JPH0520746Y2 - - Google Patents

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JPH0520746Y2
JPH0520746Y2 JP2567689U JP2567689U JPH0520746Y2 JP H0520746 Y2 JPH0520746 Y2 JP H0520746Y2 JP 2567689 U JP2567689 U JP 2567689U JP 2567689 U JP2567689 U JP 2567689U JP H0520746 Y2 JPH0520746 Y2 JP H0520746Y2
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JP
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roll
center
support frame
pivot
guide
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  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はシート状製品、以下ウエブと総称する
の製造・加工工程において、給送するウエブの蛇
行を修正するためのガイドロール機構に関する。
ウエブの製造・加工においては、一般に多数の
ローラーを廻つてウエブが給送される。この給送
の間、ウエブは横方向に変位し、蛇行することが
ある。これを修正して所定の位置に沿う走行を保
証するために、一般にガイドロール機構が配置さ
れる。
〔従来の技術〕
従来一般的なガイドロール機構として、センタ
ーピボツト方式と、エンドピボツト方式と称され
る機構がある。本考案はセンターピボツト方式の
改良に関する。
センターピボツト方式の例として、特公昭45−
37216号に記載されたガイドロール機構は2本の
ロールの取付板を枢支ピンと横移動レーサによつ
て支持して、ほぼピンを中心として回動可能とす
る。この場合の理想的配置は、ピンの中心をウエ
ブ入側円周外縁の中央とする。しかし、ウエブが
下方から上昇し、この機構を経て下方に走行する
場合はピンが邪魔になるため、一般にはウエブの
走行方向に無関係とするために回動支点のピン中
心は入側ロール外縁よりも内側に設ける。
〔考案が解決しようとする課題〕
既知のセンターピボツト方式は何れも機械的ピ
ボツトピンを有し、理論ピボツト位置から外れた
位置にある。このため、入側ロールの外縁は修正
の反対側に移動し、本来のセンタピボツト方式の
理想作動ではなくなる。特に、薄い又は皺のでき
易い繊細なウエブの場合に好ましくない。
本考案の目的は、上述の形式のガイドロール機
構を提供し、機械的回動支点がなく、このため、
回動支点を入側ロール外縁中心にほぼ一致させ、
従来の欠点を排除した機構とするにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案によるガイドロール機構は、ロールを支
持するロール支持フレームが基礎フレーム上を回
動するための左右一対の滑動機構に夫々ロール支
持フレームに取付けられた枠内に支持されて軸受
けとして回転する球の滑動する直線案内溝を、該
溝の仮想垂直線交点がウエブ入側ロールの円周外
縁中央近傍になるように八の字状に構成して設
け、該近傍がロール支持フレームの回転仮想支点
になるようにした機械的回動支点のないセンター
ピボツト方式のガイドロール機構である。
〔作用〕
本考案によるガイドロール機構は機械的回動支
点がないため、ウエブの入る方向によつて支点が
邪魔をすることがなく、理想的回動中心を保つ。
従つて、従来よりも格段の進歩となる。
〔実施例〕
本考案を例示とした実施例並びに図面について
説明する。ロールは左右対称であるため、左右に
ついて同じ符号によつて同様の部分を示す。
第1,2図に示す通り、入側ロール3と出側ロ
ール4をロール支持フレーム1に所要の軸受によ
つて回転可能に支持する。第3図に示す通り、基
礎フレーム2に左右の案内レール7を夫々支柱1
0,12によつて固着する。
支持フレーム1の下面に取り付けた枠内に支持
されて軸受けとして自由に回転する球(以下、こ
れをフリー軸受と記する。)14,16を取付け
案内レール7の上面を滑動可能とする。更に支持
フレーム1の下面に固着した支持腕20にフリー
軸受22,24を取付け案内レール7の下面を滑
動可能とする。これによつて入側ロール3出側ロ
ール4を滑動支持する滑動機構5,6を形成す
る。
入側ロール3の下方の滑動機構5に関しては上
下のフリー軸受14,22は案内レール7の上下
平面上を滑動し、拘束はない。出側ロール4の下
方の滑動機構6に関しては、本考案によつて、案
内レール7の上面に案内片30,32を第5,6
図に示す通りに固着して案内溝34を形成する。
案内溝34は図示の例では直線形とし、中心0を
通る垂線が入側ロール3の外縁中心Pを通り、第
4図に示す。支持フレーム1の下面のフリー軸受
16は案内溝34内を滑動する。第7図に示す通
り、案内溝34は案内レール7に直接形成するこ
ともできる。案内レール7の下面に案内溝34を
形成することもできる。
図示の通り、フリー軸受16は案内溝34に沿
つて直線運動可能であり、一方の軸受16が内方
に動いた時は他方の軸受16は外方に動く。この
ため、支持フレーム1とロール3,4は一体とし
てほぼ点Pを中心として第1図の面上を回動す
る。従つて、本考案の構成は、機械的支点のない
センタピボツト方式のガイドフレームを形成す
る。
アクチユエータ36を支持フレーム1と基礎フ
レーム2との間に連結し、ロール3,4を回動さ
せてウエブ移送間の修正を行う。フリー軸受は所
要の他の構成とすることもできる。
第8図、第9図において、入側ロール3の外縁
中心点をP、出側ロール4の外縁中心点をQ、軸
受16が溝34に接する中心点0−0とウエブ進
行方向中心線A−Aの交点をMとし、軸受16が
溝34に沿つてx1,y1移動した点をTとする。そ
の時の点P,Q及びMの移動点をP′,Q′及び
M′とし、その移動距離をそれぞれの原点から
ΔxP,ΔyP;ΔXQ,ΔyQ及びΔxM,ΔyMとする。溝
34とOOとなす角、即ち∠OPMをα,M′Tと
OOとのなす角、即ちM′P′とAAとのなす角をβ
とする。
x3,y3;x5,y5;x6,y6は図示の長さとし、 PMをH1,MQをH2,OOをLとすると、 tanα=L/2/H1, y1=x1tanα x3=L/2cosβ, y3=L/2sinβ x5=H1sinβ y5=H1cosβ x6=H2sinβ y6=H2cosβ ΔxM=(L/2+x1)−x3 ΔyM=y3−y1 ΔxP=ΔxM−x5 ΔyP=ΔyM+H1−y5 ΔxQ=ΔxM+x6 ΔyQ=ΔyM+y6−H2 となり、上述の計算式において、 L=532,H1=225,H2=75,x1=8 として計算すると 入側ロール外縁中心点の移動量は、 ΔxP=0.000mm ΔyP=0.356mm 出側ロール外縁中心点の移動量は、 ΔxQ=10.8mm ΔyQ=0.16mm 上述の結果から、入側ロール3の移動量は著し
く小さく、既知のピボツトのある場合と殆ど同じ
である。出側ロール4の移動量、即ち修正量は一
般に要求される値は10mm程度であり、既知のセン
ターピボツト方式のガイドロールとして実用上に
満足される。
考案の効果 本考案のガイドロール機構は機械的回動支点が
不必要であり、しかもセンターピボツト方式の作
動を充分に行う。
本考案のガイドロール機構は機械的ピボツトの
ない仮想回動支点であるため、ウエブが上方から
入る場合でも下方から入る場合でもピボツトによ
る支障はなく、回動中心を正確に入側ロール外縁
中央とすることができ、既知のピボツトを外縁中
央からずらすことによる欠点は生じない。
また、直線な溝で上述の機能が得られるので機
械加工が容易に行える利点を有する。
修正量が10mmの場合に、仮想支点のずれは計算
上巾方向で0.000mm、流れ方向で0.3mmであり、ピ
ボツトなしによる悪影響は生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のガイドロール機構の平面図、
第2図は正面図、第3図は側面図、第4図は滑動
機構の案内溝と仮想支点の関係を示す平面図、第
5図は滑動機構の詳細図、第6図は案内溝の斜視
図、第7図は他の実施例による案内溝の斜視図、
第8図および第9図は修正量と仮想支点の移動量
の計算の説明図である。 1……ロール支持フレーム、2……基礎フレー
ム、3,4……ロール、5,6……滑動機構、7
……案内レール、10,12……支柱、14,1
6,22,24……フリー軸受、20……支持
腕、30,32……案内片、34……案内溝、3
6……アクチユエータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロールを支持するロール支持フレームが基礎フ
    レーム上を回動するための左右一対の滑動機構に
    夫々ロール支持フレームに取り付けられた枠内に
    支持されて軸受けとして回転する球の滑動する直
    線案内溝を、該溝の仮想垂直線交点がウエブ入側
    ロールの円周外縁中央近傍になるように八の字状
    に構成して設け、該近傍がロール支持フレームの
    回動仮想支点になるようにした機械的回動支点の
    ないセンターピボツト方式のガイドロール機構。
JP2567689U 1989-03-07 1989-03-07 Expired - Lifetime JPH0520746Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2567689U JPH0520746Y2 (ja) 1989-03-07 1989-03-07

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JP2567689U JPH0520746Y2 (ja) 1989-03-07 1989-03-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02119460U JPH02119460U (ja) 1990-09-26
JPH0520746Y2 true JPH0520746Y2 (ja) 1993-05-28

Family

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JP2567689U Expired - Lifetime JPH0520746Y2 (ja) 1989-03-07 1989-03-07

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JPH02119460U (ja) 1990-09-26

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