JPH0520904U - 自動車用空気調和装置 - Google Patents
自動車用空気調和装置Info
- Publication number
- JPH0520904U JPH0520904U JP6961191U JP6961191U JPH0520904U JP H0520904 U JPH0520904 U JP H0520904U JP 6961191 U JP6961191 U JP 6961191U JP 6961191 U JP6961191 U JP 6961191U JP H0520904 U JPH0520904 U JP H0520904U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensor
- compressor
- vehicle
- humidity
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】この考案は、車室空間が極端な低湿度状態にな
ることを回避することを最も主要な特徴とする。 【構成】自動車の車室空間25を構成する窓2の前記車
室空間25に臨む面に、同表面の温度Tgを検知する第
1センサ27を設け、前記車室空間25の湿度を検知す
る第2センサ26を設け、この第2センサ26の湿度か
らそのときの露点温度Tiを求める回路部29を設け、
この露点温度Tiと第1センサ27の表面温度Tgとの
差にしたがい、コンプレッサ12の運転を制御する回路
部29を設けた。これによって、窓2が曇るか否かの予
測からコンプレッサ12の運転を制御し、車室空間25
が極端に低湿度なることを避けた。
ることを回避することを最も主要な特徴とする。 【構成】自動車の車室空間25を構成する窓2の前記車
室空間25に臨む面に、同表面の温度Tgを検知する第
1センサ27を設け、前記車室空間25の湿度を検知す
る第2センサ26を設け、この第2センサ26の湿度か
らそのときの露点温度Tiを求める回路部29を設け、
この露点温度Tiと第1センサ27の表面温度Tgとの
差にしたがい、コンプレッサ12の運転を制御する回路
部29を設けた。これによって、窓2が曇るか否かの予
測からコンプレッサ12の運転を制御し、車室空間25
が極端に低湿度なることを避けた。
Description
【0001】
この考案は、例えば自動車の車室空間を空調する自動車用空気調和装置に関す る。
【0002】
自動車では、エンジンにて駆動されるコンプレッサを用いた冷凍サイクルの運 転で、車室空間を冷房することが行われている。
【0003】
ところで、冷房運転は車室空間の湿度が除かれる。 このため、場合によっては車室空間が極端な低湿度状態になることがある。 このような状態になると、空調空気が損なわれるので、快適性が悪くなるもの であった。
【0004】 この考案は、このような事情に着目してなされたもので、その目的とするとこ ろは、車室空間が極端な低湿度状態になることを回避することができる自動車用 空気調和装置を提供することにある。
【0005】
上記目的を達成するためにこの考案の自動車用空気調和装置は、自動車の車室 空間を構成する窓の前記車室空間に臨む面に、同表面の温度を検知する第1セン サを設け、前記車室空間の湿度を検知する第2センサを設け、この第2センサの 湿度からそのときの露点温度を求める手段を設け、この露点温度と前記第1セン サの検知温度との差にしたがって前記コンプレッサの運転を制御する手段を設け たことにある。
【0006】
【作用】 この考案の自動車用空気調和装置によると、窓が曇るか否かの予測から、コン プレッサの運転をオンオフ制御するので、車室空間が極端に低湿度なることを避 けることができる。
【0007】
以下、この考案を図1ないし図3に示す一実施例にもとづいて説明する。図1 はこの考案の自動車用空気調和装置を適用した自動車を示し、1は車体である。 車体1は、フロントおよびリアにフロントウインド2とリアウインド3(いづれ も窓)とを有している。また車幅方向の両側には、図示はしないがそれぞれドア ウインド(窓)をもつフロントドア,リアドアが回動自在に設けてある。 車体1のインストルメントパネル4とダッシュボ−ド(図示しない)との間に は、ク−リングユニット5が設けられている。 ク−リニングユニット5は、例えばク−リングケ−ス6内にブロワ7,エバポ レ−タ8,ヒ−タコア9を順に設けた構造となっている。
【0008】 ここで、エバポレ−タ8はエンジンル−ム11に設けたエンジン駆動のコンプ レッサ12、同じくコンデンサ13、減圧装置14に順次接続されている。これ により、自動車に搭載した走行用のエンジン15を動力源とした冷房運転が可能 な冷凍サイクルを構成している。なお、エンジン15とコンプレッサ12とは、 図示しないベルト掛けによる動力伝達機構および電磁クラッチ16を介して接続 されていて、電磁クラッチ16のオンオフにしたがい、エンジン15からコンプ レッサ12へ動力を伝えたり遮断したりするようにしてある。またヒ−タコア9 はエンジン13の冷却水系に接続してある。
【0009】 上記ブロア7の吸込み側には、内外気を切換えるダンパ−17が設けられてい る。またヒ−タコア9の両側にはエアミックス量を調整するミックスダンパ−1 8,19が設けられている。
【0010】 一方、図中20は例えばマイクロコンピュ−タおよびその周辺回路から構成さ れたコントロ−ラである。このコントロ−ラ20には、外気温を検知するセンサ 21,車体1で構成される車室空間25の温度を検知するセンサ22が接続され ている。またコントロ−ラ20には、冷暖房運転に必要な操作を入力する操作部 23が接続されていて、冷房運転,暖房運転の設定ならびに所要の運転モ−ドの 設定すると、その設定モ−ドにしたがって冷房、暖房運転をするようにしてある 。
【0011】 すなわち、設定モ−ドにしたがって、外気温と車室温度との差による電磁クラ ッチ16のオンオフ制御,ダンパ−18,19の開度制御,ブロア運転制御,ダ ンパ−17の切換制御を行うようにしている。
【0012】 こうした制御にて、ク−リングユニット5から所要の空調空気が得られるよう にしてある。そして、ク−リングケ−ス6に設けた吹出部6aがインストルメン トパネル4に設けた吹出口24に連通していて、空調空気を車室空間25へ吹出 すようにしている。
【0013】 また、上記コントロ−ラ20には、車室空間25の絶対湿度を検知するセンサ 26(第2センサに相当)が接続されている。さらにコントロ−ラ20には、ガ ラス表面、すなわち窓内面の表面温度を検出するセンサ27(第1センサに相当 )が接続されている。本実施例によると、センサ27は例えばフロントウインド 2の内面(車室空間25に臨む面)に設けてある。
【0014】 ここで、上記コントロ−ラ20には、センサ26から検知した絶対湿度からそ のときの露点温度Tiを算出する機能、この露点温度Tiとセンサ27から検知 したガラス表面温度Tgとの偏差にしたがって電磁クラッチ16をオンオフする 機能が設けられている。 そして、この機能により、ガラスが曇るか否かの予測にしたがい、車室空間2 5を極端な低湿度にならないようにしている。
【0015】 しかして、こうして構成された自動者用空気調和装置は、自動車の走行中、操 作部23を冷房に設定すると、コントロ−ラ20の指令により、ブロワ7を作動 、ミックスダンパ18,19を「閉」、ダンパ−17を「開」(外気モ−ドの場 合)にする。また電磁クラッチ16をオンし、コンプレッサ12にエンジン15 の動力を伝達する。
【0016】 これにより、コンプレッサ12は駆動され、このコンプレッサ12から吐出し た冷媒がコンデンサ13,減圧装置14,エバポレ−タ8に順に流れる。すると 、冷房サイクルが構成され、冷気がク−リングケ−ス6を通って吹出口24から 車室空間25へ吹出されていく。つまり、車室空間25は冷房される。
【0017】 そして、この冷房運転中、コントロ−ラ20により、図2に示されるフロ−チ ャ−トにしたがって車室空間25が極端な低湿度とならないように冷凍サイクル を制御している。
【0018】 すなわち、この制御について説明すれば、コントロ−ラ20は、冷房中におけ るガラス表面温度Tgをセンサ27から読取るとともに、同じく車室空間25に おける絶対湿度をセンサ26から読取る。 そして、コントロ−ラ20は、上記センサ26から絶対湿度からそのときの露 点温度Tiをマップなどで求める。 ついで、コントロ−ラ20はこの求めた露点温度Tiと上記ガラス表面温度T gの偏差にしたがって電磁クラッチ16をオンオフ制御する。
【0019】 すなわち、ガラス表面温度Tgが露点温度Tiより低いか否かの判別をし、ガ ラス表面温度Tgが露点温度Tiよりも大きいときは、ガラス表面に曇りが生じ ないとき、つまり湿度が少ないときであると判断して、電磁クラッチ16をオフ 、すなわちコンプレッサ12の運転を停止する。また反対にガラス表面温度Tg が露点温度Tiと同じ(あるいは近い)のときは、ガラス表面に曇りが生じやす いとき、つまり湿度が大きいときであると判断して、電磁クラッチ16をオン、 すなわちコンプレッサ12を運転を継続する。
【0020】 具体的には、図3に示されるように例えばガラス表面温度Tgと露点温度Ti との偏差ΔT(Tg−Ti)が「1」になると、コンプレッサ12をオンにし、 偏差ΔTが「3」になると、コンプレッサ12をオフすることが行われる。 つまり、窓が曇るときを予測し、この予測結果にしたがってコンプレッサ12 の運転を制御している。
【0021】 このような窓が曇るか否かを基準としたコンプレッサ12の運転制御を行うと 、車室空間25が極端に低湿度なることを避けることができ、快適な空調空間を 得ることができる。
【0022】 なお、一実施例では絶対湿度を検知するセンサを用いたが、これに限らず、相 対湿度を検知するセンサを用い、この検出結果にしたがって上記一実施例と同様 に、コンプレッサの運転を制御するようにしてもよい。
【0023】 また一実施例では、フロントウインドに、ガラス表面温度を検知するセンサを 設けたが、これに限らず、他の例えばリアウインドなどの窓に同センサを設けて もよい。
【0024】
以上説明したようにこの考案によれば、車室空間が極端な低湿度状態になるこ とを回避することができ、快適な空調空間が得られる。
【図1】この考案の一実施例の自動車用空気調和装置の
概略構成を示す図。
概略構成を示す図。
【図2】ガラス表面温度にしたがってコンプレッサをオ
ンオフする制御を示すフロ−チャ−ト。
ンオフする制御を示すフロ−チャ−ト。
【図3】コンプレッサのオンオフのヒステリスを示す
図。
図。
1…車体、2…フロントウインド、3…リアウインド、
5…ク−リングユニット、7…エバポレ−タ、9…ヒ−
タコア、12…コンプレッサ、13…コンデンサ、14
…減圧装置、15…エンジン、16…電磁クラッチ、2
0…コントロ−ラ、25…車室空間、26…絶対湿度セ
ンサ(第2センサ)、27…窓表面温度センサ(第1セ
ンサ)。
5…ク−リングユニット、7…エバポレ−タ、9…ヒ−
タコア、12…コンプレッサ、13…コンデンサ、14
…減圧装置、15…エンジン、16…電磁クラッチ、2
0…コントロ−ラ、25…車室空間、26…絶対湿度セ
ンサ(第2センサ)、27…窓表面温度センサ(第1セ
ンサ)。
Claims (1)
- 【請求項1】 自動車の車室空間を冷房する冷凍サイク
ルを駆動するコンプレッサと、 前記車室空間を構成する窓の前記車室空間に臨む面に設
けられ同表面の温度を検知する第1センサと、 前記車室空間の湿度を検知する第2センサと、 この第2センサの湿度からそのときの露点温度を求める
手段と、 この露点温度と前記第1センサの検知温度との差にした
がって前記コンプレッサの運転を制御する手段とを具備
してなることを特徴とする自動車用空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6961191U JPH0520904U (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 自動車用空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6961191U JPH0520904U (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 自動車用空気調和装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0520904U true JPH0520904U (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=13407828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6961191U Withdrawn JPH0520904U (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 自動車用空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0520904U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07172140A (ja) * | 1993-12-22 | 1995-07-11 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用空調装置 |
JP2015155279A (ja) * | 2014-02-21 | 2015-08-27 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両用空調装置 |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP6961191U patent/JPH0520904U/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07172140A (ja) * | 1993-12-22 | 1995-07-11 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用空調装置 |
JP2015155279A (ja) * | 2014-02-21 | 2015-08-27 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両用空調装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH09175143A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2009292293A (ja) | 車両用空調装置 | |
US7222666B2 (en) | Vehicle air-conditioning apparatus that can surely defog window | |
JP2010030435A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP3692586B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP4496971B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP3812412B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP3758269B2 (ja) | 車両用空気調和装置 | |
JPH0520904U (ja) | 自動車用空気調和装置 | |
JP2004276857A (ja) | 車両用窓ガラス防曇装置 | |
JP2003326938A (ja) | 車両用空調防曇制御装置 | |
JP3922007B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2931930B2 (ja) | 自動車用空調装置の湿度制御装置 | |
JPS6347127Y2 (ja) | ||
JP4310900B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP3633034B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2518655Y2 (ja) | 車両用空気調和装置 | |
JP2005075249A (ja) | 車両用空調装置 | |
JPH0129724B2 (ja) | ||
JP3596054B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JPH0622566Y2 (ja) | 車両用空調装置のデミスト制御装置 | |
JP3446500B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JPH0126488Y2 (ja) | ||
JPH0213208Y2 (ja) | ||
KR200389065Y1 (ko) | 차량의 댐퍼 조절용 자동 온도 조절장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19951102 |