JPH0123756Y2 - - Google Patents

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JPH0123756Y2
JPH0123756Y2 JP1983145819U JP14581983U JPH0123756Y2 JP H0123756 Y2 JPH0123756 Y2 JP H0123756Y2 JP 1983145819 U JP1983145819 U JP 1983145819U JP 14581983 U JP14581983 U JP 14581983U JP H0123756 Y2 JPH0123756 Y2 JP H0123756Y2
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amplifier
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は工業用ロボツトに係り、特にサーボ系
内のサーボ弁、信号線等の断線を検出できるよう
にした工業用ロボツトに関するものである。
第1図は従来技術による工業用ロボツトを示
す。
図中、1はロボツト本体の始動、停止等を行な
わせる操作部、2は該操作部1に接続され、所定
のテイーチング内容を記憶した記憶装置、演算処
理装置CPUおよびバツフア等を内蔵した制御部、
3は該制御部2と後述のポテンシヨメータとに接
続され両者の出力信号間の差分を比較する比較
器、4は該比較器3に接続されたD/A変換器で
ある。5は該D/A変換器4に接続されたサーボ
増幅器、6は該サーボ増幅器5からの信号に基づ
いて作動するソレノイド6Aを有する電磁式のサ
ーボ弁で、該サーボ弁6と前記増幅器5とによつ
てサーボ系が構成される。
そして、7は前記サーボ弁6に接続された油圧
シリンダ、油圧モータ等のアクチユエータ、8は
該アクチユエータ7に圧油を供給する油圧源で、
該油圧源8から前記アクチユエータ7に供給され
る圧油は前記サーボ弁6において流量制御される
ようになつている。9は前記アクチユエータ7に
よつて駆動されるターンテーブル、アーム等の可
動部、10は該可動部9と前記比較器3との間に
接続され該可動部9の動作を前記比較器3に出力
するポテンシヨメータで、アクチユエータ7、可
動部9、ポテンシヨメータ10等によつてロボツ
ト本体を構成している。
そして、このように構成された従来技術による
工業用ロボツトにおいては、まず、操作部1を操
作して、制御部2を始動させ、比較器3、D/A
変換4、サーボ増幅器5を介してプレイバツク動
作信号を出力し、制御部2に内蔵されているテイ
ーチング内容通りにプレイバツク動作すべくサー
ボ弁6の弁開度を調節する。これにより、可動部
9はテイーチング内容通りに作動することができ
る。一方、可動部9の動作はポテンシヨメータ1
0が検出し、比較器3にフイードバツクさせるこ
とにより可動部9の動作をテイーチング内容に一
致するよう管理している。
しかし、このように構成された従来技術による
工業用ロボツトにおいては、仮にサーボ弁6を構
成するソレノイド6Aが断線し、その結果、サー
ボ系が動作しない場合にはロボツト本体の暴走に
伴なう災害等を招く虞れがある。このため、サー
ボ系の故障を検知する手段としてプレイバツク動
作のための指令値とポテンシヨメータ10の検出
値との差分をソフトウエアにより監視する方法が
用いられていた。しかし、ロボツト本体の動作ス
ピードの違いによる機械系統の遅れを考慮して両
者の差分を知ることは演算処理装置の処理速度上
難かしく、実質的にプレイバツク動作時の初期点
のみのチエツクしか行なえないというのが実情で
あり、プレイバツク動作の全範囲にわたつてサー
ボ系の故障を検知することができないという欠点
があつた。
本考案は前記従来技術による欠点に鑑みてなさ
れたもので、サーボ弁、サーボ増幅器を含むサー
ボ系の断線等による故障をプレイバツク動作時の
全範囲にわたつて直ちに検出することができるよ
うにした工業用ロボツトを提供することを目的と
している。
前記目的を達成するために、本考案はロボツト
本体を構成する可動部と、流体源から作動流体が
供給されることにより、該可動部を作動させるア
クチユエータと、前記流体源と該アクチユエータ
との間に設けられ、該アクチユエータに供給する
流体量を調節する電磁式のサーボ弁と所定のテイ
ーチング内容を記憶し、当該テイーチング内容に
応じたプレイバツク動作信号を出力する制御部
と、前記可動部の動作をフイードバツクするた
め、該制御部から出力されたプレイバツク動作信
号と前記可動部に設けられた検出器からの検出信
号とを比較し、両信号の差分の信号を作動信号と
して出力する比較器と、該比較器から出力された
作動信号を増幅し、前記サーボ弁のソレノイドに
出力するサーボ増幅器とを備えた工業用ロボツト
において、前記サーボ増幅器とサーボ弁のソレノ
イドとの間に設けられ、該ソレノイドへ供給する
電流を検出する検出用抵抗と、該検出用抵抗の両
端に接続され、当該両端電圧を比較して差電圧を
出力する差動増幅器と、該差動増幅器からの出力
信号と前記制御部からのプレイバツク動作信号と
を比較し、両信号の差が一定の許容範囲外にある
ときには前記サーボ弁、サーボ増幅器を含むサー
ボ系の故障として判定する故障判定回路とを設け
たことを特徴とする。
このように構成することにより、サーボ系が故
障していない正常時には、制御部からプレイバツ
ク動作信号が出力されている限り、サーボ増幅器
を介してサーボ弁に作動信号が入力されているか
ら、検出用抵抗の両端には許容範囲内電圧差が発
生する。そして、検出用抵抗両端の電圧は差動増
幅器に入力され、該差動増幅器からは差電圧が出
力される。これにより、故障判定回路は、プレイ
バツク時に制御部から入力されるプレイバツク動
作信号と差動増幅器から入力される出力信号とを
比較し、サーボ弁、サーボ増幅器を含むサーボ系
が正常であることを判定する。
一方、サーボ弁のソレノイド、サーボ増幅器等
のサーボ系が断線等の故障を起した異常時には、
制御部からプレイバツク動作信号が出力されてい
るにも拘わらず、検出用抵抗の両端には電圧差が
発生せず、差動増幅器からの出力も実質的に零で
ある。この結果、故障判定回路は、プレイバツク
時に制御部から入力されるプレイバツク動作信号
と差動増幅器から入力される実質的に零の出力信
号とを比較し、両信号の差が一定の許容範囲外に
あるものとして、サーボ系の断線等による故障を
判定する。
以下、本考案の実施例を第2図および第3図に
基づき説明する。
まず、図中5は従来技術のものと同じサーボ増
幅器で、該増幅器5は第3図に示すようにNPN
トランジスタ5AとNPNトランジスタ5Bとを
プツシユプル接続として構成されている。
11はサーボ増幅器5とサーボ弁6のソレノイ
ド6Aとの間に接続され、該ソレノイド6Aや信
号線12等への電流を検出することを目的として
電圧を検出する検出用抵抗である。13は比較器
となる差動増幅器で、該差動増幅器13の正入力
端子、負入力端子は前記検出用抵抗11の前後に
接続されている。14は前記差動増幅器13の出
力端子に接続されたA/D変換器である。15は
該A/D変換器14と前記制御部2に接続された
故障判定回路で、該故障判定回路15はA/D変
換器14からの出力信号と制御部2からのプレイ
バツク動作信号とを比較し、両信号の差が一定の
許容範囲外にあるときにはサーボ系の故障として
判定し、信号を出力するようになつている。16
は前記故障判定回路15からの信号に基づき作動
するブザー等の警報器である。
本考案に係る工業用ロボツトはこのように構成
されるが、次にその作用について説明する。
まず、操作部1操作すると制御部2が始動す
る。ここで、サーボ系内は断線していないとす
る。この場合には制御部2からのテイーチング内
容によりサーボ弁6が作動して圧油をアクチユエ
ータ7に供給し、可動部9を該テイーチング内容
に応じてプレイバツク動作させる。この間、検出
用抵抗11の両端電圧は差動増幅器13によつて
比較され、A/D変換器14を介して故障判定回
路15に出力されるが、正常動作時にはA/D変
換器14が故障判定回路15に出力する信号と制
御部2が該故障判定回路15に出力するプレイバ
ツク動作信号とは可動部9の最大動作時において
も一定の許容範囲内にある。このため、該故障判
定回路15は信号を出力せず、警報器16は作動
しない。
一方、ソレノイド6Aの断線等によつてサーボ
系内に故障が生じたとする。この場合には、検出
用抵抗11には電流は流れず、該検出用抵抗11
の両端電圧は零であり、その結果、差動増幅器1
3からの出力は零となりA/D変換器14は故障
判定回路15に出力しない。これに対し、制御部
2はテイーチング内容に応じたプレイバツク動作
信号を該故障判定回路15に向け出力するため、
該故障判定回路15に入力する2つの信号の値は
可動部9の最大動作時における許容範囲外とな
る。従つて、該故障判定回路15はサーボ系の故
障を判定して信号を出力し、警報器16を作動さ
せ、サーボ系内において故障している旨を告知す
ることができる。
なお、前述の実施例ではアクチユエータ7を作
動させるため油圧源8からの圧油を用いるものと
して述べたが、圧縮空気を用いてもよい。また、
故障判定回路15からの出力により警報器16を
作動させるものとして述べたが、操作部1に信号
を出力し、主電源を遮断するようにしてもよいも
のである。
本考案に係る工業用ロボツトは以上詳細に説明
した如くであつて、プレイバツク時に検出用抵抗
の両端電圧を差動増幅器を介して故障判定回路に
出力し、該故障判定回路は、差動増幅器からの出
力信号と制御部からのプレイバツク動作信号とを
比較し、両信号の差が一定の許容範囲外にあると
きにはサーボ弁、サーボ増幅器を含むサーボ系の
故障として判定する構成としたから、制御部から
プレイバツク動作信号が出力されている限りは、
サーボ弁のソレノイド、サーボ増幅器等の断線に
よる故障を、プレイバツク動作時の全範囲にわた
つて直ちに検出することができ、プレイバツク時
にロボツト本体の暴走に伴う災害を未然に阻止
し、早急な措置を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術による工業用ロボツトのブロ
ツク図、第2図は本考案に係る工業用ロボツトの
ブロツク図、第3図は本考案に係る工業用ロボツ
トの要部近傍の概略回路図である。 2……制御部、6……サーボ弁、7……アクチ
ユエータ、8……流体源、9……可動部、10…
…ポテンシヨメータ、11……検出用抵抗、14
……A/D変換器、15……故障判定回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロボツト本体を構成する可動部と、流体源から
    作動流体が供給されることにより、該可動部を作
    動させるアクチユエータと、前記流体源と該アク
    チユエータとの間に設けられ、該アクチユエータ
    に供給する流体量を調節する電磁式のサーボ弁
    と、所定のテイーチング内容を記憶し、当該テイ
    ーチング内容に応じたプレイバツク動作信号を出
    力する制御部と、前記可動部の動作をフイードバ
    ツクするため、該制御部から出力されたプレイバ
    ツク動作信号と前記可動部に設けられた検出器か
    らの検出信号とを比較し、両信号の差分を信号を
    作動信号として出力する比較器と、該比較器から
    出力された作動信号を増幅し、前記サーボ弁のソ
    レノイドに出力するサーボ増幅器とを備えた工業
    用ロボツトにおいて、前記サーボ増幅器とサーボ
    弁のソレノイドとの間に設けられ、該ソレノイド
    へ供給する電流を検出する検出用抵抗と、該検出
    用抵抗の両端に接続され、当該両端電圧を比較し
    て差電圧を出力する差動増幅器と、該差動増幅器
    からの出力信号と前記制御部からのプレイバツク
    動作信号とを比較し、両信号の差が一定の許容範
    囲外にあるときには前記サーボ弁、サーボ増幅器
    を含むサーボ系の故障として判定する故障判定回
    路とを設けたことを特徴とする工業用ロボツト。
JP14581983U 1983-09-20 1983-09-20 工業用ロボット Granted JPS6053488U (ja)

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JPS6053488U JPS6053488U (ja) 1985-04-15
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JPS5073075A (ja) * 1973-11-06 1975-06-17

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