JPH0520763Y2 - - Google Patents

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JPH0520763Y2
JPH0520763Y2 JP12084487U JP12084487U JPH0520763Y2 JP H0520763 Y2 JPH0520763 Y2 JP H0520763Y2 JP 12084487 U JP12084487 U JP 12084487U JP 12084487 U JP12084487 U JP 12084487U JP H0520763 Y2 JPH0520763 Y2 JP H0520763Y2
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JP
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locking
cage
frame
rack gear
safety device
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JP12084487U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野: 本考案は小型の人荷昇降用エレベータの安全装
置操作機構に関するものである。
従来技術: 建設工事現場等で、比較的小規模な機材などを
揚降したり、作業者の昇降移動を行うのに、作業
の合理化を計る目的も含めて、小型のリフト(エ
レベータ)を設置使用することが多くなつた。
この種小型のリフトであつても、安全性を保つ
ために、万一の事故を未然に防止する安全装置を
付属している。なお荷物専用のリフトでは、その
荷台の昇降駆動方式により、ロープ吊り下げ式の
場合には、吊りロープの緊張力を利用して、ロー
プの破断が発生したとき、安全装置が作用して昇
降ガイドレールを挾持したり、レールに爪が係合
して摩擦力で落下を阻止したりする方式のものが
採用されている。また人員(もしくは人荷共用
型)の昇降機では、主にラツクピニオン噛み合い
駆動式が多く、これでは速度検出型のブレーキ装
置や、このブレーキ装置とガイドレールの一部に
係合してケージの落下を阻止する機構とを組み合
わせた安全装置が採用されている。
この人員昇降機(人荷共用型も含む以下同じ)
にあつては、このように昇降ケージの移動時にお
ける速度が設定値以上で駆動を停止する方式で、
所期の目的を達成できることはもちろんである。
しかし、この自動検出式の安全装置のみでは、万
一それが故障して、動作不能になつた場合、搭乗
者は自己の判断で緊急停止させることができな
い。すなわち、自動制動機はもちろん駆動モータ
の電源を断つても、最早停止させることが不能と
なるか、駆動部が破損するような事態を招き、実
質的な制動機能が失われる。
もつとも、本設のエレベータのように何重にも
作動する安全装置を付属させればよいが、小型で
仮設用のエレベータとしては、価格が著しく高く
なり汎用性を失するほか、複雑な制御系の保守管
理が困難で、実用的でない。
解決しようとする問題点: このように小型の人員昇降機にあつては、経済
性並びにその据付け後における保守管理上の容易
性について、比較的大きい型式の工事用エレベー
タや、本設のエレベータのように万全を期した安
全装置の付設が困難であつた、小型の工事用エレ
ベータにおける安全装置を、極く取扱いも容易で
確実性の高い、かつ緊急時でもその取り扱いに不
便や不都合なく搭乗者が処置できて、ケージの落
下を阻止できる機構を所有させ、構造簡単なこと
で安価に提供できる安全装置の操作機構を目的と
する。
問題点を解決するための手段: 本考案は、平行する二本のガイドレール間に、
噛み合い部が枠体前面平行に向くように転動噛合
型ラツクギヤーを付した支持体が、構築物に沿い
支持立設され、該支持体の前部に沿い前記ラツク
ギヤーと転動噛み合い駆動で昇降自在にケーシを
装架した小型工事用エレベタにおいて;昇降フレ
ーム上部には、係止力が除かれたときラツクギヤ
ーの歯片間に突入するよう捩りばね力を蓄勢付加
されたローラ付き係止片と、該係止片の作動用ば
ね力係止爪とを一軸上に取り付けて配設し、前記
係止爪には常態で先端部を係合して係止片の作動
を阻止する梃子リンクを昇降フレーム前面に配設
し、該梃子リンクの後端には、係止爪に対する係
止力付勢用のばね組込みの操作杆と、ケージ上部
に設けたガイドローラを巡らせて、該ケージ内に
引き手を吊設するように張架した緊急手動操作ロ
ープの終端とを繋いでなり、前記係止爪もしくは
係止片の近傍に、係止片の係止作動により駆動電
源を断つリミツトスイツチを付設した構成のもの
である。
実施例: 以下本考案を一実施例について図面により詳述
すれば、次の通りである。
第1図乃至第6図において、1は支持体であつ
て、両側に平行してガイドレール2,2を配し、
前部に転動噛み合い型のラツクギヤー3を、その
噛み合い部を中央側へ横向きにして沿設した枠組
構造のものであり、所要長さのものを順次継ぎ足
して枠組足場や構築物などに沿わせ支持立設して
ある。10は昇降機であつて、支持体1のガイド
レール2,2に沿つてラツクギヤー3との転動噛
み合いで昇降する駆動機構を備えた昇降フレーム
11と、この昇降フレーム11に取り付いたケー
ジ40とからなる。
昇降フレーム11上下両側部に、支持体1のガ
イドレール2,2に係合して案内するガイドロー
ラ12,12,12′,12′が付設してある。フ
レーム前面下部に取り付けた減速駆動機13の出
力軸13′には、放射状に突き出した複数のアー
ム14′の各先端部で、同心円上にそれぞれロー
ラ14″を取り付けたロータリーギヤー14が固
着してある。このロータリーギヤー14は支持体
1付設の前記ラツクギヤー3とローラ14″とが
転動噛み合いして、昇降駆動するようにしてあ
る。昇降フレーム11の中間部位置には速度検出
型の制動安全器15が付設してあり、この制動安
全器15の検出軸15′に前記駆動用のロータリ
ーギヤー14と同じ構造のロータリーギヤー14
が取り付けられ、ラツクギヤー3と転動噛合する
ようにしてある。
昇降フレーム11には前記した速度検出型の制
動安全器15のほかに、緊急用の手動操作型安全
装置20が付設してある。
この安全装置20は、昇降フレーム11の上部
に、カバーを兼ねた支持フレーム21を介し、そ
の内部に軸22支持された係止片23と、この係
止片23に回転力を付勢するためのねじりばね2
4と、支持フレーム21の外側で昇降フレーム1
1の前面部に位置するよう軸22着された作動係
止爪25と、昇降フレーム11の側部に取り付い
たブラケツト16に支点をピン28支持された前
記係止爪25を係止するための梃子リンク26
と、該梃子リンク26に係止力を付加するための
梃子リンク操作杆29とからなる。前記係止片2
3は先端に、前記ラツクギヤー3の歯3′の間に
緊急時進入して係止する動作が円滑に行われるよ
うローラ23′が付設してあり、後端23″は係止
作動時該係止片23の回動を阻止して昇降フレー
ム11の落下を防止する受支片21′(支持フレ
ーム21に取り付いている)と当接する長さにな
つている。作動係止爪23には復元用のレバー2
7′が取り付けてある。梃子リンク26は枢支点
より前部を後部よりも数倍長くして、その先端部
を上向きに屈曲し、先端にローラ27が回転自在
に取り付いて、常態で係止爪25とローラ27と
が当接し、係止爪25を介して作動係止片23の
回動(図上反時計方向)を係止するようにしてあ
る。この梃子リンク26の枢支点より後部に係止
操作を積極的に行うよう操作杆29の上端をピン
29′連結し、この梃子リンク操作杆29は昇降
フレーム11の側面に取り付けたブラケツト31
にて上下動自在に支持され、下端受支座金と該ブ
ラケツト31の下面との間に引き下げ用のコイル
バネ32を被嵌装着してある。
このような構成の安全装置10は通常時、第3
図乃至第6図にて実線で示す状態に保たれて、係
止爪25が梃子リンク26の先端屈曲部に取り付
くローラ27と係合して、該係止爪25を介し係
止爪25と同軸22上に取り付く係止片23を、
その先端に付された係止用のローラ23′がラツ
クギヤー3の歯片3′部から離れた下向きの姿勢
(実線で示す)にあり、昇降機10はロータリー
ギヤー14とラツクギヤー3との転動噛み合いで
昇降する。
昇降フレーム11の前面に取り付けたケージ4
0には、前記安全装置20の梃子リンク26後端
に終端を結着した緊急操作用ロープ33の操作部
34を、該ケージ40の外側から上部内側へ、ケ
ージ上部に付設したブラケツト35にて支持され
るガイドローラ36,36を巡らせて、吊設して
おく。このロープ33の操作部34としては、適
当な大きさの握り、引き環などを単一または併用
して設けておく。
昇降機10に人員を載せて昇降する途中で、何
等かの原因によつて設定値以上の速度で下降する
状態となれば、本来速度検出型の制動安全器15
が作動して、昇降機10の落下を阻止することに
なる。しかし、この安全器15の作動のみでもつ
て落下阻止困難な事態となつたとき、ケージ40
内の搭乗者は、緊急操作用の安全装置20を操作
することにより、より積極的に昇降機10の下降
を止めることができる。即ち、ケージ40内上部
に吊設のロープ操作部34を手動で強く引き下げ
ることにより、該ロープ33に加えた引張り力
が、梃子リンク操作杆29を介して作用している
引き下げコイルバネ32力に打ち勝てば、梃子リ
ンクの先端部が引き下げられる。係止爪25と係
止ローラ27との係合が解かれると、捩りばね2
4力によつて軸22上の係止片23が反時計方向
に回動し、係止片端のローラ23′がラツクギヤ
ー3の歯片3′間に突入する。この係止片23の
回動によつて、該係止片23後端部23″が受支
片21′にに当接し、第4図鎖線によつて示す如
く、ラツクギヤー3の歯片3′と係止片先端のロ
ーラ23′とが当接して、回動を阻止された状態
となり、その結果昇降機10の落下は防止され
る。
なお、この安全装置20の支持フレーム21
に、リミツトスイツチ37を付設して、たとえば
係止爪25が正常位置にあるとき、該リミツトス
イツチ37の操作部が、係止爪と当接して駆動機
へ通電状態にし、緊急操作で係止爪25が回動す
ると、該リミツトスイツチ37の操作部と係止爪
との押し込み接触が解かれ、直ちに駆動機への通
電を断ち、駆動機13を停止させるようにしてあ
るので、この緊急安全装置20が作動すると同時
に駆動部の電源も遮断されて支障を来たすことが
ないようにしてある。(リミツトスイツチの取り
付け位置については、その趣旨を変更しない限り
任意位置に取り付け得る。) なお、正常に復帰させるには、駆動機を正転さ
せて昇降フレーム11を適量上昇させ、係止片2
3による係止力を緩めた後、係止爪25に取り付
くレバー27′の戻し操作で、該係止爪25を戻
し方向に回動すれば、既にコイルバネ32の復元
力で復帰している梃子リンク26端が一旦押し下
げられた後係止爪25と係合し、安全装置20が
作動前の状態に戻される。
考案の効果: 本考案によれば、緊急時、ケージ内部で手動操
作にて安全装置を作動させ、自動制動器の作動に
かかわりなく、昇降機の落下を阻止することがで
き、しかも同時に駆動電源を遮断できるようにな
つているから、駆動機を損傷させることなく安全
に昇降できる。しかも構造的に複雑化しないの
で、仮設用エレベータに組込んでの使用に支障を
来たすこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置を組込む工事用小型エレベ
ーターの正面図、第2図は側面図、第3図はケー
ジ部およびフレーム前面の一部を取り除いた状態
での昇降フレーム正面図、第4図は安全装置の係
止片取り付け部を示す図、第5図は係止部の態様
を示す図、第6図は緊急安全装置の操作機構を示
す概要図である。 1……支持体、2……ガイドレール、3……ラ
ツクギヤー、3′……歯片、10……昇降機、1
1……昇降フレーム、12,12′……ガイドロ
ーラ、13……減速駆動機、14……ロータリー
ギヤー、15……制動安全器、16,31……ブ
ラケツト、20……緊急操作用の安全装置、21
……支持フレーム、22……支持軸、23……係
止片、23′,27……ローラ、23″……係止片
の後端、24……ねじりばね、25……作動係止
爪、26……梃子リンク、28……梃子リンク枢
支ピン、29……操作杆、32……コイルバネ、
33……緊急操作用ロープ、34……操作部、3
7……リミツトスイツチ、40……ケージ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 噛み合い部が枠体前面平行に向くよう転動噛合
    型のラツクギヤーを付した昇降支持体に沿い、該
    ラツクギヤーと転動噛み合い駆動で昇降自在に昇
    降フレームを介しケージを装架した小型工事用エ
    レベータにおいて、 昇降フレーム上部には、係止力が除かれたとき
    ラツクギヤーの歯片間に突入するよう捩りばね力
    を蓄勢付加されたローラ付き係止片と、該係止片
    の作動ばね力係止爪とを、一軸上に取り付けて支
    持フレームを介して配設し、前記係止爪には常態
    で先端部を係合するようにした梃子リンクを配
    し、該梃子リンクの後端には、係止爪の掛け止め
    力付勢用の操作杆と、ケージ内上部にガイドロー
    ラを巡らせて引き手を吊設するように張架した緊
    急手動操作ロープの終端とを繋いでなり、前記係
    止爪もしくは係止片の近傍に、係止片の係止作動
    により駆動電源を断つリミツトスイツチを付設し
    たことを特徴とする小型工事用エレベータの安全
    装置操作機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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