JPH05208717A - 物品の切り出し方法 - Google Patents

物品の切り出し方法

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JPH05208717A
JPH05208717A JP18567092A JP18567092A JPH05208717A JP H05208717 A JPH05208717 A JP H05208717A JP 18567092 A JP18567092 A JP 18567092A JP 18567092 A JP18567092 A JP 18567092A JP H05208717 A JPH05208717 A JP H05208717A
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信博 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一形状の小開閉体を、物品収納部の各種配
列パターンに兼用可能とするとき、総切り出し必要数の
物品を確実に切り出し可能とすること。 【構成】 物品の切り出し方法において、物品が残存し
ている最先端行の物品残数が総切り出し必要数に満たな
いとき、まず小開閉体56を全て開動作して上記最先端
行の残存物品を切り出し、この切り出し後の残余の切り
出し必要数が行単位を超えていれば、全小開閉体の上述
の開き状態を維持しながら大開閉体55を当該行単位だ
け移動して上記行単位の物品を切り出した後、この切り
出し後の残余の切り出し必要数に相当する数の小開閉体
56のみを開き状態に維持し他の小開閉体56を閉動作
させた状態で大開閉体55を1行単位だけ移動するよう
にしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品の切り出し方法に
係り、特に物品配送センター等において物品をピッキン
グするに好適な物品の切り出し方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、物品のピッキング装置では、実開
平2-86903 号公報に記載される如く、切り出し箱内に行
列状に区画された複数の物品収納部に物品を収納し、各
物品収納部の底面を1行単位で同時に開閉できる大開閉
体を行単位で移動し、且つ大開閉体の先端に配設され、
各物品収納部の底面を各個独立的に開閉できる小開閉体
を開閉動作し、各物品収納部内の物品を集荷コンベヤ等
へ切り出し可能としている。
【0003】ここで、従来の物品の切り出し方法では、
物品が残存している最先端行の物品残数が総切り出し必
要数に満たないとき、総切り出し必要数から上記最先端
行の物品残数を差し引き、更に行単位の物品数(例えば
n行分の物品数)を差し引いた後に残余となる切り出し
数に対応する数の小開閉体のみを開いておき、この状態
で、上述の最先端行分とn行分だけ大開閉体を一気に移
動することにより、総切り出し必要数の物品を切り出し
可能としている。
【0004】また、従来の物品の切り出し方法において
は、切り出し対象となる物品のサイズが異なる場合に
は、切り出し箱内にて区画される物品収納部の配列パタ
ーンが異なるものとなり、結果として小開閉体によって
開閉されるべき各物品収納部の底面開口サイズも異なっ
たものとなる。このとき、大開閉体の移動方向における
小開閉体の長さを、同方向における長さが平均的である
物品収納部の配列パターンに合致させておき、この長さ
の小開閉体を同方向における長さが異なる他の物品収納
部の配列パターンについても兼用することにて、設備効
率の向上を図ることが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、物品収納
部の各種配列パターンに兼用可能な平均的長さの小開閉
体を用いて、小開閉体と大開閉体を前述の如くの開閉作
業手順で動作せしめる従来の物品の切り出し方法にあっ
ては、物品のサイズが小さく、行数が多い配列パターン
において、作業性が悪い。即ち、このような小サイズ物
品のための行数の多い配列パターンにあっては、小開閉
体の先端部が対応する物品収納部より先に突出し、隣接
行の物品収納部の底面を部分的にではあっても閉塞して
しまう結果、物品を切り出すために大開閉体を一気に移
動したとき、小開閉体が開放すべき全ての物品収納部を
必ずしも十分に開放できず、総切り出し必要数の物品を
確実に切り出すことができない。
【0006】本発明は、同一形状の小開閉体を、物品収
納部の各種配列パターンに兼用可能とするとき、総切り
出し必要数の物品を確実に切り出し可能とすることを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、切り出し箱内に行列状に区画された複数の物品収納
部に物品を収納し、各物品収納部の底面を1行単位で同
時に開閉できる大開閉体を行単位で移動し、且つ大開閉
体の先端に配設され、各物品収納部の底面を各個独立的
に開閉できる小開閉体を開閉動作し、各物品収納部内の
物品を切り出し可能とする物品の切り出し方法におい
て、物品が残存している最先端行の物品残数が総切り出
し必要数に満たないとき、まず小開閉体を全て開動作し
て上記最先端行の残存物品を切り出し、この切り出し後
の残余の切り出し必要数が行単位を超えていれば、全小
開閉体の上述の開き状態を維持しながら大開閉体を当該
行単位だけ移動して上記行単位の物品を切り出した後、
この切り出し後の残余の切り出し必要数に相当する数の
小開閉体のみを開き状態に維持し他の小開閉体を閉動作
させた状態で大開閉体を1行単位だけ移動するようにし
たものである。
【0008】請求項2に記載の本発明は、切り出し箱内
に行列状に区画された複数の物品収納部に物品を収納
し、各物品収納部の底面を1行単位で同時に開閉できる
大開閉体を行単位で移動し、且つ大開閉体の先端に配設
され、各物品収納部の底面を各個独立的に開閉できる小
開閉体を開閉動作し、各物品収納部内の物品を切り出し
可能とする物品の切り出し方法において、物品が残存し
ている最先端行の物品残存数が総切り出し必要数に満た
ないとき、まず小開閉体を全て開動作して上記最先端行
の残存物品を切り出した後、小開閉体を全て閉動作し、
大開閉体を1行単位だけ移動し、この切り出し後の残余
の切り出し必要数が行単位を越えていれば、上記行単位
だけ再び上記の動作を繰り返して上記行単位の物品を切
り出した後、この切り出し後の残余の切り出し必要数に
相当する数の小開閉体のみを開動作するようにしたもの
である。
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の物品の切り出し方法において更に、複数行に
渡る物品を切り出す場合に、物品収納部の底面を一端開
いて対応する物品を切り出した小開閉体を再び閉動作さ
せるに先立ち、当該小開閉体をその切り出し後、予め設
定された時間だけ停止させるようにしたものである。
【0010】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、物品切り出
しのための小開閉体と大開閉体の開閉作業手順は以下の
如くになる。
【0011】物品が残存している最先端行の物品残数
が総切り出し必要数に満たないとき、まず小開閉体を全
て開動作して上記最先端行の残存物品を切り出す。
【0012】上記の切り出し後の残余の切り出し必
要数が行単位を超えていれば、全小開閉体の上述の開き
状態を維持しながら大開閉体を当該行単位だけ移動して
上記行単位の物品を切り出す。
【0013】上記の切り出し後の残余の切り出し必
要数に相当する数の小開閉体のみを開き状態に維持し他
の小開閉体を閉動作させた状態で大開閉体を1行単位だ
け移動する。
【0014】請求項2に記載の本発明によれば、物品切
り出しのための小開閉体と大開閉体の開閉作業手順は以
下の如くになる。
【0015】物品が残存している最先端行の物品残存
数が総切り出し必要数に満たないとき、まず小開閉体を
全て開動作して上記最先端行の残存物品を切り出す。
【0016】上記の切り出し後、小開閉体を全て閉
動作し、大開閉体を1行単位だけ移動する。
【0017】上記の切り出し後の残余の切り出し必
要数が行単位を越えていれば、上記行単位だけ再び上記
の動作を繰り返して上記行単位の物品を切り出す。
【0018】上記の物品切り出し後の残余の切り出
し必要数に相当する数の小開閉体のみを開動作する。
【0019】即ち、請求項1又は2に記載の本発明にあ
っては、物品が物品収納部から切り出されるとき、当該
物品収納部に対応する小開閉体は、必ず開き状態に設定
される。従って、同一形状の小開閉体(例えば平均的長
さの小開閉体)を、物品収納部の各種配列パターンに兼
用し、小サイズ物品のための行数の多い配列パターンに
適用する場合にも、当該小開閉体の先端が切り出し段階
にある隣接行の物品収納部を部分的にではあっても閉塞
する等がなく、総切り出し必要数の物品を確実に切り出
し可能とする。
【0020】請求項3に記載の本発明にあっては、請求
項1又は2に記載の本発明において、複数行に渡る物品
を切り出す場合に、物品収納部の底面を一旦開いて対応
する物品を切り出した小開閉体を再び閉動作させるに先
立ち、当該小開閉体をその切り出し後、予め設定された
時間だけ停止させることになる。これによれば、切り出
された物品を小開閉体にて挟むことなく、当該物品を確
実に落下させて切り出し完了できる。尚、上述の小開閉
体の開き停止時間は、物品の落下時間に対応する。
【0021】
【実施例】図1は本発明が適用されるピッキング装置の
一例を示す模式図、図2は図1の要部斜視図、図3はリ
ザーブタンクと切り出し装置を示す模式図、図4は切り
出し装置の開閉装置を示す断面図、図5は切り出し装置
の仕切りを示す斜視図、図6は切り出し装置を示す平面
図、図7は切り出し装置の各種配列パターンを示す模式
図、図8は開閉装置の開閉動作を示す模式図である。
【0022】ピッキング装置10は、図1〜図3に示す
如く、集荷コンベヤ11、投入コンベヤ12に対し、複
数種類(例えば20種類)の各物品に対応する複数組(例
えば20組) のリザーブ装置13、切り出し装置14を装
備したユニットを1ユニットとして構築されている。
【0023】然るに、ピッキング装置10は、流動棚1
5に対向する位置に、手前、中間、奥の3段階をなす、
3組のリザーブ装置13、切り出し装置14を配置して
おり、奥、中間の各リザーブ装置13のそれぞれが中
間、手前の各リザーブ装置13の上方を前方、即ち流動
棚15の側に移動できるように構成してある。即ち、ピ
ッキング装置10において、作業員は、流動棚15の各
間口に格納されている製品箱16内の物品を相対するリ
ザーブ装置13に移し替えるとき、空になったリザーブ
装置13を原位置から流動棚15側に引き出し、流動棚
15側に位置させたリザーブ装置13へ上記物品を移し
替えた後、物品が移し替えられたリザーブ装置13を原
位置へ押し戻すこととなる。
【0024】尚、ピッキング装置10は、各リザーブ装
置13の正面に移し替え要求表示器17を備えており、
当該リザーブ装置13が空になったとき、当該移し替え
要求表示器17の点滅によりこれを作業員に知らしめ
る。このとき、流動棚15の対応間口に設けられている
移し替え物品表示器18も点滅する。
【0025】そして、ピッキング装置10は、前述の如
く、リザーブ装置13の下方に切り出し装置14を配置
しており、リザーブ装置13に移し替えられた物品の全
てを、該リザーブ装置13のシャッタ装置19を開動作
して下方の切り出し装置14に移し替えた後、該切り出
し装置14のシャッタ装置21を開動作し、該切り出し
装置14から任意個数の上記物品を集荷コンベヤ11の
側へ切り出すことができる。
【0026】このとき、ピッキング装置10にあって
は、リザーブ装置13、切り出し装置14のそれぞれに
おいて、リザーブタンク22、切り出し箱23のそれぞ
れに差込まれる仕切り24、25によって区画される複
数個の物品収納部26、27を設けており、流動棚15
の各間口に格納されている各製品箱16にランダム又は
所定の配列で収納されている物品を、作業員の手作業に
よりリザーブ装置13の各物品収納部26に移し替え、
該リザーブ装置13に移し替えられた物品を前述のシャ
ッタ装置19の開制御により切り出し装置14の各物品
収納部27ヘ移し替え、ひいてはこの切り出し装置14
に移し替えられた物品を前述のシャッタ装置21の開制
御により該物品収納部27単位で切り出すこととなる。
尚、シャッタ装置19、シャッタ装置21はピッキング
装置10が備えるピッキング制御装置(不図示)により
制御せしめられる。
【0027】そして、ピッキング装置10は、1ユニッ
トを構成する複数個(例えば20個)の切り出し装置14
から上述の如くに切り出される物品を荷揃えしてコンテ
ナ搬送ライン31上のコンテナ32に供給すべく、以下
の如くの荷揃え装置を有している。
【0028】即ち、荷揃え装置は、1ユニットを構成す
るピッキング装置10の全切り出し装置14に沿って該
切り出し装置14の下方に配置されるシュート33と、
該シュート33の下流に該切り出し装置14に沿って配
設される前述の集荷コンベヤ11と、該集荷コンベヤ1
1の下流に配設され、各切り出し装置14から該集荷コ
ンベヤ11に切り出された物品を集荷する前述の投入コ
ンベヤ12とを備えて構成される。そして、荷揃え装置
にあっては、各切り出し装置14から切り出した1コン
テナ分の物品をシュート33を介して集荷コンベヤ11
に移載し、集荷コンベヤ11上に一時待機させた後、投
入コンベヤ12が空になったことを条件に、集荷コンベ
ヤ11を駆動して集荷コンベヤ11上の上記物品を投入
コンベヤ12に移載する。そして、コンテナ搬送ライン
31上のコンテナ32が上記物品を投入すべきコンテナ
であることを、該コンテナ32に付してあるバーコード
にて判別すると、該コンテナ32を投入コンベヤ12の
前に停止せしめ、投入コンベヤ12を駆動して投入コン
ベヤ12上の上記物品をコンテナ32に投入する。
【0029】リザーブ装置13、切り出し装置14につ
いて更に詳述すれば、以下の如くである。
【0030】リザーブ装置13にあっては、リザーブタ
ンク22内に差込まれる仕切り24によって、n行、k
列の如くの行列状に区画される複数の物品収納部26を
備える。このとき、リザーブタンク22は図5に示した
切り出し箱23におけると同様に、多数の仕切り差込ス
リットを有しており、切り出し対象となる物品のサイズ
が異なるとき、同一のリザーブタンク22における仕切
り24の差込位置を変更することにより、リザーブタン
ク22内に区画される物品収納部26の配列パターンを
図7に示した切り出し箱23におけると同様に、変更可
能とする。
【0031】また、リザーブ装置13にあっては、リザ
ーブタンク22に形成した物品収納部26の底面を、前
述のシャッタ装置19により開閉可能としている。この
とき、シャッタ装置19は、図3に示す如く、モータ4
1によって駆動される左右一対の大歯車42、及び 3組
のそれぞれ左右一対をなす無駆動の小歯車43を、リザ
ーブタンク22の左右両側板内面に配置し、これらの歯
車42、43に巻き回される左右一対の無端周回状チェ
ーン44の一部に多数のスラットを連続的に担持せし
め、これによって開閉体45を構成することとしてい
る。即ち、シャッタ装置19は、前述の如くのピッキン
グ制御装置の制御によりモータ41が駆動されると、開
閉体45が行方向(図6参照)に移動せしめられ、リザ
ーブタンク22内の全物品収納部26を一気に開制御可
能とし、結果としてリザーブタンク22内の全物品を下
方の切り出し装置14に移し替え可能とするのである。
【0032】切り出し装置14にあっては、切り出し箱
23内に差込まれる仕切り25によって、上方のリザー
ブ装置13に形成される物品収納部26と対応する、n
行、k列の如くの行列状をなす複数の物品収納部27を
備える。このとき、切り出し箱23は、図5、図6に示
す如く、多数の仕切り差込スリット50を有しており、
切り出し対象となる物品のサイズが異なるとき、同一の
切り出し箱23における仕切り25の差込位置を変更す
ることにより、切り出し箱23内に区画される物品収納
部27の配列パターンを図7に示した如くに変更可能と
する。
【0033】即ち、切り出し対象となる物品のサイズ
(l×w)に応じ、図7に示した各種配列パターンか
ら、当該物品が収納可能であり、且つ収納数が最多とな
るパターンを選択することとなる。
【0034】更に、切り出し装置14にあっては、切り
出し箱23に形成した物品収納部27の底面を、前述の
シャッタ装置21により開閉可能としている。このと
き、シャッタ装置21は、図3に示す如く、モータ51
によって駆動される左右一対の大歯車52、及び 3組の
それぞれ左右一対をなす無駆動の小歯車53を、切り出
し箱23の左右両側板内面に配置し、これらの歯車5
2、53に巻き回される左右一対の無端周回状チェーン
54に大開閉体55と複数の小開閉体56とを具備せし
めることとしている。
【0035】大開閉体55は、チェーン54の一部に多
数のスラットを連続的に担持せしめることにて構成され
る。即ち、シャッタ装置21は、前述の如くのピッキン
グ制御装置の制御によりモータ51が駆動されると、大
開閉体55が行方向(図6参照)に移動せしめられ、各
物品収納部27の底面を1行単位で同時に開制御可能と
する。
【0036】また、各小開閉体56は、図4に示す如
く、大開閉体55の先端に配設されるように、チェーン
54の先端部に設けた支持具57に互いに並列的に支持
され、各物品収納部27の底面に略平行をなす支軸58
回りに回動して該底面を開閉可能とする。そして、チェ
ーン54の先端側に設けた支持具59に支持された押し
棒ガイド61には、各小開閉体56のそれぞれに対応す
る押し棒62、及び開閉シリンダ装置63が支持され
る。押し棒62は小開閉体56の下面に衝合し、押し棒
ガイド61にガイドされる状態で該下面に対して進退す
る。また、開閉シリンダ装置63は押し棒62を駆動
し、該押し棒62によって小開閉体56を押し上げるこ
とにより、物品収納部27の底面を閉動作せしめる。
尚、小開閉体56は開閉シリンダ装置63が押し棒62
を引き戻すとき、自重により回転して物品収納部27の
底面を開く。これにより、小開閉体56は対応する物品
収納部27の底面を各個独立的に開閉可能とする。
【0037】尚、小開閉体56は、切り出し箱23内に
区画される物品収納部27からの物品の脱落を防止する
に足る長さL(全配列パターンのl寸法の平均的長さ或
いは最大長さ等)のものを並列的に設ける。例えば、図
8の 6列 4行、 6列12行の配列パターンに対し、列方向
(図6参照)のサイズがw6 に合致し、行方向(図6参
照)サイズが上述のLである小開閉体56を採用し、全
6個の小開閉体56を大開閉体55の先端に配設する。
【0038】然して、切り出し装置14の具体的使用手
順について説明すれば、下記(1) 、(2) の如くである
(図8参照)。
【0039】(1) 切り出し対象となる物品のサイズ(l
×w)に応じて、切り出し箱23内における仕切り25
の差込位置を選択し、切り出し箱23内に区画される物
品収納部27の配列パターンを変更する。例えば、物品
のサイズ(l×w)のうちのlが大小と異なるのに応じ
て、図8の 6列 4行、 6列12行の如くとなる配列パター
ンのそれぞれが設定される。
【0040】尚、このとき、リザーブ装置13にあって
も、リザーブタンク22内における仕切り24の差込位
置が選択され、切り出し装置14におけると同様な物品
収納部26の配列パターンが設定される。
【0041】(2) 各物品収納部27からの物品切り出し
に際しては、前述の如くのピッキング制御装置によるシ
ャッタ装置21の制御により、物品が残存している最先
端行の物品残数が総切り出し必要数に満たないとき、ま
ず小開閉体56を全て開動作して上記最先端行の残存物
品を切り出し、予め設定しておいた(物品が通過するの
に必要な)時間だけ開状態を保ち、この切り出し後の残
余の切り出し必要数が行単位を超えていれば、全小開閉
体56の上述の開き状態を維持しながら大開閉体55を
当該行単位だけ移動して上記行単位の物品を切り出した
後、この切り出し後の残余の切り出し必要数に相当する
数の小開閉体56のみを開き状態に維持し他の小開閉体
56を閉動作させた状態で大開閉体55を 1行単位だけ
移動する。
【0042】例えば、図8の 4行の配列パターンにあっ
ては、該切り出し必要数を 7個とするとき、先ず小開閉
体56を全て開動作して最先端行の 6個の物品を切り出
す。次に、残余の切り出し必要数( 1個)に相当する 1
個の小開閉体56のみを開き、他の小開閉体56は閉じ
た状態とし、この状態で大開閉体55を 1行単位だけ移
動し、開状態の 1個の小開閉体56に対応する 1個の物
品を切り出す。
【0043】また、図8の12行の配列パターンにあって
も、該切り出し必要数を 7個とするとき、図8中の12行
(I) の欄に示す如く、上述と同様に、先ず小開閉体56
を全て開動作して最先端行の 6個の物品を切り出し、予
め設定しておいた時間だけ開状態を保つ。次に、残余の
切り出し必要数( 1個)に相当する 1個の小開閉体56
のみを開き、他の小開閉体56は閉じた状態とし、この
状態で大開閉体55を1行単位だけ移動し、開状態の 1
個の小開閉体56に対応する 1個の物品を切り出す。
【0044】尚、図8の 4行の配列パターンにあって
は、小開閉体56の長さLが物品収納部27のl寸法よ
り小であるから、該切り出し必要数を 7個とするとき、
上述した本発明方法によらず、 1個の小開閉体56のみ
を開いておき、この状態で大開閉体55を 1行分だけ一
気に移動し、全 7個の物品を一度に切り出し可能とする
ものとしても良い。
【0045】但し、図8の12行の配列パターンにあって
は、小開閉体56の長さLが物品収納部27のl寸法よ
り大であるから、上述した本発明方法によらないと、従
来の技術について前述した如くの問題点を生じ、閉じ状
態にある 6個の小開閉体56の先端部が対応する物品収
納部27より先に突出し、隣接行の 6個の物品収納部2
7の床面を部分的にではあっても閉塞してしまい、それ
ら隣接行の 6個の物品収納部27から合計 6個の物品を
切り出し不能とする可能性がある。
【0046】上記実施例によれば、物品切り出しのため
の小開閉体56と大開閉体55の開閉作業手順は以下の
如くになる。
【0047】物品が残存している最先端行の物品残数
が総切り出し必要数に満たないとき、まず小開閉体56
を全て開動作して上記最先端行の残存物品を切り出す。
【0048】上記の切り出し後の残余の切り出し必
要数が行単位を超えていれば、全小開閉体56の上述の
開き状態を維持しながら大開閉体55を当該行単位だけ
移動して上記行単位の物品を切り出す。
【0049】上記の切り出し後の残余の切り出し必
要数に相当する数の小開閉体56のみを開いた状態で大
開閉体55を1行単位だけ移動する。
【0050】尚、切り出し装置14の前述した具体的使
用手順(1) 、(2) のうち、(2) は以下の如くの方法によ
って代えることができる。
【0051】即ち、前記(2) の物品切り出しに際して、
物品が残存している最先端行の物品残存数が総切り出し
必要数に満たないとき、まず、小開閉体56を全て開動
作し、予め設定しておいた(物品が通過するのに必要
な)時間だけ開状態を保った後、小開閉体56を全て閉
動作し、大開閉体55を1行単位だけ移動する。この切
り出し後の残余の切り出し必要数が行単位を越えていれ
ば、上記行単位だけ再び上記の動作を繰り返して上記行
単位の物品を切り出した後、この切り出し後の残余の切
り出し必要数に相当する数の小開閉体56のみを開動作
するようにしてもよい。
【0052】例えば、図8の12行の配列パターンにあっ
ては、該切り出し必要数を 7個とするとき、12行(II)の
欄に示す如く、先ず小開閉体56を全て開動作して最先
端行の 6個の物品を切り出す。予め設定しておいた時間
だけ開状態を保った後、小開閉体を全て閉動作し、大開
閉体を 1行単位だけ移動する。次に、残余の切り出し必
要数( 1個)に相当する 1個の小開閉体56を開動作
し、 1個の物品を切り出す。
【0053】上記実施例によれば、物品切り出しのため
の小開閉体56と大開閉体55の開閉作業手順は以下の
如くになる。
【0054】物品が残存している最先端行の物品残存
数が総切り出し必要数に満たないとき、まず小開閉体5
6を全て開動作して上記最先端行の残存物品を切り出
す。
【0055】上記の切り出し後、小開閉体56を全
て閉動作し、大開閉体55を1行単位だけ移動する。
【0056】上記の切り出し後の残余の切り出し必
要数が行単位を越えていれば、上記行単位だけ再び上記
の動作を繰り返して上記行単位の物品を切り出す。
【0057】上記の物品切り出し後の残余の切り出
し必要数に相当する数の小開閉体56のみを開動作す
る。
【0058】即ち、上記各実施例にあっては、物品が物
品収納部27から切り出されるとき、当該物品収納部2
7に対応する小開閉体56は、必ず開き状態に設定され
る。従って、同一形状の小開閉体56(例えば平均的長
さの小開閉体)を、物品収納部27の各種配列パターン
に兼用し、小サイズ物品のための行数の多い配列パター
ンに適用する場合にも、当該小開閉体56の先端が切り
出し段階にある隣接行の物品収納部27を部分的にでは
あっても閉塞する等がなく、総切り出し必要数の物品を
確実に切り出し可能とする。
【0059】また、上記各実施例にあっては、複数行に
渡る物品を切り出す場合に、物品収納部27の底面を一
旦開いて対応する物品を切り出した小開閉体56を再び
閉動作させるに先立ち、当該小開閉体56をその切り出
し後、予め設定された時間だけ停止させることになる。
これによれば、切り出された物品を小開閉体56にて挟
むことなく、当該物品を確実に落下させて切り出し完了
できる。
【0060】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、同一形状
の小開閉体を、物品収納部の各種配列パターンに兼用可
能とするとき、総切り出し必要数の物品を確実に切り出
し可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明が適用されるピッキング装置の一
例を示す模式図である。
【図2】図2は図1の要部斜視図である。
【図3】図3はリザーブタンクと切り出し装置を示す模
式図である。
【図4】図4は切り出し装置の開閉装置を示す断面図で
ある。
【図5】図5は切り出し装置の仕切りを示す斜視図であ
る。
【図6】図6は切り出し装置を示す平面図である。
【図7】図7は切り出し装置の各種配列パターンを示す
模式図である。
【図8】図8は開閉装置の開閉動作を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
14 切り出し装置 21 シャッタ装置(開閉装置) 23 切り出し箱 27 物品収納部 55 大開閉体 56 小開閉体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切り出し箱内に行列状に区画された複数
    の物品収納部に物品を収納し、各物品収納部の底面を1
    行単位で同時に開閉できる大開閉体を行単位で移動し、
    且つ大開閉体の先端に配設され、各物品収納部の底面を
    各個独立的に開閉できる小開閉体を開閉動作し、各物品
    収納部内の物品を切り出し可能とする物品の切り出し方
    法において、物品が残存している最先端行の物品残数が
    総切り出し必要数に満たないとき、まず小開閉体を全て
    開動作して上記最先端行の残存物品を切り出し、この切
    り出し後の残余の切り出し必要数が行単位を超えていれ
    ば、全小開閉体の上述の開き状態を維持しながら大開閉
    体を当該行単位だけ移動して上記行単位の物品を切り出
    した後、この切り出し後の残余の切り出し必要数に相当
    する数の小開閉体のみを開き状態に維持し他の小開閉体
    を閉動作させた状態で大開閉体を1行単位だけ移動する
    ことを特徴とする物品の切り出し方法。
  2. 【請求項2】 切り出し箱内に行列状に区画された複数
    の物品収納部に物品を収納し、各物品収納部の底面を1
    行単位で同時に開閉できる大開閉体を行単位で移動し、
    且つ大開閉体の先端に配設され、各物品収納部の底面を
    各個独立的に開閉できる小開閉体を開閉動作し、各物品
    収納部内の物品を切り出し可能とする物品の切り出し方
    法において、物品が残存している最先端行の物品残存数
    が総切り出し必要数に満たないとき、まず小開閉体を全
    て開動作して上記最先端行の残存物品を切り出した後、
    小開閉体を全て閉動作し、大開閉体を1行単位だけ移動
    し、この切り出し後の残余の切り出し必要数が行単位を
    越えていれば、上記行単位だけ再び上記の動作を繰り返
    して上記行単位の物品を切り出した後、この切り出し後
    の残余の切り出し必要数に相当する数の小開閉体のみを
    開動作することを特徴とする物品の切り出し方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の物品の切り出し
    方法において、複数行に渡る物品を切り出す場合に、物
    品収納部の底面を一端開いて対応する物品を切り出した
    小開閉体を再び閉動作させるに先立ち、当該小開閉体を
    その切り出し後、予め設定された時間だけ停止させるこ
    とを特徴とする物品の切り出し方法。
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