JPH052079Y2 - - Google Patents

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JPH052079Y2
JPH052079Y2 JP4060087U JP4060087U JPH052079Y2 JP H052079 Y2 JPH052079 Y2 JP H052079Y2 JP 4060087 U JP4060087 U JP 4060087U JP 4060087 U JP4060087 U JP 4060087U JP H052079 Y2 JPH052079 Y2 JP H052079Y2
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JP
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gear
tank
drive shaft
wort
pinion
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JP4060087U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は麦濾過槽の攪拌装置用減速機構に関
し、詳しくは駆動軸を昇降させる際の摺動をスム
ーズに行わせて駆動力伝達用機構の焼付け等をな
くし耐久性を大巾に向上させた麦濾過槽の攪拌装
置用減速機構に関する。
[従来の技術] 麦汁濾過槽は、内径が6〜9m程度、深さが2m
程度の槽本体の槽底面上に配置した濾過網によ
り、槽内に1m程度の深さで供給した麦汁を濾過
して、清涼麦汁を槽外に取出すようにしたもので
あるが、濾過終了後、濾過網上に残つた麦粕を槽
外に排出する必要がある。
このため、従来では槽本体内の回転軸に攪拌羽
根を取付けたクロスビームを固定して成る攪拌装
置を利用して攪拌羽根を回転方向に対して45度に
傾けて粕掻板とし、クロスビームの回転により攪
拌羽根で麦粕を掻取つて濾過網の適所に設けた粕
取口から槽外へ排出するようにしているが、攪拌
羽根で粕掻きを行うので相当な強度的構造が要求
され、迅速に粕掻き作業が行えないなどの問題が
ある。
かかる問題を解消する技術として、本出願人
は、先に攪拌羽根とは別個に掻取板をクロスビー
ムに取り付けて、麦粕を効果的に除去する手段を
提案した(特公昭59−23787号、実公昭60−16317
号、同60−16318号参照)。
[考案が解決しようとする問題点] この先提案技術について更に改良を進めて行つ
た所、意外にも、該先提案技術に用いられたモー
ター駆動力伝達機構が早期に摩耗して麦汁濾過の
運転にしばしば支障をきたすとういう問題がある
ことが判った。
ここで従来の駆動力伝達機構を第2図に基づい
て説明すると、同図に示す如く、麦汁濾過槽50
の下方にモーター51の駆動力伝達機構52が設
けられ、該伝達機構52の下方に濾過槽50内に
設けられた掻取板を昇降させるための油圧シリン
ダー53が設けられている。濾過槽50内に設け
られている攪拌装置を作動するための回転軸54
はカツプリング55で駆動軸56に連結されてお
り、該駆動軸56には摺動溝56Aが形成され、
該摺動溝56Aにギヤ57の中心孔内に形成され
た摺動溝が噛み合うようにギヤ57が嵌挿されて
いる。該ギヤ57の摺動方向には突出部57Aが
形成され、該突出部57Aの外周には摩耗防止等
のためにブツシユ58が嵌められている。また該
ギヤ57は、モーター51に直結するピニオン5
9に噛み合つており、該ギヤ57とピニオン59
はギヤボツクス60内に収納されている。ギヤボ
ツクス60の上下の貫通孔近傍に形成された突出
部60Aは前記ブツシユ58の外周に摺動可能に
接設されている。
ギヤボツクス60と油圧シリンダー53との間
は着脱可能に固定されており、該油圧シリンダー
53内にはピストン61を上下動される油圧が供
給可能に構成されている。
上記のように構成された結果、モーター51の
駆動力は、ピニオン59からギヤ57で変速され
駆動軸56に伝わり、回転軸54を介して濾過槽
50内の攪拌装置を作動させることができる。一
方油圧が供給されると、ピストン61が駆動軸5
6を押し上げられる。このとき該駆動軸56外周
の摺動溝56Aに沿ってギヤ57が摺動しながら
押し上げられる。
以上述べた従来の伝達機構によつても低トルク
ないし低荷重の場合には問題を生じることが少な
かつたが、先提案技術では、濾過槽内の麦粕掻取
のために攪拌機の他に掻取板及びその付属設備が
設けられており、荷重が増加している。このよう
な荷重増加に伴うトルク増によつて、次のような
問題があることが判った。
即ち、従来の伝達機構では駆動軸の摺動面で駆
動力が伝達されるため、該摺動部に伝達トルクが
ありまた摺動荷重もかかる、従ってトルク半径は
大きくなく、荷重を減少させることができず、上
記の荷重増加の影響を直接的に受ける欠点があ
る。
またボツクス内に潤滑油を入れておいても、軸
56の摺動溝56Aは軸の上下摺動の際に外部に
露出することがあるので、潤滑が不十分となつて
焼付けや摩耗等の問題を発生させる欠点があつ
た。
[考案の背景] そこで本考案は、駆動トルクを減少させると共
に焼付けや摩耗等の発生を抑制できる麦汁濾過槽
の攪拌装置用減速機構を提供することを目的とす
る。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成する本考案に係る麦汁濾過槽の
攪拌装置用減速機構は、 槽内に供給した麦汁を槽本体内の回転軸に攪拌
羽根を取り付けたクロスビームを固定してなる攪
拌装置を用いて攪拌後、槽底面上に配置した濾過
網で濾過して清涼麦汁を槽外に取り出すと共に、
前記回転軸の昇降に応じて所定距離昇降する掻取
板により麦粕を掻取る構成を有する麦汁濾過槽に
おいて、前記攪拌装置の回転軸には駆動力を伝達
するための駆動軸が連結され、該駆動軸には前記
攪拌装置の回転数を変えるため変速用ギアが着脱
可能に固定され、該ギアには前記掻取板の昇降最
大距離よりも幾分長い摺動溝が形成された駆動用
ピニオンが噛み合わされており、前記ギア及びピ
ニオンを収納するギヤボツクス内には、前記駆動
軸が上下方向に貫通して設けられると共に該駆動
軸に接する該ボツクスの上下の部位には各々ブツ
シユが嵌め込まれ、該上下のブツシユ間には、前
記ピニオンの摺動溝の長さに対応する長さの空間
が設けられていることを特徴とする。
[作用] 本考案における駆動軸とギヤボツクスはブツシ
ユ部で接触しているだけであり、ギアは駆動軸に
(ピン)固定された状態でピニオンと摺動可能に
噛み合つているため、伝達トルクはギヤとピニオ
ンの接触部になる。そのためトルク半径が大きく
なり、荷重を減少させることができる。
またギヤとピニオンの摺動はギヤボツクス内で
行われるので、潤滑を十分に行うことができ、そ
のため焼付けや摩耗を生じさせることがない。
[具体的構成] 以下、第1図に基づいて本考案の一実施例を説
明する。第1図は本考案に係る麦汁濾過槽の攪拌
装置用減速機構の一例を示す要部概略断面図であ
る。
同図において、1は麦汁濾過槽である。該麦汁
濾過槽は、該槽1内に供給した麦汁を槽本体内の
回転軸2に攪拌羽根を取り付けたクロスビームを
固定してなる攪拌装置を用いて攪拌後、槽底面上
に配置した濾過網で濾過して、清涼麦汁を槽外に
取り出すと共に、前記回転軸2の昇降に応じて所
定距離昇降する掻取板により麦粕を掻取る構成を
有するもので、詳しくは特公昭59−23787号実公
昭60−16317号、同60−16318号に記載される濾過
槽等が挙げられる。
該麦汁濾過槽1の下方にモーター3の駆動力伝
達機構4が設けられ、該伝達機構4の下方に濾過
槽1内の掻取板を昇降させるための油圧シリンダ
ー5が設けられている。
回転軸2はカツプリング6を介して駆動軸7に
連結されている。
該駆動軸7には前記攪拌装置の回転数を変える
ため変速用ギヤ8がキー8Aにより着脱可能に固
定されている。
9は前記掻取板の昇降最大距離よりも幾分長い
摺動溝9Aを有するピニオンであり、該ピニオン
9は前記ギヤ8に噛み合わされ前記モーター3か
らの駆動力が伝達可能に構成される。
10は前記ギア8及びピニオン9を収納するギ
ヤボツクスであり、該ギヤボツクス10の略中心
には、前記駆動軸7が上下方向に貫通して設けら
れ、該駆動軸7に接する該ボツクスの上下の部位
10Aには各々ブツシユ11が嵌め込まれてい
る。該ブツシユ11は主に摩耗防止の機能を果た
す。該上下のブツシユ11,11間には、前記ピ
ニオン9の摺動溝9Aの長さに対応する長さLの
空間12が設けられている。
以上のように構成された結果、モーター3の駆
動力はピニオン9からギヤ8で変速され、駆動軸
7に伝わり、回転軸2を介して攪拌装置を作動さ
せることができる。
一方油圧が供給されると、駆動軸7を押し上げ
る。駆動軸7とギヤ8は固定されているので、ギ
ヤ8も同時に押し上げられ、ピニオン9の摺動溝
9Aを摺動する。摺動距離Lだけ進み、ギヤ8は
ギヤ8′の位置に達する。駆動軸7はブツシユ1
1内を回転すると共に上下摺動する。
本実施例においてボツクス10内には潤滑油が
満たされており、外部にはほとんど漏洩すること
がないため、連続的な潤滑が可能である。
なお本考案の減速機構は、従来の麦汁濾過槽
(攪拌羽根と粕掻板を併用していたタイプのもの)
にも適用可能であることはもとよりである。
[考案の効果] 本考案における駆動軸とギヤボツクスはブツシ
ユ部で接触しているだけであり、ギヤは駆動軸に
(ピン)固定された状態でピニオンと摺動可能に
噛み合つているため、伝達トルクはギヤとピニオ
ンの接触部になる。そのためトルク半径が大きく
なり、荷重を減少させることができる。
またギヤとピニオンの摺動はギヤボツクス内で
行われるので、潤滑を十分に行うことができ、そ
のため焼付けや摩耗を生じさせることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る麦汁濾過槽の攪拌装置用
減速機構の一例を示す要部概略断面図、第2図は
従来例を示す要部概略断面図である。 1……麦汁濾過槽、2……回転軸、3……モー
ター、4……駆動力伝達機構、5……油圧シリン
ダー、6……カツプリング、7……駆動軸、8…
…ギア、8A……キー、9……ピニオン、9A…
…摺動溝、10……ギヤボツクス、11……ブツ
シユ、12……空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 槽内に供給した麦汁を槽本体内の回転軸に攪拌
    羽根を取り付けたクロスビームを固定してなる攪
    拌装置を用いて攪拌後、槽底面上に配置した濾過
    網で濾過して清涼麦汁を槽外に取り出すと共に、
    前記回転軸の昇降に応じて所定距離昇降する掻取
    板により麦粕を掻取る構成を有する麦汁濾過槽に
    おいて、前記攪拌装置の回転軸には駆動力を伝達
    するための駆動軸が連結され、該駆動軸には前記
    攪拌装置の回転数を変えるため変速用ギアが着脱
    可能に固定され、該ギアには前記掻取板の昇降最
    大距離よりも幾分長い摺動溝が形成された駆動用
    ピニオンが噛み合わされており、前記ギア及びピ
    ニオンを収納するギアボツクス内には、前記駆動
    軸が上下方向に貫通して設けられると共に該駆動
    軸に接する該ボツクスの上下の部位には各々ブツ
    シユが嵌め込まれ、該上下のブツシユ間には、前
    記ピニオンの摺動溝の長さに対応する長さの空間
    が設けられていることを特徴とする麦汁濾過槽の
    攪拌装置用減速機構。
JP4060087U 1987-03-18 1987-03-18 Expired - Lifetime JPH052079Y2 (ja)

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JP4060087U JPH052079Y2 (ja) 1987-03-18 1987-03-18

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JPS63148197U JPS63148197U (ja) 1988-09-29
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JPS63148197U (ja) 1988-09-29

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