JPH05207434A - キャプションデコーダ、キャプションデコーダ装置および映像記録再生装置 - Google Patents
キャプションデコーダ、キャプションデコーダ装置および映像記録再生装置Info
- Publication number
- JPH05207434A JPH05207434A JP4014051A JP1405192A JPH05207434A JP H05207434 A JPH05207434 A JP H05207434A JP 4014051 A JP4014051 A JP 4014051A JP 1405192 A JP1405192 A JP 1405192A JP H05207434 A JPH05207434 A JP H05207434A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- caption
- video signal
- decoder
- display operation
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Television Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】複数のキャプションデコーダの字幕の挿入位置
のずれによって画面が見づらくなるのを回避する。 【構成】複合映像信号SVをクランプ回路2を介してデ
コーダ10に供給する。クランプ回路2の出力をスイッ
チ3のa側に供給し、そのb側にクランプ回路2の出力
のフロントポーチレベルの電圧Vbを供給する。デコー
ダ10及びスイッチ3の出力をスイッチ4のa側及びb
側に供給する。スイッチ3,4の切り換えをタイミング
発生器6の出力で制御する。映像信号SVの21Hにキ
ャプションデータがあり、デコーダ10で字幕表示動作
をするとき、切換スイッチ3で21Hの期間のキャプシ
ョンデータを消去し、それを切換スイッチ4で選択す
る。字幕表示信号を合成し、キャプションデータを消去
した映像信号を端子7に得る。VTR51側で字幕表示
動作をするとき、TV52側でその動作をせず、字幕の
挿入位置のずれで画面が見づらくなることがない。
のずれによって画面が見づらくなるのを回避する。 【構成】複合映像信号SVをクランプ回路2を介してデ
コーダ10に供給する。クランプ回路2の出力をスイッ
チ3のa側に供給し、そのb側にクランプ回路2の出力
のフロントポーチレベルの電圧Vbを供給する。デコー
ダ10及びスイッチ3の出力をスイッチ4のa側及びb
側に供給する。スイッチ3,4の切り換えをタイミング
発生器6の出力で制御する。映像信号SVの21Hにキ
ャプションデータがあり、デコーダ10で字幕表示動作
をするとき、切換スイッチ3で21Hの期間のキャプシ
ョンデータを消去し、それを切換スイッチ4で選択す
る。字幕表示信号を合成し、キャプションデータを消去
した映像信号を端子7に得る。VTR51側で字幕表示
動作をするとき、TV52側でその動作をせず、字幕の
挿入位置のずれで画面が見づらくなることがない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複合映像信号に多重
化されたキャプションデータに基づいて字幕表示動作を
するキャプションデコーダ等に関する。
化されたキャプションデータに基づいて字幕表示動作を
するキャプションデコーダ等に関する。
【0002】
【従来の技術】米国では、難聴の人々が健常者と同様に
テレビ放送を理解できるように、音声に同期した文字を
テレビ画面上に表示する文字多重放送(クローズド・キ
ャプション)が行なわれている。クローズド・キャプシ
ョンを利用するためには、多重化されたキャプションデ
ータを解読するための専用のキャプションデコーダが必
要となる。
テレビ放送を理解できるように、音声に同期した文字を
テレビ画面上に表示する文字多重放送(クローズド・キ
ャプション)が行なわれている。クローズド・キャプシ
ョンを利用するためには、多重化されたキャプションデ
ータを解読するための専用のキャプションデコーダが必
要となる。
【0003】米国では、1993年7月1日以降、米国
で販売する13型以上のすべてのテレビ受像機に、上述
したキャプションデコーダを内蔵することを義務づける
こととなった。
で販売する13型以上のすべてのテレビ受像機に、上述
したキャプションデコーダを内蔵することを義務づける
こととなった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図12に示すように、
VTR51とテレビ受像機52とからなる映像システム
が考えられる。この場合、VTR51とテレビ受像機5
2の双方にキャプションデコーダが内蔵されており、双
方のキャプションデコーダが字幕表示動作をするとき
は、それぞれのデコーダにおける画面への字幕の挿入位
置のわずかなずれから画面が非常に見づらいものとな
る。
VTR51とテレビ受像機52とからなる映像システム
が考えられる。この場合、VTR51とテレビ受像機5
2の双方にキャプションデコーダが内蔵されており、双
方のキャプションデコーダが字幕表示動作をするとき
は、それぞれのデコーダにおける画面への字幕の挿入位
置のわずかなずれから画面が非常に見づらいものとな
る。
【0005】そこで、この発明では、上述した複数のデ
コーダにおける字幕の挿入位置のずれによって画面が見
づらくなるのを回避するものである。
コーダにおける字幕の挿入位置のずれによって画面が見
づらくなるのを回避するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るキャプ
ションデコーダ装置は、複合映像信号に多重化されたキ
ャプションデータに基づいて字幕表示動作をするキャプ
ションデコーダを備え、このデコーダで字幕表示動作を
するときは、多重化されているキャプションデータを消
去または無効コードに変換した複合映像信号を出力する
ことを特徴とするものである。
ションデコーダ装置は、複合映像信号に多重化されたキ
ャプションデータに基づいて字幕表示動作をするキャプ
ションデコーダを備え、このデコーダで字幕表示動作を
するときは、多重化されているキャプションデータを消
去または無効コードに変換した複合映像信号を出力する
ことを特徴とするものである。
【0007】第2の発明に係るキャプションデコーダ装
置は、複合映像信号に多重化されたキャプションデータ
に基づいて字幕表示動作をするキャプションデコーダを
備え、このデコーダで字幕表示動作をするときは、キャ
プションデータが多重化された複合映像信号にデコード
禁止コードを挿入して出力することを特徴とするもので
ある。
置は、複合映像信号に多重化されたキャプションデータ
に基づいて字幕表示動作をするキャプションデコーダを
備え、このデコーダで字幕表示動作をするときは、キャ
プションデータが多重化された複合映像信号にデコード
禁止コードを挿入して出力することを特徴とするもので
ある。
【0008】第3の発明に係るキャプションデコーダ
は、複合映像信号に多重化されたキャプションデータに
基づいて文字表示動作をするキャプションデコーダにお
いて、入力複合映像信号にデコード禁止コードが挿入さ
れているときは、そのデコード禁止コードを検出して字
幕表示動作を停止することを特徴とするものである。
は、複合映像信号に多重化されたキャプションデータに
基づいて文字表示動作をするキャプションデコーダにお
いて、入力複合映像信号にデコード禁止コードが挿入さ
れているときは、そのデコード禁止コードを検出して字
幕表示動作を停止することを特徴とするものである。
【0009】第4の発明に係る映像記録再生装置は、複
合映像信号に多重化されたキャプションデータに基づい
て字幕表示動作をするキャプションデコーダを備える映
像記録再生装置において、入力複合映像信号にデコード
禁止コードが挿入されているときは、このデコード禁止
コードを記録時または再生時に消去することを特徴とす
るものである。
合映像信号に多重化されたキャプションデータに基づい
て字幕表示動作をするキャプションデコーダを備える映
像記録再生装置において、入力複合映像信号にデコード
禁止コードが挿入されているときは、このデコード禁止
コードを記録時または再生時に消去することを特徴とす
るものである。
【0010】
【作用】第1の発明においては、キャプションデコーダ
で字幕表示動作をするときは、多重化されているキャプ
ションデータを消去または無効コードに変換した複合映
像信号を出力するため、以降に接続されるデコーダでは
字幕表示動作が行なわれなくなる。そのため、複数のデ
コーダにおける字幕の挿入位置のずれによって画面が見
づらくなるのを回避し得る。
で字幕表示動作をするときは、多重化されているキャプ
ションデータを消去または無効コードに変換した複合映
像信号を出力するため、以降に接続されるデコーダでは
字幕表示動作が行なわれなくなる。そのため、複数のデ
コーダにおける字幕の挿入位置のずれによって画面が見
づらくなるのを回避し得る。
【0011】第2の発明においては、キャプションデコ
ーダで字幕表示動作をするときは、キャプションデータ
が多重化された複合映像信号にデコード禁止コードを挿
入して出力するため、以降に接続されるデコーダでは字
幕表示動作が行なわれなくなる。そのため、複数のデコ
ーダにおける字幕の挿入位置のずれによって画面が見づ
らくなるのを回避し得る。
ーダで字幕表示動作をするときは、キャプションデータ
が多重化された複合映像信号にデコード禁止コードを挿
入して出力するため、以降に接続されるデコーダでは字
幕表示動作が行なわれなくなる。そのため、複数のデコ
ーダにおける字幕の挿入位置のずれによって画面が見づ
らくなるのを回避し得る。
【0012】第3の発明においては、入力複合映像信号
にデコード禁止コードが挿入されているときは、そのデ
コード禁止コードを検出して字幕表示動作を停止するた
め、前段のデコーダで字幕表示動作がされるとき、同時
に出力複合映像信号にデコード禁止コードが挿入される
ようにすれば、字幕表示動作が行なわれなくなる。その
ため、複数のデコーダにおける字幕の挿入位置のずれに
よって画面が見づらくなるのを回避し得る。
にデコード禁止コードが挿入されているときは、そのデ
コード禁止コードを検出して字幕表示動作を停止するた
め、前段のデコーダで字幕表示動作がされるとき、同時
に出力複合映像信号にデコード禁止コードが挿入される
ようにすれば、字幕表示動作が行なわれなくなる。その
ため、複数のデコーダにおける字幕の挿入位置のずれに
よって画面が見づらくなるのを回避し得る。
【0013】第4の発明においては、入力複合映像信号
にデコード禁止コードが挿入されているときは、デコー
ド禁止コードを記録時または再生時に消去するため、再
生時の出力複合映像信号にはデコード禁止コードが挿入
されておらず、キャプションデータによる字幕表示が可
能となる。
にデコード禁止コードが挿入されているときは、デコー
ド禁止コードを記録時または再生時に消去するため、再
生時の出力複合映像信号にはデコード禁止コードが挿入
されておらず、キャプションデータによる字幕表示が可
能となる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照しながら、この発明の一実
施例について説明する。本例は、キャプションデコーダ
をVTRに内蔵したものである。
施例について説明する。本例は、キャプションデコーダ
をVTRに内蔵したものである。
【0015】まず、キャプションデータについて説明す
る。キャプションデータは、複合映像信号(NTSC方
式)の21H(第1フィールドの21H目)と284H
(第2フィールドの21H目)に挿入されている。現在
は、第1フィールドの21H(C1と呼ばれている)の
区間のみが使用されている。
る。キャプションデータは、複合映像信号(NTSC方
式)の21H(第1フィールドの21H目)と284H
(第2フィールドの21H目)に挿入されている。現在
は、第1フィールドの21H(C1と呼ばれている)の
区間のみが使用されている。
【0016】キャプションデータは、図9に示すよう
に、7周期(503KHz)のクロックランイン、スタ
ートコードおよび16ビットのNRZデータで構成さ
れ、1秒間に480ビットのデータが伝送される。同図
において、HDは水平同期信号、SCはカラーバースト
信号である。
に、7周期(503KHz)のクロックランイン、スタ
ートコードおよび16ビットのNRZデータで構成さ
れ、1秒間に480ビットのデータが伝送される。同図
において、HDは水平同期信号、SCはカラーバースト
信号である。
【0017】クロックランインはデータコードを解読す
るための同期信号であり、このクロックランインとデー
タコードとは位相が同期している。クロックランインの
後には、論理レベル“0”が2ビット分あり、その後に
は論理レベル“1”のスタートビットが連続しており、
スタートコードが構成されている。16ビットのNRZ
データは、図10に示すように、7ビットのアスキーコ
ードb1〜b7と1ビットのパリティコードPの組み合
せが2組で構成されている。同図において、Sはスター
トビットを示している。データビットは、表示する文字
のコードの他に、画面上の表示位置や文字の色等その他
の種々の情報をコード化したものである。
るための同期信号であり、このクロックランインとデー
タコードとは位相が同期している。クロックランインの
後には、論理レベル“0”が2ビット分あり、その後に
は論理レベル“1”のスタートビットが連続しており、
スタートコードが構成されている。16ビットのNRZ
データは、図10に示すように、7ビットのアスキーコ
ードb1〜b7と1ビットのパリティコードPの組み合
せが2組で構成されている。同図において、Sはスター
トビットを示している。データビットは、表示する文字
のコードの他に、画面上の表示位置や文字の色等その他
の種々の情報をコード化したものである。
【0018】次に、図11を使用してキャプションデコ
ーダの一例を説明する。
ーダの一例を説明する。
【0019】同図において、入力端子11に供給される
映像信号SVinはクランプ回路12に供給され、例えば
シンクチップレベルあるいはフロントポーチレベルにて
クランプされる。クランプ回路12より出力される映像
信号は、合成器13に供給されると共に、データスライ
サ16に供給される。
映像信号SVinはクランプ回路12に供給され、例えば
シンクチップレベルあるいはフロントポーチレベルにて
クランプされる。クランプ回路12より出力される映像
信号は、合成器13に供給されると共に、データスライ
サ16に供給される。
【0020】また、クランプ回路12より出力される映
像信号は同期分離回路22に供給される。分離回路22
で分離される水平、垂直の同期信号H,Vはタイミング
発生器23に供給される。
像信号は同期分離回路22に供給される。分離回路22
で分離される水平、垂直の同期信号H,Vはタイミング
発生器23に供給される。
【0021】また、クランプ回路12より出力される映
像信号はクロック発生器24に供給される。クロック発
生器24からは、映像信号SVinにキャプションデータ
が多重化されているとき、クロックランインに周波数お
よび位相が一致したクロックCLKが出力される。クロ
ック発生器24より出力されるクロックCLKは、タイ
ミング発生器23に供給される。
像信号はクロック発生器24に供給される。クロック発
生器24からは、映像信号SVinにキャプションデータ
が多重化されているとき、クロックランインに周波数お
よび位相が一致したクロックCLKが出力される。クロ
ック発生器24より出力されるクロックCLKは、タイ
ミング発生器23に供給される。
【0022】タイミング発生器23では16ビットのN
RZデータを抽出するキードパルスKPが形成され、こ
のキードパルスKPはデータスライサ16に供給され
る。映像信SVinの21Hにキャプションデータが多重
化されているとき、データスライサ16からは16ビッ
トのNRZデータが抽出されて出力される。
RZデータを抽出するキードパルスKPが形成され、こ
のキードパルスKPはデータスライサ16に供給され
る。映像信SVinの21Hにキャプションデータが多重
化されているとき、データスライサ16からは16ビッ
トのNRZデータが抽出されて出力される。
【0023】データスライサ16で抽出される16ビッ
トのNRZデータはデータデコーダ17で復調された後
にマイコン20に供給され、字幕データとしてRAM2
1に格納される。この場合、例えば文章の切れ目ごとの
ように所定フレームを単位として画面に字幕が表示され
るため、RAM21にはその単位を1単位として字幕デ
ータが格納される。なお、データデコーダ17およびマ
イコン20にクロックCLKが供給される。
トのNRZデータはデータデコーダ17で復調された後
にマイコン20に供給され、字幕データとしてRAM2
1に格納される。この場合、例えば文章の切れ目ごとの
ように所定フレームを単位として画面に字幕が表示され
るため、RAM21にはその単位を1単位として字幕デ
ータが格納される。なお、データデコーダ17およびマ
イコン20にクロックCLKが供給される。
【0024】マイコン20にはキャラクタROM25が
接続されており、このキャラクタROM25はアスキー
コードをキャラクタデータ(ドットデータ)に変換する
ために使用される。
接続されており、このキャラクタROM25はアスキー
コードをキャラクタデータ(ドットデータ)に変換する
ために使用される。
【0025】マイコン20より出力されるキャラクタデ
ータDCはスーパインポーズ制御回路27に供給され
る。制御回路27には、タイミング発生器23より同期
信号H,Vが供給されると共に、クロック発生器24よ
りクロックCLKが供給される。さらに、マイコン20
より制御回路27には画面の表示位置を示す制御信号が
供給される。制御回路27からは画面の表示位置のタイ
ミングでキャラクタデータDCに応じたスーパインポー
ズ信号SIが出力され、この信号SIは合成器13に供
給される。
ータDCはスーパインポーズ制御回路27に供給され
る。制御回路27には、タイミング発生器23より同期
信号H,Vが供給されると共に、クロック発生器24よ
りクロックCLKが供給される。さらに、マイコン20
より制御回路27には画面の表示位置を示す制御信号が
供給される。制御回路27からは画面の表示位置のタイ
ミングでキャラクタデータDCに応じたスーパインポー
ズ信号SIが出力され、この信号SIは合成器13に供
給される。
【0026】以上の構成において、入力端子11に供給
される映像信号SVinにキャプションデータが多重化さ
れているときは、制御回路27よりスーパインポーズ信
号SIが出力されて合成器13でクランプ回路12より
出力される映像信号と合成され、その合成信号が出力端
子14に映像信号SVoutとして導出される。この映像
信号SVoutを例えばテレビ受像機に供給することによ
り、画面上の所定位置に字幕表示が行なわれる。
される映像信号SVinにキャプションデータが多重化さ
れているときは、制御回路27よりスーパインポーズ信
号SIが出力されて合成器13でクランプ回路12より
出力される映像信号と合成され、その合成信号が出力端
子14に映像信号SVoutとして導出される。この映像
信号SVoutを例えばテレビ受像機に供給することによ
り、画面上の所定位置に字幕表示が行なわれる。
【0027】一方、映像信号SVinにキャプションデー
タが多重化されていないときは、制御回路27よりスー
パインポーズ信号SIが出力されないため、クランプ回
路12より出力される映像信号が出力端子14に映像信
号SVoutとして導出される。
タが多重化されていないときは、制御回路27よりスー
パインポーズ信号SIが出力されないため、クランプ回
路12より出力される映像信号が出力端子14に映像信
号SVoutとして導出される。
【0028】なお、マイコン20には端子29より字幕
表示オンオフ信号SON/OFFが供給される。上述せずも、
映像信号SVinにキャプションデータが多重化されてい
ても、オンオフ信号SON/OFFによって字幕表示がオンと
されないときは、上述したように制御回路27よりスー
パインポーズ信号SIは出力されず、字幕表示は行なわ
れない。
表示オンオフ信号SON/OFFが供給される。上述せずも、
映像信号SVinにキャプションデータが多重化されてい
ても、オンオフ信号SON/OFFによって字幕表示がオンと
されないときは、上述したように制御回路27よりスー
パインポーズ信号SIは出力されず、字幕表示は行なわ
れない。
【0029】図1は一実施例の構成を示すブロック図で
ある。本例はVTRに内蔵された例であり、同図におい
て一点鎖線はVTR51を示している。
ある。本例はVTRに内蔵された例であり、同図におい
て一点鎖線はVTR51を示している。
【0030】図1において、入力端子1には、内蔵チュ
ーナ(図示せず)より出力される複合映像信号または磁
気テープより再生される複合映像信号が供給される。入
力端子1に供給される複合映像信号SVはクランプ回路
2に供給され、例えばシンクチップレベルあるいはフロ
ントポーチレベルにてクランプされる。
ーナ(図示せず)より出力される複合映像信号または磁
気テープより再生される複合映像信号が供給される。入
力端子1に供給される複合映像信号SVはクランプ回路
2に供給され、例えばシンクチップレベルあるいはフロ
ントポーチレベルにてクランプされる。
【0031】クランプ回路2より出力される映像信号
は、記録系(図示せず)、キャプションデコーダ10お
よび切換スイッチ3のa側の固定端子に供給される。記
録系では、入力端子1に供給される映像信号SV(内蔵
チューナの出力)にキャプションデータが多重化されて
いてもそのままの状態で記録される。
は、記録系(図示せず)、キャプションデコーダ10お
よび切換スイッチ3のa側の固定端子に供給される。記
録系では、入力端子1に供給される映像信号SV(内蔵
チューナの出力)にキャプションデータが多重化されて
いてもそのままの状態で記録される。
【0032】キャプションデコーダ10は、例えば上述
例(図11参照)と同様の構成とされている。入力され
る映像信号にキャプションデータが多重化されていると
きは、その映像信号に字幕表示のためのスーパインポー
ズ信号が合成されて出力される。キャプションデコーダ
10より出力される映像信号は切換スイッチ4のa側の
固定端子に供給される。
例(図11参照)と同様の構成とされている。入力され
る映像信号にキャプションデータが多重化されていると
きは、その映像信号に字幕表示のためのスーパインポー
ズ信号が合成されて出力される。キャプションデコーダ
10より出力される映像信号は切換スイッチ4のa側の
固定端子に供給される。
【0033】切換スイッチ3のb側の固定端子には、ク
ランプ回路2でクランプした映像信号のフロントポーチ
部分のDC値と等しい電圧Vbが供給される。切換スイ
ッチ3の出力信号は切換スイッチ4のb側の固定端子に
供給される。そして、切換スイッチ4の出力信号は出力
端子7に導出される。
ランプ回路2でクランプした映像信号のフロントポーチ
部分のDC値と等しい電圧Vbが供給される。切換スイ
ッチ3の出力信号は切換スイッチ4のb側の固定端子に
供給される。そして、切換スイッチ4の出力信号は出力
端子7に導出される。
【0034】また、クランプ回路2より出力される映像
信号は同期分離回路5に供給され、分離される水平、垂
直の同期信号H,Vはタイミング発生器6に供給され
る。タイミング発生器6には、キャプションデコーダ1
0より字幕表示オンオフ信号SON/OFF(図11参照)も
供給される。
信号は同期分離回路5に供給され、分離される水平、垂
直の同期信号H,Vはタイミング発生器6に供給され
る。タイミング発生器6には、キャプションデコーダ1
0より字幕表示オンオフ信号SON/OFF(図11参照)も
供給される。
【0035】上述した切換スイッチ3,4には、タイミ
ング発生器6より切換制御信号SW1,SW2が供給さ
れる。キャプションデコーダ10で字幕表示動作が行な
われないとき、切換スイッチ3はa側に接続されたまま
とされ、切換スイッチ4はb側に接続されたままとされ
る。
ング発生器6より切換制御信号SW1,SW2が供給さ
れる。キャプションデコーダ10で字幕表示動作が行な
われないとき、切換スイッチ3はa側に接続されたまま
とされ、切換スイッチ4はb側に接続されたままとされ
る。
【0036】一方、キャプションデコーダ10で字幕表
示動作が行なわれるとき、切換スイッチ3は21Hに多
重化されるキャプションデータ(クロックランイン〜N
RZデータ)に対応する期間はb側に接続されると共
に、その他の期間はa側に接続され(図2Bに図示)、
切換スイッチ4は21Hはb側に接続されると共に、そ
の他の期間はa側に接続される。
示動作が行なわれるとき、切換スイッチ3は21Hに多
重化されるキャプションデータ(クロックランイン〜N
RZデータ)に対応する期間はb側に接続されると共
に、その他の期間はa側に接続され(図2Bに図示)、
切換スイッチ4は21Hはb側に接続されると共に、そ
の他の期間はa側に接続される。
【0037】以上の構成において、入力端子1に供給さ
れる映像信号SVの21Hにキャプションデータが多重
化されており(図2Aに図示)、キャプションデコーダ
10で字幕表示動作が行なわれるとき、キャプションデ
ータに対応する期間だけ切換スイッチ3はb側に接続さ
れ、21Hの期間だけ切換スイッチ4はb側に接続され
る。そのため、切換スイッチ4からは字幕表示のための
スーパインポーズ信号SIが合成されると共に、図2C
に示すようにキャプションデータが電圧Vb(フロント
ポーチレベル)に変換されてキャプションデータが消去
された映像信号が出力される。
れる映像信号SVの21Hにキャプションデータが多重
化されており(図2Aに図示)、キャプションデコーダ
10で字幕表示動作が行なわれるとき、キャプションデ
ータに対応する期間だけ切換スイッチ3はb側に接続さ
れ、21Hの期間だけ切換スイッチ4はb側に接続され
る。そのため、切換スイッチ4からは字幕表示のための
スーパインポーズ信号SIが合成されると共に、図2C
に示すようにキャプションデータが電圧Vb(フロント
ポーチレベル)に変換されてキャプションデータが消去
された映像信号が出力される。
【0038】一方、キャプションデコーダ10で字幕表
示動作が行なわれないとき、切換スイッチ3はa側に、
切換スイッチ4はb側に接続されたままとされ、入力端
子1に供給される映像信号SVが出端子にそのまま出力
される。そのため、映像信号SVの21Hにキャプショ
ンデータが多重化されているときは、出力端子7に出力
される映像信号の21Hにもキャプションデータが多重
化されている。
示動作が行なわれないとき、切換スイッチ3はa側に、
切換スイッチ4はb側に接続されたままとされ、入力端
子1に供給される映像信号SVが出端子にそのまま出力
される。そのため、映像信号SVの21Hにキャプショ
ンデータが多重化されているときは、出力端子7に出力
される映像信号の21Hにもキャプションデータが多重
化されている。
【0039】本例によれば、VTR51のキャプション
デコーダ10で字幕表示動作が行なわれるとき、出力端
子7よりテレビ受像機52に供給される映像信号はキャ
プションデータが消去されたものとなり、テレビ受像機
52のキャプションデコーダ(図示せず)では字幕表示
動作が行なわれることがない。そのため、VTR51と
テレビ受像機52のキャプションデコーダにおける字幕
の挿入位置のずれによって画面が見づらくなるというこ
とがなくなる。
デコーダ10で字幕表示動作が行なわれるとき、出力端
子7よりテレビ受像機52に供給される映像信号はキャ
プションデータが消去されたものとなり、テレビ受像機
52のキャプションデコーダ(図示せず)では字幕表示
動作が行なわれることがない。そのため、VTR51と
テレビ受像機52のキャプションデコーダにおける字幕
の挿入位置のずれによって画面が見づらくなるというこ
とがなくなる。
【0040】次に、図3を参照しながらこの発明の他の
実施例について説明する。図3において、図1と対応す
る部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
実施例について説明する。図3において、図1と対応す
る部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0041】本例において、クランプ回路2より出力さ
れる映像信号は切換スイッチ8のa側の固定端子に供給
される。切換スイッチ8のb側の固定端子には、クラン
プ回路2でクランプした映像信号のフロントポーチ部分
のDC値と等しい電圧Vbが供給される。切換スイッチ
8のc側の固定端子には、クランプ回路2でクランプし
た映像信号のスタートビットSのDC値と等しい電圧V
cが供給される。切換スイッチ8の出力信号は切換スイ
ッチ4のb側の固定端子に供給される。
れる映像信号は切換スイッチ8のa側の固定端子に供給
される。切換スイッチ8のb側の固定端子には、クラン
プ回路2でクランプした映像信号のフロントポーチ部分
のDC値と等しい電圧Vbが供給される。切換スイッチ
8のc側の固定端子には、クランプ回路2でクランプし
た映像信号のスタートビットSのDC値と等しい電圧V
cが供給される。切換スイッチ8の出力信号は切換スイ
ッチ4のb側の固定端子に供給される。
【0042】切換スイッチ8には、タイミング発生器6
より切換制御信号SW3が供給される。キャプションデ
コーダ10で字幕表示動作が行なわれないとき、切換ス
イッチ8はa側に接続されたままとされる。
より切換制御信号SW3が供給される。キャプションデ
コーダ10で字幕表示動作が行なわれないとき、切換ス
イッチ8はa側に接続されたままとされる。
【0043】一方、キャプションデコーダ10で字幕表
示動作が行なわれるとき、21Hに多重化されるキャプ
ションデータ(クロックランイン〜NRZデータ)のN
RZデータを構成するアスキーコードb1〜b7に対応
する期間はb側に接続され、そのパリティビットPに対
応する期間はc側に接続され、その他の期間はa側に接
続される(図4Bに図示)。
示動作が行なわれるとき、21Hに多重化されるキャプ
ションデータ(クロックランイン〜NRZデータ)のN
RZデータを構成するアスキーコードb1〜b7に対応
する期間はb側に接続され、そのパリティビットPに対
応する期間はc側に接続され、その他の期間はa側に接
続される(図4Bに図示)。
【0044】本例は以上のように構成され、その他は図
1の例と同様に構成される。以上のの構成において、入
力端子1に供給される映像信号SVの21Hにキャプシ
ョンデータが多重化されており(図4Aに図示)、キャ
プションデコーダ10で字幕表示動作が行なわれると
き、切換スイッチ8はキャプションデータのNRZデー
タを構成するアスキーコードに対応する期間だけb側に
接続され、そのパリティビットに対応する期間だけc側
に接続される。そのため、切換スイッチ4からは字幕表
示のためのスーパインポーズ信号SIが合成されると共
に、図4Cに示すようにキャプションデータのNRZデ
ータがキャプションデータを伝送していないときの無効
コードに変換された映像信号が出力される。
1の例と同様に構成される。以上のの構成において、入
力端子1に供給される映像信号SVの21Hにキャプシ
ョンデータが多重化されており(図4Aに図示)、キャ
プションデコーダ10で字幕表示動作が行なわれると
き、切換スイッチ8はキャプションデータのNRZデー
タを構成するアスキーコードに対応する期間だけb側に
接続され、そのパリティビットに対応する期間だけc側
に接続される。そのため、切換スイッチ4からは字幕表
示のためのスーパインポーズ信号SIが合成されると共
に、図4Cに示すようにキャプションデータのNRZデ
ータがキャプションデータを伝送していないときの無効
コードに変換された映像信号が出力される。
【0045】一方、キャプションデコーダ10で字幕表
示動作が行なわれないとき、切換スイッチ8はa側に、
切換スイッチ4はb側に接続されたままとされ、入力端
子1に供給される映像信号SVが出端子にそのまま出力
される。そのため、映像信号SVの21Hにキャプショ
ンデータが多重化されているときは、出力端子7に出力
される映像信号の21Hにもキャプションデータが多重
化されている。
示動作が行なわれないとき、切換スイッチ8はa側に、
切換スイッチ4はb側に接続されたままとされ、入力端
子1に供給される映像信号SVが出端子にそのまま出力
される。そのため、映像信号SVの21Hにキャプショ
ンデータが多重化されているときは、出力端子7に出力
される映像信号の21Hにもキャプションデータが多重
化されている。
【0046】本例によれば、VTR51のキャプション
デコーダ10で字幕表示動作が行なわれるとき、出力端
子7よりテレビ受像機52に供給される映像信号はキャ
プションデータのNRZデータが無効データに変換され
たものとなり、テレビ受像機52のキャプションデコー
ダ(図示せず)では字幕表示動作が行なわれることがな
い。そのため、VTR51とテレビ受像機52のキャプ
ションデコーダにおける字幕の挿入位置のずれによって
画面が見づらくなるということがなくなる。
デコーダ10で字幕表示動作が行なわれるとき、出力端
子7よりテレビ受像機52に供給される映像信号はキャ
プションデータのNRZデータが無効データに変換され
たものとなり、テレビ受像機52のキャプションデコー
ダ(図示せず)では字幕表示動作が行なわれることがな
い。そのため、VTR51とテレビ受像機52のキャプ
ションデコーダにおける字幕の挿入位置のずれによって
画面が見づらくなるということがなくなる。
【0047】なお、図3の例においては、アスキーコー
ドを「00」(16進数)の無効コードに変換するよう
にしたものであるが、アスキーコードで無効コードは、
「00」〜「07」,「18〜20」(16進数)であ
るので、このようなコードに変換するようにしてもよ
い。
ドを「00」(16進数)の無効コードに変換するよう
にしたものであるが、アスキーコードで無効コードは、
「00」〜「07」,「18〜20」(16進数)であ
るので、このようなコードに変換するようにしてもよ
い。
【0048】次に、図5を参照しながら、この発明のさ
らに他の実施例について説明する。本例においては、キ
ャプションデコーダ10で字幕表示動作が行なわれると
きは、284H(C2)にデコード禁止コードが挿入さ
れて出力されるものである。図5において、図3と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。
らに他の実施例について説明する。本例においては、キ
ャプションデコーダ10で字幕表示動作が行なわれると
きは、284H(C2)にデコード禁止コードが挿入さ
れて出力されるものである。図5において、図3と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。
【0049】図7は284Hの規格を示しており、28
4Hの前半部には9ビットの疑似基準フレームコードが
ある。9ビットの領域に、スタートビット(1ビッ
ト)、データ(7ビット)およびパリティビット(1ビ
ット)の9ビットを挿入できる。本例においては、キャ
プションデコーダ10で字幕表示動作が行なわれるとき
は、デコード禁止コードとして割り当てられたコード
(8ビット、パリティビットも含む)が挿入される。
4Hの前半部には9ビットの疑似基準フレームコードが
ある。9ビットの領域に、スタートビット(1ビッ
ト)、データ(7ビット)およびパリティビット(1ビ
ット)の9ビットを挿入できる。本例においては、キャ
プションデコーダ10で字幕表示動作が行なわれるとき
は、デコード禁止コードとして割り当てられたコード
(8ビット、パリティビットも含む)が挿入される。
【0050】本例において、同期分離回路5で分離され
る水平同期信号Hはクロック発生器9に供給される。ク
ロック発生器9では、503KHz(32fh)のクロ
ックCLK形成される。fhは水平周波数である。クロ
ックCLKは、284Hの9ビットのフレームコードの
各ビットに同期したものとなる。
る水平同期信号Hはクロック発生器9に供給される。ク
ロック発生器9では、503KHz(32fh)のクロ
ックCLK形成される。fhは水平周波数である。クロ
ックCLKは、284Hの9ビットのフレームコードの
各ビットに同期したものとなる。
【0051】クロック発生器9にはタイミング発生器6
よりタイミング信号が供給され(図6Bに図示)、上述
した9ビットの領域の第1〜第9のビット期間に対応し
てクロックCLKが出力され(同図Cに図示)、シフト
レジスタ15に供給される。シフトレジスタ15には、
キャプションデコーダ10で字幕表示動作が行なわれる
ときは、スタートビット(1ビットで論理“1”)と、
パリティビット(1ビット)を含めた8ビットのデコー
ド禁止コードCIがロードされ、これがクロックCLK
に同期して順次出力されて切換スイッチ8に供給され
る。切換スイッチ8にはタイミング発生器6より切換制
御信号も供給される。
よりタイミング信号が供給され(図6Bに図示)、上述
した9ビットの領域の第1〜第9のビット期間に対応し
てクロックCLKが出力され(同図Cに図示)、シフト
レジスタ15に供給される。シフトレジスタ15には、
キャプションデコーダ10で字幕表示動作が行なわれる
ときは、スタートビット(1ビットで論理“1”)と、
パリティビット(1ビット)を含めた8ビットのデコー
ド禁止コードCIがロードされ、これがクロックCLK
に同期して順次出力されて切換スイッチ8に供給され
る。切換スイッチ8にはタイミング発生器6より切換制
御信号も供給される。
【0052】キャプションデコーダ10で字幕表示動作
が行なわれないとき、切換スイッチ8はa側に接続され
たままとされる。
が行なわれないとき、切換スイッチ8はa側に接続され
たままとされる。
【0053】一方、キャプションデコーダ10で字幕表
示動作が行なわれるとき、284Hの9ビットの領域以
外の期間はa側に接続され、9ビットの領域の第1〜第
9のビット期間はシフトレジスタ15より出力されるス
タートビットとデコード禁止コードCIに応じてb側ま
たはc側に接続される。すなわち、論理レベル“0”に
対応してb側に接続され、論理レベル“1”に対応して
c側に接続される。
示動作が行なわれるとき、284Hの9ビットの領域以
外の期間はa側に接続され、9ビットの領域の第1〜第
9のビット期間はシフトレジスタ15より出力されるス
タートビットとデコード禁止コードCIに応じてb側ま
たはc側に接続される。すなわち、論理レベル“0”に
対応してb側に接続され、論理レベル“1”に対応して
c側に接続される。
【0054】また、キャプションデコーダ10で字幕表
示動作が行なわれるとき、切換スイッチ4は、284H
の期間はb側に接続されると共に、その他の期間はa側
に接続される。
示動作が行なわれるとき、切換スイッチ4は、284H
の期間はb側に接続されると共に、その他の期間はa側
に接続される。
【0055】本例は以上のように構成され、その他は図
3の例と同様に構成される。以上のの構成において、入
力端子1に供給される映像信号SVの21Hにキャプシ
ョンデータが多重化されており、キャプションデコーダ
10で字幕表示動作が行なわれるとき、284Hで切換
スイッチ8からは、上述した9ビットの領域にスタート
ビット(1ビット)およびデコード禁止コード(8ビッ
ト)が挿入された映像信号が出力される(図6Dに図
示)。同図Aは、切換スイッチ8に入力される284H
の映像信号を示している。
3の例と同様に構成される。以上のの構成において、入
力端子1に供給される映像信号SVの21Hにキャプシ
ョンデータが多重化されており、キャプションデコーダ
10で字幕表示動作が行なわれるとき、284Hで切換
スイッチ8からは、上述した9ビットの領域にスタート
ビット(1ビット)およびデコード禁止コード(8ビッ
ト)が挿入された映像信号が出力される(図6Dに図
示)。同図Aは、切換スイッチ8に入力される284H
の映像信号を示している。
【0056】上述したように284Hでは切換スイッチ
4がb側に接続されるため、切換スイッチ4からは字幕
表示のためのスーパインポーズ信号SIが合成されると
共に、284Hにデコード禁止コードが挿入された映像
信号が出力される。なお、21Hにはキャプションデー
タが多重化されたままである。
4がb側に接続されるため、切換スイッチ4からは字幕
表示のためのスーパインポーズ信号SIが合成されると
共に、284Hにデコード禁止コードが挿入された映像
信号が出力される。なお、21Hにはキャプションデー
タが多重化されたままである。
【0057】一方、キャプションデコーダ10で字幕表
示動作が行なわれないとき、切換スイッチ8はa側に、
切換スイッチ4はb側に接続されたままとされ、入力端
子1に供給される映像信号SVが出力端子にそのまま出
力される。そのため、映像信号SVの21Hにキャプシ
ョンデータが多重化されているときは、出力端子7に出
力される映像信号の21Hにキャプションデータが多重
化され、しかも284Hにデコード禁止コードが挿入さ
れていないものとなる。
示動作が行なわれないとき、切換スイッチ8はa側に、
切換スイッチ4はb側に接続されたままとされ、入力端
子1に供給される映像信号SVが出力端子にそのまま出
力される。そのため、映像信号SVの21Hにキャプシ
ョンデータが多重化されているときは、出力端子7に出
力される映像信号の21Hにキャプションデータが多重
化され、しかも284Hにデコード禁止コードが挿入さ
れていないものとなる。
【0058】本例によれば、VTR51のキャプション
デコーダ10で字幕表示動作が行なわれるとき、出力端
子7よりテレビ受像機52に供給される映像信号の28
4Hにはデコード禁止コードが挿入されたものとなる。
そのため、テレビ受像機52のキャプションデコーダ
(図示せず)がデコード禁止コードを検出し、字幕表示
動作をしないように構成されていれば、VTR51とテ
レビ受像機52のキャプションデコーダにおける字幕の
挿入位置のずれによって画面が見づらくなるということ
がなくなる。
デコーダ10で字幕表示動作が行なわれるとき、出力端
子7よりテレビ受像機52に供給される映像信号の28
4Hにはデコード禁止コードが挿入されたものとなる。
そのため、テレビ受像機52のキャプションデコーダ
(図示せず)がデコード禁止コードを検出し、字幕表示
動作をしないように構成されていれば、VTR51とテ
レビ受像機52のキャプションデコーダにおける字幕の
挿入位置のずれによって画面が見づらくなるということ
がなくなる。
【0059】図8は、この場合のテレビ受像機のキャプ
ションデコーダの動作を示すフローチャートである。
ションデコーダの動作を示すフローチャートである。
【0060】まず、C1(21H)にキャプションデー
タが多重化されているか否か判断する(ステップ3
1)。キャプションデータがあるときはデコード動作を
する(ステップ32)。そして、テキスト終了のコード
があるか否か判断し(ステップ33)、テキスト終了の
コードがあるまでデコード動作をする。
タが多重化されているか否か判断する(ステップ3
1)。キャプションデータがあるときはデコード動作を
する(ステップ32)。そして、テキスト終了のコード
があるか否か判断し(ステップ33)、テキスト終了の
コードがあるまでデコード動作をする。
【0061】ステップ33でテキスト終了コードがある
ときは、C2(284H)にデコード禁止コードがある
か否か判断する(ステップ34)。デコード禁止コード
がないときは映像信号にスーパインポーズ信号SIを合
成して字幕表示動作をする(ステップ35)。そして、
パワーオフであるか否か判断し(ステップ36)、パワ
ーオフでないときはステップ31に戻り、パワーオフで
あるときは動作を停止する。
ときは、C2(284H)にデコード禁止コードがある
か否か判断する(ステップ34)。デコード禁止コード
がないときは映像信号にスーパインポーズ信号SIを合
成して字幕表示動作をする(ステップ35)。そして、
パワーオフであるか否か判断し(ステップ36)、パワ
ーオフでないときはステップ31に戻り、パワーオフで
あるときは動作を停止する。
【0062】ステップ31でキャプションデータがない
とき、あるいはステップ34でデコード禁止コードがあ
るときは、字幕表示動作をせずにステップ36に進む。
とき、あるいはステップ34でデコード禁止コードがあ
るときは、字幕表示動作をせずにステップ36に進む。
【0063】なお、上述実施例とは異なるが、284H
にデコード禁止コードが挿入された映像信号が入力され
るVTR等の記録再生装置で、記録時または再生時にデ
コード禁止コードを消去できるように構成すれば、後段
のキャプションデコーダで字幕表示動作を行なわせるこ
とができる。
にデコード禁止コードが挿入された映像信号が入力され
るVTR等の記録再生装置で、記録時または再生時にデ
コード禁止コードを消去できるように構成すれば、後段
のキャプションデコーダで字幕表示動作を行なわせるこ
とができる。
【0064】また、上述実施例とは異なるが、ある映像
機器に内蔵されたキャプションデコーダで字幕表示動作
が行なわれる場合は、そのデコーダから他の映像機器に
対してデコード動作を禁止させるコードを発生させるよ
うにしてもよい。例えば、データバスD2Bにコードを
割り当てる等である。
機器に内蔵されたキャプションデコーダで字幕表示動作
が行なわれる場合は、そのデコーダから他の映像機器に
対してデコード動作を禁止させるコードを発生させるよ
うにしてもよい。例えば、データバスD2Bにコードを
割り当てる等である。
【0065】
【発明の効果】第1の発明によれば、キャプションデコ
ーダで字幕表示動作をするときは、多重化されているキ
ャプションデータを消去または無効コードに変換した複
合映像信号を出力するので、以降に接続されるデコーダ
では字幕表示動作が行なわれなくなり、複数のデコーダ
における字幕の挿入位置のずれによって画面が見づらく
なることを良好に回避できる。
ーダで字幕表示動作をするときは、多重化されているキ
ャプションデータを消去または無効コードに変換した複
合映像信号を出力するので、以降に接続されるデコーダ
では字幕表示動作が行なわれなくなり、複数のデコーダ
における字幕の挿入位置のずれによって画面が見づらく
なることを良好に回避できる。
【0066】第2の発明によれば、キャプションデコー
ダで字幕表示動作をするときは、キャプションデータが
多重化された複合映像信号にデコード禁止コードを挿入
して出力するので、以降に接続されるデコーダでは字幕
表示動作が行なわれなくなり、複数のデコーダにおける
字幕の挿入位置のずれによって画面が見づらくなること
を良好に回避できる。
ダで字幕表示動作をするときは、キャプションデータが
多重化された複合映像信号にデコード禁止コードを挿入
して出力するので、以降に接続されるデコーダでは字幕
表示動作が行なわれなくなり、複数のデコーダにおける
字幕の挿入位置のずれによって画面が見づらくなること
を良好に回避できる。
【0067】第3の発明によれば、入力複合映像信号に
デコード禁止コードが挿入されているときは、そのデコ
ード禁止コードを検出して字幕表示動作を停止するの
で、前段のデコーダで字幕表示動作がされるとき、出力
複合映像信号にデコード禁止コードが挿入されるように
すれば字幕表示動作が行なわれなくなり、複数のデコー
ダにおける字幕の挿入位置のずれによって画面が見づら
くなることを良好に回避できる。
デコード禁止コードが挿入されているときは、そのデコ
ード禁止コードを検出して字幕表示動作を停止するの
で、前段のデコーダで字幕表示動作がされるとき、出力
複合映像信号にデコード禁止コードが挿入されるように
すれば字幕表示動作が行なわれなくなり、複数のデコー
ダにおける字幕の挿入位置のずれによって画面が見づら
くなることを良好に回避できる。
【0068】第4の発明によれば、入力複合映像信号に
デコード禁止コードが挿入されているときは、デコード
禁止コードを記録時または再生時に消去するため、再生
時の出力複合映像信号にはデコード禁止コードが挿入さ
れておらず、キャプションデータによる字幕表示をする
ことができる。
デコード禁止コードが挿入されているときは、デコード
禁止コードを記録時または再生時に消去するため、再生
時の出力複合映像信号にはデコード禁止コードが挿入さ
れておらず、キャプションデータによる字幕表示をする
ことができる。
【図1】実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の例の動作を説明するための図である。
【図3】他の実施例の構成を示すブロック図である。
【図4】図3の例の動作を説明するための図である。
【図5】他の実施例の構成を示すブロック図である。
【図6】図5の例の動作を説明するための図である。
【図7】284Hの規格を示す図である。
【図8】キャプションデコーダの動作を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図9】キャプションデータを説明するための図であ
る。
る。
【図10】NRZデータの内容を示す図である。
【図11】キャプションデコーダの構成を示すブロック
図である。
図である。
【図12】映像システムの一例を示すブロック図であ
る。
る。
1 入力端子 2 クランプ回路 3,4,8 切換スイッチ 5 同期分離回路 6 タイミング発生器 7 出力端子 9 クロック発生器 10 キャプションデコーダ 15 シフトレジスタ 51 VTR 52 テレビ受像機
Claims (4)
- 【請求項1】 複合映像信号に多重化されたキャプショ
ンデータに基づいて字幕表示動作をするキャプションデ
コーダを備え、 上記デコーダで字幕表示動作をするときは、上記キャプ
ションデータを消去または無効コードに変換した複合映
像信号を出力することを特徴とするキャプションデコー
ダ装置。 - 【請求項2】 複合映像信号に多重化されたキャプショ
ンデータに基づいて字幕表示動作をするキャプションデ
コーダを備え、 上記デコーダで字幕表示動作をするときは、上記キャプ
ションデータが多重化された複合映像信号にデコード禁
止コードを挿入して出力することを特徴とするキャプシ
ョンデコーダ装置。 - 【請求項3】 複合映像信号に多重化されたキャプショ
ンデータに基づいて文字表示動作をするキャプションデ
コーダにおいて、 入力される上記複合映像信号にデコード禁止コードが挿
入されているときは、そのデコード禁止コードを検出し
て上記字幕表示動作を停止することを特徴とするキャプ
ションデコーダ。 - 【請求項4】 複合映像信号に多重化されたキャプショ
ンデータに基づいて字幕表示動作をするキャプションデ
コーダを備える映像記録再生装置において、 入力される上記複合映像信号にデコード禁止コードが挿
入されているときは、このデコード禁止コードを記録時
または再生時に消去することを特徴とする映像記録再生
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4014051A JPH05207434A (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | キャプションデコーダ、キャプションデコーダ装置および映像記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4014051A JPH05207434A (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | キャプションデコーダ、キャプションデコーダ装置および映像記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05207434A true JPH05207434A (ja) | 1993-08-13 |
Family
ID=11850298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4014051A Pending JPH05207434A (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | キャプションデコーダ、キャプションデコーダ装置および映像記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05207434A (ja) |
-
1992
- 1992-01-29 JP JP4014051A patent/JPH05207434A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR960004578B1 (ko) | 동기 시스템 | |
US5541663A (en) | Character display circuit and method for superimposing character code during blanking period of video signal | |
JP3986614B2 (ja) | 同期誤りを修正する方法及び装置 | |
JPH05207434A (ja) | キャプションデコーダ、キャプションデコーダ装置および映像記録再生装置 | |
JP3048779B2 (ja) | キャプションデコーダ装置 | |
KR100284970B1 (ko) | 프레임 영상으로 녹화하는 방식이 첨가된 화면분할기 | |
JPH07288785A (ja) | クローズドキャプション放送受信装置 | |
KR20070006240A (ko) | 디스플레이장치 및 그 신호처리방법 | |
JP3573166B2 (ja) | テレビジョン受信装置およびテレビジョン受信システム | |
JP3114260B2 (ja) | 字幕スーパー表示制御回路 | |
KR100300945B1 (ko) | 시디-지재생화면과외부영상과의오버레이장치 | |
JP3734306B2 (ja) | カラーエンコーダ | |
JPH11225296A (ja) | 映像表示制御装置 | |
JPH05191788A (ja) | 符号化情報表示装置 | |
JPH08171382A (ja) | 映像表示装置 | |
KR100229625B1 (ko) | 선택적 방송정보신호 표시장치 및 표시방법 | |
JP2000350219A (ja) | テレビジョン受像機 | |
JPH0278384A (ja) | 文字情報信号挿入装置並びに文字情報信号挿入方法及び重ね書き用記録系 | |
JPH04373284A (ja) | 文字放送デコーダ | |
JP4644348B2 (ja) | 表示装置 | |
KR100214626B1 (ko) | 티브이 시스템의 정보 편집 장치 및 자기 진단 장치 | |
KR0116334Y1 (ko) | 텔리텍스트 테이타 기록이 가능한 영상기록 재생장치 | |
JP3291438B2 (ja) | Vtr | |
JPH0746551A (ja) | 文字表示回路及び文字表示方法 | |
JP2000253352A (ja) | ビデオテープ複製防止用信号挿入解除装置 |