に作用する電磁力すなわちプツシユロツド
5の推力Fが定められる。なお、第11図は電磁
弁駆動部の断面構成図で、プツシユロツド5の移
動量に応じてバルブ部(図示せず)の流路面積が
増減される。7は摺動部材である。
また、駆動素子13とコイル4との間には検出
抵抗器15が介装され、検出抵抗器両端の電圧が
差動アンプ16を介して比例制御信号にフイード
バツクされる(定電流制御)。
一方、差動アンプ16の出力はコイル断線検出
回路17にも出力されており、コイル4が断線す
ると、差動アンプからの出力電流が所定レベル以
下となるので、検出器17からはハイレベルの信
号が出力される。このハイレベル信号にて駆動素
子18を介し遮断弁8のソレノイドコイル9への
電流を停止させ、アクチユエータ2を停止させ
る。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、このような装置ではコイル断線時に
遮断弁8が閉じられるものの、コイル断線検出よ
り実際に遮断弁8が閉弁するまでには応答遅れ時
間を有するので、その間アクチユエータ2の動作
が不安定となる。これは、コイル4に断線がある
と、その時点よりプツシユロツド5の推力が消失
し、プツシユロツド位置が定まらなくなるため
で、たとえばアクチユエータ2の所定の荷重を受
けていた場合に推力の消失に伴つてアクチユエー
タ2への油圧や油量が変化するとこれに抗しきれ
なくなるからである。
また、遮断弁8のコイル9に断線を生じた場合
には、比例電磁弁3の作動を補償するという機能
自体を果たせなくなくなるが、この場合の対策は
ない。
この考案はこのような従来の問題点を解決する
ことを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この考案は、第1図に示すように油圧アクチユ
エータへの油圧または流量を制御する比例電磁弁
と、この電磁弁のソレノイドコイル21への供給
電流を制御する手段22を備える比例電磁弁の制
御装置において、前記コイル21を2以上に分割
(たとえば21Aと21B)して並列接続する一
方で、分割された各コイル21Aと21Bに断線
が生じたかどうかを検出する手段24と、コイル
断線が検出された場合に断線の生じた分割コイル
(たとえば21Aとする)に供給すべき電流分を
断線の生じていない他の分割コイル21Bに一定
時間加算する手段25を設けた。
なお、23Aと23Bは駆動手段、24Aと2
4Bは検出抵抗器である。
(作用) 分割コイル21Aと21Bのいずれかに断線を
生じると、断線の生じていない他の分割コイルに
は断線前のトータルの電流値が流れる。ここに、
比例電磁弁のプツシユロツドに生じる推力はトー
タルの電流値に対応するので、プツシユロツドの
推力が断線前と同じに保持される。これにより、
油圧アクチユエータが不要な動作をすることが避
けられ、かつ遮断弁が不要となるので、油圧回路
の構成が簡単となる。
なお、一定時間後には断線を生じていない分割
コイルへの電流値が焼損しない程度にまで減少さ
れるので、分割コイルの耐久性が損なれることも
ない。
(実施例) 第2図は制御系のブロツク図で、この例では比
例電磁弁のソレノイドコイルを2つに分割し、分
割した一対のコイル4Aと4Bを第3図のように
直列に配設する。ただし、電気回路上は2つの分
割コイル4Aと4Bを並列接続し、各分割コイル
4Aと4Bに対して、駆動素子(たとえばパワー
MOSFET)13、検出抵抗器15、差動アンプ
16を別個に設ける。なお、両者を「A」と
「B」を付して区別する。
ここに、各分割コイル4Aと4Bに流す電流方
向を第4図のように同方向とすると、この場合の
電磁力は両者の和で与えられるので、分割しない
前のコイルに電流値Iを流した場合にプツシユロ
ツド5に生ずる推力は、半分の電流値(I/2)
を各分割コイル4Aと4Bに流すことで得られ
る。すなわち、コイル断線の生じていないとき
(正常時)には各分割コイル4Aと4Bに従来の
半分の電流を流すことで従来と同じ比例電流制御
が行なわれる。
また、各差動アンプ16Aと16Bの作用によ
り独立して定電流制御が行なわれる。
一方、分割コイル4Aと4Bのいずれかに断線
が生じると、断線の生じていない分割コイルには
断線前の2倍の電流が流れる。たとえば、断線前
の各分割コイル4Aと4Bへの電流値IAとIBを同
じ値I1(一定値)として、一方の分割コイル4A
に断線が生じた場合で述べると、この場合には差
動アンプ16Aの出力が零レベルになることか
ら、この信号がフイードバツクされるアンプ12
では、コイル断線後も断線前のトータルの電流値
(2I1)を維持しようとするので、他方の分割コイ
ル4Bには第7図に示すようにそれまでの2倍の
電流I2(=2I1)が流れる。
ここに、プツシユロツド5に生じる推力はトー
タルで電流値(IA+IB)に対応するので、コイル
断線前後でこの値は変わらないことになる。この
ことは、分割コイル4Aに断線を生じても、プツ
シユロツド5の推力が断線前と同じに保持される
ことを意味する。したがつて、油圧アクチユエー
タ2に供給されている油圧や流量がコイル断線の
影響を受けず、アクチユエータ2にて維持される
システム追従動作が安定するのである。
なお、駆動素子13Aや検出抵抗器15Aが故
障した時にも同様の対処が可能である。
ただし、他方の分割コイル4Bに2倍もの電流
が継続して流れることになると分割コイル4Bが
焼損する可能性があるので、一定時間後には分割
コイル4Bが焼損しない程度の電流値にまで減少
させる必要がある。そこで、この例ではこの部分
はソフトウエアで対処する。すなわち、各差動ア
ンプ16Aと16Bの出力をCPU11に入力さ
せ、CPU11では第5図の動作により、第7図
に示すように、分割コイル4Bへの電流値(IB
をI2からI3(<I1)まで漸減させ、その後はIBをI1
に固定するとともに、断線表示を行わせる(ステ
ツプ43〜45)。なお、ステツプ41,42の部分は第
2図に示すコイル断線検出回路17にて実行させ
るように構成しても良い。
この結果、分割コイル4Aまたは4Bの一方に
断線が生じた場合のフエイルセーフは比例電磁弁
を制御する電気回路の変更だけで果たすことがで
き、したがつて、第6図に示すように、遮断弁を
必要としない油圧回路を組めることになる。ここ
に、油圧回路の構成が簡単となり、配管コストが
低減される。
次に、第8図は比例電磁弁駆動部の構成断面図
で、第3図に対応する。第3図との相違は一対の
分割コイル4Aと4Bを2層重ねの構造とした点
にある。この例では第3図のように分割コイル4
Aと4B間に隔壁を設ける必要がなくなる代わり
に、分割コイルシ4Aと4B間を絶縁することが
必要となる。
最後に、本考案の応用例を述べると、パワステ
ヤリングや4WDの油圧制御システム、減衰力や
車高を調整するシヨツクアブソーバの油圧制御シ
ステムあるいは産業機械や建設機械用の油圧制御
システムが考えられる。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案では、比例電磁
弁のソレノイドコイルを2以上に分割し、分割し
たコイルを並列接続して使用するとともに、分割
したコイルに断線を生じた場合には当該分割コイ
ルに流すべき電流分を断線の生じていない他の分
割コイルに加算して流すことにより、コイル断線
前後の電磁弁保持力を維持させることで、コイル
断線に伴つて油圧アクチユエータが不要な動作を
しないようにすることができるとともに、油圧回
路の簡素化や配管コストの低減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のクレーム対応図、第2図は
この考案の一実施例の制御システムのブロツク
図、第3図はこの実施例の比例電磁弁駆動部の断
面構成図、第4図はこの実施例の分割コイルの巻
きかたと電流方向を示す図、第5図はこの実施例
の制御動作を説明するための流れ図、第6図はこ
の実施例の油圧回路図、第7図はこの実施例の作
用を説明する波形図である。第8図は他の実施例
の比例電磁弁駆動部の断面構成図、第9図は従来
例の制御システムのブロツク図、第10図は同じ
く従来例の油圧回路図、第11図は同じく従来例
の比例電磁弁駆動部の断面構成図である。 1……4A,4B……分割コイル、5……プツ
シユロツド、11……CPU、12……アンプ、
13A,13B……駆動素子、15A,15B…
…検出抵抗器、16A,16B……差動アンプ、
17……コイル断線検出回路、21……ソレノイ
ドコイル、21A,21B……分割コイル、22
……比例電流制御手段、23A,23B……駆動
手段、24A,24B……検出抵抗器、24……
コイル断線検出手段、25……電流加算手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油圧アクチユエータへの油圧または流量を制御
    する比例電磁弁と、この電磁弁のソレノイドコイ
    ルへの供給電流を制御する手段を備える比例電磁
    弁の制御装置において、前記コイルを2以上に分
    割して並列接続する一方で、分割された各コイル
    に断線が生じたかどうかを検出する手段と、コイ
    ル断線が検出された場合に断線の生じた分割コイ
    ルに供給すべき電流分を断線の生じていない他の
    分割コイルに一定時間加算する手段を設けたこと
    を特徴とする比例電磁弁の制御装置。
JP15144287U 1987-10-02 1987-10-02 Expired - Lifetime JPH0520941Y2 (ja)

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JP2010106660A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Mitsubishi Electric Corp 水車ガイドベーンの開閉操作装置

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